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我が国における日本居住者及び外国居住者の意匠登録出願動向 「特技懇」誌のページ(特許庁技術懇話会 会員サイト)

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(1)

85

tokugikon

2016.1.29. no.280 抄 録

ている製品分野、大企業や中小企業のような出願人 属性などの観点からテーマを選定、種々の調査項目 を設定し、調査・分析を行っています。表 1に示す 平成 18 年度以降の意匠出願動向調査の調査結果の 概要は、特許庁ウェブサイト上の「意匠・商標出願

動向調査報告書」(http://www.jpo.go.jp/shiryou/

isyou_syouhyou-houkoku.htm)にて公開しています ので、興味・関心のある方はぜひご覧ください。  本稿では、「平成 26 年度意匠出願動向調査─我が 国における日本居住者及び外国居住者の意匠出願動 向─」のダイジェストを紹介します。

2. 調査目的

 我が国における意匠登録出願件数は近年漸減傾向 にありますが、外国居住者の意匠登録出願件数に 限って見ると増加しています。日本居住者の意匠登 録出願件数が減少した要因としては、意匠登録出願 の海外シフト、企業や事業の統合による新製品開発 数の減少、意匠登録出願の厳選化が考えられますが、 外国居住者の意匠登録出願件数が増加した要因につ いては明らかにされていません。また、日本居住者

1. はじめに

 企画調査課知財動向班では、国内外の意匠登録出 願動向の調査・分析を行い、その調査結果を報告書 として取りまとめ、特許庁における意匠審査・審判 業務や意匠関連施策の企画立案のための基礎資料と すると共に、我が国企業が意匠登録出願戦略を策定 するための基礎資料として利用していただけるよう 情報の提供を行うことを目的として、意匠出願動向

調査1)を実施しています。

 意匠出願動向調査は、マクロ調査とテーマ調査の 大きく2 つに分けることができます。マクロ調査は 平成18年度から毎年度実施しており、主として、意 匠登録出願先の主要国・地域である日本、米国、欧 州(OHIM)、中国、韓国での意匠登録動向、国際的 に事業展開し、積極的に意匠登録を行っていると認 められる主要企業の意匠登録動向、意匠登録動向と 経済・産業動向との関係性について調査・分析を行 い、国際的な意匠登録動向を総合的に把握すること を試みています。テーマ調査は平成14年度から毎年 度実施しており、意匠登録出願が活発に行われてい る製品分野、新たなデザイン開発が積極的に行われ

 本稿では、「平成26年度意匠出願動向調査−我が国における日本居住者及び外国居住者の意 匠出願動向−」の調査結果から、日本への意匠登録出願を対象とした、(1)日本居住者及び外

国居住者の意匠登録出願動向、(2)電子情報入出力機器(日本意匠分類H7)、基本的電気素子(日

本意匠分類 H1)、医療機械器具(日本意匠分類 J7)、飲食用具及び調理用器具(日本意匠分類 C6)、車両(日本意匠分類 G2)の 5 分類の意匠登録出願動向、(3)これら 5 分類の意匠登録出 願動向と市場動向との関係性、(4)国内企業及び海外企業の知的財産担当者へのインタビュー 結果の概要について紹介する。

総務部 企画調査課 知財動向班 意匠動向係長

  

平田 哲也

寄稿4

我が国における日本居住者及び

外国居住者の意匠登録出願動向

(2)

2004 年から 2013 年までの 10 年間で 37,583 件から 26,414 件に減少しました(29.7%減)。他方、外国 居住者の意匠登録出願件数は、2008 年から 2009 年 にかけてリーマン・ショックの影響による落ち込み があったものの、10 年間で 3,173 件から 4,711 件に 増加しました(48.5%増)。2013 年の出願人居住国・ 地域別の意匠登録出願件数の内訳を見ると、日本が 最多の 26,414 件(84.9%)、次いで米国が 1,365 件 (4.4%)、欧州が 1,213 件(3.9%)となっています。

(3)意匠登録件数上位ランキング

 日本居住者の意匠登録件数上位ランキングを表 2 に示します。日本居住者は家電メーカー、自動車メー カーが数多くランクインしています。

 外国居住者の意匠登録件数上位ランキングを表 3 に示します。2013 年は米国と韓国のデジタル家電 メーカー、コンピュータ・ソフトウェアメーカーが 上位を独占しています。他方、近年は中国と台湾の 通信機器メーカーがランクインしていることから、 情報通信機器関連の意匠登録が活発化していること がうかがえます。

4. 注目大分類別の意匠登録出願動向

(1)調査対象

 ① 2004 〜 2013 年の日本居住者の意匠登録出願件

数が 4,000 件以上の日本意匠分類大分類2)のう

ち、増減率の高い 3 分類、増減率の低い 9 分類  ② 2004 〜 2013 年の外国居住者の意匠登録出願件 及び外国居住者それぞれの意匠登録出願動向につい

ても、相互比較による詳細な調査・分析は行われて いません。

 そこで、本調査では、我が国における日本居住者 及び外国居住者の意匠登録出願動向及びその背景、 主要な国内企業及び海外企業の意匠登録出願の実態 などの調査・分析を行い、加えて我が国における日 本居住者及び外国居住者の意匠登録出願動向を展望 することを目的とします。

