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岡 山 醫 學 會 雜 誌

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Academic year: 2022

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(1)岡. 山. 醫. 學. 第68巻1〜4号. 會. 雜. 誌. (第723〜726号). 昭 和31年4月30日. 発 行. 612.822.3:. 脳 腫 脹(脳. 浮 腫)脳. (本 論 文 の 要 旨は 第3回 岡 山 大 学 医 学 部 第 一(陣 永. 616.8̲005.98. 波 の 臨 床 的 研 究. 脳 波 学 会 に お い て 発 表 した) 内)外 科 教 室(指 導 ・陣 内 教 授). 井. 宏. 一. 〔昭 和30年12月1日 目. 受稿 〕 次. 第1章. 緒. 言. A.. 開 頭. 創. 部. 第2章. 文. 献. B.. 開頭 側 後頭 部. 第3章. 実 験 方 法. C.. 開 頭 創対 称 部. 第1節. 脳 波記 録装 置及 び 誘 導方 法. D.. 対 称 側後頭 部. 第2節. 実 験 材 料及 び実 験 方 法. E.. 開頭 側 前頭 部. F.. 対 称 側 前頭 部. 第4章. 脳 波 の観 察 法及 び 臨床 症状 につ い て. 第1節. 脳 波 の観 察. 第1項. α 波 につ い て. 第2項. 徐波 につ いて. 第3項. 速 波 に つ いて. 第2節. 臨 床 症 状. 第5章. 実 験 成 績. 第1節. 癩 癇 患 者 に お け る皮 質 別 除 の 場 合. 第4項. 臨 床 症 状. 第5項. 小括 並 に 考 按. 第2節. 脳腫 瘍 の場合. 第1項. 症 例 並 に 開頭 方 法. 第2項. 誘 導 方 法. 第3項. 脳 波 の変 化. 第1目. α波 毎 秒 平均 出現 数. 第1項. 症例 並 に開頭 方 法. A.. 開 頭. 第2項. 誘 導 方 法. B.. 開頭 創 周辺 部. 第3項. 脳 波 の 変化. C.. 開頭側 遠 隔 部. D.. 開頭 創 対称 部. 第1目. α波 毎 秒平 均 出 現数 頭 創. 創. 部. A.. 開. 部. E.. 創 周 辺対 称 部. B.. 開頭 側 後頭 部. F.. 遠 隔 対 称 部. C.. 開 頭 創対 称 部. 第2目. delta index. D.. 対称 側後 頭 部. A.. 開. E.. 開頭 側 前頭 部. B.. 開頭 創 周 辺部. F.. 対 称 側 前頭 部. C.. 開頭 側遠 隔 部. 第2目. delta index. D.. 開頭 創対 称 部. 頭. 創. 部.

(2) 2. 永. 井. 宏. 一. E.. 創 周 辺対 称 部. 第4項. 臨 床 症 状. F.. 遠 隔 対 称 部. 第5項. 小括並に考按. 第4項. 臨 床 症 状. 第5項. 死 亡 例 につ い て. 第1項. 症例並に穿刺部位及び注入量. 第6項. 小括 並 に考 按. 第2項. 誘 導方 法. 単 純 開 頭 の場 合. 第3項. 脳波 の変化. 第3節. 第5節. 脳室穿刺空気注入 の場合. 第1項. 症 例 並 に開 頭 方 法. 第4項. 臨 床 症 状. 第2項. 誘 導 方 法. 第5項. 小括 並に考按. 第3項. 脳 波 の 変化. 第6節. 腰椎穿刺空気注入 の場合. 第1目. α 波 毎 秒平 均 出 現数. 第1項. 症例並 に注入量. 第2目. delta index. 第2項. 誘導方法. 第4項. 臨 床 症 状. 第3項. 脳波 の変化. 第5項. 小括 並 に考 按. 第4項. 臨 床 症 状. ロボ ト ミー の 場 合. 第5項. 小括並 に考按. 第4節 第1項. 症 例 並 に手 術 方 法. 第6章. 総括並に考按. 第2項. 誘 導 方 法. 第7章. 結. 第3項. 脳 波 の変 化 第1章. 緒. 論. Reichardtま. 言. た は安 保 教授 のい う脳 浮腫 の状. 態 で あ る の で,以. 開 頭術 後又 は 脳 外傷 にお い て あ る時期 に脳. 下 脳 浮 腫 と い う語 を 用 い る. こ と と す る.. の 容 積 が 増 大 し,頭 蓋 内 圧 が 亢 進 し て く る こ. 近 時,脳. とは 衆 知 の 事 実 で あ る.こ れ が 開 頭 術 の 予 後. 術 手 技,止. を 決 定 す る 重 大 な 要 素 の 一 つ で あ る こ とは 諸. で き る だ け 防 止 さ れ て い る.現. 家(中 田)1)の 指 摘 し て い る と こ ろ で あ る.. Schaltenbrand. これ は 一 般 に 脳 腫 脹 あ る い は 脳 浮 腫 とい わ れ る状 態 で あ つ て,と. きには す で に手 術 中 に. 外 科 の 急 速 な 発 展 に と も な い,手 血,脱. 水療 法等 の進 歩 で脳 浮腫 は. &. Bailey9)以. れ,ま. た 硫 苦 の 内 服,注. のいわゆ. ま たHughes10)等. る 脳 腫 脹 の 本 態 に 関 し て は,病. 理学的 に. のpolyvinylalkoholに. い るが,近. 脳 浮 腫 と脳 腫 脹 と に 分 類 し て. 年 はScheinker3),. Penfield5), Echlin6),. Greenfield4),. Prados7)等. の多 数 の 学. 腸 を 行 う人 も あ る.. 溶 か した食塩 コ ロイ ド. たElliot. &. Jasper12)緩. 露 出 脳 に 対 す る 保 護 と し て は,Prados,. 的,物. lay13)等. &. Feindel7),. Grenell. 静 注,. 脳 腫 脹 と脳 浮 腫 とに 分 類 す る の が 正 し い と報. 局 所 的 使 用 等 が 試 み ら れ,ま. 告 し て い る.こ. 高 越16)及 び 薬 師 寺17)は,露. て は,研. 究 者 に よつ て 見 解 を 異 に す るが,脳. Marshall. 注 液 の 種 類,濃. &. Caw‑. 度,温. た 教 室 の 三 宅15), 出 猫 脳 に 対 す る灌. 度 の脳 浮腫 に及 ぼ す影. 響 に つ き,そ. を 来 すの で あ ろ う と い う見 解 で は 一 致 し て い. 的,組. 織 学 的 に 研 究 し,そ. る.. 塩 水,. 5%ア. 究 か ら,ふ つ うみ られ る 脳 腫 脹 は 殆 ど の 場 合. Mac.. Essig14)硫 動 パ ラ フ ィ ン の. 自 身 の 液 体 含 有 量 の 増 加 に よ り脳 の 容 積 増 大. わ が 教 室 に おけ る脳腫 脹 に 関 す る一連 の研. &. の アト゜レ ナ リ ン の 局 所 的 使 用 ま た は. 分 増 加 す なわ ち広 義 の 脳腫 脹 を さらに狭 義 の. の よ うに 脳 腫 脹 の 本 態 に つ い. 衝塩 類. 溶 液 の 静 注 等 が あ げ ら れ て い る.. Stronger. の水. 来 提 唱 され て い. の 保 存 乾 燥 血 清 やJorns11). 液 の 静 注,ま. 者 が こ の 説 を 否 定 して い る.安 保8)は 形 態 学 理 化 学 的 に 精 細 な 研 究 を 行 い,脳. 般 には. る 高 張 糖 液 の 静 注 こ とに 高 張 蔗 糖 液 が 使 用 さ. お い て 認 あ ら れ る こ と が あ る.こ. Reichardt2)は. 在,一. れ ぞ れ 物 理 化 学 的,電. ル コ ー ル,. 気 生理 学. の 結 果,生 0.1%ホ. 理的 食. ル マ リ ンが. 最 も 脳 浮 腫 を 防 止 し しか も電 気 生 理 学 的 並 に 組 織 学 的 に 可 逆 的 で あ り,温. 度 と し て は20°.

