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2017年度 安全報告書

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Academic year: 2021

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(1)
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1

本安全報告書は、航空運送事業者として

航空法第111条の6の規定に基づき公表するものです。

公表:2018/6/4

(3)

INDEX 頁 2017年度安全報告書の発⾏にあたって 3 1. 安全を確保するための事業運営の基本方針について 4 2. 安全確保のための体制と業務について 5 2-1 組織と人員 (1)安全管理に関する組織 (2)人員に関する情報 2-2 日常運航の支援体制 (1)操縦⼠、整備従事者及び運航管理者に係る定期訓練及び審査の内容 (2)日常運航における問題点の把握とその共有・現場へのフィードバック体制 (3)安全に関する社内啓発活動等の取り組み (4)朝日航洋グループの安全確保に関する連携 2-3 使用している航空機に関する情報 3. 2017年度に発生した航空事故・航空重大インシデントやトラブルの状況について 11 3-1 種類別発生件数 3-2 主要な事態(安全上の重大性や社会的反響の大きかった事態)の概要及び対応状況 3-3 安全上のトラブルの発生状況及び対応 4. 安全を確保するために講じた措置について 13 4-1 国から受けた⾏政指導等と講じた措置 4-2 安全に関する目標の達成状況、安全に関する取り組みの実施状況 (1)安全に関する目標の達成状況 (2)安全に係るマネジメント・レビュー 4-3 2018年度の安全目標

(4)

平素より当社の事業活動について、格別のご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

今般、「2017年度安全報告書」を発⾏させていただきますので、当社の安全の取り組みにご

理解をいただければ幸いです。

2017年度、当社は、航空事故は発生させませんでしたが、残念ながら、航空重大インシデ

ント1件とイレギュラー運航1件を発生させてしまいました。

現在、二度と航空重大インシデント等を起こさないよう、組織風土(安全風土の醸成)、仕事

の仕組みを改善し、再発防止策を策定のうえ、マネジメント・現場一体となって安全活動の強

化に取り組んでおります。

今後も、安全と信頼のもと、お客様のご要望、ご期待に応えながら、事業を通じて安全・安心

な社会づくりに貢献していきたいと考えています。

朝日航洋株式会社 代表取締役社長 航空機を運航する当社として、「航空安全の確保」は会社の使命を達成するための大前提です。 2017年度に発生した物資輸送中の吊り荷落下の重大インシデントにつきましては、運輸安全委 員会による原因等の調査が⾏われていますが、当社としましても再発防止のための取り組みを鋭意 進めているところです。 2018年度は連続したインシデント等の発生の流れを断ち切るため、特に再発防止策の実施状況 及び効果の確認を徹底して⾏い更なる改善を図るなど、PDCAサイクルのC・Aに重点を置き取り組 んでまいります。また、社員の安全意識調査等により安全に係る潜在要因を見出し、課題等を改善 するなど「安全風土の改革」を推進してまいります。 全社員一丸となって、安全活動を実⾏して成果を出し、お客様から信頼される企業になるよう一 層努力してまいります。 取締役 航空事業本部長 安全統括管理者

2017

年度

安全報告書の発⾏

にあたって

3

(5)

1.安全を確保するための事業運営の基本方針について

輸送の安全を確保するための事業の運営の基本的な方針に関する事項 (航空法施⾏規則第221条の6第1号) 当社は、以下の「コミットメント」、「安全訓」、「安全方針」を掲げて安全の取り組みを進めています。 < コ ミ ッ ト メ ン ト > 航空事業会社の経営基盤は安全にあり ま す。 我々は安全確保を 第一の目 標に 掲げ、 お客様と 社会に 安全と 安心を お届けする こ と に 全力を 尽 く し ま す 。 こ のた めに は、 社員全員が、 安全運航と 職場安全に 対する 役割と 責任 を正しく認識し 、 安全最優先 と 法令遵守の原則に則 っ て業務を行います。

(6)

2017年度 安全報告書 朝日航洋株式会社

5

2.安全確保のための体制と業務について

輸送の安全を確保するための事業の実施及びその管理の体制に関する事項 (航空法施⾏規則第221条の6第2号) 運航の安全及び業務の円滑な遂⾏を図るため、安全管理規程を制定し、安全管理の 取 り 組 み を 統括的に管理する安全統括管理者をはじめ、各部門の責任体制を明確化した安全管理体制を構築 しています。

