【第
2
部】
第
2
章
早期発見・治療と
基本方針:市民が地域で安心して疾病の早期発見や治療、リハビリテーションを
受けられるよう保健・医療・介護・福祉の連携を図ります
平成 2 4 年 3 月、厚生労働省より医療法第 3 0 条の 3 第 1 項の規定に基づき「医療提供体
制の確保に関する基本方針」の一部改正がありました。これにより、都道府県が医療計画を
作成するにあたっては、医療計画の記載事項として、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病
の 4 疾病に新たに精神疾患を加えた 5 疾病と、救急医療、災害時医療、へき地医療、周産期
医療、小児医療の 5 事業及び在宅医療が加わりました。また、在宅医療についても 5 疾病・
5 事業と同様に、医療連携体制の構築を求める基本方針が示されました。
生活習慣病
(1 0
や精神疾患の早期発見と早期治療は、市として取り組むべき重要な施策の一
つであることから、本章では、5 疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・精神疾患)
を生活習慣病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病)と精神疾患に分けて記載しています。
また、高齢化の進展などにより、脳卒中、心疾患、骨関節系の疾患等による機能障害を伴
う患者の増加が見込まれています。病気や外傷による機能障害から、機能回復と社会復帰を
果たすためには、急性期から回復期、維持期へと状況に応じた各期のリハビリテーション
(4 9
が適切に、また、切れ目なく提供されることが重要となります。そのためには、保健・医療・
介護・福祉の連携によるリハビリテーションの適切な提供が望まれるため本章に掲げること
としました。
◆ 第2章の体系
( 1 ) がん
( 2 ) 脳卒中・急性心筋梗塞
( 3 ) 糖尿病
( 1 ) 認知症
( 2 ) うつ病・統合失調症等
( 3 ) 自殺防止対策
( 1 ) リハビリテーション
第2章
早期発見・治療とリハビリテーション
第1節 生活習慣病
第2節 精神疾患
第1
節
生活習慣病
「生活習慣病」とは、食習慣、運動習慣、ストレス、喫煙、飲酒等の生活習慣が、病気の
発症・進行に深く関与する病気の総称です。
がん、脳卒中(脳血管疾患)、心疾患、糖尿病等の生活習慣病の有病者、予備群の増加を背
景に、国は、平成 2 0 年から糖尿病、高血圧症、脂質異常症等の発症、重症化予防等に重点
を置いた「特定健康診査
(8
・特定保健指導
(9
」の実施を医療保険者に義務付けました。
本市においても、平成 2 0 年 4 月より国民健康保険の保険者として特定健康診査を実施し、
疾病の早期発見と生活習慣病リスクの把握、特定保健指導等による生活習慣の改善を図って
います。
本節では、これまでの本市における取り組みを整理し、特定健康診査・特定保健指導、が
ん検診など各種健診(検診)等の受診率の向上に取り組むとともに、市民に対し健診(検診)
の重要性について普及啓発を進めていきます。
◇ 小項目分類の考え方
生活習慣病に対する対策の重要性は、狭山保健所「平成 2 6 年度事業概要」によると、本
市の平成 2 5 年の死因別死亡割合を見ても明らかであり、第 1 位が がん(悪性新生物)で
3 2 .7 %、第 2 位が心疾患( 高血圧性を除く) で 1 5 .8 %、第 3 位が肺炎で 1 0 .7 %、第 4 位が
脳卒中(脳血管疾患)で 8 .0 %の順となっています。この傾向は、割合は異なるものの全国
及び埼玉県においても同様です。
また、糖尿病については、「平成 2 4 年国民健康・栄養調査」によると、全国で糖尿病有病
者は約 9 5 0 万人、糖尿病予備群は約 1 ,1 0 0 万人と推計されています。糖尿病は多種多様な
合併症を引き起こす恐れのある疾患であり早期発見・早期治療が重要となります。
このことから、本節の小項目については、(1)がん、(2 )脳卒中・急性心筋梗塞、(3 )
糖尿病の 3 項目とし、特定健康診査等を通じた生活習慣病の早期発見と健康づくりへの取り
組みの重要性を周知していきます。
第 1 節 生活習慣病
〔現状〕
がん(悪性新生物)は、生涯のうちに日本人の約 2 人に 1 人がかかる可能性がある病
気です。
「平成 2 6 年人口動態統計」によると、がんによる死亡数は全国 3 6 8 ,1 0 3 人、埼玉県
1 8 ,5 9 9 人であり、ともに死因別順位の第 1 位です。本市においても、がんによる死亡
数は 8 5 0 人で死因別順位の第 1 位になっています。
本市のがん検診の平成 2 6 年度の受診率は、胃がん検診 3 .6 %、肺がん検診 4 .3 %、乳
がん検診 2 1 .0 %、大腸がん検診16 .0 %、子宮頸がん検診 2 3 .9 %となっています。
〔本市の主な取り組み〕
平成 2 6 年度から「健康ガイドところざわ」を全戸配布し、がん検診の受診率向上を図
っているほか、市ホームページ等で検診について普及啓発を行っています。