(3) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波 の臨床的研究 〜38℃. が 良 好 で あ る こ とを 確 か め た .. &. 以 上 の ご と く脳 浮 腫 防 止 に は 諸 学 者 の 多 数. Hobast25),. 3. Jasper. &. Carmichael26)及. び. 辻 口27)等 は 時 間 的 に も こ の 周 期 は 安 定 し て. の 業 蹟 が あ る が,現. 在 な お 満 足 す べ き結 果 は. い る と い つ て い る.ま. 得 られ て お ら ず,こ. とに 手 術 的 侵 襲 の 大 き な. Andrews28)は. た 辻 口27),. Jasper. &. 大 脳両 半球 の対称 点 で は 殆 ん ど. 場 合 に は 必 ず 術 後2〜3日 を 頂 点 とす る 脳 浮 腫. 差 を 認 め な い と 報 告 し て い る.. の 状 態 が あ る 程 度 は 現 わ れ て く る も の で あ る.. つ い て は,諸. α 波 の 振幅 に. 家 の 値 が 一 致 し て い な い が,こ. こ の 脳 浮 腫 の 状 態 が 脳 波 に もな ん ら か の 変. れ は 増 幅 器 の 特 性 が 異 な る こ と と誘 導 部 位 及. 化 を 起 さ しめ る で あ ろ う こ と は 当 然 考 え ら れ. び 誘 導 方 法 に よ り異 な り ま た 個 人 差 が 甚 し い. る と こ ろ で,従. こ と 等 に よ る も の で あ る.し. 来 諸 家 の 研 究 に よ りあ る程 度. は 明 か に され て は い る が,日. な お 浅 く こ とに. そ の 臨 床 的 研 究 に は 未 だ 未 知 の 点 が 多 い. 私 は,臨 床 患 者 に つ き 開 頭 術 直 後 よ り経 過 を 追 つ て 脳 波 及 び 臨 床 症 状 を 詳 細 に 観 察 し, 脳 波 に お け る脳 浮 腫 に よ る 変 化 を 追 求 し,あ. か し時 間 的 平 均. 値 す な わ ち平 均 振幅 を以 つ てす れ ば そ の蓋 然 性 を 表 現 す る に 最 も 適 当 で あ つ て, Liberson29) は 平 均 振 幅15μ.. v.と. い い,本. 川30)に. よれ ば. McCulloch31)は. 猿の. 13.4μ. v.と な つ て い る. Dusser. de Barenne. &. わ せ て 脳 浮 腫 消 長 の経 過 を 知 ら ん と し て 本 研. 大 脳 皮 質 を 熱 凝 固 に よ つ て 破 壊 し 表 層 よ り3. 究 を 企 て た.. 層 ま で を 破 壊 す る と き は 脳 波 は 減 退 し,全. 層. を 破 壊 す る と き は 全 く消 失 す る こ と を 認 め た. 第2章. 文. 献. ま た 伊 藤 ・懸 田32)も 家 兎 を 用 い1て 同 様 の 結 果. 大 脳 皮 質 の電 気 生 理 学 的 研 究 は 古 くか ら行 わ れ て い た が,人. 間 にお い て本格 的 な研 究が. 行 わ れ る よ うに な つ た の は1929年 Berger18)が 以 後,各. 及 び1931年. 総 括 的 な 発 表 を して 以 来 で あ る . 国 に お い て 盛 に 研 究 され て 急 速 な 発. 展 を 遂 げ,大. 脳 皮 質,皮. 質 下,小. 等 脳. の各 部. の 脳 波 の 研 究 が 活 発 に な さ れ て い る .し. か し. を 得 て い る.本. 川 ・辻 口33)は 人 間 の 癲 癇 患 者. で 前 頭 部 皮 質 を 熱 凝 固 す る と,そ. の部 位 の脳. 波 が 手 術 前 に 比 し 著 し く 減少 す る の を 認 め て い る.銭. 谷20)は. 動物 実験 並 に 臨 床 実験 に よ. り脳 浮 腫 時 の 脳 波 を 検 し, α 波 の 周 期 の 延 長 及 び 連 続 性 の 減 退 を 認 め て い る.吉 頭 葉 切 除 を 行 つ た 患 老 で,直. 本21)は 前. 後 及 び 術 後3日. な が ら脳 の 損 傷 に よ る 可 逆 的 な 機 能 抑 制 ま た. 目 の 脳 波 で 皮 質 欠 損 部 に と くに 著 明 な α波 の. は非 可 逆的 な退 行 変性等 の あ る場合 の脳 波 の. 出 現 低 下 を 認 め,ま. 研 究 は 少 く,外. 名 の 術 後 の 脳 波 を 検 し, α 波 の 出 現 は 常 に 小. 国 で はBerger.以. 来少 数 の学. た そ の 他 の 脳 手 術 患 者22. 者 に よ つ て そ の 概 念 は つ か ま れ て は い る が,. で あ る と 結 論 し て い る.こ. これ ら の 研 究 の 大 部 分 は 新 鮮 な 脳 損 傷 例 で は. 藤 ・林22),. な く陳 旧 例 を 対 象 と し た も の で,新. も新 鮮 な 脳 外 傷 例 で 報 告 し て い る.以. 鮮例で主. に 脳 浮 腫 を 対 象 と し て な され た 研 究 は さ ら に 少 く. Prados7),. Williams19),銭. 桂 ・遠 藤 ・林22),一. 谷20),吉. 本21). 瀬 ・見 元23)及 び 教 室 の 高. 越16)等 の 報 告 が あ る の み で あ る. 脳 波 は α 波,速 る が,脳. Jasper,. に 手 術 ま た は 外 傷 等 に よつ て 傷 害 が. &. ・遠. Elvidge34) 上 のご. と く 諸 家 の 動 物 並 に 臨 床 実 験 に よ れ ば,脳. に. 傷 害 を 与 え た 場 合 に と くに そ の 部 に 著 し い α 波 の 減 退 が 認 め ら れ る こ と が わ か る. 徐 波 に 関 し て は,. 波 及 び 徐 波 に 分 類 され て い. Kershman. の こ とは 桂. Berger18)が1931年. に頭. 蓋 内 圧亢 進 患 者 の脳 波で 異常 に お そい 波 を発 見 し,そ. の 後Walter35)が1936年. に脳腫瘍患. 加 え られ た 場 合 の これ ら の 波 の 変 化 に つ い て. 者 の 場 合 に 初 め て 記 載 し た も の で,以. 諸 家 の 報 告 を 検 討 し て み る と 次 の よ うで あ る.. 徐 波 の 意 味 づ け に は 多 く の 学 者 の 報 告 が あ る.. 正 常 で は α波 の 周 期 は 非 常 に 規 則 正 し い も の で,Berger24)は158人 検 査 し,0.09秒. の正常 人 の平 均 周 期 を. 〜0.1秒 で あ り, Loomis,. Harvey. 徐 波 は 脳 の 疾 患,異. 来 この. 常 また は 障 碍 に 現 わ れ. る こ とが 多 い の で 病 的 脳 波 と考 え ら れ て い る が 正 常 人 で も 睡 眠 時 に は 現 わ れ る.徐. 波 は一.

(4) 4. 永. 井. 般 に α波 よ り も頬 則 性 に 欠 け と き に は た ゞ不. 宏. 一. 出 現 が 著 明 で こ とに 前 頭 部 に 強 い 変 化 を み る. 規 則 な 動 揺 と し て の み 現 わ れ る こ とが あ る .. と述 べ,こ. 脳 波 を解 読す る際. く も の で あ る と断 定 して い る.吉 本21は22例. 基 線 の 動 揺 で あ る か ,徐 波. れ らの 異状 脳波 所 見 は脳 浮腫 に基. で あ る か は 判 読 に 苦 し む 場 合 が 少 く な い .こ. の 新 旧 脳 手 術 後 患 者 の 脳 波 を検 し,3〜6C/S. と に α 波 が 重 畳 し て い る 場 合 に は,Hoagland. の 徐 波 の 出現 が 著 明 で こ とに 損 傷 部 に お にるて,. 等 は α 波 が 徐 波 に 重 な つ て い る と 解 釈 し, Jasperは. こ の 場 合 徐 波 と呼 ば ず 基 線 の ず れ と. 判 読 し て い る.. か つ 新 鮮 な 例 ほ ど著 明 で あ る とい つ て い る. Prados,. Stronger. &. Feindel7)は 猫 の 脳 を. 露 出 し て 脳 浮 腫 を 発 生 せ しめ て 脳 波 を 検 し,. 脳 の 傷 害 の 場 合 に 徐 波 が 出 現 す る こ とに 関 し て ほ 次 の 諸 家 の 研 究 が あ る. 1936年Marinesco,. と くに 露 出 側 に 強 い1.5〜3C/Sの. 徐波 を著. 明 に 認 め て い る.教 室 の 高 越16)も猫 を 用 い て. Kieindler,. Sager36)等. 同 様 の 成 績 を 得 て い る.こ れ ら の 徐 波 は 一 過. は 失 語 症 を と も な え る 患 者 の 患 側 に6C/S前. 性 の もので術 後 一定 期 間 の後 には 殆 ど術 前 に. 後 の 振 幅 の 大 き.な 徐 波 を み,. 復 し て い る.. (1938年)37),. S. A. Sarkisov,. (1939年)38)及. びM.. A. Glaser. Case,. Bucy. S. A. Penzik (1940年)39)等. また 吉木24)は 周 期1秒. 以 上 の基線 の動揺 を. 新 鮮 損 傷 例 の 創 部 に 著 明 に 認 め て い る.. も 同 様 の 徐 波 を〓],払傷 部 及 び 隣 接 部 位 に 検 出 し て い る.. 以 上 の ご と く脳 の 損 傷 こ とに 皮 質 の 損 傷 が あ る 場 合 に 日数 が 新 しい も の ほ ど 強 く,ま た. William‑19)は1939年. に42名. の頭 蓋 内 圧充. 損 傷 部 に 一 致 し て 著 明 な 徐 波 が で る こ とは 諸. 進 患 者 の 脳 波 を 検 し 徐 波 の 出 現 を 認 め た が,. 家 の 説 の 一 致 し て いる と こ ろ で あ る.ま た 陳. これ は 腰 椎 穿 刺 に よつ て 液 を 排 除 し て も影 響. 旧 例 で は 創 部 の み に 出 現 し他 部 に は み られ な. さ れ ず,ま. い 等 の こ とか ら考 え てWiliiams19)及. た 一 方,蜘. 網 膜下 腔 に液 を注 入 し 量. 見 元23等 の 結 論 した ご と く,脳 浮 腫 時 の 脳 波. 下 垂 体 後 葉 ホ ル モ ン 剤等 に よ つ て. を 最 も 特 徴 づ け る の は 徐 波 で あ る と井 考 え られ. て 脳 圧 を 充 進 さ せ て も 徐 波 は 出 現 せ ず,多 の 水 分,脳. び 一瀬 ・. 水 分 代 謝 障 碍 を 起 させ る と 徐 波 が 出 現 す る し, また 高 張 糖 液 及 び 食 塩 水 溶 液 の 静 注 で 脱 水 療. る. こ の 徐 波 及 び 基 線 の 動 揺 を 最 も忠 実 に か つ. 法 を 行 う と き は 徐 波 が 減 退 す る こ とか ら,脳. 簡 単 に 計 測 し う る の は1937年. 浮 腫 の 脳 波 は 徐 波 で あ る と 推 定 し て い る.ま. が 提 唱 し たdelta. たJasper,. は新鮮. と 徐波 との 鑑 別 は 非 常 に む つ か し い 場 合 が あ. で外 傷 部 に著 明 な 徐波 の出現 を. り,ま た 増 幅 器 の 周 波 数 特 性 に よつ て も基 線. Kershman. な 脳 外 傷4例 認 め,か. &. Elvidge34)等. つ 臨 床 経 過 の 好 転 と と も に減 少 し て. い く こ と を 報 告 し て いる.本. 川 ・辻 口33)は42. 名 の癲 癇 患 者 の 皮 質 を 広 汎 に 熱 凝 固 し た 際 そ の 部 位 に 徐 波 の 出 現 と α 波 の 減 衰 を 認 め,恢. indexで. にHoagland40). あ る.基. の ず れ 方 は 異 な つ て く るが,delta. 線 のずれ. indexは. こ. の よ うな 点 を 忠 実 に 量 的 に 現 わ す の に 最 も適 し て い る. 速 波 の 変 化 に つ い て は,桂. ・遠 藤 ・林22)等. 復 と と もに 徐 波 が 減 少 し α波 が ふ え て く る こ. は 脳外 傷 時 に創 部 に速 波 の増 加 を認 め て い る. とを報告 し魚. が,こ. る.銭. 谷20)は 家 兎 を 用 い て 脳. れ は 皮 質 損 傷 そ の も の に よ る も の で,. らに 臨. これ に つ ゞ く脳 浮 腫 に 際 し て は 別 に 一 過 性 の. 床 実 験 で 脳 手 術 患 者 に も同 様 の 成 績 を 得 て い. 徐 波 の 出 現 を 認 め て い る. Williams19)の 報 告. る.桂. で も脳 浮 腫 時 の 脳 波 で は 速 波 は 著 明 で な いる.. 浮 腫 を 起 さ し め て こ の こ と を 確 め,さ. ・遠 藤 ・林22)も 新 鮮 脳 外 傷 例 及 び 脳 手. 術 後 の患 者 で 損 傷 の 大 きい も の で は 受 傷 部 位. 銭 谷20)は,速. 波 は 術 後 一 般 に 増 加 す るが,. 瀬・ 見 元23)は. 徐 波 増 加 の 時 期 に は 一 過 性 に 減 少 しか つ 徐 波. 脳 以 外 の 疾患 で 全 身 または 上 半 身浮腫 時 に お. に 重 畳 す る と い つ て い る.吉 本21)も術 後 速 波. け る 脳 波 を 検 し浮 腫 の 高 度 の も の ほ ど 徐 波 の. の 出 現 量 の 増 加 を 述 べ て い る.し か し な が ら,. に 徐 波 の 出 現 を 認 め て い る.一.

