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Quantitative detection and phylogeny-based indetification of mycoplasmas and ureaplasmas from human immunodeficiency virus type 1-positive patients

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Academic year: 2021

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Title

Quantitative detection and phylogeny-based indetification of

mycoplasmas and ureaplasmas from human immunodeficiency

virus type 1-positive patients( 内容の要旨(Summary) )

Author(s)

橋本, 修

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学)甲 第670号

Issue Date

2006-03-25

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/14462

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏 名(本籍) 学位の種類 学位授与番号 学位授与日付 学位授与の要件 学位論文題目 審 査 委 員 橋 本 修(群馬県) 博 士(医学) 甲第 670 号 平成18 年 3 月 25 日 学位規則第4条第1項該当

Quantitative Detection and Phy]ogeny-BasedIdentification of

Mycoplasmas and UreapLasmas from Humanlmmunodeficiency Virus Typel-Positive Patients (主査)教授 出 口 隆 (副査)教授 北 島 康 雄 教授 渡 連 邦 友 論文内容の要旨 目的 Mycoplasmasおよびureaplasmasは,非淋菌・非クラミジアの尿道炎起因菌の性感染症(STD)の一つとし て注目されている。また,myCOPlasmaに属するMjbrTnentanS,MgenitaliuTn,Mpenetrans,Mpirumは, HIV_1感染からAIDS発症への関与が示唆されている。本研究はSTDのハイリスク群であるHIV-1感染者の男性 尿中からmycoplasmasおよびureaplasmasを迅速・特異的かつ定量的な検出法を確立するためにLightCyclerを 用いて検討し,さら.に増幅産物の塩基配列を解読し,既に報告されているmycoplasmasおよびureaplasmasと の遺伝子系統解析による菌種同定法について検討した。さらに,本邦におけるHIV-1感染者のmycoplasmas, ureaplasmas,淋菌,クラミジアの感染状況の検討を行った。 方法

(1)インホ,ムド・コンセントにより同意の得られたmen havingsex with men(MSM)を感染原因とする

183名の男性尿からのmycoplasmasおよびureaplasmasの検出について,下記の項目について検討した。(a) Mycoplasmasおよびureaplasmasの16SrRNAに共通のプライマーを使用し,LightCyclerよる定量検出法を 検討した。(b)HIV感染者尿のmycoplasmasおよびureaplasmasの検出を検討した。(c)陽性を認めた増幅産 物について塩基配列を解読し,遺伝子系統解析を行い,得られた系統樹からHIV-1感染者のmycoplasmasおよ びureaplasmasの菌種同定について検討した。

(2)同一検体から,淋菌・クラ主ジアの検出をAMPLICORCT/NGTest(Roche社)を用い,日本におけ

るHIV感染者のmycoplasmas,ureaplasmas,淋菌,クラミジアの感染状況について検討した。 結果 (1)本検討に用いたプライマーは,myCOplasmas(13菌種)とureaplasmas(2菌種)を特異的に増幅し,そ の融解温度(Tm値)は84.58℃∼87.070cの範囲であることが認められ,その検出感度は全ての菌種で1×101∼1 ×1080POies/mlを認めた。HIV-1感染者の男性尿(183検体)からは17検体(9.3%)で増幅が確認され,そのう ち2検体でTm値が2つのピークを認めた。検出されたDNA量は3.8×101∼7.2×103copies/mlであった。解読した 増幅産物の塩基配列について遺伝子系統解析を行った結果,単独で検出された菌種は〟.ge花豆αgよ昆mが2検体, 〟.んom玩壷が1検体そしてレ㍑reαr£とよc㍑mが12検体で同定された。また,Tm値が2つのピークを認めた検体か らは〟.ge几豆αJよ㍑mとjはん07乃よ花王sの混合および〟.んom玩克とひ㍑reαr£亡加mの混合がそれぞれ1検体ずつを認めた。 (2)183検体の同一検体における淋菌・クラミジアは,2検体(1.1%)から両菌種とも混合で検出され,いず れも〟.ge和正αJ£umが検出された検体であった。

(3)

ー89-考察 今回の研究で申請者は,LightCyclerを用いたmycoplasmas,ureaplasmasの定量検出法および遺伝子系統解 析による菌種の同定法を確立した。さらに,本方法により本邦におけるmycoplasmas,ureaplasmas,淋菌そ してクラミジアの感染状況をSTDハイリスク群であるHIV-1感染者の尿を対象として明らかとした。今回の結果 で得られたHIV-1感染者と報告されている非HIV-1感染者のmycoplasmasまたはureaplasmasの検出に有意な差 は認められず,AIDS発症へのコファクターとする結果は得られなかった。さらに,淋菌・クラミジアの検出率 も予想に反し低い検出率であった。しかしながら,肱ge花豆αJ£㍑mが検出された3検体中2検体において淋菌・ク ラミジアが検出された。これらのことから,HIV-1感染原因が異性間ではなくMSMという特殊な経路であるこ とが結果に反映されたと考えられる。 結語 LightCyclerを用いてのmycoplasmasおよびureaplasmasの共通プライマーによる定量検出法は迅速性に優れ, さらに遺伝子系続解析による同定法は,培養法が確立されていないmycoplasmasおよびureaplasmasの同定法 として有用な方法と考えられる。さらに本研究は,臨床的,疫学的なmycoplasmasおよびureaplasmas検出方 法として貢献できると考えられる。 論文審査の結果の要旨 申請者 橋本修は,培養困難なmycoplasmasおよびureaplasmasを遺伝子レベルで定量的に検出し,かっ菌 種の同定を可能とする検出系を開発し,それを用いて本邦における男性HIV-1感染者の尿路性器における mycoplasmasおよびureaplasmasの感染状況を明らかにした。本研究の成果は,myCOplasmasおよび ureaplasmasの検出系を確立するとともに,HIV-1感染症におけるそれら細菌の関与を検討する手段を提供する ものであり,泌尿器科学及び性感染症学の進歩に少なからず寄与するものと認められる。 [主論文公表誌]

Quantitative Detection and Phylogeny-BasedIdentification of Mycoplasmas and Ureaplasmas from HumanImmunodeficiency Virus Typel-Positive Patients

JournalofInfection and Chemotherapy12,25-30(2006).

参照

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