3. 日本居住者及び外国居住者の意匠登録出願動向

(1)調査範囲 (ⅰ)調査対象

 ・2004 〜 2013 年の 10 年間における日本への意匠 登録出願

(ⅱ)出願人居住国・地域

 ・「欧州」は欧州連合 28 か国としました。欧州連

合加盟国の海外領土(バミューダ島、ケイマン 諸島、ジャージー島など)は「欧州」には含み ません。

 ・「中国」には香港、マカオを含みますが、台湾

は含みません。

 ・「その他」は日本、米国、欧州、中国、韓国を

除く国・地域としました。

(2)意匠登録出願動向

 意匠登録出願件数及び外国居住者比率の推移を図 1 に示します。日本居住者の意匠登録出願件数は、

表1 意匠出願動向調査テーマ一覧(平成18年度〜)

マクロ調査 テーマ調査

平成26年度 ・マクロ調査 ・我が国における日本居住者及び外国居住者の意匠出願動向 平成25年度 ・マクロ調査 ・包装用容器

平成24年度 ・マクロ調査 ・出願人属性別の意匠出願動向

平成23年度 ・マクロ調査 ・携帯電話機および携帯型電子情報通信端末機 平成22年度 ・マクロ調査 ・照明器具

平成21年度 ・マクロ調査 ・医療機械器具(診療施設用・手術用・処置用機械器具)・製品アピールやサービスのプロモーションのためのデザインの出願戦略に関する調査

平成20年度 ・マクロ調査 ・厨房・浴室・便所用設備具 平成19年度 ・マクロ調査 ・化粧・理容用具

平成18年度 ・マクロ調査 ・デザインの開発・管理・保護・出願戦略に関する調査・音響機器分野

(3)

87

tokugikon

2016.1.29. no.280

図1 意匠登録出願件数及び外国居住者比率の推移(2004〜2013年)

(備考)集計方法の違いのため、特許庁ステータスレポートまたは特許行政年次報告書に記載されている意匠登録出願件数とは異なる部分 がある。

1054 1062

1305

1241 1212 1064 1085

1315

1046

1212

1090

1607

1403

966

1138 1261 1265

116 121 137 136 103 113 156 196 212 201 249

326

501 441 346 437

534

742 756 851 759 850 773

705

838 818 836

1365

1382

1213

281

931 921

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800

国 夼国 国 その他

出願人居住国・地

37583

35759

33108 32209

29637

27681 28102 26682 27953 26414

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000

日本居住者

3173 3495 3617 4335 3932 3194 3654 4124 4437 4711 0

5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000

外国居住者

7.8% 8.9% 9.8%

11.9% 11.7% 10.3% 11.5% 13.4% 13.7%

15.1

0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0%

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

外国居住者比率

表2 日本居住者の意匠登録件数上位ランキング(2004〜2013年)

(備考)意匠登録件数及び順位は出願年で集計し、2013年の意匠登録件数が多い順に並べた。21位以下は「-」で示した。

件数 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2013年

パ ック 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 540 パ ック

電機 9 10 5 6 7 5 5 3 2 2 358 電機

シ ープ 2 5 2 4 2 2 2 2 3 3 258 シ ープ

墴製作所 5 6 6 5 3 4 7 4 4 4 245 墴製作所

L L 17 - - - 13 9 6 5 236 L L

本侍技 工業 20 7 14 8 9 13 9 6 8 6 205 本侍技 工業

日産自動車 - 18 - - - 12 14 - 17 7 181 日産自動車

ス キ - - - 8 139 ス キ

タケ レース 8 16 - - - - 11 15 10 9 136 タケ レース

侵 6 3 7 9 10 14 17 - 14 10 130 侵

大日本 - - 16 - - 20 12 7 5 10 130 大日本

イキン工業 - - - 12 - 9 - 13 - 12 124 イキン工業

ト タ自動車 - 15 - 14 - - 20 8 10 13 118 ト タ自動車

14 - 8 20 16 - 17 16 7 14 112

ー 16 11 11 11 15 17 3 19 13 15 106 ー

シーピー化成 - - - 18 16 104 シーピー化成

来工業 11 17 10 7 8 16 16 17 - 17 103 来工業

KK - - - 17 19 - - - - 17 103 KK

フピ - - - 20 - 19 98 フピ

ー - - - 19 98 ー

出願人 順位 出願人

表3 外国居住者の意匠登録件数上位ランキング(2004〜2013年)

(備考)意匠登録件数及び順位は出願年で集計し、2013年の意匠登録件数が多い順に並べた。21位以下は「-」で示した。

件数 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2013年

サムスン電子( 国) 5 - 2 1 1 2 5 1 1 1 266 サムスン電子( 国) LG レクトロ クス( 国) 9 6 6 10 16 18 4 8 7 2 121 LG レクトロ クス( 国)

アップル( 国) - - - - 7 5 12 6 3 3 95 アップル( 国)

