第 8 期 プ ロ ・ ナ ト ゥ ー ラ ・ フ ァ ン ド 助 成 成 果 報 告 書 ( 1999)
第3回湘南谷戸シンポジウムの開催
アベトンフォーラム
金田正人 柴田直樹・田中雅宏・関清孝・金成耕太郎
石井義庸・栗原高広・田中明子
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AbeンTunF or um
Mas at o Kaneda, Naok i Shi bat a,Mas ahi r o l hnak a, Ki y ot ak aSek i , Koht ar o Kanar i , Yos hi nobul s hi i ,Tak ahi r oKur 応ar a, Ak i k o l mak a
私 た ち ア ベ ト ン フ ォ ー ラ ム は 、 PNフ ァ ン ド 緊 急 助 成 に よ っ て 、 産 業 廃 棄 物 最 終 処 分 場 の 計 画 へ の 問 題 提 起 と 身 近 な 白 然 の 大 切 さ を 思 い 起 こ し て も ら う た め の シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 し た 。
今 回 の シ ン ポ ジ ウ ム を 、 準 備 時 間 の 十 分 な い 中 で 実 行 し な け れ ば な ら な い と 判 断 し た の は 、 ア ペ ト ン フ ォ ー ラ ム が 取 り 組 ん で い る 産 業 廃 棄 物 最 終 処 分 場 の 計 圃 が 、 神 奈 川 県 の 条 例 に 基 づ く 環 境 ア セ ス メ ン ト の 手 続 き 開 始 を 目 前 に 控 え て い た か ら だ っ た 。
ア ベ ト ン フ ォ ー ラ ム は 、 横 須 賀 市 芦 名 地 区 に 神 奈 川 県 が 計 團 す る 産 業 廃 棄 物 処 分 場 計 圓 に 対 し て 、 環 境 保 全 を 提 言 す る た め に 発 足 し た 市 民 グ ル ー プ で あ る 。 計 團 地 に な っ て い る 谷 は 、 絶 滅 の お そ れ の あ る 野 生 動 植 物 の 種 の 保 存 に 関 す る 法 雁 に 基 づ く 国 内 希 少 野 生 動 植 物 種 で あ る オ オ タ カ 、 神 奈 川 県 の レ ッ ド デ ー タ ブ ッ ク で 絶 滅 危 惧 種 と さ れ て い る ト ウ キ ョ ウ サ ン シ ョ ウ ウ オ の 生 息 地 で も あ る 。 ア ペ ト ン フ ォ ー ラ ム で は 、 こ れ ら の 生 息 地 保 護 を 訴 え 、 ま た 、 三 浦 半 島 を 総 括 酌 な 視 野 を も っ た 白 然 保 全 の 計 圃 を 立 て て も ら え る よ う 神 奈 川 県 お よ び 横 須 賀 市 に 提 言 し て い る 。
こ れ ま で の ア ペ ト ン フ ォ ー ラ ム の 活 動 は 、 生 物
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の 調 査 や 自 然 観 察 会 な ど が 中 心 で あ っ た 。 し か し 、 自 分 た ち が 重 要 と 感 じ る 調 査 結 果 で あ っ て も 、 そ れ を 生 物 に 関 心 の な い 人 に も 理 解 し て も ら わ な け れ ば 、 予 定 さ れ て い る 土 地 利 用 計 圓 を 変 更 す る こ と は 難 し い 。
