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耐アルカリ•耐酸•耐熱•耐油性ゴムの研究(第1~2報) (第1報) 緒言、試驗法、原料ゴムに就ての試驗

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(1)

第17卷

第2號

(昭 和19年2月)

・ 耐

・ 耐

・ 耐

究(第1∼2報)

(第1報)

緒 言 、 試 驗 法 、 原 料 ゴ ム に 就 て の 試 驗

東 京工業試 驗所第五部

(昭 和18年11月20日

受 理)

第1章

最 近 化學 工業 の發 達 に伴 ひ、 ゴム の需要 は著 しく増加 した。即 ち鐵 或 は其 の他 の金 屬 にては 立所 に腐 蝕 さる

ゝ場 合 に 、 ゴム又 はエボ ナイ ト

を 用ふ るか 、或 は鐵 製 の機 械 、器 具等 を ゴム又は エボ ナイ トにて ライ ニン グす

る場 合 が非常 に多 い。 然 し如何 なる ゴムに も、其 の用 を なす か と言ふ に そ うで な く、 中 に含 む 充 填劑 、促進 劑

及 び其 の他 の藥 品 の種 類及 び量 等 に依 て、其 の性 能は色 々に變 化す る の で あ る。文 獻 も多數 あ るが局 部 に止

り、秩 序 を立て根 本 的 に研 究 して居 る もの は殆 ん どない のであ る。

斯 る際 、 化學工 業 を助成 進歩 せ しむ る意味 にて も、又 ゴム本來 の性能 を究 めて置 く とい ふ 點 か ら も、 上記 の

研究 は極 め て意 義 あ る事 と思ふ 。

第2章

試 驗 法 は 各 官 省 の試 驗 法 を參 考 に して 決 定 した 。 而 し て 試 驗 片 は 環 状 の 物 を 用 ひ 、 ショッパ ー ゴ ム抗 張 試 驗 機 に よ り、 處 理 前 後 の 抗 張 力 を 測 定 して 、 其 の強 弱 を判 定 した 。 抗 張 力 は瓩 毎 平 方 粍 、 伸 は%に て表 す 事 と し た 。 基 本 配 合 と して 、F A Qス モー ク ドシ ー ト (Smoked sheet) 90、 脱 酸 硫 黄10と し 、其 の最 適 加 硫 は 蒸 氣 壓 毎 平 方 吋50封 度 に て90分 で 、 其 の 抗 張 力 は1.504、 伸 は837で あ る 。 試 驗 の 結 果 は 常 に 試 料3個 の 平 均 を採 つ た 。 (1) 耐 ア ル カ リ試 驗 法 ア ル カ リの 代 表 と して 苛 性 曹 達 液 を使 用 した 。 先 つ苛 性 曹 達 液 の40, 35, 20, 15,

(2)

10,5%の

物 に試料 を浸漬 し、之 を70℃

に保 て る電 氣恒温 器 中に 入れ2日

間 加熱 後、 試料 を取 出 し水 にて 良

く洗滌 し、70℃ の電氣恒 温器 中 にて2時

間 乾燥 後1時

間 空氣 中に 放置 して冷却 後抗 張試 驗 を行つ た。

此 の實驗 にて明 かな るが如 く、5%の

苛 性曹 達液 が 、 ゴ ムに對す る破 壞 作 用が最 も大 な る 事が 解 つた 。それ

故 に5%の

苛 性曹 達液 を使用 し、上 記 の如 く處理 す る試

驗 法 を用ふ る事 とした 。

苛性 曹達液 は、300ccの

ビーカー に200cc入

れ 、之

に試 料 を入れ 、時 計皿 に て覆 ひ電 氣恒 温 器 に入れ た。 試

料 の種 類 に依 り苛性 曹達 液 の滅 少度 異 り、 中 には殆 ん ど

無 くな る もの もあつ た。然 し こ の 量 で 大 體適 當 と認 め

た。

以 上 の結 果 を圖 示す る と左 の如 くで あ る。

(2) 耐酸 試驗法 酸 の 代 表 として硫 酸 を使用 した。

先 づ硫 酸 の50, 60, 65%の

液 に試料 を浸漬 し、之 を70

℃ に保 て る電 氣 恒温 器 中 に入れ2日

間 加熱後 、試料を

取 出 し水 に て良 く洗 滌 し、70℃ の電 氣恒温 器 にて2時

間乾燥 後1時間空 氣中 に放 置 して 冷却 後抗 張試 驗 を行 つ

た 。

70及 び80%の

硫 酸 で處理 す る時 は 、 試 料 は 黒 變 焦げ たるが 如 くな り、

試驗 機 にか け ん とす る と切 れ る。 それ 故 に65%の

硫 酸 て試驗 す る事 と した。

硫 酸 は、300ccの ビ ー カ ー に200cc入 れ、 之 に 試 料 を 入れ 、 時 計 皿 に て覆 ひ 電 氣 恒 温 器 に 入 れ た 。 然 し硫 酸 の濃 度 高 く蒸 發 少 く液 の滅 少 も著 し くな い 故、100ccに て 試 驗 して も 差 支 な き事 を 認 め た の で 、100ccの 硫 酸 に て 試 驗 す る事 と した 。 (3) 耐 熱 試 驗 法 試料 を120℃ に保 て る電 氣 恒温 器中 に2日間 加 熱 後 取出 し、1時 間空 氣 中 に放 置 し て 冷 却 後 、 抗 張 試 驗 を 行 つ た。

熱 のゴ ム に對 す る破壞 作 用 の顯 著 な る事 が 解 る。 此

の方法 を耐熱 試 驗 に採 用 した。

(4) 耐 油 試驗法

試 驗 をト ラ ンス フォ ーマー 油中

第1圖 ゴムに對 す る苛 性曹 達 液 の 作 用 第2圖 ゴム に對 す る 硫 酸 の作 用

(3)

