2009年度
ミクロ経済学 宿題 5†
問題1 (初級).
プレイヤー1,2が交互に、関係を降りる(S)か続ける(C)か選択する展開形ゲームを考えます。奇数期に プレイヤー1,偶数期にプレイヤー2が意思決定し、6期まで続きます。彼らにとって、基本的に関係は長く続 いたほうが嬉しいのです。ただ、次の期に相手に降りられてしまうよりは、自分からその期に降りてしまった ほうが良いと思っています。利得は図に示されたように与えられるとします。(左側が1の利得。)
(a)
このゲームにおけるサブゲームの数はいくつですか。
(b)バックワード・インダクションを用いて、サブゲーム完全均衡を求めてください。 (c)サブゲーム完全均衡ではないナッシュ均衡を求めてください。
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問題2 (中級).
2人のプレイヤーa, bがパイの取り分の分配を巡って交渉することになりました。パイの大きさは1と考え ます。2種類の交渉プロセスを考えます。
(a)プレイヤーaが0 ≤ x ≤ 1のなかでパイの分配プラン(x, 1 − x)を選択し、プレイヤーbがそれを受諾
するか拒否するか選ぶとします。bが受諾すればa, bそれぞれ効用x,1 − xを得ますが、拒否すれば交渉決裂 となり2人の効用は0となります。このゲームのサブゲーム完全均衡を求めてください。
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(b)プレイヤーaが0 ≤ x ≤ 1のなかでパイの分配プラン(x, 1 − x)を選択し、プレイヤーbがそれを受諾
するか拒否するか選ぶとします。bが受諾すればそれぞれ効用x,1 − xを得ます。bが拒否した場合、交渉は すぐには決裂せず、プレイヤーbが0 ≤ y ≤ 1のなかで分配プラン(y, 1 − y)を選択することにします。プラ ンに対してaが受諾した場合、a, bそれぞれの効用はδy, δ(1 − y)となります。(0 < δ < 1)ここで交渉の遅 れが発生しているため、効用がδで割り引かれています。一方でaが拒否した場合、交渉決裂し両者ともに効 用0となります。このゲームのサブゲーム完全均衡を求めてください。
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質問や間違いがありましたら、micro09komaba(at)gmail.com までご連絡ください。
1Hint:得られる利得はサブゲーム完全均衡でのものと同じです。
2Hint:サブゲームは、出される x に応じて存在するので無限にあります。
3Hint:バックワード・インダクションを用いましょう。
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問題3 (上級).
企業が2社(A, B)、求職者が2人(i, j)います。企業は労働者を雇用することで生産が可能となりyの収
入を得ることができますが、雇えなかった場合には利潤はゼロです。各企業1人しか雇用ができません。また 就職できなかった求職者の賃金収入はゼロです。
最初に企業A, Bが同時にそれぞれ賃金wA, wBを提示します。次に、それを見た求職者i, jが同時に、ど ちらの企業に応募するか意思決定します。2人が同じ企業に応募してしまった場合には、ランダムにどちらか が雇用されます。企業は利潤の期待値、労働者は賃金収入の期待値を最大化するとします。このゲームのサブ ゲーム完全均衡を求めてください。ただし企業は純粋戦略のみをとると仮定し、労働者については混合戦略も 考慮しましょう。
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