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第三次秋田県特別支援教育総合整備計画(平成29年12月)

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(1)

第三次

秋田県特別支援教育

総合整備計画

平成30年度~平成34年度

平成29年12月

(2)
(3)

県教育委員会は、平成15年3月に、『秋田県特殊教育総合整備計画』(平成15年度~

24年度)を発表しました。この『秋田県特殊教育総合整備計画』実施期間中の平成19 年4月に「学校教育法」等が改正され、特殊教育から特別支援教育への転換が行われたこ

とを踏まえ、平成21年3月には、『秋田県特殊教育総合整備計画』後期4か年の計画を

『秋田県特別支援教育総合整備計画』と改訂しました。『秋田県特殊教育総合整備計画』

及び『秋田県特別支援教育総合整備計画』においては、全ての学校種における特別支援教

育の推進や、「あきた総合支援エリア」の開設を含む学校施設の整備等に取り組んでまい

りました。

平成24年には、それまでの総合整備計画の成果と課題を検証し、平成23年8月に改 正された「障害者基本法

*1

」の理念を尊重するとともに、中央教育審議会の「共生社会の 形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)

*2

「あきたの教育振興に関する基本計画」を踏まえ、『第二次秋田県特別支援教育総合整備

計画』を策定し、平成25年度から5年間にわたり、幼児児童生徒の教育的ニーズに応じ た指導や支援の更なる充実を図ってまいりました。

今年度、『第二次秋田県特別支援教育総合整備計画』が最終年度を迎え、成果と課題を

検証するとともに、特別支援教育に関する状況の変化等を見据えながら新たな整備計画策 定に向けた作業を進めてまいりました。これまでの法律や報告の他に、平成28年4月に 施行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律

*3

」を踏まえ、外部検討委

員会等における検討、各地域における説明会の開催、パブリックコメントの実施等により、

県民の皆様から幅広くご意見をお寄せいただき、このたび『第三次秋田県特別支援教育総

合整備計画』(平成30年度~平成34年度)を策定しました。

本計画では、『第二次秋田県特別支援教育総合整備計画』と同様の基本理念「自立と社

会参加」を掲げ、目的に「インクルーシブ教育システムの理念に基づく共生社会の形成」 を新たに加えました。障害のある子どもが、地域の同世代の子どもや人々との交流等を通 して積極的に活動することにより、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の 社会を目指していきます。このような社会を目指すことは、我が国において最も積極的に 取り組むべき重要な課題であります。そのためには、障害者の権利に関する条約に基づく インクルーシブ教育システムの理念が重要であり、その構築のため、特別支援教育を着実 に進めていく必要があります。幼稚園・保育所、小・中学校、高等学校等においては、課 題解決する力を学校・園全体で高めていき、特別支援学校においては、専門性の向上と特 別支援教育のセンターとしての機能をこれまで以上に発揮できるよう努めてまいります。

秋田県は、「教育立県あきた」を目指し、将来を担う子どもたちを県民を挙げて育成す

るため、学校、家庭、地域、関係機関の密接な連携の下、力強く教育を推し進めておりま す。本計画においても、基本理念である「自立と社会参加」の実現に向けて、各施策を着 実に推進してまいります。関係の皆様による一層のご理解とご協力をお願いいたします。

平成29年12月

秋田県教育委員会

(4)

第三次秋田県特別支援教育総合整備計画

計画の基本的な考え方

1 基本理念 「自立と社会参加」

2 目的

一人一人の教育的ニーズを把握し、適切な指導や支援を行う特別支援教育を推進 す る こ と に よ り 、 障 害 の あ る 幼 児 児 童 生 徒 の 「 自 立 と 社 会 参 加 」 を 実 現 し 、「 イ ン

クルーシブ教育システム※1

」の理念に基づく共生社会の形成を目指す。

3 計画の位置付け

(1)「第二次秋田県特別支援教育総合整備計画」(平成24年10月策定)の成果と

課題に基づく。

(2)国内外の特別支援教育及び障害者施策の動向を反映させる。

( 3 )「 第 2 期 あ き た の 教 育 振 興 に 関 す る 基 本 計 画 」 に 基 づ き 、 特 別 支 援 教 育 推 進 の 具体的な方向性を示す。

(4)本計画を踏まえて、各特別支援学校は「教育プラン※2

」を策定し、計画の実現 を図る。

(5)本計画を「教育委員会施策の重点推進事項」及び「学校教育の指針」に反映さ せる。

4 計画の期間

平成30年度から34年度までの5か年とする。

5 計画の進行管理

本計画の進行管理に当たっては、関係者からなる「第三次秋田県特別支援教育総 合 整 備 計 画 推 進 協 議 会 ( 仮 称 ) 」 を 設 置 し 、 各 年 度 の 円 滑 な 実 施 及 び 評 価 、 改 善 方 法等について協議する。

(5)

6 計画の構成

(1)3つの柱

Ⅰをベースとして、Ⅱ、Ⅲにおいて各校種における特別支援教育の充実を図る。

Ⅰ 特別支援教育推進のための体制整備

Ⅱ 幼稚園・保育所、小・中学校、 Ⅲ 特別支援学校における教育

高等学校等における特別支援 の充実

教育の充実

<イメージ図>

(2) 基本方向と重点施策

Ⅰ 特別支援教育推進のための体制整備

基本方向1 特別支援教育に対する理解推進 重点施策3項

基本方向2 早期からの就学相談や一貫した支援の充実 重点施策1項

基本方向3 交流及び共同学習の推進 重点施策2項

基本方向4 担当教員の専門性の向上 重点施策3項

基本方向5 教育的ニーズに応じた多様な学びの場の整備 重点施策1項

Ⅱ 幼稚園・保育所、小・中学校、高等学校等における特別支援教育の充実

基本方向1 校内支援体制の機能強化 重点施策3項

基本方向2 関係機関との連携による支援の充実 重点施策2項

基本方向3 高等学校における校内支援体制の充実 重点施策2項

Ⅲ 特別支援学校における教育の充実

基本方向1 専門性の高い教育の充実 重点施策4項

基本方向2 キャリア教育・進路指導の充実 重点施策2項

基本方向3 特別支援教育に関するセンター的機能※3の充実

重点施策2項

基本方向4 教育的ニーズに応じた学校施設等の整備 重点施策1項

(6)

7 計画の策定経緯

※1 <インクルーシブ教育システム>

障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加 することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組み。

※2 <教育プラン>

「第三次秋田県特別支援教育総合整備計画」を実現していくために、各特別支援学校が作成する 5年間の計画

※3 <特別支援教育に関するセンター的機能>

特別支援学校が、教師の専門性や施設・設備を生かして、地域の障害のある幼児児童生徒や保護 者、小・中学校等の教職員に対して、教育相談・支援・情報提供・研修協力を行うなど、地域にお ける特別支援教育に関する相談等のセンターとしての役割を果たすこと。

秋 田 県 特 殊 教 育 総 合 整 備 計 画(平成15年度~20年度)

総合支援による特殊教育の構築

◇障害者の権利に関する条約批准(平成26年1月)

◇障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(平成28年4月) ◇新学習指導要領公示(平成29年3月・4月)

秋 田 県 特 別 支 援 教 育 総 合 整 備 計 画(平成21年度~24年度)

総合支援による特別支援教育

◇学校教育法の一部改正による特殊教育から特別支援教育への移行(平成19年4月)

第二次秋田県特別支援教育総合整備計画(平成25年度~29年度)

基 本 理 念 「自立と社会参加」

◇障害者基本法の改正(平成23年8月)

◇共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進 (中教審報告)

第三次秋田県特別支援教育総合整備計画(平成30年度~34年度)

基 本 理 念 「自立と社会参加」

目 的: 「インクルーシブ教育システム」の理念に基づく共生社会の形成

(7)

第三次秋田県特別支援教育総合整備計画の概要

柱 現状と課題 基本方向 重点施策 施策内容及び推進指標

(1) 全ての地域におい ・関係機関のネットワークを機能させる個別の支援計画の作成・活 て関係機関同士の連 用の推進

携を推進します。

(ア) 1 (2) 障害のある児童生 ・学校ボランティアの養成と活用による教育活動の充実と相互理 障 害 者 の 権 利 特別支援教育 徒等が、地域の方々 解の推進

に 関 す る 条 約 に対する理解 とともに活動する場 ・地域や関係機関、NPO等の活動やイベント等への積極的な参 の 批 准 に 伴 う 推進 づくりを進めます。 画