第17卷

第2號 耐

アル カ リ ・耐酸 ・耐 熱 ・耐油性ゴ ムの研究(第1∼2報)

67

に浸 漬 し、之 を100℃

に保 て る電 氣恒温 器 中 に入れ8時

間加熱 後取 出 し、放置 して表 面 の乾 燥す るに及 んで

抗 張試 驗 を行 ふ方法 を採 つ た。標 準 の試料 は、此 の試驗 では油 中 に もか な り溶解 し、又 大 に伸 び表 面粘 着 して

居 た。

度 ℃

抗 張力

伸 耐

油試驗 法 には 、 ゴム 浸漬 後 の膨 脹率 を測定 す る方

處理 前 1.504

837

法 、又吸 油率 を測 定す る方法 もあるが 、始 め に前 記 の

100 0.007

133

試 驗 を行 ふ事 とす る

第3章

各 種 原 料 ゴム に 就 て の試 驗

此 の 試 驗 に 使 用 し た ゴ ム 原 料は 、Tara, Java standard, Unsmoked ribbed sheet, Ceylon Crepe, Pale

crepe, Palish crepe, Low palish crepe, Scrap で あ つ て 、 之 等 を 標 準 の Smoked ribbed sheet に 比 較 し

た 。 而 し て 配 合 は 基 礎配合 と同 じ て あ る 。 加 硫 の 蒸 氣 壓 は 毎 平 方 吋50封 度 を 用 ひ た 。 先 づ 始 め に 各 種 ゴ ム の 最 適 加 硫 を 求 め た 。 ゴ ヂ ッ ク數 字 が 最 適 加 硫 で あ る 。Java は105分 が 抗 張 力 は 最 大 で あ るが 、抗 張 積 に於 て75分 が 優 る か ら 75分 を 採 用 した 。Scrap は 屑 を 集 め た もの で あ る か ら抗 張 力 が 弱 い 。9種 の 内 最 適 加 硫75分 の もの が5種 、 90分 の もの3種 、105分 の も の が1種 で あ る 。

(4)

前 記 の最 適 加硫 ゴムを試 料 として耐 アル カ リ試 驗 を行つ た。

Smoked sheet の 破 壞 の 甚 だ しきは最 適 加硫 の處 にて明

か な るが如 く、105分 にて急 激 に抗張 力 及 び伸が 滅 少す るが

故 に、90分 は 丁 度 最 頂 點 に て 破 壞 の 一 歩 手 前 に あ る が 故 に ア ルカ リの 影 響 も大 きい の で あ ら う か、 又 、smoke の 製 造 方 法 が 惡い の で あ ら う。其 の 他 は Ceylon. Scrap Palish,

Low Palish, が 優 秀 で 、Java が 伸 に 於 て100%を 越 して 居 る 處 が 一 寸 目 を 引 く、 是 を 圖 示 す る と次 の如 くで あ る 第3圖 原 料 ゴム 抗 張 力 第4圖 原 料 ゴム伸

第5圖 原 料 ゴ ム ア ル カ リ處 理 前 後 の 抗 張 力

(5)

第17卷 第2號 耐 ア ル カ リ・ 耐 酸 ・耐 熱 ・耐 油 性 ゴ ム の 研 究(第1∼2報) 69 處 理 後 の 液 及 び ゴ ム の状 況 は次 の如 くで あ る 。 Para 液 大 分 減 り、 沈 澱 あ り。 ゴ ムは 黒 く軟 し、割 れ す 。 Java 液 黄 味 に て 沈 澱 多 し。 ゴ ム透 明 に して 割 れ ず 。 moked 液 黄 色 に て 沈 澱 出來 、 壁 に膜 あ り、 ゴム大 して 變 化 な し。 Unsmked 液 淡 黄 色 に し て 大 分 減 り、沈 澱 少し あ り。 ゴ ム は稍 透 明 に して割 れ す。 Ceylon 液 大 分 減 るが 、Para 程 減 らず, 沈 澱 多 し ゴ ム透 明 に なり、 軟 く割 れ ず 。 Pale 液 稍 青 味 を帶 ひ 、沈 澱 多 し。コ ム透 明 に して 割 れ ず 。 Palish 液 淡 黄 色 に て 餘 り減 らす 、 沈 澱 あ り。 ゴム 透 明 に して割 れ ず 。 Low 液 淡 黄 色 に て大 分 減 り、 沈 澱 あ り。 ゴム稍 透 明 に して割 れ ず 。 Scrap 液 橙 色 に して 大 分 減 り、沈 澱 及 び ゴ ミあ り。 ゴ ム黒 色 に して割 れ す 。 上 記 の 第5圖 及 び 第6圖 に 於 て 實 線 と點 線 との 間 が狹 き程 、耐 ア ル カ リ性 が あ る譯 で 、 成 績は Ceylon, Palish Low Palish の順 位 で あ る。

次 に 耐 酸 試 驗 の結 果 を 示 せ は 耐 酸 の 結 果 は 豫 測 を許 さぬ もの が あ つ た 。Para, Cey-lon の 著 し く破 壞 せ ら るゝは ゴ ム の 素 質 に缺 陷 が あ る も の と思 は れ る。又 Low Palish が 優 秀 で 、 却 て 仕 上 げ に手 を 入 れ た Palish が 惡 い の は 、 そ の 仕 上 け の操 作 が 耐 酸 性 を無 く した もの と思 は れ る。Scrap が か な り の 成 績 を 示 して 居 る の も、 あ ま り手 を 入 れ な い方 が よい と 言 ふ 示 唆 に も な る。 第 7 圖 原 料 ゴ ム酸 處 理 前 後 の 抗 張 力 第8圖 原 料 ゴ ム酸 處 理 前 後 の 伸

(6)