そ こ で 、 今 回 の シ ン ポ ジ ウ ム で は 、 環 境 経 済 の 専 門 家 に CVM( 仮 想 評 価 法 〉 の 考 え 方 を 紹 介 し て も ら っ た 。 ま た 、 県 の 白 然 保 護 担 当 者 、 元 環 境 庁 長 官 、 生 物 の 研 究 者 な ど を 招 い て 、 そ れ ぞ れ の 立 場 か ら の 谷 戸 ( 里 山 ) 保 全 の 考 え 方 を 議 論 し て も ら っ た 。 そ し て 、 こ の よ う な 機 会 を 近 隣 の 自 然 保 護 団 体 と 分 か ち 合 う た め 、 参 加 団 体 を 募 っ て 実 行 委 員 会 形 式 を と っ て 開 催 し た 。
と か く 経 済 勅 率 を 理 由 に 切 り 捨 て ら れ て き た 里 山 や 身 近 な 自 然 と い う 環 境 を 、 経 済 の 視 点 で 再 評 価 す る 考 え 方 は 、 今 回 参 加 し た 、 湘 南 地 域 で 試 行 錯 誤 し な が ら 保 謨 活 動 を 行 っ て い る 来 場 者 ・ 参 加 団 体 か ら 高 い 関 心 を 集 め た 。 ま た 、 パ ネ リ ス ト と し て 発 表 し た 神 奈 川 県 庁 自 然 保 護 課 長 か ら は 、 「 こ れ ま で は 里 山 は 賂 政 の 保 疲 対 象 に な っ て お ら ず 、 価 値 は 忘 れ ら れ て い た が 、 今 日 の 議 論 で 今 後 の 保 護 政 策 を 見 直 す 必 要 を 感 じ た 」 と の 発 言 を 聞 く こ と が で き た 。
み ぞ れ 混 じ り の 悪 天 候 で も あ り 、 交 通 の 便 の 悪 い 会 場 で あ っ た が 、 会 場 を 埋 め た 多 く の 来 場 者 に 満 足 し て も ら う こ と が で き た ど 感 じ て い る 。 な お 、 シ ン ポ ジ ウ ム の 直 後 、 2月 下 旬 に ア セ ス メ ン ト 準 備 書 の 榎 覧 が 始 ま っ た 。 ア ベ ト ン フ ォ ー ラ ム で は 、 シ ン ポ ジ ウ ム で 得 た 多 く の 関 係 団 体 の 協 力 な ど に よ っ て 、 県 条 例 ア セ ス 史 上 二 番 目 ( 約 19、 000通 ) と い う 数 の 意 見 害 を 県 に 提 出 す る こ と
写真1. 湘南谷戸シンポジウム{ パネルディスカッ ション}
写 真 3, 会 場 凰 景
写真5,参加団体によるパネル展示
ができた。谷戸(里山)など身近な自然を守るに は、各地域のねばり強い地道な活動が必要不可欠 だが、今回のシンポジウムによって、活動のため の知識とエネルギーと仲間を私たちは得ることが できた。このような機会を、私たちに与えてくだ さったプロ・ナトゥーラ・ファンドに深く御礼申 し上げます。
写真2. 湘南谷戸シンポジウム( パネルディスカッ ション)
写真4. 参加団体によるパネル展示
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■主 催 第 3 回 湘 南 谷 戸 シ ン ポ ジ ウ ム 実 行 委 員 会 ( 事 務 局 ・ ア ベ ト ン フ ォ ー ラ ム )
■参 加 団 体 ( 50音 順 ) ア ベ ト ン フ ォ ー ラ ム ( 横 須 賀 ) ・ 大 庭 白 然 探 偵 団 ( 瑞 沢 ) ・ 柏 尾 川 マ ッ ピ ン グ キ ャ ラ バ ン ( 横 浜 ) ・ 川 名 演 水 谷 戸 を 愛 す る 会 ( 藤 沢 ) ・ 神 奈 川 農 環 境 白 主 保 全 協 カ グ ル ー プ 「 こ さ く 」 く 葉 山 ) ・ 鎌 倉 山 び ら き の 会 ( 鎌 倉 ) ・ 逗 子 名 越 史 跡 と 白 然 を 守 る 会 ( 巡 子 ) ・ 藤 沢 探 鳥 ク ラ ブ ( 藤 沢 ) ・ 舞 岡 公 園 を 育 む 会 ( 横 浜 ) ・ ま い お か 水 と 緑 の 会 ( 横 浜 ) ・ 三 浦 半 島 自 然 保 護 の 会 ( 横 須 賀 ) ・ 山 崎 の 谷 戸 を 愛 す る 会 ( 鎌 倉 ) ・ 大 和 市 白 然 生 態 系 恬 用 協 会 ( 大 和 )
