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ア 円 山 球 場 昭 和 10 年 7 月 の 開 場 ( 昭 和 9 年 竣 工 ) 以 来 本 市 のみならず 本 道 野 球 界 のメッカとして 君 臨 している 昭 和 47 年 から 49 年 の 大 改 修 工 事 で 現 在 の 形 に 生 まれ 変 わった プロ 野 球 社 会 人

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〔3〕 屋 外 施 設

スポーツ部所管の屋外体育施設としては、夏季スポーツ用として 12 施設、冬季スポーツ用として6施設(円山競技場の 冬季間設営される円山スケート場を含む)があり、長い歴史を持つ施設が多い。 円山総合運動場は、昭和9年に現施設の原型である競技場・野球場・庭球場の3施設からなる「市立総合運動場」として 建設され、昭和 29 年に補助競技場も完成し、その年の第9回国民体育大会の中心舞台となった。その後、数度の大改修を 経て現在の形態となった。 美香保公園野球場は、昭和 26 年にはすでに野球場が整備されていたが、昭和 29 年の国体に合わせラグビー場が作ら れ、そのラグビー場の場所には昭和 45 年にオリンピックのため美香保体育館が建設され、現在の形になった。 月寒屋外競技場は、かつて月寒運動広場として昭和 37 年から野球・ラグビー・サッカーができる球技場と庭球場が整備 されていたが、昭和 46 年にオリンピックのため月寒体育館が建設された後、昭和 54 年に現在の庭球場、63 年にラグビー 場と弓道場が完成した。 中島公園には、戦前から庭球場や製氷場を改修したプールがあり、硬式野球ができる野球場もあるなど一大運動公園 だった。庭球場は、その後、増改築を経て現在に至っているが、野球場は昭和 55 年に、プールは平成8年に廃止された。 麻生球場は、中島野球場に代わる施設として昭和 55 年に建設され、58 年には球場敷地内に庭球場が建設された。 白旗山競技場サッカー場は、平成 10 年8月に供用開始している。 冬季スポーツ用施設は、スキージャンプ場4カ所、スキー距離競技場などおもに競技用として作られた施設であるが、大 倉山ジャンプ競技場が観光用に開放されたり、白旗山競技場が歩くスキーコースとして一般開放されている。 1 野球場 スポーツ部所管の野球場は、円山球場、麻生球場、美香保公園野球場(3面)の3施設5面からなる。いずれも長い歴 史と伝統があり、市民に親しまれている。 ≪3球場比較≫ 区 分 円山球場 麻生球場 美香保A 美香保B 美香保C 両翼 98m 92m 82m 84m 80m センター 117m 111m 96m 94m 85m 収容人員 25,000人 12,000人 50人程度 50人程度 ≪利用人員状況(19 年度~21 年度)≫ 年 度 円山球場 麻生球場 美香保(3面) 3施設合計 平成 19 年度 312 試合 26,171 人 319 試合 25,131 人 981 試合 35,300 人 1,612 試合 86,602 人 平成 20 年度 317 試合 28,838 人 371 試合 23,193 人 1,070 試合 36,870 人 1,758 試合 88,901 人 平成 21 年度 321 試合 31,807 人 343 試合 25,629 人 1,144 試合 37,470 人 1,808 試合 94,906 人

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ア 円山球場 昭和10 年7月の開場(昭和9年竣工)以来、本市のみならず本道野球界のメッカとして君臨している。昭和47 年から 49 年の大改修工事で現在の形に生まれ変わった。プロ野球、社会人野球、高校野球と主に硬式野球の試合に使用さ れているが、空いている日は一般市民に開放されている。 平成9年度から大改修を実施し、平成9年度には、身障者対応(エレベーター、トイレ、車椅子専用席 10 席分)や内 野スタンドの一部改修を行い、平成 10 年度には1塁、3塁側スタンドのベンチ取替と、グラウンド整備(土と芝の取替) を行った。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 中央区宮ヶ丘・宮の森 ○ 電 話 641-3015 ○ 敷 地 面 積 35,313 ㎡

