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バイオハザード ~Remnants of Umbrella~ ID:51317

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(1)

バイオハザード ∼

Remnants of Umbrella

(2)

注意事項

    この PDFファイル は ﹁ハーメルン﹂ で 掲載 中の作 品を自動的 に PDF化 した も ので す 。  小説 の作 者、 ﹁ハーメルン﹂ の 運営者 に無 断 で PDFファイル及 び作 品を引 用の 範囲を 超 え る 形で 転載・ 改 変・再配布・販売 す る こと を禁 じます 。    

すじ

 ラクーンシティ 崩 壊後 の 新 たな ストーリー。   戦 士達 は 、銃を取り諸悪 の根 源 へと 立 ち 向 かう 。

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  目   

  

死に 溺れ た 街 │ │  │ 死に 溺れ た 街│ 設定集  1 │ │ │ │ │ │ │ │ │  プロローグ  6 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │   第 1話  10 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │   第 2話  14 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │   第 3話  21 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │   第 4話  27 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │   第 5話  31 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │   第 6話  37 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │   第 7話  41 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │   第 8話  46 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │   第 9話  51 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │   第 10話  58

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死に

溺れ

死に

溺れ

街│ 設定集

   レックス・エヴァンズ SEX・・ ♂ ︵25︶  178cm 74kg   渾 名 は スラッカー。 怠け 者 と よ く 言われる が やる気 がないだけで 、  高 い 能力を誇る。  19 歳で RLPD への入 隊を果 たしてお り、 そこか ら 優 秀 であ る ことが 理解 でき る。   正 義感 が強く 、 危 険 な 任務 に 対 しては 率 先して 自分 が 行 う よ うにしてい る。   そ れ で も 怠け 者 だと呼ば れる のは普 段 の 勤務 態 度 のせいであ ろ う 。   だが 、評 判は 悪 くなく 、多少 だ ら けて る く ら いが 関わりや すくていい 、 と  署内 の 警官 か ら は好か れ てい るよ うだ 。  今回 の 事件 において 、相棒 の命 を間接的 に奪った アンブレラを憎み始める・・・・。    ジョバンニ・マッコイ SEX・・ ♂ ︵51︶  182cm 84kg  黒人 男性 、愛妻家 であ る。  暴走 しがちな レックス の制止役として バディを 組 ん でい る。 1

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 スラム街 か ら の 出身 であ り、 そこか ら生 き 延 び る ほどの 力を 幼い 頃より 携えていた 。   し か し 、 彼 が 今 回 の 事 件 の 犠 牲 に な っ て し ま う と は 誰 も 予 想 し 得 な か っ た こ と で あ る。   どち ら かというと 感情的 であ る た め、 救え る 命は救おうとす るナイスガイ。  愛銃 は 44マグナム であ り、ダーティーハリー に 憧れ ていた 。    アンナ・クーパー  SEX・・ ♀ ︵29︶  157cm 53kg   弱 冠25 歳にして ローランズシティー の 警察署長 に就 任 した 秀 才であ る。  ・・・ が 、 そ れ は アンブレラ か ら与 え られ た 職 業であった 。   元来 、 アメリカ合衆国 政 府直 属の エージェント であ り、 アンブレラ への スパイ 活 動を  行 っていた 。   しかし 、 アンブレラ か ら の 厳重 な 監視 か ら、 計 画 を察 せさ れる の を 危 険 だと 感 じた彼 女は   そこか ら4 年 間も の 間、 何 も できない屈 辱を 味 わ うことになったのだ ・・・。    ディルディン・ランズディール  SEX・・ ♂ ︵23︶  186cm 92kg  銀髪、青 い 瞳、 そして ポニーテール、 ま る で女性と 見間違 う よ うな 2 ─死に溺れた街─ 設定集

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 ヨーロッパ系アメリカ人 の 青 年であ る。   そうでないこと を 主張す る のは 長身 と 、隠れ た筋 肉 の み。   彼 もアンナ・クーパー同様、合衆国 政 府直 属の エージェント であ る。   普 段 だけで 見れ ば 頼り ない男に 見られる が 緊 急時においての   即 断 即決が 可能 な決 断力を持 ち 合わ せてい る。   彼 曰 く 、銃よりもナイフ のが好 み だが 、警察署 に 置 いてきてしまったとのこと 。  ラクーンシティー壊滅事件 のこと を詳 しく 知 ってい るよ うだが ・・・・。    ホークス・ブラック   SEX・・ ♂ ︵25︶   182cm 87kg  RLPDSWAT 所属 アルファチーム の 部隊長を務める。  レックス・ニヴァンス の 同期 であ り、二 十歳にして SWAT への入 隊を果 たした 。   幼い 頃 か ら 父に 銃 の扱いと共に 近接 格 闘術 など も 教え 込 ま れ た 。   そのた め、距離 に もよる が 3m ほど 以内 な らハンドガンを 所 持 した 者をも  倒 すことが 可能 であ る。   彼の 能力 は 誰 か らも高 く 評価 さ れ てお り、自分より 年 上 ばか り の 職 場だが 、  不自 由はしてない よ うだ 。   性格は温 厚 だが女好き 、 そして ピンクジョーク 好き 。 3

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  婦 警 か ら の 評 判は 悪 い 様 に 思 え る か も し れ ないが 、 数 多 くの ファン がい る。   余 談 だが 、 そう振 舞 うのは チーム のた め であ り、 ﹃自 分 が こ う や っ て ふ ざ け て た ら、 周 り の 皆 は 俺 を サ ポ ー ト す る 為 に し っ か り す る だ ろ ?﹄   と 語 ってい る。   そのせいか 、 彼が 部隊長 になってか ら、 部隊 か ら は死 者 が 出 ていないの も事実 であ る。    RLPD︵RowLands Police Departmemt︶  ローランズ市警察。設立 は 1978 年 。  アンナ・クーパー は 二代目 の 署長を務める。  初代署長 は アンブレラ の 行為 に 対 して批判 的 だったた め・・・・・。   所属す る警官 の 人 数は 1998 年当時で 350人 であ る。   そ れ は RLPDSWATを 含まない 人 数であ る。   正 式装備 は ベレッタM92F、ベネリM3、MP5A4 などが 採 用さ れ てい る。  事件 に よりジョバンニ 捜 査官を 含 む15名 が死 亡 し 、現 在は 335名 であ る。    RLPDSWAT 4 ─死に溺れた街─ 設定集

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 ローランズ市警 が 保有 す る 特 殊部隊。  他 の 市警 に も配備 さ れ てい る部隊 と大した 変わり はない 。   所属す る人 数は 120名 であ る。   正 式装備 は RLPD の も のに 加 え 、 M16、 M4、 G36C、 コルトガバメント、 S IG P226   と 言 った火 力を重視 した武 装 が 見られる。  部隊 は 4部隊 に 分 け られ、 アルファ、 ブラボー、 チャーリー、 デルタ の チーム とな る。   所属す る人間 の平均年 齢 は 30代 半ばであ る が 、ホークス の 様 に  20代 で所属す るも の も多 くはない も のの居 るよ うだ 。   そ れ だけ入 隊 には 苦難 が 必至 なのだ 。 5

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プロローグ

   1998 年 9月、 世 界 有 数の大 規 模 製薬会 社 ﹃アンブレラ﹄ を保有 す るラクーンシティ に T│ウイルス が流 出、  被害拡 大 防 止のた め、 アメリカ 大統 領、 お よ び 連邦議会 の 滅菌 作戦に よりラクーンシ ティ は   地 図上 か ら消滅 した ・・・。  同 時に ラクーンシティ壊滅事件をも って 、 アンブレラ 社の株 価 は 暴落、 アンブレラ は 事実上 の終 焉を迎 えた 。  ・・・・・・ そう 思 っていた !     そ れ か ら三ヶ月後 のことだ 。  ラクーンシティ に 最も近 い 街、 ローランズシティ に もT│ウイルス の 魔 の手は 迫 って いた 。  バイオハザード はまだ終 わ ってはいなかったのだ 。   そう 、 その 日 は 確 か クリスマス だったはず 。 6 プロローグ

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 聖夜 どこ ろ か 、悪 夢 を、見 せ られ たが ・・・。   あの 日 のことは 、生 存 者 にとっては 忘れられ ない 日 だ 。  少 し 長 くな るやも し れ ない 。   で も、 どうか 聞 いてほしい 。 何が 有 ったのか を・・・。     そうだ 、 、 まだ 名 乗ってなかったな 。  俺 の 名 は レックス。レックス・エヴァンズ。  アダ名 は ﹃スラッカー﹄ 。 怠け 者 ってことさ 。  職 業は当時 警察官 だった ん だが 、 その 護る べき 街もラクーンシティ の 二 の 舞、  跡 形 も なく 、 吹き 飛 ばさ れ ちまった よ。  今 じ ゃ、 俺 は BSAA ﹃Bioterrorism Security Asses sment Alliance﹄   つま り、対バイオテロ部隊 に所属して 、世 界の平 和 の 為 に戦って る。    やや こしいか ら話を早 く 進めろ ?   そう急ぐな よ、 時 間 はたっぷ り あ るん だか ら な 。   さて 、話を 元に戻そう 。 7