2-1 組織と人員

安全管理規程に定める安全管理体制は、以下のとおりです。

(1)安全管理に関する組織

社 長

安全統括管理者

各担当役員

航空安全推進委員会

現業実施部門

統括部門

航空安全委員

支社・KMC

運航統括部

運航部

整備統括部

営業統括部

事業推進部

資 材 部

安全統括部

整備部

営業部

各グループ

職場安全会議

(7)

① 安全統括管理者 安全管理の取り組みを統括的に管理する責任者と して、安全管理システムの継続的な改善を推進し、監 視を⾏うとともに、安全に関する重要事項について、経 営の最高責任者に報告します。 ② 航空安全推進委員会 航空事業本部及び一般管理部門の役員、統括部 門長等により構成され、安全に係る諸施策をとりまとめ、 会社としての意思決定を⾏います。本委員会の会議は 毎月1回開催され、運航・整備の現状及び安全に係 る事象のレビュー、職場安全会議議事録から現場の問 題把握等を⾏い、安全施策の見直し等の対応を討議 します。討議の結果は委員会の指示・決議事項として 安全統括管理者から各組織に指示あるいは周知を⾏ います。 ③ 統括部門 運航、整備、営業、事業推進、資材、安全の6部門 から構成されています。 運航、整備、営業、資材部門は、各部門の業務を安 全に⾏うための実施基準・手順等の設定、及び教育訓 練を⾏います。法令や規程・基準・手順書等が遵守さ れていることを確認し、安全に係る事象の発生について 常にモニターし、調査・分析の上、必要な再発防止措 置、予防措置を⾏います。また、事業推進部門は、安 全に係る予算の編成及び実績の管理を⾏います。 安全部門は、安全推進室及び安全監査室から構 成されており、安全に係る事項の社内総括を⾏いま す。 ・安全推進室 運航事業及び整備事業全般にわたる安全に係る事象 等に関する情報の収集、社内の安全に関する情報ネッ トワークシステムのデータベース管理、収集した情報の統 計・分析及び安全に関する助⾔等を⾏います。 また、組織管理者や航空安全委員への航空安全の 教育・訓練、安全意識高揚のための施策等を企画、 実⾏します。更に、航空安全推進委員会の事務局を 担当しています。 ・安全監査室 安全管理規程に基づき、航空事業本部全体にわたり、 安全管理システムに係る内部監査を計画し、実施しま す。また、監査で確認された改善が必要な事項につい ては、改善を要求し、改善措置の実施状況を確認しま す。 ④ 現業実施部門 札幌航空支社、東日本航空支社、中部航空・ビジ ネスジェット事業支社、⻄日本航空支社、川越メンテ ナンスセンターから構成されています。安全に係る取り 組みを実⾏するため、業務実施手順書等を設定し、 必要な教育訓練を⾏います。 また安全に係る事象の発生について常にモニターし、調 査・分析の上、必要な再発防止策、予防措置等を策 定・実⾏します。 ⑤ 航空安全委員 航空安全推進委員会委員長から任命された航空 安 全委員は、 職場 におけ る不 安全要 素の 抽出・改 善の補佐、安全施策のモニター、必要により航空安全 推進委員会への安全提⾔等を⾏います。また、毎月開 催される職場安全会議を取りまとめ、航空安全推進委 員会への報告を実施 しています。

(8)

2017年度 安全報告書 朝日航洋株式会社 ① 各組織における人員数 ③ 有資格運航管理者 及び 整備従事者のうち 有資格整備士の数 操縦士 整備従事者

127

314

有資格運航管理者 有資格整備士

7

239

(2)人員に関する情報

(2018年3月末現在)

7

<安全トピックス> 2017年度末、飛⾏訓練装置を導入いたしました。 この装置は、国土交通大臣より「飛⾏訓練装置レベル5」の認 定を受けております。 最新の飛⾏訓練装置をもちいて、緊急操 作や計器飛⾏トレーニング、各種模擬フライトなどを⾏うことによ り、安全運航の促進と技量の向上を図ってまいります。 ・型式: FRASCA式H125型 ・種類/区分: 飛⾏訓練装置 レベル5 ・模擬対象: エアバス・ヘリコプターズ式H125型

安全統括部

航空安全

推進委員

航空安全

委 員

安全推進室

安全監査室

1

4

2

兼務者1名を含む

11

53

② 操縦士 及び 整備従事者の数

(9)

