スポーツの成長産業化に向けて
平成28年8月10日
GDP600兆円に向けて
GDP600兆円の実現に向け、IoT・BigData・AIを駆使することにより、GDPの75%
(4分の3)を占めるサービス産業の生産性を飛躍的に向上させ、世界に冠たるサービス
産業群を創出する。
サービス産業を、自動車産業に匹敵する外貨獲得産業として、国際競争力を抜本的に強化
し、世界の成長市場を一気に取り込む。
農林水産業,
7
製造業, 110
建設業, 35
サービス
産業,
448
600兆円
農林水産
業, 6
製造業,
88
建設業,
28
サービス
産業,
358
480兆円
2013年GDP
2020年GDP
サービス
+90兆円
全体
+120兆円
(引用)「国民経済計算」2
主要国におけるスポーツ産業の市場規模
日本
(*1)
米国
(*2)
韓国
(*3)
中国
(*4)
試算年
2010年
2014年
2013年
2012年
スポーツ産業市場規模
5.51兆円
(*5)
49.84兆円
3.70兆円
18.05兆円
対GDP比率 (*6)
1.0%
2.9%
2.8%
2.2%
政策目標
なし
なし
2018年には、
5.3兆円に
(*7)
2025年には、95兆円
以上に
(*8)
※各国の数値は、試算年や試算方法の違いから単純比較できない *1 出所:経済産業省(平成25年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤事業(スポーツ産業の在り方・活性化に関する調査研究事業)報告書、2014/3) *2 出所:Plunkett Research, Ltd.(Industry Statistics Sports & Recreation Business Statistics Analysis)*3 出所:韓国 文化体育観光部(スポーツビジョン2018、2013/8)
*4 出所:Science Portal China(2025年にスポーツ産業総規模を5兆元超に=国務院が振興策、2014/10/23)
*5狭義のスポーツ産業市場(スポーツ用品産業(1.68兆円)、スポーツ施設・空間産業(1.94兆円)、スポーツサービス・情報産業(1.88兆円)) *6 名目GDPは、IMF - World Economic Outlook Databasesを参照
*7 出所:韓国 文化体育観光部(スポーツビジョン2018、2013/8) *8中国 国務院(スポーツ産業発展加速・スポーツ消費促進に関する若干の意見、2014/10)
●日本のスポーツ産業の対GDP比率は、世界スポーツ産業の対GDP比率に比べ小さい。
スポーツ産業の市場規模
先進国、新興国のスポーツ産業市場規模の平均は、対GDP比3%。日本は、未だ1%・5兆円程
度に止まっているところ、諸外国並みの3%・15兆円まで飛躍(10兆円の市場創造)させる。
スポーツ産業振興のグローバルスタンダード、すなわちスタジアムを起点とする面的な地域開発(オフィ
ス、コンドミニアム、商業施設等)の推進、国際的なスポーツリーグの創設と放映権拡大等を推進す
る。
3
(参考)日本と欧米スポーツ比較
4
野球・サッカーで世界のトップリーグと比べて、20年前には差は小さかったものの、現在ではそれぞれ、約
3倍、約5倍といった差が生じている。
(出典)Forbes, The Business of Baseball, Asahi.com (出典)Deloitte Annual Review of Football Finance
単位:億円
プロ野球の市場規模
単位:億円プロサッカーの市場規模
1,693 2,659 3,394 4,301 4,654 5,680 6,587 7,078 7,364 1,531 1,190 1,265 1,184 1,151 1,310 1,326 1,805 1,973-
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 2010
MLB(米)
NPB(日)
480 807 1,072 1,572 1,804 1,914 2,681 2,817 3,275 481 442 442 531 558 661 739 755 728-
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012
プレミア・リーグ(英)
Jリーグ(日)
(参考)日本のスポーツ産業の現状~米国との比較~
5
米国においては、スポーツ産業の市場規模は大幅に拡大し、直近ではスポーツ産業が自動
車産業を上回る規模となった。
他方、日本のスポーツ産業の市場規模は米国と比べて圧倒的に低い。
