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障害児保育の専門性の向上を目指した研修型コンサルテーションに関する基礎的研究 : 一自治体の事例研究を通して

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帝塚山大学現代生活学部紀要 第 9号 93 ∼103 (2013)

障害児保育 の専門性 の向上を 目指し た

研修型 コンサルテ ーショ ンに関す る基礎的研究

一 一自治体の事例研究を通して

A Preliminary Study on Consultation for Improvement in the Specialty

of Daycare for Children with Disabilities

Focus on case study of

a local government

宏史

Hirofumi Tsuru

要  旨

本 研 究 で は、 中 核 市 で 実 施 し た障 害 児 保 育 研 修 を 対 象 に し、 保 育 上 が 学 び たい こ と、 研 修 時 期 と 研 修 内 容 の 適 切 さ、 研 修 後 に 学 ん だ こ と を 明 らか に し、 効 果 的 な 研 修 型 コ ンサ ルテ ー ショ ンの お り 方 を 検討 す る こ と を 目 的 とす る。 研 修 は3 回 ( 講 演1 回、 事 例 検討2 回 ) 実 施 し た。 ア ンケ ー ト の 結 果、 研 修 の 内 容 は、 お お む ね担 当 者 の 保 育 に 有 効 と 考 え られ た。 具 体 的 に は、 書 く こ と に よ る保 育 の 省 察、 事 例 検 討 に よ る 保 育 上 同 士 の 学 び 合 い に よ る保 育 実 践 の 深 化 で あ る。 課 題 と し て、 デ ィ スカ ッ ショ ンの 進 め 方 ・ まと め 方、 自 治 体 の 保 育 方 針 と の 研 修 内 容 の 整 合 性 が 挙 げ ら れ た。 学 び たい 内 容 は 事 前 事 後 の ア ン ケ ート の 結 果、 ず れが 生 じ て お り、 個 々 の 事 例 へ の 対 応 の 仕 方 が 課 題 と し て 残 っ た。 今 後 の 研 究 課 題 と し て、 継 続 的 な 研 究 を 行 う こ と、 研 修 型 コ ン サ ルテ ー ショ ンの 効 果 の 明 確 化、 研 修 内 容 の 保 育 実 践 へ の 位 置 づ け の あ り 方 の 明 確 化 が 挙 げ られ た。

キ ー ワ ー ド

保 育 所  障 害 児 保 育  研 修  コ ンサ ル テ ー ショ ン

1。 研究の背景と目的

保 育 所 に お け る障 害 児 保 育 は、 ]。970年 頃 か ら始 め ら れ、 ]。974年 に 児 童家 庭 局 通 知 と し て 「 障 害 児 保 育 事 業 要 領 」 が 出 さ れ て以 降 、 そ の動 き が徐 々 に 進 ん で い っ た。 そ の 後 は、 数 度 の 改 定 な ど を 経 て 、 現 在 は 厚生 労 働 省 が2007 年 に 改 正 通 知 し た 厂保育 対 策 等 促 進 事 業 の実 施 に つ い て] に 基 づ い て、 保育 所 障害 児受 入 促 進 事業 な ど が 実 施 さ れ て い る。 厚 生 労 働省 に よ れ ば、2008 年 に お い て 、7260 ヶ所 の 保 育 所 に お い て、 ]。0719名 の 障 害 の あ る 子 ど もが 保 育 さ れて い る( 厚 生 労 働 省 雇 用 均 等 ・ 児 童家 庭 局 保 育 課 ) 几 ま た、 障 害 の 診 断 を 受 け て い な い 子 ど もや 、 厂気 に な る子 ど も]2)と し て 認 識 さ れ て い る子 ど もを 含 め る と、 前 述 し た 数 を 上 回 る子 ど もが 保 育 所 に在 籍 し 、 何 らか の 支 援 が 必 要 で あ ると 予 想 さ れ る。 こ の よ う状 況 の 中 で 、 障 害 の あ る子 ど もを 担 当 し 、 保 育 上 、 様 々 な 悩 みや 問 題 に 直 面 す る保 育

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上 は多 く 、 障 害 児 保 育 に 関 す る情 報 や 具 体 的 な 手 立 て を 求 め て い る こ と が 指 摘 さ れて い る( 例 え ば 、 遠 藤 ・ 徳 出、1995 ; 荻 原 、2009) 。 保 育 上 の 困 難 を 解 決 す るに あ た って は、 多 く の 保 育 所 が 、 保 育 所 内 で の 話 し 合 い や 園 内 研 修 な ど を 通 し て 、 保 育 上 が 自 らの 保 育 の 専 門 性 を 深 め 、 発 揮 し な が ら、 職 員 集 団 で 協 力 し て 状 況 の 改 善 を 図 って い ると 思 わ れ る。 一 方 で 、 外 部 の 専 門 職 か らの 支 援 を 切 実 に 求 め て い るこ と が 期 待 さ れて い る( 例 え ば 、 浜 谷 、2006) 。 外 部 の 専 門 職 か らの 支 援 と は、 具 体 的 に は巡 回 相 談 や 研 修 ( 派 遣 研 修 や 外 部 講 師 を 招 い て の 研 修 ) で あ る。 こ れ らの 外 部 の 専 門 職 か ら保 育 上 へ の 支 援 を 、 コ ンサ ル テ ー ショ ンと 捉 え るこ と が で き る。 浜 谷(2002) は、 保 育 頷 域 に お け る コ ンサ ル テ ー シ ョ ン に つ い て 、 保 育 上 を 支 援 す る こと で 、子 ど も に対 し て 間接 的支 援 を 行 う こ と だ と 述 べ て い る。 さ ら に、その 支 援 機 能 に つ い て 、 ①保 育 方 針 の 作 成 、 ② 障 害 な ど の 理 解 、 ③ 保 育 意 欲 、 ④ 保 育 成 果 の 評 価 、 ⑤ 協 力 連 携 、 ⑥ ク ラ ス の 他 児 へ の 保 育 で あ るこ と を 明 らか に し た( 浜 谷 、2005) 。 コ ン サ ル テ ー ショ ン は、 ① 特 定 の 事 例 に 焦点 を 当 て る 匚問 題 解 決型 ]、 ② 複 数 の コ ンサ ル ダ ン デ ィ に 対 す る 研 修 を 行 う 匚研 修 型 ]、 ③ 組 織 へ の 援 助 的 介 入 を 行 う 匚シス テ ム 介入 型 ] の3 つ に 分 類 で き る( 岩 隈、1999) 。 巡 回 相 談 は、 問 題 解 決 型 コ ン サ ル テ ー シ ョ ンに 該 当 す る が、 こ の 立 場 か ら巡 回 相 談 を 捉 え る研 究 は比 較 的 多 か っ た( 鶴、2012 を 参 照 )。 現 実 的 に も、各 自 治 体 に よ っ て 巡 回 相 談 の 回 数 や 内 容 、 形 態 が 異 な る が、 巡 回 相 談 の実 施 は、 保 育 所 か らの 期 待 が 大 きい だ け で な く 、 保 育 上 か ら も高 い 評 価 を 得 て い るこ と が明 ら かに な って い る( 全 障 研 障 害 乳 幼 児 施 策 全 国 実 態 調 査 委 員 会 、2001 ; 浜 谷、2005) 。 一 方 で 、 保 育 現 場 の実 態 を 踏 まえ た場 合 、 巡 回 相 談 を 受 け るよ り も多 く の 保 育 所 で 参 加 や 利 用 し や す い の は、保育 所 の代 表 ]。、2名 が 参 加 す る研 修 ( 派 遣 研 修 ) で あ る と指 摘 か お る( 藤 崎・ 木 原 、 2005) 。 し か し、 こ の よ う な 研 修 を コ ン サ ル テ ー ショ ンと し て 捉 え た研 究 は少 な い。 藤 崎 と 木 原 (2005) は、 一 つ の 自 治 体 を 対 象 に 、 保 育 実 践 事 例 検討 と 実 践 交 流 を 中 心 とし た 研 修 を 行 い 、 研 修 型 コ ン サル テ ー ショ ンが 保 育 上 と 心 理 専 門 職 の 互 恵 的 な 学 び、 参 加 し た 保 育 上 同 士 の 学 びの 寄 与 す る こ と を 明 ら か に し て い る。 ま た、 佐 藤(2005) は、 一 つ の自 治 体 を 対 象 に、 巡 回 相 談 と 研 修 ( 公 開 保 育 に よ る相 互 研 修 ) を 組 み合 わせ たプ ロ グ ラ ムを 実 施 し 、 保 育 上 の 技 術 向 上 に 寄 与 し たこ と を 明 らか に し て い る。 そ し て 、 こ れ らの 先 行 研 究 か ら は、 単 発 の 研 修 は 、 そ の 場 限 り の 啓 蒙 活 動 に な り か ねな い こ と 、 日 々 の 保 育 の 向 上 に つ な が り に く い こ と も指 摘 さ れ た。 本 研 究 で は、 初 め て 自 治 体主 催 で 実 施 し た 障 害 児 保 育 研 修 を 対 象 に し、 そ こ に 参 加 し た 保 育 上 が、 研 修 で 何 を 学 び た い の か、 研 修 時 期 と 研 修 内 容 は 適 切 で あ っ た か、 研 修 後 は 何 を 学 ん だ か を 明 ら か に し 、 効 果 的 な 研 修 型 コ ンサ ル テ ー ショ ンの お り 方 を 検 討 す る こ と を 目 的 と す る 。