障 害 者 差 別 解 ・大規模災害を想定した地域と合同の避難訓練と防災教育の充実

消 法 等 の 規 定 [推進指標:合同避難訓練64%→100%]

を 踏 ま え る 必

要がある。 (3) 特別支援教育に関 ・地域を巻き込んだ障害者スポーツ・文化活動の充実・発展 する情報発信を積極 [推進指標:スポーツ・文化活動に係る交流及び共同学習 60回] (イ) 的に進めます。 ・特別支援教育関係ホームページ充実による情報更新、広報の充実 県 民 が 、 障 害

の 有 無 に よ っ 2 (1) 障害のある幼児に ・市町村教育委員会と関係機関との連携による就学支援の充実 て 分 け 隔 て な 早期からの就 対する早期からの就 ・早期から一貫した支援を行う教育支援委員会の機能拡充の推進 く 、 相 互 に 人 学相談や一貫 学相談や一貫した支 ・市町村教育委員会等による合理的配慮及び基礎的環境整備に係る 格 と 個 性 を 尊 した支援の充 援 の 充 実 を 図 り ま 情報提供

重 し 合 う 共 生 実 す。 ・就学支援シートの活用等による引継ぎと個別の指導計画・個別の 社 会 の 実 現 を 支援計画の作成・活用促進[推進指標:17市町村→25市町村] 目 指 す 取 組 を

進 め る 必 要 が (1) 障害のある子ども ・学校行事や教科学習等における計画的な交流及び共同学習の推進 ある。 と障害のない子ども ・特別支援学校在籍者の居住地校交流の充実

3 の交流及び共同学習 [推進指標:居住地校交流の実施割合

(ウ) 交流及び共同 を推進します。 小学校42%→50% 中学校18→30%] 交 流 及 び 共 同 学習の推進

学 習 が 各 地 域 (2) 小・中学校等にお ・小・中学校等の計画的な障害理解授業の推進

で 行 わ れ て い ける障害理解教育を [推進指標:障害理解授業の実施 74回→120回] る が 、 合 理 的 推進します。 ・保護者及び一般県民に対する障害理解のための活動推進 配 慮 の 提 供 、

交 流 校 の 理 解 (1) 研修の充実や関係 ・関係機関との連携に基づく通級指導教室担当者の専門性向上 推 進 、 教 育 課 機 関 と の 連 携 に よ ・特別支援教育セミナー・特別支援学級スキルアップ授業研修の充 程 へ の 位 置 付 り、特別支援学級及 実

け 、 居 住 地 で び通級指導教室担当 ・専門家・支援チームの専門的助言による教育的支援の提供 の 交 流 の 在 り 者等の専門性の向上 ・総合教育センターの研修講座や学校支援講座の活用促進 方 等 の 課 題 に を図ります。

つ い て 整 理 す

る必要がある。 (2) 特別支援学校及び ・特別支援学級等担当者の免許状保有率の向上と免許状保有者の適 4 特別支援学級等担当 切な配置 [推進指標:特別支援学級担当者 20.1%→40%] (エ) 担当教員の専 教員の免許状保有率 ・特別支援学校免許状の障害領域別保有率の向上

特 別 支 援 教 育 門性の向上 の向上を図ります。 [推進指標:視覚支援学校(視覚障害) 71.9%→80% に 携 わ る 全 て 聴覚支援学校(聴覚障害) 84.2%→90%] の 教 員 の 資 質 ・大学との連携による免許取得促進、特別支援教育の知見を有す

向 上 を 図 る 必 る教員養成

要がある。

(3) 校種間の人事交流 ・小・中学校等と特別支援学校との研修人事交流の推進

(オ) や長期実践研修等を ・国立特別支援教育総合研究所、総合教育センター、秋田大学大学 特 別 支 援 教 育 通し、担当教員の資 院への研修派遣

を 推 進 す る た 質向上に加え、学校 ・専門的資質・技能をもつ現職教員の育成 め に 個 に 応 じ 全体の専門性の向上

た 学 び の 場 の を図ります。 整 備 が 必 要 で

ある。 5 (1) 児童生徒の障害等 ・小・中・高等学校通級指導教室のニーズに応じた適切な設置 教育的ニーズ に応じた学びの場の ・特別支援学校を中核としたネットワークによる病弱教育の推進 に応じた多様 整備を推進します。

な学びの場の 整備

(8)

柱 現状と課題 基本方向 重点施策 施策内容及び推進指標

(ア) (1) 管理職をはじめ、 ・特別支援教育の年間計画に基づく全ての教員の研修受講促進 各 校 ・ 園 に お 全ての教職員が特別 [推進指標:全校種における教職員の特別支援教育 け る 特 別 支 援 支援教育に関する研 に係る研修受講率78%→100%] 教 育 に 関 す る 修を継続的に受ける ・生徒指導上の留意事項を踏まえた支援体制の構築

校 内 支 援 体 制 機会を設け、特別支 ・特別支援教育に係る校内支援体制推進のためのチェックリストに を よ り 効 果 的 援教育に関する校内 よる評価・改善

に 機 能 さ せ る 支援体制の充実を図 必要がある。 1 ります。

校内支援体制

(イ) の機能強化 (2) 特別支援教育支援 ・市町村教育委員会との連携による支援員研修及び支援員配置校研 全 て の 学 級 に 員に係る研修を充実 修の充実

お い て 発 達 障 します。 [推進指標:支援員配置校研修実施率32%→50%] 害 を 含 め た 障

害 の あ る 子 ど

も た ち が 在 籍 (3) 校内委員会や特別 ・新任特別支援教育コーディネーター研修の内容の充実 す る こ と を 前 支援教育コーディネ ・年間計画に基づく計画的な校内委員会の開催

提 と し た 学 校 ーターを核とした校 経 営 ・ 学 級 経 内支援体制の強化を 営 が 求 め ら れ 図ります。

ている。

(1) 就学前から卒業後 ・上級特別支援教育コーディネーターや通級指導教室担当者を地域 (ウ) まで、幼児児童生徒 の特別支援教育の推進役とするネットワークの構築

学 習 指 導 要 領 のライフステージに ・支援を必要とする幼児児童生徒の進学等における適切な情報の引 の 改 訂 に よ り 応じた継続的な支援 継ぎ

特 別 支 援 学 級 2 ができるよう、関係 や 通 級 に よ る 関係機関との 機関を繋ぐ仕組みを 指 導 に お け る 連携による支 作ります。

個 別 の 指 導 計 援の充実

画 等 を 全 員 に (2) 特別支援学校や通 ・特別支援学校のセンター的機能の活用による支援体制の機能強化 作 成 す る と と 級指導教室及び関係 ・通級指導教室による地域における特別支援教育の拠点としての活 も に 、 通 常 学 機 関 と の 連 携 に よ 用

級 に お い て も り、一人一人の幼児 ・地域の教育、医療、福祉、労働等との連携強化 個 別 の 指 導 計 児童生徒への支援を

画 等 を 作 成 し 充実します。 活 用 す る こ と

に 努 め る 必 要 (1) 高等学校における ・高等学校における通級による指導体制構築と指導内容の充実 がある。 特別支援教育に係る ・高等学校の特別支援教育コーディネーターの専門性向上

3 校内支援体制の充実 ・特別支援教育支援員配置による校内支援体制の充実と情報発信 (エ) 高等学校にお を図ります。 ・高等学校特別支援隊による継続的な支援

高 等 学 校 に お ける校内支援 け る 発 達 障 害 体制の充実

等 の 生 徒 へ の (2) 高等学校に在籍す ・社会生活・就労への適応力向上のための指導・支援の充実 支 援 が 実 践 さ る発達障害等の生徒 ・ハローワークや障害者職業センター、障害者就業・生活支援セン れ て い る が 、 の就労支援を充実し ター等との連携強化

計 画 的 ・ 組 織 ます。 的 な 支 援 の 充

実 が 課 題 と な っている。

(9)

柱 現状と課題 基本方向 重点施策 施策内容及び推進指標

(1) 各学校が「教育プラン」 ・第三次秋田県特別支援教育総合整備計画等を踏まえた各校 を策定し、特色ある教育活 の「教育プラン」を策定

動を展開します。 ・「教育プラン」に基づく特色ある教育活動の展開 (ア)

