小平市学童クラブ設置運営基準(案)
2011/04/08 小平市学童クラブ父母連絡会
【はじめに】
小学校にお子さんが入学するときに、学童クラブが放課後や夏休みの子どもたちを預かってくれる、ということを初めて知って安心された保護者の皆さんが多いのではないでしょうか。 学童クラブは、安心して親が働くことができるために、そして子どもの心身ともに健やかな発達を保障するために、現代の日本の社会では無くてはならないものとなっています。
子どもにとっても、親にとっても学童クラブは命綱となる大切な存在であるにもかかわらず、我が国における学童クラブの制度は保育園と比べて極めて不十分な状況にとどまっていま す。小平市の学童クラブも例にもれず、運営の根拠としては小平市立学童クラブ条例等の最低限の形式だけを定めた文書しか存在せず、半数の学童クラブは体育館準備室(倉庫)を転用した 50m2しかない狭い学童クラブ室にあり、定員をオーバーした50人の子どもたちが保育園児用の小さな椅子に座って肩を寄せ合っておやつを食べているのが現状です。一方、この4月から 6小第2、学園東小第2学童クラブは、指定管理者によってゆったりとした新築の学童クラブ室で40人の定員を守って運営されています。
近年、多摩地区では学童クラブの運営基準を作り、学童クラブの運営にあたって統一的に守られるべき最低基準を明確にしようという動きが広がっています。しかし残念なことに小平市 にはまだそのような動きが見られません。小平市の学童クラブの設置基準を明確にして、運営方法を一歩高いレベルで揃えて、透明性の高い運用をすることによってこそ、子どもの健やか な発達が保障され、安心して親が働くことができます。そのために小平市学童クラブ設置運営基準(案)を提案するものです。本来、学童クラブの設置運営基準は、保育内容を定めた保育指 針と対をなすべきですが、父母会の連合体である学童クラブ父母連絡会という性格上、設置運営基準(案)だけを提唱するものです。
【1.学童クラブの理念】
<学童保育の役割> (1)目的
学童クラブは、児童福祉法に基づき、保育が必要とされる小学校児童の、豊かで安全な生活の場を築くことによって、子どもの心身の発達を援助することを目的とする。 (2)学童クラブの果たす役割
①働く親を持つ子どもの放課後および学校休業日の生活を継続的に保障する。
②子どもの心身ともに健やかな発達を保障する。
③そのことを通して、親が安心して働くことを保障する。
④地域社会の子育て支援の一助とする。
【2.設置運営基準の位置付け】
(1)設置運営基準は,学童クラブの運営について守られるべき最低基準を示したものである。
(2)設置運営基準は,小平市立の学童クラブに通う全ての児童を対象とし,事業運営方式の如何を問わず適用されるものである。 (3)学童クラブの運営者は,当設置運営基準を超えて,常に,その設備及び運営を向上させなければならない。
(4)設置運営基準を超えて,設備を有し,又は運営をしている学童クラブにおいては,その設備又は運営を低下させてはならない。
【3.対象児童】
学童クラブに入会できる児童は、次に掲げる要件を備えているものとする。 (1)小平市の区域内に居住していること。
(2)小学校の第1学年から第3学年までに就学していること。健全育成上指導を要する場合は第4学年から第6学年までに就学している児童も含む
(3)心身に障がいを有する児童については、第1学年から第6学年までに就学していること(注:特別支援学校に就学している児童も含む。)。障がいを有する児童の受入人数については、1学 童クラブ2名以上(定員40名の場合)または3名以上(定員60名の場合)とし、小学校の特別支援学級の有無などに合わせて可能な限り受け入れるものとする。
(4)保護者の労働、疾病その他の理由により、適切な監護を受けられないこと。
【4.規模】
1.生活スペース(児童が遊び、活動し、静養するスペース。ただし、廊下や台所・便所等は除く)において、登録児童1人当たり1.65m2以上の有効面積を確保することを目指す。 2.1学童クラブの定員は40名を基準とする。