2。 方  法

(1) A市 にお け る 障 害児 保 育 の研 修 の 概 要 A市 は、 人 口 約50 万 人 の 中 核 市 で、 保 育 所 にお け る障 害 児保 育 の研 修 や 支 援 は、 巡 回 相 談 員 に よ る指 導 と、 各 保 育 所 で の 自主 研 修 で あ っ た。 こ れ に 加 え て 、2011 年 度 か ら は、 新 た に市 の 主 催 に よ る障 害 児 保 育 研 修 の 実 施 が 決 定 し、 筆 者 は、 こ の 研 修 の 講 師 お よ び 研 修 内 容 の 企 画 を 依 頼 さ れ た。 最 初 の 年 度 で あ る2011 年 度 は、3 回 の 研 修 を 実 施 し た。 参 加 の 仕 方 は、 基 本 的 に 公 立 保 育 所 は 全 施 設 参 加 と し、 民 間 保 育 所 は 希望 す る 施 設 と し た。 そ し て、 参 加 者 は、 各 保 育 所 の 障 害 児 担 当 の 保 育 士 ( 加 配 保 育 士) 一 名 と し た。

(3)

内 容 は表1 の 通 り で 、 そ れ ぞ れ の 研 修 時 間 は3 時 間 で あ っ た。 開 催 の時 期 は、 会 場 の 都 合 か ら す で に6 月、 ]。0月、 ]。2月 に 決 め ら れて い た。 第1 回 目 の 研 修 は全 体 の講 演 会 とし た。 そ し て、 第2 回 目 、 第3 回 目 の 研 修 は 事 例 検 討 会 と し て 位 置づ け、 大 阪 府 [ 待 井 ら、 ]。999)や 神戸 市3)で 行 わ れて い る研 修 を 参 考 に 、5∼7 名 の小 集 団 で 各 保 育 所 の事 例 を 検 討 す る ス タ イ ルを と っ た。こ れ は、 保 育 土 同 上 が 議 論 す るこ と に よ り 、 ① 具 体 的 な 保 育 の 強 化 点、・ 改 善 点 が 明 らか に し 、 保 育 実 践 に 生 か す こ と 、 ② 他 施 設 で の 実 践 の 情 報 を 収 集 し 、 自 分 の 保 育 実 践 に 生 か す こ と 、 ③ 同 じ 立 場 に あ る保 育 土 の 悩 みや 不 安 を 軽 減 す るこ と 、 を ね らい に し た ため で あ る 。 検 討 結 果 を 発 表 後 、 研 修 講 師 に よ る コメ ント や 指 導 を 行 っ た。 な お 、 事 例 検 討 会 に は 講 師 で あ る 筆 者 と、 公 立 保 育 所 所 長2 、 3名 が 参 加 し た が、 基 本 的 に は 発 言 し な い よ う に し た。 表1  研 修 の 概 要 回 ( 時 期) 内  容 具 体 的 内 容 第1 回 目 (6 月 下 旬 ) 講  演( 講義) 講 師 によ る講 義 。 具 体 的 な 内 容 は、障 害 の 捉 え 方、 子 ど も の ニ ー ズ の 捉 え 方 、 障 害 児 保 育 の基 本 、 援 助 の基 本 、 事 例 検 討 資 料 の 書 き 方 、 で あ る。 第2 回 目 (10 月 ) 事 例 検 討 各 施 設 か ら の事 例 を7 ∼8 名 の グ ル ープ で 検 討 し、 発 表。 そ の後 、 講 師 の コ メ ント 、 講 義 、 ビ デ オ視 聴 な ど を 行 う。 第3 回 目 (12 月 ) 事 例 検 討 第2 回 目 の形 態 に 準 じ る。 た だ し 、 第2 回 目 と同 じ 子 ど もを 事 例 で 取 り 上 げ た 場 合 は、 そ の変 化 を 記 載 し 、 発 表 す る よ う に し た。 事 例 検 討 資 料 の 様 式 は、 森(2011) を 参 考 に 筆 者 が 作 成 し た も の を 全 員 が 使 用 し た。 事 例 検 討 資 料 の 記 載 内 容 は、 子 ど もの 基 本 情 報、 保 育 を す る 上 で の 悩 み や 困 難 と そ れに 対 す る 保 育 士 の 対 応、 対 象 児 と 他 児 と の 関 係、 対 象 児 の う まく い って い る点、 保 育 所 で の 配 慮 や 援 助 の 工 夫、 で あ る。 (2) 調 査 の 概 要、 対 象、 分 析 方 法 ア ン ケ ート 調 査 を2 回実 施 し た。 ま ず、研 修 の2 ヶ 月 前 の ア ンケ ート で あ る( 以 下 、事 前 ア ンケ ー ト と 記 載) 。 こ の 内 容 は、参 加 者 の 保 育 経 験 年数 、障 害 児 保 育 の有 無 、研 修 で 学 び たい こ と で あ る。 も う一 つ の調 査 は、 全 て の 研 修 が 終了 し た2 ヶ月 後 の ア ン ケ ート で あ る( 以 下 、 事後 ア ンケ ート と 記 載) 。 こ の 内 容 は、各 研 修 の 理 解 度 、保 育 実 践 へ の 貢 献、開 催 時 期 の 適 切 さ、研 修 で 学 べ たこ と 、 研 修 へ の 要 望 で あ る 。 A市 内 の認 可 保 育 所61 園( 分 園 を 含 む) の う ち、障 害 児 保 育 研 修 に 参 加 し た の は、28園 で あ っ た。 本 研 究 で 分 析 の 対 象 と し た の は、23 園 の公 立 保 育 所 の 保 育 士 で あ る。 そ れぞ れ の ア ン ケ ー ト は、 A市 の 市 役 所 の 担当 部 署 を 経 由 し て 、 配 布 お よ び回 収を 行 っ た。 ア ンケ ート の 結 果 の 分 析 は、 単 純集 計、 ク ロ ス集 計 に よ っ て 行 う。