(5) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波 の臨床的研究 Prados7)等 ら ず,教. は 猫 の露 出 脳 で は 速 波 を 認 め て お. 室 の 高 越16)も速 波 の 著 明 の 増 加 は 全. く認 め て い な い.ま. たJasper,. Kershman. &. 5. す べ て の 実 験 例 に お い て,術. 前 に 脳 波 を10. 分 間 記 録 し,開 頭 術 施 行 直 後 よ り経 過 を 追 つ て1日1回,10分. 間 ず つ 記 録 し,そ の 後 臨 床. Elvidge34)の 新 鮮 外 傷 例 で は 速 波 の 出 現 は 認. 上 脳 浮 腫 症 状 が 全 く去 り,脳 波 が 術 前 に 近 く. あ て い な い.. 恢 復 す る ま で2週. 以 上,要. す るに速 波 は 脳浮 腫 時 の脳 波 の主. 役 を 演 ず る も の で は な い と考 え られ る.. 気,嘔. 吐 等 が み られ,傷. 害. 部 位 及 び 症 状 の 強 い と き は 四 肢 の 一 過 性 麻 痺, 言 語 障 碍,術. 後 痙 攣,意. 患 者 は シ ー ル ド室 に 入 れ,閉. 第4章. 腦 波の 観 察法 及 び 臨床 症 状 について. の部 を切 除 または 損傷. 第1節. 脳 波 の観 察. 記 録 し た 脳 波 の 観 察 に は,. され た 場 合 で も機 能 の 代 償 が 行 わ れ て か な り. 現 数 及 びdelta. 速 に 恢 復 す る の で あ ろ う とい つ て い る.. 谷 と の 間 隔 を 以 つ て し, 波 と し,. 実 験 方 法. indexを. 6C/S,下. ャ ネル 増幅 器 及. 第1項. のBerger18)以. 誘 導 は 単 極 誘 導 で 両 側 耳 朶 を 零 点 と し,頭 所 す な わ ち,開 頭 創 中 心 部,周. 辺 部,. 遠 隔 部及 び 反対 側 脳 半球 に おけ る各 々 の対称. でを α 13C/S以. 上. し て い る も の で,従. つ て α波 毎 秒 平 均 出 現 数 の例. で も 術 前 の 値 は 同 様 に 安 定 し て い る. 徐 波 に つい て. 徐 波 の 計 測 に はdelta delta indexに. に 浅 く刺 入 し た.. ご と く安 定. も 安 定 し て お り 正 常 人 で は7〜10で,私. 第2項. 下 針を 用 い頭 皮内. α 波 の 周 期は 正常 では 前述. 来 報 告 さ れ て いる. 点 よ り誘 導 し た.. 例 で,癲. 7〜12C/Sま. 10秒 間 の 脳 波 中 の α 波 を 数 え て 毎 秒 平 均 出. 検 査 は す べ て シ ー ル ド室 内 で 行 つ た.. 実 験 例 は,当. 期は谷 と. α 波について. 現 数 を 算 定 し た.. 第2節. 用 い た.周. は 徐 波 と し,. び 三 栄 測 器 の イ ン ク 書 き記 録 装 置 を 使 用 し,. 電 極 は 長 さ2cmの1/5皮. α 波 毎 秒平 均 出. を 速 波 と し た.. 脳 波記 録装 置及 び 誘導 方 法. 脳 波 の記 録 に は 生 研 式6チ. 部6ケ. indexを. つ い て は1937年. 用 い た.. にHoagland40). 実験 材 料 及 び実 験方 法. が 精 神 分 裂 症 患 者 に イ オ ン シ ュ リ ン衝 撃 療 法. 教 室 で 開 頭 手 術 を し た 患 者37. を 行 いるそ の 前 後 の 脳 波 を 記 録 し,臨. 床症状の. 増 悪,軽. 増減 の あ. 癇 で 大 脳 皮 質 前 運 動 領(分. 別 除 し た も の,脳. 野6)を. 腫 瘍 患 者 及 び 大脳 蜘 網 膜 炎. そ の 他 で 脳 腫 瘍 と同 様 の 影 響 を ひえ る 手 術 を 施 行 し た 患 者,単. 純 開 頭 の み に 終 つ た も の,. ロ ボ ト ミー を 行 つ た もの な ど で,こ. の他 に 脳. 快 に 際 し てddta. indexの. る こ と を 述 べ て い る. 計 測 方 法 は,. Hoagland40)の. 方 法 に 従 い,記. 録 され た 脳 波 の 中 で そ の 脳 波 の 特 徴 を 最 も多 く持 つ て い る 部 分 の 記 録100cmの mapmcasureで. 脳 室 内 に 空 気 を 注 入 し た13例 を 加 え て 合 計50. ご と く6C/S以. 例 で あ る.な お 開 頭 術 を 施 行 した も の で は で. 線 の 動 揺 の 部 分 を 忠 実 に 計 測 し,. き る だ け 脳 浮 腫 の 防 止 に つ とめ,術. 波 は そ の 波 の 中 央 部 を 通 る 線 で 計 測 す る.し. 中は露 出. 生 理 的 食 塩 水 を 灌 注 し ま た50%葡. 萄 糖 液 の 静 注 等 を 使 用 した.. か し て100cmを し た 数 値 がdelta. 計 測 す る.す. 長 さを. 室 穿 刺 ま た は 腰 椎 穿 刺 に よ り蜘 網 膜 下 腔 及 び. 脳 に38℃. 身. た.. た め の 運 動 性 失 語 症 で あ つ て,浮 腫 の 消 失 に. 第1節. 眼 せ しあ,心. ともに 安 静か つ意 識 の明瞭 な 状 態 で 記 録 し. 枢 附 近 の侵 襲 に よ り術 後 性 局 所 浮 腫 を 来 し た. 第3章. 間 記 録 し た.. 識 障 碍 が み ら れ る.. この 言 語 障 碍 に つ い て 長 谷 川41)は,Broca中. よつ て恢 復 す る が,こ. 気注. 入 例 で は 同 様 直 後 よ り記 録 し,脳 波 が 術 前 に 恢 復 す る ま で の 間 通 常2〜4日. 脳 浮腫 の臨 床 症状 として は一 般 に いわ れ る ご と く,頭 痛,吐. 間 前 後 に お よん だ.空. 下 の 波,す. な わ ち 第1図. なわ ち 徐波 及 び 基. 超 え る 長 さ をcm単 indexで. の. あ る.. α 波 及 び速. 位 で 現わ.

(6) 6. 永. Hoagland40)に 常 人37名. よ る と,第1表. 醒 時0.5で,睡. 端(最 あ る.正. 眠 に 入 る と10.9と. の 酒 精 中 毒 患 老 で は 平 均 値2.5,両 〜6. .0,. 31名. 一. 第1表. 術 前 のdelta. index. 高 ・最 常 人 で覚. な る.. 12名. 端 は0.5. 9名 の 抑 欝 病 患 者 で 平 均 値2.8,両. は1.0〜5.2,. 宏. の ご と く正. の 平 均 値 は2.1で,両. 低 の 範 囲)は0.5〜11.0で. 井. 端. の治療 してな い精 神 分 裂. ,症 患 者 で は 平 均 値6.6,両. 端 は0.5〜25.2で. あ る. 私 の 例 に よ る と,左 あ 癲 癇 患 老22名 値6.7,両 の 他9名. 側 頭 頂 部 脳 波 で,術. で は 第1表. の ご と くで,平. 端 は0.5〜15.0で,脳 で は,平. で あ つ て,癲. 前 均. 腫瘍患者そ. 均 値8.7,両. 端 は0.5〜46.0. み ら れ る.. 癇 患 者 で は 比 較 的 安 定 した 値 が Hoagland40)の. 正常 人 の例 よ り も. 平 均 値 が 高 い の は 癲 癇 自 身 に よ る 徐 波 の 出現 の た め で あ る.脳. 腫 瘍 患 者 そ の他 の例 中 に は. 閉 塞 性 内 脳 水 腫 の1例. が 加 わ つ て お り,こ. れ. が 術 前 よ.り脳 圧 が 高 か つ た の で 平 均 が 上 廻 つ て い る が,残 い る.脳. り の8例. は 安 定 した 値 を み せ て. 蜘 網 膜 炎 例 で は 殆 ど 正 常 の 値 と同 様. で あ る. 各 例 の 他 部 誘 導 も ほ ゞ 同 様 の 値 を 得 た. 第3項 速 波 は,吉. 本21),銭. 速 波 に つ いるて 谷20)等 に よ る と 臨 床 実 第1図. delta. index計. 測. 法. 験 及 び 動 物 実 験 で 増 加 を 認 め る とい つ て い る.. 3日 の 徐 波 増 加 時 に は 一 過 性 に 減 少 し1週 間. 吉 本21は1ケ. 目に 著 明 の 増 加 が み ら れ る とい う.. 月以 内 の 新 鮮 損 傷 例 で は 著 明 に,. そ れ 以 後 の 陳 旧 例 で も 損 傷 部 に 速 波 の 出現 を 認 め る とい つ て い る.ま た 銭 谷20)も術 後2〜. し か し な が ら 前 述 の ご と く,. び 教 室 の 高 越16)は,脳. Prados7)等. 及. 浮 腫 の 場 合 に脳 波 一 般.