マイクロ フト( 国) - 11 13 3 4 15 9 4 2 4 91 マイクロ フト( 国)

フ ップス( ラン ) 18 - 9 12 9 15 3 6 8 5 61 フ ップス( ラン )

3M( 国) 4 4 7 - 6 15 6 12 5 6 54 3M( 国)

  ( 国) 16 17 10 - - 8 20 - 12 7 39   ( 国)

G( 国) 1 2 1 2 2 1 1 2 14 8 34 G( 国)

トッ (イタ ア) - - - 10 9 31 トッ (イタ ア)

イ ン( 国) - - - - 16 - - 14 - 10 30 イ ン( 国)

Cジョン ン( 国) - - 13 17 - - 15 18 - 11 26 Cジョン ン( 国)

シ ラン(フランス) - - - 8 17 - 11 12 24 シ ラン(フランス)

海 工業(壞 ) - - - 20 - - 12 24 海 工業(壞 )

ル (ス ェーデン) - - - 14 22 ル (ス ェーデン)

佭 工業(壞 ) - - - 15 21 佭 工業(壞 )

デグテック( 国) - - - 16 20 デグテック( 国)

BM (ドイ ) - 10 - 14 - - - 17 18 BM (ドイ )

イキ( 国) - - - - 10 - - - 6 18 17 イキ( 国)

端(夼国) - - - 18 17 端(夼国)

マスター ロック( 国) - - - 18 17 マスター ロック( 国)

( 国) - - - 18 17 ( 国)

出願人 順位 出願人

稿

(4)

 電子情報入出力機器(H7)の意匠登録出願件数及 び外国居住者比率の推移を図 2 に示します。日本居 住者の意匠登録出願件数は 9 年間にわたって減少傾 向にあります。他方、外国居住者の意匠登録出願件 数 は 9 年 間 で 277 件 か ら 877 件 に 増 加 し ま し た (220.2%増)。2013 年の出願人居住国・地域別の意 匠登録出願件数の内訳を見ると、日本が最多の 2,075 件(70.1%)、次いで韓国が 477 件(16.1%)、 米国が 258 件(8.7%)となっています。外国居住者 の意匠登録件数上位ランキング(表 3)からも分か るように、米国と韓国のデジタル家電メーカー、コ ンピュータ・ソフトウェアメーカーの躍進が、如実 に外国居住者の意匠登録出願件数の増加に寄与して いることが分かります。

(3)基本的電気素子(日本意匠分類H1)

 基本的電気素子(H1)は、電気コネクター、電球、 発光ダイオード等の意匠登録から構成されています。  基本的電気素子(H1)の意匠登録出願件数及び外 国居住者比率の推移を図 3 に示します。日本居住者 の意匠登録出願件数は 2004 年から 2005 年にかけて 急増しましたが、以降は減少傾向にあります。他方、 数が 800 件以上の日本意匠分類大分類のうち、

増減率の高い 9 分類、増減率の低い 3 分類  増減率は、以下のとおり定義しました。

増減率=(2011〜2013年の年平均意匠登録出願件数)

(2004〜2010年の年平均意匠登録出願件数)

 上記①、②に該当する分類を注目大分類とし、そ の抽出結果を表 4 に示します。

 以下、表 4 中の 21 の注目大分類のうち、外国居 住者の意匠登録出願件数に顕著な増加傾向が見られ る電子情報入出力機器(日本意匠分類 H7)、基本的 電気素子(日本意匠分類 H1)、医療機械器具(日本 意匠分類 J7)、飲食用具及び調理用器具(日本意匠 分類 C6)、車両(日本意匠分類 G2)の 5 分類の意匠 登録出願動向について紹介します。

(2)電子情報入出力機器(日本意匠分類H7)

