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嚥下困難者用介護食の許可基準における TPA 試験 法に関しての考察

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(1)

嚥下困難者用介護食の許可基準における TPA 試験 法に関しての考察

著者名(日) 秋間 彩香, 塚部 春香, 稲葉 由唯, 谷米(長谷川

) 温子, 熊谷 仁

雑誌名 共立女子大学家政学部紀要

巻 60

ページ 81‑90

発行年 2014‑01

URL http://id.nii.ac.jp/1087/00002941/

Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止

http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja

(2)

共立女子大学家政学部紀要 第

60

(2014) 

職下困難者用介護食の許可基準における

TPA 試験法に関しての考察

Discussion on

epametersobtained by TPA (Texture Profile Analysis) wi

Relevanceto  Care Foods for Dysphagic Patients 

秋間彩香・塚部春香・稲葉由唯・谷米(長谷川)温子・熊谷 仁

AyakaA

阻MA,

HukaTSUKABE

, 

Yoshii INAB AAtsuko HASEGAWA‑TANIGOME

, 

and Hitoshi KUMAGAI 

1.

緒言

近年、

65

歳以上の高齢者が日本の総人口の

2

0%以上という社会の高齢化に伴い、食物の喋 下の際に食物が食道から胃という正常な経路を 通らず、気管から肺へ到達してしまう、いわゆ る誤蝶を起こす高齢者が増大している九誤礁 に起因する誤喋性肺炎は、日本人の死因の第

3

位を占めヘ特に高齢者に多い。誤騰を起こす 犠下障害者に対しては、チューブを用いる経口 栄 養 も 試 み ら れ て い る が 、 高 齢 者 の

QOL (Quality of Life)

を考えれば、種々の食物を口 から食べられることは重要である。高齢者が誤 喋する大きな理由の一つが咽頭部において食塊 の通過のタイミングが取れないことにあること から、増粘剤(トロミ調整食品)やゲル化剤を 用いた介護食の開発が行われている。しかし、

介護食として適した食品物性については未だ十 分に明らかではない。

一般に、べたつく食品、ぱらぱらになりやす い食品は飲み込みにくいことから、「べたつき

J

の度合いが小さく、咽頭部での「まとまりやす さ

J

が良好な食品が喋下機能の低下した高齢者 に適しているとされる制。この場合の「まと

まりやすさ」とは、 口腔内において食塊形成 をしやすい"という意味である。ゼラチンなど のゲル化剤を用いた食品がこうした意味でべた つきはそれほどではなく、 まとまりやすい"

ことは.直感的には納得できる。しかし、この ような べたつき"や まとまりやすさ"の程 度を客観的、定量的にどのように評価すべきか が大きな問題である。

機器により、 べたつき"や まとまりやすさ"

を評価する方法としてよく用いられているの が 、

TextureProfile Analysis

、すなわち

TPA

試 験である制。

TPA

試験とは、円筒形の試料の 上部にレオメータに装着した平らなプランジャ ーを当てて一定の速度(測定速度)で 2回圧 縮し、応力

VS.

歪みの関係を測定する試験方法 である。そして、 1 回目の圧縮ピークの高きが かたさ

(hardness)

、その直後の引っ張り過程 の 負 の 応 力 を 示 す ピ ー ク 面 積 が 付 着 性

(adhesiveness)

2

回目の圧縮ピークと

1

回目 の圧縮ピークの面積比が凝集性(

cohesiveness) 

と定義される。

2009

年に、厚生労働省は,旧「高 齢者用食品

J

にあった「そしゃく・えん下困難 者用食品

J

を廃止し、「えん下困難者用食品」

の基準を策定した

(2010

年に消費者庁に移管)

︒ ︒

(3)

共立女子大学家政学部紀要

60

(2014) 

川。その基準で定められている TPA 試験の方

法においては、定められた円筒状の容器に入れ た直径

40mm

、高さ

15mm

の食品試料を樹脂 製のプランジャーにより測定速度

10mm/s. 

