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気候変動対策としてのコミュニティ参加型防災活動

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Academic year: 2021

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気候変動対策としてのコミュニティ参加型防災活動

中央研究所 総合技術開発部 石川由基 他

○キーワード

climate change, community-driven flood management, capacity development

○概要

地球温暖化の進行に伴い一部の東アフリカでは気候の湿潤化が進み、洪水発生の頻度も増加することが 懸念されている。とりわけケニア共和国西部に位置するニャンド川流域は、洪水と干ばつによる死亡危険 度が高い地域のひとつとして位置づけられる。このような状況から、従来では稀に見る大規模の洪水発生 が懸念され、洪水氾濫地域においては長期にわたる浸水被害が頻発することが予想される。そこで、「ケニ ア国ニャンド川統合洪水管理計画調査」で策定したマスタープランでは、政府主導による構造物対策に加 えて、洪水対策に関わる自助活動のひとつとして、コミュニティ主導による洪水管理のあり方を検討した。

さらに、コミュニティ参加型のパイロット事業を実施し、マスタープランの実効性を検証した。

○技術ポイント

本成果および経験は以下の分野に適用可能と考えられる。

① 気候変動を考慮したアフリカにおける防災事業のあり方およびその展開の検討

② 公助、共助、自助の概念を取り入れ、構造物・非構造物対策から成る洪水管理計画の策定手法

③ 幅広いステークホルダーを含む合意形成

④ アフリカにおける洪水氾濫実績図の作成手法

⑤ コミュニティ参加型のパイロット事業の形成手法

○図・表・写真等

(5) 参加者は洪水氾濫地区に暮らす住民350名に上り、熱心 な質疑応答が行われた。

洪水氾濫実績図(既往最大洪水)

洪水氾濫実績図に関わる住民公聴会の開催

パイロット事業の実施

対象コミュニティ自らが参加してコミュニティ防災計画を作成した。

過去の洪水に関する量的データの不足を補うため、洪水が頻 発する240km2の350箇所で聞き取りを中心とした洪水被害調査 を実施して作成。

< 0.5 0.5-1.0 1.0-1.5

>1.5 Depth (m)

既往最大洪水

0 5 10 KM

参照

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