酸 處 理 後 の液 及 び ゴ ム の状 況 は 次 の 如 くで あ る。 Para 液 褐 色。 ゴ ム は黒 褐 色 に して 硬 く汁出 る。 Java 液 褐 色 。 ゴ ム割 れ ず 。 Smoked 液 褐 色に して 沈 澱 多 し。 ゴ ムは 黒 色。 Unsmoked 液 褐 色 の 中 に 淡 く青 味 あ り。 ゴ ムは 小 ひ び を生 ず 。 Ceylon 液 褐 色。コ ム は硬 く、中割 れ に して 汁 少 し 出 る。 Pale 液 稍 色 づ け ど褐 色 とな らず 。 ゴ ム小 雛 あ れ ど 割 れ ず 。 Palish 液 褐 色 の 中に 淡 く 青 味 あ り。 ゴ ム は小 ひ び を生 ず 。 Low 液 淡 く褐 色 の 中 に 青 味 あ り、ト ラ ン ス ホ ー マ ー油 の 如 し。 ゴ ム割 れ ず 。 Scrap 液 濃 き褐 色 。 ゴ ムは 小 ひ び の 中 の 中 ひ び 。

成 績 は Low Palish crepe, Java standard が 良 好 で あ る 。

次に耐熱試驗の結果を示せば

耐 熱 の結 果 は非 常に惡い 。 つ まり ゴム 自身 のみで は熱 に對す る抵 抗力 は全然 ない事 を示 す もので あ る。

第9圖

原 料 ゴム熱處理 前後 の抗張力

(7)

第17卷 第2號 耐 ア ル カ リ ・耐 酸 ・耐 熱 ・耐 油性 ゴ ム の研 究(第1∼2報) 71 熱 處 理 後 の状 況 を 示 せ ば 次 の如 くで あ る 。 Para 稍 硬 くな り割れ る。 Java 硬 く な り割 れ る。 Smoked 硬 くな り割 れ る。 Unsmoked 軟 く割 れ 方 少 し Ceylon 稍 々硬 くな り割 れ る。 次 に 耐 油 試 驗 の結 果 を 示 せ ば が Pale 硬 く な り割 れ る 。 Palish 軟 く割 れ る 。 Low 硬 く な り割 れ る 。 Scrap 硬 く なり 割 れ る 。

Smoked

が一 番劣 るが 、大體 に於 て 抗 張力 が 非 常に惡 くな り、 伸が あ ま り惡 くな らない事 が眼 に着 く。之

等 は ゴムが 油 で伸 び る性 質 に原 因 して居 るのか も知 れ ないが 、又一 面之 は ゴムの2相 説 を示す もので はあ るま

い か、熱 に於 て は抗 張力 を司 る性能 も伸 を 司 る性能 も共 に

侵 され 、油 に於 ては抗張 力 の方 の侵 さるゝ事 の方が大 で 、

伸 の方 は さほど で ない事 を意味 す る もので は な い だ ら う

か。 以下 の實驗 に も此 の事 實 を證 明す る樣 な現 象が 度ゝ現

れ る。

第11圖 原 料 ゴム油 處 理 前 後 の 抗 張 力 第12圖 原 料 ゴム 油 處 理 前 後 の伸

(8)

油 處 理 後 の 液 及 び ゴ ム の 状 況 は 次 の 如 く で あ る 。 Para 液 色つ か ず 、 ゴ ム 餘 り伸 び ず 、溶 け ず べ と つ か ず 。 Java 液 色 づ か ず、 ゴ ム 餘 り伸 び ず 、溶 け ず透 明 に し て べと つ か ず 。 Smoked 液 色 づ く 、 ゴ ム伸 び 、 溶 け る 。 Unsmoked 液 色 づ か ず 、 ゴ ム 餘 り伸 び ず 、 溶 け ず 割 れ ず 。 Ceylon 液 色 づ か ず 、 ゴ ム 餘 り伸 び ず 、溶 け ずべ と つ か ず 。 Pale 液 色 づ か ず 、 ゴ ム餘り 伸び ず 、 溶 け ず 透 明に な り、 べ とつ か ず 。 Palish 液 色 づ かず 、 ゴ ム餘 り伸 び ず 、 溶 け ず 割 れ ず 。 Low 液 色 づか ず 、 ゴ ム餘り 伸 び ず 、 溶 け ず 割 れ ず 。 Scrap 液 餘り 色づ か ず 、 ゴム餘 り伸 び ず 、溶 け ず 、 割 れ ず 。

(第2報)

充 填 劑 に 就 て の 試 驗

第4章 各 種 充 填 劑 に 就 て の 試 驗

此 の試 驗 に 使 用 した 充 填 劑 は 、Alumina, Asbestos, BaSO4, Bentonite a, Bentonite b, 黒 土 、CaCO3, 白 艶

華CC, 白 艶 華DD, 白 艶 華S, Carbon, Cosmos carbon, Keyston carbon, Micronex, carbon, Rising sun

carbon, Grain carbon, 油 煙、Clay, Catalpo (米 國 産) Catalpo (國 産)、 辨 柄、Graphite, 珪 藻 土a, 珪 藻

土b, Lithophone, MgCO3 a, MgCO3 b. MgCO3 c, MgCO3 d, MgCO3 e, MgCO8 f, MgCO3 g, MgCO3 h,

MgCO3 i, MgCO3 j, MgCO3 k, MgCO3, l, Mica a, Mica b, TiO2, Talc, ZuO, Zn S, 水 晶 粉末 で 、 其 の 配

合 は 、F. A. Q Smoked sheet 100. 脱 酸 硫 黄10, 充 填劑100で 、 加 硫 の 蒸 氣 壓 は 毎 平 方 吋50封 度 で あ