(出典)レジャー白書、Plunkett Research、 U.S. Bureau of Economic Analysis
単位:兆円
18.2
25.6
25.6
46.8
49.6
5.7
5.1
4.5
4.2
4.0
0
10
20
30
40
50
1995
1999
2003
2006
2010
米国のスポーツ産業
日本のスポーツ産業
米国の自動車産業
48.1
554
1,400
3,700
4,025
4,800
7,900
9,600
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
J1リーグ
プロ野球
NHL(アイスホッケー)
プレミアリーグ(イングランド)
NBA(バスケット)
MLB(メジャーリーグ)
NFL(アメフト)
収入(億円)
NFL(アメフト)は、J1リーグの17倍以上
※1$=100円換算
※NFL、MLB、NBA、NHL、プロ野球、J1リーグは2013-2014、その他は2011-2012のデータ。
※出所:Plunkett Research, Ltd.(Industry Statistics Sports & Recreation Business Statistics Analysis)
Deloitte「Annual Review of Football Finance、2013
朝日新聞GLOVE、2015/9/2
Jクラブ個別情報開示資料、2013
(参考)世界のスポーツリーグの収入
58
218
562
657
661
703
746
0
200
400
600
800
浦和レッズ
読売ジャイアンツ
マンチェスター・シティFC
FCバルセロナ
バイエルン・ミュンヘン
マンチェスター・ユナイテッドFC
レアル・マドリード
売上高(億円)
レアル・マドリードは、浦和レッズの約13倍
※1$=100円換算
※読売ジャイアンツ、浦和レッズは2013-2014、その他は2014のデータ。
※出所:Wikipedia(スポーツチームの資産価値順リスト)
読売ジャイアンツ公表値
浦和開示資料
(参考)世界のスポーツチームの収入
7
アミューズメント
健康
医療
ファッション
観光
*小売業のチェーン化
による多店舗展開
*スポーツ用品製造小売業
(SPA)
*製造業のオンライン販売
*権利ビジネス
*フィットネスクラブ
*レッスンビジネス
*施設運営ビジネス
*人材派遣ビジネス
*権利ビジネス
*スポーツ観光 *プロスポーツ
*権利ビジネス
スポーツ関連 流通産業
スポーツ
サービス
情報産業
スポーツ
用品産業
スポーツ施設・空間
マネジメント産業
スポーツハイブリッド産業
スポーツ施設
空いた間産
業
製造
卸
小売
食
[出典:スポーツ産業論第5版(原田宗彦編著)](参考)スポーツ関連産業の融合化
8
1-1
新たな有望成長市場の創出
①第4次産業革命の実現
②世界最先端の健康立国へ
③環境エネルギー制約の克服と投資拡大
④スポーツの成長産業化
⑤既存住宅流通・リフォーム市場の活性化
1-2
ローカルアベノミクスの深化
1-3
国内消費マインドの喚起
⑩官民連携による消費マインド喚起策等
⑥サービス産業の生産性向上
⑦中堅・中小企業・小規模事業者の革新
⑧攻めの農林水産業の展開と輸出促進
⑨観光立国の実現
「日本再興戦略2016」における名目GDP600兆円に向けた
「官民戦略プロジェクト10」
ⅰ)スタジアム・アリーナ改革
(コストセンターからプロフィットセンターへ)
①スタジアム・アリーナに関するガイドラインの策定
②「スマート・ベニュー」の考え方を取り入れた多機能型施設の先進事例形成支援
日本再興戦略2016におけるKPI(数値目標)
●
スポーツ市場規模の拡大
5.5兆円(2015)
→
15兆円(2025)
●
スポーツ実施率
※
の向上
40.4%(2015)
→65%(2021)
ⅱ)スポーツコンテンツホルダーの経営力強化、
新ビジネス創出の推進
ⅲ)スポーツ分野の産業競争力強化
①大学スポーツ振興に向けた国内体制の構築
②スポーツ経営人材の育成・活用プラットフォームの構築
①新たなスポーツメディアビジネスの創出
②他産業との融合等による新たなビジネスの創出
③スポーツ市場の拡大を支えるスポーツ人口の増加
官民戦略プロジェクト10
具体的
目標・
施策
※成人の週1回以上のスポーツ実施率日本経済再生本部「日本再興戦略2016」
9
スポーツ未来開拓会議
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けて、国民・民間企業における消費・投資マインド
の向上、海外から日本への関心の高まりなどが予想されることから、この機会を最大限に活用し、スポーツ産業を活