(7) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波の臨床的研究 の 減 衰 と と もに 速 波 の 著 明 の 減 衰 乃 至 消 失 を. 7. 第2表. 皮質別除 した場合. 認 め て いるる. よつ て 私 は 開 頭 術 例 で は 速 波 の 出 現 に は 着 目せ ず, α 波 及 び 徐 波 の 消 長 に 主 眼 を お い て 観 察 す るた め に,速. 波 は 高 域 濾 波 器 に よつ て. 減 衰 せ し め る こ とに し た. 第2節. 臨 床 症 状. 脳 浮 腫 の 臨 床 症 状 は,い で,意. 識 障 碍,頭. 過 性 麻 痺,一 後 痙 攣,創 た.こ. 痛,吐. わ ゆ る脳 浮 腫 症 状. 気,嘔. 吐,四. 過 性 運 動 性 失 語 症,尿. 肢 の一. 失 禁,術. 部 の 皮下 浮腫 及 び 発 熱 を参 考 とし. れ ら の 症 状 が 出 揃 い か つ 最 も強 度 な る. 時 期 を 臨 床 上 脳 浮 腫 の 最 高 期 と見 做 し た. 第5章 第1節. 実 験 成 績. 癲 癇 患 者 に お け る皮 質 別 除 の 場 合 第1項. 症例 並 に 開頭 方 法. 開 頭 術 を うけ た 癲 癇 患 者22例 を 対 象 と した. こ の 詳 細 は 第2表. の ご と くで あ る .. 癲 癇 の 分 類 は,陣. 内 教 授 物 に よ る1もの で,. 私 が 症 候 性 癲 癇 に 入 れ た も の は,い るわ ゆ る 症 候 性 癲 癇,す. な わ ち 臨 床 所 見 か ら何 らか の 器. 質 的 変 化 を 疑 わ し む る も の で,残 性,ジ. 遺 性,外. 傷. ャ ク ソ ン 癲 癇 の何 れ に も入 れ が た い も. の で あ る.な お 脳 腫 瘍,脳. 腫 瘍,脳. 寄生 虫 症. 第2図. 皮質 別除 例電極 刺入部 位. 等 に よる癲癇 は もち ろん す べ て 除 外 し て あ る. 開 頭 方 法 は 頭 頂 側 頭 部 に お け る辮 状 皮 膚 切 開 の 後,骨. 片 を 飜 転 し硬 膜 を 用 い た も の で あ. る. 皮 質 別 除 は,電. 気 刺 戟 に よ り分 野6を. し,こ れ を 約3×3×1cm別 第2項. 決定. 除 し た.. 誘 導 方 法. 頭 頂側頭 部 に おけ る開頭 創 の皮 質 別除 部 を. 毎 日記 録 し そ の 後1日. お き に15〜19日. まで記. 中 心 と し,開 頭 側 の 前 頭 部 及 び 後 頭 部 の3ケ. 録 した. α 波 毎 秒 平 均 出 現 数 及 びdelta index. 所 及 び そ の 対 称 点 の3ケ 所 に 第2図. を 計 測 し て こ の 両 者 の 最 高 度 の 時 期 を 以 つ て,. のご とく. 電 極 を 頭 皮 内 に 刺 入 した. 以 上 の 各 部 を 記 述 の 便 宜 上,開. 脳 波 上 の 脳 浮 腫 の 最 高 の 時 期 と し,ま た 術 前 頭 創 部,開. 頭 側 前 頭 部,開 頭 側 後 頭 部,開 頭 創 対 称 部,対 称 側 前 頭 部,対 称 側 後 頭 部 と よぶ こ と とす る. 第3項 脳 波 は 術 前1回,術. 脳 波 の変 化 直 後 よ り術 後9日. に 近 く恢 復 す る と きを 脳 波 上 で の 脳 浮 腫 消 退 の 徴 と見 做 した. こ れ に よ る と最 高 度 の 時 期 は 術 後1日3例 術 後2日6例,術. まで. 術 後5日3例. 後3日9例,術 で 平 均 術 後2.77日. ,. 後4日1例, と な る .消. 退.

(8) 8. 永. の 時 期 は,術. 後6日2例,術. 後9日1例,術. 井. 後7日2例,術. 後10日2例,術. 後22日3例,. 浮 腫 の 高 度 な も の,中 等 度 の も の,軽 度 の も の の 各1例. 後25日5例,術. 後26日3例. と な つ て い る.平. 均 は 術 後11,. 95日 と な る. 第3図. 前(No.. 直. α 波毎 秒平 均 出現 数 頭 創 部 以 下 殆 ど同 様 で あ る.. A. 電 極 の 位 置 は,開. ず つ の 脳 波 を 示 す と,第3,. 4, 5. 図 の ご と くで あ る.. 術. 術. 術 前 の値 は,開. 一. これ ら を 脳 波 上 及 び 臨 床 症 状 か ら み て,脳. 術 後13日4例,術. 第1目. 宏. 開頭 創部 頭 創 の 中心部 で 皮 質剔 除. 1例). 後. 部 に あ た る. 術 前 の 値 は 個 人 差 が 強 く5.5〜10.0ま 平 均 値 は 第3表 つ て い る.術. 及 び 第6図. でで. の ご と く7.99と. 直 後 よ り 減 少 を 認 め,術. 後1〜. な.

(9) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波 の臨床的研究. ↓. 術 後 2 日 目. ↑ ↓. 術 後 7 日 目. ↑ ↓. 術 後 15 日 目. ↑. 9.

(10) 10. 永. ↓. 第 4 図 術 前 No. 13 例 ). ↑ ↓. 術 直. 後. ↑. ↓. 術 後 5 日 目. ↑. 井. 宏. 一.

(11) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波 め臨床的研究. ↓. 術 後 8 日 目. ↓. 術 後 15 日 目. ↑ ↓. 第 5 図 術 前 No. 15 例 ). ↑. 11.

(12) 12. 永. ↓. 術 後 1 日 目. ↑ ↓. 術 後 4 日 目. ↑ ↓. 術. 後 5 日 目. ↑. 井. 宏. 一.

(13) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波の臨床的研究. 13. 術 後 7 日 目. 術 後 9 日 目. 第6図 皮質別 除例 α 波毎秒平均 出現数平均値. は 第3表. の ご と く,術 後2日. 少 を み せ,術. 目に 最 も強 いる減. 前 の 平 均 値7.99が3.33と. 以 後 増 加 を 続 け 術 後15〜16日. な り,. 目に は 術 前 の値. に 還 つ て い る.部 位 的 差 異 を み る に こ の 図 ま た は 表に み る ご と く開 頭 側 前 頭 部 を 除 い て は 開 頭 創 部 が 最 も強 い 減 少 を 示 して い る.ま た この 場 合 の 曲 線 は ほ ゞ全 経 過 を 通 じ最 下 位 の 開 頭 側 前 頭 部 に つ い で 位 し て い る. 各 例 に つ い て み る み る に,最. 4日 の 間 に 最 低 の値 を 示 して 以 後 一 進 一 退 徐 々 に 増 加 の傾 向 を 認 め て いる.全. 例 の平 均値. す の はNo.. 21例 で 術 前6.3の. 目 に0.2を. 示 し,最. 術 前9.8の. 高 の減 少 を示 も の が 術 後1日. も 軽 度 な の はNo.. も の が 術 後3日. 目 に5.5に. 11例 で 減少 し.

(14) 14. 永. 井. 宏. 一. び 第6図. 第3表 皮 質 別 除 例 α波毎秒平均出現数平均値. の ご と く7.69で 開 頭 創 部 とほ ゞ同 様. の 値 を 示 して い る.術 直 後 よ り減 少 し始 め2 〜4日. 間 に 最 高 の 減 少 を 示 す.こ. れ は 開頭 創. 部 と同 様 の 傾 向 で 恢 復 も ま た 同 様 の 傾 向 を 示 す が そ の 程 度 は 軽 く,最 高 時 の 平 均 値 は 第3 表 の ご と く術 後3日. 目 に4.36で あ る.す な わ. ち こ の 場 合 の 曲 線 は 前2者. の 曲線 に比 して さ. ら に 上 位 に あ る. 各 例 に つ い て み る に,最 22例 の 術 前7.6の. も の が 術 後1日. な つ た も の で あ る.最 で 術 前9.7の. も高 度 な の はNo. 目 に0.6に. も軽 度 な の はNo. 11例. も の が 術 後3日. 目 に6.2を. 最 高 減 少 の 時 期 は,術 後3日. 目 の も の が6. 例 で 最 も 多 く,平 均 術 後2.7日 D.. で あ る.. 対称 側 後 頭 部. 術 前 の 値 は4.6〜9.9で,平 び 第6図. 均 値 は第3表. 4.32の 最 高 の減 少 を 示 す.こ. 最 高 の 減 少 を 示 す 時 期 は 術 後3日 で 最 も多 く平 均 術 後2.95日 B.. 目 が8例. 他 部 誘 導 と同 様 の 傾 向 を 以 て 術 後16日 目 に は. に示. の 部 は 開 頭 創 よ りす れ ば. 遠 隔 部 に 相 当 す る.. 第6図. 平 均 は 第3表. 及び. 直 後 よ り減 少 を 認 め 術 後. 3日 目に 最 高 の 減 少3.76を 示 す.以. 後 の恢 復. の 過 程 は 開 頭 創 部 と同 様 の 傾 向 を 示 し て い る が,開. の 程 度 が 軽 い こ とは 本 曲 線 が す べ て の うち で 最 上 位 に あ る こ とで わ か る. 各 例 に つ い て み る に,最. の ご と く7.90で 開 頭 創 部 とほ ゞ同 様 の. 値 を 示 し て い る.術. 頭 創 部 の 曲線 に 比 し常 に 上 位 に 位 し て. め る の はNo. 目 に1.3と No. 11例. い る.. も高度 の減 少 を認. 4例 の 術 前4.6に. な つ た も の で,最 で 術 前 の9.9に. 対 し術 後3日 も軽 度 な の は. 対 し術 後3日. これ ら の 最 高 減 少 の 時 期 は 術 後3日 も 多 く7例. で,平. 均 術 後2.7日. E.. 4例 で 術 前 の値5.1に. に0.4で,最. 高 の減 少 を 示 す の 比 し術 後3日. 目. も軽 度 な の はNo. 11例 で 術 前9.4. に 比 し 術 後3日. 目 に6.0を. 示 す.. 開 頭 側前 頭 部. 3日 目 の も の が8例. で 最 も 多 く,平. 均 術後. 2.7日 で あ る.. の 周 辺 に あ た る. 大 体,前. 頭 葉 は α波 の 出現 が 少 い といるわ れ. 及 び 第6図. 均 は 第3表. 及. の ご と く7.18で 他. 部 に 比 し小 さいる.平 均 値 で 最 高 の 減 少 を 示 す 目 で3.05で あ る.こ れ は 各 部 の. 誘 導 の平 均値 中清. 開 頭 創対 称 部. 術 前 の 値 は5.1〜9.6で,平. の 例 で も術 前 の値 は4.1〜9.6,. 平 均 値 は 第3表. の は 術 後2日 C.. に示 す. ご と くで,開 頭 創 部 た か な り近 く皮 膚 別 除 部. て い る が,私. これ ら の 最 高 度 の 減 少 を 認 め る 時期 は 術 後. 目が 最. で あ る.. 電 極 の 位 置 は 開 頭 側 前 頭 部 の第2図. 各 例 に つ い て み る に,最. 目に. 6.4と な つ た も の で あ る.. お り,明 か に 減 少 の 程 度 が 軽 い こ とを 示 して. はNo.. れ は 開頭 創対 称. 殆 ど 術 前 に 還 つ て い る.こ の 場 合 は 最 も減 少. 電 極 の 位 置 は 開 頭 側 後 頭 部 で,第2図. 術 前 の 値 は5.1〜10.1で. 目に 平 均 値. 部 よ り も軽 度 で あ る.以 後 次 第 に 恢 復 を 示 し. とな つ て いるる.. 開 頭 側後 頭 部. す ご と くで あ る.こ. 及. の ご と く7.98で あ る.他 部 と同 様 に. 術 直 後 よ り減 少 を 示 し,術 後3日 た も の で あ る.. 示 す.. 高 の減 少 を 示 袖. る.恢 復 の傾 向 は前4者. ので あ. と同 様 で 術 後4〜5.