る 。

之 等 の 充 填 劑 の 性 質 を 一 寸 簡單 に 述 べ る 。

Alumina は Aluminium 製 造 用 の 物 で 、H2O 4.56%、Fe2O3 0.17%、SiO2 0.55%で 、32mesh の篩 を

通 過 した も の を 使 用 した 。 ゴ ム 充填 劑 と して は 粗 大 に 過 ぎた 。

Asbestos は 市 販 の Asbestos の 粉 末 を 用 ひ た 。 以 下 特 殊 の物 で な い 物 に つ い て は 省 略 す る。 BaSO4は 、 化 學用 の物 を 用 ひ Baryte を用 ひ な か つ た 。

Bentonite は外 國産 の物 で な く國 産 の物 で あ る。

黒 土 は 北 海 道 に産 し、 北 海 道 工 業 試 驗 場 分 析 の結 果 に 依 れ ば 、

H2O 0.37, C 9.73, SiO2 81.63. Fe2O3 1.7, Al2O3 4.7, CaO+MgO 1.39, K2O+Na2O 0 .37で あ る。 白 艶 華はCaCO3に 或 種 の 石 鹸 を 加 へ た も の と言 は れ て 居 る 。

Carbon は 、始 め の 物 は 産 地 不明 な れ ど、 他 は す べ て米 國 産 で あ る。Grain carbon とは粒 状 を した 物 で あ る 。

MgCC3は 非 常 に 市 販 品 の種 類 が 多 い の で出 來 るだ け 多 くを試 驗し た 。鑛 石 法 及 び 苦 汁 法 共 に 試 驗 した 。 Mica のaは 粒 子 粗 く、bは 細い も の で あ る 。

TiO2はTiO2が95%の 物 で あ る。

Catalpo とは Ciay に 或 種 の 處 理 を 行 つ た も の で あ る。

(9)

第17卷 第2號 耐 ア ル カ リ ・耐酸 ・耐 熱 ・耐 油 性 ゴム の研 究(第1∼2報) 73

水 晶 粉 末 は50meshの 篩 を 通 過 せ る も の で 、 ゴ ム と よ く混 和 融 合 し ない 。 先 づ 始 め に 各種 充 填 劑 配 合 ゴ ム の 最 適 加 硫 を 求 め た 。

(10)
(11)

第17卷 第2號 耐 ア ル カ リ ・耐 酸 ・耐 熱・ 耐 油 性 ゴム の 研 究(第1∼2報) 75

(12)

上 記 の最 適 加 硫 ゴ ム を試 料 と し て耐 ア ル カ リ試 驗 を行 つ た 。 第14圖 充填 劑 配 合 ゴ ム の伸

(13)

第17卷 第2號 耐 ア ル カ リ ・耐 酸 ・耐熱・耐 油性 ゴム の研 究(第1 ∼2報) 77 處 理 後 の 液 及 び ゴ ム の 状 況は 次 の 如 く で あ る 。 Alumina 液 黄 味 を な す 、ゴ ム の 外面 さほ ど變 化 し 。 Asbestos ゴ ム さほ ど 變 化 な し。 BaSO4 ゴ ム さ ほ ど變 化 な し 。 Bentonite a 液 淡 黄 色 、 沈 澱 少 し。 ゴ ム 所 々 少 し割 れ る 。 Bentonite b 液 黄 色 、 沈 澱 多 し 。 ゴ ム 軟 く割 れ ず 。 Black earth 液 黄 色 、 沈 澱 あ り 、 ゴ ム 軟 し 。 CaCO3液 餘 り減 らず 、 薄 き膜 、 液 面 に 出來 く、 ゴ ム 色 變 らず 。 白艷 華CC液 透明 に て 黄 白色 、 沈 澱 少 し。 ゴム 白 色 に して 割 れ ず、 所々 に 穴 あ り。 白艷 華DD液 黄 色 に して 沈 澱 多 し。 ゴ ム 白色に して 割 れ ず、 所 々 穴 あ り。 白艷 華S液 黄 色 に して 沈澱 あ り。ゴ ム割 れ ず 。 Carbon 液 黒 褐 色 に して 白 き沈 澱 あ り。 ゴム硬 し。 Cosmos C液 淡 黄 色 に して 沈 澱 多 し。ゴ ム稍 軟 か に な り割 れ ず 。 Keystone C液淡 黄 色 に し て 透 明 な らず 。 減 少 す 。 ゴ ム 割 れ ず 。 Micronex C液 大 分 減 る 。 ゴ ム或 る部 分 に 中 ひ び あ り。 Rising sun Cゴ ム 小 ひ び も生 ぜ ず 。 外觀 變り な し。 Grain C液 淡 黄 色 。 沈 澱 あり 。 ゴ ム 割 れ ず 。 Pine C液 黄 褐 色 、 沈 澱 あ り。 ゴ ム 小 ひ び あ り 、 軟 し。 Clay 液 大 分 無 く な る 。 Catalpo (米) ゴ ム 變 り な し 。 Catalpo (國) 液 大 分 減 る 。 辨 柄 ゴ ム 變 りな し 。 Graphite 液 黒 褐 色 に し て 沈 澱 あ り。 ゴ ム 軟 し 、 Kieselguhr a 液1/3に 減 り、 ゴ ム黄 褐 色 と な る 。 Kieselgnhr b 液 黄 色 、沈 澱 多 し。 ゴ ム 軟 く割 れ ず 。

(14)

