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オンボード・フラッシュ・プログラマ FP-10技術資料

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(1)

2019-02-28

本資料は以下の内容で構成されています

● オンボード・フラッシュ・プログラマ FP-10 技術資料(第 13 版)

FP-10 を使用する前に参照していただく資料です。

● FP-10 ユーザーズ・マニュアル(第 59 版) -抜粋版(※)

FP-10 側ターゲット・インターフェース仕様について記載されています。 ※ FP-10 ユーザーズ・マニュアルより、「第 7 章 ターゲット・インターフェース仕様」および「第 13 章 FP-10 の外部入出力機能について」を抜粋したものです。

(2)

オンボード・フラッシュ・プログラマ

FP-10 技術資料

第 13 版 (2018-02-28) Copyright (C)2009 (株)コンピューテックス

目 次

●オンボード・フラッシュ・プログラマ FP-10 技術資料

変更履歴 ... 1 対応コネクタ ... 2 適合製品 ... 2 FP-10 ご使用環境確認 チャート ... 3 ■20 ピン 2.54mm ピッチコネクタ ... 4 ■20 ピン 1.27mm ピッチコネクタ ... 8 ■10 ピン 1.27mm ピッチコネクタ ... 9 ■FP-10 独自信号の使い方 ... 11 ■注意事項 ... 14

(3)

1

変更履歴

第 1 版 2009-04-30 初版 第 2 版 2009-06-30 ・ 製品総称名を変更しました。 【変更前】 Flash Programmer 【変更後】 オンボード・フラッシュ・プログラマ ・ 「④ SWD インターフェース + Trace」

CPU によっては SWO と TraceD0 が兼用端子となっている場合があるので、SWO 信号と TraceD0 信号に ついて、注釈を追加しました。 ・ SWD インターフェース関連の参考回路図を修正しました。 SWO 信号に接続されていた PullUp 抵抗を削除しました。 ・ 信号表について FP-10 使用時には不要な信号についての記述を追加しました。 第 3 版 2009-11-12 ・ 各信号表について、SRST信号に関する注釈を追加しました。 「SRST信号はオープンコレクタ出力です。」 第 4 版 2010-01-08 ・ ④ SWD インターフェース + Trace の信号表の注釈を修正しました。 【正】 *2:SWO 専用端子を接続してください。14 ピンを SWO として使用している場合(*4 参照)は未接続で も構いません。 【誤】 *2:SWO 専用端子を接続してください。14 ピンを SWO として使用している場合(*3 参照)は未接続で も構いません。 第 5 版 2011-03-04 ・ 対応コネクタ コネクタのイメージを追加しました。 ・ FP-10 ご使用環境確認 チャート オプション製品のイメージを追加しました。 ・ JTAG インターフェースの参考回路図を変更しました。 ②の参考回路図 RTCK 信号に関する内容を変更しました。 ・ ハーフピッチ(1.27mm)コネクタ使用+ETM 未使用の場合の説明を削除しました。 ご使用になる場合は当社までお問合せください。 ・ ③~⑥の各信号表について、Key に関する注釈を追加しました。 「誤挿入防止 Key です。」 ・ 各信号表について、SRST信号に関する注釈を追加しました。 ・ 各信号表について、TRST信号に関する注釈を変更しました。 第 6 版 2011-03-18 ・ SWD インターフェースの信号表 SRST信号に関する注釈を追加しました。 「例外として、FP-10 制御ソフト(C-Flash)の設定でSRST信号の代わりにソフトウェア・リセットを使用する設 定の場合は未接続でも構いません。」 第 7 版 2015-11-20 ・ 対応コネクタ 注釈を追加しました。 ・ ①③④⑥の SRST 信号に関する注釈を変更しました。 ・ ①②の参考回路図に EXOK 信号、EXSTART 信号に関する内容を追加しました。 ・ ①②に EXOK 信号、EXSTART 信号に関する注釈を追加しました。 第 8 版 2016-11-30 ・ 表紙に目次を追加しました。 ・ ①②の TVDD 信号に関する注釈を変更しました。 第 9 版 2017-09-05 ・ ①の参考回路図について、EXOK 信号、EXSTART 信号のピン番号に誤りがありましたので修正しました。 第 10 版 2017-09-21 ・ FP-10 ご使用環境確認チャートに以下の注釈を追加しました。 「XMC1300 シリーズご使用の場合は、FP-10 ユーザーズ・マニュアルをご参照ください。」 第 11 版 2018-01-26 ・ 「⑦ (10 ピン 1.27mm ピッチコネクタ使用+JTAG インターフェース)」を追加しました。 第 12 版 2018-02-09 ・ 「① SWD インターフェース」と「② JTAG インターフェース」を FP-10(model PS)仕様に変更しました。 ・ 「⑤ (10 ピン 1.27mm ピッチコネクタ使用+JTAG インターフェース)」を追加しました。 第 13 版 2018-02-28 ・ 「FP-10 独自信号の使い方」 ① 給電をしない場合 ② 給電を使用する場合 参考回路図の表現を変更しました(仕様に変更はありません)。

(4)