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   BSAA は 最初 か ら有 った 部隊 じ ゃ あない ん だ 。  製 薬 企 業 連 盟 っ て い う の が あ っ て だ な 、 そ の 中 に ア ン ブ レ ラ も か つ て 含 ま れ て た の さ 。  アンブレラ がど ん な 研 究してたのか 世間 に バレ た時 、責任追及 か ら逃れよ うとした  製薬会 社のお偉いさ ん方 は 、 大 金出 し 合 って 、 その時 ﹃BSAA﹄ が結 成 さ れ た ん だ 。   その 部隊 の 初期メンバー の中で も、クリス ・ レッドフィールドやジル ・ バレンタイン な ん かが  有名 な ん じ ゃ ないかな ?   な ん で も、 ﹃オリジナル・イレブン﹄ な ん て呼ば れ て るら しいぜ 。  実を言 うと 、俺も その 一員 な ん だけどなっ !   本来な ら、も っと居 る はずだった ん だ 。   で も、俺達 の敵は強大で 、日 に 日 に 仲間達 は 倒れ ていった 。  嫁 さ んや 子 供 が居 る か ら、 ち ゃん と 頑 張 ら なき ゃ な 、 って 言 いなが ら  多 くの戦 友達 が死 ん だ 。   だか ら こそ 、 アイツ 等が 護り たい 、 と 思 った も の全 部、 チーム一 つになって 護 って や る って決 め た ん だ 。 8 プロローグ

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   悪 いな 、熱 く 話 し 過 ぎちまった 。   で も、 ここまで 聞 いてく れ た ん な ら、 きっと大 丈 夫さ 。  俺 が体 験 してきた 悪 夢の 事を、話 すとし よ う ・・・・。 9

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1話

   12月24日 20:15  ローランズヒル にて ・・   あ る 男女の カップル が 聖夜を 祝うた め、 ローランズシティを一望 でき る郊外 の 丘を訪 れ ていた 。  冬真 っ 只 中で 、 息 を吐 くと共に 、 白い もや が 立 った 。  寒 さ を感 じなが らも、二人一緒 に 過 ごせたこと を 素 直 に 喜ん だ 。  満足 した 二人 は 真 っ 暗 にな ら ない 内 に 、 帰 る こととした 。    丘 の 上 までは 観 光 路 であ り、綺麗 に整 備 さ れ ていた 。   周 囲 は 森 であったが 、迷 うことは決してない よ うになってい る のだ 。     帰 り道 のこと 、   女はそばの 茂み が ガサガサ と 揺れ たのに 気付 いた 。 ﹃ ねぇ 、 、 、 そこ 、 何か 音 がした ん だけど ・・﹄ ﹃ん ?気 のせいじ ゃ ないのか ?・・・も しかして 怖 いのかい ?﹄ 10 第1話

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 意 地 悪 そうに 応 え る 男に彼女は ﹃ お 願 い ・・見 てきて よ、カルロ・・・﹄   と 頼ん だ 。     さすがに 可愛 い恋 人 に 頼 ま れ た ん じ ゃ仕方 ない 、 と  カルロ は 茂み の中へと入っていった 。     その時 、 ﹃ う わ ぁあああああああああ‼ ?‼ ?﹄   と 叫 び 声 が 響 く 。 ﹃カルロ !?カルロ !!ねぇ 、返事 して !﹄  突 然のことに 驚 き 、涙声 にな り なが ら 女は カルロ の入った 茂み へと 近 づく ・・・。   そしてその時 、ワッ と カルロ が 飛 び 出 してきた 。  ギョッ としてい る 彼女 を見 なが らカルロ は 笑 いなが ら ﹃ヘヘッ、わり い わり い ﹄   と 、涙を 浮かべ る 女に 謝罪 した 。 ﹃バカ !知ら ない ん だか ら !﹄ 11

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  そう女が 話 した 瞬間、 ﹃ギャアアアアアアアア﹄  再 び カルロ の 断 末 魔 の よ うな 声 が 耳を つ ん ざく 。  も う 騙 さ れ ない 、 そう 思 った女だったが 、 どうに も様 子がおかしい 。  肉を引 きちぎ るよ うな ブチブチ と 言 う 音、   そ れ と 同 時にかき 消 さ れ そうな 、カルロ の女の 名を 呼ぶ 声、   何かが居 る ことは 分 かった 。   どうにか彼 を助 け よ うと 思 った 矢 先のことであ る。 ﹁行・・ ぇ ・・逃 げ ・・ティ・・・ナ・・・﹄  最後 の 力を 振 り 絞った カルロ の 声を聞 き 、  ティナ は 街 への 道を駆 け 出 した 。 ﹃ ご めん なさい ・・ ご めん なさい ッ・・・﹄  ライト が 一定間隔 でついた 道を一気 に 下る 中 、 何 度も転 び 、擦り傷を負 った 。   だがそ ん なこと を気 にしてはい られ なかった 。  最愛 の 人 が何かに よ って 襲われ た 。  助 け を 求 める た め だけに 走り続 けた 。  や っとの 思 いで 人 が居 る気配 のあ る小 屋 を見 つけた 。 12 第1話

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 ドアをも た れるよ うにして 開 け 、 住 人 に 一言、 ﹁ けい ・・ さつ ・・警察を・・﹄   そう 言 い放ち 、 その場に 倒れ こ ん でしまった 。    翌日 6:38  ティナ は 目を覚 ました 。   そこは白い ベッド の 上、辺り は ナース が 走り回 っていた 。  一人 の ナース が ティナ が 起 きたことに 気 づき 、   昨 日、 急 患 としてこの 病院 に 運 ば れ てきたこと を 告げた 。 ﹃カルロ、 、 、カルロ は ?﹄  尋 ねて み たが 貴方以外 には 見 つかっていないそう よ、 と 返 さ れ た 。   その 後、付 け 加 え るよ うに ナース が  警察 か ら貴方 が 目を覚 まし次第 、 事情聴取を行 いたい 、 という 電話 がきた わ、 と告げ た 。 ﹁今 か ら !すぐにで も お 願 いします !﹄   と体 を起 こして 話 すと 、分 かった わ、 と 電話を かけに 行 ってく れ た 。   時 間 まで 少 しだけ 、ティナ は 休む ことにした 。 13

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2話

   12月25日 8:30  ローランズ市病院 にて ・・ ﹃ どう も、 はじ め まして 、ティナ。  私 は ケニー・ジョーンズ。ローランズ市警 の 警部 だ 。よろ しく 。 ﹄  ケニー は簡単な挨 拶を済 ませ 、 本 題 へと入 り、 ティナ の 証言 にじっく り と 耳を傾 けた 。 ﹃ え ー と ・・ つま り貴方 の 証言 に よれ ば 、  貴方 の恋 人 であ る、カルロ・アルベルト は昨 夜 未 明、ローランズヒル にて   何 者 かに 襲われ た ・・ そういうことですね ?﹄ ﹃ えぇ 、 彼は 、襲われ なが らも、私 に 逃 げ るよ う 言 いました 。   彼がどうなったか ・・知り たい ん です 。 ど ん な結 果 であって も・・・・﹄ ﹃分 か り ました 。至 急 、ローランズヒル に捜 査官を送り、 捜 査網を 展 開 します 。  私達 は 最善を 尽くす よ うにします 。 ﹄  ケニー は 一 礼して 病室を去 った 。  ティナ への 事情聴取 は彼女の両 親も同 伴の 下、行われ た 。   その 後、カルロ の両 親を尋 ね 、 彼が 事件 に 巻 き 込 ま れ たこと を話 し 、 捜索のた め、 14 第2話

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  彼の ハンカチや顔写真 といった も の を拝借 す る ことになった 。    10:00  ローランズ市警察署  俺 はその 日も、不 味い コーヒー 片手に 、新聞を開 いていた 。  世間 は クリスマス だってのに よ、俺逹RLPD は 出勤 さ 。   まぁ 、愚痴 って も仕方 ないか ・・・。   その時 、ドア の ノック音 が 聞 こえた 。   は ー い 。 と 返事 す る と 、RLPD署長、アンナ・クーパー だった 。   女性であ り なが ら、署長を務める相 当の やり 手だ 。  自他 共に 厳 しいって ん で 、有名 だ 。 ﹃レックス巡査、 至 急 、 ジョバンニ警部補 と捜 査 に 向 かってち ょ うだい 、 場所は ローラン ズヒルよ。 ﹄ ﹃ っていうと 、 昨 日 の 殺人事件 のあった場所ですかい ?﹄ ﹃ そう よ、犯人 は 不明、装備 は十 分 に整えていきなさい 。  目的 は 被害者 の捜索だけ れ ど 、 場 合 に よ っては発砲 も認めるわ。   あと 、警部補 は先に火器 管理庫 に 行 ってい るわ。 ﹄  やれやれ、待 たせ る訳 にはいかないな 。 15