(15) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波 の臨床的研究 日 目 よ り一 進 一 退 増 加 し て 術 後16日 目 に は 殆 ど術 前 に 還 つ て い る が,本. 曲 線 は全 曲線 中最. 15. 全 例 の 術 前 に お け る 各 部 の 誘 導 の 値 は,最 低0.5か. ら 最 高17…0で 各 部 の 平 均 値 は ほ ゞ 同. 下 位 を 占 め て お り,減 少 の 程 度 は 開 頭 創 部 よ. 様 で あ る.第1表. り も む し ろ 高 度 で あ る.. る 正 常 人 の 平 均 値2.1よ. 各 例 に つ い て み る に,最 の はNo. 21例 で 術 前4.8に 0.5と な つ た も の,最 で 術 前8.2が. 頭 頂 部)と. 対 し術 後2日. 例 で は そ の 両 端 は0.5〜11.0と. 目に. 目に5.8に. 減 少 した も. の で あ る.. は 術 後2.9日. で,最. も多 に の は 術 後3日. 目の. F.. 均 値 は 第3表. 及. の ご と く7.10を 示 し開 頭 側 前 頭 部 と. ほ ゞ同 様 で あ つ て,そ. の他 の 部 の 誘 導 よ り低. い 値 で あ る.術 直 後 よ り減 少 を 始 め 術 後3日 目 に 最 高 減 少 の4.00を 示 し,以 後 恢 復 の 傾 向. 略 す)の. 増 加 は,勿. high. 後D.. I.と. 論 徐 波 の増 加 及 び基 線 の. voltageの. れ らに大 略 つ ぎ. 2). 徐 波 のburstの. い てburstが 3). す の はNo. 21例 で 術 前 の5.0に 示 し,最. No. 11例 で 術 前7.7に. 対 し術 後2日. 対 し 術 後3日. 目 に6.5. を 示 す.. れ らの波 形 は脳 浮腫 の強. 開 頭 創 部. 術 前 の 値 は 個 人 差 が あ り1〜17で,そ 均 値 は 第4表. も軽 度 の 減 少 を 示 す の は. :. さ と は 特 別 の 関 係 は み ら れ な か つ た. A.. も高 度 の 減 少 を 示. の間 隔 を お. 基 線 の 動 揺 の み 著 明 な も の(第9図). い の が 特 徴 的 で あ る. 各 例 に つ い て み るに,最. .. み ら れ る.. し か し な が ら,こ. の後 の経 過 に おい て恢 復が お そ. あ る も の(第8図). こ れ は 多 く の 例 に み ら れ2〜5秒. 線 は 最 低 値 附 近 で は 全 曲 線 の 中,中 位 を 占 め. 導 と ほ ゞ同 様 で あ る.そ. 徐波 の 連 続 す る も の. (第7図).. して 本 曲. 及 び 第10図. の ご と く4.38で. る.術 直 後 よ り増 加 を 示 し,直 18.13と. の平. な り,最 高 は 術 後2日. あ. 後 には平均 目で30 .59で. あ る.こ れ は 開 頭 側 前 頭 部 を 除 けば 最 も 高 い ,. これ ら の 最 高 度 の 減 少 を 認 め る時 期 は,術 後3日. illdex(以. 動 揺 に よ る も の で あ る が,こ. こ れ は 稀 で あ つ た.. 目 にO.8を. れ らは. 癲 癇 自 身 に よ る 徐 波 の 出 現 に よ る も の で あ る.. 1). 対称 側 前頭 部. 術 前 の 値 は4.0〜9.6で,平. て いるるが,そ. な つ て お り.. の よ う な 所 見 を 認 め た.. 7例 で あ る.. は 他 の5誘. 側. たHoagland40)の. 少 し 多 い が,こ. 各 部 誘 導 に お け るdelta. これ ら の 最 高 度 の 減 少 を 認 め る時 期 の平 均. び 第6図. な つ て い る.ま. 私 の 例 は 最 高 が17.0で. ょ. り は 高 く6.7(左. 高 の減 少 を 認 め る. も軽 度 な の はNo.11例. 術 後3日. の ご と くHoaglandao)に. 目が8例. で 最 も多 く,平 均 術 後2.8日. で あ る.. そ の 後3日. 目 よ り,多 少 の 一 進 一 退 は あ る が. 漸 次 恢 復 し始 め 術 後15〜16日 術 前 に 還 る.そ. 第2目. delta index 第7図. 部 に つ い で 第2位. には 殆 ど完 全 に. し て 本 曲線 は ほ ゞ開 頭 側 前 頭 の上位 を 占め増 加 が 顕著 で. 徐 波 の 連 続 す る も の.

(16) 26. 永. 井. 第8図. 第9図. 第4表. 皮 質 別 除 例(delta. index平. Burstの. 宏. 一. あ. る. も の. 基 線 の動揺 の著 明 な もの. 均 値). 第10. 図. が 術 後2日 の はNo. 4.0に. 皮 質 剔 除 例delta. 目 に100.0を 19例. index平. 示 し,最. で 術 前3.0の. も軽 度 の も. ものが 術 直 後 に. 増 加 し た も の で あ る.こ. 状 と の 関 係 は 後 述 す る が,い. 均値. れ ら と臨 床 症 づ れ の 例 もD.. I. の増 加 及 び 恢 復 の過 程 は 同 一 の 傾 向 を 示 し て い る. 最 高 に な る 時 期 は, 場 合 と 同 じ く 術 後3日. 目 が 最 も 多 く7例. で,. 平 均 は 術 後 兎2.5日 と な つ て い る.. あ る.. 各 例 に つ い て み る に,最 も 高 度 の も の はNo.. α 波 毎秒 平均 出現数 の. 高 時 のD.. 1例 で,術. 前5.0の. Iで. B.. 最 もの. 術 前 のD.. I.の. 開頭 側 後頭 部 両 端 は0.5〜16.0で,そ. の.

(17) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波 の臨床的研究 平 均 値 は 第4表 る.術. 及 び 第10図. の ご と く4.27で. 直 後 よ り 増 加 を 示 し,最. 目 で26.83で. あ る.以. あ. 高 は 術 後3日. 曲 線 は ほ ゞ中 位. 1例. で,術. 高 のD.. 前21.0の. 示 す.最. 例 の 術 前2.0の. I.を. 示す. も の が 術 後2. も 軽 度 の も の はNo.. も の が 術 後1日. 目 に3.0に. で 最 も 多 く,平 C.. 術 前 のD.. 均,術. で あ る.. の平. も 他 部 と 同 様 で あ る が,本. 各 例 に つ い て み る と,最. 前3.0が. 目 に4.0と. と. 曲 線 は 対 称 側 後 頭 部 に つ ぐ下 位 を 占. め,増. 加 の 程 度 は 軽 度 で あ る.. 各 例 に つ いるて み る と,最 す の はNo. に80.0を. 6例. 例 で 術 前3.0に. 目 に101.0に. 対 し 術 後2日. 目. も 軽 度 な の はNo.. 19. 対 し 術 直 後 に3.5を. 示 して い. こ れ ら の 最 高 度 を 示 す 時 期 は,術. D.. 均,術. 後3日. 後2.7日. で あ る.. 均値. の ご と く4.00で. 高は 術. れ は 開頭 創対 称 部 に. 後 下 降 の 一 途 を た ど り術 後. 曲 線 は 一 般 的 に み て 全 曲 線 中 最 下 位 を 占 め,. が8例. で 最 も 多 く平 均 値 は 術 後3.0日. F.. 術 後3日. ま た 最 も 軽 度 な の はNo. 目 に2.0と. 高 な の はNo. 目 に58.0に. 19例. 後3日. 目. で,他. 対 称 側 前頭 部. 術 前 の値 は0.5〜13.5で,そ. 5例 増 加 し,. の 術 前1.0が. 術. 5誘 導 と 同 じ く術 直 後 よ り増 加 を 始 あ術 後1 示 す.こ れ は 他 部 誘 導. に 比 し て 中 位 の 値 を 示 し て い る.以 後 一 進 一 退 下 降 を た ど りか な りの 動 揺 は あ る が,術. 後. 曲線 は全 曲線 中 中位 を 占 めて い るが 対称 側 で. 各 例 に つ い て み る と,最 高 はNo. 前13.5に. 後3日. 対 し術 後2日. も軽 度 な の はNo.. 目 に77.0を. 7例 の 術 前2.0に. 1例 で 術 示 す.最 対 し術 後. な つ た も の で あ る.. これ ら の最 高 度 を 示 す 時 期 は,術 で 最 も多 く,平 均 は 術 後2.6日 第4項. 後3日. 目. で あ る.. 臨 床 症 状. 癲 癇 患 者22例 の術 後 の 臨 床 症 状 を 示 せ ば 第 5表 の ご と くで あ る.脳 浮 腫 の 臨 床 症 状 と し て は こ の表 に 示 す ご と き 症 状 を 参 考 と した .. な つ た も の で あ る.. こ れ ら の 最 高 度 を 示 す 時 期 は,術. の平 均値 は第. 4表 及 び 第10図 の ご と く4.72で あ る.前 記 の. が7例. 最 も 影 響 が 少 い こ と を 示 す.. 前 の1.0が. の術. なつ た もので あ. こ れ ら の 最 高 度 を 示 す 時 期 は,術. 4日 目3.0と. 15日 目 に は 完 全 に 術 前 の 値 に 還 つ て い る.本. 各 例 に つ い て み る と,最. 7例. は 最 も 高 く,影 響 が か な り強 い こ とを 示 す.. あ る.他. 部 と 同 様 に 術 直 後 よ り増 加 を 始 め,最 目 の24.04で,こ. 増 加 して. 16日 目 に は 殆 ん ど術 前 に 近 く還 つ て い る.本. I.の 両 端 は0.5〜12.0で,平. つ ぐ 値 で あ る.以. 目. 対称 側 後頭 部. 及 び 第10図. の術. る.. 日目 に 最 高 の24.65を. で 最 も 多 く,平. 1例. 部 よ り も比 較 的 お そ い.. る 例 で あ る.. 術 前 のD.. 術 後3日. も大 な る増 加 を 示. の 術 前2.5に. 示 す も の で,最. 対 し 術 後2日. 高 はNo.. も 軽 度 な の はNo.. 後 前2者. 復 の傾 向. 加 の 程 度 は 最 も 強 い.. い る 例 で あ る.最. 目 の24.37で. 後. 曲線 は全 曲線 中最. と. る が,本. 後1日. 後 一 進 一 退 下 降 を 続 け,恢. 直 後 よ り 増 加 を 始 め る こ と は 前2者 高 は 術 後4日. あ る.他. 示 し開頭 創 部 よ りも高度 で. 前10.0に. 同様 の傾 向 を以 て下 降 して術 前 に近 い値 に 還. で,術. あ る.以. 高 位 に 位 し,増. 開 頭 側 後 頭 部 に つ ぐ値 で あ る.似. 後3日. 目 に33.77を. の ご と く5.70で. あ. 同 様 で あ る が,最. 均値. 部 誘 導 と 同 様 に 術 直 後 よ り 増 加 を 始 め,術. 及 び 第10図. の ご と く3.93で. る.術. は 第4表. I.の 両 端 は0.5〜13.0で,平. 増. 開頭 創 対 称 部. 及 び 第10図. に反 応. は 第4表. 目. I.の 両 端 は0.5〜17.0で,そ. 均 値 は 第4表. が7例. に 侵 襲 を 加 え た 場 合,特. 19. 後3日. 後2.7日. 開頭 側 前 頭 部. が 強 く 現 わ れ る.. 2日. こ れ ら の 最 高 度 を 示 す 時 期 は,術. 後2.7日. 前 頭 葉 は 元 来 脳 波 上 不 安 定 で あ る とい わ れ. 術 前 のD.. 加 し た 例 で あ る.. が8例. E.. て い る が,脳. 各 例 に つ い て み る に,最. 均,術. で あ る.. を 占 め て い る.. 日 目 に77.0を. で 最 も 多 く,平. 後 下 降 を続 け 開 頭創 部. と 同 様 の 傾 向 を た ど る が,本. の はNo.. の も の が7例. 17. 目. 最 も多 くみ られ る の は 頭 痛 で21例 に み ら れ.