対応コネクタ

(コネクタの詳細寸法は各コネクタメーカの資料を参照してください。) 20 ピン 2.54mm ピッチコネクタ (ターゲット・システム上面図) 推奨コネクタ メーカ名: オムロン株式会社 型式 : XG4C-2031 20 ピン 1.27mm ピッチコネクタ*1 (ターゲット・システム上面図) 推奨コネクタ メーカ名: Samtec, Inc. 型式 : FTSH-110-01-L-DV-K 10 ピン 1.27mm ピッチコネクタ*2 (ターゲット・システム上面図) 推奨コネクタ メーカ名: Samtec, Inc. 型式 : FTSH-105-01-L-DV-K *1: ターゲット・プローブ "SWJ-PRB-MIL20-20HP"(オプション品)が必要となります。 *2: ターゲット・プローブ "SWJ-PRB-MIL20-10HP"(オプション品)が必要となります。 ※ ピン配置図をご覧のうえ、必ずピン番号のつけ方を確認してください。 またあわせて各ページに掲載されている信号表のピン番号およびそれに対応する信号名も確認してください。

適合製品

本書は以下の製品に適合しています。  オンボード・フラッシュ・プログラマ FP-10  オンボード・フラッシュ・プログラマ FP-10(model PS) 従来品の FP-10 をご使用の場合は、当社営業部までお問い合わせください。 FP-10(model PS)と従来品の FP-10 との判別は、FP-10 本体の裏面にあるシールで確認で きます。 従来品の FP-10 の場合 FP-10(model PS)の場合 Info. モデル名“(model PS)” が記載されています。

(5)

3 コネクタの信号表を確認してください あわせて参考回路図もご参照ください

FP-10 ご使用環境確認 チャート

FP-10 をご使用になる場合の必要な条件を以下のチャート表にまとめました。 現在のご使用中の環境が FP-10 を使用する環境に適合しているかを以下のチャート表を参考にご確認ください。

ターゲット・システムに搭載されている コネクタのタイプ 20 ピン 2.54mm ピッチコネクタ 必要なオプション製品 オプション製品 不要 20 ピン 1.27mm ピッチコネクタ SWJ-PRB-MIL20-20HP 10 ピン 1.27mm ピッチコネクタ SWJ-PRB-MIL20-10HP

(6)

20 ピン 2.54mm ピッチコネクタ

ターゲット・コネクタ仕様 (ターゲット・システム上面図) 推奨コネクタ メーカ名: オムロン株式会社 型式 : XG4C-2031 (コネクタの詳細寸法はメーカの資料を参照してください。) ※ピン配置図をご覧のうえ、必ずピン番号のつけ方を確認してください。 またあわせて信号表のピン番号およびそれに対応する信号名も確認してください。

SWD インターフェース FP-10 は一般の SWD インターフェースに接続してお使いいただけますが、電源供給機能や外部入出力機能をご使用になる場 合は、FP-10 独自信号を接続してください。 信号表 ピン No. SWD I/F FP-10 (model PS) 変更 備考 信号名 入出力*1 信号名 入出力*1

1 VTref 出力 = VTref 出力 - FP-10 出力信号の基準電圧として、CPU の I/O 電源を接続してください。ターゲットの電源ではありません。

2 TVDD 出力 ⇒ X3.3V (N.C.) 入力 あり TVDD は FP-10 では使用していません。 X3.3V は電源供給機能の電源で、FP-10 から 3.3V 電源を供給 します。最大 200mA まで供給可能です。20 ピンの 5V 電源とは 併用できません。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の使 い方」を参照してください。 ターゲット電源 TVDD に接続されている場合は電源供給機能を 有効にしないでください。 使用しない場合は NC としてください。 3 N.C. - ⇒ EX_BSY (N.C.) 入力 あり EX_BSY は外部入出力機能信号です。使用しない場合は NC と してください。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の使い 方」を参照してください。 4 GND - = GND - - 5 N.C. - ⇒ EX_NG (N.C.) 入力 あり EX_NG は外部入出力機能信号です。使用しない場合は NC とし てください。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の使い方」 を参照してください。 6 GND - = GND - - 7 SWDIO 入出力 = SWDIO 入出力 - 8 GND - = GND - - 9 SWCLK 入力 = SWCLK 入力 - 10 GND - = GND - - 11 N.C. - ⇒ EX_STARTn (N.C.) 出力 あり EX_STARTn は外部入出力機能信号です。使用しない場合は NC としてください。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の 使い方」を参照してください。 12 GND - = GND - - 13 SWO 出力 ⇒ N.C. - あり FP-10 では使用していませんので NC としてください。 14 GND - = GND - - 15 SRSTn 入力 = SRSTn 入力 - SRSTn 信号はオープンコレクタ出力です。ターゲット・システムの “パワーオン・リセット”か“システム・リセット”とワイヤード OR 回路も しくは、ワイヤード OR 回路が不可能な場合は OR 回路で接続し てください。 16 GND - ⇒ EX33_BSY (N.C.) 入力 あり EX33_BSY は外部入出力機能信号です。使用しない場合は NC としてください。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の使い 方」を参照してください。 GND に接続されている場合は外部入出力機能を有効にしないで ください。 17 N.C. - ⇒ EX_OK (N.C.) 入力 あり EX_OK は外部入出力機能信号です。使用しない場合は NC とし てください。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の使い方」 を参照してください。 18 GND - ⇒ EX33_OK (N.C.) 入力 あり EX33_OK は外部入出力機能信号です。使用しない場合は NC としてください。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の使い 方」を参照してください。 GND に接続されている場合は外部入出力機能を有効にしないで ください。 19 N.C. - ⇒ EX33_STARTn (N.C.) 出力 あり EX33_STARTn は外部入出力機能信号です。使用しない場合 は NC としてください。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号 の使い方」を参照してください。 20 X5V X5V は電源供給機能の電源で、FP-10 から 5V 電源を供給しま す。最大 200mA まで供給可能です。2 ピンの 3.3V 電源とは併用 できません。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の使い方」