3.1学童クラブの上限人数は最大70人とする。
【5.開所日・開所時間】
1.日曜日、祝祭日及び年末年始を除く毎日開所すること。
2.台風などの災害により、学校が休校になる場合でも、不可能でない限り学童クラブを開所すること。 3.学校が休校かつ学童クラブが開所できない場合は、朝6時までに保護者に直接連絡をすること。
4.運営形態にかかわらず、平日にあっては午後7時以降まで、また、土曜日、長期休暇期間その他の学校休業日にあっては午前8時から午後7時以降まで開所することを目指す。公営の学童 クラブでは民営化または都型学童クラブを導入することによって開所時間を延長することを意味するものではない。
【6.施設・設備】
1.小学校の敷地内に設置される最新の耐震基準を満たしている建物であること。
2.児童が安心してすごせる場を保障するために,児童の為の専用の部屋を設け,生活の場としての機能が十分確保されるように留意すること。 3.児童が生活するスペースについては,児童1人あたり1.65㎡以上の空間の確保を基準とすること。
4.児童が使用する机と椅子は児童の体格に合わせた小学生用のものとする。
5.ランドセル等の児童の所持品を収納するための登録児童数分の十分な大きさのロッカーを備えること。 6.8畳程度の畳敷きのスペースを備えること。
7.障がいを持つ児童の利用が可能なようにバリアフリー化に努めること。 8.児童の体調が悪いときなどに休息できる独立した静養室を確保すること。 6.施設・設備については衛生及び安全が確保されていること。
9.トイレは、学童クラブ専用に男子用トイレと女子用トイレをそれぞれ確保し、便器を複数設けること。便器は洋式とする。 10.トイレとは独立した手洗い場を設けること。室外に足洗い場を設けること。
11.玄関は、登録児童数分のくつ箱、傘置き場を備えると共に、子どもが安全に出入りできる広さを確保すること。
12.台所設備は、湯茶、手作りおやつを提供できるものとすること。保育の中で児童が調理体験することも考慮する。備品として、学校休業時に持参する弁当を登録児童数分保管できる大 きさの冷蔵庫、食器棚及び食器などを備えること。
13.温水シャワー設備を備えること。
14.小学校と連携した非常警報設備および消火設備を設けること。
15.遊びを豊かにする遊具や図書を設けること。遊具と図書は適切な周期で更新すること。 16.室内遊びができる場所として体育館を、外遊びができる場所として校庭を確保すること。 17.事務スペースは、指導員ロッカー、事務机、書棚、電話・FAX、PCを備えること。
18.緊急連絡用として、受信専用の電話、緊急時にも優先的に接続が可能な有線のインターネット回線と停電時にも接続が可能な無線のインターネット回線を持つ長時間バッテリでの動作 が可能なノートPCを備えること
19.学童クラブの改築工事等が発生する場合は,速やかに周知を行うとともに,保護者等に対し工事期間中の安全対策・工事期間等の説明を充分行うこと。また,工事期間中であっても学 童クラブにおける保育や行事をできるだけ妨げないような工夫をすること。
【7.職員体制と保育室】 (1)職員の配置基準
下記の職員体制とする。在籍児童数は年度当初の人数ではなく、月初の人数とする。子どもたちを安定した環境で保育するため、余裕教室で暫定的に独立した学童クラブを運営した場合 は、年度末までその保育体制を維持すること。なお、定員以上の児童を保育すること、70人以上の児童を保育することは正常な状態ではない。
定員40人(注:木田全国連協会長の指摘により見直した)
在籍児童数 保育室 職員体制
1人~35人 学童クラブ室 指尊員2人 36人~45人 学童クラブ室 指尊員3人 46人~54人 学童クラブ室
一時的余裕教室 指導員3人臨時職員1人 55人-60人 学童クラブ室
一時的余裕教室 指導員3人臨時職員2人 61人以上 学童クラブ室と余裕教室で暫
定的な独立した2クラブで学 童クラブを運営する
指導員4人
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定員60人
