1 原子力科学研究所監視設備の維持管理業務等に係る労働者派遣契約 仕様書 １．目 的 本仕様書は、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構（以下「機構」という。）原子力科学 研究所（以下、「原科研」という。）の監視設備の維持管理業務等に係る補助業務に従事する労働 者の派遣について定めたものである。 ２．業務内容 当該派遣労働者の主な業務内容は以下のとおりとする。 2.1 中央警報ステーション等の管理、放射性物質の運搬、教育等に係る補助業務【派遣労働者Ⅰ】 (1) 中央警報ステーション（ＣＡＳ）の管理補助業務 ① ＣＡＳ施設の管理に係る実施状況報告書の作成及び取り纏め作業 ② 常時立入者証の作成に係る業務 ③ ＣＡＳ常時立入者に対する教育の実施に係る業務 ④ ＣＡＳにおける管理に係る規定上必要な業務 ⑤ 請負警備員責任者への警備業務に係る情報周知 (2) ＣＡＳ施設内及び施設周辺の保安措置に係る補助業務 ① 施設内監視室及び計算機室の整理、物品類の管理作業 ② 立入制限区域内及び境界フェンス周辺樹木等の補修対応 (3) 各監視対象施設の管理・取り纏め補助業務 ① 各監視対象施設に係る実施状況報告書の取り纏め作業 ② 請負警備員に対する教育の実施、訓練記録の作成業務 ③ 当該業務に係る規定の変更認可申請に必要な書類の作成業務 ④ 当該業務の規定等に係る委員会の開催に係る資料の作成業務 ⑤ 当該業務の規定等に係る委員会及び担当者連絡会の開催に係る調整業務 ⑥ 当該業務に係る関係者への周知資料の作成、情報の周知及び報告依頼業務 ⑦ 当該管理業務に係る規定、下部要領の改正等に係る回議書の起案に必要な書類の 作成業務 ⑧ 各施設担当者への管理に係る情報の周知及び報告依頼 (4) 放射性物質の運搬に係る資料の取り纏め補助業務 ① 放射性物質の運搬に係る文書の確認 ② 放射性物質の運搬に係る報告書の作成業務 (5) 監視対象施設等に係る工事及び作業現場状況確認補助業務 ① 作業前のリスクアセスメント及び KY 活動シートの作成、確認、実施 ② 現場作業における管理体制表、作業手順、作業要領等の確認及び安全確保 (6) 原子力科学研究所周辺監視区域内の保安措置に係る補助業務 ① 周辺区域境界フェンス及び周辺樹木等の補修対応 ② 構内出入管理に係る業務（北門、正門、南門及び南通用門） (7) その他関連業務 ① 課内会議、部内での会議、関連業者等の意見交換会、定期連絡会への出席 ② 関連業者等との業務打合せへの出席 ③ 機構、部内及び課内で開催する必要な講習会、教育訓練への出席 ④ 議事録、メモ等の作成、周知 ⑤ 品質保証活動への参加、安全衛生管理活動への参加等、業務遂行上必要とされる活動 への参加 ⑥ その他監視設備等の更新に係る補助業務
2 2.2 監視設備等の更新、出入管理システムの運用等に係る補助業務【派遣労働者Ⅱ】 (1) ＣＡＳ監視システムの更新及びデジタル無線機の更新作業に係る出入管理補助業務 ① 立入許可願いの受付・処理業務 ② 人の出入管理及び物品の搬出入手続き ③ 人の入域に伴う金属探知機を使用しての持物検査 ④ 物品の搬出入に係る目視での数量確認 ⑤ 対象施設内作業に伴う現場立会い（不正行為防止のための監視） ⑥ 各種鍵の貸与手続き (2) ＣＡＳ監視システムの更新及びデジタル無線機の更新作業に係る教育・訓練の補助業務 ① 請負業者作業員に対する教育・訓練の資料準備及び実施日調整 ② 請負業者作業員に対する教育の実施、教育・訓練記録の作成 (3) ＣＡＳ監視システムの更新及びデジタル無線機の更新作業に係る工程調整補助業務 ① 作業対象施設担当者及び作業受注業者間との工程調整 ② 関係者への工程通知（E メールによる） (4) ＣＡＳ監視システムの更新及びデジタル無線機の更新作業に係る補助業務 ① 作業前のリスクアセスメント及び KY 活動シートの作成、確認、実施 ② 現場作業における管理体制表、作業手順、要領等の確認及び安全確保 ③ ＣＡＳ及びその他監視対象施設の立入許可願いの作成及び施設への提出 ④ 指定登録依頼書の作成及び手続き ⑤ 関係業者等の入構登録手続き ⑥ 施設及び構内物品搬出入に係る手続き (5) 立入制限区域出入管理システムの運用補助業務 ① ＣＡＳ立入制限区域出入管理システムの運用管理業務 ② ＣＡＳ常時立入者及び施設警備員に対する出入管理業務（登録、管理、抹消） ③ 出入管理システムに係る教育訓練の実施 (6) 個人の信頼性確認制度対応に係る整備補助業務 ① 検査機器類の購入、整備の実施 ② 検査場所の環境整備の実施 ③ 検査制度整備に向けた関連資料作成の実施 (7) ＣＡＳ施設内及び施設周辺の保安措置に係る補助業務 ① 施設内監視室及び計算機室の整理、物品類の管理作業 ② 立入制限区域内及び境界フェンス周辺樹木等の補修対応 (8) その他関連業務 ① 課内会議、部内での会議、関連業者等の意見交換会、定期連絡会への出席 ② 関連業者等との業務打合せへの出席 ③ 機構、部内及び課内で開催する必要な講習会、教育訓練への出席 ④ 議事録、メモ等の作成、周知 ⑤ 品質保証活動への参加、安全衛生管理活動への参加等、業務遂行上必要とされる活動 への参加 ⑥ その他監視設備等の更新に係る補助業務 2.3 監視設備等の維持管理に係る補助業務【派遣労働者Ⅲ】 (1) ＣＡＳ監視システムの更新及びその他監視設備関連作業に係る作業前補助業務 ① ＣＡＳ及びその他監視対象施設の立入許可願いの作成及び施設への提出 ② 指定登録依頼書の作成及び手続き ③ 放射線作業連絡票の作成及び施設への提出 ④ 関係業者等の入構登録手続き ⑤ 構内物品搬出入に係る手続き
3 (2) ＣＡＳ監視システムの更新及びその他監視設備関連作業に係る現場状況確認補助業務 ① 作業前のリスクアセスメント及びＫＹ活動シートの作成、確認、実施 ② 現場作業における管理体制表、作業手順、要領等の確認及び安全確保 ③ 作業に伴う監視設備等の操作・確認作業への補助 ④ 作業に必要となる監視設備関連盤用鍵の借用手続き (3) 監視設備・機器等の故障等の不具合発生に伴う対応への補助業務 ① 故障等の不具合に対する原因究明への補助 ② ＣＡＳ及び各施設側における復旧作業への補助 (4) 監視設備等・機器履歴台帳の整備補助業務 ① ＣＡＳ監視システムの更新において新設した設備及び機器に係る設備・機器履歴台帳の作 成 ② 更新及び修理した設備・機器について設備・機器履歴台帳への反映 (5) ＣＡＳ監視システムの更新及び監視設備等の維持管理上必要な補助業務 ① 情報管理に係る文書登録及び管理に係る補助 ② 監視設備等の情報システムセキュリティに係る調査、資料作成、対策の実施に係る補助 ③ ＣＡＳ監視システムの更新及び監視設備等の維持管理に係る文書作成 ④ 監視設備等に使用している機器の予備品の補充・管理及び機器製造状況の情報収集 ⑤ 監視設備等の維持管理に係る文書及び帳票の分類整理及びファイリング業務（能率的な事 務処理を図るために総合的かつ系統的な分類に従ってする、文書の整理・保管及び専門的 な知識、技術又は経験を必要とするファイリング） (6) その他関連業務 ① 課内会議、部内での会議、関連業者等の意見交換会、定期連絡会への出席 ② 関連業者等との業務打合せへの出席 ③ 機構、部内及び課内で開催する必要な講習会、教育訓練への出席 ④ 議事録、メモ等の作成、周知 ⑤ 品質保証活動への参加、安全衛生管理活動への参加等、業務遂行上必要とされる活動 への参加 ３．派遣労働者の要件等 派遣労働者の要件については、以下に掲げるものとする。 （1）技術的要件 ①派遣労働者【Ⅰ】 ・業務に必要なOA 機器のオペレーション、ワード、エクセル、パワーポイント、アウト ルック等の各種アプリケーションソフトの操作ができること。 ・原子力施設の警備業務等に係る業務に 2 年間以上の実務経験があること。 ・原子力施設の監視に係る情報管理ができること。 ②派遣労働者【Ⅱ】 ・業務に必要なOA 機器のオペレーション、ワード、エクセル、パワーポイント、アウト ルック等の各種アプリケーションソフトの操作ができること。 ・原子力施設の警備業務等に係る業務に 2 年間以上の実務経験があること。 ・原子力施設の監視に係る情報管理ができること。 ③派遣労働者【Ⅲ】 ・業務に必要なOA 機器のオペレーション、ワード、エクセル、パワーポイント、アウト ルック等の各種アプリケーションソフトの操作ができること。 ・原子力施設のＣＡＳに於いて監視システムの操作、または点検・保守に係る業務に 2 年 間以上の実務経験があること。 ・管理区域内における実務経験を有していること。 ・原子力施設の監視に係る情報管理ができること。