(7)

5 信号表 ピン No. 信号名 備考 *1 ピン No. 信号名 備考 *1 1 VTref 出力 2 [X3.3V] *4 入力 3 (EX_BSY)*2 入力 4 GND 5 (EX_NG)*2 入力 6 GND 7 SWDIO 入出力 8 GND 9 SWCLK 入力 10 GND 11 (EX_STARTn)*2 出力 12 GND 13 SWO 出力 14 GND 15 SRSTn 入力 16 <EX33_BSY>*3 入力 17 (EX_OK) *2 入力 18 <EX33_OK>*3 入力 19 <EX33_STARTn>*3 出力 20 [X5V]*4 入力 *1: 入出力はターゲット基準です。 *2: VTref 電位に追従した外部入出力機能信号です。 *3: 3.3V 電位の外部入出力機能信号です。 *4: 電源供給機能の電源です。 ターゲット接続参考図  CPU からターゲット・コネクタ間の配線はできるだけ短くしてください。 長くなると誤動作の要因となる可能性があります。

(8)

JTAG インターフェース FP-10 は一般の JTAG インターフェースに接続してお使いいただけますが、電源供給機能や外部入出力機能をご使用になる場 合は、FP-10 独自信号を接続してください。 信号表 ピン No.

JTAG I/F FP-10 (model PS)

変更 備考

信号名 入出力*1 信号名 入出力*1

1 VTref 出力 = VTref 出力 - FP-10 出力信号の基準電圧として、CPU の I/O 電源を接続してください。ターゲットの電源ではありません。

2 TVDD 出力 ⇒ X3.3V (N.C.) 入力 あり TVDD は FP-10 では使用していません。 X3.3V は電源供給機能の電源で、FP-10 から 3.3V 電源を供給 します。最大 200mA まで供給可能です。20 ピンの 5V 電源とは 併用できません。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の使 い方」を参照してください。 ターゲット電源 TVDD に接続されている場合は電源供給機能を 有効にしないでください。 使用しない場合は NC としてください。 3 N.C. - ⇒ EX_BSY (N.C.) 入力 あり EX_BSY は外部入出力機能信号です。使用しない場合は NC と してください。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の使い 方」を参照してください。 4 GND - = GND - - 5 TDI 入力 = TDI 入力 - 6 GND - = GND - - 7 TMS 入力 = TMS 入力 - 8 GND - = GND - - 9 TCK 入力 = TCK 入力 - 10 GND - = GND - - 11 N.C. - ⇒ EX_STARTn (N.C.) 出力 あり EX_STARTn は外部入出力機能信号です。使用しない場合は NC としてください。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の 使い方」を参照してください。 12 GND - = GND - - 13 TDO 出力 = TDO 出力 - 14 GND - = GND - - 15 SRSTn 入力 = SRSTn 入力 - SRSTn 信号はオープンコレクタ出力です。ターゲット・システムの “パワーオン・リセット”か“システム・リセット”とワイヤード OR 回路も しくは、ワイヤード OR 回路が不可能な場合は OR 回路で接続し てください。 16 GND - ⇒ EX33_BSY (N.C.) 入力 あり EX33_BSY は外部入出力機能信号です。使用しない場合は NC としてください。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の使い 方」を参照してください。 GND に接続されている場合は外部入出力機能を有効にしないで ください。 17 N.C. - ⇒ EX_OK (N.C.) 入力 あり EX_OK は外部入出力機能信号です。使用しない場合は NC とし てください。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の使い方」 を参照してください。 18 GND - ⇒ EX33_OK (N.C.) 入力 あり EX33_OK は外部入出力機能信号です。使用しない場合は NC としてください。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の使い 方」を参照してください。 GND に接続されている場合は外部入出力機能を有効にしないで ください。 19 N.C. - ⇒ EX33_STARTn (N.C.) 出力 あり EX33_STARTn は外部入出力機能信号です。使用しない場合 は NC としてください。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号 の使い方」を参照してください。 20 GND - ⇒ X5V (N.C.) 入力 あり X5V は電源供給機能の電源で、FP-10 から 5V 電源を供給しま す。最大 200mA まで供給可能です。2 ピンの 3.3V 電源とは併用 できません。使用方法は 11 ページの「FP-10 独自信号の使い方」 を参照してください。 GND に接続されている場合は電源供給機能を有効にしないでく ださい。 使用しない場合は NC としてください。 *1: 入出力はターゲット基準です。

(9)

