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神経現象学と当事者研究

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Academic year: 2021

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神経現象学と当事者研究

オーガナイザー:

石原孝二(東京大学・大学院総合文化研究科)

提題者:

吉田 正俊 (自然科学研究機構・生理学研究所・認知行動発達研究部門)「意識の神経科学 と神経現象学」

熊谷晋一郎(東京大学・先端科学技術研究センター)「当事者研究と実験科学」

石原孝二(東京大学・大学院総合文化研究科)「当事者研究を神経現象学に接合する」

企画の主旨:

「神経現象学」とは

1990

年代以降にヴァレラらによって試みられたアプローチであり、

体験の現象学記述と神経科学(認知科学)の融合を目指したものである。神経現象学的 な実験においては、被験者に対する現象学的な訓練が試みられるなど、神経科学への現 象学的な方法の導入が試みられた。被験者の報告に依拠する実験デザインにおいては、

こうした試みは一定の有効性をもつように思われるが、その後、神経現象学的な研究は あまり目立った成果を示していないようにも思われる。本ワークショップでは、神経現 象学的なアプローチの有効性と今後の展開の可能性について議論することを目的として いる。盲視を神経科学的な手法により研究している吉田は、盲視などの研究に神経現象 学的な手法を導入する意義と可能性について検討を行う。発達障害等の研究に当事者が 参加するプロジェクトを進めている熊谷は、当事者が参加する実験を紹介し、その意義 について分析する。熊谷のプロジェクトにも参加している石原は、哲学的な視点から当 事者研究と神経現象学との関係を明らかにすることを試みる。なお本ワークショップで は、ギャラガーによる「前倒しされた現象学」など、神経現象学とは少し異なる視点か ら現象学と神経科学を関係づけようとしているアプローチをも参照しながら、神経現象 学の可能性について議論していくことにしたい。

(本ワークショップは MEXT科研費(新学術領域)「構成論的発達科学」(24119001)C01「当事者研 究による発達障害原理の内部観測理論構築とその治療的意義」(24119006)による研究の一環として企 画されたものである。)

参照

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