胃がん・肺がん・乳がん・大腸がん検診については、保健センターで集団検診を実施し
ています。
乳がん・大腸がん・子宮頸がん検診については、市内協力医療機関で個別検診を実施し
ています。
〔保健・医療関係団体の主な取り組み〕
がん検診委員会(所沢市医師会)…市で実施しているがん検診(胃がん・肺がん・大腸がん・乳
がん・子宮頸がん)ごとに設置され、効果的ながん検診実施に向けての助言・協力及び精度管理を
行う。
がん患者の方が住み慣れた地域で安心して過ごせるよう、がんに関する正しい知識の普
及啓発とともに、在宅医療や緩和ケア
(5 0
に対する知識の向上や普及啓発が必要です。 市で実施しているがん検診の受診率が低いことから、受診率の向上に向けた普及啓発が
必要です。
検診結果で精密検査が必要になった方については、状況に応じたフォローが必要となる
ため、医療機関との連携や相談体制の充実が必要です。
喫煙(受動喫煙を含む)は、肺がん等の発がんリスクを高めると言われており、禁煙や
受動喫煙に対する知識の向上や啓発が必要です。
(1)が
ん
1 現状・主な取り組み
【がんに関する医療資源の情報提供を進めます】
「埼玉県がん対策推進計画」(平成 2 5 年度∼2 9 年度)では、がんと診断された時から
の緩和ケアの推進を謳っています。県、所沢市医師会及び医療機関と連携し、市ホーム
ページ等を通じて、がんに関する情報や市内の医療機関、医療資源に関する情報提供を
進めます。
【がん検診の受診率向上と普及啓発を進めます】
関係医療機関や市医師会と連携し、がん検診の受診に向けた普及啓発のほか、引き続き
市ホームページ等を通じた啓発を進めます。 がん予防健康教育内容の充実を図ります。
平成 2 6 年度の本市の各がん検診の受診率を見ると、「子宮頸がん」が 2 3 .9 % と最も高
く、「胃がん」は 3 .6 % と最も低くなっています。関係医療機関や所沢市医師会と連携し、
各検診の精度と受診率の向上を図ります。
引き続き、禁煙・受動喫煙防止を図るため、地域や職域での健康教育に努めます。 今後の国の指針や、死亡原因の動向を鑑みながら、随時検診事業内容の検討や見直しを
進めます。
【栄養バランスに配慮し、適度な運動を心掛けましょう】
がんの原因は、食習慣、運動習慣などの生活習慣や受動喫煙を含む喫煙等様々ですが、
栄養バランスの良い食事や適度な運動、禁煙など、身近に行えることから取り組み、が
んやがんの一因となる生活習慣病
(1 0
を予防しましょう。
【がん検診を受けましょう】
がんは早期発見・早期治療が重要となります。症状に気が付かないまま進行してしまう
がんを早期に発見するためにも、定期的にがん検診を受けましょう。
【かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)を持ちましょう】
ご自身やご家族の健康、病気に関する相談などを気軽にでき、症状など必要によって専門
機関へつなげる役割を担う「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)
(2 6
」を持ちましょう。
3 今後の市の方向性
第 1 節 生活習慣病
〔現状〕
「平成 2 6 年人口動態統計」によると、脳卒中(脳血管疾患)による死亡数は、全国
1 1 4 ,2 0 7 人、埼玉県 5 ,1 5 5 人であり、死因別順位は、全国で第 3 位、埼玉県では第 4
位です。本市においても、脳卒中(脳血管疾患)による死亡数は 1 9 9 人で死因別順位の
第 4 位となっています。
「平成 2 5 年国民生活基礎調査」によると、介護が必要となった主な原因として、要介
護1∼5では脳卒中(脳血管疾患)が全体の 2 1 .7 % で第 1 位となっています。要介護
度が高くなるほど脳卒中(脳血管疾患)が多くなり、要介護 5 では全体の 3 4 .5 % とな
っています。
「平成 2 6 年人口動態統計」によると、急性心筋梗塞による死亡数は、全国 3 8 ,9 9 1 人、
埼玉県 2 ,1 7 1 人です。本市の急性心筋梗塞による死亡数は 8 7 人となっています。
〔本市の主な取り組み〕
保健センターや地域において、生活習慣改善のための健康づくり講座や教室および健康
相談を行っています。
所沢市国民健康保険加入者に対しては、特定健康診査
(8
の結果に応じて、生活習慣改善
のための特定保健指導
(9
を実施しています。
〔保健・医療関係団体の主な取り組み〕
心筋梗塞ネットワーク協議会(所沢市医師会)…協力医療機関による受入れ搬送先当番病
院の決定等
認知症・脳卒中ネットワーク協議会合同交流会(所沢市医師会)…市内の医療関係者を対
象とした講演会を開催
塩分過多や多量飲酒は高血圧や糖尿病を招き、脳卒中や急性心筋梗塞の危険因子とされ
ていることから、食習慣や飲酒、喫煙、運動不足等の生活習慣の改善が必要です。 特定健康診査や人間ドック等の健康診査を年に 1 度は受け、自分の健康状態に関心を持
てるよう普及啓発が必要です。