7 信号表 ターゲット接続参考図 ピン No. 信号名 備考 *1 ピン No. 信号名 備考 *1 1 VTref 出力 2 [X3.3V] *4 入力 3 (EX_BSY) *2 入力 4 GND 5 TDI 入力 6 GND 7 TMS 入力 8 GND 9 TCK 入力 10 GND 11 (EX_STARTn)*2 出力 12 GND 13 TDO 出力 14 GND 15 SRSTn 入力 16 <EX33_BSY>*3 入力 17 (EX_OK) *2 入力 18 <EX33_OK>*3 入力 19 <EX33_STARTn>*3 出力 20 [X5V]*4 入力 *1: 入出力はターゲット基準です。 *2: VTref 電位に追従した外部入出力機能信号です。 *3: 3.3V 電位の外部入出力機能信号です。 *4: 電源供給機能の電源です。  CPU からターゲット・コネクタ間の配線はできるだけ短くしてください。 長くなると誤動作の要因となる可能性があります。

(10)

20 ピン 1.27mm ピッチコネクタ

ターゲット・コネクタ仕様 (ターゲット・システム上面図) 推奨コネクタ メーカ名: Samtec, Inc. 型式 : FTSH-110-01-L-DV-K (コネクタの詳細寸法はメーカの資料を参照してください。) ※ピン配置図をご覧のうえ、必ずピン番号のつけ方を確認してください。 またあわせて信号表のピン番号およびそれに対応する信号名も確認してください。

SWD インターフェース 信号表 ピン No. 信号名 備考*1 ピン No. 信号名 備考*1 1 VTref*2 出力 2 SWDIO 入出力 3 GND 4 SWCLK 入力 5 GND 6 SWO*3 出力 7 Key 8 NC NC 9 GND 10 SRSTn*4 入力 11 GND 12 TraceClk*3 出力 13 GND 14 TraceD0*3 出力 15 GND 16 TraceD1*3 出力 17 GND 18 TraceD2*3 出力 19 GND 20 TraceD3*3 出力 *1: 入出力はターゲット基準です。

*2: VTref には CPU の I/O 電源を接続してください。

*3: FP-10 では未使用です。NC で構いません。 *4: SRSTn 信号はオープンコレクタ出力です。ターゲット・システムの “パワーオン・リセット”か“システム・リセット”とワイヤード OR 回 路もしくは、ワイヤード OR 回路が不可能な場合は OR 回路で接 続してください。 ターゲット接続参考図 ■CPU からターゲット・コネクタ間の配線はできるだけ短くしてください。 長くなると誤動作の要因となる可能性があります。

(11)

9

10 ピン 1.27mm ピッチコネクタ

ターゲット・コネクタ仕様 (ターゲット・システム上面図) 推奨コネクタ メーカ名: Samtec, Inc. 型式 : FTSH-105-01-L-DV-K (コネクタの詳細寸法はメーカの資料を参照してください。) ※ピン配置図をご覧のうえ、必ずピン番号のつけ方を確認してください。 またあわせて信号表のピン番号およびそれに対応する信号名も確認してください。

SWD インターフェース 信号表 ピン No. 信号名 備考*1 ピン No. 信号名 備考*1 1 VTref*2 出力 2 SWDIO 入出力 3 GND 4 SWCLK 入力 5 GND 6 SWO*3 出力 7 Key 8 NC 入力 9 GND 10 SRSTn*4 入力 *1: 入出力はターゲット基準です。

*2: VTref には CPU の I/O 電源を接続してください。

*3: FP-10 では未使用です。NC で構いません。 *4: SRSTn 信号はオープンコレクタ出力です。ターゲット・システムの“パ ワーオン・リセット”か“システム・リセット”とワイヤード OR 回路もしく は、ワイヤード OR 回路が不可能な場合は OR 回路で接続してくだ さい。 ターゲット接続参考図 ■CPU からターゲット・コネクタ間の配線はできるだけ短くしてください。 長くなると誤動作の要因となる可能性があります。

(12)

JTAG インターフェース 信号表 ピン No. 信号名 入出力 *1 ピン No. 信号名 入出力 *1 1 Vtref 出力 2 TMS 入出力 3 GND 4 TCK 入力 5 GND 6 TDO 出力 7 Key*3 8 TDI 入力 9 GND 10 SRSTn*2 入力 *1: 入出力はターゲット基準です。 *2: SRSTn 信号はオープンコレクタ出力です。ターゲット・システムの “パワーオン・リセット”か“システム・リセット”とワイヤード OR 回路 もしくは、ワイヤード OR 回路が不可能な場合は OR 回路で接続し てください。 *3: 誤挿入防止 Key です。 ターゲット接続参考図  CPU からターゲット・コネクタ間の配線はできるだけ短くしてください。 長くなると誤動作の要因となる可能性があります。

(13)

11

FP-10 独自信号の使い方

FP-10 独自信号は 3 種類あります。 (1) EX_STARTn、EX_BSY、EX_OK、EX_NG 各信号は検査治具など外部機器から、FP-10 を操作するための信号です。ターゲット・コネクタの 1 ピンの Vtref を 電源とするため、(3)項の給電機能を使用する場合は(2)項の 3.3V I/F 版をご使用ください。 信号名 内容 JTAG*1 EX_BSY*2 書き込み中、H を FP より出力 × EX_NG*2 書き込み結果がNG の場合、H を FP より出力 × EX_STARTn*3 FP へパルス入力があると書き込みを開始 EX_OK*2 書き込み結果がOK の場合、H を FP より出力