特 別 支 援 学 校 (2) 幼児児童生徒の多様な実 ・教育課程等に関する研究委嘱の継続実施(新学習指導要領 在 籍 幼 児 児 童 態と教育的ニーズに対応し の趣旨)

生 徒 の 実 態 の 1 た教育課程を編成します。 ・教育課程に係る研修会の充実

多様化に伴う、専門性の高い ・発達の段階を踏まえた自立活動の改善・充実

専 門 性 の 高 い 教育の充実 [推進指標:自立活動授業研究会実施学校率80%→100%] 教 育 の 充 実 が

求められる。 (3) 教科指導や各教科等を合 ・授業改善プロジェクトチームの設置による研究とその成果 わせた指導について、実践 の普及

的な授業力の向上を図りま ・小・中学校等と連携した教科指導力の向上

す。 ・特別支援学校間連携による障害種に応じた専門性向上 (イ)

特 別 支 援 学 校 (4) 関係機関や外部専門家と ・看護師による医療的ケアの継続実施

幼 児 児 童 生 徒 の連携により、学習環境の ・理学療法士、作業療法士等専門家の活用充実と成果の普及 の 実 態 に 応 じ 整備と指導の充実を図りま ・作業学習、技能教科指導における専門家の活用促進 た キ ャ リ ア 教 す。

育 や 進 路 指 導

の 充 実 が 図 ら (1) 幼児児童生徒一人一人の ・キャリア教育全体計画に基づく教育課程の改善 れ て い る が 、 教育的ニーズに応じ、キャ [推進指標:一般就労を希望する進路の達成率100%] 一 貫 性 の あ る リア教育や進路指導の充実 [推進指標:卒業後3年間の職場定着率90%以上] 指 導 や 支 援 を 2 を図ります。 ・寄宿舎運営の改善による生活指導の充実

一 層 展 開 す る キャリア教育 必要がある。 ・進路指導の

充実 (2) 産業界や関係機関等との ・職業教育実施のための教育課程の改善に向けた就労支援の 連携に基づく職業教育の改 展開

善とともに、就労支援を行 ・産業界等への特別支援学校職業教育の理解推進(職業教育

(ウ) います。 フェア等)

高 等 部 に あ っ て は 、 卒 業 後

の 生 活 を 見 据 (1) 各特別支援学校は、関係 ・特別支援学級担任等実践研修の充実

え 、 自 己 理 解 機関と連携し、地域の特別 ・教育的ニーズに応じた視覚支援学校及び聴覚支援学校サテ や コ ミ ュ ニ ケ 支援教育に関するセンター ライト教室の充実

ー シ ョ ン 能 力 3 としての機能の充実を図り ・就学相談・教育相談の充実 を 高 め る 必 要 特別支援教育 ます。

がある。 に関するセン

ター的機能の (2) 「あきた総合支援エリア ・視覚、聴覚、肢体不自由、病弱教育の中核としての全県域 充実 かがやきの丘」は、全県の に向けた情報の発信や相談、研修の推進

特別支援教育及び障害児療 ・エリア3校と県立医療療育センターとの連携強化による支 (エ) 育の中核として、専門情報 援の充実

特 別 支 援 学 校 の発信や支援に努めます。 の 幼 児 児 童 生

徒 の ニ ー ズ に (1) 地域や各学校の実情に応 ・特色ある教育活動実施に向けた、校舎の改築・改修検討 応 じ た 施 設 設 4 じて、学校施設の充実を図 (栗田支援学校、横手支援学校、稲川支援学校)

備 等 の 整 備 が 教育的ニーズ ります。 ・ゆり支援学校道川分教室の在籍児童生徒数に応じた指導形

必要である。 に応じた学校 態の検討

施設等の整備 ・更新計画に基づくスクールバスの更新

(10)

特別支援教育推進のための体制整備

1

基本方向1 特別支援教育に対する理解推進 2

基本方向2 早期からの就学相談や一貫した支援の充実 4

基本方向3 交流及び共同学習の推進 6

基本方向4 担当教員の専門性の向上 8

基本方向5 教育的ニーズに応じた多様な学びの場の整備 10

用語等の説明 12

幼稚園・保育所、小・中学校、高等学校等における

特別支援教育の充実

13

基本方向1 校内支援体制の機能強化 14

基本方向2 関係機関との連携による支援の充実 16 基本方向3 高等学校における校内支援体制の充実 18

用語等の説明 20

特別支援学校における教育の充実

21

基本方向1 専門性の高い教育の充実 22

基本方向2 キャリア教育・進路指導の充実 24

基本方向3 特別支援教育に関するセンター的機能の充実 26 基本方向4 教育的ニーズに応じた学校施設等の整備 28

用語等の説明 30

◆資料編

31

【資料1】特別支援学級数、在籍児童生徒数の推移 32

【資料2】通級指導教室利用児童生徒数の推移 33

【資料3】小・中学校の通常の学級に在籍している特別な支援を必要とする

児童生徒の状況 33

【資料4】特別支援学校に在籍する幼児児童生徒数の推移 34 【資料5】特別支援学校幼児児童生徒の重複障害学級等在籍率

(幼稚部~高等部専攻科) 35

【資料6】障害者基本法(抄) 36

【資料7】共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための

特別支援教育の推進(報告)概要 38

【資料8】障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律 44 【資料9】秋田県教育委員会における障害を理由とする差別の解消の推進に

関する対応要領 51

【資料10】学校教育法施行令改正に関する通知(障害のある児童生徒の就学先

決定) 63

【資料11】秋田県手話言語、点字等の普及等による円滑な意思疎通の促進に関

する条例 66

(11)

1

-Ⅰ

特 別 支 援 教 育 推 進 の た め の 体 制 整 備

◎ 特 別 支 援 教 育 に 対 す る 理 解 推 進

◎ 早 期 か ら の 就 学 相 談 や 一 貫 し た 支 援 の 充 実

◎ 交 流 及 び 共 同 学 習 の 推 進

◎ 担 当 教 員 の 専 門 性 の 向 上

◎ 教 育 的 ニ ー ズ に 応 じ た 多 様 な 学 び の 場 の 整 備

(12)

Ⅰ 特 別 支 援 教 育 推 進 の た め の 体 制 整 備

基本方向1

特別支援教育に対する理解推進

重点施策1 全ての地域において関係機関同士の連携を推進します。

施 策

・関係機関のネットワークを機能させる個別の支援計画

※1

の作成・活用の推進 内

障害のある児童生徒等が、地域の方々とともに活動する場づくりを進 重点施策2

めます。

施 ・学校ボランティアの養成と活用による教育活動の充実と相互理解の推進

策 ・地域や関係機関、NPO等の活動やイベント等への積極的な参画

内 ・大規模災害を想定した地域と合同の避難訓練と防災教育の充実

容 [推進指標:合同避難訓練64%→100%]

重点施策3 特別支援教育に関する情報発信を積極的に進めます。

・地域を巻き込んだ障害者スポーツ・文化活動の充実・発展 策

[推進指標:スポーツ・文化活動に係る交流及び共同学習 60回]

・特別支援教育関係ホームページ充実による情報更新、広報の充実 容

<現状と課題>

○ 学校教育法の改正(平成19年4月)により、全ての学校において特別な支援を

必要とする児童生徒に応じた教育を行うことが法的に位置付けられ、特別支援教育 への理解推進と全ての教職員に対する研修の充実が求められている。

○ 小・中学校では、個別の支援計画の作成が進んできているが、関係機関等とのネ

ットワークを機能させるための活用が期待される。幼稚園・保育所等、高等学校も 含めて、障害のある子どもに一貫した支援を行うことができるようにするために、 個別の支援計画の作成・活用の推進が求められます。

○ 学びの場にかかわらず、一人一人の教育的ニーズを把握して適切な指導と必要な

支援を行う特別支援教育を推進することは、障害のある子どもたちと共に学ぶ周囲 の者に対して、障害に応じた支援の重要性について理解を促進することにもつなが

る。(中央教育審議会特別支援教育部会における審議の取りまとめより参照)

○ 各特別支援学校では、地域に開かれた学校を目指して、自校の教育活動や特色、

特別支援教育に関するセンター的機能について周知活動を行ってきた。また、県民 等に対し、学校展等各種イベントの開催の他、マスコミ等を通じた広報活動により 理解推進を図ってきている。

○ 各特別支援学校において、授業や学校行事における学校ボランティアの効果的な

(13)

