乳幼児を持つ母親の子育ての理想と現実が育児不安に及ぼす影響~理想の母親イメージと養育者イメージ、母親としての自己イメージの検討~
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(2) メージの検討を行ったところ,養育者イメージから. である.母親としての自己イメージは養育者イメー. 理想の母親イメージヘの関係性は示されず,むしろ,. ジの影響を受けおり,養育者イメージをよりよいも. 養育者イメージは母親としての自己イメージとの関. のとして振り返り,認知できるかが育児不安軽減に. 係性が高いことが明らかとなった.つまり,養育者. おいて重要である.. イメージをどのように持つのかということは,理想. 今後の課題と展望. の母親イメージをどのように描き,持つのかという. 本研究では,対象者の健康度が高レ噸向にある. ことよりも,母親としての自己イメージをどのよう. など,サンプルに偏り見られた.今後,育児不安が. に持つのかということに関連していると考えられる.. 高いと思われる対象者の協力を求め,育児不安の程. 氏家(1995)は,子どものころの自分の母親を否定的. 度にあわせたサポートついて考えていく必要ある.. にとらえている母親は,育児に関わる出来事をより. また,理想の母親イメージの形成要因について明ら. 否定的に知覚する傾向を持つことを示しており,本. かにすることで,子育てにおける理想と現実のギャ. 研究でもこれを支持する結果となった、. ップに対するサポートをより明確になることが期待. 2育児不安に関する検討. される.さらに,面接調査などより深く,育児不安. 3つのイメージと育児不安の関係性について検討. の要因を探る必要性が指摘される.. したところ,育児不安において,母親としての自己 イメージが重要な要素として働いていることがより. 引用文献. 明確にしめされた.また,育児不安の要因として,. 石山るつ美 2004母親の幼児への対応における. 母親イメージを含む,子育てにおけるr理想と現実」. 理想と実際の相違およびその育児不安との関連. のギャップが影響していることも。確認された.以上. 山梨学院短期大学研究紀要,25,109・11吐. のことから,養育者イメージの影響により形成され. 牧野カツ子 1982乳幼児をもつ母親の生活と〈育. た母親としての自己イメージが育児不安の一要因と. 児不安〉 家庭教育研究所紀要,3,34−56.. して働き,さらに,その母親イメージと理想の母親. 中村敬・堀内勤・星旦二 20032002年度厚生労. イメージとのギャップが大きくなることが育児不安. 働科学研究子ども家庭総合研究事業「地域におけ. を高めると考えられる.また,育児不安の高低にお. る子育て支援ネットワーク構築に関する研究」. ける,具体的な育児場面での不安には違いが見られ. 総括研究報告書1. た.育児不安の高い母親は,自分自身のことに目が. 大目向雅美 2002育児不安・発達心理学の立場か. 向いている傾向があり,子育てに対して自信のなさ. ら・こころの科学,103,9−15.. が伺われた.. 吉田弘道・山中龍宏・巻野吾郎・太岡百合子・中村. 中村ら(2003)は,「育児不安を軽減するためには母. 孝・山口規容子・牛島廣治 1999育児不安尺度. 親の自己肯定感を高め,育児意識をポジティブな視. の作成に関する研究一1歳半児の母親用試作モテ. 点で捉え,育児に対する自信を高めることが効果的」. ルの検討一 チャイルドヘルス,2,45−49.. と述べている.よって,育児不安を軽減するために. 氏家達夫 1995 子ども時代の母親についての記. は,母親としての自己イメージをポジティブに持つ. 億が母親としての態度に及ぼす影響について 母. ということが大切であり,さらに,子育てにおける. 性衛生,36,173.. r理想と現実」のギャップを小さくすることが重要. 主任指導教員 遠藤裕乃 指導教員 遠藤裕乃. 113一.
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