(18) 18. た.つ. 永. い で 四 肢 の 一 過 性 麻 痺 で,こ. に 認 あ た.こ. 井. れ は16例. の 麻 痺 は 左 側 ま た は 右 側 分 野6. 宏. 一. 落 症 状 と し て の こ る こ と も あ る が,本22例 で は こ の よ うな 例 は み な か つ た.直. 中. 後 に麻 痺. の 剔 除 で あ る か ら 各 々 そ の 反 対 側 の 上 肢,下. の 現 わ れ た6例. 肢 に 現 わ れ て お り,侵 襲 が 直 接 皮 質 運 動 野. な わ ち 脳 浮 腫 の た め の 一 過 性 の 機 能 障 碍 と考. (分 野4)に. え られ る.こ. 及 ぶ ときは 剔 除 直 後 に 麻痺 が 出. 現 しか つ そ の恢 復 が 非 常 に 長 び くか,或. 第5表. は脱. も短 時 日に 恢 復 して いる .す. の 麻 痺 は ま ず 運 動 が 鈍 くな り不. 全 硬 麻 痺 の状 態 が 認 め られ,つ. 皮 質 剔 除 例,臨. 床 症 状. い で 完全 な麻.

(19) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波の臨床的研究. 19.

(20) 20. 永. 井. 宏. 一. 表中. 数 字 は 術 後 日数.. 〓. {. 麻痺 の項 +. 完全 麻痺 不全 麻痺. ±. 働 作が鈍 い. 〓. 39℃. 台. 38℃. 台. { 発熱 の項 〓 +. 37℃ 台. 痺 が く る こ と も あ る.軽 度 の も の で は 不 全 硬. 術 後1日. 麻 痺 の み に 止 ま る.順. 皮 質 別 除 直 後 に 現 わ れ た 例 は な い.こ れ ら は. 手 関 節,肘. 関 節,肩. 序 は 先 ず 手 指,つ. いで. 甲 関 節 に 及 ぶ 順 序 を と る.. 目 に 現 わ れ る も の が 大 半 で あ る が,. 何 れ も左 側 分 野6別. 除 例 でBroca中. 枢に近. 本22例 で は 上 肢 全 般 の 麻 痺 を 認 め た の は2例. いるた め 脳 浮 腫 に よ る機 能 障 碍 を 来 した も の で. で あ る.. あ る.. 言 語 障 碍 は8例. に 認 め,何. れ も比 較 的 早 く. 意 識 障 碍 の あ る例 は な く,ま た 脳 波 記 録 上.

(21) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波の臨床的研究 意 識 障 碍 の あ る も の は 除 外 し た.こ 障 碍 の あ る も の は,脳. れ は意 識. 尿 失 禁 は4例. す な わ ち,私. の 例 で 全 般 的 に 観 察 す れ ば,. α 波 毎 秒 平 均 出 現 数 は 術 直 後 よ り減 少 し始 め,. で あ る.し か し本 症 状 を 伴 う例 は 他 の 臨 床 症. 術 後1〜4日 目 に 最 低 値 を 示 し,そ の 後 一 進 一 退 し て 徐 々 に 増 加 し術 後1.5〜16日 目 に は ほ. 状 で も 相 当 脳 浮 腫 症 状 の 強 い 例 で あ る.. ゞ術 前 の値 に 恢 復 す る. D. I.は これ と 全 く. 吐 気,嘔. で,何. べ て い る.. 波 上 そ のた め に よ る 徐. 波 を 認 め るか ら で あ る.. 21. れ も時 々失 禁 す る 程 度. 吐 の あ る例 は10例 で これ も他 の 症. 逆 比 例 し,術 直 後 よ り増 加 し 始 め,術. 後1〜. 状 と併 せ 考 え るに 或 程 度 以 上 の 脳 浮 腫 を 思 わ. 4日 目 に 最 高 値 を 示 し,そ の 後 一 進 一 退 し て. し め る 状 態 の も の で あ つ た.. 徐 々 に 下 降 し術 後15〜16日. 術 後 痙 攣 の あ つ た の は3例. で, No. 14例,. No. 17例 は と もに 顔 面 こ とに 口 角 部(非 側)の. 目 に は ほ ゞ術 前 の. 値 に 還 つ て い る.. 開頭. つ ぎ に,こ. れ ら脳 波 の 変 化 の 差 異 を 部 位 的. 痙 攣 を 著 明 に 認 あ た. No. 21例 は 非 開. に み る に,開. 頭 創 部 よ り もむ し ろ 開 頭 側 前 頭. 頭 側 の 上 下 肢 に 約50秒 間 の 断 続 す る痙 攣 を1. 部 に 最 も強 く現 れ,つ. 回 認 め て い る.こ. つ い で 開 頭 側 後 頭 部 と対 称 側 前 頭 部 とが ほ ゞ. れ らは 何 れ も他 の 臨 床 症 状. い で 開 頭 創 部 に 強 く,. も強 く,か つ 痙 攣 は 他 の脳 浮 腫 症 状 の 最 強 期. 同 程 度 で あ り,つ い で 開 頭 創 対 称 部 で,対. に 現 わ れ て い る こ と,ま た 痙 攣 そ の も の の 状. 側 後 頭 部 が 最 も軽 度 で あ る.何 故 に 開 頭 側 前. 態 よ り し て 癲 癇 小 発 作 と は 思 わ れ ず,脳. 頭 部 が 開頭 創 部 よ り強 く現 わ れ,ま. 浮腫. 称. た対 称 側. の た め の 術 後 一 過 性 痙 攣 す なわ ち 外 傷 時 に み. に お い て 前 頭 部 に 最 も 変 化 が 強 く,開 頭 側 後. られ るFruhepilepsieと. 頭 部 とほ ゞ等 し い 程 度 に 現 わ れ るか とい うに,. 考 え ら れ る.. 創 部 に 認 あ る皮 下 浮 腫 は 早 期 に 現 わ れ,こ. 前 述 の ご と く元 来 前 頭 葉 で は 脳 波 上 不 安 定 で,. れ も脳 浮 腫 症 状 の 強 い も の ほ ど強 く現 わ れ る.. 脳 に 侵 襲 を 加 え た 場 合 と くに 反 応 が 強 く現 わ. 発 熱 は 術 直 後 また は 術 後1日. れ る た め で あ る と考 え ら れ る.し か し な が ら. よ り現 わ れ るが,. これ も脳 浮 腫 症 状 の 軽 度 の も の で は 軽 い. 手 術 時 間 の 長 短 は,脳. 浮腫 症 状 の軽 重 に特. ま た 一 方 開 頭 創 部 よ りも 開 頭 創 部 よ り も開 頭 側 前 頭 部 に 強 く現 わ れ る の は,開 頭 創 部 で は 皮 質 が か な り広 く剔 除 され て お るた め 却 て 浮. 別 の 関 係 は 認 め な か つ た. 以上 の各 症 状 の最強 期 を参 考 として臨 床 上. 腫 は 少 く,こ れ に 接 近 し た 前 頭 部 に む し ろ 強. の 脳 浮 腫 の 最 強 期 を 判 定 す る と,術 後1日3. く浮 腫 が 起 つ て いるる こ と も容 易 に 考 え られ る. 例,術. こ とで あ る.. 4例,術. 後2日6例,術 後5日1例. 後3日8例,術. 後4日. で あ る.平 均 は術 後2.72. 日 と な る.. 脳 波 変 化 の最強 部 位 及び 時 期. α 波 毎 秒 平 均 出現 数 の減 退 も, D. I.の 増 加. 臨 床 上 の 脳 浮 腫 の 消 退 は,術 術 後6日6例,術. 後7日5例,術. 術 後9日3例,術. 後10日2例. 後5日2例, 後8日4例,. で,平. 均 は術 後. 7.27日 で あ る.. 腫 が 最 高 で あ つ た が,こ. 目が臨 床 上脳浮. の ときは術 後痙 攣 が. 頻 発 し た の で 脳 波 の 記 録 が 不 可 能 で あ つ た. 第5項. 小 括並 に考 按. α 波 毎 秒 平 均 出 現 数 とD. I.. こ の 両 老 は 手 術 直 後 か ら きれ い に 逆 比 例 し た 関 係 に あ る.こ の こ とは,吉 で, Prados7)等. も 開 頭 側 前 頭 部 を 除 いるて は 開 頭 創 部 が 最 強 で あ る. こ の こ と は銭 谷20),吉 Jasper,. な お, No. 17例 は 術 後4日. 1). 2). 本21)は臨 床 例. は 動 物 実 験 で 同 様 の こ とを の. Kershman. &. 本21), Prados等7). Elvidge34)及. ,. び 桂 ・遠. 藤 ・林 等22)の研 究 と一 致 し て い る. 脳 波 上 の 脳 浮 腫 の 最 強 期 は 平 均 術 後2.77日 で,銭 谷20)が術 後2〜3日. を 最 高 とす る一 過. 性 の徐波 が連 続 的 に 出現 す る といつ て い るの と一 致 す る.ま たPrados等7)は. 猫,銭. 谷20). は 家 兎 の 脳 露 出 に よ り脳 浮 腫 を 起 さ し め,術 後3〜4日 る.. に 最 高 の徐 波 の 出 現 を 認 め て い.