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 スーツを羽 織って 、早 急に火器 管理庫 へ 向 かった 。 ﹃よ う 、遅 かったじ ゃ ないか 、小僧﹄ ﹃毎度言 って る けどなぁ 、小僧 扱いは やめ てく れよ、 じいさ ん。 ﹄ ﹃相変わら ずお前は 口 が 減ら ないな 、レックス。 ﹄  管理庫 で 待 っていた 、 中 老 の 黒人 の スキンヘッド の男が 、 俺 の 目付 け兼 パートナー の  ジョバンニ・マッコイ警部補 だ 。   彼とは 長 い 付 き 合 いで 、俺 が 19 で 新 米 警官 になった時か ら面倒見 てく れ て 、  今 年で 6 年 目 にな る。   いつ も のくだ ら ない 話を しなが ら、装備 の 準備、  ベレッタM92Fをホルスター にしまい 、予備 の マガジンをポーチ に 差 した 。   あと 、万一 に 備 えて 防 弾 ベストも 着ておくことにした 。 ﹃俺 が 運転 していく よ、ジョバンニ の 旦那 は無 線応 答で も しててく れ。 ﹄ ﹃ あい よ、事 故 ん じ ゃ ないぞ 。 ﹄   そ ん な 冗談交わ しなが ら、出動 す る ことにした 。  実を言 うと 警察署 か らローランズヒル まではそう 遠 くない 。   こう や って 話 して る間 に も う 見 えて る く ら いだか ら な 。   16 第2話

(21)

 10:37  ローランズヒル 到着   捜索は捜 査官15名、警察犬5頭を投 入した も のになった 。 ﹃殺人事件・・・ か ・・・若 いのに 、 そういうのに 巻 き 込 ま れ ちまうな ん てな ・・・﹄ ﹃ あぁ 、俺 の息子 より若 いぜ 、 こ れ か ら って時だった ろ うに ・ ・ ・ 早 く 見 つけて やり てぇ な ﹄ ﹃ おう 、 じ ゃ あ別 れ て捜索しないか 、 そ れ な ら能率も上 が る だ ろ うさ ﹄  今 じ ゃ、 そ ん なこと 言 ってしまったの を、 ひどく 後悔 して る。 ﹃近 くにまだ 殺人犯 が居 る か も し れ ないのに ?、 、 と 言 いたいが 、  賛成 だ 。俺 か ら他 の ユニット に 伝 えておこう 。 お前 も 無 線 は 開 いておけ よ。 ﹄   そうして 俺 と ジョバンニ は 二 手に 分 か れ た 。   その結 果 はすぐに 出 た ・・・・。  良 い 意 味で も、悪 い 意 味で も、 だ 。    11:29  ジョバンニ か ら 無 線 が全捜 査官 に届いた 。 ﹃対象を 発 見・・・ビッグニュース だ 。  対象 の 生 存 を確認。 だが 酷 い ケガ だ 。 17

(22)

  場所は 標高200m 地 点 の 標識 の 付近 だ 。  至 急こち ら に 向 かってく れ。 ﹄   その 通達 があった時 、 歓 声 こそあげない も のの 、喜 び を感 じた 。  集合 場所に到着した 際、ジョバンニ は 腕 に 包 帯 を巻 いていた 。   な ん で も、確保 す る 時 、腕を 噛ま れ てしまったそうだ 。   何 やらカルロ・・ だっけか 、 は 様 子がおかしかった 。   体中が 食 いちぎ られ てい るよ うで 、 顔色も悪 い 、 しか も精 神 的 に も かな り おかしい 状 態だ 。   その時 、カルロ が 倒れ た 。  起 こそうとした 警官 が 、 その カルロ に 喉 元に噛 み付 か れ た 。  目 の前で 鮮血 が 溢れる。   何が 起 こったのか 理解 できなかった 。  や っとの 思 いで 取り押 さえた時には 、 噛 み付 か れ た 警官 は死 ん でいた 。  ・・・ くっそ !一 体な ん だっていう ん だ !   そして 、も う 一 つ 俺達 は 間違 い を していた 。   さっさと 撃 って 逃 げてしまえば 良 かった ん だ 。   だが 気 づいた時には 遅 かった 。 18 第2話

(23)

 カルロ の よ うに 、 、 な ん と 言 うべきかが 分 か ら ない 。   そう 、狂 った奴 ら に 囲 ま れ て居た ん だ 。  銃を向 けたが恐 れも せず 近 づいてきた 。 ﹃ 止ま れ !止ま れ と 言 ってい る !発砲す る ぞ‼ ?﹄  やむ なく 進行を と める た め、足 に 一 発 、 、   普 通 の 人間 な ら痛 が り、倒れ こ む だ ろ う 。   だが奴 ら には 痛覚 という も のがなかった 。   そうす る内 に 、一人、 また 一人 と やられ ていく 。 ﹃ジョバンニ !いくぞ !他 の 皆も走れ !﹄  パトカー の元まで全 速力 で 走 った 。   幸いに もや つ ら は 鈍重 で 走れ ない よ うだった 。  や っとの 思 いで パトカー の も とまで着いた時 、 そこに居た 警官 は 3名 だった 。  12人 がさっきの奴 ら に 殺 さ れ ちまった !   ふざけ る な !ま る で ゾンビ じ ゃ ないか !  ・・・・・・ そこでふと 頭を一 つの町の光景が よ ぎった ・・  ラクーンシティ という町が 三ヶ月 前 、アメリカ 政 府 に よ って 消 し 去られ た 。   な ん で もT│ウイルス とか 言 うのが住 民をゾンビ化 させて ・・・ 19

(24)

  い や、今 はこ ん なこと を考 えて る 場 合 じ ゃ ない 、   さっきの奴 ら の呻き 声 が 聞 こえ る。   先ずは 署 に戻って 負傷者 の 治 療と 署長 への報告だ ・・・ ! ﹃撤退 だ !﹄  パトカーを運転 す る 中 、助 かった 。 という 安 堵の息が 漏れ た 。  隣を見る と 、ジョバンニ が 腕を押 さえていた 。  も う 一人 の 警官 は無 事 だった よ うだが ・・ ﹃ すぐ戻 る !署 まであとすぐだ !も う 少 しの 辛抱 だか ら な !﹂   そう 言 って 俺 は アクセルを踏み込ん だ 。 20 第2話

(25)

3話

   12:02  ローランズ市警察署    署 に着いた時 、 まず 誰 かに ジョバンニ の手当て を頼む ことにした 。  も う 一人 の 警官・・マウロ・・ と 言 ったか 、   彼は 狼狽 していた 。   無 理も ない ・・・   彼はどう やら今回 の 事件 が 初 だった ら しい 。  同僚 の死 を、 しか も惨 た ら しいほどに 食 い 殺 さ れる姿を目 にしたのだか ら・・・。  気分 が 悪 いのか彼は 口 元 を押 さえ 、トイレ へと 向 かった 。  俺 は 署長室 へと 向 かった 。 ﹃・・レックス巡査、定 時報告 を す る の を忘れ ていた よ うね 。  被害者 は 見 つかったのかし ら・・・ ?﹄   入った 途端文句を言われ た よ うな 気 がしたが 、知 ったことじ ゃ ない 。  目 の前まで歩いて 、バンッ と机 を叩 いた 。 21

(26)

 俺も まだ 落 ち着いてはいなかったのだ 。   そ ん な 俺を 彼女が 不審 そうな 目 で 見る。 ﹃・・ そ れ で 、 何故 貴方 がここに来たの ?   報告は 代表 であ るケニー警部 に 一任 していたはずなのだけ れ ど 、   そ れ に 他 の捜 査官 が 見 えない わ ね ・・﹄ ﹃・・・・皆、 死にました 。  残 ったのは 、俺 と ジョバンニ警部補、マウロ の 三人 だけです ・・・﹄   たったそ れ だけ 話 すと 、 彼女は 驚 いた 顔 と共に 、 すぐに 聞 き 返 してきた 。 ﹃一 体何があったか を 全て報告しなさい !﹄  俺 は 、現 場で 被害者 が 生 存していたこと 。   だが 、精 神に異常 を きたしていたこと 。   その 被害者 が 突 然 警官を襲 い 始め たこと 。  気 づいた時には周 囲一 帯に 被害者 と 同様 の 狂 った 連 中が居て 、  三人を残 し 、 全 滅 してしまったこと 。   あったこと全て答えた 。   彼女の 顔を見る と 、 かな り深 刻そうな 顔を していたが 、 たったひとこと 。 ﹃分 かった わ、連 絡があ る まで 待 機していて 。 ﹄ 22 第3話

(27)