3。 結  果

事前 ア ンケート、 事後 アンケ ート、 いずれ も23園 にア ンケート を配布 し、23 枚の アンケ ート

が回収さ れた[回収率]。00

%)

(1) 事前アンケ ート

1) 経験年数、 障害児保育の経験の有無

(4)

経 験 年 数 は10 年 未 満 の 保 育 士 が 約80 % を 占 め て い た( 表2 参 照 )。 ま た、 経 験 年 数 ]。0年 以 上 の 保 育 上 は全 員 が障 害 児 保 育 の経 験を 有 し て い た。 な お、 こ こ で い う 障 害 児 保 育 の 経 験 と は、 加 配 保 育 上 の経 験 だ け で な く 、 ク ラ ス担 任 保 育 上 と し て 障 害 児 を 担 当 し た経 験 も含 ま れて い る。 2) 研 修 で 学 び た い こ と 研 修 で 学 び たい こ とを 、 ]。3項 目 中3 項 目 まで 選 択 し て も ら っ た。 こ の項 目 は、 森(2007) お よ び 佐 藤(2005) を 参 考 に 設 定 し た。 項 目 は、 障 害 や 疾 病 に つ い て 、 集 団 参 加 の 手 立 て 、 他 児 と の 関 係 を 広 げ る手 立 て、 保 育 上 と の 信 頼 関 係 を 築 く 手 立 て 、 言 葉 や コ ミュ ニ ケ ー ショ ンを 促 す 手 立 て 、 身 辺 自 立 を 促 す 手 立 て、 興 味 ・ 関 心 を 広 げ る た め の手 立 て 、 子 ど もの 不 器用 さ へ の 対 応 、 気 にな る行 動 ・ 困 っ た行 動 へ の対 応 、 保 護 者 へ の対 応 や 支 援 方 法 、 他 機 関 に関 す る情 報 や 連 携 の 方 法 、 進 級 や 進 学 に 関 す る考 え 方 や 情 報 、 そ の 他 、 で あ る。 結 果 は、 図1 に示 し た通 り ( 棒 グ ラフ の 白 色 部 分) だ が、 上 位3 項 目 を 挙 げ る と、 匚他児 と の 関 係 を 広 げ る手 立 て ] が23 名 中 ]。9名(82.6%) 、 匚集 団 参 加 の 手 立 て ] が11 名(47.8%) 、 匚気 に な る行 動 ・ 困 っ た行 動 へ の 対 応 ] が9 名(39.1%) で あ っ た。 表2  保 育 の 経 験 年 数 と 障 害 児 保 育 の 経 験 の 有 無 経 験 年 数 二 1 ∼5 年 6 ∼10 年 11 ∼15 年 16 ∼20 年 20 ∼25 年 25年 以 上 計 経 験 あ り

7 名 1 名 1 名 1 名 1 名 14 名 60.9% 経 験 な し 6 名 3 名 O 名 O 名 O 名 O 名 9 名 39.1% 計 9 名 39.1% 10 名 43.5% 1 名 4.3% 1 名 4.3% 1 名 4.3% 1 名 4.3% 23 名 100 % そ の 他 進 級 や 進 学 に 関 す る 考 え 方 や 情報 他 機 関 に 関 す る 情 報 や 連 携 の 方 法 仭 遭 を へ 冊斜 広 め 古 塔 蚩津 昌 ii 昌 亠亠亠 0 0 86% 口 学 ん だ こ と ( 妍 倥 後 ) ・ 学 び たい こ と ( 妍 憺 前 ) 30.4% .0% ㎜ XC j    l    l 気 に な る 行 動 ・ 困 っ た 行 動 へ の対 応 子 ど も の 不 器 用 さ へ の 対 応 興 味 ・ 関 心を 広 げ る た め の 手 立 て 身 辺 自 立 を 促 す 手 立 て 言 葉 やコミュ こヶ吋 幻を 促 す 手 立 て 保 育 士 と の 信 頼 関 係 を 築 く 手 立 て 他 児 と の 関 係 を 広 げ る 手 立 て 集 団 参 加 の手 立 て 障 害 や 疾 病 の 知 識 52.1% dり1 % % 86 % 86 % .0% | 00 % | 亠亠亠9 086% 113 叫 -.0% 12e 0.0% 160B % 二       ・ −y r lW 178% 37.8% 6 |    |    |    | 14 とj.4 ㎜ ㎜ 1 21.7% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40,0 % 50.0% 60.0% 70,0 % 80.0% 90.0 % 図1  研 修 前 に 学 び た い こ と 、 研 修 で 学 べ た こ と ( 割 合 )