脳卒中は死亡や要介護の原因となる可能性が高く、身体面や生活面に大きな影響を与え
る疾患であるため、予防のための普及啓発が必要です。 急性心筋梗塞等の発作を起こした人を救うため、A E D
(5 1
の使用方法や設置場所の周知、
救急蘇生法の知識等、市民への病院前救護活動に対する知識の普及が重要です。
(2)脳卒中・急性心筋梗塞
1 現状・主な取り組み
【定期的に健康診断を受診し、生活習慣を振り返ることの重要性について普及啓発をしていきます】
年に 1 度は健康診査を受ける習慣をつけるように普及啓発します。
所沢市国民健康保険加入者については、関係医療機関や所沢市医師会と連携して特定健
康診査や特定保健指導の普及啓発を行います。
生活習慣病予防のための健康づくりの方法について情報提供を進めます。
【脳卒中や急性心筋梗塞に関する知識の普及や情報提供を進めます】
ホームページ等を通じて、脳卒中や急性心筋梗塞に関する正しい知識、さらには生活習
慣病
(1 0
の予防や危険因子の管理の重要性などの情報提供に努めます。
【A E D の使用方法などの周知や啓発を進めます】
埼玉西部消防局や関係機関と連携し、心肺蘇生法も含めた A E D の使用方法に関する周
知啓発を進めます。
【栄養バランスに配慮し、適度な運動を心掛けましょう】
栄養バランスの良い食事、適度な運動など、身近に行えることから取り組みましょう。
【定期的に健康診査を受診しましょう】
年に 1 度は健康診査を受診し、ご自身の健康管理に役立てましょう。また、健診結果に
よっては、速やかに医療機関を受診したり、専門家(医師・保健師・栄養士等)に相談
して生活習慣の改善につなげましょう。
【かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)を持ちましょう】
ご自身やご家族の健康、病気に関する相談などを気軽にでき、症状など必要によって専門
機関へつなげる役割を担う「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)
(2 6
」を持ちましょう。
【必要な情報の活用について意識しましょう】
救急救命講習等に積極的に参加して、救急車が到着するまでの正しい処置や A E D の操
作方法等を身につけておきましょう。
埼玉県のホームページでは A E D 設置施設のうち公表可能な設置施設について公開して
います。操作方法と併せて近くの A E D 設置施設を確認しておきましょう。
3 今後の市の方向性
第 1 節 生活習慣病
〔現状〕
「平成 2 4 年国民健康・栄養調査」によると、糖尿病が強く疑われる人(糖尿病有病者)
は約 9 5 0 万人、糖尿病の可能性を否定できない人(糖尿病予備群)は約 1 ,1 0 0 万人と
推計されています。
「平成 2 5 年国民生活基礎調査」によると全国の糖尿病患者は約 5 4 5 万人、埼玉県内
では約 3 1 .8 万人と推計されています。
〔本市の主な取り組み〕
保健センターでは、食生活の改善・生活習慣病予防のための講話と調理実習などの健康
教育を実施し、健康の保持、増進、疾病予防に関する知識の普及啓発を行っています。 市民医療センターでは、糖尿病初診外来や糖尿病教育入院を実施して、糖尿病診療の充
実を図っています。
保健センターでは、血糖値が高めの方を対象に個別相談を行っています。 所沢市国民健康保険加入者に対しては、特定健康診査
(8
の結果に応じて、生活習慣改善
のための特定保健指導
(9
を実施しています。
糖尿病の重症化を予防し、人工透析への移行を予防する取り組みとして、埼玉県が国民
健康保険の被保険者を対象に、平成 2 6 年 1 0 月から実施している「生活習慣病重症化
予防対策事業
(9 4
」に参加しています。
〔保健・医療関係団体の主な取り組み〕
糖尿病ネットワーク(所沢市医師会)…所沢市医師会糖尿病ネットワーク協力医による適切な
糖尿病診療を提供するためのネットワークの構築
糖尿病は、遺伝的な素因、様々な環境因子が作用して発症し、脳卒中や急性心筋梗塞等
の疾患の危険因子となる慢性疾患です。また、発症後は生涯を通じて治療の継続が必要
となるため、糖尿病に関する正しい知識の普及が求められています。
糖尿病は初期段階では自覚症状が現れない場合が多いため、特定健康診査や人間ドック
等の健康診査を年に 1 度は受け、自分の健康状態に関心を持てるよう普及啓発が必要です。 糖尿病発症の原因として食生活の欧米化、過食、運動不足や肥満が考えられるため、正
しい知識を持てるような情報提供が必要です。
糖尿病は重症化すると様々な合併症を引き起こすため、重症化予防への取り組みが求め
られています。
(3)糖尿病
1 現状・主な取り組み
【糖尿病に関する知識の向上や情報提供を進めます】
糖尿病は重症化すると合併症を発症することがあり、重症化の予防などについて、市ホ
ームページや健康相談・健康講座等を通じて糖尿病に関する正しい知識の普及や情報提
供を行います。
【健康診断受診の習慣をつけ、生活習慣を振り返る機会を持つことについて普及啓発を進めます】
