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<第1編>長期ビジョン第2章基本目標とめざす将来像 宮崎県:第五次宮崎県水産業・漁村振興長期計画(後期計画)について

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Academic year: 2018

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(1)

-3

7

-2

資源

回復

営力の

強化

持続

可能な

水産業

村の

築」

本目標

3

2

度の

水産業

村の

目指す

来像は

次の

水産

業・

漁村の

目指

将来像と

平成

2

3

平成

3

2

回復

水産

適切

管理

取り

期に

(

)

調

来像

平成2

3

年)

計画期間(

平成2

3

3

2

将来

持続

可能

産業

(

産業・

漁村の

)

儲か

水産

資源

管理

資源回

兆し

見え

減や

魚価ア

等に

本県水

産業

儲か

水産

再生し

担い

県水

産業

再生し

業後継

者又は

参入

確保さ

村]

産基盤

施設の

機能保

全並び

地域を

人々の

動等に

地域が

活性化し

資源

漁獲量・

漁業

者収入

漁獲量の

(

)

生産額

(

5

7

)

水産資源

適切な

利用

管理(

漁獲規制等)

伴う

漁獲(

収入)

■施

策③「

漁港機

能の

強化と

漁村の

活性化」

■施策

②「

定し

経営

施策①「

水産資

源の

管理」

資源

回復

漁獲量の

回復

施策①に

漁獲(

収入)

減を

経費削減に

収益性向上

付加価値向上

漁業者の

収入

増加を

- 3 6

-第2章

基本目標とめざす将来像

基 本 目 標

資源回復と経営力の強化による持続可能な水産業・漁村の構築

考え方

水産業 を取り 巻く情 勢は、資 源の減少の ほか、燃 油価格や 漁業資 材価格の高 止まり 、長 期的な魚価低迷により、収益率が低下するなど、産業としての魅力が極端に低下し、次世代 を担う若い漁業者も育たない状況にあります。

このような課題を克服するため、

「資源回復と経営力の強化による持続可能な水産業・漁村の構築」

を実現することを基本目標とします。

また、基本目標を実現するために取り組むべき施策として、これまでの漁業の抜本的な収 益性の向上に向けた係る取組を加速するとともに、関係機関と団体が一体となった新規就業 者や漁業の承継を支援する、

① 地域を担う漁業経営体の確保・育成のための施策

を強力に推進し、地域経済を支える漁業経営体の確保・育成を図ります。

また、水産資源への対応については、これまでの資源管理の取組のみでは効果の発現ま でに漁業の産業としての競争力が低下してしまうおそれがあるため、

② 資源水準の高い魚種の積極的な利用による所得の向上を図る施策

を強化するとともに、これを実現するため、関係する行政施策の効果的な推進を図り、「儲か る水産業」として漁業の成長産業化への立て直しを図ります。

一 方 、 沿 岸 部 に位 置 す る の漁 村 地 域 は 、 地 震 や 津 波 な ど の 災 害 に 脆 弱 な 環 境 に あ るた め、南海トラフ巨大地震などの大規模災害への備えを強化するとともに、消費者の水産業へ の理解を促進するため、

③ 漁港施設の防災機能の強化や水産業への理解醸成の施策

を推進し、漁村に暮らす人々の生命、身体、財産を守るとともに、多面的機能の保全を図りま す。

参 考

(2)

-3

7

-2

資源

回復

営力の

強化

持続

可能な

水産業

村の

築」

本目標

3

2

度の

水産業

村の

目指す

来像は

次の

水産

業・

漁村の

目指

将来像と

平成

2

3

平成

3

2

回復

水産

適切

管理

取り

期に

(

)

調

来像

平成2

3

年)

計画期間(

平成2

3

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2

将来

持続

可能

産業

(

産業・

漁村の

)

儲か

水産

資源

管理

資源回

兆し

見え

減や

魚価ア

等に

本県水

産業

儲か

水産

再生し

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県水

産業

再生し

業後継

者又は

参入

確保さ

村]

産基盤

施設の

機能保

全並び

地域を

人々の

動等に

地域が

活性化し

資源

漁獲量・

漁業

者収入

漁獲量の

(

)

生産額

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5

7

)

水産資源

適切な

利用

管理(

漁獲規制等)

伴う

漁獲(

収入)