3

-Ⅰ 特 別 支 援 教 育 推 進 の た め の 体 制 整 備

○ 各特別支援学校では、大規模災害を想定し、地域や近隣施設、保護者との連携を

意識した避難訓練や、避難所としての学校運営の在り方等についても検討されてい る。災害時における安全確保や協力体制整備については、今後も地域の理解と協力

を得る必要がある。

○ 2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機として、障害者ス

ポーツを通した交流及び共同学習や文化・芸術の体験学習等を通した交流及び共同 学習を実施することにより、障害者理解(心のバリアフリー)を推進し、共生社会 の実現を目指すことが求められている。

○ 秋田県特別支援学校体育連盟による特別支援学校総合体育大会や秋田県特別支援

学校文化連盟による特別支援学校文化祭が開催され、多くのボランティアの協力の もと運営が行われてきた。今後は、Specialプロジェクト2020

※2

の推進と合わせて、 地域を巻き込んだ障害者スポーツ・文化活動のさらなる発展を見据えた取組が望ま れる。

ア ) 特 別 支 援 学 校 が 地 域 行 事 等 へ 参 加 し て い る 回 数 年 度 H 2 5 H 2 6 H 2 7 H 2 8 回 数 2 5 7 5 8 1 7 7

( 特 別 支 援 教 育 課 調 べ )

イ ) 特 別 支 援 学 校 に お け る ホ ー ム ペ ー ジ の 平 均 更 新 回 数

年 度 H 2 5 H 2 6 H 2 7 H 2 8 回 / 1 か 月 6 . 3 / 1 か 月 7 . 6 / 1 か 月 7 . 5 / 1 か 月 8 / 1 か 月

( 特 別 支 援 教 育 課 調 べ )

ウ ) 特 別 支 援 学 校 総 合 体 育 大 会 及 び 文 化 祭 に お け る 参 加 人 数 ( 単 位 : 人 )

大 会 等 名 称 参 加 者 等 H 2 5 H 2 6 H 2 7 H 2 8 H 2 9 特 別 支 援 学 校 選 手 数 1 , 0 7 5 1 , 1 4 3 1 , 1 6 5 1 , 1 8 5 1 , 1 6 7 総 合 体 育 大 会 ボ ラ ン テ ィ ア 数 6 2 1 0 4 1 2 9 8 7 1 1 2 特 別 支 援 学 校 美 術 展 鑑 賞 者 数 9 0 2 9 4 2 8 1 4 9 5 5 5 6 2 文 化 祭 ス テ ー ジ 発 表 入 場 者 数 8 0 0 1 , 4 0 0 9 4 0 1 , 0 2 2 6 2 0

( 秋 田 県 特 別 支 援 学 校 体 育 連 盟 ・ 文 化 連 盟 提 供 )

エ ) 特 別 支 援 学 校 に お け る 避 難 訓 練 の 実 施 状 況 ( H 2 8 年 度 ) 避 難 訓 練( 単 位 : 回 ) 地 域 を 巻 き 込 ん だ

連 携 先 ・ 相 手 地 震 火 災 複 合 合 計 避 難 訓 練 実 施 (H27)

1 2 2 1 2 6 5 9 9 校 / 1 4 校

・ 近 隣 の 学 校 ・ 近 隣 施 設 ・ 保 護 者 ・ 併 設 の 病 院 ・ 近 隣 地 域 住 民

( 特 別 支 援 教 育 課 調 べ )

オ ) 特 別 支 援 学 校 に お け る ボ ラ ン テ ィ ア の 活 用 状 況 年 度 H 2 5 H 2 6 H 2 7 H 2 8 受 入 回 数 6 1 8 5 5 5 4 9 8 5 1 2

受 入 人 数 7 5 2 7 8 0 7 6 4 7 9 1 ( 特 別 支 援 教 育 課 調 べ )

カ ) 特 別 支 援 学 校 に お け る ボ ラ ン テ ィ ア の 養 成 講 座 開 催 校 数 年 度 H 2 5 H 2 6 H 2 7 H 2 8

(14)

Ⅰ 特 別 支 援 教 育 推 進 の た め の 体 制 整 備

基本方向2

早期からの就学相談や一貫した支援の充実

重点施策1

障害のある幼児に対する早期からの就学相談や一貫した支援の充実を 図ります。

・市町村教育委員会と関係機関との連携による就学支援の充実

・早期から一貫した支援を行う教育支援委員会の機能拡充の推進

・市町村教育委員会等による合理的配慮及び基礎的環境整備に係る情報提供

・ 就学 支 援シ ー ト

※ 3

の活 用等 によ る引 継ぎ と個 別の指 導計 画

※ 4

・個 別の 支援 計画

の作成・活用促進 [推進指標:作成・活用 17市町村→25市町村]

<現状と課題>

○ 平成23 年8月に改正された「障害者基本法」においては、「可能な限り障害者

である児童及び生徒が障害者でない児童及び生徒と共に教育を受けられるよう配

慮」することと規定された。さらに平成24年の中央教育審議会報告において、「就

学基準に該当する障害のある子どもは特別支援学校に原則就学するという従来の就

学先決定の仕組みを改め、障害の状態、本人の教育的ニーズ、本人・保護者の意見、

教育学、医学、心理学等専門的見地からの意見、学校や地域の状況等を踏まえた総 合的な観点から就学先を決定する仕組みとすることが適当である」との提言がなさ れたことを踏まえ、平成25年学校教育法施行令が一部改正された。

○ 平成24年7月の「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築

の ための特 別支援教育の推進(報告)」において、障害のある子どもが十分に教育

を受けられるための合理的配慮及びその基礎となる環境整備の必要性が示された。

○ 各市町村では、保健・福祉部局と教育委員会が5歳児健康相談会等や、訪問指導、

日常的な情報交換などを実施するなどして連携を深めつつある。また一部の教育委 員会では、専門の担当職員を配置し、保護者との早期からの相談や就学支援シート の作成、園と学校間の情報をつなぐ直接的な支援や助言を行っている。

○ 県では、次の取組により本人・保護者に対する早期からの就学相談や支援及び市

町村教育委員会に対する支援を行っている。

・保護者等を対象に県内各地で「就学や教育に関する相談会」を実施 ・特別支援学校や特別支援学級の対象児童生徒の適応状況調査を実施

・市町村の就学支援担当者を対象に、県内3地区において連絡協議会を実施

○ 「早期からの教育相談・支援体制構築事業」において、推進地域における就学支

(15)

5

-Ⅰ 特 別 支 援 教 育 推 進 の た め の 体 制 整 備

ア ) 就 学 や 教 育 に 関 す る 相 談 会 の 相 談 件 数 ( ) 内 は 割 合

年 度 H 2 6 H 2 7 H 2 8 H 2 9

相 談 件 数 2 9 7 3 1 3 3 3 3 3 4 7 主 就 学 関 係 1 6 4 ( 5 5 . 2 % ) 1 6 6 ( 5 3 . 1 % ) 1 6 5 ( 4 9 . 5 % ) 2 1 0 ( 6 0 . 5 % ) な 学 習 や 行 動 面 関 係 8 8 ( 2 9 . 7 % ) 1 0 9 ( 3 4 . 8 % ) 1 1 2 ( 3 3 . 6 % ) 9 0 ( 2 5 . 9 % ) 相 進 路 関 係 2 4 ( 8 . 1 % ) 1 7 ( 5 . 4 % ) 1 8 ( 5 . 4 % ) 1 1 ( 3 . 2 % ) 談 不 登 校 関 係 4 ( 1 . 3 % ) 0 ( 0 % ) 5 ( 1 . 5 % ) 0 ( 0 . 0 % ) 内 発 達 障 害 関 係 2 ( 0 . 7 % ) 3 ( 1 . 0 % ) 1 ( 0 . 3 % ) 7 ( 2 . 0 % ) 容 そ の 他( 生 活 、検 査 等 ) 1 5 ( 5 . 0 % ) 1 8 ( 5 . 7 % ) 3 2 ( 9 . 6 % ) 2 9 ( 8 . 4 % )

( 特 別 支 援 教 育 課 調 べ )

イ ) 市 町 村 教 育 支 援 委 員 会 等 の 開 催 状 況 及 び 判 定 状 況 年 度 H 2 5 H 2 6 H 2 7 H 2 8 開 催 回 数 6 8 6 8 7 1 5 8 判 定 件 数 1 , 6 3 3 1 , 9 4 0 1 , 8 8 3 2 , 3 5 2