■開 催 日 1998年 1 月 18日 ( 日 曜 日 )
■会 場 湘 南 国 際 村 セ ン タ ー ( 神 奈 川 県 三 浦 郡 葉 山 町 )
■来 場 者 約 120名 ( 入 場 無 料 )
■日 程 7: 30設 営 開 始
9: 30開 場 < 受 け 付 け 開 始 ∼ 記 帳 ・ 昼 食 券 販 売 > 10: 00開 演 < 主 値 者 か ら の あ い さ つ >
10: 05∼ 11: 20参 加 団 体 か ら の 活 動 報 告 各 10分 程 度 ① 山 崎 の 谷 戸 を 愛 す る 会 く 鎌 倉 市 ) ② 巡 子 名 越 史 跡 と 自 然 を 守 る 会 ( 逗 子 市 ) ③ ま い お か 水 と 録 の 会 ( 横 浜 市 ) ④ 大 庭 自 然 探 偵 団 ( 藤 沢 市 )
< 市 内 三 団 体 、 藤 沢 探 鳥 ク ラ プ ・ 川 名 潰 水 谷 戸 を 愛 す る 会 ・ 大 庭 自 然 探 偵 団 を 代 表 し て > ⑤ 舞 岡 公 園 を 育 む 会 ( 損 浜 市 )
⑥ ア ペ 1ヽ ン フ オ ー ラ ム ( 横 須 賀 市 )
11: 20∼ 12: 00 基 調 講 演 ① 吉 田 謙 太 郎 き ん ( 農 林 水 産 省 農 業 総 合 研 究 所 ・ 研 究 員 ) 12: 00∼ 13: 00 昼 休 み < 昼 食 券 引 き 替 え >
く お ひ る の 散 歩 ( 希 望 者 の み 担 当 : こ さ < ) > … 荒 天 の た め 中 止 13: 00∼ 13: 40 1調 講 演 ② 長 谷 川 雅 美 さ ん ( 千 葉 県 立 中 央 博 物 館 ・ 学 芸 員 ) 14: 00∼ 15: 50パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン ・ 前 半
コ ー デ ィ ネ イ タ ー 原 剛 さ ん ( 毎 日 新 聞 摺 集 委 員 ) パ ネ リ ス ト 岩 垂 寿 喜 男 さ ん ( 元 環 境 庁 長 官 )
吉 田 謙 太 郎 さ ん ( 農 林 水 蛮 省 農 業 総 合 研 究 所 ・ 研 究 員 ) 長 谷 川 雅 美 さ ん ( 千 葉 県 立 中 央 博 物 館 ・ 学 芸 員 ) 繊 田 光 咳 さ ん ( 神 奈 川 県 庁 環 境 部 白 然 保 護 課 長 ) 相 川 明 子 さ ん ( 山 崎 の 谷 戸 を 愛 す る 会 / 鎌 倉 市 ) 15: 50∼ 16: 00 休 憩 < 質 問 囲 収 >
16: ( ) O∼ 16: 50 パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン ・ 後 半 会 場 か ら の 質 問 に 答 え る 17: 00 閉 会 〈 主 催 者 か ら の あ い さ つ >
17: 00∼ 18: 20 交 流 会 ( 会 場 ・ 湘 南 国 際 村 内 )
@パネル展示について
・受け付けと会場入り口までのロビーを展示場所として、7団体が出展した。
・大庭自然探偵団の「谷戸とはなにか」を紹介するパネルを基本展示として、各団体が個別の具体的な 問題点や地域ごとの谷戸の個性を紹介する展示を行った。
(各吻体の屍示は、1団体につきパネル台2枚分。展示パネル台の前に、各団体1つずつ長机を割り当て、 パネル以外の置物系展示物、持ち帰り用チラシなどを置いた。)
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