 電子情報入出力機器(H7)は、携帯電話機、携帯 情報端末機、電子計算機、プリンター、テレビ受像 機、スピーカーボックス等の意匠登録から構成され ています。

表4 注目大分類

No 日本居住者増減率外国居住者 日本居住者意匠登録出願件数(2004~2013年の合計)外国居住者 全体

外国居住者の増減率の高い分類

1 電子情報入出力機器(H7) 85% 163% 21,221 4,792 26,013

2 基本的電気素子(H1) 83% 149% 19,032 2,224 21,256

3 医療機械器具(J7) 104% 143% 8,706 2,339 11,045

4 飲食用具及び調理用器具(C6) 76% 136% 8,245 853 9,098

5 車両(G2) 101% 132% 17,155 2,018 19,173

6 家庭用保健衛生用品(C4) 95% 121% 5,884 1,119 7,003

7 包装紙、包装用容器等(F4) 101% 117% 23,063 3,746 26,809

8 化粧用具又は理容用具(B7) - 115% 2,746 807 3,553

9 時計(J2) - 113% 1,563 1,198 2,761

日本居住者の増減率の高い分類

10 発光具及び照明器具(D3) 120% 97% 6,797 1,131 7,928

11 計量器、測定機械器具及び測量機械器具(J1) 110% - 4,379 609 4,988

再掲 医療機械器具(J7) 104% 143% 8,706 2,339 11,045

外国居住者の増減率の低い分類

12 運動競技用品(E3) - 73% 2,911 968 3,879

13 履物(B5) - 89% 3,210 1,217 4,427

14 家具(D7) 78% 90% 9,045 835 9,880

日本居住者の増減率の低い分類

15 遊戯娯楽用品(E2) 39% - 4,936 345 5,281

16 電子情報処理・記憶機械器具(H6) 55% - 5,767 596 6,363

17 織物地、板、ひも等(M1) 64% - 4,577 285 4,862

18 室内整理用家具・用具(D6) 68% - 4,196 193 4,389

19 筆記具、事務用具等(F2) 74% - 5,323 767 6,090

再掲 飲食用具及び調理用器具(C6) 76% 136% 8,245 853 9,098

20 利器及び工具(K1) 77% - 5,816 620 6,436

再掲 家具(D7) 78% 90% 9,045 835 9,880

21 配線・配管用管、管継ぎ手、バルブ等(M2) 78% - 8,378 506 8,884

(5)

89

tokugik

on

2016.1.29. no .280

見ると

、日本が最多の

1,3

38

81

.9%

)、次いで米

122

(7.5

%)

48

(2.9

%)

います。

外国居

住者の意

匠登録出願

件数は

10

年間で

11

7

から

29

5

件に増加しました

15

2.1%増)

20

13

年の

出願人居住国・地域別の意匠登録出願件数の内訳を

2 電子情報入出力機器

(H7)

の意匠登録出願件数及び外国居住者比率の推移

(2005〜2013

年)

(備考)

電子情報入出力機器

(H7)

2005

年の日本意匠分類改正により新設された分類のため、2004

年のデータはない。

3 基本的電気素子

(H1)

の意匠登録出願件数及び外国居住者比率の推移

(2004〜2013

年)

夼国

その他

出願人居住国・地

日本居住者

外国居住者

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

外国居住者比率

意 匠 登 録 出 願 件 数 意 匠

登 録 出 願 件 数

意 匠 登 録 出 願 件 数

48 137 163 231 203 89 253 281 58 68 112 188 33 62 43 35 3 15 7 5 14 22 25 37 19 144 225 196 119 78 174 312 149 57 76 45 35 35 41 60 258 51 35 477 66

0 100 200 300 400 500 600

2816 2597 2726 2311 2063 2389 2074 2178 2075 0 500

1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

277 421 583 665 404 286 536 725 887 0 500

1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

9.0% 13.9% 17.6% 22.3% 16.4% 10.7% 20.5% 25.0% 29.9% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0%

夼国

その他

出願人居住国・地

日本居住者

外国居住者

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

外国居住者比率

意 匠 登 録 出 願 件 数 意 匠

登 録 出 願 件 数

意 匠 登 録 出 願 件 数

43 53 49 54 38 32 40 39 70 24 21 36 58 49 47 59 52 51 1 6 5 6 11 9 20 39 43 14 29 38 41 54 34 79 88 45 35 41 50 45 42 60 131 88 53 122 33 35 48 57

0 20 40 60 80 100 120 140

1642 2278 2185 2130 1996 1759 2066 1837 1808 1338 0 500

1,000 1,500 2,000 2,500

117 150 178 204 194 182 329 306 262 295 0 500

1,000 1,500 2,000 2,500

6.7% 6.2% 7.5% 8.7% 8.9% 9.4% 13.7% 14.3% 12.7% 18.1%

0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0%

寄 稿 4 我 が

(6)

本居住者の意匠登録出願件数は 10 年間にわたって 減少傾向にあります。他方、外国居住者の意匠登録 出願件数は、10 年間で 52 件から 126 件に増加しま した(142.3%増)。2013 年の出願人居住国・地域別 の意匠登録出願件数の内訳を見ると、日本が最多の 634 件(83.4%)、次いで欧州が 45 件(5.9%)、米国 が 31 件(4.1%)となっています。

(6)車両(日本意匠分類G2)

 車両(G2)は、バス、トラック、乗用自動車、自 動二輪車、自転車、タイヤ等の意匠登録から構成さ れています。

 車両(G2)の意匠登録出願件数及び外国居住者比 率の推移を図 6 に示します。日本居住者の意匠登録 出願件数は 2004 年から 2008 年まで増減を繰り返し た後、2010 年に下げ止まり、以降は増加しています。 他方、外国居住者の意匠登録出願件数は、10 年間 で 134 件 か ら 253 件 に 増 加 し ま し た(88.8 % 増 )。 2013 年の出願人居住国・地域別の意匠登録出願件 数の内訳を見ると、日本が最多の 1,901 件(88.3%)、 次いで欧州が 138 件(6.4%)、韓国が 33 件(1.5%) となっています。

(4)医療機械器具(日本意匠分類J7)

 医療機械器具(J7)は、貼り薬、マッサージ器、 血圧計、超音波診断機、輸液バッグ、手術用メス、 カテーテル、歯科用ハンドピース等の意匠登録から 構成されています。