Lithophone 液 黄 色 に して1/3に 減 ず 。 ゴ ム變 化 な し。 MgCO3 a ゴ ム さほ ど變 化 な し。 MgCO3 b 液 淡 黄 色 、 沈 澱 あ り。 ゴ ム割 れず 軟 し。 MgCO3 c 液 淡 黄 色 、 沈 澱 多 し。 ゴ ム割 れ ず 軟 し 。 MgCO3 d 液 淡 黄 色、 沈 澱 少 し。 ゴム割 れ ず 軟 し。 MgCO3 e 液黄 色、 沈 澱 多 し。 ゴ ム軟 く、所々割 る。 MgCO3 f 液 黄色 、 沈 澱 多 し。 ゴ ム割 れ ず 軟 し。 MgCO3 g 液 黄 色 、沈 澱 あ り。 ゴムベ とつき 軟 し。 割 れ ず 。 MgCO3 h 液黄 色 、沈 澱 あ り。ゴ ム ベ とつ き軟く ぶ つ ぶ つ あ り、 割れ ず 。 MgCO3 i 液 黄 色、 沈 澱 あ り。 ゴ ム割 れ ず 軟 し。 MgCO3 j 液 黄 色 、 沈 澱 少 し。 ゴ ム割 れ ず 軟 し。 MgCO3 k 液 黄 色 、 沈澱少 し。 ゴム 軟 く所 々 に ぶ つ あ り。 MgCO3 l 液 黄 色 、 沈 澱 あ り。 ゴ ム 軟 く均 一 な り。 Mica a 液全 部 無 く な る 。 Mica b 液 黄 色 、沈 澱 多 し。 ゴム割 れ ず 軟 し。 Talc 黄 液 大 分 無 くな る。 TiO2 ゴ ム變 化 な し。 ZnO 液 減 る 、 ゴ ム 色 變 らず 軟 し。 ZnS 液 黄 色 、 沈 澱 浮 く、 ゴ ム 白 く割 れ ず 。 水 晶粉 末 液 黄 色 、 沈 澱 あ り。 ゴ ム軟 く割 れ ず 。 第15圖 充填 劑 配 合 ゴム の ア ルカリ 處 理 前 後 の 抗 張 力 第16圖 充填 劑 配 合 ゴム の ア ル カ リ處 理 前 後 の伸

(15)

第17卷 第2號 耐 ア ル カ リ ・耐 酸 ・耐 熱 ・耐 油 性ゴ ム の 研究(第1∼2報) 79

上 記 の表 及 び 圖 に て 明 か な る が 如 く、耐 ア ル カ リ性 の 充 填 劑 は 、Alumina Asbestos, Bentonite b. CaCO3 白艷 華, DD, Keystone C, Micronex C, Rising suu C, Catalpo (米)、Catalpo (國)、Graphite, MgCO3 e, ZnO 等 が 優 秀 で 、抗 張 力 に於 て90%以 上 、 伸 に於 て90%内 外 で あ る。 然 し こ の中 に は始 め か ら力 の 弱 い も の例 へ ば 、Alumina, Asbestos, Bentonite b Keystone C, Rising sun C, Catalpo (國) Graphite, MgCO3e等 は 抗 張力 が1kg以 下 で あ る。 又 Micronex C, Catalpo (米) Rising sun C等 は 輸 入品 で あ る 。 そ れ 故 にCaCO3, 白艷 華DD. 亞 鉛 華 を 使 用 す れ ば よい 事 に な る。亞 鉛 華 は高價 で あ り、 白艷 華DDはCaCO3の 加 工 品 でCa

CO3よ

り高 いか ら、結 局CaCO3を

使 用す れば よい事 にな る。

次 に耐 酸試驗 の結 果 を示 せば

(16)

第17圖 充 填劑 配 合 ゴム の 酸 處 理 前 後 の抗 張 力

(17)