( 特 別 支 援 教 育 課 調 べ )

ウ ) 就 学 支 援 シ ー ト 等 の 引 継 ぎ 資 料 を 活 用 し て い る 市 町 村( 平 成 2 9 年 度 末 現 在 )

鹿 角 市 、 大 館 市 、 北 秋 田 市 、 藤 里 町 、 三 種 町 、 男 鹿 市 、 潟 上 市 、 五 城 目 町 、 八 郎 潟 町 、 井 川 町 、 大 潟 村 、 由 利 本 荘 市 、 に か ほ 市 、 大 仙 市 、 仙 北 市 、 美 郷 町 、 横 手 市 、

⇒ 1 7 市 町 村 ( 全 市 町 村 数 の 6 8 % )

( 特 別 支 援 教 育 課 調 べ )

エ ) 5 歳 児 健 康 診 断 ・ 相 談 会 を 実 施 し て い る 市 町 村( 平 成 2 9 年 度 末 現 在 )

鹿 角 市 、 小 坂 町 、 大 館 市 、 能 代 市 、 北 秋 田 市 、 上 小 阿 仁 村 、 三 種 町 、 藤 里 町 、 八 峰 町 、 男 鹿 市 、 潟 上 市 、 五 城 目 町 、 八 郎 潟 町 、 井 川 町 、 由 利 本 荘 市 、 に か ほ 市 、 横 手 市 、 仙 北 市 、 湯 沢 市 、 東 成 瀬 村

⇒ 2 0 市 町 村 ( 全 市 町 村 数 の 8 0 % )

(16)

Ⅰ 特 別 支 援 教 育 推 進 の た め の 体 制 整 備

基本方向3

交流及び共同学習の推進

重点施策1

障害のある子どもと障害のない子どもの交流及び共同学習を推進しま す。

・学校行事や教科学習等における計画的な交流及び共同学習の推進 策

・特別支援学校在籍者の居住地校交流の充実 内

[推進指標:居住地校交流の実施割合 小学校42%→50% 中学校18%→30%]

重点施策2 小・中学校等における障害理解教育を推進します。

・小・中学校等の計画的な障害理解授業の推進 策

[推進指標:障害理解授業の実施 74回→120回]

・保護者及び一般県民に対する障害理解のための活動推進 容

<現状と課題>

○ 特別支援学校と小・中学校等との効果的な交流及び共同学習を行うためには、そ

れぞれの教育的意義や目的を明確にするとともに、交流校同士が連絡を密に取り合 いながら、計画的・組織的に実施する必要がある。

平成23年8月に改正された「障害者基本法」にも「障害者である児童及び生徒 と障害者でない児童及び生徒との交流及び共同学習を積極的に進めること」が示さ れている。

さらに、平成24年7月の「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システ

ム構築のための特別支援教育の推進(報告)」においても、「交流及び共同学習は特

別支援学校や特別支援学級に在籍する障害のある児童生徒等にとっても、障害のな い児童生徒等にとっても、共生社会の形成に向けて、経験を広め、社会性を養い、 豊かな人間性を育てる上で、大きな意義を有するとともに、多様性を尊重する心を

育むことができる。」とされ、「特別支援学校と幼・小・中・高等学校等との間で行

われる交流及び共同学習については、双方の学校における教育課程に位置付けたり、

年間指導計画を作成したりするなど交流及び共同学習の更なる計画的・組織的な推

進が必要である。」と示されている。

小学校・中学校の新学習指導要領、幼稚園教育要領には「障害のある幼児児童生 徒との交流及び共同学習や、地域や高齢者などとの交流の機会を積極的に設けるこ と」が明記されている。

※資料編~【資料7】(P38~P43)に「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム 構築のための特別支援教育の推進(報告)概要」を掲載

○ 交流及び共同学習には、「特別支援学校と各学校・園との交流及び共同学習」「特

別支援学校の児童生徒が居住地校において行う交流及び共同学習」「特別支援学級

と交流学級との交流及び共同学習」「地域の人々との交流及び共同学習」などがあ

(17)

7

-Ⅰ 特 別 支 援 教 育 推 進 の た め の 体 制 整 備

○ 県では、平成23年4月に「交流及び共同学習にかかるガイド」を作成し、保護

者をはじめ各学校及び関係機関等に、交流及び共同学習の意義を周知し、積極的な 取組を推進してきた。また、平成23~26年度には、特別支援学校と地域との交 流を推進するための「障害児地域交流推進モデル事業」を実施した。

○ 特別支援学校と小・中学校や地域の人々との交流及び共同学習は、各学校の幼児

児童生徒の実態や地域の状況に応じて進められてきている。また、特に地域との交 流活動は、地域貢献活動や地域事業所との連携による実践的な職業教育等として各 校で盛んに行われるようになってきた。

特別支援学校に在籍する幼児児童生徒は、居住地域との関わりが希薄になりがち なため、保護者や本人の希望により居住地校交流も行われてきた。

○ 小・中学校等において、特別支援学校のセンター的機能を活用し、障害について

の正しい理解を図るためや交流及び共同学習の事前学習として、障害理解授業を実 施する学校が増えてきた。

ア ) 特 別 支 援 学 校 の 交 流 及 び 共 同 学 習 の 状 況 ( 単 位 : 回 )

年 度 H 2 5 H 2 6 H 2 7 H 2 8 小 ・ 中 学 校 等 と の 交 流 及 び 共 同 学 習 3 0 0 3 8 0 4 0 2 3 4 2 地 域 と の 交 流 - - 7 9 9 8 5 2 計 - - 1 , 2 0 1 1 , 1 9 4

( 特 別 支 援 教 育 課 調 べ )

イ ) 特 別 支 援 学 校 幼 児 児 童 生 徒 の 居 住 地 校 交 流 の 状 況 年 度 H 2 5 H 2 6 H 2 7 H 2 8

回 数 1 4 2 1 7 7 1 9 7 2 1 9

( 特 別 支 援 教 育 課 調 べ )

ウ ) 小 ・ 中 学 校 等 と 特 別 支 援 学 校 ( 特 別 支 援 学 級 ) と の 交 流 及 び 共 同 学 習 実 施 状 況 特 別 支 援 学 校 特 別 支 援 学 級 ( 単 位 : % )

学 校 間 交 流 居 住 地 校 交 流 校 内 交 流 小 学 校 3 0 4 2 9 8 中 学 校 3 2 1 8 9 9 高 等 学 校 3 6 7

( 特 別 支 援 教 育 課 調 べ 平 成 2 8 年 度 )

エ ) 小 ・ 中 学 校 等 に お け る 障 害 理 解 授 業 の 実 施 状 況 年 度 H 2 5 H 2 6 H 2 7 H 2 8 対 象 校 数 - 4 7 4 9 5 7

(18)

Ⅰ 特 別 支 援 教 育 推 進 の た め の 体 制 整 備

基本方向4

担当教員の専門性の向上

重点施策1

研修の充実や関係機関との連携により、特別支援学級及び通級指導教 室担当者等の専門性の向上を図ります。

施 ・関係機関との連携に基づく通級指導教室

※5

担当者の専門性向上

策 ・特別支援教育セミナー

※6

・特別支援学級スキルアップ授業研修の充実

内 ・専門家・支援チーム

※7

の専門的助言による教育的支援の提供

容 ・総合教育センターの研修講座や学校支援講座の活用促進

特別支援学校及び特別支援学級等担当教員の免許状保有率の向上を図 重点施策2

ります。

・特別支援学級等担当者の免許状保有率の向上と免許状保有者の適切な配置

[推進指標:特別支援学級担当者 20.1%→40%]

・特別支援学校免許状の障害領域別保有率の向上

[推進指標:視覚支援学校(視覚障害)71.9%→80% 聴覚支援学校(聴覚障害)84.2%→90%] ・大学との連携による免許取得促進、特別支援教育の知見を有する教員養成

校種間の人事交流や長期実践研修等を通し、担当教員の資質向上に加 重点施策3

え、学校全体の専門性の向上を図ります。

施 ・小・中学校等と特別支援学校との研修人事交流の推進

策 ・国立特別支援教育総合研究所、総合教育センター、秋田大学大学院への研修派

内 遣

容 ・専門的資質・技能をもつ現職教員の育成

<現状と課題>

○ 平成24年7月の「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築の

た めの特別 支援教育の推進(報告)」において、特別支援教育を充実させるための

教職員の専門性向上の必要性が示され、教育再生実行会議の提言(平成27年5月)