  とだけ 言 った 。  部 屋か ら出る と ガラス の 部分 か ら署長 が 誰 かに 電話 してい る のが 見 えた 。   だがそ れよりも、今 は ジョバンニ の怪 我 の 様 子 を見 に 行 くこととした 。  オフィス に戻 る と 、 すでに ジョバンニ は 腕 に 包 帯 を巻 き 、   元 気 そうに 腕をブンブン と 回 していた 。 ﹃傷 は大 丈 夫か ?じいさ んよ﹄ ﹃小僧 に 心配 さ れる 筋 合 いはないぞ ﹄ ﹃車 の中じ ゃ痛 がってたくせに 、よ く 言 うぜ ﹄  良 かった 。 な ん と も ない よ うだ 。  署 が 俺逹 の 担 当した 事件 の 話 で 持 ちき り になっていて 疑 問に 思 い 、 ジョバンニ に 尋 ね た 。   な ん で も、他 の 警官も 戻ってきてい る人 数が 少 ないこと を感 じ 、   彼に 聞 いた ら しい 。   な る ほど ・・確 かに 、警官 が 食 い 殺 さ れる な ん て 事件、  珍 しい ・・・  ラ ク ー ン シ テ ィ で も 食 人 病 な ん て い う 病 気 が 蔓 延 し て 街 全 体 が 死 ん だ な ん て 聞 い た が 、 23

(28)

 も し や その 病気 が 関係 す る のか ?   だが 、 核に よる滅菌 が 行われ た ん だ 、 あ り えない ・・・   とその時 思 い 込ん でいた 俺を殴 って やり たい 。  考 え 事 にふけっていた ら、ジョバンニ が 外 の空 気を 吸いに   散歩に 行 ってく る。 と 言 うので 、玄関 まで 見送 って や った 。  遠 くな る背 中が 、言 い よ う も ない 寂 しさ を感 じた 。   ま る で 、も う 会 えなくな るよ うな 感覚 だった 。  頭を軽 く振って 気持 ち を 改 め、オフィス へ戻った 。  10分後 だった ろ うか ・・・  警察署 の 電話 が 鳴 った 。   な ん で も、 婦女が 暴 漢に 襲われ た よ うだ 。  現 場は ・・・・・ ここか ら そう 遠 くない場所だ 。  近 く を巡回 してい る警官 か らも現 場に 向 かうとの無 線を受 けた 。  応援 として 自分 と オフィス にいた 二人 の 警官を引 き 連れ ていった 。    12:38   24 第3話

(29)

 現 場に到着したが 、野 次 馬 が 集 まってお り、一目 ではどうなってい る かが  分 か ら なかった 。  警官 だ 、通 してく れ。 と 一般人を押 しのけ や っとの 思 いで 進む と 、   その時 、俺 は 自分 の 目を疑 った 。   周 り には怪 我を負 った婦女 、  犯人を取り押 さえ よ うとして 傷を負 った住 民、   先に 現 場へ 向 かっていたはずの 警官二人 の屍体 。   そして ・・・ そ れを貪り喰 う ジョバンニ の 姿 がそこにあった 。   あぁ ・・アンタも、 そうなったのか ・・・・   屍体 を食 うことに 満足 したのか 、 こち ら へ 向 かってきた 。  考 え るよりも 先に 銃をホルスター か ら引 き 抜 いていた 。 ﹃頼む・・やめ てく れ・・・撃 たせないでく れ・・・・﹄  警 告には 耳も貸 さずこち ら へ 一 歩 一 歩 近 づいてく る。  ・・・ せ め て 、 せ め て 俺 が トドメを・・・・・・ ﹃ すまない ・・・﹄  今 まで何 度も引 いてきた トリガー が 、   その 一瞬 だけ 、 とてつ も なく 重 い も のに 感 じた 。 25

(30)

 銃声 が 轟 く中 、ジョバンニ はその場に 倒れ た 。  パトカーや 救急 車 が 近 づく サイレン がす る が 、 何 も耳 には入ってこなかった 。   ただ 、頭 が 真 っ白になった 。 26 第3話

(31)

4話

   13:24  ローランズ市警察署  署内 は 、 さっきの 〟事件〟 のせいで 、 て んやわんや としていた 。  マスコミ は 警察署 前に灯 り の前に 群 が る羽虫 の よ うに 集 っていた 。 ﹃警官 が 一般市民を襲 い 、同僚達を食 い 殺 す ﹄ な ん ていう 事 態が 起 こったのだ 。  仕方 ない ・・・・・・   そして 、 その 警官を・・パートナーを撃 ち 殺 したのが 俺 だ ・・・。   きっと 酷 い 顔を していたに 違 いない 。   普 段 は 俺 に 話 しかけてく る仲間も、俺 の 顔色を 伺う よ うに 覗 き 込み、   申し 訳 なさそうに 去 っていった 。   そ ん な時だった 。 ﹃レックス巡査、署長室 まで来なさい ﹄  署長 が 署内アナウンス で 俺 の 名を 呼 ん だ 。  音も 無く 立 ち 上 が り、生 きた屍の よ うに 、ゆらゆら と 署長室 へ 向 かった 。  ノックを し 、ドアを開 け る。 27

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  そこには 、初め て 見る 男が 立 っていた 。  背 が 高 く 、 ひ ょろ長 い 、 そして 綺麗 な 銀髪を後ろ で 一纏め していた 。  軽 く 頭を下 げ る と 、 彼 も 礼 を した 。 ﹃・・・・署長・・ なぜ 俺を 呼 ん だ ん です ?﹄ ﹃ えぇ 、貴方 に 私 の 友人を 紹 介 しておきたかったの ・・﹄  署長 は 銀髪 の男の 顔を見 て 頷 き 、 男は 俺 に手 を差 し伸べ 、 ﹃ディルディン・ランズディール です 、 どうぞ よろ しく ﹄   と 丁寧 な 自己 紹 介を した 。   こう 丁寧 な挨 拶を さ れ て 怒る人間 は普 通 いないだ ろ う ・・・日 常な ら な 。  俺も 手 を 伸ばし 、ディルディン と 握 手 を交わ した 。   そしてすぐ 、署長 に 皮肉を 浴びせて や った 。 ﹃ 何 人も仲間 が死 ん だというのに 、アンタ はお 友達 と 仲良 くお 電話 か ?   そして 、俺を ここに呼 ん だのは 、 そのお 友達 の紹 介 か !?   ふざけ る な !﹄  ドスドス と 足音を響 かせなが ら、俺 は ドアを 乱 暴 に 開 け 署長室を抜 けた 。 ﹃・・・・・・ 彼 を追 いかけて もら え る かし ら﹄  ディルディン は 、分 かった 。 と 部 屋 を出 た 。 28 第4話

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   14:02 ローランズ市警察署 前  署 の 警官 の 声を 無 視 し 、  マスコミ が 群 が る 正 門を 強 引 に 抜 け 出 した 。   そ れ で も追 いかけてく る ことに 対 し 、俺 は 我 慢な ら ず 、  拳を 振 り上 げ 、 つきまとってきた 記者め がけて振 り下ろ した 。  バキィッ・・ という 鈍 い 音 がした 。  俺 が 殴 ったのは ・・・記者 ではなく 、  ディルディン だった 。   周 り にいた マスコミ達 は 下 がっていった 。  口 か ら血を 流す ディルディン は 、スッ と 口 元 を拭 い 、謝罪 し よ うとす る俺 に  バー へ 、行 きませ ん か ?と 一言声を かけた 。   あっけに 取られ た 俺 はそのまま彼の 言 う 通り にした 。  不思議 な男だった 。  俺 が 殴 ったことなど 、気 に も していない よ うな 、   そ れ どこ ろ か 、 申し 訳 なさそうな 。悲 しそうな 顔を 浮かべていた 。   29

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 14:47 バー﹃キブン・ヘブン﹄  俺 と ディルディン は バー の カウンター へと 座 った 。  ジュースを頼む と 、ディルディン は 、   案 外真面目 な ん ですね 、 と 笑 った 。 ﹃一応、 こ れ で も警官 だしな ・・・﹄   と答えた 。   そして 立 て 続 けに 、 さっき 殴 ってしまったこと を謝 った 。   す る と 、 彼は 、深 刻な 顔を し 、 放った 。 ﹃俺 は ・・殴られ て当然のこと を した ん です 、  貴方 の 同僚 の命 を 奪ってしまった ・・・﹄   そ れを聞 いた 瞬間、俺 は 立 ち 上 が り、 彼の 胸倉を掴ん でいた ・・・・・。 30 第4話

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5話

   椅 子が 転 が り、店内 は 騒 然とした 。  店長 は 揉め事 は 困る、 と 言 ったが 、   そ ん なこと 真面目 に 聞 いてなどいなかった 。  俺 が 知り たかったのは 、  ディルディン の 言 ったことだけだ 。 ﹃一 体 ・・・ どういうことだ ・・ ?﹄   問いただしたが 、 なかなかに答え よ うとしない 。   彼は 自ら の 唇を 噛 み締め ていた 。   そこか ら は 血 が流 れ てい る。  少 しして 、や っと 口を開 いた 。 ﹃俺 の 話 すことはきっと 、信 じては もら えないでし ょ う ﹄   と 話 し 、俺 はそ れ で も、 と 続 け るよ う 促 し 、 彼か ら 手 を離 した 。 ﹃俺 は 、合衆国 政 府直 属の エージェント です ﹄  ・・・確 かに普 通 な ら信 じ る 奴は居ないだ ろ う 。〟 普 通〟 な ら な 。 31