在籍児童数 保育室 職員体制
1人~45人 学童クラブ室 指尊員3人 46人~54人 学童クラブ室 指導員3人
臨時職員1人 55人~70人 学童クラブ室 指導員3人
臨時職員2人 71人以上 学童クラブ室と余裕教室で暫
定的な独立した2クラブで学 童クラブを運営する
指導員4人
①新規に雇用する指導員は,保育士または教員の資格を有するものであること。指導員のうち1名は、3年以上学童クラブ事業に従事した者、または5年以上保育園等で保育士等の勤務経験 を有する者を配置しなければならない。
②児童の心の安定を第1に考慮し、年度途中で指導員の交代が無いこと。指導員が全員同時に異動することが無いよう、1人は必ず次年度も継続して保育にあたるよう配慮すること。
③臨時職員については,上記の資格を有する者のほか,子育て経験者や教育に関わる学習をしている学生,児童の遊びや生活に関わる経験を持つ者が望ましい。
④障がい児担当職員
入会児童において、特別支援学級に在籍する児童、または普通学級に在籍し、身体障害者手帳・愛の手帳を所有する児童の保護者から、保育について特に配慮が必要との申し出がある児童 については、1対1もしくは2対1の保育に必要な職員を配置すること。
なお、障がい児担当職員は、障がい児の受け入れ及び育成等に必要な研修を行った者で可能な限り有資格者を配置する。
⑤特別な配慮が必要な児童を保育するための臨時職員
医師の診断により、特別な配慮が必要であると診断された児童、または普通学級に在籍しているが、特に配慮が必要であると保護者から申し出があった児童を保育する場合は、必要に応じ て、臨時職員を配置すること。なお、この臨時職員は、障がい児の受け入れ及び育成等に必要な研修を行った者で可能な限り有資格者を配置する。
(2)第2学童クラブ
①学童クラブの受入児童数
1施設の上限人数を定員40人の学童クラブでは60人、定員60人の学童クラブでは最大70人とする。
②受入児童数を超過した場合
この場合でも、入会を希望する児童を年度当初または年度途中によらず、全員受け入れることとする。
③余裕教室の確保と第2クラブ室の設置
この基準を超える場合は速やかに余裕教室で暫定的に独立した学童クラブを運営する。この状態が2年間続くことが見込まれる場合は,速やかに専用の第2学童クラブ室を設置して規模の適 正化に努める。
④合同保育
第1と第2学童クラブに在籍する児童数の合計が2年間以上連続して人数が多い方の学童クラブの定員を下回る場合に限り、3年目の年度当初から合同保育を行うことができる。
【8.学童クラブ職員の役割】
1.児童に対する適切な遊び及び生活の場の提供並びに児童の健全な育成を図る事業の実施に関すること (1)指導方法
学童クラブの指導は、余暇指導、生活指導及び学習指導の3つの部門に分けるものとし、指導に当たっては、児童の生活全般にわたる配慮を必要とする。
①余暇指導
遊びを中心に児童の関心及び興味を個別的、集団的に指導することによって、児童の情操を豊かにする。遊具による遊び等を行い、行事を取り組むことにより、児童の自主的活動を尊重す るものとする。
②生活指導
児童が現在及び将来をより良く生きるために好ましい生活習慣を習得できるように細やかな指導を行う。指導に当たっては、基礎的生活習慣の習得、保健衛生観念の指導のほか、規律の尊 重、道徳的心情の高揚、経済観念の育成、社会性の育成等を図るものとする。
・基礎的生活習慣の習得とは…身の回りのことができているか確認し、必要に応じて言葉をかける。特に、挨拶、連絡帳の提出、身の回りの物の整理・整頓、心地よい言葉の使い方等を指 導する。・保健衛生観念の指導とは…児童の状態を確認し、必要に応じた言葉をかける。特に、手洗い、トイレ、着替え、タオル等の準備、おやつの食べ方・量等を指導する。
③学習指導
児童が学校において習得する教科内容を補充的に指導するとともに、児童の学習意欲を引き出す。学校の教材に基づき宿題の整理等を行う。 (2)指導計画
児童の指導を効果的に行うため、週間、月間及び年間の実施計画等を作成し学童クラブの体系的運営に努める。 (3)健康管理
