2016年6月1日(水)13:00-14:30 平成28年度前学期 統計学 中間試験 問題 4C 担当:笠井 剛 1
問題
1
ある試験を30000
人の受験者が受け、100
点満点のところ平均点 が63.6
、標準偏差が13.4
でした。受験者の得点の全体を表す確率変数/データを
X
とし、X
は正規分布N (63.6, 13.4
2)
に従うと仮定します。標準正規分布表を使ってP [80 ≤ X]
を求め、
80
点の受験者はだいたい何位であるか概算して下さい。問題
2
密度関数が次のh(x)
で与えられる確率変数A
について期待値E[A]
と確率
P [0.4 ≤ A ≤ 1.2]
を求めて下さい。h(x) =
2x 0 ≤ x ≤ 1 0 otherwise
問題
3
正規分布N (5, 4)
に従う確率変数B
について確率P [2 ≤ B ≤ 7]
を標準正規分布表を使って求めて下さい。
問題
4
密度関数が下図の様に底辺2d
、高さh
の三角形状のグラフをも つ関数g(x)
であるような確率変数C
の分散を求めて下さい。ただし、
d > 0, h > 0
とします。問題
5
次の表は、ランダムに選ばれた6本の同一種の木について、高さX
と幹の周長Y
を測定したものです(単位メートル)。X 8.7 6.8 7.9 7.0 7.1 6.1 Y 0.75 0.55 0.72 0.61 0.66 0.58
( 1 )
X, Y
の 平 均 値E[X], E[Y ]
、分 散V ar[X], V ar[Y ]
と 共 分 散Cov[X, Y ]
を求めて下さい。(2)
Y
のX
への回帰直線がy − E[Y ] = Cov[X, Y ]
V ar[X] (x − E[X])
となることを利用して、高さが
8.0
メートルの木の幹の周囲を推測して 下さい。問題
6
不等式0 ≤ y ≤ x
2, 0 ≤ x ≤ 2
の表す領域をD
とし、h(x, y) = x
2y
とします。このとき、D
を床とし、D
の境界線上に垂直な壁を立て、曲面
z = h(x, y)
を屋根として囲まれる立体の体積を求めて下さい。問題
7
非負値関数h(x)
が(1次元の)確率変数X
の密度関数であると はどう云うことか簡潔に説明して下さい。裏に標準正規分布表があります
2016年7月25日(月)9:00-10:30 平成28年度前学期 統計学 定期試験 問題 4C 担当:笠井 剛 1
問題 1 ある日のプロ野球公式戦において6球団の安打数と得点は以下の表の通りで した。
得点A 3 2 7 1 1 2 安打B 5 8 6 5 8 8
得点データをA、安打数データをBとしてA, Bそれぞれの平均値E[A], E[B]と分 散V ar[A], V ar[B]、AとBの共分散Cov[A, B]を求めて下さい。
ただし、全ての結果は一切の近似をせずに完全に正しい値を答えて下さい。分数が割 り切れない場合は出来るだけ約分された分数の形で答えて下さい。
問題2 密度関数が
h(x) =
2x 0≤x≤ 12
−2x+ 2 12 ≤x≤1 2x−2 1≤x≤ 32
−2x+ 4 32 ≤x≤2
0 otherwise
で与えられる確率変数X の平均値と確率P£1
4 ≤X≤ 54§
を求めて下さい。
問題 3 確率変数Qが正規分布N(150,36)に従うとき、標準正規分布表を使って確率 P[165≤Q]を求めて下さい。
問題 4 2次元の確率変数(X, Y)があって、成分確率変数X, Y は共に区間[0,1]上の 一様分布に従い、互いに独立であるとします。このとき以下の問いに答えて下さい。
(1)[0,1]区間上の一様分布の密度関数f について、たたみ込み(f∗f)(x)を計算 して下さい。
ただし、2つの関数v, wのたたみ込み(v∗w)(x)は (v∗w)(x) =
Z 1
−1
v(x−y)w(y)dy で定義されるものとします。
(2)X+Y の密度関数がたたみ込み(f ∗f)(x)となることは既知とします。(1)
の結果を使って確率P[X+Y ≤1]を求めて下さい。
問題5 次の文章は正しいでしょうか、間違っているでしょうか。○/×のみで答えて下 さい。
(1)標本分散の平均値は母集団の分散に一致します。
(2)標本平均の平均値は母集団の平均値に一致します。
(3)標本のサイズが十分大きければ、母集団がどんな分布であっても標本平均は正 規分布で良く近似されます。
問題6 母集団Xは標準偏差10の正規分布に従っています。この母集団から大きさ25 の無作為サンプルを抽出して、そのサンプルの平均値が54.3でした。母平均の信頼度 95%の信頼区間を求めて下さい。
問題7 ある工場で生産しているスチールパイプについて、直径の平均値は20.0mmで あると工場は言っています。しかし疑義が生じたためサンプルサイズ100・有意水準 1%で仮説検定することになりました。
(1)帰無仮説・対立仮説を
帰無仮説H0: 『スチールパイプの直径の平均値mは20.0mmである』
対立仮説H1: 『スチールパイプの直径の平均値mは20.0mmでない』
とし、帰無仮説H0が正しいと仮定して有意水準1%の両側棄却域を求めて下さい。
ただし、スチールパイプの直径の分散は、過去のデータから常に0.232であって、こ の点については疑義は生じていないものとします。
(2)この工場で生産されているスチールパイプから実際に100個取り出して直径 を測定したところ、平均値が20.2mmでした。工場の主張は正しいと言えるでしょう か、有意水準1%で検定して下さい。
裏に各種分布表があります。