■施

策③「

漁港機

能の

強化と

漁村の

活性化」

■施策

②「

定し

経営

施策①「

水産資

源の

管理」

資源

回復

漁獲量の

回復

施策①に

漁獲(

収入)

減を

経費削減に

収益性向上

付加価値向上

漁業者の

収入

増加を

- 3 6

-第2章

基本目標とめざす将来像

基 本 目 標

資源回復と経営力の強化による持続可能な水産業・漁村の構築

考え方

水産業 を取り 巻く情 勢は、資 源の減少の ほか、燃 油価格や 漁業資 材価格の高 止まり 、長 期的な魚価低迷により、収益率が低下するなど、産業としての魅力が極端に低下し、次世代 を担う若い漁業者も育たない状況にあります。

このような課題を克服するため、

「資源回復と経営力の強化による持続可能な水産業・漁村の構築」

を実現することを基本目標とします。

また、基本目標を実現するために取り組むべき施策として、これまでの漁業の抜本的な収 益性の向上に向けた係る取組を加速するとともに、関係機関と団体が一体となった新規就業 者や漁業の承継を支援する、

① 地域を担う漁業経営体の確保・育成のための施策

を強力に推進し、地域経済を支える漁業経営体の確保・育成を図ります。

また、水産資源への対応については、これまでの資源管理の取組のみでは効果の発現ま でに漁業の産業としての競争力が低下してしまうおそれがあるため、

② 資源水準の高い魚種の積極的な利用による所得の向上を図る施策

を強化するとともに、これを実現するため、関係する行政施策の効果的な推進を図り、「儲か る水産業」として漁業の成長産業化への立て直しを図ります。

一 方 、 沿 岸 部 に位 置 す る の漁 村 地 域 は 、 地 震 や 津 波 な ど の 災 害 に 脆 弱 な 環 境 に あ るた め、南海トラフ巨大地震などの大規模災害への備えを強化するとともに、消費者の水産業へ の理解を促進するため、

③ 漁港施設の防災機能の強化や水産業への理解醸成の施策

を推進し、漁村に暮らす人々の生命、身体、財産を守るとともに、多面的機能の保全を図りま す。

参 考

(3)

- 3 9

-<施策2>

水産資源の適切な利用管理

基本方向1 水産資源の回復と適切な利用管理

資源水準の高い魚種については、マーケットのニーズに対応するための生産、販売などの行政施策

の 最適化などに より 、積極的な利用を促進し所得の向上を図ります。また、引き続き、水産資源の科学

的 ・ 客 観的 な 評価 に 基づ く資源 管 理を 推進 すると とも に、 世 界的 な 資源 管理 への 動 きに 対応 し 、 持続

的な水産業の構築や生産者としての責任ある取組を推進します。

○生産販売などの行政施策の最適化(漁場整備,漁業許可制度,販売手法)

○我が国周辺海域の水産資源の適切な管理 ○内水面資源の管理強化

○沿岸資源の管理強化 ○漁業と遊漁の適切な漁場利用の推進

基本方向2 水域環境の保全と環境変化への対応

漁業者の環境に配慮した漁業生産活動や内水面の生態系保全活動の取組を推進・強化するととも

に、これらの活動を広く周知し、県民への理解促進を図ります。

○環境保全に対応した水産業の展開 ○内水面の生態系保全の推進

○地球温暖化に対応した新たな生産体制の構築

<施策3>

漁港施設等の防災対策の強化と機能の保全

基本方向1 漁港の防災・安全対策の強化

南海トラ フ巨 大地震 など の大 規模災害 によ る被害を 軽減するため、漁 港施設の 機能強化や海岸保

全施設の地震津波対策などの漁村地域の防災・安全対策を強化します。

○地震・津波対策の強化 ○操業の安全確保

基本方向2 漁港・漁村の多面的機能の保全強化

漁業の 生産基盤とし ての漁港機能の 保全や作業環境の 向上対策のほか、 遊漁船対策や水産物の

安全・安心のための高度衛生化による機能の強化を図るとともに、漁村環境の整備や水産業への理解

促進の取組を推進します。

○漁港施設の機能保全と高度化

○快適な漁村環境の創出 ○県民への水産業・漁村の理解促進

- 3 8

-3

施 策 の 基 本 方 向

基本施策

<基本となる3つの施策>

後期計画においては目指す将来像を実現するため、「地域を担う漁業経営体づくり」、「水 産資源の適切な利用管理」、「防災対策の強化と機能の保全」の3つの柱に基づく施策を実 施することとします。