*1:SWD 使用時の JTAG 空き信号を利用しているため、JTAG 使用時は、EX_BSY、EX_NG の使用はできません。

*2:H レベルはターゲット・コネクタの 1 ピンの Vtref となります。Vtref が遮断されると L レベルとなります。 *3:パルスを検出するには、ターゲット・コネクタの 1 ピンの Vtref に電圧の入力が必要です。 (2) EX33_STARTn、EX33_BSY、EX33_OK 各信号は(1)項同様、検査治具など外部機器から、FP-10 を操作するための信号です。(1)項との違いは 3.3V I/F である点です。(1)項にある EX_NG に相当する信号は用意されておりません。なお、(1)項、(2)項、(3)項の給電機能 はそれぞれ独立した機能ですので、同時使用を条件とするものではありません。 信号名 内容 JTAG EX33_BSY*1 書き込み中、H を FP より出力 EX33_STARTn FP へパルス入力があると書き込みを開始 ○ EX33_OK*1 書き込み結果がOK の場合、H を FP より出力 *1:H レベルは 3.3V です。 (3) X3.3V、X5V ターゲットに 3.3V か 5.0V を給電するための電源です。いずれも±5%の精度を保障し、最大 200mA まで給電可能 です。3.3V と 5.0V の同時使用はできません。 使用例を以下に示します。

(14)
(15)

13

給電を使用する場合

(16)

注意事項

 必ず専用の付属ケーブルをご使用ください。付属ケーブル以外は動作保証致しかねます。

(17)

オンボード・フラッシュ・プログラマ FP-10 技術資料 (第 13 版) 本製品を輸出する(日本国外への持出含む)場合又はソフトウェアを国内非居住者に提供する場合は 外国為替及び外国貿易管理法に従って必要な手続きをお取りください。  本書の内容の一部、または全部を無断で使用することや、複製することはできません。  本書の内容、および仕様に関しては将来予告なしに変更することがあります。  本書は万全の注意を払って生産されていますが、ご利用になった結果について当社は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。  本書に関する疑問点や誤り、本書の記載もれ、ご意見、ご感想、ご要望などがありましたら当社までご連絡ください。  本書で取り上げる CPU 名などは、一般に各メーカの商標または登録商標です。  COMPUTEX は、(株)コンピューテックスの登録商標です。

(18)

第7章 ターゲット・インターフェース仕様

7.1

はじめに

この章では、FP-10 とターゲット・システムを接続するためのインターフェース仕様について説明します。 本マニュアルに記載されていない技術的な内容や参考回路は、 当社ホームページ( https://www.computex.co.jp/ )に掲載されている「オンボード・フラ ッシュ・プログラマ FP-10 技術資料」を参照してください。

7.2

ターゲット・コネクタ仕様

FP-10 の対応デバッグインターフェースは、JTAG と SWD です。 標準インターフェースはJTAG で、コネクタ仕様は 2.54mm ピッチの MIL20 ピンです。ターゲット・システムとの接続は、付属 の専用インターフェースケーブル(TARGET ケーブル)を使用します。 詳細仕様に関しては、当社ホームページの「オンボード・フラッシュ・プログラマ FP-10 技術資料」を参照してください。 なお、XMC1300 シリーズ使用時は、ターゲット・インターフェース仕様や FP-10 の外部入出力機能の仕様が変更されます。 XMC1300 シリーズ対応の詳細については、別冊の「XMC1000 シリーズ対応 FP-10 取扱説明書.pdf」をご参照ください。 以下標準インターフェースのJTAG 仕様について説明します。 Info.

(19)

FP-10 ユーザーズ・マニュアル 第 7 章 ターゲット・インターフェース仕様 130

7.2.1

ピン配置

FP-10 の端子ナンバーは、FP-10 独自の割り振りです。

また、ターゲット・ケーブルも FP-10 専用のため、必ず製品付属の専用ケーブル“TARGET ケーブル” をご使用ください。

No. 信号名 入出力*1 FP-10 内部回路 備考

1 VTref 出力 FP-10 出力信号の基準電圧として、CPU の I/O 電源を接続し ます。ターゲットの電源ではありません。 2 X3.3V (N.C.) 入力 FP-10 から 3.3V 電源を供給します。 ターゲット電源TVDD に接続されている場合は電源供給機能 を有効にしないでください。 電源供給機能を使用しない場合はNC としてください。 3 EX_BSY (N.C.) 入力 33Ωseries FP-10 の外部入出力機能信号です。 外部入出力機能を使用しない場合はNC としてください。 4 GND

5 TDI / EX_NG (N.C.) 入力 33Ωseries

TDI は JTAG I/F 信号です。

EX_NG は FP-10 の外部入出力機能信号です。SWD I/F の場 合に使用できます。外部入出力機能を使用しない場合はNC としてください。 6 GND 7 TMS/SWDIO 入力/ 入出力 33Ωseries 10KΩPull-Up (VTref) TMS は JTAG I/F で入力信号です。 SWDIO は SWD I/F で入出力信号です。 VTref 電位にプルアップしています。 8 GND