第17卷 第2號 耐 ア ル カリ ・耐 酸 ・耐 熱 ・耐 油 性 ゴ ム の 研 究(第1∼2報) 81 酸 處 理 後 の液 及 び ゴ ムの 状 況 は 次 の 如 くで あ る。 Alumina ゴ ム外面 稍 々焦 げ た る が如 く硬 化 す 。 試 驗 の時 割 る。 中 ま で は 犯 され ず 。 汁出 る。 暫 時 放 置 して 白 き粉 表面 に ふ く。 Asbestos ゴ ム柔 し、 割 れ ず。 汁出 る。 BaSO4 ゴ ム 柔 し 、 割 れ ず 。 Bentonite a 液 殆 ど色 な し。ゴム所 々 少 し く割る 。 汁 出 ず 。 Bentonite b 液 殆 ど 無 色 、 沈 澱 な し 。 ゴ ム 割 れ す 、 汁 出 ず 。 Black earth 液 褐 色 、 沈 澱 あ り。 ゴ ム 軟 く小 割 れ 、 汁 出 ず 。 CaCO3 ゴ ム割 れ る 。 白艷 華CC液褐 色 、 沈 澱 少 く泡 立 つ。 ゴ ム硬 く紫 褐 色 に し て 汁 出 、 大 割 深 し。 白艷 華DD液 褐 色 、沈 澱 少 く泡 立 つ 。 ゴ ム硬 く紫 褐 色に し て 汁 出 、 大 割 深 し。 白艷 華S液 淡 褐 色 、 沈 澱 な く 泡 あ り。 ゴ ム 汁 多 く 出 、 大 割 れ 。 Carbon 液 黒 褐 色、 ゴ ム 硬 く割 れす 。 Cosmos C 液淡 黄 色 、 沈 澱 な し。 ゴ ム 柔 く 汁 出 す 。 Keystone C 液 淡 褐 色 、 ゴ ム 割 れす 。 Micronex C ゴ ム 小 ひ び 割 れ す 。 Rising sun C ゴ ム 小 ひ び 割 れ ず 。 Grain C 液 褐 色 、 沈 澱 殆ど な し 。 ゴム 割 れ ず 、 汁 出 ず 。 Pine C 液 青 褐 色 の 如 く、螢 光 の 如 きも の あ り。 沈 澱 あ り 。 ゴ ム 軟 く 小 ひ び 生 じ 、 汁 出 ず 。 Clay ゴ ム 小 ひ び 汁 出 る 。 Catalpo (米) ゴ ム 小 ひ び 汁 出 る 。 Catalpo (國) ゴ ム 黒 褐 色 にし て 軟 く、 汁 少 し 出 る 。 Fe2O3 ゴ ム 黒 く な り割 れ る 。 Graphite ゴ ム 軟 く割 れ ず 。 Kieselguhr a 液 少 し減 る 。 ゴ ム 汁 少 し出 る 。 Kieselguhr b 液 黄 褐 色 、 沈 澱 少 し。 ゴ ム外 硬 く 、 汁 多 く出 、 大 割 れ 。 Lithophone 液 少 し減 り沈 澱 多 し 、ゴ ム赤褐 色 小 ひ び 。 MgCO3 a ゴム外面 焦 げ たれ ど、 中 まで は 侵 きれ ず 。 MgCO3 b 液 褐 色 、泡 あ り。 ゴ ム表面 小面 小 豆 色 で 硬 く大 割 れ 、汁出 る。 MgCO3 c 液 褐 色 、沈 澱 少 く泡立 つ 。ゴ ム外 硬 く中 割 れ 、 中 軟 し。 汁 出 る。 MgCO3 d 液 褐 色 沈 澱 少 く泡 立 つ 。 ゴ ム硬 くなり 割 れ ず 。 汁 多 く出 る。 MgCO3 e 液褐 色 、 沈澱 少 く泡 立 つ。 ゴ ム 中割 れ汁 出 る 。 MgCO3 f 液 褐 色 、沈 澱 少 し。 ゴ ム中割 れ 汁 出 る。 MgCO3 g 液 褐 色 、沈 澱 少 く泡 立 つ 。 ゴ ム中 割 れ 汁 出 る。 MgCO3 h 液 褐 色 、沈 澱 少 く泡 立 つ。 ゴ ム大 割 れ 汁 多 く出 る。 MgCO3 i 液 褐 色 、沈 澱 な く泡 あ り。 ゴム大 割 れ汁 多 く出 る。 MgCO3 j 液淡 褐 色 、沈 澱 な し。 ゴ ム小 割れ 汁出 る。 MgCO3 k 液 褐 色 、沈 澱 無 ぐあり 。 ゴム大 割 れ 汁 多 く 出 る。 MgCO3 l 液 褐 色 、沈 澱 少 く泡 少 くあ り。 ゴム 上 層 は ず 中 割 れ 。 汁 少 し出 る 。 Mica a ゴム小 ひび 。 Mica b 液 淡 褐 色 、 沈 澱 こ く少 い。 ゴム稍 々 硬 く上 層 少 し割 る。 汁 出ず 。 Talc ゴ ム割 れ汁 出 る。 TiO2 ゴム薄 黒 赤 くな り、割 れ る。 ZnO 液増 す 。 ゴ ム稍 々褐 色 とな り軟 し。 ZnS 液 淡 褐 色 。 ゴ ム褐 色 とな り稍 硬 く中 ひび に して 汁 少 し出 る。 水 晶 粉 末 液 褐 色 、 沈澱 少 し。 ゴム大 割 れ 汁 出 る。 上 記の 表 及 び圖 に て 明 か な る が 如 く、 酸 處 理 後 、 抗 張 力80%以 上 を 保 持 し得 る もの は 、Bentonite b, Bla-ck earth, Keystone C, Micronex C, Rising sun C, Pine C, Graphite, ZnO で あ る。 この 内 にて 小 割 れ 小 ひ び の 程 度 の 物 は Black earth, ine Cで あ る 。又 抗 張 力 及 び 伸 が 共 に80%以 上 の物 は Rising sun C, Grap hite, ZnO で あ る。 抗 張 力 が1kg以 上 の 物は Micronex C, ZnO で あ る。斯 く煎 じつ む れは ZnO が 最 も優 秀 とい ふ 事 に な る 。 之 は ZnO が 硫 酸 に溶 解 す る點 か ら 考 へ て 意 外 な 感 が す る 。大艷 に 於 て Carbon 及 び

Graphnite 系 の物 は良 好 で あ る。

次 に耐 熱試 驗 の結 果 を示 せ ば

(18)
(19)

第17卷 第2號 耐 アル カリ・ 耐酸・ 耐 熱・ 耐 油性 ゴムの 研 究(第1∼2報)

熱 處 理後 の ゴムの状況 は次 の如 くで あ る。

Alumina 液 色 と な り硬 化 し、試 驗 の 時 割 れる 。 Asbestos 割 れ る 。 BaSO4 硬 く な り割 れ る 。 Bentonite a 硬 く な り大 割 、 中 ま で 侵 さ れず 。 Bentonite b 稍ゝ 硬 く割 れ る 。 Black earth 硬 く 中 割 。 CaCO3 割 れ る 。 白艷 華CC硬 し、 大 割 な れ ど淺 し。 白艷 華DD硬 し、 大 割 なれ ど淺 し。 白艷 華S硬 く中 割 、表面 赤 褐 色 に して 中 白 し。 Carbon 硬 く割 れ る 。 Cosmos C硬 く中 割 。 Keystone C硬 く 中 割 。 Micronex C大 割 。 Rising sun C大 割 。 Grain C稍ゝ 硬 く 大 割 。 Pine C硬 し 中 割 。 Clay 割 れ る 。 Catalpo (米) 割 れ る 。 Catalpo (國) 割 れ る 。 Fe2O3 割 れ る 。 Graphite 硬 く 大 割 。 Kieselguhr a 褐 色 と な り割 れ る 。 Kies lguhr b 硬 く 中 割 Lithophone 黄 褐 色 と な り硬 く割 れ る 。 MgCO3 a 黒 褐 色 と な り割 れ る が 中 まで は 侵 され ず 。 MgCO3 b 硬 く割 る れ ど 中 白 し 。 MgCO3 c 硬 く中 割 。 MgCO3 d 硬 く中割 。 MgCO3 e 軟 く中 割 。 MgCO3 f 稍ゝ 硬 く中 割 。 MgCO3 g 稍ゝ 硬 く中 割 。 MgCO3 h 稍ゝ 硬 く中 割 。 MgCO 3 稍ゝ 硬 く中 割 。 MgCO3 j 稍ゝ 硬 く中 割 MgCO3 k 稍ゝ 硬 く中 割 。 MgCO3 l 稍ゝ 硬 く中 割 。 Mica a 割 れ る 。 Mica b 硬 く上 層 中 割 、 切 れ て か らは 軟 し。 Talc 割 れ る 。 TiO2 割 れ る 。 ZnO 黄 褐 色 に して 硬 く割 れる 。 ZnS 硬 く割 れ る。 水 晶粉 末 硬 く大 割 。 第19圖 充 填 劑 配 合 ゴ ムの 熱處 理 前 後 の 抗 張 力