 医療機械器具(J7)の意匠登録出願件数及び外国居 住者比率の推移を図4に示します。日本居住者の意 匠登録出願件数は2004年から2006年にかけて急減し ましたが、以降は増加傾向にあります。他方、外国 居住者の意匠登録出願件数は 10 年間で 136 件から 328件に増加しました(141.2%増)。2013年の出願人 居住国・地域別の意匠登録出願件数の内訳を見ると、 日本が最多の 910 件(73.5%)、次いで米国が115 件 (9.3%)、欧州が100件(8.1%)となっています。

(5)飲食用具及び調理用器具(日本意匠分類C6)  飲食用具及び調理用器具(C6)は、ナイフ、フォー ク、スプーン、包丁、はさみ、皮むき器、電子レン ジ、トースター、コンロ、冷蔵庫、冷凍庫、食器洗 浄機等の意匠登録から構成されています。

 飲食用具及び調理用器具(C6)の意匠登録出願件 数及び外国居住者比率の推移を図 5 に示します。日

図4 医療機械器具(J7)の意匠登録出願件数及び外国居住者比率の推移(2004〜2013年)

国 夼国 国 その他

出願人居住国・地

日本居住者 外国居住者

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

外国居住者比率

47

60

54 63

93

73 83

91

127

28

54

67

109

79

56 66

106

84

1 1 4 0 2 2 3 6 4 1 5 4 8 7 12 13 13

37

59

36

103 113

80

27 32

51

44

115

100

11

23

79

0 20 40 60 80 100 120 140

1195

875

678

839 831 772 837 855

917 910

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400

136 156 232 293 261

170 197 267 296 328

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400

10.2%

15.1%

25.5% 25.9%

23.9%

18.0% 19.1% 23.8% 24.4%

26.5%

(7)

91

tokugik

on

2016.1.29. no .280

5 飲食用具及び調理用器具

(C6)

の意匠登録出願件数及び外国居住者比率の推移

(2004〜2013

年)

6 車両

(G2)

の意匠登録出願件数及び外国居住者比率の推移

(2004〜2013

年)

夼国

その他

出願人居住国・地

日本居住者

外国居住者

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

外国居住者比率

意 匠 登 録 出 願 件 数 意 匠

登 録 出 願 件 数

意 匠 登 録 出 願 件 数

23 17 21 28 16 32 20 22 14 8 34 20 32 22 22 39 29 32 2 4 1 2 1 4 2 5 5 5 22 5 9 11 6 11 13 37 14 17 22 18 17 12 15 18 13 31 45 14 25 11

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50

1092 1112 855 894 802 737 724 685 715 634 0 200 400 600 800

1,000 1,200 52 94 69 89 67 76 87 87 101 126

0 200 400 600 800 1,000 1,200 4.5% 7.8% 7.5% 9.1% 7.7% 9.3% 10.7% 11.3% 12.4% 16.6%

0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0%

夼国

その他

出願人居住国・地

日本居住者

外国居住者

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

外国居住者比率

意 匠 登 録 出 願 件 数 意 匠

登 録 出 願 件 数

意 匠 登 録 出 願 件 数

26 18 18 39 27 6 18 9 37 73 132 97 138 150 73 96 108 188 0 2 2 8 4 4 3 5 4 2 9 6 19 20 21 10 26 31 33 33 38 23 49 38 52 27 42 27 138 1 33 54

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200

1653 2061 1716 1898 1736 1485 1441 1613 1652 1901 0 500

1,000 1,500 2,000 2,500

134 194 161 227 250 142 179 175 302 253 0 500

1,000 1,500 2,000 2,500

7.5% 8.6% 8.6% 10.7% 12.6% 8.7% 11.0% 9.8% 15.5% 11.7%

0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0%

5.

注目大分類別の意匠登録出願動向と市場動向

との関係性

(1)

調査対象

・21

の注目大分類

 以下、4.で取り上げた電子情報入出力機器

(H7)

基本的電気素子

H

1)

、医療機械器具

J7

)、飲食用

具及び調理用器具

C

6)

、車両

G

2)

5

分類の意

匠登録出願動向と市場動向との関係性について紹介

します。なお、国内出荷額には国内に生産拠点を設

ける海外企業の製品が含まれ、輸入額には海外に生

産拠点を設ける国内企業の製品が含まれることに留

意が必要です。

寄 稿 4 我 が

(8)

びその関連製品の国内出荷額/輸入額の推移を図 7 に示します。日本居住者の意匠登録出願件数と国内 出荷額、外国居住者の意匠登録出願件数と輸入額の 増減の傾向は同調的であるといえます。ただし、 2010 年には輸入額が増加する一方で意匠登録出願 件数は減少するなど、必ずしも増減が一致しない年 もあります。また、2012 年には前年と比較して国 内出荷額が大きく減少していますが、日本居住者の 意匠登録出願件数に大きな変動はありません。

移しているといえます。

 基本的電気素子(H1)の意匠登録出願件数及びそ の関連製品の国内出荷額/輸入額の推移を図 8 に示 します。輸入率の増加と共に外国居住者の意匠登録 出願件数も増加していることからも、海外企業の国 内企業に対する影響力が増していることが示唆され ます。日本居住者の意匠登録出願件数の増減の傾向 は、国内出荷額の傾向に類似しているといえます。 (2)電子情報入出力機器(日本意匠分類H7)

