• 検索結果がありません。

IRUCAA@TDC : №39:東京歯科大学2病院矯正歯科における平成25年初診患者の動向について

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "IRUCAA@TDC : №39:東京歯科大学2病院矯正歯科における平成25年初診患者の動向について"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

№39:東京歯科大学2病院矯正歯科における平成

25年初診患者の動向について

Author(s)

加瀬, 利美; 岩本, 真奈美; 岩田, 周子; 有泉, 大; 内

田, 悠志; 野村, 真弓; 片田, 英憲; 茂木, 悦子; 末石,

研二

Journal

歯科学報, 114(5): 521-521

URL

http://hdl.handle.net/10130/3490

Right

(2)

目的:東京歯科大学の千葉病院と都心の水道橋病院 とには立地条件に差がある。また,平成25年は大学 が千葉から水道橋へ移転した。これらの事が2病院 矯正歯科にどのように影響しているかを知るため昨 年に引き続き2病院の患者動向を比較し,今後の患 者対応の一助とすることを目的とした。 方法:平成25年1年間の初診患者を対象とし,調査 票,予診表等を中心として,初診患者数,性別,年 齢別,精密検査受診状況,不正咬合別患者数等を調 査した。 結果:平成25年の初診患者は千葉病院(以下千葉) 911人(24年961人,以下かっこ内24年デ ー タ を 示 す)男性321人(382人),女性590人(579人),水道 橋病院(以下水道橋)699人(647人)男性295人(229 人),女性404人(418人)で,両病院とも女性のほ うが多かった。このうち,精密検査受診者は千葉520 人57.1%(509人,53.0%),水道橋395人56.3%(347 人53.6%)で,両病院とも4%程度の増加率を示し た。 精密検査受診者の治療区分として,千葉・水道橋 の順で,早 期 治 療38.5%(37.8%),13.4%(13.3 %),本格治療25.8%(31.2%),34.5%(31.1%), 外 科 矯 正18.7%(19.4%)36.7%(35.7%),口 蓋 裂等先 天 異 常13.8%(9.8%),14.4%(11.8%), MTM2.9%(1.8%),5.6%(6.6%),そ の 他0.4 %(0%),0.3%(1.4%)であった。 不正咬合分類では,千葉・水道橋の順で,上顎前突 26.2%(28.3%),21.3%(25.1%),下顎前突24.5 %(25.2%),38.2%(33.7%),叢生25.8%(24.7 %),47.8%(54.5%),開咬6.3%(6.3%),7.3% (12.4%),過蓋咬合6.5%(5.3%),5.1%(3.5%), 正中離開・空隙歯列弓3.0%(2.9%),4.1%(3.7 %),交 叉 咬 合7.7%(7.1%),8.6%(13.3%),切 端咬合0%(0.2%),0.3%(0%),その他であっ た。 考察:平成24年と比較し,両病院とも精密検査受診 者の増加が認められた。千葉では近隣の住宅地建設 に伴い家族単位での住民の増加が小児患者の微増に 影響し,水道橋では大学の移転がプラス要因として 影響しているものと考えられた。早期治療患者が千 葉は水道橋の約3倍で都心には児童は集まりにくい 状況であり,外科矯正例は水道橋が千葉の2倍で成 人が集まりやすいといえる。千葉病院が郊外ファミ リー型,水道橋病院が都市型へとそれぞれの立地条 件が患者層へと影響しているものと考えられ,今後 の対応に参考になると考えられた。 目的:口腔は消化管の入り口であり,口から食べる ことは高齢者の QOL の向上に大きな役割を果た し,介護施設入所者における口腔機能の把握は必要 であると考えられる。今回,要介護者の現在歯数や 義歯の有無等の口腔内環境と嚥下障害ならびに誤嚥 の関連を知るため Giselle Mann らによって作られ た 臨 床 評 価 尺 度 で あ る 摂 食・嚥 下 機 能 検 査 The Mann Assessment of Swallowing Ability(以 下 M-ASA と略す)を用いて評価したので報告する。 方法:成田市内にある特別養護老人ホーム入所者80 名(71∼103歳)の施設において,同意の得られた 男 性2名,女 性13名,合 計15名,平 均 年 齢87.5歳 (71∼96歳)を対象とした。 口腔内環境では口腔内清掃状況を Eilers 口腔ア セスメントガイドに準じて行い,現在歯数や義歯の 有無等について調査した。 摂食・嚥下機能の評価である MASA は24項目で 構成され満点は200点となり,機能力が高ければ高 得点となる。調査時間はおよそ20分で,普段食べて いる食形態と水を用いて歯科医師が評価を行った。 結果および考察:現在歯数は0∼26本,平均歯数 12.5歯であった。義歯使用者9名は歯数が0∼24歯 であった。要介護度は1∼5を示した。MASA 合 計点は平均187.5点(150点∼200点)を示し,嚥下 障害ならびに誤嚥の可能性は低かった。Mann によ れば170点以下は嚥下障害ならびに誤嚥の可能性が あると述べている。今回,MASA 合計点が170点以 下は2名であり,150点,153点を示し,これらは認 知機能の低下が認められた者であった。MASA 合 計点と現在歯数については相関を認めなかった(r =0.32)。 対象者は高血圧,脳血管障害,心疾患,消化器疾 患,糖尿病等なんらかの基礎疾患を有している者が みられた。現在歯数や義歯の使用の有無と摂食嚥下 機能について関連性が低かったのは,脳血管障害等 の基礎疾患や認知度が影響しているのではないかと 考えられる。

№40:口腔内環境と要介護高齢者の摂食嚥下機能との関連

野村真弓1),高市真之1),高松ユミ1),大平真理子2),石田 瞭2),茂木悦子3),末石研二3) 髙根 宏4)(医療法人社団徳風会髙根病院歯科)1)(東歯大・千病・摂食・嚥下リハ)2) (東歯大・矯正)3)(医療法人社団徳風会髙根病院外科)4)

№39:東京歯科大学2病院矯正歯科における平成25年初診患者の動向について

加瀬利美1),岩本真奈美1),岩田周子2),有泉 大3),内田悠志3),野村真弓4),片田英憲3) 茂木悦子3),末石研二3)(東歯大・千病・歯衛)1)(東歯大・水病・歯衛)2)(東歯大・矯正)3) (医療法人社団徳風会髙根病院歯科)4) 歯科学報 Vol.114,No.5(2014) 521 ― 111 ―

参照

関連したドキュメント

専攻の枠を越えて自由な教育と研究を行える よう,教官は自然科学研究科棟に居住して学

を占めている。そのうち 75 歳以上の後期高齢者は 1,872 万人(14.9%)、80 歳以上は 1,125 万

標準法測定値(参考値)は公益財団法人日本乳業技術協会により以下の方法にて測定した。 乳脂肪分 ゲルベル法 全乳固形分 常圧乾燥法

鈴木 則宏 慶應義塾大学医学部内科(神経) 教授 祖父江 元 名古屋大学大学院神経内科学 教授 高橋 良輔 京都大学大学院臨床神経学 教授 辻 省次 東京大学大学院神経内科学

⑹外国の⼤学その他の外国の学校(その教育研究活動等の総合的な状況について、当該外国の政府又は関

 昭和大学病院(東京都品川区籏の台一丁目)の入院棟17

年間約5万人の子ども達が訪れる埋立処分場 見学会を、温暖化問題などについて総合的に

「都民ファーストでつくる「新しい東京」~2020年に向けた実行プラン~」(平成 28年12月 東京都)では、「3つのシティ(セーフ