(20)

上記の 表 及 び圖にて明 か な るが如 く、熱處 理後 、 抗張 力40%以

上を保 持 し得る もの は、Alumina

Bento-nite a, BentoBento-nite b, Keystone c, Pine c, Kieselguhr b, MgCO3 a, MgCO3 c MgCO3 e. MgCO3 g, MgCO3 h, Mica a で あ る。%と して最 高 の もの は Mica a で あ るが 力 は 弱 い 。 實 際 に力 の 大 な る も の はMgCO3 c, MgCO3g MgCO3 a の 順 序 で あ る。 伸 は 全 體 に 非 常 に 弱 つ て 居 る。 耐 酸 試 驗 の 時 も 同 樣 で あ つ た 。 之 等 は 相 説 よ り考 へ て 、 力 よ り も よ り以 上 に伸 の方 が 破 壞 される 事 と考 へ られ る 。 伸 の30%以 上 の も の は 、 白 艶 華S,MgCO 3 a, ZnOたけ で あ る。 耐 熱 ゴ ム の非 常 に 難 しい 事 が 之 を 見 て も明 か で あ る。 而 してMgCO3は 耐 熱 ゴ ム の配 合劑 と して 有 利 な る事 も解 る 。

次 に耐 油試驗 の結果 を示せば 次 の通 りで あ る。 記載 の な きは溶 け て試驗 不能 の もので あ る。

第20圖 充填劑配合 ゴム の 熱處 理 前 後 の 伸

(21)

第17卷 第2號 耐ア ル カ リ ・耐 酸 ・耐 熱 ・耐 油 性 ゴ ム の研 究(第1∼2報) 85

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油 處理後 の液 及 び ゴムの状 況 は次 の如 くで あ る。

Alumina ゴ ム 殆ど 溶 け る 。 Asbestos ゴ ム 溶 け 絲 の 如 く な る 。 BaSO4 ゴ ム溶 け 膨 脹 す 。 Bentonite a 液 褐 色 、 ゴ ム あ ま り伸 び ず 、 Eentonite b 液 黒 褐 色 、 ゴ ム 稍ゝ べ と つ き、 あ ま り 伸 び ず 、 割 れ ず 。 Black earth 液 褐 色 、 ゴ ム 少 し伸 び る が 、粘 着せ ず 軟 し。 CaCO3 ゴ ム 白 く な り溶 け る 。 白 艷 華CC液 黄 色 、 ゴ ム あ ま り伸 び ず 、 割 れ ず 。 白 艷 華DD液 黄 色 、 ゴ ム あ ま り伸 び ず 、 割 れ ず 。 白 艷 華S液 褐 色 、 沈 澱 あ り。 ゴ ム 粘 着 せ ず 、 伸 び ず 、 割 れ ず 。 Carbon ゴ ム 形 あ ま り くづ れ ず 。 溶 け ず 、 膨 脹 も 割 合 少 し。 Cosmos C液 茶 褐 色 に して 透 明 、 ゴ ム 伸 び 粘 着 す 。 Keystone C液 少 し色 づ く 。 ゴ ム あ ま り伸 び ず 、 試 驗 後 ば ら ば ら に 切 れ る 。 Micronex Cゴ ム伸 び る 。 大 分 溶 け る 。 Rising sun Cゴ ム 伸 び 大 分 溶 け る 。 Grain C液 茶 褐 色 に して 澄 む。 ゴ ム あ ま り伸 び ず 、 粘 着 せ ず 、 割 れす 。 Pine C液 赤 褐 色 、 ゴ ム 稍ゝ伸 び 粘 着 せ ず 軟 し。 Clay ゴム 稍ゝ 伸 び る 。 Catalpo (米) ゴ ム稍ゝ伸 び 溶 く 。 Caatlpo (國) ゴ ム灰 色 に な り溶 く。 Fe2O3 ゴ ム 伸 び 溶 く。 Graphite 液 濁 る 。 ゴ ム 形 くづ れ 膨 脹 し溶 く。 Kieselguhr a ゴ ム 溶 け 長 く伸 び る 。 Kieselguhr b 液黄 褐 色 、ゴム 稍ゝ 伸 び 、乾 き粘 着 せ ず 、 割 れ ず 。 Lithophone ゴ ム溶 け長 く伸 び る。 MgCO3 a ゴ ム伸 び 大 分 溶 く。 MgCO3 b 液 赤 褐 色 、 ゴ ム い く ら か 伸 び粘 着 せ ず 割 れ ず 。 MgCO3 c 天 黄 褐 色 、 ゴ ム乾 き粘 着 せ ず 割 れ ず 、 稍 ゝ 伸 ぶ 。 MgCO3 d 液 褐 色 、 ゴムあ ま り伸 び ず 、 稍 硬 く所 々 割 る。 MgCO3 e 液 褐 色 、 ゴム 稍ゝ 伸 び 軟 く割 れ ず 。 MgCO3 f 液 赤 褐 色 、 ゴ ム稍ゝ 伸 び 軟 く割 れ ず MgCO3 g 液 赤 褐 色 、 ゴ ム伸 び ず 割 れ ず、上 下 に 厚 く な る 。 MgCO3 h 液 赤 褐 色 、ゴ ム伸 び ず 割 れ ず、上 下 に 厚 く な る。 MgCO3 i 液 赤 褐 色 、ゴ ム つ ま り伸 び ず 軟 く割 れ ず MgCO3 j 液 赤 褐 色, ゴ ムあ ま り伸 び ず 軟 く割 れ る。 MgCO3 k 液 赤 褐 色 、 ゴ ムあ ま り伸 び ず。 少 し割 る。 MgCO3 l 液 赤 褐 色 、 ゴ ム稍ゝ 伸 び 粘 着 し割 れ ず Mica a ゴ ム膨 脹 す れ ど形 變 らず 。 Mica b 液 褐 色 、 ゴ ム あ ま り伸 び ず 上下に 厚 くな る。 割 れ ず 。 層 を な して剥 ぐ。 Talc ゴム溶 け て 絲 の 如 くな る Tic2 ゴ ム伸 び 溶 くれ ど形 は と ゞむ 。 ZnO ゴム溶 け膨 脹す 。 ZnS ゴ ム割れ ず)あ ま り伸 び ず 。 水 晶 粉 末 液 赤 褐 色 、 ゴム あ ま り伸 び ず、 大 分 溶 け 粘 着す 。 第22圖 充填劑 配 合 ゴム の 油處 理 前 後 の伸