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(2) 事 後 ア ン ケ ート 1) 開 催 時 期 各 回 の 研究 会 の 開 催 日 程 に つ い て 、「 も っ と早 い 方 が よ い 」「 こ の時 期 で 適 当 」「 も っ と 遅 い 方 がよ い 」 の い ず れか を 選 択 し て も ら っ た。 結 果 は表3 の通 り だが 、第1 回 目 の 研 修 の 開 催時 期 は、「 適当 」 が 最 も多 く、22名 中 ]。6名(72.2%) で あ っ た。 早 い 開 催 の希 望 者 は6 名(27.2%) で 、希 望 時 期 に4 月(2 名 )、5月(4 名 )を 挙 げ て い た。 第2 回 目 の 研 修 は、 最 も 多 い 回 答 が 「 早 い 方 が よ い」 で 、21 名 中 ]。3名(61.9%) 、 希 望 時 期 と し て6 月 (1 名 )、7 月 (2 名 )、8 月 (1 名 )、9 月 (6 名) で あ っ た。 第3 回 目 の 研 修 の 開 催 時 期 は、「 適 当 」 が 最 も多 く 、22名 中14 名(63.6%) で あ っ た。 次 い で 「 遅 い 方 が よ い 」 が5名(22.7%) で、 希望 時 期 は1 月 (1 名 )、2 月 (3 名 ) で あ っ た。 逆 に 「 早 い 方 が よ い 」 は3名(13.7%) お り、 希望 時 期 は10 月 (1 名 )、n 月 (2 名 ) で あ っ た。 2) 事 例 検 討 会 ( 第2 回 ・ 第3 回 ) の 時 間 配 分 に つ い て 第2 回 ・ 第3 回 の事 例 検 討 で の、 参 加 者 に よ る デ ィ ス カ ッ ショ ン と、 講 師 の コ メ ント ・ 講 義 の 時 間 配 分 に つ い て 、「 も っ と 短 い 方 が よ い 」「今 回 の 時 間 で 適 当 」「 も っ と 長 い 方 が よ い」 の い ず れ かを 選 択 し て も ら っ た。 結 果 は 表4 に示 す と お り 、 参 加 者 に よ る デ ィ ス カ ッ ショ ンは 、 最 も多 い 回 答 が 「 適 当 」 で23 名 中20 名 (87.0 % ) で あ っ た。 次 い で 「 短 い 方 が よ い 」 が2 名 (8.7% ) で、 希 望 す る時 間 と し て 60 分 (1 名)、 不 要 (1 名 ) で あ っ た。 講 師 の コメ ント へ の 最 も多 い 回 答 が 「 適 当 」 で 、23名 中 ]。9名(82.7%) で あ っ た。 次 い で 「 長 い 方 が よ い 」 が3 名 (13.0% ) で 、 希 望 時 間 に90 分 (2 名) を 挙 げ て い た。 表3  各 回 の 開 催 時 期 第1 回 (6月 ) | 第2 回(10 月 ) 第3回 (12 月 ) ① もっ と 早 い 方 が よ い

昌釧  J 談

絽 13.7% ② 適 当

J 犒 

|    

。犒

14 名 63.6% ③ もっ と 遅 い 方 が よ い

匸 

絽 22.7% 計

言 |  詛

22 名 100% 注 ; 回 答 者 は23名 で あ った が 、 無 記 入 の箇 所 が あ った た め 、 合 計 が23 に な って い な い。 表4  第2回 ・ 第3 回 の 時 間 配 分

、スザブ(90匸

气Uk竹筒⊇

① も っ と短 い 方 が よ い

携 |    言

② 今 回 の時 間 で 適 当

ぷ匸    丿竺

③ も っ と長 い 方 が よ い

ユ |   

統 |    統

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3) 研 究 会 の 内 容 : 第1[回目 ( 講 義) の 分 か り や す さ に つ い て 第1 回 目 ( 講 義) の 内 容 に つ い て、「 と て も 分 か り や す か っ た」「 分 か り や す か っ た 」「 少 し 難 し か っ た「 難 し か っ た」 の い ず れ か を 選 択 し て も ら っ た 。 最 も多 い 回 答 は 「 分 か り や す か っ た」 で23 名 中 ]。3名(56.5%) 、次 い で「 少 し難 し か っ た」 が5 名(21.7%) 、「 と て も分 か り や す か っ た」 が4 名(17.4%) 、「 難 し か っ た」 が1 名(4.3%) であ っ た。 4) 研 究 会 の 内 容 : 研 修 が そ の 後 の 保 育 に ど の 程 度 参 考 に な っ た か 研 修 が 、参 加 者 の そ の 後 の 保 育 に ど の 程 度 参 考 に な っ たか に つ い て 、「 と て も 参 考 に な っ た」「 参 考 に な っ た」「 あ ま り 参 考 に な らな か っ た」「 参 考 に な らな か っ た」 の い ず れ か を 選 択 し て もら っ た。 表5 に 示 す と お り 、 第1 回 目 の 最 も多 い 回 答 は「 参 考 に な っ た」 で23 名 中 ]。5名(65.2%) 、 次 い で 「 と て も参 考 に な った 」 で6 名(26.1%) で あ っ た。 第2 回 目 ・ 第3 回 目 に つ い て 、 事 例 検 討 の デ ィ ス カ ッ シ ョ ンは、 最 も多 い 回 答 は 「 と て も 参 考 に な っ た」 で ]。0名(43.5%) 、 次 い で 「 参 考 に な っ た」 が9 名(39.1%) で あ っ た。 ま た、 事 例 検 討 後 の 講 師 の コメ ント・ 講 義 は、 最 も多 い 回答 は 「 と て も 参 考 に な っ た」 で23 名 中6 名(26.1%) 、 次 い で 「 参 考 に な っ た」 が16 名(69.6%) で あ っ た。 表5  研 修 が そ の 後 の 保 育 の 参 考 と な っ た か 第1回( 講 義) 第2・3回 ( ディスカッション) 第2・3回 ( 講 師コメントなど) ① と て も 参 考 に な っ た 絽 27.3% 10 名 43.5% 絽 26.1% ② 参 考 に な っ た 15 名 68.2% 絽 39.1% 16 名 69.6% ③あ まり 参 考 に な ら な か っ た 1名 4.5% 絽 13.0% 1 名 4.3% ④ 参 考 に な ら な か っ た O名 O% 1 名 4.3% O 名 O% 計 22名 100% 23名 100% 23名 100% 5) 研 修 で 学 ん だ こ と 今 回 の 研 修 を 通 し て 学 ん だ こ と を、 事 前 ア ン ケ ート の 「 研 修 で 学 び たい こ と 」 と 同 じ 項 目 を 使 用 し 、 ]。3項 目 中3 項 目 を 選 択 し て も ら っ た。 結 果 は、 前 述 し た 図1 に 示 し た 通 り ( 棒 グ ラ フ の 白 色 部 分 ) だ が、上 位5 項 目を 挙 げ る と、他 児 と の 関 係を 広 げ る 手立 て(65.2%) 、気 に な る行 動・ 困 っ た行 動 へ の対 応(56.5%) 集 団 参 加 の手 立 て(52.1%) 、 障 害 や 疾 病 の知 識(43.7%) 、 保 護 者 へ の対 応 や 支 援 方 法(34.7%) で あ っ た。 6) 感 想、 意 見、 要 望 ( 自 由 記 述 ) 研 究 会 に 対 す る 感 想 、 意 見、 要 望 を 自 由 記 述 形 式 で 回 答 し て も ら っ た。 23名 中21 名 が 記 述 し て い た。 研 究 会 で 学 ん だ こ と や 満 足 し た こ と を 表6 に、 研 究 会 へ の 要望 や 不 満 足 な こ と を 表7 に、 そ れぞ れ参 加 者 の記 述 を ま と め た も のを 記 載 し た。