年に 1 度は健康診査を受ける習慣をつけるように普及啓発します。
所沢市国民健康保険加入者については、関係医療機関や所沢市医師会と連携して特定健
康診査や特定保健指導の普及啓発を行います。
生活習慣病予防のための健康づくりの方法について情報提供を進めます。
【生活習慣病重症化予防対策に取り組みます】
保健センターでは、引き続き血糖値が高めの方を対象に個別相談を行っていきます。 所沢市国民健康保険加入者に対しては、引き続き特定健康診査結果等のデータから、糖
尿病重症化リスクの高い医療未受診者・受診中断者を抽出し医療に結び付けていきます。
また、糖尿病性腎症
(5 2
が重症化するリスクの高い方には生活指導を行い、人工透析へ
の移行を防止する事業を実施します。
【栄養バランスに配慮し、適度な運動を心掛けましょう】
栄養バランスの良い食事や適度な運動など、身近に行えることから取り組みましょう。
【定期的に健康診査を受診しましょう】
年に 1 度は健康診査を受診し、ご自身の健康管理に役立てましょう。また、健診結果に
よっては、速やかに医療機関を受診したり、専門家(医師・保健師・栄養士等)に相談
して生活習慣の改善につなげましょう。
【かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)を持ちましょう】
ご自身やご家族の健康、病気に関する相談などを気軽にでき、症状など必要によって専門
機関へつなげる役割を担う「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)
(2 6
」を持ちましょう。
3 今後の市の方向性
◆ 計画期間における目標指標(第1節 生活習慣病)
( 1) がん
( 2) 脳卒中・急性心筋梗塞
指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度)
国保データベース(K D B )システムにて、
特 定 健 康 診 査 の 結 果 、 収 縮 期 血 圧
1 3 0 m mH g 以上の人の割合
%
特 定 健 康 診 査 受 診 者のうち
男性 5 2 .1 女性 4 6 .3
特 定 健 康 診 査 受 診 者のうち
男性 4 9 .0 女性 4 3 .0
収縮期血圧 1 3 0 mmH g 以上は保健指導判定値であり、収縮期血圧が高値になると脳卒中
や急性心筋梗塞の発症の要因になるため、生活習慣を見直すことで改善が期待されます。
現状は、平成 2 6 年度の割合です。
目標は、平成 3 1 年度までに男性 4 9 % 、女性 4 3 % を目指すものです。
( 3) 糖尿病
指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度)
国保データベース(K D B )システムにて、
特 定 健 康 診 査 の 結 果 、 空 腹 時 血 糖 値
1 0 0 m g /d l 以上の人の割合
%
特 定 健 康 診 査 受 診 者のうち
男性 3 7 .2 女性 2 3 .5
特 定 健 康 診 査 受 診 者のうち
男性 3 5 .0 女性 2 0 .5
空腹時血糖値 1 0 0 m g /d l 以上は、保健指導判定値であり、医療が必要となる前段階から
の生活習慣により、糖尿病へ移行する人を減らすことで、糖尿病腎症による人工透析の導
入者を減らすことにつながるため、生活習慣を見直すことで改善が期待できます。
現状は、平成 2 6 年度の割合です。
目標は、平成 3 1 年度までに男性 3 5 % 、女性 2 0 .5 % を目指すものです。
指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度)
胃がん検診の受診率 % 3 .6 1 0 .0
肺がん検診の受診率 % 4 .3 1 0 .0
大腸がん検診の受診率 % 1 6 .0 2 1 .0
乳がん検診の受診率 % 2 1 .0 3 5 .0
子宮頸がん検診の受診率 % 2 3 .9 3 5 .0
各がん検診の受診率を示す指標です。
現状は、平成 2 6 年度に実施した各がん検診を受診した人の割合です。
第2
節
精神疾患
精神疾患の患者数は近年増加しており、厚生労働省の「平成 2 3 年患者調査」では、約 3 2 0
万人となっています。また、患者調査によるとうつ病やアルツハイマー病など精神疾患の患者
が増えていることなどから、平成 2 4 年 3 月「医療提供体制の確保に関する基本方針」の一部
改正により、それまでの 4 疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)に加え、都道府県が
策定する医療計画の記載事項として新たに精神疾患が加えられました。
精神疾患は、症状が多彩であるにもかかわらず自覚しにくく、また、多様な疾患が対象と
なっているなど、特徴を踏まえた各疾患への医療の提供が求められています。
早期発見と適切な精神科医療の提供により、再び地域や社会で生活できるように患者・家
族の生活の質を保つことが求められており、また、患者や家族、周囲の方たちが精神疾患に