○ 建物延面積 3,588.60 ㎡ ○ 建 物 構 造 本館~鉄筋コンクリート造 (内訳)本館等 3,511.84 ㎡ 地上2階建一部3階建 便 所 76.76 ㎡ ≪利用状況(19 年度~21 年度)≫ 区 分 年 度 試 合 数 利 用 者 数 観客入場者数 平成 19 年度 312 試合 26,171 人 175,311 人 平成 20 年度 317 試合 28,838 人 131,083 人 平成 21 年度 321 試合 31,807 人 126,534 人 イ 麻生球場 昭和 55 年8月、31 年間にわたり幾多の歴史を刻んだ中島球場に代わる施設として開設された。支柱のないバック ネットや車椅子のまま入れる外野スタンド、ラバー張りのフェンスやダッグアウトの防護など観客の見やすさと選手の 危険防止を考慮した近代的な球場である。高校野球等硬式野球のほか一般市民に開放されている。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 北区麻生町7丁目 ○ 電 話 736-1461 ○ 敷 地 面 積 35,662.41 ㎡ ○ 建物延面積 2,982.67 ㎡ ○ 建 物 構 造 本館・内野スタンド ~鉄筋コンクリート造 2階建 ≪利用状況(19 年度~21 年度)≫ 区 分 年 度 試 合 数 利 用 者 数 観客入場者数 平成 19 年度 319 試合 25,131 人 77,659 人 平成 20 年度 371 試合 23,193 人 74,493 人 平成 21 年度 343 試合 25,629 人 74,959 人

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ウ 美香保公園野球場 昭和26年8月から市民に親しまれている軟式野球場で、幾多の変遷を経て昭和45年の美香保体育館完成後、現在 の形態になった。3面が相互に隣接しており、多チームによる大会によく使用されている。B球場には夜間照明設備が あり、A・B球場にはバックネット後方に簡易スタンドがある。平成14年から平成16年にはグラウンド面及びフェンスの 改修を行った。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 東区北 21~22 条東 4~5 丁目 ○ 電 話 741-1972 ○ 敷 地 面 積 25,377.00 ㎡

○ 建物延面積 206.99 ㎡ ○ 建 物 構 造 野球場管理事務所~木造平屋建 (内訳)管理事務所 67.76 ㎡ 本部席~鉄骨造平屋建 本部席 38.88 ㎡ 更衣室~軽量鉄骨造平屋建

更衣室 39.83 ㎡ グランドハウス~木造平屋建

グランドハウス 60.52 ㎡ ≪利用状況(19 年度~21 年度)≫ 区 分 年 度 A球場 B球場(内ナイター) C球場 3球場合計 平成 19 年度 337 試合 11,850 人 352 試合 12,880 人 (71 試合 1,860 人) 292 試合 10,570 人 981 試合 35,300 人 平成 20 年度 364 試合 12,830 人 351 試合 13,720 人 (79 試合 2,340 人) 355 試合 10,320 人 1,070 試合 36,870 人 平成 21 年度 383 試合 12,750 人 395 試合 14,200 人 (96 試合 2,800 人) 366 試合 10,520 人 1,144 試合 37,470 人

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2 庭球場 スポーツ部所管の庭球場は、円山総合運動場、中島公園、月寒屋外競技場、麻生、スポーツ交流施設の5か所に 28 面ある。そのうち、円山庭球場 12 面がクレーコート、中島公園庭球場6面がアンツーカーコート、月寒屋外競技場庭球場 4面と麻生庭球場2面がアスファルトコート、スポーツ交流施設庭球場4面が砂入り人工芝である。また、円山庭球場、中 島公園庭球場とスポーツ交流施設庭球場には夜間照明設備がある。円山庭球場がソフトテニスに専用使用されている 以外は主として硬式テニスに使用されている。 ≪利用人員状況(19 年度~21 年度)≫ 区 分 年 度 円山庭球場 中島公園庭球場 月寒庭球場 麻生庭球場 スポーツ交流 施設庭球場 総 計 コ ー ト 数 12 面 6面 4面 2面 4面 28 面 平成 19 年度 40,652 人 93,712 人 7,221 人 2,259 人 8,696 人 152,540 人 平成 20 年度 43,046 人 94,028 人 6,767 人 3,525 人 9,089 人 156,455 人 平成 21 年度 42,036 人 91,064 人 6,970 人 2,622 人 8,641 人 151,333 人