クリアランス

5m m

の条件で

2

回圧縮する測 定法が採用されている。評価基準には「硬さ

J (i

えん下困難者用食品

J

の基準では硬さという 漢字が用いられている)、「付着性

J

、「凝集性

J

3

つのパラメータに関して、許可基準

1

( 重 度の障害者用)から許可基準皿(軽度の障害者 用)までそれぞれの範囲が設定されているヘ 以下、本論文では、「えん下困難者用食品

J

の 基準法で求めたパラメータを

iJ

っきで示す。

しかし TPA 試験から求められるパラメータ がヒトの口腔内における食物・食塊の挙動とど の程度関連があるかは明らかでない。液状、固 体様々な性状をとる試料を円筒容器に入れて測 定して得られたパラメータに関して、一律な物 理的な意味づけをすることには疑問がある。ま た 、 TPA 試験には、プランジャー速度の測定 値への影響、測定機器による測定値の差異も一 部指摘されている

9)

が、基準にある測定速度な

どの測定条件についての根拠も不明である。

本研究では、誤喋しやすいといわれている水、

誤嚇しにくいといわれているヨーグルト、市販 のゲル化剤、増粘剤など性状の異なる試科を用 いて、厚生労働省が設定した「えん下困難者用 食品

J

の基準法に準拠した TPA 試験を行い、

測定速度やプランジャー高さなど測定条件の問 題点について検討を行った。

2.

方法

2. 

1.試料および試料調製方法

2. 

1 .   1.試料

水は、サントリーホールデイングス株式会社 (大阪)製 天然水南アルプス"を、ヨーグル トは株式会社明治(東京)製、 明治ブルガリ アヨーグルト

LB81

(低精)"を用いた。増粘剤 としてトロミ調整食品(トロミパーフェクト、

日清オイリオグループ株式会社、東京)、ゲル

化剤として

K

・カラギーナン製剤(クールアガ ー、新聞ゼラチン株式会社、大阪)と寒天製剤 (かんでんクッ夕、伊那食品工業株式会社、長野) を用いた。

2.

1 .

2.

試料調製方法

増粘剤溶液に関しては、

200mL

容のビーカ ーに蒸留水を秤量し、所定のトロミ調整食品の パウダーを添加し、撹持機にて

2

分間撹祥を 行った後、容器に分注し

20t

の恒温楠に

30

分 保持したものを試科とした。試料調製後の保持 時間に関して、

15

30

60

120

分における時 間依存性を確認した結果、大きな違いがないこ とを確認した上で、

30

分とした

O

K

・カラギーナン製剤に関しては、ビーカー に蒸留水を秤量し、所定量のわカラギーナン 製剤のパウダーを添加し、マグネットスターラ ーっきホットプレートを用いて撹狩しながら

80t

まで加熱を行った。さらに

80:l::2t

を保持 しながら

5

分問機持して完全に溶解させた

o p

カラギーナン製剤から調製された試料に関 しては、濃度1. 4% ではゾル、1.6%以上ではゲ ルであることが確認された。室温下で

55t

ま で降温し濃度調整後、直径

40mm

、高さ

15 mm

のステンレス容器に分注し、

20t

の恒温槽 に

222

時間保持したものを試料として測定 に用いた。

寒天製剤については、ビーカーに蒸留水を秤 量し、所定量の寒天製剤のパウダーを添加し、

マグネットスターラーっきホットプレートを用 いて撹排しながら

100t

まで加熱を行った

o

さ らに

100

: 1 : :

2t

を保持しながら

5

分間扱持して 完全に溶解させた。室温下で

55t

まで降温し 濃度調整後、直径

40mm

、高さ

15mm

のステ ンレス容器に分注し、

20t

の恒温楠に

222

時間保持したものを試料として測定に用いた。

寒天製剤から調製された試料に関しては、濃度

0.1%

以上でゲルであることが確認された。

‑82

(4)

蝶下困難者用介護食の許可基準における

TPA

試験法に関しての考察

2.2. TPA

試験

装置としては、山電(束京)社製のレオメー タ レオナ‑

RE33005"

を用いた。

TPA

試験に関しては、「えん下困難者用食品」

の基準の測定方法に準拠してへ直径

40mm

のステンレス製のシャーレに高さあるいは深さ

15mm

に充填した試料を、樹脂製プランジャ ー を 用 い て ク リ ア ラ ン ス 5

m m  

(変形率

66.6%)

で、試料の中心部を

2回連続圧縮した。

得られた

TPA

曲線(応力

VS.