対する正しい知識を持つことが重要です。
◇ 小項目分類の考え方
国は、団塊の世代が後期高齢者となる平成 3 7 年(2 0 2 5 年)には、約 7 0 0 万人(約 5
人に 1 人)が認知症になると推計しています。また、うつ病は精神的ストレスや身体的スト
レスが重なるなど、様々な理由で脳の機能障害が起きている状態です。厚生労働省の「患者
調査」では、うつ病等気分障害の患者数は、平成 8 年は約 4 3 .3 万人でしたが、平成 2 3 年
には約 2 .2 倍の約 9 5 .8 万人となっています。統合失調症は脳の様々な働きをまとめること
が難しくなってしまう病気であり、平成 2 3 年の同調査では、患者数は約 7 1 .3 万人でした。
内閣府の「平成 2 7 年版自殺対策白書」によると、平成 2 6 年の全国の自殺者数は 2 万
5 ,4 2 7 人であり、原因・動機別では「健康問題」が最も多く、自殺者数は 1 万 2 ,9 2 0 人、
また、内閣府の平成 2 6 年の地域における自殺の基礎資料によると、埼玉県の自殺者数は
1 ,3 6 9 人、全国と同様に原因・動機別では「健康問題」が最も多く、健康問題での自殺者数
は 8 9 8 人となっています。
精神疾患は誰でもかかる可能性のある疾患であり、自殺とも深く関わりがあることから、
小項目については(1)認知症、(2)うつ病・統合失調症等、(3)自殺防止対策の 3 項目
第 2 節 精神疾患
〔現状〕
国の「認知症施策推進総合戦略」(新オレンジプラン)
(5 3
では、「認知症の人の意思が尊
重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる
社会の実現を目指す」ことを基本的な考え方としています。
「平成 2 5 年国民生活基礎調査」によると、介護が必要となった主な原因として、要介
護者では、脳卒中( 脳血管疾患) が第 1 位、認知症は第 2 位となっています。
〔本市の主な取り組み〕
認知症についての情報提供や相談窓口、家族の会について市ホームページ等で情報提供
を行っています。
医療・介護・福祉が連携し、認知症サポーター
(5 4
養成講座や市内の地域包括支援セン
ター
(5 5
での介護予防教室
(5 6
や講座を実施しています。
認知症予防の取り組みとして、7 0 歳以上の偶数年齢に達する方で、要支援・要介護の
認定を受けていない方を対象に、「心とからだの健やかアンケート」を行い、回答者の
方へ認知症や介護予防に関する情報を掲載した「結果アドバイス表」を送付しています。 寝たきり・認知症予防講演会を開催しています。
〔保健・医療関係団体の主な取り組み〕
認知症・脳卒中ネットワーク協議会合同交流会(所沢市医師会)… 76 ページ参照 物忘れ相談医(所沢市医師会)…平成 20 年に設立した「所沢認知症ネットワーク」の参加医療
機関による認知症の早期発見・早期治療に向けた取り組み
認知症の原因疾患は、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症
などの種類があり、症状も様々ですが、高齢化が最大の要因とされています。また、認
知症に伴う身体合併症への対応が必要です。
認知症は、周囲から誤解されやすい疾患であることから、正しい知識や情報提供などの
普及・啓発が必要です。
早期発見、早期治療を行うため、相談できる身近な「かかりつけ医療機関(医科、歯科、
薬局)」を持つことが必要です。
認知症患者や家族に対しての情報提供や、住み慣れた地域で自分らしく安心して過ごせ
る環境づくりが大切です。
(1)認知症
1 現状・主な取り組み
【認知症を正しく理解するための普及啓発を進めます】
関係機関と連携して認知症に関する普及啓発のほか、引き続き市ホームページ等を通じ
た啓発を進めます。
【保健・医療・介護・福祉との連携を図ります】
認知症発症後の円滑な初期支援のため多職種の連携による認知症初期集中支援チーム
(5 7
の設置に関する検討を行います。
住み慣れた地域で適切 な医療や介護サービス を切れ目なく受けるこ とができる認知症
ケアパス
(5 8
の構築の検討を進めます。
多職種の専門職間で学べる機会の提供や、認知症に関する研修会の開催を進めます。
【認知症について学びましょう】
市ホームページや広報などの認知症に関する情報に目を通しましょう。また、認知症に
関する講演会や、介護予防教室、地域サロンやお達者倶楽部など地域ごとの活動に参加
しましょう。
「認知症サポーター養成講座」を受講し、講座を通じて認知症についての正しい知識を
習得して、自分のできる範囲で認知症の人や家族を応援する「認知症サポーター」にな
りましょう。
【かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)を持ちましょう】
ご自身やご家族の健康、病気に関する相談などを気軽にでき、症状など必要によって専門
機関へつなげる役割を担う「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)