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ア 円山庭球場 昭和9年竣工の「市立総合運動場」(現円山総合運動場)開設当時は、クレーコートが4面だったが、昭和 34 年に排 球場兼用コート4面増設、57 年に4面増設(夜間照明設備あり)している。 昭和29 年の第9回国民体育大会の庭球会場にもなり、その後の各種大会に使用されている。運営本部室、約 1,350 人収容できるブロックスタンドがある。現在は、ソフトテニスに専用使用されている。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 中央区宮の森 ○ 電 話 641-3015 ○ 敷 地 面 積 20,519.00 ㎡ ○ 建 物 構 造 運営本部~鉄骨造(プレハブ) 平屋建 ○ 建物延面積 126.28 ㎡ (内訳)運営本部 61.08 ㎡ 物品庫 65.20 ㎡ イ 中島公園庭球場 昭和 29 年の第9回国民体育大会の庭球会場として、当時、北海道初のアンツーカーコート4面を開設した。昭和 44 年に2面増設しその後夜間照明設備を敷設した。管理事務所、約 1,500 人収容可能のブロックスタンドがある。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 中央区南 15 条西 4 丁目 ○ 電 話 531-5163 ○ 敷 地 面 積 6,144.00 ㎡ ○ 建 物 構 造 管理事務所~木造モルタル2階建 ○ 建物延面積 262.78 ㎡ (内訳)事務所 242.95 ㎡ 物 置 19.83 ㎡ ウ 麻生庭球場 昭和 58 年3月に麻生球場敷地内に作られたアスファルトコート2面の庭球場。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 北区麻生町7丁目 ○ 電 話 736-1461 ○ 敷 地 面 積 1,490.00 ㎡

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エ 月寒屋外競技場庭球場 昭和 54 年6月に完成したアスファルトコート4面の庭球場。スポーツ教室も行われる一般市民用コート。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 豊平区月寒1条8丁目 ○ 電 話 851-1972 ○ 敷 地 面 積 2,304.00 ㎡ オ スポーツ交流施設庭球場 平成9年にオープンした砂入り人工芝コート4面の庭球場。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 東区栄町 885 番地1 ○ 電 話 784-2106 ○ 敷 地 面 積 2,886.00 ㎡

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3 その他夏季スポーツ施設 ア 円山競技場 昭和9年竣工の「市立総合運動場」開設当時から本市及び本道の陸上競技の桧舞台として、また円山総合運動場 の中心施設として、数々の歴史を刻んできた本市の代表的施設である。公式競技大会や市民レベルの大会が開催 されるのはもとより、個人練習にも開放され、フィールドはサッカーやアメリカンフットボールにも使用される。また、 冬季間は、スケート場としても利用されている。平成9年度にメインスタンドの芝生席を椅子席に改修し会議室等を 増築した。 昭和29 年の第9回国民体育大会ではメイン会場となったほか、同年1月には世界スピードスケート選手権大会が 開催された。昭和 57 年に大改修され、全天候型グラウンド(第2種公認陸上競技場)として生まれ代わり、その後も 平成8年に会議室の増築などの大改修を行っている。観客収容数は、メインスタンドに 2,500 席、バックスタンド盛土 に 9,500 人の合計 12,000 人。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 中央区宮ヶ丘・宮の森 ○ 電 話 641-3015 ○ 敷 地 面 積 47,800.00 ㎡ ○ 建 物 構 造 本館~鉄筋コンクリート造 地上2階建一部3階建 ○ 建物延面積 2,236.02 ㎡ (内訳)本館等 2,068.23 ㎡ 便 所 167.79 ㎡ ≪利用状況(19 年度~21 年度)≫ 区 分 年 度 個人練習者数① 競技会等利用者数② 総利用者数①+② 使用日数 平成 19 年度 11,713 人 76,342 人 181 日 88,055 人 平成 20 年度 11,346 人 80,266 人 173 日 91,612 人 平成 21 年度 11,817 人 75,162 人 175 日 86,979 人 イ 円山補助競技場 昭和 29 年の第9回国民体育大会に合わせ、陸上競技場の補助グラウンドとして新設された。1周 250m のシンダー 走路及びバックネット設備があるので運動会やソフトボールなどに利用されている。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 中央区宮の森2条 14 丁目 ○ 電 話 641-3015 ○ 敷 地 面 積 6,105.00 ㎡ ≪利用状況(19 年度~21 年度)≫ 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 利 用 者 数 2,041 人 2,434 人 3,881 人