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  死 者 が歩き 生者 の 血肉を 求 め 歩く 様を見 た 。   そっちのが よ っぽど イカれ て や が る。 ﹃ この 街 の地 下 には アンブレラ の 巨 大 研 究所が 設置 さ れ ています 。  三ヶ月 前 、 地 図 か ら姿を消 した ラクーンシティー と 同様 にです 。  俺 は 、 その 研 究所へ 抗ウイルスワクチンサンプル の   奪 取、 かつ ウイルス研 究の 阻 止の命 令を受 け 、 潜入しました 。   ですが ・・・俺 が到着した時には ・・・・・・   何 者 かに よりウイルス がば ら撒 か れ ていました 。  ウイルス の 被験 体だけでなく 、研 究 員 でさえ もアンデッド化 していた   とこ ろを見る と ・・・・﹄ ﹃実験 の失敗か 、 はたまた何 者 かが故 意 に ウイルスを 散 布 したか ・・・ か ?﹄  ディルディン は 頷 き 、話 し を続 けた 。 ﹃一人 だけでは 処理 しき れ ないと 考 えた 俺 は 、   どうにか 研 究所 管理ブロック まで 向 かい 、 全ての ドアロックを す る ことに 成功 しまし た 。  ・・・・・〟 奴 ら〟 が 出 てこ られるハズ はない ん です ・・・   し か し 、俺 は 任 務 に 失 敗 し 、 そ し て 貴 方 の 友 人 の 命 を 奪 っ て し ま う こ と と な り ま し 32 第5話

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た ・・﹄  話を聞 き終え 、俺 は 再 び 謝罪 した 。   彼は 任務 であ れ、 この 街 の住 人を 救おうとしてく れ たのだ 。  少 なくと も、俺 にはそう 見 えた 。   そして 、一 つ 気 になったこと を聞 くことにした 。 ﹃アンナ署長 が 君を 呼 ん だ ん だ ろ う ?   であ れ ば 、署長 は 一 体何 者 な ん だ ?﹄ ﹃ えぇ ・・ 彼女 も合衆国 政 府 か ら の エージェント です 。   本来 、 彼女の 任務 は アンブレラ の 研 究 員 として潜入 、 偵 察 でした 。  アンブレラ は優 秀 であった彼女 を この 街 の 警察署長 とし 、  実験 の 事 故の 隠蔽を行 う よ う 促 さ れ ていました 。  監視下 の元であった 為、 彼女は 行動 に 移 すことができず 、   そ ん な中 、増援 として彼女の 任務を受 け 継 いだのが 俺 です ﹄  ・・・・・ だとす れ ば 署長 はこの 事 態 を 全て 理解 していたのか ・・・。  怒り の 念 があったが 、 そのこと よりも、 こ れ か ら どうす る かが問 題 であった 。   きっと アンデッド 共がこの 街を襲撃 す る の も 時 間 の問 題 であ ろ う 。 ﹃レックス さ ん・・・・思 うことはあ る でし ょ う ・・・・ 33

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  だが 、今 は 事 態 を少 しで も食 い止 める ことが優先です ﹄ ﹃ あぁ 、 その 通り だ 。   奴 ら が 現れ たのが ローランズヒル付近・・・﹄ ﹃ であ れ ば 、警官隊を配備 し ・・・・﹄  突 然のことだった 。   入 り口 か ら悲鳴 が 聞 こえた 。  俺 たちはその時 、酒 場の奥にいた 。  酒 場の中は大 音量 の ジャズ が流 れ、外部 の 音 どこ ろ か 、  内部 の 人 の 声 さえ も 届かなかった 。  走り寄り外を見る と 、暴徒 が 市民を襲 う 姿 が 見 えた 。  〟 奴 ら〟 だ 。  遅 かったのだ 、   作戦 を立 て る暇 などなく 、俺 たちは戦うこと を 強 要 さ れ た 。   そして 、ガラスを 割 り店 の中に アンデッド が 押 し入ってく る、  俺 と ディルディン は 市民を逃 すた め、拳銃 で 応 戦す る。   何 度トリガーを引 き 、倒 して も、 数は 一向 に 減ら ず 、   弾 薬 が 減る一方 であった 。 34 第5話

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 混 乱す る店 の中 を、少 しで も落 ち着かせ るよ うに 、  避難誘導を行 うことにした 。  店 の中 ・・ い や、街 は アンデッド で 溢れ かえっていた 。 ﹃ どうして ・・・ な ん で ・・ いつの 間 に ・・・・ ?﹄ ﹃レックス さ ん !今 はそ ん なこと 言 って る 場 合 じ ゃ ない !行 きまし ょ う !﹄   な る べく 裏路 地 を使 うことで 、 奴 ら との 遭遇を避 け 、  市民 の命 を 優先した 。   そ れ で もアンデッド は数 を増 し 、 戦 闘 は 激 しい も のとなった 。   こう 言 うべきではないが 、 正 直 なとこ ろ、一般市民 は  足 手まといであった 。 ﹃皆 !このまま 真 っ 直 ぐいけば 警察署 まですぐだ !ここは 俺 たちが時 間を 稼ぐ !  走れ走れ走れェェ !﹄  ドンッ・・ドンッ・・ たった 二人 で 、わ ずかな数の命 を守る為 に戦った 。  今 この時まで 、警察 であ る こと を誇り に 思 ったことはなかった 。 ﹃アイツら・・・逃 げ られ たかな ・・・・﹄ ﹃ さぁ ・・ ?せっかく 俺 たちが戦った ん です 。  逃 げ 延 びて 貰わ ないと 困り ますね ・・﹄ 35

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 カチッ・・カチッ・・・・最後 の弾 を撃 ち 切 った 。  一 発で も あ れ ばな 、 死 ん で やれ た ん だが ・・・・ ﹃ へへっ ・・・ そうだな ・・・・   なぁ 、ディルディン・・・エージェント だ ろ ?  銃 な ん かなくて も 戦えねぇのか よ・・・ ?﹄ ﹃生憎 と ・・・俺 はそこまで強くはなくて ・・・ ね ﹄   と ディルディン は 苦笑 いした 。   すでに 囲 ま れ、逃 げ場はなかった 。   ちっこい ヒーロー になって死ぬの もわる かねぇな ・・・   ご めん な ・・・ジョバンニ・・・皆・・・ 36 第5話

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6話

    のっそのっそと 近 づいてく る のに 苛立 ち を感 じた 。   死への恐 怖 が 俺 たち を 焦 ら してい るよ うに 思 ったか ら だ 。   死ぬな ら痛み なく死にたかったが 、  食 い 殺 さ れるん だ 、 無 理 な 話 だ ろ うな ・・・・・   弾 を 全てうちきったこと を後悔 した 。 ﹃ あぁ ・・・ こえぇなぁ ・・﹄   その時だった 。 ﹃伏 せ ろォオオ !﹄   その大 声 に 従 い 、 地に 這 いつくばった 。   奴 ら の 注目 は 俺 たちか ら はず れ、声 のす る 元に 向 かっていった 。  カチッ・・・ と トリガーを引 く 音 が 聞 こえ る と共に 、  サブマシンガン の発 射音 が 響 いた 。  確 かに ・・ こ れ じ ゃ立 って られる訳も ない ・・・・   彼 ら の 忠 告に 感謝 した 。 37

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  そう 考 えてい る間 に 辺り は 一掃 さ れ ていた 。   ・ ・ ・ が 、俺 の 目 の前には死に 切れ ず 、倒れ込ん だ アンデッド が 俺 に 襲 いかか ろ うと   してきた 。  俺も頭 吹っ 飛 ばさ れ ない よ うに 伏 せてたか ら、 すぐには 身動 きがと れ ずにいた 。  血 に 濡れ た手 を のばし 、足を掴 ま れ た 、 そのまま噛 み つこうとしてきたとこ ろ で ・ ・ ・  グシャッ・・ とそいつの 頭 は 踏み 潰さ れ た 。  見上 げて 、 その男の格好 を見る と 、 先ほど 俺 たちに 忠 告 を してく れ た 部隊長 であ ろ う 。 ﹃ 大 丈 夫だったか ?すま ん な 、今 のは 撃 ってた らレックス、 お前の  ボール まで吹っ 飛 ばしてたか ら か も し れ なくてな ﹄  ・・・フルフェイスマスク の 上 に 、ヘルメットを かぶっていたか ら声 がこ も って  聞 きづ ら かったが ・・今 の卑猥な ジョーク で 分 かった 。 ﹃ お前か ホークス・・・ まぁ 、助 かった よ。   で も どうしてここに ?﹄  ホークス は RLSWAT 所属 アルファチーム の 部隊長 だ 。 ﹃ あぁ 、 さっきな 一般市民 が 警察署 で 保護 さ れ てな 。   その 人 たちが此 処 で 警官二人 が 私 たち を助 けてく れ た 。 な ん て 言 う もん だか ら、  アルファチーム の 一部引 っ張って 助 けにきた ん だ よ。 ﹄ 38 第6話