(1)操縦⼠、整備従事者及び運航

管理者に係る定期訓練及び審査の

内容

操縦⼠等の定期訓練及び審査の内容については 、 航 空 局 の 「 運 航 規 程 審 査 要 領 ( 空 航 第 58号)」、 「整備規程審査要領(空機第73号)」及び「航空運送 事業及び航空機使用事業の許可及び事業計画変更 の許可審査要領(空機第68及び69号)」に基づき、運 航規程、整備規程に規定し、定期訓練及び審査を実 施しています。更に、当社では次の訓練を追加して⾏っ ています。 ① 操縦士 ・国内外でのフライト・シミュレーターによる操縦訓練 ・水中からの緊急脱出訓練 ・国際運航に伴う海外への路線慣熟訓練 ② 整備士 ・各種航空機メーカーでの整備研修 ・整備認定事業場の定期リカレント訓練 ③ 運航管理者 ・航空気象についての訓練 ・国際運航に伴う路線踏査訓練(飛⾏計画の承認 を担当する空域に関して、操縦室に⽴ち入って⾏う 慣熟飛⾏)

(2)日常運航における問題点の把握・

共有及び現場へのフィードバック体制

① 発生情報 安全に係る事象は、社内の情報ネットワークを活 用した「発生情報アプリ」により、通報・収集されます。 収集された情報は、関係部門で事象分析の上、再 発防止措置あるいは予防措置を策定して安全運航 を確保しています。本システムの情報は、全社員で 共有します。 ② 職場安全会議 職場安全会議は、各職場において組織管理者 が中心となって毎月開催し、職場の問題点や安全 上のトラブルについて、再発防止あるいは予防の観 点から対応策の検討や注意事項等の確認を⾏いま す。会議の議事録は航空安全推進委員会で検討 され、必要により対応の指示等が出されます。 ③ 安全監査 2017年 度は、航空事業本部の21部署に対し て安全監査を実施しました。安全監査では、社内 認定を受けた監査員が関連法令、社内規程等との 適合性チェック、安全管理の取り組みにおける有効 性の確認を⾏っています。 安全監査 での指 摘事項 については 、被監 査 部署で是正改善措置を実施するとともに、監査 員が措置の効果と有効性をフォローしています。 この取り組みを継続することで、安全管理システム のスパイラルアップに努めています。

2-2

日常運航の支援体制

(10)

2017年度 安全報告書 朝日航洋株式会社

(3)安全に関する社内啓発活動等

の取り組み

① 航空安全の日 毎年10月5日を「航空安全の日」と定め、安全祈 願を⾏っています。また、社員及び社員の家族から募集 した安全五七五、安全ポスター、安全プロモーション作 品の優秀賞受賞者の発表を⾏い、入賞した作品は、 社内に掲示し、あわせて当社ホームページにも掲載し ています。 ② 航空安全大会 毎年4月に全国から組織管理者及び航空安全委 員等を招集し、経営トップの安全訓示、マネジメント・ レビューの公表、有識者による安全に関する講演など を⾏い、安全推進業務に対する理解及び安全意識の 高揚を図りました。特に2017年第27回 大会として、 安全講演会に同業他社・他業種の安全担当者を招 いて交流を図りました。 ③ 安全パトロール 社内コミュニケーション向上活動の一環として、風通 しの良い職場風土の維持向上を目的に、経営陣による 全国の各基地及び運航所等の職場巡回を⾏っていま す。 ④ 安全関連教育実績(2017年度) ⑤ S・QDC

(Safety・Quality Delivery Cost) 活動 安全確保を最優先に、品質向上・生産性向上・経 費削減を目指して、職場の改善提案活動を⾏っていま す。2017年度は全国責任者会議を4回開催し、内1 回は安全に特化した改善提案の発表会を開催しまし た。

(4)朝日航洋グループの

安全確保に関する連携

グループ内の安全品質の維持向上を目指し、朝日 航洋グループ航空安全推進連絡会を設置しています。 連絡会は年に1回開催し、朝日航洋グループ各社の 社長、安全統括管理者及び安全推進部門の長が、グ ループ内の安全に関わる情報を共有し、アドバイスや指 示を⾏っています。 朝日航洋グループの安全組織体制は、下図のと おりです。 教 育 内 容 受講人数 事故レビュー・安全基礎教育 70 RM訓練※ 355 危険予知(KY)訓練 108 ※:RM (Resource Management) 訓練 ヒューマンエラーの発生を予防し、チーム・パフォーマンスを向上させる訓練

朝日航洋グループ航空安全推進連絡会

朝 日 航 空

朝日航洋

朝日ヘリコプターを含む セントラルヘリコプター サービス 安全運航委員会 航空安全推進委員会 航空安全管理委員会

9

(11)

2-3 使用している航空機に関する情報

(2018年3月末現在) 種 類 機 数 座席数 初号機導入 時期 (年) 年間平均 ⾶⾏時間 1機当たり 平均機齢 (年) アエロスパシアル AS332シリーズ