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ウ 月寒屋外競技場弓道場 昭和 62 年 11 月に隣接するラグビー場とともに新設された。弓道・アーチェリー併用の 90m 級的が 10 的あり、学生 を中心に利用されている。スポーツ部所管では唯一の屋外弓道場である。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 豊平区月寒東1条8丁目 ○ 電 話 851-1972 ○ 敷 地 面 積 3,000.00 ㎡ ○ 建 物 構 造 更衣棟~鉄骨造平屋建 ○ 建物延面積 更衣棟~148.30 ㎡ ≪利用状況(19 年度~21 年度)≫ 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 利 用 者 数 2,588 人 2,360 人 2,612 人 エ 月寒屋外競技場ラグビー場 昭和 62 年11 月に完成し、平成元年の第 44 回国民体育大会のラグビー競技主会場となった。メイン・バックスタンド に 3,545 人、ゴール裏芝生に 1,170 人の合計 4,715 人の観客収容能力があり、よく整備された芝グラウンドであること から、大学・社会人・国際試合など国内トップレベルの試合が毎年行われている。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 豊平区月寒東1条8丁目 ○ 電 話 851-1972 ○ 敷地面積 21,949.00 ㎡ ○ 建物構造 メインスタンド~鉄筋コンクリート造 地上3階建 ○ 建物延面積 1,078.50 ㎡ (内訳)本館等 1,027.00 ㎡ 便 所 51.50 ㎡ ≪利用状況(19 年度~21 年度)≫ 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 利 用 者 数 12,721 人 6,222 人 12,434 人

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オ 東雁来公園サッカー場 平成 20 年 11 月に完成し、平成 21 年に行われた全国健康福祉祭(ねんりんピック)において、サッカー交流大会の 会場となった。人工芝サッカー場が2面整備されており、異なる種類の人工芝が採用されている。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 東区東雁来12条4丁目 ○ 電 話 791-9900(札幌サッカーアミューズメントパーク) ○ 敷 地 面 積 34,135 ㎡

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4 冬季スポーツ関連施設 ア 大倉山ジャンプ競技場 昭和 45 年 11 月、札幌オリンピックに向けて旧大倉シャンツェを大改修して建設された。オリンピック時には 90m 級ジャンプ(現在のルールでは、「ラージヒル」)が行われ、その後も毎年FIS(国際スキー連盟)ワールドカップをは じめとする国際大会が数多く開催される世界的にも名高いラージヒル・ジャンプ競技場である。また、年間を通じて 観光客が訪れる本市の観光名所ともなっている。 昭和 61 年には、FISのルール改正に伴い、ランディングバーンとカンテの改修を行い、平成2年には電光掲示板 システム整備を行った。 なお、この競技場は、平成6年度まで国立競技場として日本体育・学校健康センター(現独立行政法人日本スポー ツ振興センター)が運営していたが、平成7年3月 31 日、同センター所有のジャンプ台本体、審判塔、運営本部等が 本市に譲渡された。 また、大倉山のもつ魅力をより一層高めるためにジャンプ台の全面改修及びジャンプ競技場周辺整備を行ってお り、平成8年度にジャンプ台本体が完成し、平成9年度には、サマーヒル化を終え、平成 11 年度に運営本部棟及び 札幌ウィンタースポーツミュージアムが完成している。現在のバッケンレコードは 145m で、平成 17 年 3 月 25 日の 第6回伊藤杯シーズンファイナル大倉山ナイタージャンプ大会で金子裕介選手及び平成 22 年 1 月 11 日の第 52 回 HBCカップジャンプ競技会で葛西紀明選手が記録している。 2007 年 2 月 22 日~3 月 4 日にはアジアで初となる FIS ノルディックスキー世界選手権が札幌で開催され、同期間 中ラージヒル・ジャンプ競技の会場となった。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 中央区宮の森 1274 番地外 ○ 電 話 641-1972 ○ 敷 地 面 積 87,322.20 ㎡ ○ 建 物 構 造 運営本部棟 ~鉄骨鉄筋コンクリート造 地上4階地下1階建 ミュージアム棟~鉄骨鉄筋コンクリート造 地上2階地下1階建 スタートハウス棟~鉄骨造一部 鉄筋コンクリート造 地上2階地下1階建 エスカレーター棟~鉄骨造、地上2階建 審判塔~鉄骨造、地上4階建 ○ 建物延面積 8,658.19 ㎡ (内訳)運営本部 2,730.00 ㎡ ミュージアム棟 5,034.43 ㎡ スタートハウス棟 284.70 ㎡ エスカレーター棟 255.78 ㎡ 審判塔 353.28 ㎡ ≪利用状況(19 年度~21 年度)≫ 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 参 観 者 数 474,295 人 440,808 人 427,674 人