及び中央教育審議会答申(平成27年12月)において、教員の資質向上に係る新 たな体制の構築が示された。

○ 小・中学校学習指導要領の改訂(平成29年3月)により、障害種の特性に関す

る記述に加え、各教科等において、学習の過程で考えられる困難さについて示され ており、障害に応じた配慮を具体的に実施することが求められている。

○ 県教育委員会は、県で定める研修体系に沿って計画的な研修を推進している。

・小・中学校特別支援学級新担任研修講座 ・新任特別支援教育コーディネーター研修 ・上級特別支援教育コーディネーター研修 ・特別支援教育セミナー

・特別支援学級スキルアップ授業研修

(19)

9

-Ⅰ 特 別 支 援 教 育 推 進 の た め の 体 制 整 備

○ 県内小・中学校の特別支援学級の学級数と児童生徒数は、平成7年度から増加傾

向が続いている。また、通級による指導の対象児童生徒数も増加傾向にある。 特別支援学級担当教員のうち、新担任が毎年度2割程度を占め、特別支援教育に 係る免許状保有率は20.1%(小学校23.4%、中学校16.8%、平成29 年度調査)と低い状況にある。

○ 通級指導教室を担当する教員には特別支援教育に関する高い専門性が求められる

が、特別支援教育に係る免許状保有率は74.4%であり、保有率のさらなる向上 を目指す必要がある。小・中学校の通級指導教室の拡充や平成30年度からの高等 学校における通級による指導開始を受けて、担当教員の養成や資質向上が課題であ る。平成29年度より「通級指導教員等専門性向上事業」を実施している(2か年 計画)。

○ 平成14年度より、小・中学校と特別支援学校において教員の研修人事交流を行

い、教員の特別支援教育に関する資質向上及び学校の活性化を図ってきた。交流期 間は、平成18年度までは1年間、平成19年度から23年度までは2年間、平成 24年度からは3年間とし、平成28年度まで継続した。研修修了者はそれぞれ自 校の特別支援教育推進の役割を担っている。

○ 平成24年度から、特別支援学校教員の専門研修への派遣を実施しており、視覚

障害に係る生活訓練等指導者として5名、聴覚障害に係る言語聴覚士として2名が 資格取得をしている。

ア )特 別 支 援 教 育 セ ミ ナ ー ・ 特 別 支 援 学 級 ス キ ル ア ッ プ 授 業 研 修 の 実 施 状 況( 単 位 : 校 ・ 人 )

年 度 H 2 0 H 2 1 H 2 2 H 2 3 H 2 4 H 2 5 H 2 6 H 2 7 H 2 8 実 施 校 数 1 1 6 1 3 2 1 3 5 1 3 9 1 4 0 1 2 3 1 3 1 1 2 5 1 4 1

セ ミ ナ ー

受 講 者 数 1 5 0 1 7 7 1 8 5 1 9 5 2 0 2 1 7 9 1 9 3 1 8 3 2 1 6 成 果 有 り ・ ま ず ま ず

1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 9 9 成 果 有 り の 回 答 率 ( % )

1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0

実 施 校 数 1 8 2 0 1 4 ス キ ル 受 講 者 数 2 3 2 5 1 7 ア ッ プ 研 修 成 果 有 り ・ ま ず ま ず

1 0 0 1 0 0 1 0 0 成 果 有 り の 回 答 率 ( % )

( 各 年 度 年 度 末 の 数 値 特 別 支 援 教 育 課 調 べ )

イ ) 特 別 支 援 学 級 担 当 者 の 特 別 支 援 教 育 に 係 る 免 許 状 保 有 率( 単 位 : % )

年 度 H 2 5 H 2 6 H 2 7 H 2 8 H 2 9 小 学 校 3 2 . 1 3 1 . 9 3 1 . 1 2 6 . 1 2 3 . 4 中 学 校 2 2 . 0 1 7 . 3 2 0 . 0 1 6 . 0 1 6 . 8

( 各 年 度 5 月 1 日 現 在 の 数 値 特 別 支 援 教 育 課 調 べ )

ウ ) 小 ・ 中 学 校 と 特 別 支 援 学 校 と の 研 修 人 事 交 流 者 数 ( 単 位 : 人 )

年 度 H 1 9 H 2 0 H 2 1 H 2 2 H 2 3 H 2 4 H 2 5 H 2 6 H 2 7 H 2 8 H 2 9 小 ・ 中 学 校 9 1 8 1 8 1 8 9 4 8 1 2 8 1 0 1 2 特 別 支 援 学 校 9 1 8 1 8 1 8 9 4 8 1 2 8 1 0 1 2

交 流 期 間 2年 3年

(20)

Ⅰ 特 別 支 援 教 育 推 進 の た め の 体 制 整 備

基本方向5

教育的ニーズに応じた多様な学びの場の整備

重点施策1 児童生徒の障害等に応じた学びの場の整備を推進します。

策 ・小・中・高等学校通級指導教室のニーズに応じた適切な設置

内 ・特別支援学校を中核としたネットワークによる病弱教育の推進

<現状と課題>

○ 通級指導教室の設置数は、43教室(言語障害教室:小学校16校、中学校0校、

LD等教室:小学校18校、中学校9校)である(平成29年度)。通級指導教室

担当教員の基礎定数化により、今後一定数の増設が見込まれる。担当する教員には 特別支援教育に関する高い専門性が求められるが、経験年数3年未満が33%とい う現状であり、担当教員の養成や資質向上が課題である。平成29年度より「通級

指導教員等専門性向上事業」を実施している(2か年計画)。

○ 平成28年度から、小・中学校における病弱教育・肢体不自由教育の充実に向け

て 、「 病弱 ・ 肢 体不 自 由教 育 支 援事 業 」を 行 って い る 。病 弱 教 育ア ド バイ ザ ーを 配 置し、県内小・中学校の病弱・身体虚弱特別支援学級設置校訪問による指導助言の 他に、市町村教育委員会、病院、保健所に対する病弱教育への理解推進活動等を実 施している。また、担当教員への指導力向上に関する研修会も開催している。

○ 病弱教育に関しては、個別のニーズが多様である。医療の発達に伴い、短期入院

の児童生徒が増加傾向にあり、短期間の学習空白が断続的に続くことが懸念される。

また、復学支援も重要であり、児童生徒の前籍校に近い特別支援学校と病弱教育担 当校の連携による支援やそのためのネットワークづくりが必要である。

ア ) 特 別 支 援 学 級 在 籍 児 童 生 徒 数 及 び 通 級 指 導 教 室 利 用 児 童 生 徒 数

( 単 位 : 人 )

年 度 H 1 0 H 1 5 H 2 0 H 2 5 H 2 9 小 学 校 3 9 4 4 7 2 5 5 3 6 6 1 6 9 6 特 別 支 援 学 級 中 学 校 1 3 9 1 8 5 2 1 5 2 7 8 3 4 4 小 ・ 中 計 5 3 3 6 5 7 7 6 8 9 3 9 1 0 4 0 小 学 校 1 5 7 2 1 8 2 5 2 3 8 2 4 9 9 通 級 指 導 教 室 中 学 校 0 0 0 3 3 7 2 小 ・ 中 計 1 5 7 2 1 8 2 5 2 4 1 5 5 7 1

(21)

11

-Ⅰ 特 別 支 援 教 育 推 進 の た め の 体 制 整 備

イ)「小・中学校に在籍する病弱・身体虚弱児童生徒の実態調査」(H28実施)

調査対象校数 316校 (小学校201校、中学校115校)

慢性疾患等に該当する児童生徒が在籍している学校数 149/316校(47.2%)

慢性疾患等で配慮が必要な児童生徒が在籍している 88/316校(27.8%)

学校数

調査対象児童生徒数 69,623人 (小学校44,909人、中学校 24,714人)

慢性疾患等に該当する児童生徒数 665/69,623人(1.0%)

慢性疾患等で配慮が必要な児童生徒数 144/665人(21.7%)

ウ ) 病 弱 ・ 身 体 虚 弱 特 別 支 援 学 級 の 在 籍 者 数 学 級 数 児 童 生 徒 数 小 学 校 1 2 1 4

中 学 校 1 0 1 2 合 計 2 2 2 6

(22)