(2 6
」を持ちましょう。
3 今後の市の方向性
第 2 節 精神疾患
〔現状〕
本市における平成 2 6 年度の自立支援医療費(精神通院)支給認定件数は 4 ,5 0 7 件で、
うつ病
(5 9
等の気分障害と統合失調症
(6 0
等で 3 ,5 4 7 件となっています。
〔本市の主な取り組み〕 精神保健福祉士
(6 1
、保健師が精神保健福祉に関する相談及び訪問支援等を行っています。 市民を対象にしたこころの健康に関する講演会や、精神疾患を持つ当事者や家族を対象
とする病気や障害に関する正しい知識と理解を深めるための講座等を行っています。 うつ病や統合失調症をはじめとする精神疾患や利用できる医療機関及び福祉事業所、家
族会等の身近な情報を市ホームページで発信しています。
平成 2 7 年 1 0 月から、未治療者や治療を中断している患者等に対し、精神科医や看護師
等の専門職がチームを組み、必要に応じて、アウトリーチ(訪問)支援を行っています。
精神疾患は、原因が明確ではないことから疾患そのものの予防が困難であり、本人や周囲
の方がその変調に早く気づくためにも精神疾患に対する正しい知識の普及啓発が必要です。 精神疾患は、症状が多彩であるにもかかわらず自覚しにくく、精神科医療機関による治
療導入が困難となる場合もあります。重症化してから入院すると長期の入院が必要とな
る場合もあるため、早期発見・早期治療を行える医療機関との連携が必要です。 精神疾患と身体的な疾患を併せ持つ方たちの健康管理は困難になりやすく、円滑に支援
を行えるようにするためにも訪問看護ステーションや医療機関相互の連携が必要です。 精神疾患に罹患しても安心して地域で生活することができ、社会復帰を目指すことがで
きるように、地域全体で支えることや患者・家族が疾患について学び、交流できる機会
の提供が必要です。
(2)うつ病・統合失調症等
1 現状・主な取り組み
【精神疾患やこころの健康問題に関する情報提供を進めます】
市ホームページ等を活用し、精神保健福祉に関する情報提供などを継続します。 精神疾患やこころの健康問題に関する講演会や、当事者・家族に関する講座等の普及啓
発を進めます。
精神疾患の再発予防や社会からの孤立を防ぐことを目的とし、精神疾患がある当事者及
び家族のつどい等を継続して実施します。また、家族会等と連携していきます。
【精神疾患のある方が住み慣れた地域で生活できるよう支援を進めます】
精神疾患の当事者やその家族が住み慣れた地域で生活できるよう支援を進めるため、精
神保健相談を継続して進め、訪問看護ステーションや医療機関との連携を図ります。 未治療者や治療を中断している患者等に対し、引き続き精神科医や看護師等の専門職が
チームを組み、必要に応じて、アウトリーチ(訪問)支援を行うことにより、新たな入
院及び再入院を防ぎ、地域生活が維持できるよう支援を行います。
【こころの健康づくりに取り組みましょう】
日々の生活の中で、ストレス対策やこころの健康に関心をもって生活をするよう心掛け
ることが大切です。
栄養バランスの良い食事、適度な運動などは身体の健康だけではなく、こころの健康に
おいても重要です。身近に行えることから取り組んでいくことが大切です。
【かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)を持ちましょう】
ご自身やご家族の健康、病気に関する相談などを気軽にでき、症状など必要によって専門
機関へつなげる役割を担う「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)
(2 6
」を持ちましょう。
3 今後の市の方向性
第 2 節 精神疾患
〔現状〕
内閣府の「平成 2 7 年版自殺対策白書」によると、1 5 ∼3 9 歳までの死因の第 1 位が自
殺となっています。
内閣府の統計によると、本市の自殺者数は平成 2 5 年 6 5 人、平成 2 6 年は7人減の 5 8
人となっています。
〔本市の主な取り組み〕
こころの健康問題を抱える市民に対して電話・来所相談などで随時対応しています。ま
た、主に高校生を対象とした「思春期こころの健康相談」、自死遺族同士が語り合う場
として「自死遺族のつどい」を年 6 回開催しています。
市ホームページに、簡単な質問に答えることで自分のこころのストレス状況や落ち込み
度を知ることが出来る、自己診断ツール「こころの体温計」を開設しています。
国の「自殺総合対策大綱」に重点施策として挙げられている、身近な人の自殺を防ぎ、
身近な人にとって“ 命の門番(ゲートキーパー
(6 2
)” についての情報を掲載して、周知
を行っています。
自殺防止に関する正しい知識や情報提供などの普及啓発が必要です。
「平成 2 7 年版自殺対策白書」では、自殺の原因として、「健康問題」が最も多くなっ
ています。引き続き、健康相談の実施や情報の提供が必要です。
若年層の自殺者が多いため、1 0 代からの若年層に対する自殺防止に関連した取り組み
が必要です。