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イ 宮の森ジャンプ競技場 大倉山ジャンプ競技場と同様、昭和45年11月、札幌オリンピックに向けて新設された競技場で、オリンピック時 には 70m 級ジャンプ(現在のルールでは、「ノーマルヒル」)が行われ、笠谷選手以下3本の日の丸が揚がった記 念すべき競技場である。当初 70m ジャンプ台は大倉山に併設する構想だったが、敷地が狭あいなため隣接地に 建設された 昭和 58 年の全面改修で、プラスチックジャンプ台となり通年使用が可能になり、また、夜間照明設備やリフトも 設置され競技力向上に大きく寄与している。冬季間FIS公認大会等が開催されるほか、真夏に札幌市長杯サマー ジャンプ大会なども開催されている。現在のバッケンレコードは 102.5m で、平成 18 年1月 13 日の FIS コンチネン タルカップ2006 第34 回札幌オリンピック記念国際スキージャンプ競技大会でバーダル・アンダース選手が記録し ている。 現在、2007 年 FIS ノルディックスキー世界選手権札幌大会の開催に合わせ平成 17 年度から 18 年度にかけて 改修工事を実施し、2007 年2 月 22 日~3 月 4 日にアジアで初となる FIS ノルディックスキー世界選手権が札幌で 開催され、同期間中ノーマルヒルジャンプ競技の会場となった。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 中央区宮の森1条 18 丁目外 ○ 電 話 642-1972 ○ 敷 地 面 積 41,794.26 ㎡ ○ 建 物 構 造 運営本部棟 ~木造3階建 ○ 建物延面積 664.31 ㎡ (内訳)運営本部 436.41 ㎡ 審判台 106.63 ㎡ 他 121.27 ㎡ ウ 荒井山シャンツェ 荒井山は、大倉山と並び本市ジャンプ台発祥の地であり、昭和4年に最初の台が作られた。その後の変遷を経 て、平成 13~15 年の改修整備でK点 55m とK点 25m のジャンプ台に造成し直し、両ジャンプ台ともサマーヒル化 を行い、平成 15 年 11 月にリニューアルオープンした。主に小中学生に利用されている。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 中央区宮の森 902 番地外 ○ 電 話 なし ○ 敷 地 面 積 7,299 ㎡(借地面積 3,979 ㎡を含む) ○ 建 物 構 造 ロッジ棟~鉄筋コンクリート造2階建 飛型審判棟~鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造2階建 ポンプ棟~鉄筋コンクリート造平屋建 スロープカー車庫~鉄骨造平屋建 ○ 建物延面積 254.78 ㎡ (内訳)ロッジ棟 156.00 ㎡ 飛型審判棟 29.16 ㎡ ポンプ棟 7.50 ㎡ スロープカー車庫 20.00 ㎡ 車庫 42.12 ㎡

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エ 手稲山シャンツェ 平成 11 年12 月、本市2番目のスモールヒルジャンプ台(K点30m)として、テイネオリンピア聖火台ゲレンデ横 に建設した。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 手稲区手稲本町 593 番 17 外 ○ 電 話 なし ○ 敷 地 面 積 6,858 ㎡(借地面積 5,639 ㎡を含む) ○ 建 物 構 造 管理棟~プレハブ2階建 ○ 建物延面積 65.48 ㎡ オ 白旗山競技場(白旗山競技場サッカー場) 本格的なスキー距離競技場として、平成元年8月に工事着工し平成2年 12 月に完成した。この間、第1期工事 が終了していた平成2年3月の第2回冬季アジア競技大会で使用されたのがこけら落しとなり、翌年3月のユニ バーシアード冬季大会でも競技会場となった。全長 25 ㎞の起伏に富んだコースは、アジア初のFIS公認コースで あり、ワールドカップも行われ、2007 年2 月22 日~3 月4 日にはアジアで初めて開催された FIS ノルディックスキ ー世界選手権の会場となっている(ノルディック複合は平成6年3月と7年3月、クロスカントリーは7年3月)。 また、一般市民の歩くスキーコースに開放されているほか、発着場にサッカー等が可能な芝生グラウンドを整 備し、平成 10 年8月供用開始している。芝生グラウンドの外周には、クロスカントリースキー選手の夏場のトレー ニング用としてローラースキーコースを設置、平成 11 年度には、サッカー場の夜間利用を目的として夜間照明設 備を設置した。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 清田区真栄 502 番地1 ○ 電 話 884-9355 ○ 敷 地 面 積 85,198.09 ㎡ ○ 建 物 構 造 運営本部~鉄骨造 地階鉄骨コンクリート造 地上2階地下1階建 ○ 建物延面積 1,269.26 ㎡ (内訳)運営本部 839.23 ㎡ 更衣室棟 295.00 ㎡ 車 庫 135.03 ㎡ ≪利用状況(19 年度~21 年度)≫ 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 利 用 者 数 19,605 人 22,131 人 25,435 人