Ⅰ 特 別 支 援 教 育 推 進 の た め の 体 制 整 備

※ 1 < 個 別 の 支 援 計 画 > ・ ・ ・ ・ ・ P 2 、 4

一 人 一 人 の 障 害 の あ る 子 ど も に つ い て 、 乳 幼 児 期 か ら 学 校 卒 業 後 ま で の 一 貫 し た 長 期 的 計 画 を 学 校 が 中 心 と な っ て 作 成 。 作 成 に 当 た っ て は 、 関 係 機 関 と の 連 携 が 必 要 。 ま た 、 保 護 者 の 参 画 、 意 見 等 を 聴 く こ と が 求 め ら れ る 。

教 育 の 分 野 で は 、「 個 別 の 教 育 支 援 計 画 」 の 名 称 で 使 っ て い る が 、 本 計 画 で は 、 関 係 部 局 ・ 機 関 と の 連 携 の 強 化 と 協 働 を 推 進 す る 観 点 か ら 「 個 別 の 支 援 計 画 」 と 表 記 し て い る 。

※ 2 < S p e c i a l プ ロ ジ ェ ク ト 2 0 2 0 > ・ ・ ・ ・ ・ P 3

2 0 2 0 年 か ら の 新 た な 特 別 支 援 教 育 ( 学 習 指 導 要 領 改 訂 ) を 契 機 に 、 文 部 科 学 省 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク レ ガ シ ー 事 業 と し て 、 全 国 の 特 別 支 援 学 校 で 、 ス ポ ー ツ ・ 文 化 ・ 教 育 の 全 国 的 な 祭 典 を 開 催 。

※ 3 < 就 学 支 援 シ ー ト > ・ ・ ・ ・ ・ P 4 、 5

障 害 の あ る 子 ど も の 就 学 に 当 た り 、 幼 稚 園 ・ 保 育 所 、 療 育 機 関 等 に お け る 様 子 や 指 導 ・ 保 育 又 は 訓 練 の 様 子 を 小 学 校 や 特 別 支 援 学 校 小 学 部 に 引 き 継 ぎ 、 障 害 の あ る 子 ど も の 就 学 後 の 学 校 生 活 を よ り 適 切 な も の に し て い く た め に 作 成 す る 資 料 。

※ 4 < 個 別 の 指 導 計 画 > ・ ・ ・ ・ ・ P 4

幼 児 児 童 生 徒 一 人 一 人 の 教 育 的 ニ ー ズ に 対 応 し て 、 指 導 目 標 や 指 導 内 容 ・ 方 法 を 盛 り 込 ん だ 指 導 計 画 。 例 え ば 、 単 元 や 学 期 ご と に 作 成 さ れ 、 そ れ に 基 づ い た 指 導 が 行 わ れ る 。

※ 5 < 通 級 指 導 教 室 > ・ ・ ・ ・ ・ P 8 、 9 、 1 0

小 学 校 や 中 学 校 の 通 常 の 学 級 や 高 等 学 校 に 在 籍 す る 軽 度 の 障 害 の あ る 児 童 生 徒 に 対 し て 、 障 害 に 基 づ く 種 々 の 困 難 を 改 善 ・ 克 服 す る た め の 特 別 の 指 導 を 行 う た め に 設 置 さ れ た 教 室 。 平 成 2 9 年 度 現 在 、 本 県 で は 小 学 校 に 3 4 教 室 、 中 学 校 に 9 教 室 。 平 成 3 0 年 度 、 高 等 学 校 に 1 教 室 を 開 設 。

< 特 別 支 援 教 育 セ ミ ナ ー > ・ ・ ・ ・ ・ P 8 、 9

※ 6 秋 田 県 が 、 小 ・ 中 学 校 の 特 別 支 援 学 級 や 通 級 指 導 教 室 、 障 害 の あ る 児 童 生 徒 が 在 籍 す る 通 常 の 学 級 に お い て 、 学 校 ・ 学 級 の ニ ー ズ に 応 じ た 助 言 や 情 報 提 供 の た め に 行 っ て い る 研 修 。

< 専 門 家 ・ 支 援 チ ー ム > ・ ・ ・ ・ ・ P 8

※ 7 発 達 障 害 を 含 む 全 て の 障 害 の あ る 幼 児 児 童 生 徒 の 支 援 の た め 、 教 育 、 医 療 、 福 祉 等 の 専 門 家 に よ り 構 成 さ れ た チ ー ム 。 平 成 1 5 年 度 か ら 県 北 、 県 央 、 県 南 の 3 地 区 に 設 置 し て い る 。

※ 8 < 特 別 支 援 学 級 ス キ ル ア ッ プ 授 業 研 修 > ・ ・ ・ ・ ・ P 8 、 9

(23)

13

-Ⅱ

幼稚園・保育所、小・中学校、

高等学校等における特別支援教育の充実

◎ 校 内 支 援 体 制 の 機 能 強 化

◎ 関 係 機 関 と の 連 携 に よ る 支 援 の 充 実

◎ 高 等 学 校 に お け る 校 内 支 援 体 制 の 充 実

(24)

Ⅱ 幼 稚 園 ・ 保 育 所 、 小 ・ 中 学 校 、 高 等 学 校 等 に お け る 特 別 支 援 教 育 の 充 実

基本方向1

校内支援体制の機能強化

管理職をはじめ、全ての教職員が特別支援教育に関する研修を継続 重点施策1

的に受ける機会を設け、特別支援教育に関する校内支援体制の充実

を図ります。

・特別支援教育の年間計画に基づく全ての教員の研修受講促進 施

[推進指標:全校種における教員の特別支援教育に係る研修受講率78%→100%] 策

・生徒指導上の留意事項を踏まえた支援体制の構築 内

・特別支援教育に係る校内支援体制推進のためのチェックリストによる評価・ 容

改善

重点施策2 特別支援教育支援員

※1

に係る研修を充実します。

策 ・市町村教育委員会との連携による支援員研修

※2

及び支援員配置校研修

※3

の充実

内 [推進指標:支援員配置校研修実施率32%→50%]

校内委員会

※4

や特別支援教育コーディネーター

※5

を核とした校内支援 重点施策3

体制の強化を図ります。

策 ・新任特別支援教育コーディネーター研修の内容の充実 内 ・年間計画に基づく計画的な校内委員会の開催

<現状と課題>

○ 県では、幼稚園・保育所・小・中学校、高等学校等における校内支援体制の整備 を促進するため、「秋田県特別支援教育校内支援体制ガイドライン」を策定した。 ガイドライン(三訂版)では体制整備の指針として次の3つを示している。

① 実効性のある園・校内支援体制の整備 ② 計画に基づく指導・支援の実践

③ 教職員の専門性の向上と共通理解の推進

○ 県では、第二次秋田県特別支援教育総合整備計画に基づき、校内支援体制の強化 を支援する施策を実施してきた。

・専門家・支援チームによる巡回相談

・新任特別支援教育コーディネーター研修会の実施

・地域の核となる上級特別支援教育コーディネーターの養成 ・特別支援教育に関する研修会・協議会等の開催

・特別支援学校におけるセンター的機能による支援

○ 公立幼稚園、小・中学校及び高等学校の全校種において、特別支援教育に係る校 内委員会の設置と特別支援教育コーディネーターの指名が100%である。

(25)

15

-Ⅱ 幼 稚 園 ・ 保 育 所 、 小 ・ 中 学 校 、 高 等 学 校 等 に お け る 特 別 支 援 教 育 の 充 実

施している。

○ 各校(園)が校内支援体制を整備しその機能を発揮しながら、自校で課題解決で きるためには、次のような課題がある。

・年間計画に基づく特別支援教育の計画的で組織的な実践と具体的な評価・改善 ・個別の指導計画や個別の支援計画の作成と活用による適切な指導

・特別支援教育の視点を加えた生徒指導の実践 ・関係機関の活用による支援の充実

・学校(園)と進路先との連携による円滑な移行支援 ・特別支援教育に関する研修機会の保障

ア)教員の特別支援教育に関する研修受講率(公立) (単位:%)

年 度 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29

幼稚園 27 40 48 26 27 38 52 80 85 91 85

小学校 45 53 55 58 65 68 69 71 80 88 83

中学校 22 27 28 37 41 49 49 57 68 81 76

高等学校 12 35 27 24 37 41 47 57 63 66 66

(文部科 学省調 査)