児童の身体状況及び精神状況に留意し、健康管理を図るとともに、衛生的習慣の養成等日々健康で安全な保育に努める。また、応急医療品を常備するとともに、医療機関との連携を図り、 必要な措置を講じるものとする。
(4)おやつの提供
学童クラブでは、食育活動の一環としておやつの提供を行うので、指定管理者は、衛生上の問題に万全の配慮を施し、おやつを提供する。 (5)出席の報告及び関係書類の整理
学童クラブ出席状況報告書(様式第1号)を翌月の10日までに市へ報告する。また、児童が入会してから退会するまでの記録を所定の帳簿により整理する。各クラブにおいて鍵がかけられる 書庫で保管し、当該児童が退会しても、定められた年限は保存する。
2.その他
(1)個人情報の取扱い
個人情報を取り扱う場合は、その取扱いに十分留意し、漏洩、滅失及び棄損の防止、その他個人情報の適切な管理に努め、個人情報を保護するために必要な措置を講ずること。 (2)守秘義務
業務上知り得た内容を第三者に漏らしたり、自己の利益のために使用することはできない。雇用期間などが終了した後も同様とする。 (3)指導員事務連絡会議への参加
月1回定期的に行われる事務連絡会議に出席すること。
【9.保護者への支援・連携】 1.家庭との連絡
(1)保護者と子どもの生活を伝え合う
「おたより」「連絡帳」等を活用して、家庭との連絡を行うこと。また、定期的に保護者会を開催し、必要に応じて個人面談などを行い、子どもの生活を保護者に伝え相互理解を深める よう努めること。
(2)保護者との確認をもとに、必要とする子どもには宿題ができる環境を整えるなど、配慮すること。
(3)保護者が参加できるような活動を年間計画に織り込み,保護者も共に学童クラブの活動に参画することができるように配慮し,職員と保護者の信頼関係を築くことができるようにする (4)学童クラブに関わる重大事項が発生した場合,第一に保護者に連絡をし,十分な説明ができる場を速やかに設けること。こと。
2.保護者・父母会の参画および協力・連携 (1)小平市の役割
保護者会等の活動についても積極的に支援、連携し、学童クラブの運営を保護者と連携して進めるとともに、保護者自身が互いに協力して子育ての責任を果たせるような支援を行う。 (2)保護者・父母会の運営への参画
小平市は、保護者・父母会が、運営に参画できるよう努めること。 (3)保護者・父母会との協力・連携
小平市は保育内容の充実のために、保護者の願いや意見を反映し、保護者・父母会と協力・連携を図ること。
【10.学校及び教育委員会、他の学童クラブとの連携】 (1)学校との関係は、情報交換を密にし、積極的に連携を図る。
(2)子どもの生活と遊びの場を広げるために、学校の校庭・体育館を優先的に使用できるよう、担当部課自らの責任で教育委員会と各小学校と連携を図ること。 (3)余裕教室等の利用については担当部課自らの責任で教育委員会と各小学校と連携を図ること。
(4)放課後子ども教室への児童の参加について、コーディネーターとの十分な調整を行う。放課後子ども教室にスムーズに参加できるように連携を図ること。 (5)児童の状況について,個人情報の保護に十分な配慮を行いつつ,学校及び教育委員会との情報の共有を図ること。
(6)他の学童クラブとの関係は、月1回定期的に実施する「指導員事務連絡会議」に出席し、情報交換を行い、市の事業として企画・調整した統一的な運営を行う目的で、綿密な連携を図 る。
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【11.関係機関・地域住民等との連携】 1.学童クラブ間の連携
同一学校内に第1クラブと第2クラブ(と第3クラブ)が併設されている場合は、次のことを考慮し、積極的に連携すること。
①第1クラブと第2クラブの児童は、校庭や体育館等で自由に交流し、一緒に遊ぶことができる環境を確保する。