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カ 円山スケート場 円山競技場のフィールドを冬季間の自然凍結により1周約 300mのスケートリンクに造成したスケート場。昭和 29 年には世界スピードスケート選手権を開催した歴史がある。 また、競技場の冬季間有効活用として、平成 16 年度からスケート場付近に雪合戦場を整備し、専用利用に供し ている。 ≪施設概要≫ ○ 所 在 地 中央区宮ヶ丘・宮の森 ○ 電 話 641-3015 ○ 敷 地 面 積 47,800.00 ㎡ ○ 建 物 構 造 本館~鉄骨鉄筋コンクリート造 地上2階建一部3階建 ○ 建物延面積 2,236.02 ㎡ (内訳)本館等 2,068.23 ㎡ 便 所 167.79 ㎡ ≪利用状況(19 年度~21 年度)≫ 区 分 年 度 スケート場 雪合戦場 平成 19 年度 10,018 人 1,183 人 平成 20 年度 7,275 人 587 人 平成 21 年度 9,639 人 765 人

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5 スポーツ交流施設 スポーツ等を通して市民の交流の促進を図ることにより、市民の健康増進及び市民文化の向上に資するため、 新たにコミュニティドーム(愛称「つどーむ」)を中核施設としその周辺に球技場、テニスコート、ふれあい広場など の屋外施設も整備した札幌市スポーツ交流施設を平成9年6月 15 日にオープンした。 屋根付き人工芝の全天候型施設のコミュニティドームは、軟式野球では両翼 81m・センター101m、サッカーで は 56m×80mの面積がとれ、テニスでは8面、フットサルでは4面使用できる。ゲートボールやグラウンドゴルフ などのニュースポーツも可能なほか、集会、式典や展示会での使用も可能である。アリーナの人工芝については、 平成 17 年度に札幌ドームの人工芝を転用して全面張替えを行った。また、トレーニング室・ランニングコースも設 置しているほか、スポーツ大会やイベント用の設備として、会議室・放送室・特別室も完備している。 屋外施設の球技場は、平成 21 年 10 月にクレーコートからアスファルトコートとして再整備し、ペタンクやラクロ ス等のニュースポーツやスケートボード等のストリートスポーツのほか運動会等に使用できる。テニスコートは、 砂入り人工芝コート4面で夜間照明設備を設置している。さらに屋外施設には、ふれあい広場やちびっこ広場が あるほか、平成 10 年にはパークゴルフコースも完成し8月にオープンした。 単にスポーツだけではなく、レクリエーションや各種イベントに対応できるようにしたこれまでにない複合的な 施設である。 ≪利用状況(19 年度~21 年度)≫ 平成 19 年度 平成20 年度 平成 21 年度 利 用 者 数 496,141 人 762,654 人 884,123 人 6 藤野野外スポーツ交流施設 平成 12 年 9 月、文部科学省において国の「スポーツ振興基本計画」が公表され、この中で、市町村が 2010 年 までに少なくとも 1 つの「総合型地域スポーツクラブ」の設置を目標とすることが示された。一方、自然体験活動な どを通じて青少年の健全育成を図る「全国こどもプラン(緊急 3 ヵ年戦略、平成 11 年度から 13 年度)」では、自然 体験型スポーツ・レクリエーション分野における取り組みの遅れが指摘された。 そこで、札幌の豊かな自然フィールドを活用した札幌型地域スポーツクラブのモデル(野外系)として、Sports Club Sapporo(スポーツクラブサッポロ)を平成 13 年に立ち上げ、札幌らしいスポーツコミュニケーションの創造と 発信を行い、新しいスポーツライフの普及を目指すこととし、その活動拠点となる自然体験型の通年施設として平 成 13 年 12 月 27 日に藤野野外スポーツ交流施設をオープンした。 当施設は、冬季オリンピック札幌大会の練習コースとして設置されたリュージュ競技場を含む 33ha からなる。リ ュージュ競技場では、平成 4 年 1 月にはジュニアワールドカップ及びジュニア世界選手権大会が開催され、長野 県のボブスレー・リュージュ競技場(スパイラル)設置以前は、アジア唯一のリュージュコースであった。また、3 基 のリフトを備えるゲレンデにはスキーコースが 6 つあり、最長のコースは 1,800m、最大斜度は 38 度であるなど、 ウィンタースポーツの初心者から上級者まで楽しむことができる。