 電子情報入出力機器(H7)の関連製品の国内出荷 額/輸入額の推移を表 5 に示します。国内出荷額は 2004 年から 2007 にかけて 5 兆円台でほぼ横ばいで したが、その後は 2010 年を除き下落し、2012 年に は 2.4 兆円に落ち込みました。他方、輸入額は過去 10 年間で大きく伸長しており、2013 年には 2004 年 の 0.8 兆円の 4.5 倍にあたる 3.6 兆円となりました。  電子情報入出力機器(H7)の意匠登録出願件数及

(3)基本的電気素子(日本意匠分類H1)

 基本的電気素子(H1)の関連製品の国内出荷額/ 輸 入 額 の 推 移 を 表 6 に 示 し ま す。 国 内 出 荷 額 は 2004 年の 0.8 兆円以降減少傾向にあり、2009 年に は 0.5 兆円を割り込みました。2012 年には 0.5 兆円 まで回復しましたが、2004 年の 60%程度の水準に とどまっています。他方、輸入額は過去 10 年間増 減がみられるものの、全体としてはほぼ横ばいで推

表5 電子情報入出力機器(H7)の関連製品の国内出荷額/輸入額の推移(2004〜2013年)

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

国内出荷額 5,435,924 5,220,185 5,645,316 5,575,966 4,923,413 4,067,746 4,471,677 3,227,623 2,392,436 -輸入額 797,091 829,112 938,484 2,183,481 2,095,958 1,846,701 2,442,334 2,660,957 3,018,256 3,640,455

合計 6,233,015 6,049,297 6,583,800 7,759,447 7,019,371 5,914,447 6,914,011 5,888,580 5,410,692

-輸入率 12.8% 13.7% 14.3% 28.1% 29.9% 31.2% 35.3% 45.2% 55.8%

-(備考)単位:百万円  (資料)経済産業省「工業統計表」、UnitedNations,UNcomtradeを基に作成

表6 基本的電気素子(H1)の関連製品の国内出荷額/輸入額の推移(2004〜2013年)

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

国内出荷額 849,619 817,876 793,798 775,371 654,567 469,762 545,988 484,771 511,697 -輸入額 844,580 948,682 974,830 911,675 1,041,248 795,898 1,087,122 922,450 829,010 921,295

合計 1,694,199 1,766,558 1,768,628 1,687,046 1,695,815 1,265,660 1,633,110 1,407,221 1,340,707

-輸入率 49.9% 53.7% 55.1% 54.0% 61.4% 62.9% 66.6% 65.6% 61.8%

-(備考)単位:百万円  (資料)経済産業省「工業統計表」、UnitedNations,UNcomtradeを基に作成

図7 電子情報入出力機器(H7)の意匠登録出願件数 及びその関連製品の国内出荷額/輸入額の推移(2004〜2013年)

(備考)電子情報入出力機器(H7)は2005年の日本意匠分類改正により新設された分類のため、2004年の意匠登録出願件数のデータはない。

0 1,000,000 2,000,000 3,000,000 4,000,000 5,000,000 6,000,000

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

日本居住者 国内出荷額

0 500,000 1,000,000 1,500,000 2,000,000 2,500,000 3,000,000 3,500,000 4,000,000

0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000

外国居住者 輸入額

額[

]/

額[

]/

(9)

93

tokugikon

2016.1.29. no.280

関連製品の国内出荷額/輸入額の推移を図 9 に示し ます。2007 年以降、国内出荷額及び日本居住者の 意匠登録出願件数は、それぞれ増減を繰り返しなが ら微増傾向にあるといえます。輸入額と外国居住者 の意匠登録出願動向については、2007 年にピーク を迎えた後、2009 年に下げ止まり、その後は増加 傾向にあるといった全体像は一致しているといえま す。

(4)医療機械器具(日本意匠分類J7)

 医療機械器具(J7)の関連製品の国内出荷額/輸 入額の推移を表 7 に示します。国内出荷額は過去 10 年間で大きな変化はなく、7 兆円前後で推移して います。他方、輸入額は増加傾向にありますが、国 内出荷額に対する規模は極めて小さく、輸入率は 1%未満で推移しています。

 医療機械器具(J7)の意匠登録出願件数及びその

図8 基本的電気素子(H1)の意匠登録出願件数

及びその関連製品の国内出荷額/輸入額の推移(2004〜2013年)

図9 医療機械器具(J7)の意匠登録出願件数

及びその関連製品の国内出荷額/輸入額の推移(2004〜2013年)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

日本居住者 国内出荷額 外国居住者 輸入額

額[

]/

額[

]/

0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 800,000 900,000

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500

0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000

0 50 100 150 200 250 300 350

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

日本居住者 国内出荷額 外国居住者 輸入額

額[

]/

額[

]/

0 1,000,000 2,000,000 3,000,000 4,000,000 5,000,000 6,000,000 7,000,000 8,000,000