イ)新任特別支援教育コーディネーター研修会受講者数(単位:人)

年 度 H25 H26 H27 H28 H29

幼稚園・保育所・認定こども園等 57 65 74 83 84

小・中学校 87 77 79 68 86

高等学校 35 35 33 37 52

特別支援学校 18 14 15 14 16

計 197 191 201 202 238 (特別支援教育 課調べ )

ウ)小・中学校における特別支援教育支援員の配置状況

年 度 H25 H26 H27 H28 H29

配 小学校(校) 189 201 194 188 191

置 中学校(校) 69 66 70 74 77

校 計(校) 258 269 264 262 268

配置人数(人) 606 607 633 676 717

(各年度5月1日現在の数字 特別支援教育課調べ)

エ)特別支援教育支援員研修会の受講者数(県内3地区 各地区年1回)

年 度 H25 H26 H27 H28 H29

県北地区(人) 127 146 158 172 179

県央地区(人) 112 115 98 163 101

県南地区(人) 151 150 149 174 173

計(人) 390 411 405 509 453

(特別支援 教育課 調べ)

オ)小・中学校における支援員配置校研修の実施状況

年 度 H25 H26 H27 H28 H29

小学校(校) 41 52 41 60 74

中学校(校) 14 13 7 11 12

計 (校) 55 65 48 71 86

(26)

Ⅱ 幼 稚 園 ・ 保 育 所 、 小 ・ 中 学 校 、 高 等 学 校 等 に お け る 特 別 支 援 教 育 の 充 実

基本方向2

関係機関との連携による支援の充実

重点施策1

就学前から卒業後まで、幼児児童生徒のライフステージに応じた継

続的な支援ができるよう、関係機関をつなぐ仕組みを作ります。

・上級特別支援教育コーディネーターや通級指導教室担当者を地域の特別支援教 策

育の推進役とするネットワークの充実 内

・支援を必要とする幼児児童生徒の進学等における適切な情報の引継ぎ 容

重点施策2

特別支援学校や通級指導教室及び関係機関との連携により、一人一人

の幼児児童生徒への支援を充実します。

・特別支援学校のセンター的機能の活用による支援体制の機能強化 策

・通級指導教室による地域における特別支援教育の拠点としての活用 内

・地域の教育、医療、福祉、労働等との連携強化 容

<現状と課題>

○ 小・中学校等が、特別支援学校のセンター的機能をはじめ、様々な関係機関を活 用しながら、自校で主体的に課題解決できるよう県や市町村等が連携して必要な指 導や支援を実施することが大切である。

○ 県では、特別支援教育に係る相談・支援の拠点として、「特別支援教育地域セン ター

※6

」を県内11小学校に設置し、10人の特別支援教育アドバイザー

※7

を配置 している。特別支援教育アドバイザーは就学相談を中心に、教育相談、実態把握を 含めた助言を行っている。

○ また、発達障害等を含む障害のある幼児児童生徒への支援のため、県内3地区に それぞれ教育、医療、福祉等の専門家による「専門家・支援チーム」「高等学校特 別支援隊

※8

」を設置し、学校等への巡回相談を行っている。巡回相談では、幼児児 童生徒の実態把握(諸検査)から個別の指導計画・個別の支援計画の作成、関係機 関への紹介や引継ぎまで、一貫した支援を行っている。

○ 支援を必要とする児童の進学等における情報の引継ぎについては、就学期におい ては、県の事業により、指定地域に就学支援員を配置することで実践を積み重ねる とともに、市町村と連携し就学支援シートの導入・活用を促した。

(27)

17

-Ⅱ 幼 稚 園 ・ 保 育 所 、 小 ・ 中 学 校 、 高 等 学 校 等 に お け る 特 別 支 援 教 育 の 充 実

については、地域や学校により取組に格差がある。

○ 上級特別支援教育コーディネーター修了者は90名(小学校36名、中学校21 名、特別支援学校33名:平成29年度末現在)である。うち、通級による指導担 当教員は20名(小学校14名、中学校6名:平成29年度末現在)である。地域 の研修会や相談会に参画するなどしており、上級特別支援教育コーディネーターや 通級指導教室担当教員が地域の特別支援教育の核として効果的に活動できるよう、 実践状況を把握し、必要に応じた支援を行う必要がある。

○ 通級指導教室担当者には、対象児童生徒への指導・支援を行うとともに、関係校 との連携を通して効果的な指導方法や支援方法を広めるなど、地域における特別支 援教育の拠点としての機能を発揮することが求められる。優れた実践の共有と専門 性の一層の向上を目指し、「通級指導教員等専門性向上事業」(平成29年度~)を 実施している。本事業では、通級による指導担当教員の専門性の向上を図ることや 通常の学級担任との連携体制を構築し、指導の効果を通常の学級へ波及させること を目指している。

○ 各市町村においては、障害児者総合支援協議会や自立支援協議会を設置し、保健、 福祉、教育、労働、医療等の関係者を委員とした会議を定期的に開催している(約 9割の市町村の会議に特別支援学校の関係者が委員として参加している)。

ア)上級特別支援教育コーディネーター養成研修会修了認定者数 (単位:人)

年 度 H24 H25 H26 H27 H28 H29 計

小学校 7 7 10 5 7 36

中学校 4 6 4 4 3 21

高等学校

特別支援学校 16 6 3 4 1 3 33

計 16 17 16 18 10 13 90 (特別支援教育課調べ)

イ)市町村における障害児者の支援体制に係る関係機関連携会議等の開催状況

(H28年度)

開催回数( 回) 不定期・随時 1~10 11~20 21~30 30以上

市町村数 0 13 8 3 1

( 特別支援教育課調べ)

ウ)専門家・支援チームの巡回相談件数 (単位:件)

年 度 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28

県北地区 110 148 182 152 187 153 108 162 100

県央地区 104 112 117 122 111 142 134 109 95

県南地区 97 119 80 117 87 81 74 131 94

(28)

Ⅱ 幼 稚 園 ・ 保 育 所 、 小 ・ 中 学 校 、 高 等 学 校 等 に お け る 特 別 支 援 教 育 の 充 実

基本方向3

高等学校における校内支援体制の充実

重点施策1 高等学校における特別支援教育に係る校内支援体制の充実を図ります。

施 ・高等学校における通級による指導体制構築と指導内容の充実 策 ・高等学校の特別支援教育コーディネーターの専門性向上

内 ・特別支援教育支援員配置による校内支援体制の充実と情報発信 容 ・高等学校特別支援隊による継続的な支援

重点施策2 高等学校に在籍する発達障害等の生徒の就労支援を充実します。

・社会生活・就労への適応力向上のための指導・支援の充実 策

・ハローワークや障害者職業センター

※9

、障害者就業・生活支援センター

※10

等と 内

の連携 容

<現状と課題>

○ 県では、公立高等学校における学習上、行動上著しい困難を示す生徒へ対応する ために、「高校生学校生活サポート事業(高校教育課所管)」により県立高等学校 6校に、学校生活や学習上の支援を行う「学習支援サポーター(特別支援教育支援 員)」を配置し、高等学校における特別支援教育の在り方について検討してきた。 学習支援サポーターによる支援により、個別指導の充実や生徒の学校生活の向上に つながるとともに、特別支援教育の年間計画に基づく校内支援体制が整い、効果的 な指導や関係機関と連携した支援が実現し、そのノウハウが蓄積されつつある。

学習支援サポーター配置校の取組や特別支援教育の推進の要点を全県域で共有す るとともに、特にニーズの高い就労支援の充実を図ることが求められている。

○ 県内3校の特別支援学校に「高等学校特別支援隊」の事務局を設置し、各地区の 特別支援学校との連携により、事例に対する助言や研修支援等、高等学校における 特別支援教育の推進を支援している。また、特別支援教育アドバイザーが定期的に 学習支援サポーター配置校を訪問し、事例や校内体制に関する助言等を行っている。

○ 高等学校を会場とした研修会において、高等学校の実践を共有するなど、より実 践的な話題を取り上げたり、高等学校の特別支援教育コーディネーターが集う情報 交換会を実施したりする地域もあり、取組の拡充や発展が期待される。

参照

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(※1) 「社会保障審議会生活困窮者自立支援及び生活保護部会報告書」 (平成 29(2017)年 12 月 15 日)参照。.. (※2)

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