3

19

1985

338

33

アエロスパシアル AS350シリーズ

14

5

2001

257

9

アエロスパシアル AS355シリーズ

10

5

1983

87

31

ユーロコプター AS365シリーズ

2

5

2009

172

11

ベル206シリーズ

9

4

1972

299

24

ベル412シリーズ

4

14

1981

291

27

ベル430シリーズ

6

10

1997

153

13

川崎BK117シリーズ

7

10

2001

189

9

富⼠ベル204Bシリーズ

2

10

1972

223

27

マクドネル・ダグラス MD900シリーズ

9

7

1995

153

20

シコルスキー S-76シリーズ

7

13

1991

312

15

固定 翼機 セスナ680シリーズ

2

9

2011

346

10

合 計 機 数 75機 ※ 座席数は、機長席を除く代表的な席数です

(12)

2017年度 安全報告書 朝日航洋株式会社

種 類

2015

年度

2016

年度

2017

年度

航空事故

※5

0(0)

1(0)

0(0)

航空重大インシデント

※6

0(2)

0(1)

0(1)

安全上のトラブル

※7

7

4

3

合 計

7(2)

5(1)

3(1)

※ 航空事故、航空重大インシデントについては、航空機使用事業※4に係る件数を括弧内に外数で記載しています。 ※3:航空運送事業 航空機を使用して、有償で旅客又は貨物を運送する事業をいいます。(航空法第2条) 例えば、旅客輸送、遊覧、ドクターヘリ運航等の事業がこれに当たります。 ※4:航空機使用事業 航空機を使用して、有償で旅客又は貨物運送以外の⾏為の請負を⾏う事業をいいます。(航空法第2条) 例えば、物資輸送、送電線巡視、報道、調査・計測・航空撮影、農林事業、操縦⼠訓練等の事業がこれに当たります。 ※5:航空事故 航空機の墜落、衝突、火災及び航空機による人の死傷又は物件の損壊等の発生がこれに当たります。 国土交通省運輸安全委員会が原因究明のための調査を⾏います。(航空法第76条) ※6:航空重大インシデント 航空事故には至らないものの、事故が発生する可能性があったと認められるもので、滑⾛路からの逸脱、非常脱出、エンジン の推力損失等の事象がこれに当たります。国土交通省運輸安全委員会が原因究明のための調査を⾏います。 (航空法第76条の2) ※7:安全上のトラブル(義務報告) 2006年の航空法改正により、新たに航空局に報告が義務付けられたトラブルのことで、航空事故や重大インシデントに至ら なかったものの、航空機の運航に安全上の支障を及ぼす事態がこれに当たります。(航空法第111条の4) 報告された情報は、国土交通省航空局において統計的な分析が⾏われ、安全施策へ反映されます。 また、インターネットシステム(ASIMS)を通じて航空安全情報を航空事業会社間で共有する仕組みが設けられています。 (航空法第111条の5)

3.2017年度に発生した航空事故・

航空重大インシデントやトラブルの状況について

航空法第111条の4の規定による報告に関する事項(航空法施⾏規則第221条の6第3号) 2017年度に航空局に報告を⾏った事象で、航空法第111条の6の規定に基づき安全報告書 に よ り 公 表が求められている航空運送事業※3に係る状況は次のとおりです。

3-1 種類別発生件数

11

(13)

区分 【航空重大インシデント】 物件が意図せず落下した事態 概要 機種 ユーロコプター式AS350B3型 2017年8月3日 富山県黒部市付近上空 富山県黒部市宇奈月町内場外離着陸場を離陸し、機外に物資(工具類、 重量約700kg)を吊り下げて飛⾏中、上記場所付近において当該物資が落 下した。 原因 国土交通省運輸安全委員会により調査中 当社内の措置 1. 同型機のオンボード社製キーパーレスフックの使用禁止 2. 当社所有の他の携帯フック装置、物資輸送用副資材(ワイヤー,モッコ) など緊急点検 3. 注意喚起「スリング作業におけるつり荷の落下防止について」

3-2 主要な事態

(安全上の重大性や社会的反響の大きかった事態)