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 ・・・・・・・ そ れを聞 いて何 も言 えなくなってしまった 。  俺 は 俺 が恥ずかしくなった 。  〟助 けて や った 〟 のではなく 〟助 け られ た 〟 のだ 。 ﹃ あぁ 、 そうだ 、 そっちの細 身 の兄ち ゃんも 大 丈 夫か ?  ウチ じ ゃ見 ない 顔 だが 、アンタも警官 かい ?﹄ ﹃ えぇ 、 まぁ 、 そ ん なとこ ろ・・・ ですね ﹄   こう 返 さ れる と大 抵 の 人間 は 真意 が 気 にな り、 本当にそうか ?   という 質 問 を す る だ ろ う 。   だが ホークス は 違 う 、真実を聞 くまで も なく 〟察 す る〟 のだ 。 ﹃ そうか 、ハハッ、頼り にして る ぜ 、 何 分 手が 足り てねぇ ん でさ !﹄ ﹃ホークス !一度警察署 まで戻 り たい 、 すま ん が 、 先 導 して もら えないか ?﹄   そう 頼む と ホークス は 、 おう !と 心よ く 引 き 受 けてく れ た 。  道 中 、 数体の ゾンビ に 襲われ たが 、ホークス の 部隊 は手 際よ く 倒 した 。  ディルディン が 頭 が弱 点 であ る こと を伝 えておいたおかげで も あ る のだが 、  少 ない弾 薬 で敵 を倒 せ るホークス は優 秀 であった 。  毎 年 開催 さ れる射撃 大 会 において 他 とは圧 倒的 な 差を つけて優 勝を飾る の も頷 け る。   だが 、 彼 自身 はそ れを自 慢す る人間 ではなかった 。 39

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  ひた む きに 鍛錬を重 ねた結 果 なのだ 。   そしてそのこと を隠 し 、 な る べく "軽 い男 〟を演 じ る 役 者 で も あった 。  今、警察署 はどうなってい る か ?被害状況 は ?奴 ら の 出処 は ?  多 くの 疑 問が湧いては ホークス に 尋 ねた 。   彼は 、警察署 までの時 間 つぶしだ 、 と全て を語 ってく れ た 。  今現 在 、警察署 は 市民 の 避難 所になってお り、 周 囲 は 警官 が 警備 してい る こと 、  被害状況 は ・・・各 地に 向 かった 警官隊や市民 に も多 く 出 てい る が 、詳 しくは  分 かってない ・・・  出処 に 関 しては 完 全に 不明・・・ と教えてく れ た 。  研 究所が元となってい る のは 間違 いないが 、  研 究所が何 処 に 通 じ 、 何 処 か ら現れる のかは 謎 か ・・・・。   そ ん な 話を してい る と 、警察署 の 姿 が 見 えてきた 。   奴 ら の好きにさせてな るも のか ・・・  ・・・・装備を 整え 、少 しで も被害を抑 えねば ・・・・・ 40 第6話

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7話

   17:34   ローランズ市警察署   作戦 司令部 にて ・・・    警察署 は 辺り に 比 べ れ ば 、マシ な 状況 であった 。   だが 、 奴 ら のせいで 、疲弊 してい る者も少 なくはなく 、  司令部 までの 道 の り は 重 い空 気を漂わ せていた 。  通路 に 座り込む者、銃を握 っては 解 体し 、 組 み立 て 、 また 解 体し 、を 繰 り返 す 者。  様々 な形で恐 怖 していた 。  や っとのことで 司令部 までたど り 着き 、ノックを す る。   入 れ、 との 声 がし 、ドアをゆ っく り と 開 けた 。   そこには 署長や、SWAT の 部隊長 などが 集 まっていた 。 ﹃署長・・・・・﹄ ﹃レックス巡査・・・ その 様 子だと全て 聞 いたのだ ろ う ?﹄  頷 くと 、 彼女は 他 の 者 に 部 屋か ら出るよ う 頼ん だ 。  コツコツ と 近 づいてく る・・・・ 41

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  そして 、倒れ こ むよ うに も た れ かかった 。 ﹃・・・・・・巡査・・・ すまなかった ・・・   すまなかった ・・・私 は全て 知 っていたのに ・・・﹄   この 人 が 泣 くの を見る のは 初め てであった 。   あ 、 な ん か 可愛 い ・・・   元 々美 しい女性であったが 、 その 厳 しさか ら しお ら しい 姿を見 たことがなかった 。  ・・・ガンガンガンガンガンガン !ガンガンガンガンガン !  外 か らノック音 が や かましく 聞 こえた 。 ﹃署長 !レックス !外 で 仲間 が ドンパチや って る のに 、   こ れ か らアンタ達もドンパチ かぁ ?﹄   どう やら 全て 聞 こえていた よ うだ ・・・   またして もホークス の卑猥な ジョーク が 飛 び 出 した 。  ・・・一応 ここ作戦 司令部 だ よ な ?  外 に 聞 こえて る って 、 作戦 司令部 として問 題 あ るん じ ゃ・・・   と 思 ったが 、 この 際気 にしないことにし よ う 。  再 び 、 署長、 俺、 ディルディン、 ホークス、 SWAT部隊長三名、 その 他 の 警官 数 名 を 42 第7話

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  含 め、 作戦 会議 となった 。   そして 、 この 事 態については 、 先ほど 外 で ディルディン が 説明 してく れ ていた よ うだ 。   手 回 しが 早 い や つで 助 か る。 ﹃私 は ・・君達 に も謝罪 しなくてはな ら ないだ ろ う ・・・﹄   作戦 を立 て る 前に 署長 が 切り出 した 。  ・・・・ が 、 ﹃ な ん で 署長 が 謝るンス か ﹄ ﹃ そ ー そ ー、俺らバカ だか ら、 何が何だか サッパリわ か ん ねぇ や !﹄   と 、 全く 気 にしていない よ うであった 。   また 、 彼女は 涙を こぼし 、   何 度も あ り がとう 、 とつぶ や いた 。  ホークス が 、泣 いてばっかじ ゃ折角 の 美人 が 台 無し ッスよ。   と 言 うと 、バカを言 う ん じ ゃ ない 、 と 切り返 さ れ、  司令部 は ドッ と 笑 いが 起 きた 。  ・・・生 きて る実感 が湧いた 。   そして 、 その 後、 作戦 会議 へと 移 った 。 ﹃現 在 、私達 は 市民 の救 助 活 動を行 いつつ 、 43

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  大 通りを車 両に よ って バリケード として奴 ら の攻 勢を食 い止 め てい る状況 だ 。  SWAT 全 部隊 と 、一部 の 警官 は 避難 所であ る警察署 の 防衛を行 う 為、  出動 はしていない も のの 、 そ れ は時 間 の問 題 だ ろ う ・・・﹄  確 かにその 通り だった 。   そこで 、一 つ 提 案す る ことにした 。 ﹃署長・・ 奴 ら は 減ら して も そ れ以上 に 増 え 続 け る ばか り です ・・・、   その 為、 全 警官を警察署 へ 再招集 し 、警察署 の 要 塞 化を  図る のは 如 何でし ょ う ・・・ ?﹄ ﹃ だがそ れ では 市民を犠 牲にす る ことにな る だ ろ う ・・﹄ ﹃ん じ ゃ あ 、俺 と レックス、 あと何 人 かで 部隊を 組 ん で 、防衛隊 とは別に   捜索 隊も 作 れ ばいい ん じ ゃ ないですかい ?﹄  俺 と 署長 は 声を合わ せて 、 そ れ だ !と 叫ん だ 。   その 後も話 し 合 い 、  警察署を 中 心 に 4方向 へと 部隊を 散 ら し 、生 存 者 の捜索にあた る ことになった 。  1部隊 は 10名 で 構成 さ れ、 そ れ ぞ れ の SWAT部隊 か ら部隊長+9名 が 選抜 さ れる ことになった 。  アルファ部隊 は 俺 と ホークス、+8名 での 構成 だ 。 44 第7話

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  作戦が決ま り、準備を 整え れ ばいざ 出撃 !といったとこ ろ で 、  ノック音 が 聞 こえた 。  ・・・・一 体どうした ん だ ・・・ まさか ・・緊 急 事 態か !? 45

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8話

    入 れ、 と ドア の先に 声を かけ る と 、   そこには 迷 彩 服を 着た男が 立 っていた 。  コツコツ、 と 足音を 刻 み、俺 たちの前で敬礼 を して み せた 。   その男は 〟 あ る部隊〟 の 一員ら しく 、   彼は RLPD とその 部隊 との共 闘 の申し 出、 そしてすでに 部隊 は特に 被害 が 拡 大した ポイント へ 向 かい   戦 闘を 繰 り広 げてい る こと を話 してく れ た 。   彼は マスクを外 し 、 お 願 いします 、 と 一言、力を込め て発した 。   その 顔付 き を見 て 分 かったが 、 彼は 日 本 人 だった 。   着ていた 迷 彩 服も、アメリカ などで 見るも のでなく 、  日 本の ・・ そう 、自衛隊 の 服装 であった 。   その 服も、よれよれ で 、ボロボロ であった 。   だが 、今 はそ ん なこと を気 にしてい る 場 合 ではない 。  部 屋にいた 隊員達 は 皆、同 じ 考 えであった 。 46 第8話