基本施策

<3つの施策の基本方向>

<施策1>

地域を担う漁業経営体づくり

基本方向1 漁業の抜本的な収益性の向上

これまでの漁業経営の安定や収益性の向上の取組を加速し、これらの取組から得られる厳しい環境

下に も耐え うる漁業モデル の普及促進を強 力に進めるとともに 、系統団体や水産物流通関係者に よる

販売力の強化により、持続可能な宮崎の漁業を再構築します。

○漁業経営の安定 ○高収益漁業の構築と普及促進 ○経営体を支える漁協の基盤強化

○生産性の高い漁場の再構築 ○商品開発などの販売力の強化

基本方向2 漁業の起業や転換の支援体制の構築

漁業は計画生産が困難であり、意欲の高い漁業者や新規就業者による新たな投資に よる起業や漁

法転換が 進まないため、これ らの 取組を関係機関や団体が 一体となって 強力に 推し進めることに より、

次代の宮崎を担う漁業経営体をつくります。

○地域を担う漁業者の育成 ○起業などに伴うリスク負担の軽減

<施策1>

地域を担う漁業経営体づくり

〔見込まれる効果〕

漁村地域の経済再生

<施策3>

防災対策の強化と

機能の保全

〔見込まれる効果〕

漁港・漁村機能の強化 <施策2>

水産資源の適切

な利用管理

〔見込まれる効果〕

漁業の成長産業化

<目標>

資源回復と経営力の強化による

持続可能な水産業・漁村の構築

<将来像>

持続可能な水産業

(4)

- 3 9

-<施策2>

水産資源の適切な利用管理

基本方向1 水産資源の回復と適切な利用管理

資源水準の高い魚種については、マーケットのニーズに対応するための生産、販売などの行政施策

の 最適化などに より 、積極的な利用を促進し所得の向上を図ります。また、引き続き、水産資源の科学

的 ・ 客 観的 な 評価 に 基づ く資源 管 理を 推進 すると とも に、 世 界的 な 資源 管理 への 動 きに 対応 し 、 持続

的な水産業の構築や生産者としての責任ある取組を推進します。

○生産販売などの行政施策の最適化(漁場整備,漁業許可制度,販売手法)

○我が国周辺海域の水産資源の適切な管理 ○内水面資源の管理強化

○沿岸資源の管理強化 ○漁業と遊漁の適切な漁場利用の推進

基本方向2 水域環境の保全と環境変化への対応

漁業者の環境に配慮した漁業生産活動や内水面の生態系保全活動の取組を推進・強化するととも

に、これらの活動を広く周知し、県民への理解促進を図ります。

○環境保全に対応した水産業の展開 ○内水面の生態系保全の推進

○地球温暖化に対応した新たな生産体制の構築

<施策3>

漁港施設等の防災対策の強化と機能の保全

基本方向1 漁港の防災・安全対策の強化

南海トラ フ巨 大地震 など の大 規模災害 によ る被害を 軽減するため、漁 港施設の 機能強化や海岸保

全施設の地震津波対策などの漁村地域の防災・安全対策を強化します。

○地震・津波対策の強化 ○操業の安全確保

基本方向2 漁港・漁村の多面的機能の保全強化

漁業の 生産基盤とし ての漁港機能の 保全や作業環境の 向上対策のほか、 遊漁船対策や水産物の

安全・安心のための高度衛生化による機能の強化を図るとともに、漁村環境の整備や水産業への理解

促進の取組を推進します。

○漁港施設の機能保全と高度化

○快適な漁村環境の創出 ○県民への水産業・漁村の理解促進

- 3 8

-3

施 策 の 基 本 方 向

基本施策

<基本となる3つの施策>

後期計画においては目指す将来像を実現するため、「地域を担う漁業経営体づくり」、「水 産資源の適切な利用管理」、「防災対策の強化と機能の保全」の3つの柱に基づく施策を実 施することとします。

