大開口部を有する建築物に作用する津波波力に関する実験的研究
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(2) 土木学会北海道支部. 12 10. 波圧(gf/cm²). 第67号. 3. CASE-2. 2.5. CASE-3. 2. CASE-4. 1.5. CASE-5 ガイドライン. 1 0.5 0 0. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. Pmax/ρgηmax. 図-5 鉛直波圧分布の比較. 8 7. CASE-2. CASE-3. 6. CASE-4. CASE-5. 5 4 3. 2. 8. 1. No.1. 0. 6. No.4. 4. No.5. No.6. No.7. 波圧計番号. No.2. 2. 図-6 1 階天井面の波圧分布の比較. 0 -2 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 4.あとがき 1 階沖側に大きな開口を有する建築物に作用する津波 波力を調べるために水理模型実験を行った.その結果, ガイドラインに示される波圧分布とは異なる大きな波圧 が作用する場合があること,また,鉛直方向にも大きな 荷重が作用するので天井面の安全性にも配慮する必要が あることがわかった.. 時間(s). 図-2 波圧の時間変動(CASE-2) 70 60 波圧(gf/cm²). 論文報告集. 3.5. Z/ηmax. 図-5 に,波圧の鉛直分布の比較を示す.前述したよ うに沖側外壁面と岸側内壁面では波圧の変動に位相差が あるが,図-5 では各測定位置の最大値(測定 3 回の平 均)を示している.また,図中の実線は,ガイドライン に示されている波圧分布である.津波高が小さい場合は, 概ねガイドラインに示されている波圧分布を用いれば安 全に設計できるといえる.しかしながら,津波高が大き くなると,CASE-5 のように 1 階内壁に作用する波圧が ガイドラインに示された推定法による波圧を大きく上回 る可能性があることがわかった.これは,ポケット状の 1 階部分に津波が侵入することにより,管路における水 撃と同様な状態が生じたのではないかと考えられる.ま た,CASE-5 と CASE-3 の比較から,1 階内壁に作用す る波圧には,造波板の作動時間の違いによる津波先端部 の流速の違いの影響もあると考えられる. 図-6 に,1 階天井面に作用する波圧分布の比較を示 す.1 階天井面に作用する波圧は,概ね建物内部に向か って増加する傾向がみられる.. Pmax/ρgηmax. 平成22年度. 50 40. No.1. 30. No.2. 20. No.3. 10 0 -10 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 謝辞 本研究の実験を行うにあたり,(独)土木研究所寒地 土木研究所寒冷沿岸域チームの皆様をはじめ多くの方々 のご協力を賜りました.ここに記して謝意を表します.. 時間(s). 図-3 波圧の時間変動(CASE-5) 25. 波力(Kgf). 20 15 鉛直波力. 10 水平波力. 5. 0 -5. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 時間(s). 図-4 波力の時間変動(CASE-5). 18. 参考文献 1)内閣府:津波避難ビル等に係るガイドライン,巻末 資料②構造的要件の基本的な考え方,2005. 2)朝倉ら:護岸を越流した津波による波力に関する実 験的研究,海岸工学論文集,第 47 巻,土木学会, pp.911-915,2000. 3)奥田ら:建築物に作用する津波のシミュレーション, 日本建築学会大会学術講演梗概集, pp.195-196, 2007. 4)奥田・阪田:建築物に作用する津波のシミュレーシ ョンその 2 開口部の影響,日本建築学会大会学術講 演梗概集,pp.77-78,2008..
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