②第1クラブと第2クラブの指導員は、共有の場で両クラブの児童が交わっている時間帯について、両クラブの子どもに対して、同じように必要に応じた言葉をかける等の指導・助言・援助 を行う。③第1クラブと第2クラブの大きな行事等は、同じ日程で、可能な限り合同で行う。
④第1クラブと第2クラブの指導員は、児童の様子・課題・保育内容に関する情報交換の場を月1回以上定期的に設定する。 2.関係機関・地域との連携
(1)保育所・幼稚園等と連携し、情報の共有と相互理解に努めること。
(2)子どもの病気や事故、もめごとなどに備えて、日常から地域の医療・保健・福祉等の関係機関と連携を図るように努めること。
(3)職員と保護者が協力して地域住民,近隣住民との関係づくりに努めまた,遊びを豊かなものにしていくために,施設外保育を含め地域の資源(自然,人材,農地と作物等)を積極的に活 用すること。
(4)子ども家庭支援センター、地域の児童館等、関係組織や児童関連施設等と連携を図ること。
【12.安全対策】
学童クラブの運営者は,学童クラブ運営において,児童の安全を確保するために,次のとおり,配慮するものとする。 (1)事故やケガの防止と対応
①心身両面にわたり児童の安全を守るために,危険防止に向けた対策をとり,事故やケガが発生した時の対応に関するマニュアルを作成すること。
②万が一事故やケガが発生した場合,近隣の医療機関等と連携して速やかに適切な処置を行うとともに,保護者に事実を伝え,誠実に対応すること。 (2)衛生管理
あらかじめ、感染症等の発生時の対応について、学童クラブとしての対応策を作成すること。 (3)防災・防犯対策
①市や学校から送付される不審者情報、その他緊急の連絡があれば速やかに適切な処理を講じて、児童の安全確保を図る。市で作成している「学童クラブ危機管理マニュアル」を有効に活 用し、保護者にその内容を周知すること。
②不審者情報などの連絡を迅速に行うこと。
③学童クラブ室内での地震・火災・その他の災害などを想定して行われる「自衛消防訓練」については、消火訓練・避難訓練及び通報訓練を年2回以上実施すること。
④消防計画で規定する防火担当責任者・火元責任者を定め、自主検査表に基づき定期的な点検を実施し、防火管理者に報告すること。
⑤消防署,警察署等の地域関連機関と連携をとるため小平市は定期的な会合を開催すること。 (4)来所・帰宅時の安全確保
あらかじめ、来所・帰宅時の安全確保のためのチェックリスト等を作成し、地域の関係機関・団体等と連携した見守り活動の実施等について取り組むこと。
(5)各保護者に対する複数の連絡手段を記した緊急連絡網を小平市の責任において作成し、年度当初に緊急連絡網による連絡の試験を行うこと。各父母会は緊急連絡網の作成に全面的に協 力すること。また,小学校,警察,消防及び行政機関等との相互の連絡体制を作ること。
(6)小平市地域防災計画 震災編 第3部災害応急・復旧対策計画 第9節 応急教育 7学童クラブ に規定されている震災時の事前準備と震災時の体制を保護者に周知すること。 (7)上記規定を保育園(第10節保育対策)と同等レベルの内容に充実すること。
(8)東日本大震災時の教訓に謙虚に学ぶ
①児童と指導員用のヘルメットを人数分以上常備すること。
②災害発生時は、保護者に児童を直接引き渡すこと。保護者のお迎えがあるまで、学童クラブとして児童を保護すること。
③学童クラブ内に非常食を用意すること。 (9)事故報告書の提出
①児童が保育時間中に発生した事故により怪我をした場合は、速やかに処置をするとともに、ただちに保護者と市へ連絡すること。
②事故報告書は、原則として、開設時間中に指導員または保護者が児童を病院等医療機関に連れて行ったときに提出すること。
③開設時間中には医療機関に連れていかなかったが、後日保護者が医療機関に連れて行った場合も事故報告書を提出することになるので、必ず保護者に確認すること。
④事故報告書は、市へ提出された後、市から保険会社に送付する。以後、保険会社が手続きを行うことになる。 (9)安全対策については毎年定期的に見直しを行い、問題点の改善を図ること。
【13.特に配慮を必要とする児童への対応】 (1)障がいのある児童について
