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ここに特許が

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Academic year: 2021

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ここに特許が

経時変化による色ずれを防ぐカラーブラウン管

シャドーマスク方式のカラーブラウン管において,電子レン クリソト′ ズを形成する格子のまわりを金属板でシールドし,経時変化に よる色ずれを防止したのが本特許であり,実用新案として昭和 43年公告された。この内客を次に説明する。 カラーブラウン管は,3本の電子銃から発する3本のビーム が,けい光面を形成する赤緑青の各けい光体ドットにピタりと 合うことによって,鮮明な画面が作られる。ビームの方向が曲 がって決められたけい光体ドットに合わないと,色がずれて画 がきたなくなる。従来のカラーブラウン管は,最初画面がピタ リと合うように調整しておいても,時間がたつにつれて,色ず れが起こり,今度はその時点で画面を合わせておく と,翌日ま たスイッチを入れたときに画面がずれているという現象があっ た。これが経時変化による色ずれである。その原因を種々研究 した結果,電子銃の第3グリッドと第4グリッドの間のガラス の内壁に問題があることがわかった。この内壁が,スイッチを 入れて時間がたつにつれ,電荷を生じ,それにひっぱられてビ ームの方向が外側に曲がってしまい,色ずれを起こすのである。 この内壁の影響を防ぐため,第3グリッドの上部と第4グリッ ドのまわりを,導電性金属板でシールドしたのが本考案である。 写真はこのシールド板をつけた電子銃を示す。これによって, ガラス内壁に電荷の蓄積を生じることがなくなり,したがって 経時変化による色ずれはほとんど防止されるようになった。金 属板でシールドする代わりに,ガラス内壁にカーボンを塗って も同じ効果はあるが,カーボンの粉末が飛んでアークを発する ことがあり,シールド板を採用したほうがよりよいのである。

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