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表6  自 由 記 述 ; 研 修 で 学 ん だ こ と 、 満 足 し た こ と 分   類 内     容 研 修 全 体 ・ 今 回 のよ う な単 な る 講義 形 式 で な く、 保育 士 同 士 の デ ィ ス カ ッ シ ョ ン、 講 師 の アド バ イ ス と い う 形 式 が 毎 年 あ れば よ い。 ・ 研 究 会 で 勉 強 す る 場 を 設 け て もら い あ り か た か っ た。 ・ ど れ も保 育 に 活 か せ る こ と ば か り で 充 実 し た 研 究 会 だ っ た。 ・ 子 ど もに 合 わせ た 援 助 が 子 ど もの 成 長 に つ な が る と 思 っ た。 ・ 参 考 文 献 を 紹 介 し て もら え た ので 、 ど の本 を 読 ん で よ い か 分 か っ た。 講   演 ・ 全 体 会 で 障 害 に つ い て の 講 義 が あ っ て よ か っ た (2 名 )。 事 例 検 討 ・ 実 践 的 、 具 体 的 な 話 が で き た。 ・ 他 園 の 話 を 聞 き 、 保 育 の 参 考 に な っ た (9 名 )。 ・ 保 育 士 同 士 で 悩 みを 共 有 で き た (3 名 )。 ・ 他 の保 育 士 か ら アド バ イ スを もら え た (4 名 )。 ・ 自 分 の 保 育 を 話 す と 同 時 に 他 園 の 様 子 を 知 る こ と が で き た (7 名 )。 ・ 講 師 の コメ ント は 保 育 に 有 用 、 参 考 に な っ た (4 名 )。 ・ 障 害 に つ い て の 知 識 を 得 る こ と が で き た。 ・ 書 く こ と で 、 保 育 の 振 り 返 り が で き 、 子 ど も理 解 な ど が 深 ま っ た (3 名 )。 ・ 書 く こ と で 課 題 を 明 確 に す る こ と が で き た。 ・ 事 前 の 資 料 配 布 で 、 他 園 のこ と を 知 る こ と が で き よ か っ た。 ・ 事 前 の 資 料 配 布 で 、 す ぐ に デ ィ スカ ッ ショ ンに 入 る こ と が で き た。 表7  自 由 記 述 : 研 修 に 対 す る 要 望 、 不 満 足 な こ と 研 修 全 体 ・ 研 究 会 の回 数 を 増 や し て ほし い (2 名 )。 ・2 回 目 と3 回 目 の時 期 を 変 え て ほし い(3 名 )。 ・A市 の保 育 方 針 に 沿 っ た集 団 参 加 、 他児 と の関 係 を 広 げ る手 立 てを も っ と知 り た か っ た。 講   演 -事 例 検 討 ・ よ り 意 見 を 出 し や す く 、 深 く 話 せ る よ う に し て ほし い。 ・ 講 師 や 所 長 な ど に もデ ィ スカ ッ ショ ンに 参 加 し て ほ し い (3 名 )。 ・ 各 園 に もっ と 詳 し い アド バ イ スが ほし か っ た (3 名 )。 ・ もう 少 し コ メ ント の 時 開 か 長 い 方 が よ い。 ・ 事 例 の 様 式 で 書 き に く い 箇 所 が あ っ た ので 修 正 し て ほし い。 ・ 講 師 に 質 問 し た り 、 話 を し て もら う 時 間 が ほし か っ た。 ・ デ ィ スカ ッ ショ ンは 必 要 な い。 講 師 の 話 を 幅 広 く 聞 き 、 勉 強 し た い。

4。 考  察

本 研 究 で 対 象 と な っ た研 修 に つ い て 、 研 修 時 期 、 研 修 内 容 、 学 ん だ 内 容 に つ い て 考 え たい 。 ま ず、 研 修 の 開 催 時 期 で あ る が、 第1 回 目 (6 月) は、70 % 強 の 参 加 者 が 適 当 と 回 答 し た。 残 り の 参 加 者 は 早 い 方 が よ い と 回 答 し たが 、 そ の 理 由 は 「 保 育 に 反 映 で きる よ うに な るべ く 早 い 方 が よ い 」 で あ っ た。 第2 回 (10 月 ) は、60 % の 参 加 者 が早 い 時 期 を 希 望 し、 希 望 時 期 は、6 ∼ 9 月 まで ば ら つ き が あ っ た。 第3 回(12 月 ) は、60 % 強 が 今 回 の時 期 で 適当 と 回 答 し た 。 参 加 者 の 20 %強 が遅 い 時 期 を 希望 し た が、 理 由 と し て、「 年 が明 けて か ら検 討 し たい こ と が出 て き た」「 次 年 度 に 向 け て の 検 討 がし た い」 が 挙 げ ら れ た。 ま た、「 第2 回 と 第3 回 の 間 を 開 け て ほ し い 」 と い う意 見 が 複数 あ っ た。 本 研 究 のよ うな 講 演 と事 例 検 討 を 組 み合 わせ た研 修 で は、第1 回 目 の 講 演 は 年 度 の早 い 時 期 (4 ∼6 月)に 行 い、基 本 的 な 知 識 や 保育 の 方向 性 を 伝え る こ と が望 ま し い だ ろ う。そ し て、第2 回 目( 事 例 検討1 回 目 ) は、5 月 か6 月 あ た り の 時 期 に 行 う こ と が望 まし い 。 な ぜ な ら、 早 い 段 階 で 事 例 検 討 を 行 う こ と で、 自 ら の実 践を 振 り返 る こ と が で き、 保育 に反 映 さ せ ら れ る と考 え ら れ る た め で