歪みプロット)か ら 、

1

回目の圧縮ピークの高さである「硬さ」、

その直後の引っ張り過程のピーク面積である

「付着性」、

2回目の圧縮ピークと 1

回目の圧 縮ピークの面積比である「凝集性」を算出した。

測定温度は、試料の保存温度と岡ーとした。

測定速度については、基準の試験方法で定め られた

10mm/s

に加え、従来から

TPA

試験で 多く使われてきた速度である

1mm/s

でも測 定を行った。

プランジャーに関しては、「えん下困難者用 食品」の基準の試験方法に定められている直径

20mm

、高さ

8m m

の樹脂製円筒型プランジ ャーに加えて、直径

20mm

、高さ

25mm

の樹 脂製円筒型プランジャーも測定に使用した

o

3.

結果

3. 

1.水およびヨーグルトに関する検討

1

に水およびヨーグルトの

TPA

曲線を示 す。横軸は移動歪率をとっている

o

測定速度に 関しては、水、ヨーグルト共に、測定速度

10 mm/s

における波形の横幅が

1mm/s

の場合 より広かった。また、上図に示す水に関しては、

高さ

8m m

のプランジャーにおける波形が乱 れているが、

25mm

の場合では波形の乱れは 観測されなかった。高さ

15m m

の容器に充填 した試料を

66.6%

圧縮した場合、プランジャー は試科内部に

10m m

入るためプランジャーの 高さが

8m m

ではプランジャー上部に試料が 乗ってしまう。そのために高さ

8m m

のプラ ンジャーでは

25mm

のプランジャーにはない

Immll10,町内

2

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移動蛋ε$ω(%)  4110  沼ぬ 4110  ω

移動i!!!i1(%)

1

水、ヨーグルトの

TPA

曲線

‑ 8mm  ‑ 25mm 

乱れが見られたと推察される。しかし、下図に 示すヨーグルトに関しては、プランジャーの高 さが

8mm

の場合であっても波形の乱れは観 察されなかった。

2

に水とヨーグルトに関して、「硬さ」、「付 着性」、「凝集性」の値を示す。上図に示す「硬 さ」に関しては、水の値は、プランジャー高さ

25mm

の方が僅かではあるが大きく、測定速度

mm/s

10mm/s

とでは差が見られなかっ た。一方、ヨーグルトに関しては、測定速度が 高いとプランジャーの高さによってパラメータ の値に差が生じていたが、水とは異なり測定速 度による値の差の方が大きかった。測定速度

10 mm/s

においては、

1mm/s

のときに比べ て「硬さ」の値に

100‑‑200 N/m2

程度の差が 生じていた。

「付着性

J

については、水・ヨーグルトのい ずれも、測定速度によらず

8m m

のプランジ ャーで測定した場合の方が、値が大きいことが 確認された。

「凝集性」に関しては、水において、いずれ の測定速度、プランジャーの高さの条件であっ ても

1

よりもやや小さい結果となった。

‑83

(5)

水 、 当 ̲ , . , ̲ ト

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グルトの TPA,試験から求められるパ

ラメ

111m

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J~立女子大学家政学部紀'u ~ 60

(2014

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3. 2lf't料i剤溶液・ゲル化剤に附する検討 l13‑ 5に!rJ粘剤溶液・ゲル化剤から調製 された試料の典型的な TPA1111

線を示す。濃度 の 低 い i 約

制i'J0.5%K‑カ ラ ギ ー ナ ン 製 剤 1.4% 

( ゾル状態)では水と

同級に、 80101

の プランジャーでの測定で波形の乱れが確認され

た。i本li2.0%および4.0%、ゲル化している

K‑

カラギーナン製剤

2.0%

および

3.0%

ではヨ

ーグルト同級に波形の乱れは見られなかった。

寒天に│刻しては、圧縮により破壊されやすい試 料であるためか、いずれの測定条件であっても、

山が位数あらわれる波形であった。また、測定 hl¥J.100101/sでは、いずれの TPA1山総におい ても、

│ 災

11と同様に100101/s

の波形の桃

l隔は1

O101/s

よりも広かった。

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1111

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剤浴i!tの

TPAIUI

8mm  25mm 

WI!iIJit千波・ゲル化剤から調製された試料に

して

、 │ ヌ 1

6に「硬さJ、図 7

付計七u

1 8

に「凝集性」の値を示す。

「硬さ」に閲しては、高さ

250101のプラン

ャーによる測定の方が、値が大きい傾向が見ら れた。プランジャ一日さによる差は、試料につ いては1M粘剤よりも 硬さjの値が大きいゲル 化剤の方が、測定速度については 100101/s 方が顕著であった。

「 十

Jlf

性」に│刻

ては、いずれの試料、いず

れのiJliJ定条件においても、値 が えん下困難者 川食品」のうちの重度の障害者用の許可基準I

で設定されている数値 副を下回る結果となっ

た。..;i}~1燃しやすい"水も重度の障害者m の許

可基準 I の 範 聞内の数他であることから、 ð~:可

基準の数値設定の見直しゃ「付着性」の下fli

‑84‑

(6)

カラギーナン U~lazmI. 