(22) 22. 永. 3). 井. 宏. 脳 波 変 化 の 消退. 手 術 時 間 の長 短 は 臨 床 症 状 及 び 脳 波 の 変 化. 脳波上 の脳 浮 腫 消 退 の 時 期 は 平 均 術 後 11.95日. で,銭. 一. と密 接 な 関 係 は 認 め な か つ た.. 谷20,の臨 床 実 験 に よ る約1週. 臨 床 症状 で 一程 度 以上 の脳浮 腫 症 状 を 呈 す. 間 で 消 失 す る とい つ て い る の と異 な り,か な. る も の,す. り長 い.動. 痙 攣,尿. 物 実 験 で は,銭. に,Prados等7)は7〜9日 乏 い つ て い るが,こ. 谷20)は術 後8日. 目. 目に術 前 に 復 す る. 失 禁,左. 肢 の 一 過 性 麻 痺,術. 波 の 変 化 も強 く,徐 波 の. 増 加, α 波 の減 退 を 著 明 に 認 め た.こ に つ い て,本. の皮 質 剔 出 の場 合 と. 後. 側 開頭 例 で言 語 障 碍等 の現. わ れ た も の で は,脳. れ らは いず れ も皮質 を 空. 気 に兎 露 出 した 実 験 で,私. な わ ち,四. の こと. 川30)が,脳 外 傷 に お い て 傷 害 の. は 異 な つ て お り,当 然 の こ と とい うべ き で あ. 程 度 が 強 くか つ 急 激 な も の ほ ど 徐 波 が 多 くか. る.. つ 周 期 が 長 い とい つ て い るが,こ. 4). の 脳 浮 腫 が 重 要 な 一 因 を な し て い る と思 わ れ. 臨 床 症 状 と脳 波. る.. 臨 床 症 床 上 の 脳 浮 腫 最 強 時 は 平 均 術 後2.72 日で,脳. 波 上 は 平 均 術 後2.77日 と な つ て お り. ほ ゞ一 致 し て い る が,脳. 第2節. 波 の 変 化 は や ゝお く. 症 例 並 に開 頭 方 法. 症 例 は 開 頭 術 を 施 した 脳 腫 瘍 患 者6例,そ の 他 の 患 者 で 脳 腫 瘍 患 者 と同 程 度 の 開 頭 術 を. 床 症 状 で は 平 均 術 後7.27日 で. 銭 谷20)の報 告 とほ ゞ一 致 す る が,脳. 受 け た も の3例. 波変化の. 消 退 は 私 の 経 験 例 で は 平 均 術 後11.95日. 3例 を 含 む),側 前 頭 部 開 頭 の2例. 症 状 と共 に 消 退 す る例 は 殆 ど な か つ た.. 第6表. 脳腫瘍 その他電極刺入部位. の 計9例. 脳. で 第6表. あ る.開 頭 部 は,前 頭 部4例(後. とな. り,延 長 し て お り,銭 谷20)の い う ご と く臨 床. 第11図. 脳 腫 瘍 そ の他. 第1項. れ て 現 わ れ る傾 向 に あ る. 消 退 時 は,臨. れ は外 傷 後. 腫. 瘍. そ. の. 頭 部1例. の ご と くで 頭 蓋 窩 開頭. で あ る.こ. は 死 亡 例 で,項. の 中,. を改 め て詳. 他. 述 す る.. 第2項. 誘 導 方 法. 第11図 の ご と く,開 頭 創 部 の 中 心 に 電 極 を 刺 入 し,開 頭 側 で 創 の 周 辺 部 及 び 遠 隔 部 の3 ケ 所 及 び これ ら の 対 称 部 の3ケ り同 時 誘 導 を 行 つ た.こ 部,開. 所 計6ケ. の 各 部 を,開. 頭 創 周 辺 部,開 頭 側 遠 隔 部,開. 称 部,創 とす る.. 周 辺 対 称 部,遠. 所よ 頭創. 頭創対. 隔 対 称 部 と呼 ぶ こ と.

(23) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波の臨床的研究 第3項 脳 波 は 術 後9日. は 術 後8.85日. 脳 波 の変 化. 中 等 度 の も の,軽. 脳 波 の観 察 は 皮 質 別 除 例 と同 様 に し た.. 期 は,術 日2例,術. 後4日1例. 後2日1例,術 で,平. 後9日5例,術. 7例. 均 は 術 後2.14日. 後11日1例. 23,. 第12図. を あげ る. の ご と く で あ る.. α波 毎 秒 平均 出現 数. 開 頭 創 部 以 下 ほ ゞ 同 様 で あ る. A.. 均. 開 頭 創 部. 術 前 の 値 は5.5〜10.6で,平. 術. 術. 14図. 度 の も の,. の 各 部 誘 導 の 術 前 の 値 は7.62〜8.68で,. 後6日. で,平. 度 の も の の 各1例. 第1目. 後3. で あ る.脳 波 の 変 化 の 消 退 時 期 は,術 1例,術. と,第12,. を 除 く7例 の 脳 波 上 の 最 強 の 時. 後1日3例,術. と な る.. こ れ ら の 脳 波 の 変 化 に よ り,強. 迄 毎 日記 録 し,そ の 後2日. お き に 術 後23日 迄 記 録 した.. 死 亡 例2例. 23. 前(No.. 直. 4例). 後. 均 は 第7表. 及.

(24) 24. ↓. 術 後 2 日 目. ↑ ↓. 術 後 4 日 目. ↑ ↓. 術 後 9 日 目. ↑. 永. 井. 宏. 一.

(25) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波 の臨床的研究. ↓. 第 13 図. 術 前 No .1 例 ). ↑ ↓. 術 直 後. ↑. ↓. 術 後 1 日 目. ↑. 25.

(26) 26. ↓. 術 後 6 日 目. ↑. ↓. 術 後 9 日1 目. ↑ ↓. 第 14 図. 術 前 (. No .3 例 ). ↑. 永. 井. 宏. 一.

(27) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波 の臨床的研究. ↓. 術. 直 後. ↑. ↓. 術 後 1 日 目. ↑. ↓. 術 後 6 日 目. ↑. 27.

(28) 28. 永. 井. 宏. 一. →. 術 後 9 日 目. ← 第7表. 脳腫瘍 その他例 α波毎秒平均 出現数平均値. の減 少 を 示 し,平 均 で は 術 後2日. 目 に2.45で. あ る.以 後 一 進 一 退 恢 復 の 徴 を 示 し術 後9〜 11日 目 に は 術 前 に 近 く還 つ て い る.第7表. 及. び 第15図 に み る ご と くお お む ね 全 経 過 を 通 じ 開 頭 創 部 は 最 も 大 な る減 少 を 示 し て い る. 7例 の 各 例 に つ い て み る と,各 で 最 も 強 い 減 少 を 示 す の はNo. 6.3の. も の が 術 後5日. で あ る.最. 4例. 目 に0.8に. も 軽 度 の も の はNo.. 7.8が 術 後11日. 例 の 最 高時. 目 に4.0に. で 術前. なつ た もの 6例 で 術 前 の. 減 少 し た も の で あ る.. これ ら の 最 高 の 減 少 を 示 す 時 期 は,術 1例,術 日2例,術. 後1日2例,術. 直後. 後2日1例,術. 後5日1例. 後3. で 平 均 は 術 後2.14日. で. あ る. R.. 第15図 脳腫瘍そ の他例 α波毎秒平均出現数 平均値. 開頭 創 周辺 部. 術 前 の 値 は7.0〜9.6で 15図. の ご と く8.50で. 示 し 術 後1〜3日 平 均 す る と,術. 平 均 は 第7表 あ る.直. 及 び第. 後 よ り減 少 を. の 間 に 最 高 の 減 少 を 示 し, 後2日. 目 に 最 高 で3.31で. こ れ は 開 頭 創 に つ ぐ値 を 示 し て い る.以. あ る. 後一. 進 一 退 恢 復 を 始 め 開 頭 創 部 と同 様 の 傾 向 を た ど る. こ の7例 す の はNo. 1.0と び 第15図. の ご と く7.82と. り 減 少 し 始 め,直. な つ て い る.直. 後 よ り術 後4日. 後よ. の間 に 最 高. に つ いるて み る と,最 4例 で,術. な つ た も の,ま. 例 で 術 前7.8の. 前8.8が. 術 後2日. 目に. た 最 も 軽 度 な の はNo.. も の が 術 後1日. 少 し た 例 で あ る.. 高 の減 少 を 示. 目 に6.1に. 6 減.