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あ る。 ま た、 後 述 す るよ うに 、 特 に 初 め て 障 害 の あ る 子 ど もを 担 当 す る保 育 士 に と って は、 同 じ 立 場 の 保 育 士 と 話 を す るこ と で 不 安 の 軽 減 に つ な が る と 思 わ れ る。 第3 回 目 ( 事 例 検 討2 回 目 ) の 時 期 は、 第2 回 目 の 時 期 に左 右 さ れ るだ ろ う。 今 回 の 調 査 結 果 か ら少 な く と も、 最 初 の 事 例 検 討 か ら2 ヵ月以 上 を お け る の が望 ま し い。 そ れ は、 短 期 ス パ ンで 子 ど もの 変 化 を 捉 え るの に は適 切 な 期 間 で あ ると 考 え る ため で あ る。 続 い て 研 修 内 容 に つ い て 考え る。 第1 回 目 の 講 演 は、 ほ と んど の 参 加 者 が 分 か り や す く、 そ の 後 の 保 育 の 参 考 に な っ たと 回 答 し た ため 、 内 容 は ほぼ 適 切 だ っ たと 思 われ る。 た だ し 、 一 名 の み 参 考 に な らな か っ た と 回 答 し たが 、 自 由 記 述 で 匚A市 の 保 育 方 針 に 沿 っ た考 え 方 で の 保 育 の 手 立 て を 知 り た い ] と 記 載 し 、 自 分 の 期 待 と 研 修 内 容 が 大 きく ず れて い たと 考 え ら れ る。 公 立 保 育 所 で あ れ ば 自 治 体 の 保 育 方 針 、 私 立 で あ れ ば そ の 施 設 の 保 育 方 針 と の 関 連 を 踏 ま え て、 研 修 を 行 う 内 容 を 企 画 す るこ と が 今 後 の 課 題 で あ る。 事 例 検 討 は、 事 例 検 討 資 料 を 書 く こ と に よ って 、 自 らの 保 育 実 践 を 振 り 返 るこ と が で き、 子 ど も理 解 が 深 ま っ たこ と 、今 後 の 課 題 が 明 確 に な っ たこ と が 自 由 記 述 か ら抽 出 さ れ た。 井 戸(2008 ) が コ ン サ ル テ ー ショ ン( 巡 回 相 談 ) の 効 果 の 一 つ に 、 保 育 の 省 察 を 挙 げ て い るが 、 そ れ と 一 致 す る もの で あ る。 デ ィ カ ッ シ ョ ン は、80 % 強 の 参 加 者 が そ の後 の 保 育 の 参 考 に な っ た と 回 答 し た。 具 体 的 に は、 自 由 記 述 よ り 、 保 育 に 関 す る アド バ イス を もら え た点 、 他 施 設 の 事 例 か ら 保 育 の ヒ ント を も らえ た点 、 情 報 交 換 で き た点 、 悩 みを 共 有 で き た点 の4 点 が 抽 出 さ れ た。 他 施設 と の 学 び合 い が で き たこ と は、藤 崎 と木 原(2005) の知 見 と一 致 す る も ので あ っ た。 ま た、井 戸 (2008 ) や 真 鍋(2011) が 問 題 解 決 型 コ ンサ ル テ ー ショ ン( 巡 回 相 談 ) の 効 果 と し て 、 保 育 士 の不 安 軽 減 を 挙 げ て い たが 、 本 研 究 の よ う な 形 式 の 研 修 型 コ ン サ ルテ ー ショ ンで も同 様 の 効 果 が あ った こ と が 示 唆 さ れ た。 他 方 、 事 例 検 討 が 参 考 に な らな か っ たと 回 答 し た参 加 者 もい た。 自 由 記 述 に 匚デ ィス カ ッ ショ ン は必 要 な い] 匚講 師 や 所 長 に も デ ィ スカ ッ シ ョ ン に 入 っ て も ら い、 ア ド バ イ スが ほ し い] と い う 意 見 が 複 数 あ っ た。 こ れ は デ ィ ス カ ッ ショ ンで 十 分 に 話 せ な か っ た こ と の 不 満 や、 講 師 や 所 長 の 話 を 聞 き た い 要 望 の 表 れ で あ ろ う。 今 回 の 事 例 検 討 で は 、 参 加 者 の み で デ ィ カ ッ ショ ンを 行 っ た が 、 そ れ は 巡 回 相 談 で も指 摘 さ れ る よ う に ( 浜 谷 ら、1990 ; 森、2010 )、 デ ィ スカ ッ ショ ン に お い て 講 師 へ の 依 存 が 懸 念 さ れ た た め で あ る。 と は いえ 、 参 加 者 の 要望 の多 さ を 考え る と、 講 師 や 所 長 が 参 加 し な い 形 態 で はな く、 匚生 産 的カ ン フ ァレ ンス の フ ァ シ リデ ー タ ー]( 森、2005) と し て 参 加 す る こ と も視 野 に 入 れ る 必 要 か お る 。 事 例 に 対 す る 講 師 の コ メ ント に つ い て も、 ほ と ん ど の 参 加 者 が そ の 後 の 保 育 の 参 考 に な った と 回 答 し た。 ただ 、 要 望 と し て 、 匚各 園 に も っと 詳 し い アド バ イ スが ほし か っ た] 匚も う少 し コメ ン ト の 時 間 が 長 い 方 が よ い ] が 複 数 あ り 、 デ ィ スカ ッ ショ ンと の 時 間 配 分 や 進 め 方 に つ い て 検 討 の 余 地 か お る。 以 上 か ら、 研 修 の 内 容 は、 お お む ね参 加 者 の 保 育 に 有 効 だ っ たと 考 え ら れ る。 具 体 的 に は、 書 く こ と に よ る保 育 の 省 察 、 事 例 検 討 に よ る保 育 士 同 士 の 学 び 合 い 、 事 例 検 討 後 の 講 師 の 講 義 や コ メ ント を 通 し て 、自 ら の 保育 実 践を 深 め て い っ た と 考え る。 た だ し、課 題 とし て、デ ィス カ ッ ショ ンの 進 め 方 ・ まと め 方 、 デ ィ スカ ッ ショ ンと 講 師 の コメ ント の 時 間 配 分 、 自 治 体 の 保 育 方 針 と の 研 修 内 容 の 整 合 性 が 挙 げ ら れ た。 事 前 ア ンケ ート と 事 後 ア ン ケ ート を 比 較 し て、 参 加 者 が 期 待 通 り学 べ た か ど う かを 考え た い。 図1 の よ う に 、 集団 参 加 の 手 立 て 、 身 辺 自 立 を 促 す 手 立 て、 進 級 や 進 学 に 関 す る 考え 方 や 情 報 は、 事 前 と 事 後 の ア ンケ ート で の 差 が ほ と ん ど な く、 参 加 者 の 期 待 通 り に 学 べ たと 考 え られ る。

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ま た、期 待 以 上 に学 べ た の は、障 害 や 疾 病 の知 識、保 育 士 と の 信 頼 関 係 を 広 げ る ため の 手 立 て 、 気 に な る行 動 ・ 困 っ た行 動 へ の 対 応 、 保 護 者 へ の 対 応 や 支 援 方 法 で あ った 。 保 育 土 と の 信 頼 関 係 を 広 げ る ため の 手 立 て は、 事 前 ア ン ケ ート で は 誰 も選 択 し て い な か っ たが 、 事 後 ア ンケ ート で は 30.4% と な り、 研 修を 通 し て子 ど も と の関 係 を 見直 し だ の で はな い か と思 わ れ る。 残 り3 項 目 は、 研 修 の 折 り に ふ れて 解 説 を し たこ と 、 ビ デ オを 視 聴 し たこ と 、 資 料 配 布 、 デ ィス カ ッ ショ ンで 情 報 交 換 し た中 で 学 べ たと 考 え られ る。 期 待 よ り 学 べ な か っ たの は、 他 児 と の 関 係 を 広 げ る 手 立 て 、 言 葉 や コ ミ ュニ ケ ー ショ ンを 促 す 手 立 て、 興 味 ・ 関 心 を 広 げ る ため の 手 立 て の3 項 目 で あ っ た。 他 児 と の関 係 を 広 げ る 手 立 て は、 事 前 と 事 後 の ア ンケ ート の ど ち ら も第一位 だ が 、事 後 の 割 合 は 、事 前 よ り ]。5%以 上 下 回 って お り 、 数 名 は 期 待 し て い た よ り も学 べ な か っ た と 考 え られ る 。 残 り二項 目 は事 前 と 事 後 を 比 べ ると 半 減 し て い た。 こ れ らの 項 目 は、 意 識 し て 講 演 や コメ ント な ど で 触 れた が 、 個 別 匪が 強 い た め 、 自 由 記 述 に もあ っ たよ うに 、 も う少 し 個 々 の 事 例 に 対 応 す る必 要 で あ っ たと 考 え る。 個 々 の 事 例 に 対 応 す る ため に は、 巡 回 相 談 の よ うな 問 題 解 決 型 コ ン サル テ ー ショ ンの 方 が 優 れ て い ると 考 え ら れ るが 、自治 体 や保 育 所 の時 間、予 算、人 員 を 考 慮 す れば 難 し い 。 代 案 と し て は、 佐 藤(2005) の 研 究 に あ る よ う な 研 修 と巡 回 相 談 の ミ ッ ク ス や、 い く つ か の 保 育 所 の公 開 保 育 が考 え ら れ る。