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19年度 20年度 21年度 大人 2,846 2,339 3,183 小人 1,448 1,293 1,726 大人 1,392 1,255 1,587 小人 481 391 544 大人 7,803 7,609 8,362 小人 3,720 3,390 3,916 大人 1,719 1,502 1,602 小人 1,016 799 925 大人 1,072 1,154 1,255 小人 640 683 796 大人 86 66 132 小人 109 99 76 大人 2,918 2,641 2,887 小人 1,504 1,862 1,997 大人 3,111 2,895 2,580 小人 234 311 395 大人 28 18 34 高校 2 7 9 小人 33 19 23 大人 17 12 19 小人 7 11 20 20,994 19,498 21,650 9,192 8,858 10,418 531 0 0 1,036 1,088 2,578 1,986 2,771 2,254 団体/特別料金(H20から) 16,390 5,072 33,739 48,605 41,972 ※21年度は雪の状態が悪かったためスプリング券の発券はなし 19年度 20年度 21年度 1,326人 870人 1,038人 19年度 20年度 21年度 6,595人 15,706人 7,130人 ≪夏季フィールド利用人員状況(19年度~21年度)≫ 利 用 者 数 合        計 スプリング券 ≪リュージュ競技場利用人員状況(19年度~21年度)≫ 利 用 者 数 減額・免除 無料幼児 大 人 小 計 小 人 小 計 ≪券種別利用人員状況(19年度~21年度)≫ シーズン券 ナイターシーズン券 発券枚数 区分 ナイター一律券(H19から) 4時間券 6時間券 1日券 ナイター券 券  種 1回券 12回券 3時間券

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≪索道輸送人員(延人数)状況(19年度~21年度)≫ 第1ペア 第1ロマンス 第2ロマンス 合  計 第1ペア 第1ロマンス 第2ロマンス 合  計 第1ペア 第1ロマンス 第2ロマンス 合  計 大人 165,156人 186,817人 93,232人 445,205人 148,546人 183,152人 95,078人 426,776人 156,240人 201,697人 109,172人 467,109人 小人 125,362人 144,942人 66,261人 336,565人 123,944人 138,924人 67,519人 330,387人 129,929人 147,664人 76,507人 354,100人 幼児 16,851人 21,280人 11,347人 49,478人 16,554人 23,116人 10,979人 50,649人 15,687人 23,980人 11,229人 50,896人 小計 307,369人 353,039人 170,840人 831,248人 289,044人 345,192人 173,576人 807,812人 301,856人 373,341人 196,908人 872,105人 区分 平 成 19 年 度 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度

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7 札幌ドーム 一年を通じて天候に左右されない大規模イベント施設として、平成13年6月2日、豊平区羊ヶ丘に札幌ドーム (愛称「HIROBA」)をオープンした。 札幌ドームでは、2002 年FIFAワールドカップサッカー大会の会場として3試合が開催されたほか、プロ野球 やプロサッカー、コンサート、展示会や見本市などさまざまな大規模イベントが開催されている。地上4階地下 2階建て、延床面積98,226 ㎡、最大収容人数約54,000 人の全天候型の大規模多目的施設であり、札幌の新し い情報・文化の発信基地となっている。 札幌ドームの最大の特徴は、天然芝によるサッカーと人工芝による野球の両立を可能にした世界初の芝転 換システムである。普段は、天然芝のサッカー場を屋外で養生し、試合時には、空気圧により浮上させたホヴ ァリングサッカーステージをドーム内に引き入れて使用する。なお、野球場の人工芝については、プロ野球球 団の北海道日本ハムファイターズの本拠地となったことに伴い、平成 17 年により剛性感のある芝へと張り替え たところである。 札幌ドームには、通年営業のレストランやグッズショップのほか、イベント開催時のみに営業する売店がドー ム内コンコースに面して 15 店舗設けられている。さらに、国内のドームとしては初めて、ドーム内と市内の両方 を一望できる高さ約 53mの展望台が設けられている。 ドームの敷地内は、自然と都市機能の調和を目指した「スポーツの庭づくり」をコンセプトとして設計され、建 築物や駐車場を除く敷地は緑地帯となっており、ドームの周囲を散策路が巡り「アートグローブ」と呼ばれる 24 の芸術作品が配置されている。敷地内は、一般開放ゾーンとなっているので、イベントのない日でも羊ヶ丘の 丘陵地帯を望みながら散策を楽しむことができる。 ≪来場者状況(17 年度~21 年度)≫ 平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 イベント来場者 2,000,417 人 2,582,677 人 2,871,479 人 2,904,458 人 2,974,293 人 観 光 来 場 者 74,521 人 69,109 人 66,246 人 58,941 人 61,867 人 市 民 利 用 41,117 人 34,173 人 35,846 人 33,634 人 43,058 人 合 計 2,116,055 人 2,685,959 人 2,973,571 人 2,997,033 人 3,079,218 人