健康問題の中でも、うつ病などのこころの病気や身体の病気の悩みによる自殺が多いた
め、医療機関相互の連携や身近な人の支援が必要です。
自死遺族の自殺率が高いことから、自死遺族支援の継続が必要です。
(3)自殺防止対策
1 現状・主な取り組み
【自殺防止やこころの健康問題に関する情報提供を進めます】
自殺防止対策として、当事者や家族を対象とした「つどい」や「こころの健康メール相
談」「うつ病特別相談日」などの取り組みを継続します。
市ホームページにアクセスすることで、こころの健康状態を知ることができる「こころ
の体温計」の取り組みを継続するとともに、自殺防止やこころの健康問題に関する講演
会や、市のホームページを活用した情報提供を進めます。
狭山保健所等の関係機関と連携して自殺防止に関する普及を進めます。
【若い世代や自死遺族への支援に努めます】
主に高校生を対象とした思春期こころの健康相談事業を継続します。
自死遺族の自殺防止及び社会からの孤立防止を目的とした「自死遺族のつどい」を継続
します。
【こころの健康を意識しましょう】
日々の生活の中で、ストレス対策や、こころの健康に関心を持って生活をするよう心掛
けることが大切です。
【かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)を持ちましょう】
ご自身やご家族、身近な人の健康、病気に関する相談などを気軽にでき、症状など必要に
よって専門機関へつなげる役割を担う「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)
(2 6
」を
持ちましょう。
【ゲートキーパーとしての役割について考えてみましょう】
自殺対策では、身近な人が悩んでいる人に寄り添い、関わることを通して孤立や孤独を
防ぎ、支援することが重要です。1人でも多くの方に、ゲートキーパーとしての意識を
持っていただき、専門性の有無にかかわらず、それぞれの立場でできることから進んで
行動を起こしていくことが自殺対策につながります。
3 今後の市の方向性
◆ 計画期間における目標指標(第2節 精神疾患)
( 1) 認知症
指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度)
認知症サポーター養成講座受講者数 人 2 ,6 9 4 3 ,0 0 0
認知症に対する市民の理解と知識の高まりを示す指標です。
現状は、平成 2 6 年度に実施した認知症サポーター養成講座受講者数です。
目標は、平成 3 1 年度までに毎年 3 ,0 0 0 人を目指すものです。
( 2) うつ病・統合失調症等
指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度)
こころの健康講座等参加人数 人 2 ,2 6 0 2 ,7 0 0
精神障害及び精神障害者に対する市民の理解と知識の高まりを示す指標です。
現状は、平成 2 6 年度に実施したこころの健康講座等の参加人数です。
目標は、平成 3 1 年度までに 2 ,7 0 0 人を目指すものです。
( 3) 自殺防止対策
指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度)
思春期こころの健康相談の相談者数 人 2 0 3 0
1 8 歳までの方等を対象とした思春期こころの健康相談の相談者数を示す指標です。
現状は、平成 2 6 年度に実施した思春期こころの健康相談での延べ相談者数です。
第3
節
リ
ハビ
リ
テ
ーショ
ン
脳卒中(脳血管疾患)や心疾患等による機能障害を伴う患者の数は「平成 2 3 年患者調査」
によると、全国の脳卒中(脳血管疾患)の患者数は約 1 2 3 .5 万人、心疾患(高血圧性を除く)
の患者数は約 1 6 1 .2 万人となっています。また、「平成 2 5 年国民生活基礎調査」によると、
介護が必要となった主な原因として、脳卒中(脳血管疾患)が全体の 2 1 .7 % で第 1 位となってい
ます。
要介護度が高いほど脳卒中(脳血管疾患)によるものが多くなり、要介護 5 では全体の
3 4 .5 % となっているなど、医療の提供に加え、それぞれの病期による適切なリハビリテーシ
ョンの提供が身体機能・生活機能の回復には重要です。機能回復を目指すリハビリテーショ
ンのほか、患者やその家族、地域住民が交流や情報交換を行える場の提供を通じ、社会復帰
や病気に対する理解を深めることが大切です。
◇ 小項目分類の考え方
高齢化の進展などにより、脳卒中、心疾患、骨関節系の疾患等による機能障害を伴う患者
の増加が見込まれています。病気や外傷による機能障害から、機能回復と社会復帰を果たす
ためには、急性期から回復期、維持期へと状況に応じた各期のリハビリテーション
(4 9
が適切
に切れ目なく提供されることが重要となります。
そのためには、保健・医療・介護・福祉の連携によるリハビリテーションの適切な提供が
重要となります。
リハビリテーションは、保健センター、医療機関等において実施していることから、各機