性化させるため、有識者による議論を通じて、2020年以降も展望した我が国スポーツビジネスにおける戦略的な
取組を進めるための政策方針の策定を目的とする。
第1回 2月2日
【テーマ:我が国のスポーツ産業活性化】
第2回 2月24日
【テーマ:組織マネジメントと人材養成】
第3回 3月9日
【テーマ:スタジアム・アリーナ】
第4回 3月16日
【テーマ:スポーツ☓テクノロジー】
第5回 4月5日
【テーマ:スポーツ☓(地域・人材・健康)】
第6回 5月20日
【テーマ:中間とりまとめ(素案)】
・斎藤 敏一
・ジム・スモール
・髙橋 義雄
・田中ウルヴェ京
・次原 悦子
・中野 秀光
・橋本 哲実
・長谷部 健
・土方 政雄
・松崎 英吾
・間野 義之(座長)
・三沢 英生
・山本 一郎
計13名(50音順、敬称略)
概要
これまでの経過(H28年2月~)
委員名簿
平成28年6月 中間報告 公表
10
スポーツ産業の成長産業化に向けて
課題①スタジアム・アリーナの在り方
【方向性】 ①収益モデルの確立(コストセンターからプロフィットセンターへ) ②スタジアム・アリーナを核とした街づくり(スマート・ベニュー構想)の実現 ③民間資金の活用・公民連携の促進(PPP/PFIの活用等) 【今後の具体的な取り組み】 ①「スタジアム・アリーナ推進 官民連携協議会」(仮称)の開催 ②施設の整備に向けたガイドラインの策定 ③資金調達手法の充実 ④新国立競技場の2020年東京大会後の運営管理課題②スポーツコンテンツホルダーの経営力の強化、新ビジネス創出の促進
【方向性】 ①高校・大学スポーツの資源の活用 ②アマチュアスポーツ大会等へのビジネス手法の積極的導入等 ③競技価値の最大化に向けた球団・リーグ運営の取組の充実 ④地域特性、種目に応じた地域密着型ビジネスモデルの確立・普及 ⑤グローバル化の推進(スポーツコンテンツ、球団経営等の海外展開等) 【今後の具体的な取り組み】 ①中央競技団体(NF)の収益力強化とガバナンス体制の充実 ②大学スポーツの振興に関する検討会議の開催 ③地域におけるプロチームと関係者による新事業の開拓課題③スポーツ人材の育成・活用
【方向性】 ①専門的・実践的な育成及びマッチング機能を有する プラットフォームの構築 ②学生への教育の充実 ③アスリートの引退後のキャリアの選択肢の充実とアイデンティティ 支援 【今後の具体的な取り組み】 ①スポーツ経営人材プラットフォーム協議会(仮称)の開催 ②デュアルキャリアプログラムの実施・普及と引退時の支援 ③各団体のコンソーシアム設立によるアスリートサポート システムの構築 ④アスリートに対するコンプライアンス 教育課題④他産業との融合による新たなビジネスの創出
【方向性】 ①スポーツ産業のエコシステムの構築 ➁スポーツを「みる」「する」楽しみを拡張 ➂ウエアラブル機器の導入によるスポーツを通じた 健康ビジネスの拡大 ④スポーツデータの分析・活用 ⑤様々な媒体の活用を前提とした スポーツメディアビジネスの拡大 【今後の具体的な取り組み】 ①スポーツツーリズムの拡充 ②他産業とのビジネスマッチング ③データアナリストカンファレンス(仮) の開催 ④スポーツメディア協議会(仮称) の開催課題⑤スポーツ参加人口の拡大
【方向性】 ①子供の頃からスポーツを楽しむことができる環境の整備 ②ビジネスパーソン、高齢者等のスポーツ参加支援 ③障害者のスポーツ活動 ④スポーツを通じたヘルスケア産業の振興 ⑤官民連携した施策の推進 【今後の具体的な取り組み】 ①スポーツ医・科学等の知見に基づく運動プログラムの開発と展開 ②参加しやすい新しいスポーツの開発と普及 ③職域における運動習慣の構築 ④運動部活動指導の工夫・ 改善支援 ⑤障害者スポーツの普及、用具の 開発と整備支援 ⑥スポーツツーリズムの拡充(再掲)●全ての国民のライフスタイルを豊かにするスポーツ産業へ
・「モノ」から「コト」(カスタマー・エクスペリエンス)へ
●「負担(コストセンター)」から「収益(プロフィットセンター)」へ
・「体育」から「スポーツ」へ
・ポスト2020年を見据えた、スポーツで稼ぎその収益をスポーツへ再投資する
自立的好循環の形成
●スポーツ産業の潜在成長力の顕在化、我が国基幹産業化へ
・我が国GDP600兆円の実現
・スポーツをコアとして周辺産業に波及効果を生む、新スポーツ産業の創出
●スポーツを通じて社会を豊かにし、子供たちの夢を形にするビジョンを提示
日本再興戦略2016におけるKPI(数値目標)
●スポーツ市場規模の拡大
5.5兆円(2015)→15兆円(2025)
●スポーツ実施率の向上
40.4%(2015)→65%(2021)
www.sfgate.com/(参考:J.LEAGUE HUMAN CAPITAL)
www.ritsumei.jp