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≪イベント実施状況(平成21年度)≫ 1日当たり 小 計 種別計 2009パ・リーグ 北海道日本ハム戦 60 29,370 1,762,215 イースタンリーグ戦 1 6,530 6,530 2010パ・リーグオープン戦 4 16,823 67,292 2010パ・リーグ 北海道日本ハム戦 3 37,383 112,148 パ・リーグ クライマックスシリーズ 4 38,901 155,604 日本シリーズ 3 40,694 122,082 フレッシュオールスターゲーム 1 17,442 17,442 オールスターゲーム 1 38,370 38,370 セ・リーグ 巨人vs広島 1 33,733 33,733 2009Jリーグ コンサドーレ札幌戦 9 14,476 130,284 2010Jリーグ コンサドーレ札幌戦 2 16,438 32,876 読売巨人軍さわやか野球教室 1 2,000 2,000 MLB Pitch Hit & Run Japan 2009 1 2,175 2,175 NPB12球団ジュニアトーナメント 3 2,821 8,462 NPB12球団ジュニアトーナメント・セレクション 2 - - ファイターズ ジュニア王座決定戦 2 845 1,690 ねんりんピック 総合開会式 1 20,500 20,500 ねんりんピック サッカー交流大会 2 2,445 4,889 北海道日本ハムファンフェスティバル 1 42,318 42,318 ティーボール 北の甲子園大会 1 8,233 8,233 コンサドーレ札幌キックオフ2010 1 7,150 7,150 札幌国際スキーマラソン 1 5,000 5,000 サイモン&ガーファンクル 1 30,000 30,000 ARASHI 2 53,000 106,000 Mr.Children 1 44,000 44,000 ヤマダ電機家電フェア 2 20,000 40,000 札幌ドーム WINTER ATH 2 8,849 17,697 ふわふわアドベンチャー 3 16,772 50,316 就職ガイダンス 3 6,756 20,268 テレビ中継 1 5,000 5,000 番組収録(30人31脚北海道大会) 1 2,705 2,705 社会福祉士・介護福祉士国家試験 1 5,783 5,783 宗教法人 3 13,536 40,607 北海道6大学野球 2 520 1,039 全国スポーツ少年団軟式野球交流大会 1 1,200 1,200 ファイターズ ジュニア王者決定戦 1 250 250 札幌6大学野球 2 836 1,672 ポテトボウル2009 1 1,030 1,030 ユニクロサッカーキッズ 1 4,876 4,876 コンサドーレカップ 2 10,429 20,857 イベント計 133 2,974,293 設営・撤去 27 プロ野球等練習日 31 一般市民利用 29 時間貸し 合    計 220 稼働率  60.3% 場 面 転 換 41 再    計 261 稼働率  71.5% (注1)来場者数は、主催者発表数を記載。 (注2)一般市民利用は、実利用日を記載。 アマチュア スポーツ大会 10 ※イベントの同日実施が2件あるため、イベント計においてそれぞれ2日減とした。 30,924 コンサート 4 180,000 見本市・展示会等 10 128,281 そ  の  他 6 54,095 来場者数 (人) イベント種別 利用日数 イベント名/内訳日数(日) その他スポーツ 15 102,417 プロサッカー 11 163,160 2,315,416 プ ロ 野 球 77

参照

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