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400

0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000

0 50 100 150 200 250 300 350

表7 医療機械器具(J7)の関連製品の国内出荷額/輸入額の推移(2004〜2013年)

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

国内出荷額 6,917,453 6,764,287 6,719,533 6,746,099 6,721,362 7,021,459 6,889,872 7,406,664 7,118,224 -輸入額 38,675 41,819 45,299 51,638 44,862 39,173 48,232 51,463 50,776 61,966

合計 6,956,128 6,806,106 6,764,832 6,797,737 6,766,224 7,060,632 6,938,104 7,458,127 7,169,000

-輸入率 0.6% 0.6% 0.7% 0.8% 0.7% 0.6% 0.7% 0.7% 0.7%

-(備考)単位:百万円  (資料)経済産業省「工業統計表」、UnitedNations,UNcomtradeを基に作成

稿

(10)

 飲食用具及び調理用器具(C6)の意匠登録出願件 数及びその関連製品の国内出荷額/輸入額の推移を 図 10に示します。2008 年以降、2011 年を除き国内 出荷額が増加傾向にある中で、日本居住者による意 匠登録出願件数は減少していることが特徴です。他 方、輸入額及び外国居住者による意匠登録出願件数 は10年間を通して見ると増加傾向にあるといえます。 (5)飲食用具及び調理用器具(日本意匠分類C6)

 飲食用具及び調理用器具(C6)の関連製品の国内 出荷額/輸入額の推移を表 8 に示します。国内出荷 額は2011年に前年の0.5兆円から落ち込みましたが、

2012 年には回復しました。他方、輸入額は 2007 年 をピークに減少していましたが、2010 年に下げ止 まり、その後は回復途上にあるといえます。

表8 飲食用具及び調理用器具(C6)の関連製品の国内出荷額/輸入額の推移(2004〜2013年)

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

国内出荷額 418,100 406,306 388,014 381,325 466,470 483,949 553,020 377,579 518,257 -輸入額 88,235 92,981 109,094 131,032 126,312 107,838 106,096 111,126 110,966 127,839

合計 506,335 499,287 497,108 512,357 592,782 591,787 659,116 488,705 629,223

-輸入率 17.4% 18.6% 21.9% 25.6% 21.3% 18.2% 16.1% 22.7% 17.6%

-(備考)単位:百万円  (資料)経済産業省「工業統計表」、UnitedNations,UNcomtradeを基に作成

表9 車両(G2)の関連製品の国内出荷額/輸入額の推移(2004〜2013年)

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

国内出荷額 14,795,320 15,715,856 18,067,259 15,281,108 14,444,939 10,509,309 12,044,235 11,746,960 13,636,158 -輸入額 884,584 893,349 888,235 902,776 701,756 426,977 563,307 701,889 868,159 1,033,650

合計 15,602,634 16,600,440 18,960,608 16,169,343 15,347,715 11,211,065 12,471,212 12,310,267 14,338,047

-輸入率 5.7% 5.4% 4.7% 5.6% 4.6% 3.8% 4.5% 5.7% 6.1%

-(備考)単位:百万円  (資料)経済産業省「工業統計表」、UnitedNations,UNcomtradeを基に作成

図10 飲食用具及び調理用器具(C6)の意匠登録出願件数 及びその関連製品の国内出荷額/輸入額の推移(2004〜2013年)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

日本居住者 国内出荷額 外国居住者 輸入額

額[

]/

額[

]/

0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000

0 200 400 600 800 1,000 1,200

0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000

0 20 40 60 80 100 120 140

て 1 兆円台に乗りました。

 車両(G2)の意匠登録出願件数及びその関連製品 の国内出荷額/輸入額の推移を図 11 に示します。 リーマン・ショックの影響を受け、2009 年に国内 出荷額及び輸入額が底をついていますが、日本居住 者の意匠登録出願件数が最も小さくなっているの は、その翌年の 2010 年となっています。その後は、 国内出荷額、輸入額、日本居住者及び外国居住者の 意匠登録出願件数がそれぞれ増加しています。 (6)車両(日本意匠分類G2)

(11)

95

tokugikon

2016.1.29. no.280

(2)国内企業

 我が国への意匠登録出願件数の増加要因として 「新製品開発」、減少要因として「製品デザインのシ ンプル化」、「製品ライフサイクルの短期化」、「商標 権や不正競争防止法での保護の有効性」、「製品点数 の減少」、「必要以上の出願の回避」を挙げる企業が ありました。これらを表 10 に整理します。

(3)海外企業

 我が国への意匠登録出願件数の増加要因として 「市場の重要性」、「他社への牽制効果」、「新製品開

6. 意匠登録出願の実態

(1)調査対象

 国内企業 10 社及び海外企業 10 社の知的財産担当 者にインタビューを実施(2014年12月〜2015年2月) し、我が国への意匠登録出願の実態を把握すること を試みました。なお、インタビュー調査の対象とし た企業は、我が国への意匠登録出願を積極的に行っ ている大企業の中から選定しましたので、調査結果 がすべての企業の傾向を反映しているものではない ことに留意が必要です。