9 TCK/SWCLK 入力 33Ωseries TCK は JTAG I/F 信号です。 SWCLK は SWD I/F 信号です。 10 GND 11 EX_STARTn (N.C.) 出力 1KΩseries 10KΩPull-Up (VTref) FP-10 の外部入出力機能信号です。 VTref 電位にプルアップしています。 外部入出力機能を使用しない場合はNC としてください。 12 GND 13 TDO/SWO (N.C.) 出力 33Ωseries 10KΩPull-Up (VTref)

TDO は JTAG I/F 信号です。

SWO は SDW I/F 信号ですが、FP-10 では使用していません のでNC としてください。 VTref 電位にプルアップしています。 14 GND 15 SRSTn 入力 100Ωseries オープン・コレクタ出力 ターゲットのパワーオンリセットかシステム・リセットとワイヤー ドOR 回路、もしくはワイヤード OR 回路が不可能な場合は OR 回路で接続してください。 16 EX33_BSY (N.C.) 入力 100Ωseries FP-10 の外部入出力機能信号です。 GND に接続されている場合は外部入出力機能を有効にしな いでください。 外部入出力機能を使用しない場合はNC としてください。 ターゲット・システム側 FP-10 側 コネクタ拡大図 FP-10 本体 側面図 FP-10 に接続 TARGET ケーブル FP-10 本体

(20)

(前ページからの続き) No. 信号名 入出力*1 FP-10 内部回路 備考 17 EX_OK (N.C.) 入力 33Ωseries FP-10 の外部入出力機能信号です。 外部入出力機能を使用しない場合はNC としてください。 18 EX33_OK (N.C.) 入力 100Ωseries FP-10 の外部入出力機能信号です。 GND に接続されている場合は外部入出力機能を有効にしな いでください。 外部入出力機能を使用しない場合はNC としてください。 19 EX33_STARTn (N.C.) 出力 1KΩseries 10KΩPull-Up (3.3V) FP-10 の外部入出力機能信号です。 3.3V 電位にプルアップしています。 外部入出力機能を使用しない場合はNC としてください。 20 X5V (N.C.) 入力 FP-10 から 5V 電源を供給します。GND に接続されている場 合は電源供給機能を有効にしないでください。 電源供給機能を使用しない場合はNC としてください。 *1 : 入出力はターゲット・システム基準です。

FP-10 と FP-10(model PS)のターゲット・インターフェース仕様の比較

FP-10 と FP-10(model PS)のターゲット・インターフェース仕様が一部変更されています。下表を参照してください。 ピン No. FP-10 FP-10 (model PS) 変更 備考 信号名 入出力*1 信号名 入出力*1 1 VTref 出力 = VTref 出力 - 2 TVDD 出力 ⇒ X3.3V 入力 あり ターゲット電源TVDD に接続されている場合は電 源供給機能を有効にしないでください。 3 EX_BSY 入力 = EX_BSY 入力 - 4 GND - = GND - - 5 TDI/EX_NG 入力 = TDI/EX_NG 入力 - 6 GND - = GND - - 7 TMS/SWDIO 入力/入出力 = TMS/SWDIO 入出力 - 8 GND - = GND - - 9 TCK/SWCLK 入力 = TCK/SWCLK 入力 - 10 GND - = GND - - 11 EX_STARTn 出力 = EX_STARTn 出力 - 12 GND - = GND - - 13 TDO 出力 = TDO 出力 - 14 GND - = GND - - 15 SRSTn 入力 = SRSTn 入力 - 16 GND - ⇒ EX33_BSY 入力 あり GND に接続されている場合は外部入出力機能を 有効にしないでください。 17 EX_OK 入力 = EX_OK 入力 - 18 GND - ⇒ EX33_OK 入力 あり GND に接続されている場合は外部入出力機能を 有効にしないでください。 19 N.C. - ⇒ EX33_STARTn 出力 あり 20 GND - ⇒ X5V 入力 あり GND に接続されている場合は電源供給機能を有 効にしないでください。 *1: 入出力はターゲット基準です。

(21)

FP-10 ユーザーズ・マニュアル 第 7 章 ターゲット・インターフェース仕様 132

7.2.2

TARGET ケーブルの寸法

TARGET ケーブルの寸法は、以下のとおりです。 TARGET ケーブル 側面図

7.3

ターゲット・インターフェースの電圧レベル

入力電圧レベル ターゲット電圧(V) 5.0V 3.3V 1.8V VIH(min) 3.5V 2.0V 1.17V VIL(max) 1.5V 0.8V 0.63V  出力電圧レベル ターゲット電圧(V) 4.5V 3.0V 1.65V VOH (min) 3.8V 2.4V 1.2V VOL (max) 0.55V 0.55V 0.45V SRSTn はオープン・コレクタの出力信号です。 FP-10 本体からターゲット・システムの CPU までの配線長や負荷により、波形が乱れる場合があります。波形の乱れがデバイ スの規格を超えるような場合は、信号線へダンピング抵抗を挿入するなどして乱れを抑えてください。 NOTE

(22)

7.4

信号仕様

7.4.1

JTAG/SWD 信号(TCK、TMS、TDI、TDO、SWDIO、SWCLK)

ARM コア内のオンチップデバッグ・ユニットと通信する手段は JTAG 接続と SWD 接続があります。SWD は ARM 社独自仕 様で信号2 本により通信を行います。

