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もやもや病におけるCTおよびMRIに関する放射線診断学的研究 学位論文審査の概要(平成28年度修了:平成19年度以降入学者) | 北海道大学 医学部医学科|大学院医学院|大学院医理工学院|大学院医学研究院

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Academic year: 2018

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学位論文審査の概要

博士の専攻分野の名称 博士(医学) 氏名 大野高司

審査担当者 主査 教授 寳金清博

副査 准教授 志賀哲

副査 教授 福田諭

副査 教授 森本裕二

学 位 論 文 題 名

もやもや病におけるCTおよびMRIに関する放射線診断学的研究

(Radiological study on CT and MRI in moyamoya disease)

本研究(第一章)においては、もやもや病を対象として、CT perfusion(CTP)の解析精度につ

いて評価した。最適な血管除去閾値および解析精度はCTP解析ソフトウェアごとに異なった。本

研究(第二章)においては、もやもや病を対象として、quantitative susceptibility mapping(QSM)

解析アルゴリズム間でoxygen extraction fraction(OEF)画像に差があるかどうかを評価した。QSM

によるOEF画像はQSM解析アルゴリズム間で有意に異なった。

審査にあたり、副査の志賀准教授から第二章における脳内側のOEF定量精度について質問があ

り、申請者は、鉄沈着および石灰化などの影響を受けやすく静脈抽出が正確にできなかったと回 答した。次に、副査の福田教授から第二章における症例数が少ないのではないかと質問があり、

申請者は、MRI検査を3.0 Tesla装置に限定したため困難であったと回答した。次に、副査の森本

教授からもやもや病を対象とした理由について質問があり、申請者は、もやもや病を対象とした 研究報告は過去になくもやもや病を対象として本研究を進めることは臨床的に意義が大きいと回

答した。最後に、主査の寳金教授から本研究結果において相関が低いのではないかと質問があり、

申請者は、第一章ではxenon enhanced CTをgold standardとしていることが要因として挙げられ、

第二章では本定量法自体が新しく開発されたばかりで QSM 解析アルゴリズムを改善することで

有意に差が生じたという本研究結果は意義があると回答した。また、第一章の研究プロトコルに ついて、倫理審査委員会による承認が得られていることを学位論文上で明示するよう指摘があっ た。

本学位論文は、もやもや病における画像診断の診断性向上につながる研究成果として高く評価 され、もやもや病患者の検査負担を軽減しながら精度の高い画像診断を実現することに貢献が期 待される。

参照

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URL http://hdl.handle.net/2297/15431.. 医博甲第1324号 平成10年6月30日

学位授与番号 学位授与年月日 氏名 学位論文題目. 医博甲第1367号

金沢大学学際科学実験センター アイソトープ総合研究施設 千葉大学大学院医学研究院

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⑹外国の⼤学その他の外国の学校(その教育研究活動等の総合的な状況について、当該外国の政府又は関

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1991 年 10 月  桃山学院大学経営学部専任講師 1997 年  4 月  桃山学院大学経営学部助教授 2003 年  4 月  桃山学院大学経営学部教授(〜現在) 2008 年  4

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