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 も ち ろん、 その 提 案に イエス と答えた 。  断る理 由はないし 、俺 たち も 戦 力 が欲しかったか ら だ 。   だが 、 何か モヤモヤ とした も のがあった ・・・・。 ﹃俺 は レックス、 こ ん な時だが 、階級 は 巡査、   こっちは アンナ署長、 そして ホークス と ・・・﹄  皆 の紹 介を軽 く 済 ませておいた 。   そうす る と 、日 本 人 の男は 、  マショウ です 。 と答えた 。  マショウ・・・ ?日 本 人 に 知り合 いは居なかったが 、   そ れら しくない 名 前だと 感 じた 。 ﹃俺 の 名 前 ・・気 にな り ますか ?で も、今 は  ゆ っく り してい る 場 合 じ ゃ ないでし ょ う ?﹄  見抜 か れ ていたが ・・確 かにその 通り だった 、   先 程、メンバー編成を したが 、 改 め て  マショウ と 名 乗 る 男 をアルファチーム に 加 え る ことにした 。  俺 と ホークス で 監視 が 可能 であ る か ら だ 。   そして 、ディルディン が何故この中に含ま れ ていないか 、 ということについてだが 、 47

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 今回 の 出撃 は住 民 の 保護 であ り、 地 下施設 への 調査 ではない 。   彼には政 府 との 連 絡 を取 って もら うた め に も、残 って もら うことにしたのだ 。   そ れ に 、アンナ署長も連 絡は 可能 であ る が 、警察署 の 指揮を行わ なくてはな ら ない 、  適 材 適 所と 言 う や つだ 。   作戦 を練り上 げた 後、装備を直 ちに整えに火器 管理庫 へ 向 かった 。  可能 な 限り多 くの弾 薬、装備、 医療 キットを持 ち 、  任務 へと 向 かった 。    19:21         でき る限り、や つ ら と 遭遇 す る こと を避 けたかったが 、  人 命救 助を 優先したた め、裏通りを使 うことはできなかった 。  悲鳴 が 聞 こえ る度、 その場所へと 向 かう 。   だが 、 着いた時には ・・遅 かった 。   すでに屍と 成り果 てていた 。   そして 俺 たちは アンデッド が 起 き 上 が る 前にその場所 を退 くのだった 。  人 であ る内 に トドメを 刺して やり たかったが 、 銃声 で奴 らを招 いてしまうことが恐 ろ しかった 。 48 第8話

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 最 低 限 の敵だけ を倒 しなが ら 半刻ほど歩いた ろ うか 。  バリバリッ !! ライフルら しき 銃声 が 聞 こえてきた 。  チーム の 皆 にうなづき 、 その 音 のす る 地 点 へと 向 かった 。   そこでは 1、2、3・・15人 ほどだ ろ うか 、  軍人ら しき 姿 が 見 え 、俺 たちは彼 ら の 援護を行 うことにした 。   大 通り であったた め、ゾンビ の 量 は大 変 な も のであった 。  パンッ・・パンッ・・キイィン、コン、カラン・・・・   発砲 音、 そして 薬莢音 が 響 く ・・。  一 体 、一 体と 倒 すが 、 そ れ以上 に湧いて 出る 数の 方 が圧 倒的 に 多 かった 。   そこでこ れ以上 は無 駄 だと 考 えたのだ ろ う 。  リーダーら しき男が 部隊員 に ﹁ 手 榴 弾 、 とうてぇえええき !﹂   と 指 示 を出 し 、 そ れ に 合わ せ ピンを抜 きそ れ ぞ れ は手 榴 弾 を投 げた 。 ﹁ おい !援軍 さ んよ !一旦逃 げ よ うぜ !な !?﹂  忙 しい男だが 、 異 論 はなかった 。  近 くの 工 場へと入 り、 扉 を閉める。  鉄製 の扉だ 、 そう簡単に 開 きはしない 。 49

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﹃ ふぃ ー・・わり ぃな ・・助 かった よ・・。  アンタ達、 この 街 の 警察 さ ん・・ だ よ な ?   そ れ に マショウも・・ そうか 、間 に 合 ったか ・・良 かった ・・。 ﹂  一人 で 勝 手に 話を進め てい るよ うだった 。 ﹁アンタ達 には 感謝 しないとな ・・。  俺 たちはこの 辺り の 掃討、及 び 市民 の救 助を担 当していた ん だが ・・   すまない 、間 に 合わ なかった よ うだ ・・ そ れ どこ ろ か  俺 たちまで危ない 始 末だ ・・クソッタレ・・﹄   彼 ら はかな り疲弊 してい るよ うだった 。  雨 まで 降 ってきてい る・・。  一旦 帰 還 す る こと を提 案し 、 彼 らも賛成 す る。   無 線を鳴ら し 、デルタチーム〟 だけ 〟 が 応 答した 。  デルタも同様 に 部隊 と 合 流し 、一 時帰 還 してい る途 中だそうだ ・・ が ・・、  ブラボー と チャーリー か ら の 応 答がない ・・・・。  俺 た ち ア ル フ ァ は ブ ラ ボ ー の 、デ ル タ は チ ャ ー リ ー が 居 た 地 点 へ と 向 か う こ と に し た 。  頼む・・ 無 事 でいてく れッ・・・ ! 50 第8話

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9話

    特 殊部隊 の 隊長ら しき男は 俺 たち を装 甲 車 で 運ん でく れる とのことだった 。  確 かに 、遠 くはないにせ よ、徒 歩な ら ば奴 ら との戦 闘 は 避 け られ ない 。   あ り がたい申し 出 だ 、断る理 由がない 。   すぐに乗 り込 ませて もら い 、 大 通りを行 くことになった 。  予想通り、 奴 ら でいっぱいだ 。   彼 ら が居てく れ て 良 かった よ。 ﹁・・俺 は 、デイビッド、デイビッド・マクラーレン だ 。   この 部隊 の 総隊長をや って る。  U.B.C.S って や つさ 。 ﹂   その 名 前は ディルディン か ら聞 いていた 。 ﹁ つま り、アンブレラ の 傭 兵 部隊・・ ってか ?  アンブレラ 社は何がしたい ん だ ・・・・ ?   どうせこの 事件 の元 凶 は奴 ら だ ろ うが ・・。 ﹂ ﹁ おいおい ・・俺ら は 雇われ て 、 住 民 の救 出を 命 令 さ れ ただけだぜ 。 ﹂ 51

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 車 両の空 気 は 険悪 な も のとなった 。 ﹁・・悪 かった 。 で も俺 たちは本当に何 も知ら さ れ てない ん だ ・・。 ﹁ い や、 こち ら こそ ・・ すまない 、  俺 たちが 今 すべきは 喧 嘩じ ゃ ねぇ ・・早 く ブラボーチーム と 合 流 、   そしてまだ居 る か 分 か ら ないが 、生 存 者 の救 出 だ ・・。 ﹂  装 甲 車 の 運転 手が 言 う 。  目標 地 点 まで 1km、残り2分 ほどで到着す る だ ろ うと 。  装 甲 車 の 後部 には 多 くの 装備 が積ま れ ていた 。   こ れを使 い 、再装備を させて もら うことにした 、   この先で 一 体何が 起 こってい る かが 分 か ら ないか ら だ 。  装備 の 調 整が終 わ った 頃、  スピード は ゆるや かに 落 ちていった 。 ﹁ 到着だ 、野郎 ど も !  目的 は RLPD、ブラボーチーム との 合 流だ 、 急げ !﹂   扉 を開 き 、隊員 たちが 飛 び 出 した 。 ﹁通信 が繋がっていた時 、ブラボーチーム はこの 付近 にいたはずだが ・・、  ホークス、 何か 分 か ら ないか ?﹂ 52 第9話

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﹁ い や、や っぱ り 位 置 は 不明 だな 、 ただ 、 硝煙の 匂 いがす る、微 かにだが ・・、  俺 が リード し よ う 。援護頼む ぜ !﹂  頷 くと 、ホークス は先 導を始め た 。   歩いて数 分 しただ ろ うか 、  ホークス はこの先だと 言 う 。  鉄製 の 門を押 し 開 けた時 、   そこで 見 た光景 を俺 は 、俺 たちは 信 じ られ なかった 。   居たのは 、 い や〟 あった 〟 のは ブラボーチーム の死体であった 。   周 囲 には 薬莢 が 転 が り、 その場の硝煙は 、 かな り の も のだ 。   あま り の 匂 いが 鼻を つ ん ざいた 。   死体 を調 べ る と 、 ついていたのは 咬み傷や 爪 痕 ではなかった 。  服を脱 がせ 、よ く 見る と 、 大きな 青 い アザ が 出 来ていた 。  殴られ た 痕 だ ろ うか ・・   体に 触れる と 肋骨や腕、首様々 な 箇 所の 骨 が 折られ ていた 。   だが 、酷 い 者 は 首を・・ そう 、 ねじ 切られ てい る者も いた 。   ひでぇ 殺 し 方 し や が る・・   その時 、後ろ か らギィイ と 錆 び 付 いた 音 が 鳴 った 。 53