JTAG 接続は TCK、TMS、TDI、TDO を使用し、SWD 接続では SWDIO、SWCLK を使用します。なお、これのら信号の呼 称はCPU により若干異なる場合があります。

JTAG/SWD 接続が両方使用できる CPU の場合、TMS と SWDIO、TCK と SWCLK は同じ端子を使用します。 書き込み対象となるCPU の仕様を確認して、必要な信号を接続してください。 なお、JTAG 用のリセットである TRSTn は使用しません。

7.4.2

SRSTn 信号

FP-10 からターゲット CPU を初期化するためのリセット信号です。 FP-10 からの出力は、ターゲット・システムのパワーオンリセットやシステム・リセット信号とワイヤード OR を可能とするため、オ ープン・コレクタ出力になっています。

7.4.3

VTref 信号

CPU の I/O 電源を接続します(1.65V~5.5V)。 FP-10 は、接続された電位に追従し、この電圧を基準に通信を行います。

7.4.4

X3.3V/X5V 電源(model PS)

FP-10 が外部に供給する電源です。ターゲット・コネクタの 2 ピンの X3.3V は 3.3V 電源です。20 ピンの X5V は 5V 電源で す。いずれも±5%の精度を保障し、最大 200mA まで供給できます。設定により 3.3V または 5V いずれかを使用できますが、 同時使用はできません。C-Flash の設定については、「3.3 ターゲット・システムの設定」を参照してください。 電源投入時の立ち上がり時間は2ms です。 ターゲットのショート等により過電流が流れた場合は、保護回路によりFP-10 自身の電源を遮断し電源出力を停止します。ま た正常にターゲットへ電源が供給されていることを確認するため、電源供給後にソフトウェア処理でVTref の電圧を測定してい ます。VTref の電圧が [VTref(1pin)の最低入力電圧] 以下の電圧の場合、FP-10 自身の保護のため電源出力を停止します。 これらの端子をご使用されない場合は、NC としてください。

(23)

FP-10 ユーザーズ・マニュアル 第 7 章 ターゲット・インターフェース仕様 134

7.4.5

FP-10 の外部入出力機能信号

FP-10 の外部入出力機能用の信号です。ターゲット・コネクタの 3 ピンに EX_BSY、5 ピンに EX_NG、11 ピンに

EX_STARTn、17 ピンに EX_OK、16 ピンに EX33_BSY、18 ピンに EX33_OK、20 ピンに EX33_STARTn を割り当てます。タ ーゲット・コネクタの信号は通常は書き込む対象のCPU が実装されているターゲット・システムに接続をしますが、これらの信号FP を制御する外部の機器に接続します。詳しい仕様については、「第13 章 FP-10 の外部入出力機能について」を参照し てください。

(24)

第13章 FP-10 の外部入出力機能について

13.1

はじめに

FP の書き込み状況を外部機器が検出するために FP-10 のターゲット・コネクタに以下信号を用意しています。ターゲット・コ ネクタについては、「7.2 ターゲット・コネクタ仕様」を参照してください。 VTref(1pin)を電源とする外部入出力機能 ピン数 信号名 内容 コマンド 対応バージョン*1 JTAG*2 3 EX_BSY*3 書き込み中、H を FP より出力 FP_EXBSY V1.44.00 以降 × 5 EX_NG*3 書き込み結果がNG の場合、H を FP より出力 FP_EXNG V1.44.00 以降 × 11 EX_STARTn*4 FP へパルス入力があると書き込みを開始 FP_EXSTART V1.38.00 以降 17 EX_OK*3 コマンドの設定でFP からの出力形式を設定 FP_EXOK V1.38.00 以降 *1:機能により対応バージョンが異なります。

*2SWD 使用時の JTAG 空き信号を利用しているため、JTAG 使用時は、EX_BSY、EX_NG の使用はできません。 *3H レベルはターゲット・コネクタの 1 ピンの VTref となります。VTref が遮断されると L レベルとなります。

*4:パルスを検出するには、ターゲット・コネクタの1 ピンの VTref に電圧の入力が必要です。

model PS の場合は、上記仕様に加え、3.3V I/F による外部入出力機能が用意されています。FP-10(model PS)でターゲット に電源を供給する場合はFP-10 の書き込み処理と同期して電源が入り切りされるため、VTref 信号(ターゲット電圧)を電源とし て使用できないため用意されています。 なお、FP-10(model PS)の電源供給機能を使用しない場合でも、通常の 3.3V の外部入出力信号として使用可能です。 ただし、上記仕様と3.3V I/F の外部入出力機能の併用はできません。 3.3V I/F による外部入出力機能 ピン数 信号名 内容 同等信号 対応バージョン JTAG 16 EX33_BSY 書き込み中、H を FP より出力 EX_BSY(3 ピン) V1.60.00 以降 ○ 18 EX33_OK コマンドの設定でFP からの出力形式を設定 EX_OK(17 ピン) V1.60.00 以降 ○ 19 EX33_STARTn FP へパルス入力があると書き込みを開始 EX_STARTn(11 ピン) V1.60.00 以降 ○ なお、この機能はスタンドアロン・モードでのみ使用可能です。

(25)

FP-10 ユーザーズ・マニュアル 第 13 章 FP-10 の外部入出力機能について 162

13.1.1

EX_OK/EX33_OK(model PS)