4 （2）業務遂行にあたり派遣労働者が具備すべき条件 ・比較的高度な作業を滞りなく迅速に処理できること。 ・特定の専門知識や経験に基づき、作業上の特殊な条件変化に対応できること。 （3）派遣労働者の条件 ・派遣労働者を「無期雇用派遣労働者に限定する」 ４．組織単位 原子力科学研究所 保安管理部 核物質管理課 ５．就業場所 （1）派遣労働者【Ⅰ】 （住所）茨城県那珂郡東海村大字白方 2 番地４ 日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所 保安管理部 核物質管理課 その他、指揮命令者と事前に定めた場所 TEL：029-282-5993 （2）派遣労働者【Ⅱ】 日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所 保安管理部 核物質管理課 その他、指揮命令者と事前に定めた場所 TEL：029-282-5993 （3）派遣労働者【Ⅲ】 日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所 工務技術部 工作技術課 その他、指揮命令者と事前に定めた場所 TEL：029-282-5219 ６．指揮命令者 日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所 保安管理部核物質管理課長 TEL：029-282-5993 ７．派遣期間 平成３１年４月１日から平成３２年３月３１日まで ８．就業日 土曜日、日曜日、国民の祝日、年末年始（１２月２９日～１月３日）及び当機構が指定する 日（以下「休日」という。）を除く毎日。 ただし、当機構の業務の都合により、休日労働を行わせることがある。 なお、休日労働の対価は、契約書別紙に基づき支払う。 ９．就業時間及び休憩時間 （1）就業時間９時から１７時３０分まで （2）休憩時間１２時から１３時まで ただし、当機構の業務の都合により、就業時間外労働を行わせることができる。 また、機構が業務に支障がないと認めた場合は就業時間を変更することができる。 なお、就業時間外の労働の対価は、契約書別紙に基づき支払う。 また、指揮命令者は派遣元へ事前に適用の可否を確認するものとする。 10．派遣先責任者 日本原子力研究開発機構 人事部 副主幹
5 11．派遣人員 ３名 12．業務終了の確認 機構が定める就業状況報告により本仕様書の定める業務の終了を確認する。 13．提出書類 （部数：次の提出先に各１部、提出先：「指揮命令者」及び「派遣先責任者」） (1) 労働者派遣事業許可証（契約後） (2) 派遣元の時間外休日勤務協定書（契約後） (3) 派遣元責任者の所属、氏名、電話番号（契約後） (4) 派遣労働者の氏名等を明らかにした労働者派遣通知書（契約後） (5) 派遣労働者の社会保険、雇用保険の被保険者資格の取得を証する書類（契約後） ※届出日付又は取得日付を含む。 (6) その他必要となる書類 14．情報管理について 派遣元及びその派遣労働者は、本契約業務の遂行において知り得た秘密及び個人情報を漏洩 してはならない。本契約期間終了後も同様とする。派遣労働者へは、秘密取扱に係る確認書への 同意を求める。 また、派遣元は、その派遣労働者（その職を退いた後も含む。）が本契約業務の遂行におい て知り得た秘密及び個人情報を漏洩しない為の組織体制の基に、派遣労働者に対してはその旨の 教育訓練を実施し、遵守状況の監督・その他必要な監督を行える情報管理ができること。これら の資料を提出すること。 15．グリーン購入法の推進 (1)本契約において、グリーン購入法（国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律）に 適用する環境物品（事務用品、ＯＡ機器等）が発生する場合は、これを採用するものとする。 (2)本仕様に定める提出図書（納入印刷物）については、グリーン購入法の基本方針に定める「紙 類」の基準を満たしたものであること。 16．特記事項 (1) 当機構の業務の都合により出張等を命ずることがある。この場合の出張旅費等については、 契約書別紙に定める費用を当機構が負担する。 (2) ＣＡＳ施設に従事している際に、非常事態が発生した場合は、施設管理者等の指示に従う ものとする。 17．その他 (1) 本仕様書に定めのない事項に関しては、別途協議の上決定する。 以 上