(23)

第17卷 第2號 塗 料 用 と して の 酸 化 ゴ ムの 製 造 研 究(第1報) 87

上 記の 表 及 び圖 に て明か な るが 如 く、 油處 理 後 、 抗 張 力30%以 上 の保 持 し得 るも の は 、Kieselguhr b, MgCO3 d, MgCO3 e, MgCO3 h, MgCO3 j で あ る 。%と して 最 高の も の はMgCO3 h で あ る が、 之 は 力 が 弱 い 。 先 づMgCO3 j, MgCO3 b が 優 秀 で あ る。 伸は 全體 に弱 ら ず 、 抗 張 力 が 非 常 に 弱 つ て居 る事 は耐 熱 試驗 の 結 果 と相 反 す る 。 即 ち 抗 張 力 を 司 る相 の方 が 多 く侵 され る事 が 解 る 。耐 油 性 ゴム も 耐 熱 性 ゴ ム と同樣 に難 し い

ゴ ムで、 こゝで もMgCO3が

大體 有利 なる事が 解 る

。MgCO3は

在來 の如 く透 明性 ゴムの方 面 に使 用 され た事

か ら轉 じて工 業 用 ゴ ムに使 用 さるべ きで あ る。而 して炭 マ グの種 類 に依 て大 に相 違 す るか ら、耐熱 、耐 油に適

當 した樣 に製 造 方法 も發表す べ きで あ る。

塗 料 用 と して の 酸 化 ゴム の製 造 研 究(第1報)

日本 ペイ ン ト株 式會社研 究所

(昭 和18年12月25日受

理)

ゴム誘導體 に關す る研 究 は本邦 に於 て も近來頓 に積 極 的 に 行 はれ るに至 り、既 に本 誌上 に於 て も二 、三 の報

文 が載 せ られ て居 る。(1)尚 古 川 淳二氏 、(2)阿 部 忍 氏(3)等に依 り詳 細 な る評論 が報 ぜ られ ゴム誘導體 の今 後 の

活用價 値 の多大 な る事 が 示唆 され つ ゝあ る。著者 等 は塗 料 に應 用 し得 べ きゴム 誘導體 に關 し種 々調査 をな し、

實 用性 を考慮 してそ の可能 性大 な るもの に就 き檢 討を行 ふ べ く、研究繼 續 中で あ る。本報 に於 ては 之等ゴ ム誘

導體 の一 で あ る酸 化 ゴムに就 き若 干 の豫 備實驗 の行 ひた る故 それ に就 き報告 せ ん とす 。但 し目下 の處 理論 的考

察 を省 き主 として 實際 的製 造 に關す る研 究 を主眼 と して實驗 を進 めつゞ あ り。

實驗

i) 試

試 料 生 ゴ ムは 科 學 動 員 協 會斡 旋 に より 大 阪、 井 上 商 店 よ り 入 手 せ る 「C. P生 ゴ ム 」 な る 各稱 の ス モ ーク シ ー トに して 、 沃 素價350.1, 灰 分0.41%、 ア セ トン抽 出 物2.63%の も の で あ る。 之 の粘 度 は ベ ンゾ ー ル1% 溶 液 と して 約22.5CPを 示 す(25℃)之 を 素 練 し、1%該 溶 液 が2.0CPの 程 度 とな ら しめ た もの を試 料 と し た 。 本 試料 を20部 をJ. E. S第234號 に 相 當 す る ミネ ラ ル ス ピ リ ト80部 に 依り 膨潤 せ し め 更 に 塗 料 用 小 型 ロ ール に て 練 り、 充 分 均 一 な ら し め て後 用 ひ た 。(ミ ネ ラ ル ス ピ リノ ト以 外 の 溶 劑、 例 へ ば ベン ゾ ー ル 系 或 は 四 鹽 化 炭 素 等 は 沸點 低 く以 下 の操 作 に困 難 を 認 め た る故 使 用 せ ず)。 金 屬 石 鹸 は 主 と して コ バ ル ト鹽 を 用 ひ比 較 の 爲 マン ガン 鹽 を も用 ひ た 。 之 等 金屬 石 鹸 は 熔 融 法 に よ り、作 成 し た も の で 亞 麻 仁 油 酸 石 鹸 を 使用 し、 コバ ル ト石 鹸 の 場 合 は コ バ ル トと し て3.5%マ ンガ ン石 鹸 の 場 合 は マ ン ガ ン5.0%の 含 有 量 の もの で あ る。 ii) 實 驗 裝 置 並 操 作

参照

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