EX_OK の出力は 3 つのモードを用意しています。出力の有無、出力のモード切り替えは、C-Flash で行います(後述)。 ① 結果出力(OK 時 Hi, NG 時 Low)、V.1.44.00 以降使用可能

書き込みが正常に終了すればH 出力します。書き込み中、書き込みに失敗した場合は、なにも出力しません。

LED 連動(書込み中パルス出力、書込後 OK 時 Hi、NG 時 Low) FP 上の STSLED の点灯消灯と同じ動きで EX_OK に出力します。  書き込みを開始し、正常終了すると以下のような波形を出力します。  書き込みに失敗したときは以下のような波形を出力します。 *1 : 書き込み中の L/H 期間は一定ではありません。 ③ 書き込み連動(書込中 Hi、書込後 Low) FP が書き込みを行なっている間、EX_OK を H 出力します。なお、書き込み成功、失敗に関わらず出力される信号は同じ です。

(26)

13.1.2

EX_STARTn/EX33_STARTn(model PS)

EX_STARTn は、PROGRAM スイッチの代わりに EX_STARTn に外部から立下りエッジを検出すると書き込みを開始しま

す。使用するにはC-Flash で設定する必要があります(後述)。 書き込み中のEX_STARTn のエッジ検出は無視されます。

13.1.3

EX_BSY/EX33_BSY(model PS)

EX_BSY の出力の有無は、C-Flash で行います(後述)。 EX_BSY 出力有効時は、書き込み中は H 出力し、書き込みが終了すると L 出力となります。なおこの信号は、JTAG の /TRST 信号と兼用しています。ターゲット・システム上の CPU の/TRST 信号を FP と接続している場合は使用しないでください。

13.1.4

13.1.4 EX_NG

EX_NG 出力の有無は、C-Flash で行います(後述)。

EX_NG 出力有効時は、書き込みに失敗した場合に H 出力します。なおこの信号は、JTAG の TDI 信号と兼用しています。 ターゲット・システム上のCPU の TDI 信号を FP と接続している場合は使用しないでください。

(27)

FP-10 ユーザーズ・マニュアル 第 13 章 FP-10 の外部入出力機能について 164

13.1.5

各信号を組み合わせて使用する

EX_OK 信号を「結果出力」に設定し、EX_BSY、EX_NG 信号の出力を有効にすると、3 つの信号を組み合わせることで、書 き込み中と書き込み結果の判断を外部機器ですることができます。3.3V I/F による外部入出力機能の EX33_OK、EX33_BSY 信号も同様です。なお、NG 信号に相当するものは用意 3.3V I/F による外部入出力機能 書き込みを開始し、正常終了すると以下のような波形を出力します。  書き込みに失敗したときは以下のような波形を出力します。 VTref(1pin)を電源とする外部入出力機能で使用する場合、H レベルはターゲット・コネクタの 1 ピンの VTref となります。 VTref が遮断すると L レベルとなります。FP は内部処理で、VTref の遮断を確認すると、EX_OK/EX_NG 信号を L 出力に切り 替えます。そのため再度VTref に電源が入力されても、EX_OK/EX_NG は H レベルにはなりません。

3.3V I/F による外部入出力機能では、3.3V が H レベルとなります。動作としては、VTref(1pin)を電源とする外部入出力機能 と同様にVTref 遮断を監視しています。

(28)

13.2

C-Flash の設定

設定は[ターゲット・システムの設定]の[初期値]タブの[外部入出力の設定]で行います。[外部入出力の設定]ボタンを押す と、以下の画面が表示されます。 [1] 電源の選択 VTref か 3.3V I/F を使用するか選択します。同時使用することはできません。 [2] スタート信号の使用の有無の選択 書き込みを開始するためのFP-10 への入力信号です。 [3] 外部 OK 出力の選択 OK 信号の出力形式を選択します。 [4] 外部 NG 出力の選択 NG 信号の出力を選択します。なお、3.3V I/F では EX_NG に相当する信号は用意されていません。 [5] 外部 BSY 出力の選択 BSY 信号の出力形式を選択します。

(29)

FP-10 ユーザーズ・マニュアル 第 13 章 FP-10 の外部入出力機能について 166 設定は以下の手順で行います。 C-Flash を起動時し、[表示][コマンド]を選択するとコマンド・ウィンドウが開きます。そこに上記コマンドを入力します。 入力した設定をFP に反映するために、[書込み]を行う必要があります([書込み]をしないと、スタンドアロン・モードに反映さ れません)。 [書込み] がグレー表示となり、押せない場合は、「3.3 ターゲット・システムの設定」や「4.2.2 内蔵フラッシュへ書き込むデー(ファイル)の指定」を参照し、C-Flash の各種設定を行うことで、グレー表示が解除されます。 準備ができたら、[書込み]ボタンを押します。 設定は以上で完了です。 外部入出力の設定は、C-Flash のプロジェクト・ファイルに書き出されます。外部入出力機 能が有効な FP-10 に、外部入出力機能が無効の設定になっているプロジェクト・ファイルで C-Flash を起動し、[書込み]を行うと外部入出力機能はプロジェクト・ファイルの設定に従っ て無効になります。 NOTE

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