の概要

及び対応状況

・ 航空重大インシデント1件について、次のとおり対応中です。 今後、運輸安全委員会による調査結果が公表された際に、更なる対応の要否を検討し、適切に対応 してまいります。 区分 【イレギュラー運航】 航空機が他の物件と接触した場合 概要 機種 ユーロコプター式AS350B3型 2017年7月13日 福井県 送電線点検のためハイビジョン撮影中、機体尾部と近接線が接触した。 原因 機長の離脱操作遅れ 当社内の措置 1. 次の事項について、社内規程を改定した。 ① 下り角が大きく、架空地線3条あるうちの中線の明確な撮影方法 ② 操縦⼠が目標を見失った際をはじめとする「離脱」に関するルール ③ 最接近線との近接限界距離の明確化 ④ ヘリコプター搭乗者間のコミュニケーション要領を含む各種手順 ⑤ 作業環境を考慮に入れた管理基準(連続撮影時間の制限等) ⑥ 暑さ指数を基準とした作業時間の管理 2. 接近限界距離を超えた異常接近状態が認知できる警告機能を付加 3. 機内環境の改善 ・ イレギュラー運航について、次のとおり対応中です。 本事象は、航空機使用事業で発生した事象ですが、社内にてリスクの高い重大事象と判断したものです。 航空重大インシデントと同様、徹底した対応をとり、より一層の安全運航に努めてまいります。

(14)

2017年度 安全報告書 朝日航洋株式会社

3-3 安全上のトラブルの発生状況及び対応

発生した安全上のトラブル(航空運送事業に限る)に対して、担当部署において原因を分析の上、 適切な対応を⾏うとともに、必要に応じて改善 ・ 再発防止策を処置しました。

1. 航空機の損傷

0

2. システムの不具合

1

・離陸前点検中、左側主脚ロック灯 点灯せず(S-76) →故障探求し、修理を実施しました

3. 非常時に作動する機器などの不具合

1

・飛⾏中、「発動機火災検知機能不良」のメッセージ表示(MD900) →サーキットブレーカーをリセットし電源を入れ、再発しないことを確認しました

4. 規定値を超えた運航

1

・試験飛⾏中、メインギアボックス「オイル温度上昇」注意灯点灯 (AS332) →速やかに最寄りの場外離着陸場に着陸。メインギアボックスを交換しました

5. 機器からの指示による緊急の操作など

0

6. その他

0

4.安全を確保するために講じた措置について

輸送の安全を確保するために講じた措置等の事項 (航空法施⾏規則第221条の6第4号)

4-1 国から受けた⾏政指導等と講じた措置

⾏政処分事項等はありません。

13

(15)

4-2 安全に関する目標状況の達

成状況、安全に関する取り組みの

実施状況

(1)安全に関する目標の達成状況

国の定めに基づき、当社の過去実績を考慮した安 全目標(安全性を定量的に測定するための目標とそ の数値)を定め、取り組みを⾏いました。2017年度 安全目標の達成状況は、以下のとおりです。 ① 事故・重大インシデントの根絶 (目標0件→1件発生) ・重大インシデントについて、再発防止策を実⾏すると ともに、事象の背景要因(真因)を分析し、不具合 事項を是正しました。今後は、改善効果を的確に把 握し、更なる改善に努めてまいります。 ② ヒューマンエラーに起因する事象の削減 (目標18件以内→13件発生) ・要因分析の促進、四半期毎に速報レビューの発⾏ などに取り組み、また、職場安全会議等を通じてヒュー マンエラー事象の情報共有を目的として討議してきまし た。結果として、昨年度⽐6件減少となりました。 ③ 航空機からの部品落下防⽌ (目標 法報告対象0件以下→0件 報告対象外6件以下→4件発生) ・減少傾向にはありますが、危険予知活動やヒヤリハット 情報の共有・利活用を更に推進してまいります。 また、職場安全会議等で過去事例・教訓の振り返り を継続して実施してまいります。

(2)安全に係るマネジメント・レビュー

安全管理規程に基づき、安全管理システムが適切 に運営され有効に機能していることを確認するため、 安全目標の達成状況、是正・ 予防措置の実施状 況、監査の結果等の情報をもとに、半期ごとに安全 管理システムの現状のレビューを⾏い、改善に向けた 検討を⾏いました。

4-3 2018年度の安全目標

マネジメント・レビューの結果を踏まえ、安全性 の更なる 向上のため、2018年度の安全目標を定めました。 この目標に社内全部署がベクトルを合わせ、達成に向 け取り組んでまいります。 ① 安全文化醸成(事故・重大インシデントの根絶) ② ヒューマンエラー事象の削減 ③ 航空機からの部品落下防止 ④ 交通・労働・情報の安全確保 また、目標達成に向けての安全活動方針は、次のとお りです。

(16)

朝日航洋株式会社 安全統括部

本書に掲載しているヘリコプターなどの絵は

2017年10月5日 航空安全の日に

参照

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