図11 車両(G2)の意匠登録出願件数及びその関連製品の国内出荷額/輸入額の推移(2004〜2013年)

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

日本居住者 国内出荷額 外国居住者 輸入額

額[

]/

額[

]/

0 2,000,000 4,000,000 6,000,000 8,000,000 10,000,000 12,000,000 14,000,000 16,000,000 18,000,000 20,000,000

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500

0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000

0 50 100 150 200 250 300 350

表10 意匠登録出願件数の増減要因(国内企業)

要因 知財担当者のコメント

増加要因

外部要因 (なし) (なし)

内部要因 新製品開発 ・メインブランドの新製品を発売した年であった。・モデルチェンジに当たる年であった。

減少要因

外部要因

製品デザインの シンプル化

・技術の進歩によって、LED電球のデザインがより白熱灯や蛍光灯といった 従来光源に近いシンプルなものとなった。

・システムキッチンのデザインは、シンプルなものが消費者に好まれる傾向 がある。

製品ライフサイクルの短 期化

・靴の商品点数の増えたことにより消費者の選択肢が広がった結果、商品の ライフサイクルが短くなり、商品の流行のピークに意匠登録の時期が間に 合わなくなってきた。

商標権や不正競争防止法 での保護の有効性

・製品パッケージについては、商標権や不正競争防止法での保護が有効と考 えるようになった。

・万が一模倣品が日本に入ってしまった場合でも、製品の販売から 3年以内 であれば不正競争防止法で対抗できると考えるため、必ずしも知的財産権 を取得する必要はない。

内部要因

製品点数の減少 ・企業合併により重複する事業を合理化した結果、製品点数が減少した。

必要以上の出願回避

・外部には公表しない開発段階の製品デザインについては意匠登録出願しな いようになった。

・意匠権取得の効果が見えづらいため、社内で出願を厳選する方針となった。 ・公報に掲載された図面から新製品の機能を特定されてしまう面もある。

稿

(12)

8. おわりに

 我が国は、平成27年5月13日からハーグ協定のジュ ネーブ改正協定に基づく意匠の国際登録出願の受付 を開始し、同年 11 月 13 日に日本企業による最初の

国際登録が国際公表されました3)。このような意匠

制度を取り巻く情勢の変化に対して、意匠出願動向 調査では、時宜にかなったテーマの選定や調査項目 の見直しを行い、価値ある調査・分析を目指します。 意匠出願動向調査の調査結果が、意匠制度ユーザー の皆様のお役に少しでも立つことができれば幸い です。

発」、「製品デザイン保護の重要性」、減少要因とし て「日本の意匠制度の特徴」を挙げる企業がありま した。これらを表 11 に整理します。

7. 総括

 4. 及び 5. で取り上げた電子情報入出力機器(H7)、 基本的電気素子(H1)、医療機械器具(J7)、飲食用 具及び調理用器具(C6)、車両(G2)の 5 分類を対 象に、日本居住者の意匠登録出願件数と国内出荷額、 外国居住者の意匠登録出願件数と輸入額についてそ れぞれ相関係数を求めた結果、電子情報入出力機器 (H7)は前者が 0.513、後者が 0.370、基本的電気素 子(H1)は前者が 0.504、後者が 0.768 となったため、 これらの 2 分類において日本居住者及び外国居住者 それぞれの意匠登録出願動向と市場動向に一定の関 係性があるといえます。電子情報入出力機器(H7) では、スマートフォンの出現と各社の激しいデザイ ン開発競争により意匠登録出願件数が増加してお り、輸入額も堅調に増加を続けていることから、特 に外国居住者の意匠登録出願件数は引き続き増加す ると見込まれます。基本的電気素子(H1)では、

LED 電球といった新しい製品カテゴリーの出現に より、意匠登録出願件数、市場規模共に拡大してき ましたが、高性能化により LED 電球独特の形状を 採用する必要性が薄れたことや、消費者がシンプル なデザインを嗜好する傾向が見られるようになった ことから、意匠登録出願件数は今後減少すると見込 まれます。

p

rofile

平田 哲也(ひらた てつや)

2010年4月 特許庁入庁(審査業務部産業機器) 2014年4月 審査第一部生活意匠 審査官

2014年10月 総務部企画調査課 意匠動向係長/活用企画係長 (現職)

表11 意匠登録出願件数の増減要因(海外企業)

要因 知財担当者のコメント

増加要因

外部要因

市場の重要性 ・日本は市場規模が大きい。・日本は潜在的な拡大市場であると認識している。

他社への牽制効果 ・競合他社の製品デザインは、自社の登録意匠から距離を置いていると思われる。

内部要因

新製品開発 ・包装用容器について、デザインの変更を重要視している。 製品デザイン保護の重要

性 ・商標登録の判断基準が厳しくなってきていると考えることから、社内の知財戦略において意匠がより重要視されるようになった。

減少要因 外部要因 日本の意匠制度の特徴

・他国と比較して登録料が高い。

・6つの図を提出する必要があるため、準備負担が大きい。 ・意匠に係る物品の説明を記載しなければならないケースがある。 内部要因 (なし) (なし)

参照

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