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刊行にあたって

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Academic year: 2021

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刊行にあたって

山根和代

(立命館大学国際平和ミュージアム副館長)  国際平和ミュージアムではこれまで展示や講演会、シンポジウム開催などの活動を通して平和教 育を推進してきました。昨年英国コヴェントリー大学平和・和解研究センターのアラン・ハンター 教授は、キャンパスでの講演会で、平和研究に基づいた平和教育の重要性について指摘されました。 現在国際平和ミュージアムでは、「平和研究所」(仮称)設置を目指して平和研究にも力を入れよう としています。  昨年日本平和学会秋季大会が明治学院大学で開催された際、国際平和ミュージアム名誉館長の安 斎育郎氏によって、「日本平和学会と平和博物館の連携の可能性」という報告がなされました。ち ょうど安斎氏が日本平和学会平和賞を受賞された大会でしたが、今後平和研究者と平和博物館・平 和資料館がどのように提携・協力をしていったら良いのかについて考えさせられる良い機会となり ました。安斎氏の報告が今回の紀要に含まれています。また浦田賢治氏の論文など、平和研究で貴 重な課題が今号で取り上げられています。  国際平和ミュージアムでは平和研究を推進し、その成果を展示に活かして生徒や学生、地域社会 や国際社会へ積極的に発信することが求められています。幸い本学には数多くの国からの留学生が いますが、彼らの平和学の授業での研究発表は貴重です。ミュージアムでの展示や研究報告など授 業以外でも共有することができるでしょう。また様々な分野で研究している教員がいる中で、研究 成果を国際平和ミュージアムの展示やシンポジウムなどの活動を通して、学校、地域、海外へ発信 していくことが可能でしょう。  今年は9月19日から22日に韓国のノグンリ平和記念館において、第8回国際平和博物館会議が開 催されます。過去に2度日本で国際平和博物館会議を開催することに尽力した国際平和ミュージア ムの経験をもとに、この国際会議は、「平和研究所」(仮称)の設置を目指している国際平和ミュー ジアムにとりましても、平和研究に基づいた平和教育について学び、交流する良い機会となること でしょう。

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