5。今後の課題

今 後 の 課 題 に つ い て3 点 を 挙 げ る。 第一 に、本 研 究 がA市 と い う一 自治 体 の一 年 間 の 研 修(3 回 ) を 探 索 的 に 検 討 す るに と ど ま っ た点 て あ る。 そ の ため 、 今 後 も継 続 的 に 検 討 を 重 ねな け れば な ら な い 。 そ の 際、 ま ず、 年 間 の一 人 あ た り の 事 例 検 討 の 回 数、 一 回 当 た り の 発 表 人 数 、2 回 目 の 事 例 検 討 の間 隔 を 検 討 す る必 要 か お る。 次 に、 事 例 検 討 の進 め 方 で あ る。 各 参 加 者 が事 例 を 持 ち 寄 り 、 検 討 す る ス タ イ ルに お い て 、 各 参 加 者 が 自 由 闊 達 に ディ スカ ッ ショ ンで きる よ うな 運 営 が 必 要 と な る。 そ し て 、 他 施 設 の 保 育 実 践 と 自 らの 保 育 実 践 の 重 ね合 わせ 方 や 、 保 育 実 践 の 振 り 返 り 方 を 深 め て い く 必 要 もあ ろ う。 そ の ため に は、 先 述 し たよ う に 講 師 や 所 長 の フ ァ シ リテ ート 能 力 が 問 わ れて く る。 第 二 に 、研 修 型 コ ン サ ル テ ー ショ ンの 効 果 の 明 確 化 で あ る。本 研 究 に お け る研 修 型 コ ン サ ルテ ー ショ ンの 効 果 は、 自 由 記 述 よ り 、 保 育 に 関 す る アド バ イ スを も らえ た点 、 他 施 設 の 事 例 か ら保 育 の ヒ ント を も らえ た点 、 情 報 交 換 で き た点 、 悩 みを 共 有 で き た点 、 検 討 資 料 を 書 く こ と に よ る 保 育 の 省 察 が 抽 出 で き た。 し か し 、前 述 の よ う に、本 研 究 は一 事 例 の 探 索 的 検 討 に と ど ま って お り 、 参 加 者 全 員 に 対 す る効 果 が 明 らか で はな い 。 そ の ため 、 今 後 は研 修 前 と 研 修 後 を 比 較 し て 、 そ の 効 果 を 明 らか に し たい 。 同 時 に 、 コ ン サ ル テ ー ショ ンが 子 ど もに 対 す る間 接 的 支 援 で あ れば 、 子 ど もの 変 化 も検 討 し たい 。 本 研 究 で は、 検 討 資 料 の 中 で エ ピ ソ ード 記 述 的 に 子 ど もの 変 化 を 記 載 し て も ら っ たが 、 全 て の 参 加 者 が 一 回 目 と 二 回 目 の 事 例 検 討 で 同 一 の 子 ど もを 取 り 上 げ て い る わ け で はな か っ た。 そ の ため 、 年 間 で 同 じ 子 ど もを 取 り 上 げ る と と もに 、 保 育 所 な ど で 使 用 可 能 な 客 観 的 な ス ケ ー ル( 例 え ば 、 安 藤 ・ 川 原、2008 ; 本 郷、2006) を 取 り入 れ る こ と も 考え た い。 最 後 に、 第 二 の 課 題 と 関 連 す る が、 研 修 後 に 学 ん だ こ と を 各 施 設 内 で ど の よ う に 共 有 し、 そ し て、 そ の 後 の 保 育 実 践 に 位 置 付 け て、 活 か す か を 検 討 す る こ と で あ る。 本 研 究 で は、 そ の 後 の 保 育 実 践 に 有 用 で あ っ た こ と は ア ンケ ート に よ り示 さ れ た が、 具 体 的 な こ と は 不 明 確 で あ っ た 。 研 修 後 に こ の 点 に 関 す る ア ンケ ート や イ ン タビ ュ ー調 査 を 行 い た い と 考え て い る 。