基本施策

<3つの施策の基本方向>

<施策1>

地域を担う漁業経営体づくり

基本方向1 漁業の抜本的な収益性の向上

これまでの漁業経営の安定や収益性の向上の取組を加速し、これらの取組から得られる厳しい環境

下に も耐え うる漁業モデル の普及促進を強 力に進めるとともに 、系統団体や水産物流通関係者に よる

販売力の強化により、持続可能な宮崎の漁業を再構築します。

○漁業経営の安定 ○高収益漁業の構築と普及促進 ○経営体を支える漁協の基盤強化

○生産性の高い漁場の再構築 ○商品開発などの販売力の強化

基本方向2 漁業の起業や転換の支援体制の構築

漁業は計画生産が困難であり、意欲の高い漁業者や新規就業者による新たな投資に よる起業や漁

法転換が 進まないため、これ らの 取組を関係機関や団体が 一体となって 強力に 推し進めることに より、

次代の宮崎を担う漁業経営体をつくります。

○地域を担う漁業者の育成 ○起業などに伴うリスク負担の軽減

<施策1>

地域を担う漁業経営体づくり

〔見込まれる効果〕

漁村地域の経済再生

<施策3>

防災対策の強化と

機能の保全

〔見込まれる効果〕

漁港・漁村機能の強化 <施策2>

水産資源の適切

な利用管理

〔見込まれる効果〕

漁業の成長産業化

<目標>

資源回復と経営力の強化による

持続可能な水産業・漁村の構築

<将来像>

持続可能な水産業

(5)

- 4 1

-<第2編>

重点プロジェクト

第1章

前期計画の取組状況等

第1節

前期計画の主な指標の進捗状況

生産状況

◇海面漁業の生産量は、計画を1割上回ったが、生産額はやや下回る状況 ◇養殖業の生産量は、海面では2割上回り、内水面ではほぼ見通しどおりの状況 ◇養殖業の生産額は、海面でほぼ見通しどおり、内水面では約3割上回る状況

計画値 現状値

指標 H16-20 H23-27 H28-32 H23-25 中間年

平均 平均 平均 平均 と の

(基準値;A) (中間年;B) (目標年;C) (現状値) 比 較

海面漁業 100,876 89,000 90,000 97,492 110%

生産量

(トン) 海面養殖業 10,972 10,500 10,500 12,594 120%

内水面養殖業 4,403 4,500 4,700 4,281 95%

海面漁業 27,939 26,500 27,000 24,784 94%

生産額

(百万円) 海面養殖業 8,127 8,400 8,400 8,047 96%

内水面養殖業 6,952 7,600 8,000 10,049 132%

生産構造・経営体

◇新規就業者数は計画の7割程度

◇漁獲物販売金額500万円以上の経営体は、目標の55%に留まった ◇生産コストの削減は、燃油高騰の影響で9%の上昇となった

計画値 現状値

指標

H20 H25 H32 H25 中間年

(基準値;A) (中間年;B) (目標年;C) (現状値) 比 較

就業者数(人) 3,360 2,746 2,400 2,677 97%

経営体数(経営体) 1,402 1,186 1,000 1,153 97%

500万円以上経営体割合 14 22% 30% 12% 55%

生産コストの削減率(%) - -2% -10% 9%

-- 4 0

-4

主 要 指 標

生産状況

H 1 6 ~ 2 0 の H25現状値 H32 増減

指標 単位 平均

(基準値;A) (中間年;B) (目標年;C) C/A

海面漁業 100,876 1 0 4 , 8 8 4 117,500 116%

生産量 トン

海面養殖業 10,972 13,257 13,600 124%

内水面養殖業 4,403 4,281 4,325 98%

海面漁業 27,939 25,791 29,400 105%

生産額 海面養殖業 百万円 8,127 8,533 9,200 113%

内水面養殖業 6,952 10,049 10,806 155%

(*)内水面養殖業の生産額は推定値(水産政策課調べ)。

生産構造・経営体

H20 H25現状値 H32 増減

指標 単位 (基準値;A) (中間年;B) (目標年;C) C/A

(海面)漁業就業者数(セ) 人 3,360 2,677 2,100 63%

うち新規就業者数 人/年 - 54 60

-(海面)漁業経営体数(セ) 経営体 1,402 1,153 1,100 78%

(海面) かつお一本釣 % - 3 10

-大 中 規 模 漁

業 の 生 産 量 まぐろ延縄 % - 12 15

-あ た り の コ ス

ト削減率 まき網 % - 3 10

-(*)(セ)は、漁業センサスの値

参照

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