①利用の希望がある場合可能な限り受入れに努めること。
②受入れに当たっては,施設・設備について配慮をすること。
③障がい児担当職員
入会児童において、特別支援学級または特別支援学校に在籍する児童、または普通学級に在籍し、保育について特に配慮が必要との申し出がある児童については、1~2名に対し、1対1も しくは2対1の保育に必要な職員を配置する。なお、障がい児担当職員は、障がい児の受け入れ及び育成等に必要な研修を行った者で可能な限り有資格者を配置する。
④特別支援学校・特別支援学級などの送迎バスの降車場から学童クラブまでの登所については,保護者との協議の上,登所が可能となるような配慮をすること。
⑤障がいのある児童を受け入れるための研修等への参加に努め,受入後の円滑な運営に備えること。 (2)虐待等への対応の必要のある児童について
①虐待,いじめ,体罰等,権利が侵害される恐れのある児童についても特に配慮し,子ども家庭支援センターなど関係機関と密に連携して対応すること。
②虐待等の問題についての研修等への参加に努め,受入後の円滑な運営に備えること。
【14.事業内容の向上について】
(1)指導員の資質の向上のため積極的に研修を実施し、または受講させること。
①職員の資質の向上,専門性を高めるための研修等を実施すること。
②児童の安全管理、生活指導、遊びの指導等について、指導員の計画的な研修を実施するものとし、また児童館に勤務する児童厚生員の研修や放課後子ども教室推進事業の担当者研修との 連携を図ること。
③市,都,大学,全国学童保育連絡協議会、三多摩学童保育連絡協議会などの他の関連機関主催の学童クラブに関連する研修会へ職員が参加する機会及び情報を積極的に提供し、費用の補助 を行うこと。
(2)小平市は、学童クラブの事業内容について定期的に自己点検する機会を持ち、自ら事業内容向上に向けた取り組みに努めること。
①事業内容について組織的,客観的に検証する機会を持ち,事業内容向上に向けた取り組みに努めること。
②定期的に他の学童クラブの職員と協議する機会を持ち,ともに事業内容向上を図ること。
【15.市民への情報提供】 1.利用者への情報提供等
(1)市町村及び学童クラブは、学童クラブの利用の募集に当たって、入所案内等を作成し,市報・インターネット等を通じて幅広く広報するとともに,就労している保護者が利用申請しや すいよう工夫に努めること。また,適切な時期に様々な機会を利用して広く周知を図ること。
(2)新年度入所にあたっては,入所する前に児童及び保護者に対し学童クラブの運営方針,年間計画等について説明会を開くこと。 2.市民への情報提供
(3)学童クラブの運営の状況について、保護者や地域等に積極的に情報提供を行い、学童クラブへの理解や認識を深めることに努め,市民との信頼関係を構築すること。
【16.苦情・要望への対応】
(1)市では、「児童福祉施設において提供する福祉サービスの利用者からの苦情を解決するための体制」を整備している。これは、現場の指導者が、保護者の苦情に対し、苦情解決に向け て、説明をしても納得が得られない場合に、中立的な立場にある第三者委員で設置された直接相談できる窓口である。
(2)苦情・要望の受付窓口について,児童や保護者に周知すること。あわせて、市の児童課に直接相談できることも周知すること。 (3)苦情・要望を受け付けた場合は内容をよく聴き取り,速やかに対応し,解決を図ること。
(4)苦情・要望を受け付ける手法として,今あるしくみの他の手段の設定も含め,更に充実させること。特に,定期的なニーズの把握に努めること。 (5)苦情・要望については,課題の抽出を行い,職員間の共有を図ること。
(6)苦情・要望については,個人情報に配慮しつつ,保護者への公開に努めること。 (7)第三者による事業評価を行うこと。
【17.学童クラブの運営方法について大きな変更がある場合】
市は,学童クラブの運営方法について,大きく変更する場合は,次の内容を守らなければならないものとする。 (1)学童クラブの運営方法の如何に問わず、学童クラブの運営の最終的な責任は小平市が負うことを前提とする。