関の取り組みを整理するとともに、保健・医療・介護・福祉が連携しながら、生活機能の維
持・向上に向けた取り組みを示していきます。
疾患別リハビリテーション
■ 脳血管疾患リハビリテーション
内容… 基本的動作能力の回復等を通じ、種々の運動療法、日常生活活動訓練、言語聴覚
訓練等
対象疾患等… 脳梗塞、脳出血、脊髄損傷、慢性の神経筋疾患、言語聴覚障害等
■ 運動器リハビリテーション
内容… 基本的動作能力の回復等を通じ、種々の運動療法、日常生活訓練等
対象疾患等… 脊髄損傷による四肢麻痺、体幹・上肢・下肢の外傷・骨折等
■ 呼吸器リハビリテーション
内容… 呼吸訓練や種々の運動療法等
■ 心大血管疾患リハビリテーション
内容… 心機能の回復、再発予防を図るための運動療法等
第 3 節 リハビリテーション
〔現状〕
医療機関における急性期・回復期・維持期等の医療現場でのリハビリテーションに加え、
介護施設等において、通所リハビリテーション
(6 3
、自宅における訪問リハビリテーショ
ン
(6 4
が行われています。
〔本市の主な取り組み〕
保健センターでは、リハビリ相談(要予約)を行っています。リハビリ相談では、相談
者個々の身体状況を把握し、運動指導も実施しています。
医療機関での機能訓練を終了した方に、リハビリ教室を実施しています。リハビリ教室
は、主に自立した日常生活を送ることを目的とした基礎コースと、就労を含めた社会参
加等を目的としたステップアップコースを実施しています。
同じ立場の人との交流や情報交換の場として、各種“ つどい(失語症者、高次脳機能障害
(6 5
者、脊髄小脳変性症
(6 6
者)” を実施しています。
当事者にとっては地域で身近に活動できる場、家族にとっては家族同士のつどいの場、
地域住民にとっては学びの場として、「地域リハビリ交流会」を松井・小手指・三ケ島・
並木の市内4か所のまちづくりセンター(公民館)で実施しています。
〔保健・医療関係団体の主な取り組み〕
脳卒中ネットワーク協議会(所沢市医師会)
認知症・脳卒中ネットワーク協議会合同交流会(所沢市医師会)…76 ページ参照 介護予防運動指導講習会(所沢市鍼灸師会)…介護予防運動を希望する高齢者へ転倒予防
を目的とした筋力アップを図るための運動法の指導
医療機関等のリハビリの内容や体制等の状況を把握し、リハビリを必要としている方の
状態に応じた情報提供が必要です。
機能回復訓練としてだけではなく、地域での活動の場や交流・就労を通じた社会参加な
どにより、生活の質の向上を目指す取り組みが必要です。
包括的なリハビリを実施するため保健・医療・介護・福祉が連携できる体制作りが必要
です。
(1)リハビリテーション
1 現状・主な取り組み
【保健・医療・介護・福祉の連携を図ります】
リハビリテーションについて、相談しやすい体制づくりに努めます。
機能回復訓練だけではなく、当事者やその家族などが、地域での活動や交流などを通じ、
生活の質の向上を目指し、社会復帰や社会参加の促進による自己実現のための機会の提
供に努めます。
「所沢市リハビリ連絡会」を開催し、保健・医療・介護・福祉等の現場で働くリハビリ
職の連携による地域リハビリテーションの推進に向けて、関係課、関係機関、専門職と
の情報交換や研修会等の実施に努めます。
【リハビリテーションに関する情報提供に努めます】
市ホームページ等を通じた啓発を継続するとともに、関係団体や関係課と連携してリハ
ビリテーションに関する普及啓発に努めます。
リハビリテーションを希望する方が必要な情報の取得や相談ができるよう、地域のリハ
ビリテーション資源の把握と情報提供に努めます。
【日常生活の中で運動する習慣を持つように努めましょう】
日常の生活の中で運動する習慣を持ち、病気の予防に努めることが重要です。
【かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)を持ちましょう】
ご自身やご家族の健康、病気に関する相談などを気軽にでき、症状など必要によって専門
機関へつなげる役割を担う「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)
(2 6
」を持ちましょう。
【誰もが住みやすいまちづくりに協力しましょう】
誰もが障害を負う可能性があることや、年をとることで身体能力が低下することを自分
自身の問題としてとらえ、誰もが住みやすいまちづくりに協力しましょう。
【自立した生活や社会復帰、社会参加を目指しましょう】
リハビリが必要となった場合には、機能訓練を行い、より自立した生活や就労を含めた
社会復帰、孤立防止のために社会参加を目指しましょう。
3 今後の市の方向性
◆ 計画期間における目標指標(第3節 リハビリテーション)
( 1) リハビリテーション
指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度)
リハビリテーション分野における保健・
医療・介護・福祉の関係課、関係機関と
の研修会の実施
― 未実施 実施
リハビリテーションに関する取り組み状況を示す指標です。各分野関係課、関係機関との