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 一斉 に 銃口を そち ら へ 向 け る。 ﹁・・・・ う 、撃 つな !撃 たないでく れェ !﹂  ッ !? ﹁君 は ・・ブラボー の ・・生 存 者 か !?   彼はどう やら酷 く怯えてい る様 子だった 。   汗は 冷 えついた 夜 であ る のに 、ダラダラ と流 れ落 ち 、   呼吸は乱 れ、視点 が 定 まっていなかった 。 ﹁ 大 丈 夫か !?何だ !?何があった ん だ !?答え ろ !﹂ ﹁ 白い ・・コート・・ 白い コート のでけぇ や つが ・・﹂ ﹁ そいつがどうした !?﹂ ﹁やめろレックス !まずは彼の 保護 だ 、一旦 帰 還 し よ う 。 ﹂  装 甲 車 に乗 り込み、撤退を始める。  ブラボーチーム の唯 一 の 生 存 者、カイル は 落 ち着いた 為 か 、  口を開 き 、話を始め た 。 ﹁ あ れ は 、 あ れ は 30分 く ら い前だった 。  俺 たちはここに到着して捜索 を始め た ん だ 。   そした らデケェ音 が 聞 こえて ・・ すぐにそっちへ 向 かった ん だ ・・。 ﹂ 54 第9話

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     ∼30分 前 カイル の 回想∼ ﹁ さっきの 音 は 。 こっちか ・・ 全 員、装備確認 は 完了 したか ?  3・・2・・1・・ゴー !﹂   扉 を蹴り開 け 、突 入した 。   そこに居たのは 、 白い コートを 着た 、妙 な ゴーグルを つけた  デカイ 男だった 。  2メートル は 越 えてた 、肌 は 鈍 い 、 白 を してた ん だ 。   そいつ を最初 に 見 た印 象 は 、人間 なのか ?だった 。   その 勘 は当たってた ん だ 。  隊長 は 保護 し よ うとして 、近 づいて 声を かけた 、   そうした ら そいつは ・・隊長を殴り飛 ばした ん だ 。  隊長 は 首 の 骨を折られ て死 ん でた 。   あ り えなかった 、殴り飛 ばさ れ て死ぬな ん て漫画の 世 界だけだと 思 ったぜ 、   で も そ れ は 間違 いだった ん だ 。  俺 たちはすぐにそいつに 対 して 、 発砲 、応 戦したが 、 55

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 マシンガン が 豆鉄 砲 み たいに 、ロク すっぽ 効 き や しなかった 。   そうす る内 に 一人、 また 一人 と 殺られ ていった 、   何百と弾 を ぶちこ ん で や ったのに 、コート には 傷 さえつかねぇ 、  頭を狙 おうに も動 きが 尋 常じ ゃ なかった 、   あいつは ・・人間 じ ゃ ねぇ 、バケモン だ よ・・  俺 は ・・逃 げた 、皆 が戦ってい る 中 、怖 くなって 逃 げちまった ん だ 。  隠れ て 震 えてた 。   時 間 が 過 ぎ る のが何 倍も遅 く 感 じた 。    ∼回想 終 了∼ ﹁ そこに来てく れ たのが 、アルファチーム だった 、 すまねぇ 。  俺 だけ 、生 き 延 び る な ん て ・・ すまねぇ ・・。 ﹂ ﹁ そ ん なことない 、生 きていてく れ て 、 あ り がとう 。   だが 、 無 線 で救 助要請 はしなかったのか ?﹂ ﹁ したさ !だけどな 、 無 線 がいつまで経って も 繋が りや しなかった 。   そうす る内 に無 線を持 ってた や つは 殺 さ れ ちまった 。 ﹂  ・・ジャミング か ・・ ? 56 第9話

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  で も一 体 誰 が 、 何のた め に ?  ・・も うすぐ 警察署 だ ・・デルタチーム、 そして 署長 たちに   このこと を伝 えねば ・・ 57

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10話

   20:24  ローランズ市警察署    短 時 間 の戦いであったのに 、 物 凄 く 長 い 悪 夢 を見 ていた よ うだった 。  警察署 に到着し 、 報告 を し よ うとした 、  バリケード は 一部 破 られ、警官 は数 名、頭を撃 ち 抜 か れ て 転 がっていた 。  最後 まで戦い 抜 いてく れ たのにな 、 こ ん なことあ ん ま り だ ・・・・。   あ り がとな ・・。  署内も酷 い 有様 であった 。   な ん で も、 負傷 した 警官や隊員、 市民を治 療し よ うとした ら間 に 合わ なかった ら しい 。   そ れ だけで も 大きな 被害 が 出 てしまっていた よ うだ 。  鎮 圧は先に戻った デルタチームや、残 った SWAT にさ れ た よ うだが ・・  クソッタレ な クリスマス だ よ、 ちくし ょ う !   そ れより、 報告 を せねば ・・・・   作戦 司令室 では 、 58 第10話

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 デルタチーム が 既 に報告 を 終えていた よ うだった 。  ・・ どう やらチャーリーチームも 全 滅 していたそうだ 。   だが 傷跡 は 俺 たちが 見 た よ うな 殴られ た 痕 ではなく 、  銃 弾に よ ってつけ られ た 傷 であった ら しい 、   しか も 武器 や装備 は剥ぎ 取られ、付近 には 〟U.B.C.S〟 の死体があった ・ ・ と 。   怪 し い と 思 っ た デ ル タ チ ー ム の 隊 長 が U.B.C.S の 隊 員 の ド ッ グ タ グ を 回 収 し てきた よ うだ 。  ドッグタグを見 た デイビッド はあ り えない 、 と 言 った 。   その 隊員 は本来その地区の 殲滅 にあたっていた メンバー ではなかったか ら だ 。   どういうことだ ・・ 何か 裏 があ り そうだが ・・ ﹁デイビッド、 どういうことだ ?  アンタら は住 民 の救 助 にきた ん だ よ な ?   なのに 俺 たち RLPD と 一緒 に死 ん で る ってのは ・・﹂ ﹁ あぁ 、 何が 言 いたいかは 分 かって る さ 、  〟裏切り者 がい る〟 ということだ ろ う ?﹂   うなづくと 、デイビッド と も う 一人 の U.B.C.S の 部隊長 は 考 え 込み、  話 し 合 ってい るよ うだった 。 59

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  そうして 、話 がまとまったのだ ろ うか 、   こち らを 振 り向 き 、タクティカルベスト についていた  アンブレラ の エンブレムを 剥ぎ 取り、 捨て 去 った 。 ﹁俺 たちは 、アンブレラ との契 約を 破 棄 す る。  君 たち RLPD との共 闘を 改 め て申し 込む。 ﹂   その 様 子か ら、確信 がなかったに も関わら ず 、信 用す る価 値があった 。   彼 ら に 率 い られ ていた 部下 たち も同 じ 意志 であ るよ うだ 。 ﹁ こち ら として も、 戦 力を かな り 失ってしまった 。  アンタ たちのことは利用させて もら うぜ 。 ﹂   そう 言 えば 、ディルディン が居ないが 、 と 言 った 途端 だった 。 ﹁皆 さ ん、 こち ら へ来ていただけますか ?  話 してほしい 人 がい るん です 。 ﹂  ディルディン に 続 き 通信室 へと 向 かった 。  ピーピー、ビビ、ビビ、 、ザーッ・・・・ ﹁ あ ー・・ あ ー・・聞 こえてい る かな ?﹂ ﹁ えぇ ・・貴方 は ・・ ?﹂ ﹁ すまない 、 申し 遅れ たね 。 60 第10話

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 私 は 、アダム、アダム・ベンフォート だ 。 ﹂ ﹁・・ 政 府高官 が 一 体何の よ うですか ・・ ?﹂ ﹁ 単 刀直 入に 話を し よ う 。  ローランズシティー は Tーウイルス に 侵 さ れ てい る。   そこで 、議会 では ローランズシティーを〟滅菌処理〟 す る こと を 決 定 した 。 ﹂ ﹁ラクーンシティーみ たいにか ・・ ?﹂ ﹁ そうだ 、 そこで 君 たちに 話、 い や、頼み たいことがあ る。  アンブレラ が所 持 す る 地 下研 究所にて 抗ウイルスワクチン、   またはそ れ に 近 い サンプルを持 ち帰ってほしい 。  も し 承諾 してく れる な ら、 核発 射 の時 間を延期、 そして救 難ヘリを  飛 ばそう 。 ﹂ ﹁俺 たちに 拒 否権はない ・・ か 。 ﹂ ﹁ すまない ・・ すでに ヘリを市警察署 へ 飛 ばす 準備 は 出 来てい る。  頼める のは ・・君 たちしか居ない ん だ ・・。 ﹂ ﹁一 つ 聞 かせてほしい 、 核発 射 の時 間 は ?﹂ ﹁・・ あぁ 、明朝0400、 だ 。 ﹂ ﹁分 かった 、6:00 まで 引 き伸ばせ る だ ろ うか ? 61

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