喋下困難者用介護食の詐可基準における

TPA

試験法に閲しての考察

B 150 

3

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.10ω

2ω~OO 2 ω 4 0 0 ω

移動翠1&(%) 移動遠慮(%)

‑ 8mm 

4

カラギーナン製剤の

TPA

曲線

‑ 25mm 

の設定が必要であると考えられる。また、プラ ンジャー上部に試料が乗ってしまう場合 ( 0 . 5 % 増粘剤、

1.4%K‑

カラギーナン製剤)では、プ

ランジャー高さ

8m m

での測定の方で値が大 きくなる傾向が見られた

o

「凝集性

J

に関しては、プランジャーの高さ によって

TPA

曲線に差が見られた試料につい ては高さ

25mmのプランジャーの測定の方

が、値が大きくなる傾向が見られた。しかし、

TPA

曲線に大きな違いが見られなかった高濃 度の増粘剤溶液やゲルでは、測定速度によって、

値の大小が逆転していた。このことは、低粘度 の試料以外ではプランジャーの高さなどの測定 条件による差よりも、大変形の測定下での測定 値のばらつきが大きいことを示しているのでは ないかと考えられる。

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‑ 8mm 

5

寒天製剤の

TPA

曲線

‑ 25mm 

4.

考察

4. 

1.プランジャー高さの測定値への影響 図

1

上図に示す水の

TPA

曲線に関しては、

高さ

8m m

のプランジャーにおける波形が乱 れているが、

25mmの場合では波形の乱れは

観測されなかった。一方、図

1

下図に示すヨ ーグルトについては波形の乱れが観察されなか った。図

3‑5

に示す増粘剤溶液とゲル化剤 から調製された試料の

TPA

曲線については、図

3

上図の低濃度(低粘度)の増粘剤溶液、図

4

上図の 1 .

4%K‑

カラギーナン製剤(ゾル状態 にある)に関して、波形の乱れが高さ

8m m  

のプランジャーにおいて観測されたが、

25mm

の場合では観測されなかった。「えん下困難者 用食品」の基準においては、試料容器の高さが

‑85

(7)

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i剤治液、カラギーナン製剤、添え製剤の

TP試験から求められた「硬さJ

25mm

1m m

、プラ

ンジャーの高さが8111m

に設定

されて

いる七

山さ 15m m

の谷慌に充填した

試料を66.696圧縮した場合、プランジャーは試

f3

1

内部に 10m m入るためプランジャ

ーの高さ が

8m mではプランジャー

上部に試料が釆っ

しまう

。そのために高さ

8111mのプランジ ーでは 25m mのプランジャーにはない乱れ

が見られたと

1ft

祭される 。 しかし、日粘

j

支の

i

il

剤浴液や、ゲル状試料の場合、プランジャ ー が試料内か試料内部から上昇する時

IIU

内で試料 がプランジャー上古1

Iに釆らなかったために、波

形が乱れなか った と考えられる。 このよ うに低 粘性の液状試料では、プランジャー向さの違い による TPAI l J

I線の波形は乱れるが、原理的に 影秤を受けるはずである f(i!lfJや「凝集性J

の他については、凶 2(水)

、間

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何 事

linIJ溶液、カラギーナン製剤、

水天製剤の

TPA

試験から求め られた「付着性

J

. 25mm 

や│1(IC

カラギーナン製剤)の上闘に見ら れるように、 l 珂らかにプランジャー上部への試

料付苅による測定値の差はあるが、その差は小

さい。

「 イ

J荒性Jとプランジャ

ー高さの関係につ い

ても、プランジャー上部に試料が乗ってしまう 場合(図 2q~

闘の水 、図

6

0.5961M

粘剤、

1 .