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付  記 調 査 に あ た って は、調 査 の 目的 、保 育 士 個 人 が 特 定 さ れな い こ と な ど を 説 明 し 、倫 理的 配 慮 を と っ た。ま た。 調 査 で 得 た 情 報 は、 他 者 に 漏 らさ ず、 学 術 論 文 執 筆 の み に 使 用 す る こ と を 説 明 し、 同 意 を 得 て、 デ ー タ使 用 の許 可 を 得 た。 最 後 に、 本 研 究 に 協力 い た だ い た 保 育 士 と、 調 査 の 許 可 を 与 え て く だ さ っ た A 市 保 育 課 職 員 の 皆 様 に 感 謝し ます 。 圧 1) 以 下 のHPを 参 照 し た。 内閣 府少 子化 対 策HP 匚障 害 児 に対 す る 支 援 に つ い て 」( 子 ど も・ 子 育 て 新 シ ス テ ム検 討 会 議 作 業 グ ル ープ 基 本 制 度 ワ ー キ ン グチ ー ム 第 7回 会 合 資 料 2010 年12 月15 囗) URL : http://www8.ca0.g0.jp/shoushi/10motto/08kosodate/wg/kihon/k コ/pdf/s2.pdf 2 )匚気 に な る 子 ど も」に つ い て 明 確 な 定 義 か お る わけ で はな い が 、保育 士 を 対 象 に し た調 査 はい くつ かあ る。 本 郷 ら(2003 ) に よ れば 、保 育 所 に お け る 匚気 に な る 子 ど も」 の 具 体 的 な 行動 と し て、①対 人 的 ト ラ ブ ル、 ② 落 ち 蓿 き のな さ 、③状 況 へ の 順 応性 の 低 さ、④ ル ー ル違 反 を 明 らか に し て い る。 ま た 、平 澤 ら(2005) は、 匚困 っ た 行 動 ・ 気 に な る 子 ど も」 の 特 徴 と し て、 ①集 団 活 動 に 関 す る問 題、 ② こ と ば に 関 す る 問 題 、 ③ 動 き に関 す る 問 題 、 ④ 興 奮 ・ か ん し ゃ く・ 情 緒 不 安 、 ⑤ 指 示 に 従 わ な い が 顕 著 で 、 そ の よ う な 行 動 が生 じ や す い 保 育 活 動 とし て、 ① ク ラ ス活 動 、 ② 友 達 と の か か わ り な ど が 明 らか と な り、 結 果 とし て 保 育 所 に お け る 匚気 にな る・ 困 っ た行 動 」 とし て 、 集 団 や対 人 関 係 に 関 す る複 数 の行 動 とま とめ て い る。 3 ) 神 戸 市 の 研 修 は、 大 阪 府 の 形式 に準 じ て 実 施 さ れ てい る。 文  献 安 藤 忠 ・ 川 原 佐 公 編 著 (2008 )『 特別 支 援 保育 に向 け て 』 建 帛 社 藤 崎 春 代 ・ 木 原 久 美 子(2005) 匚統合 保育 を支 援 す る 研 修 型 コ ンサ ル テ ー ショ ン ー保 育 者 と 心 理 の専 門 家 の 協 働 に よ る 互恵 的 研 修 一」『 教育 心 理学 研 究 』 第53 号 、133 ∼145 頁 浜 谷 直 人(2002) 匚保育 にお け る コ ン サ ル テ ー ショ ンと は 何 か 」 東 京 発 達 相 談 研 究 会 ・ 浜 谷 直 人 編 著 『 保 育 を 支 援 す る 発 達 臨 床 コ ン サル テ ー ショ ン』 ミネ ルヴ ァ書 房、11 ∼23 頁 浜 谷 直 人(2005) 匚巡 回 相談 は ど の よ う に 障害 児 統 合 保 育を 支援 す る か 一 発達 臨床 コ ンサ ル テ ー ショ ンの 支 援 モ デ ル 」『 発達 心 理学 研究 』( 日 本 発 達 心 理学 会 ) 第16 巻 第3 号、300 ∼310 頁 浜 谷 直 人 (2006 ) 匚子 ど も の 発達 と保 育 へ の参 加 を 支 援 す る巡 回 相 談 」『 発 達 』 第107 号 、2 10頁 。 浜 谷 直 人 ・ 松 山 由 紀 ・ 秦 野 悦 子 ・ 村 田 町 子(1990) 匚障害 児 保育 にお け る 専門 機 関 と の 連 携 一川 崎 市 にお け る 障 害 児 保 育 巡 回 相 談 のと り く み の視 点 と 特徴 −」『 障 害 者 問 題 研 究 』( 全 国 障 害 者 問 題 研 究 会 ) 第60 号 、 42 ∼52 頁 平 澤 紀 子 ・ 藤 原義 博 ・ 山 根 正夫(2005) 匚保 育 所 ・ 園 にお け る『 気 に な る ・困 って い る 行動 』を 示 す子 ど も に 関 す る 研 究 一障 害 群 か ら見 た 当 該 児 の実 態 と 保 育 者 の対 応お よ び受 け て い る 支 援 か ら ー」『 発 達 障 害 研 究 』 第26 巻 第4 号 、256 ∼267 頁 本 郷 一 夫 ・ 澤 江 幸 則 ・ 鈴 木 智 子 ・ 小 泉 嘉 子 ・ 飯 島 典 子 (2003 ) 匚保育 所 に お け る 『 気 に な る 』 子 ど もの 行動 的 特 徴 と 保 育 者 の 対 応 に 関 す る 調 査 研 究 」『 発達 障 害 研 究 』 第25 巻 第1 号 、50 ∼60 頁 本 郷 一夫 編 著 (2006 )『 保育 の場 にお け る 匚気 に な る 』子 ど も の 理 解 と対 応 一 特別 支援 教育 へ の接 続 一』 ブ レ ー ン出 版 井 戸 ゆ か り (2008 ) 匚巡 回 保 育 指 導 員 によ る コ ン サ ル テ ー シ ョ ン の 効果 と 課 題 − と く に 保育 者 へ の支 援 を 通 し て」『 東 横 学 園 女 子 短 期 大 学 紀 要 』 第42 号 、35 ∼46 頁 石隈 利 紀(1999) 『 学 校 心 理 学 』 誠 信 書 房 近 藤 直子(2011) 匚人 生 の根 っこ を 育 て る 一障 害 児 の保 育 と 保 育 所 ・ 幼 稚 園 の 役 割」『 現 代 と保 育 』 第81 号 、 6 ∼25 頁 待 井 和 江 ・ 安 藤 忠 ・ 野 澤 正 子 ・ 川 原 佐 公 ・ 泉 手 勢(1990) 『 障 害 児 保 育 の 発展 の た め に 一 障 害 児 保 育 ゼ ミ 10 年 か ら学 ぶ も の ー』 大 阪 府 社 会 福 祉 協 議 会 真 鍋 健(2011) 匚障 害 のあ る 幼 児 に関 す る 保 育 所 巡 回 相 談 の評 価−X市 に お け る保 育 者 と 保 育 コ ーデ ィ ネ ー ク ー ペ の質 問 紙 調 査 よ り 」『 幼 年 教 育 研 究 年 報 』( 広 島 大 学 大 学 院 教 育 学 研 究 抖 附 属 幼年 教 育 研 究 施 設 ) 32 号 、43 ∼52 頁 森 正 樹(2005) 匚障 害児 保育 実 践 の 支 援 に お け る コ ンサ ル テ ー ショ ン の研 究 」『 宝 仙 学 園 短 期 大 学 研究 紀要 』

(11)

第30 号 、25 ∼34 頁 森 正 樹(2007) 匚障 害児 保育 実 践 へ の コ ン サ ル テ ー ショ ンの ニ ー ズに 関 す る 研 究 一巡 回 相 談 のニ ー ズ調 査 に 基 づ く 支 援 方 法 の検 討 」『 宝 仙学 園短 期大 学 紀要 』 第32 号 、53 ∼59 頁 森 正 樹(2010 ) 匚保育 ・ 教育 現場 の主 体的 課 題 解 決 を 促 進 す る コ ンサ ル テ ーシ ョ ンの 研 究 一特 別 支 援 教 育 巡 回 相 談 の 失 敗 事 例 の 検討 か ら 」『 宝 仙 学 園 短 期 大 学 紀要 』第35 号 、39 ∼49 頁 森 正 樹(2011) 匚障 害 児 保育 の実 際」 七 木 田 敦・ 松井 剛 太『 障害 児 保育 一 保育 実 践 の原 点 か ら 未 来 へ 』柱抖寸 房、79 ∼117 頁 荻原 は る み(2009 几 保 育 所・ 幼 稚 園 に お け る 統 合 保 育 を 支 援 す る 巡 回 相 談 に 関 す る一 考 察 一N 市 の現 状 か ら」 『 研 究 紀 要 』 第31 号 ( 名 古 屋 柳 城 短 期 大 学 )、85 ∼98 頁 佐 藤 曉(2005) 匚障 害 児 保 育 の技 術 向 上 を 目 指 し た 保育 士 へ の コ ン サ ル テ ー シ ョ ン と 保育 士 に よ る相 互 研 修 の 効果 」『 研 究 助 成 論 文 集 』 第41 号 ( 明 治 安 田 こ こ ろ の 健 康 財団 )、173 ∼182 頁 鶴 宏 史(2012) 匚保育 所 ・ 幼 稚 園 にお け る巡 回 相 談 に関 す る 研究 動 向 」『 帝 塚 山 大 学 現 代 生 活 学 部 紀 要 』 第8 号 、113 ∼126 頁 全 障 研 障 害 乳 幼 児 施 策 全 国 実 態 調 査 委 員 会 (2001 ) 匚自 治 体 に お け る 障 害 乳 幼 児 対 策 の実 態 」『 障害 者 問 題 研 究 』( 全 国 障害 者 問 題 研究 会) 第29 巻 第2号 、96 ∼123 頁

参照

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