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(2)小平市学童クラブ父母連絡会及び対象学童クラブの保護者等に変更内容等について,子育て支援協議会などを通じるのではなく、対象となる保護者に直接かつ速やかに通知すること。 (3)保護者と十分な話し合いが出来るように会を設けることとし,話し合いの場で必要な資料は,その場で十分な話し合いが出来るよう事前に配布,または市のホームページ等で閲覧でき るようにすること。話し合いの議事録を市は作成し、ホームページなどで閲覧できるようにすること。
(4)保護者との話し合いの場では,保護者の意見を取り入れ,反映すること。
(5)学童クラブの運営主体を変更する場合,運営団体決定の際は,相互理解のため運営引き継ぎ期間開始前に保護者会を設け,保護者と運営団体との顔合わせを行うこと。運営引き継ぎ期 間は3か月とする。
(6)引き継ぎに関しては,児童の心の安定を第1に考慮し,暦日で3か月前から事業者との実質のある打合を開始し、2か月前から毎日、新指導員による慣らし保育を開始する。引き継ぎ期 間終了前には,十分な引継ぎが行われたか,児童及び保護者を含め確認する機会を設けること。
(7)小平市の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例,小平市長が所管する公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する規則などの各規定に基づいた手続きをとること。
(8)指定管理者選定委員会には、学童クラブの指定管理者の業務が施設の管理運営にとどまるものではなく、子どもたちの生活の場を作るものであるという認識にたち、当該学童クラブの 父母会の代表と小平市学童クラブ父母連絡会の代表をそれぞれ1名ずつ任命すること。
【18.学童クラブの施設整備計画】
小平市は,学童クラブの施設整備に関し,対応方針,優先順位を定め,計画的に整備を図るものとする。上記のうち,児童の生命に即時・直接関わることから,市は施設の耐震化を最も重 要視すべき事項とし耐震基準を満たさない状態の解消を最優先に対応するものとする。それぞれの問題への対応方針は,以下のとおりとする。
1.耐震工事を必要とする施設。
耐震診断の結果により,緊急性の高い施設から順次耐震工事を行う。
2.鉄筋コンクリート造(耐用年数50年),軽量鉄骨造(耐用年数22年)の耐用年数に近付いている,あるいは超えている,老朽化した施設。それぞれの耐用年数に合わせ,年次的に解消してい く。3.定員を大幅に超え,狭隘状況の発生している施設。
学童クラブにおいて,生活スペースにつき児童1人あたり1.65㎡以上の空間の確保を基準とし,その達成に努める
【19.学童クラブの運営計画】
学童クラブの保育時間延長,職員体制充実等による安全で豊かな事業展開などのサービスの拡大を行うものとする。 なお,サービスの拡大に際しては,以下のことを遵守するものとする。
①学童クラブの運営については小平市が最終的に責任を負うものとし,全施設において適切な運営が行われることを担保すること。
②小平市は個々の学童クラブの事業運営の差により利用者への不利益が生じないようにすること。
③小平市は全ての学童クラブの事業の評価を十分に行い,市民への説明を十分に実施すること。
④小平市は、サービスの拡大・事業の安定と質の確保に関して、保護者のニーズを年1回アンケート調査を行い、自ら収集した情報に基づいて現状のサービスが利用者にどのように評価さ れているのかを判断し市民に開示すること。
⑤小平市学童クラブ父母連絡会、または各父母会が行うアンケート調査、予算要求書については、その中から恣意的に保護者のニーズを拾い出すのではなく、優先順位について小平市学童 クラブ父母連絡会、または各父母会と協議の上確認を行うこと。
⑥施設整備の必要な施設については,整備を行うこと。 ■
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