496 K

ーカラ

ギーナン製剤)では、プランジャ

-~'G さ 8

m mでの測定の方で値が大きくなる

傾向が見られた。 これは、 「

付着性」というパ ラメータが、 1回目の圧縮後にプランジャーが

上方向に戻る際(引っ張り過程)の負の応力を 示すピーク而杭として算出されているため、本

付着性」とは則係ないはずの試料がプラン ジャー上部に乗ってしまう際にかかる負荷も

「 付活性」 とし

て測定されて

いるためと

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86

(8)

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。」

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・置{叫) '舗でIOIMUr届 .'笠j

0

t

。.

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01  O U   02$ 

atl、,

.8mlll 

l1Jl'!名,Ji~Jiff 滅、カラギーナン製剤、 ~k製剤!の

TPA試験からぶめられた「凝集1'U .25mm 

れる。しか

し 、山政! 立の

1(1)粘剤浴l'liやゲルにつ

いては、プラ ンジャ ーの日さ、測定.lai院や波

l

による説日IJ性は見られなかった。

これは、大変 形の

iJllJA

であるため、

IJiJ

じ 試料ーであっても、

sPI

I

師や

j

ま而に試利治旬、

tltし続けていたり

プランジ

ーから試料が自

Itれたりと

.

なる

挙動をぷす 1 J

r

能性が考え ら れる。つま り 、

ZV

粘伎の

i

作法やゲ

ル状iiえ科の

測定においては、iJl

lJ定条例

‑の多少の 差邦より、大変形iJll]

j江に特布の測定仙のばらつ

きの方が大きいことが示唆された。

I

竹 お

'imiti夜、ゲル化剤から調製されたi成本1

, の

硬さJに関しては、

2 3

25mm

のプラ

ンジャ

ーによるilllJ定の方が、他が大きい傾向が比られ た。

これは、プランジャ ー側而が試料から受け

る欧抑力が大きくなる

ためと考えられる

「えん下困難者川食品」の器機において、

ランジャ

ー1

1.4

さは 、液状、ケソレ状などの比中

:1

, の

l:

状によ らず

ij

l

t;

されており、これは此料によ

っては波形デー タのゆがみの一閃に もな ってい る

「硬さJ

や「凝集 i'U など、 1~ られるパラ メータに対する影科が小さいので比過ごされて き たと

1ft

察さ

れるが、試科がプラ

ンジャ

ー上部

に釆 っ た状態での ìlli

J

~ は明らかに不適切であ り 、

JTJ

いるプランジャ ーの高さについては、試

料の性状を)5'1抵してIJ':検討する必要があ

るとみ ‑ えられる。

4

2,測定辿肢のパラメ

ータ値への;怒秤

図 1および

l

13‑15に示すTPAIII

I 線に

おいて、い

ずれの拭本│ についても、

iJIIJA

. i 単 位

10 mm/s

の) j が 1

mm/sの場合よりも波形の

航幅が} よか った。 ~!f'

I)'J

ら 叫 は、

市販のレオ

メ ー タ 4様相を

)IJ

いて、 TPA 試験におけ る ìJll仏~jf

度が測定他に及ぼす;揺特について

t

吋を行っ た

その結民、測定~度

10 mm/sにおいては、

プランジャーの動作万向反転

11寺のノイ

ズや加述

度の差異

などのJ'[I

111 により機種間 でìJIIJ~ に 微々

な追いが現れた。一方、測定述!立 1mm/s

おいては機柿による必見は小さ

かった。本研究 で使m

た機時に│則しでも野内らの干!1{J;'1jJのい

くつかの機純と

l'iJ

織に、力

11

速性が必いため、測

定述J立が向いと

プランジャ ー反転した際に一定

述!立に述するまでにl

I

f.1111

がかか るためと

4

・えら

れる

波形の広がりの松肢は、面積が凶'j

する

着性

J

、「凝集i '

U

に対 し

ては影斡をするはずで ある。「付,

, v

ftl:Jについては、極12、│

16 ‑1

8

の多くの試料で、波形の幅のJ

よがりのため、

ほとん;¥J¥;t:I

, において

iJJll定述度10mm/s おける他の)j 1mm/sの場合よりも大

きか った。 「凝集

tU

については而稲比 を取るため

か、測定述!立の大小による値の大小に

ついての

傾向ははっき りしなかった。

硬さjについては、測定速度10mm/s

)i

が大きい傾向がある。 これは、物四! 的:

:1

床を 与 ・

えると、 TPA此験で求められるかたさは比率1:

87

(9)

共立女子大学家政学部紀要 第

60

(2014) 

の粘性的性質の影響を受けるので、測定速度が 大きい方が、値が大きくなったと考えられる。

本研究での図

2

、図

6 ‑

8

に見られるよ うに、測定速度による「硬さ

J

、「付着性

J

、「凝 集性」値の差はそれほど顕著ではない。 公的 に犠下障害者用の基準を作るうえでは、測定装 置に依存しない測定値を得る必要がある。よっ て本研究の結果からも、 TPAの測定速度にお いては、現基準における測定速度

10mm/s

り 1

mm/s

として、蝶下障害者用介護食の許 可基準を再構築することが望ましいと考えられ る 。

4 . 3 .  TPA試験から求められるパラメータの物 理的意味に関する考察

前述のように、 まとまりやすい"食品が膜 下機能の低下した高齢者に適しているとされる が、この場合の まとまりやすさ"とは咽頭部 での まとまりやすさ"、食塊の形成のしやす さ(ぱらぱらになりにくさ)を意味する。一方、

TPA試験から求められる凝集性は、 変形を加 えた際の試料の回復のしやすさ"という意味に おける まとまりやすさ"で、本来、食塊の形 成のしやすさとは異なる概念である。例えば、

ビスケットのように圧縮によって破壊されるよ うな食品の場合、 TPA曲線の第 2ピークの面 積

A2

の値は

O

に近くなるだろうから、凝集性 の値は小さくなり、 まとまりやすさ"を評価 している側面は見られる。しかし、全く破壊し ない試料でも最初の圧縮後に形が復元するまで の時間が長ければんの値は小さく、復元する までの時間が短ければんの値は大きくなる。

このような凝集住が まとまりやすさ¥つまり、

蝶下しやすきの指標とされるようになったの は、蝶下困難者用介護食として優れた素材とさ れる制ゼラチンの方が、ぱらぱらになりやす いので介護食にはやや不向きとされた寒天より 値が大きい

10)

ことによると考えられる。本研 究における図

8でも見られるように、 K‑

カラ ギーナン製剤(見かけ上もやわらかく、壊れに

くいゲル)に比べて、寒天の「凝集性

J

の値は 小さく、確かに「凝集性

J

が食塊の形成しにく

さの意味における まとまりやすさ"を表して いる一面はある。しかし、図 2 に示す水の「凝 集性

J

の値はほぼ 1であるが、水は、ゲル等 と異なり側壁のある容器に入れないと形を保て ないので、凝集性が 1とはいえないという批 判もある川。また、図

8に示す増粘剤やわカ

ラギーナン製剤でも低濃度で

1

に近く、高濃 度になるほど低下していることは、増粘剤やゲ ル化剤を添加しているという根拠が、誤礁の危 険性を低下するために まとまりやすく"する ためであることに矛盾する。「えん下困難者用 食品

J

の基準においては「凝集性

J

の範囲が、

許可基準

I

0.2‑ 0.6

、許可基準

E

0.2‑

0.9

と設定されている(許可基準

Eに「凝集性J

の設定はない)ヘ「えん下困難者用食品

J

の基 準値の設定は,蝶下食ピラミッドにある食品の TPA測定から決定されており,水に近い低粘 性の食品の「凝集性」は

1

に近いため介護食 として不適切となり上限値が設定されたと考え られるヘまとまりやすさの指標であるはずの

「凝集性

J

の値に上限値が設定されているのも 論理的に矛盾している。以上から、「凝集性」は、

変形を受けた際の復元性という意味における まとまりやすさ"とはいえるが、蝶下困難者 用食品における誤蟻しにくさの指標としては、

必ずしも適さないと考えられる。

「硬さ

J

に関しては、図

2

、図

6

で述べたよ うに、弾性的性質のみならず粘性的性質も反映 した値と考えられ、単純圧縮試験から求められ る弾性率や粘性率に比べて、物理的な意味づけ が難しい。「付着性

J

に関しでも、べたつきの 程度は評価しているものの、許可基準にあるよ うに樹脂製のプランジャーを用いると、ヒトの 咽頭部における付着性(食品と粘膜との付着性)

とは必ずしも一致しない恐れがある。「凝集性」

も上述のように試料の性状によって異なる現象 (競和時間、もろさ、流動性など)を見ている と考えられる

o

以上から、 TPA試験から求め

‑88

参照

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