(29) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波の臨床的研究 各 例 の最 高 度 を 示 す 時 期 を み る と,術 後1 日3例,術. 後2日3例,術. 術 後2.71日. で あ る. C.. 後3日1例. 開 頭 側遠 隔 部. の ご と く7.62で. あ る.前. 及 び. 者 各部 誘 導 と. 同 様 に 直 後 よ り 減 少 を 始 め,術. 3.21で. 後4日. 迄の間. 均 は 術 後1日. 最 高 と な つ て い る.以. 向 を 以 つ て 恢 復 す る.こ. 目が. れ は 開頭 創 周辺 部 に. 4例. 目 に6.0に. で,術. も高 度 の 減 少. 前4.4の. ものが術. で,術. 前 の8.7が. 6例 で,術. 前 の8.9が. 術. 減 少 し て い る も の で あ る.. 術 後2日2例,術 で,平. も大 な. 減 少 し て い る例 で あ る.. 各 例 の 最 高 を 示 す 時 期 は,術. 後1日2例,. 後3日2例,術. 均 は 術 後2.42日. F.. 後5日1例. で あ る.. 遠 隔対 称 部. 術 前 の 値 は4.8〜9.2で,平 第15図. に つ い て み る と,最. を 示 す め はNo.. 後1日. 後前 者同 様 の傾. つ ぐ 高 度 の も の で あ る. こ の7例. 目 に2.7に. 4例. 最 も 軽 度 な の はNo.. 均 は 第7表. に 最 高 の 減 少 を 示 し,平. の 各 例 に つ いるて み る に,最. る 減 少 を み る の はNo. 術 後2日. 術 前 の 値 は4.4〜9.4で,平 第15図. で平均. こ の7例. 29. の ご と く7.65で. 均 は 第7表. 及び. あ る.術 直 後 よ り他. 部 誘 導 と同 様 に 減 少 を 始 め,術 に 最 高 の 減 少 を 示 す が,比. 後5日. 迄 の間. 較 的軽 度 の ものが. 後4日. 目 に0.6に. 減 少 し,ま. た 最 も軽 度 な の. 多 い.平 均 値 で 最 も 大 な る 減 少 を 示 す の は 術. はNo.. 7例 で,術. 前 の8.6に. 対 し術 後2日. 後4日. に5.0と. 目. な つ た も の で あ る.. 最 も強 い も の で,そ. 各 例 の 最 高 度 を 示 す 時 期 は,術 術 後1日3例,術. 後2日,. D.. 直 後 が1例,. 3日 及 び4日. 2例 で 平 均 は 術 後1.71日. が各. 均 は 第7表 あ る.術. 及. 直後 より. 減 少 を 始 め る こ と は 他 部 誘 導 と 同 様 で 術 後4 日 迄 の 間 に 最 高 の 減 少 を 示 し,平 日 目 が4.20で. 最 高 で あ る.こ. 均 は 術 後2. の値 は 遠 隔 対 称. No.. 4例. に つ い て み る に,最 の 術 前8.9が. つ た も の で,ま 術 前7.9の. も高 度 な の は. 術 後4日. 目 に1.3と. た 最 も 軽 度 な の はNo.. も の が 術 後1日. 1例,術 日2例. 目 に6.0に. 後1日2例,術. 後3日3例,術. で 平 均 は 術 後2.14日. 6例. 目に0.8と 5例 で,術. 目 に6.3を. あ る.他. 均 で は 術 後5日. 前の. 示 す もので あ. る.. 例,術. 後1日1例,術. 日で あ る.. 後3日2例,術. 後4日,. が 各1例 つ つ で 平 均 は 術 後3.14. 第2目. 減少 し. delta index (D. I.). く最 低0.5最. 高46.0で,各. 部誘 導 の平 均値 は. 後4. 各 々 ほ ゞ同 様 で あ る.6誘. 導 ともに 皮質 剔 除. 及び. 部 誘 導 と同. 迄 の聞 に 最 高の減 目 が4.58で. 最高. 後 は 他 部 誘 導 と同 様 の. 傾 向 を 示 し て 恢 復 す る.. の ごと. 直後. れ は 開頭創 対 称 部及 び 遠隔 対称 部. よ り も 軽 度 で あ る.以. な. 例 に 比 し術 前 の 値 が 大 き い の は,術. 前 よ り持. 続 的 に 脳 圧 が 高 く脳 浮 腫 の 状 態 を 呈 し て い る. 均 は 第7表. 様 の 傾 向 で 減 少 し 術 後5日. で あ る.こ. 8.7に 対 し術 後6日. で. 創 周辺 対称 部. の ご と く8.68で. 少 を 示 す.平. 対 し術 後5日. り,ま た 最 も 軽 度 な の はNo.. 5日 及 び6日. と な つ て い る.. 術 前 の 値 は7.2〜9.6で,平 第25図. 例 で 術 前 の4.8に. 全 例 の 術 前 の 各 部 誘 導 の値 は 第1表. の 最 高 度 を 示 す 時 期 は,術. E.. こ の7例 に つ い てみ るに,最 高 な の はNo. 4. な. た も の で あ る. こ れ ら7例. 頭 部 よ りの誘 導 で か つ 脳 波 の 変 化 の 強 い1例. 各 例 の 最 高 を 示 す 時 期 を み る と,術 直 後2. 部 に つ ぐ も の で あ る. こ の7例. 頭 部 が 遠 隔 部 に 相 当 す る症 例 が 多 く,な お 前. 導 と同 様 の 傾 向 を 示 す.. 開 頭創 対称 部. の ご と く8.51で. の理 由 は後頭 部 開頭 で前. で あ つ た た め で あ る.以 後 の恢 復 は 前 記5誘. で あ る.. 術 前 の 値 は7.0〜10.2で,平 び 第15図. 目 で3.80で あ る.こ れ は 非 開 頭 側 で は. 例 が 比 較 的 多 いるた め で あ る と 考 え ら れ る. No. 5例 は 最 も著 明 な 例 で あ る. 前 頭 部 が 脳 波 上 不 安 定 で,か. つ 徐波 を 出 し. ゃ す い こ とは 皮 質 剔 除 例 の と ころ で も述 べ た が,本. 症 例 で は,死 亡 例2例. 開 頭2例,側. 頭 部 開 頭1例,後. (後 頭 蓋 窩 開 頭3例. を 除 き.前 頭 部 頭 部 開 頭4例. を 含 む)と な つ て お り,後.

(30) 30. 永. 井. 頭 部 開 頭 例 で は 遠 隔 部 部 誘 導 に 前 頭 部 が 相当 し,ま. た 側 頭 部 開 頭 の1例. も 後 頭 部 に 近 く開. 宏. 一. る.. 各 例 に つ い て み る に,最. 高 を 示 す 時 期の. 頭 し た の で 同 様 とな り計5例. の前 頭 部 が丁 度. D. I.で 最 も 高 度 の も の はNo.. 遠 隔 部 の 脳 波 と な るの で,こ. の 部 のD.. 目 に88.0で. 大 き く な つ て い る.こ. I.が. の こ とは 前 の α 波 毎 秒. 平 均 出 現 数 で も 同 様 で あ つ た. A.. で あ る.全 例 の 術 前 の 平 均 値 は 第8表. 及 び第. あ る.術 直 後 よ り次 第. に 増 加 を 始 め,平. 均 で は術 後2日. 25.58を. れ は 遠 隔 部 を 除 く と最 高 の. 第8表. 脳 腫 瘍 そ の 他 例delta. で 術 後3日. れ は 術 前 か らD.. I.が. あ つた もので術 直 後 に は一 時 的. な り却 つ て 減 少 を み せ て い る.思. う. に閉 塞性 内 脳 水腫 のた め に持 続 性 の脳 浮 腫 を. 術 前 の値 は 相 当 個 体 差 が あ り, 2.0〜44.0. 示 す.こ. 大 き く44.0で に27.0と. 開 頭 創 部. 16図 の ご と く11.12で. あ る が,こ. 5例. 目に最 高 の. index平. 均値. 来 し,術. 前 か らD.. I.が 非 常 に 大 き く な つ て. い る も の と 考 え ら れ る.つ No. 7例. で 術 前12.0が. 加 し て い る.こ. ぎ に 大 き い の は. 術 後1日. 目 に45.5に. 増. れ は 後 で 述 べ るが 前 者 は 術 後. の臨 床上 の症状 か らみ て脳浮 腫 症 状 が あ ま り 強 く な か つ た が,後. 者は 相 当強 度 で あ つ た こ. と は 興 味 あ る こ と で あ る.最 No. 1例 で 術 前3.0が,術. も軽 度 の も の は. 直 後 に 僅 か に6.0に. 増 加 し た に す ぎ ぬ も の で あ る. 各 例 の 最 高 を 示 す 時 期 は,術 後1日3例,術. 後2日1例,術. 平 均 は 術 後1.57日. で. 開頭 創 周 辺部. 術 前 の 値 は2.0〜38.0で 表 及 び 第16図. 後3日2例. で あ る.. R.. あ る.平. の ご と く8.28で,直. を 始 め 術 後1日 す.こ. 直 後1例,術. 均 は 第8 後 よ り増 加. 目 に は 最 高 と な り22.33を. 示. れ は 開 頭 創 部 に つ ぐ も の で あ る.そ. の. 後 開 頭 創 部 と 同 様 の 傾 向 を 示 し て 恢 復 し,術 後8〜9日. 目 に は 術 前 に 近 く 還 る.. 各 例 に つ い て み る と,最. 値 で あ る.そ の 後 恢 復 し て,術 後9〜11日 は 殆 ど術 前 に 還 る.術 後4日 す の は,意. に. 目に最 低値 を示. 識障 碍 の た あ に 徐 波 の 多 か つ た. No. 9例 が,術. 後4日. 目に は意 識 が 明瞭 で 今. ま で の 徐 波 が 殆 ど消 失 した た め と,常 に 高 い D. Iの 値 を 示 すNo.. 5例 の記 録 が,術. 目 に 記 録 で き な か つ た 計2例 第16図. 後4日. 脳 腫 瘍 そ の 他 例Idelta. が あ たた め で あ index平. 均値. No. 5例 で 術 前38.0が し,つ. ぎ はNo.7例. 日 に50.0を. も高 度 の も のは. 術 後2日 で,術. 前4.0が. 示 し て い る.最. No. 3例 で,術. 前1.5が. 目 に57.0を. 示. 術 後2日. も軽度 の も の は. 術 後1日. 目 に8.0に. な. つ て い る. 各 例 の 最 高 を 示 す 時 期 は,術 後1日2例,術. 後2日3例,術. 平 均 は 術 後1.57日 C. 術 前 のD. 均 は 第8表. 直 後1例,術 後3日1例. で,. で あ る. 開 頭 側遠 隔 部. I.は2.0〜40.0で,こ 及 び 第16図. れ ら の平. の ご と く8.35で. 直 後 よ り増 加 を 示 し 前2者. あ る.. と同 様 の傾 向 で 恢. 復 し て ゆ く.全. 例 の 平 均 で 最 高 のD.. す の は 術 後1日. 目 で28.50で. あ る.開. I.を. 示. 頭創 部. よ り も 強 い 値 を 示 す の は 前 述 の ご と く前 頭 部.

(31) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波 の臨床的研究 誘 導 が5例. で は 術 前 のD.. 入 つ て い る か ら で あ る.. 各 例 に つ い て み る と,最. 高 を 示 す 時 期 の. D. I.で 最 高 度 の も の はNo. 術 後6日. 目 に62.0と. No. 6例. で 術 前2.0が. も 軽 度 な の はNo.. 後3日. 目 に9.0を. 2例 で 術 前3.0が. 術. 術 前 のD. I.は1.0〜46.0で,こ は 第8表. .D. 術 前 のD. は 第8表. 22.33と. 示 す.こ. な り,以. 術 後8〜9日. であ る. これ ら の 平 均. の ご と く8.64で. あ る.直. 目 に は 最 高 の 増 加,. 目 に は 殆 ど 術 前 に 還 る.こ. の平. 開 頭 側で は遠 隔 部 につ い で. 各 例 に つ い て み る と,最. 高 を 示 す時 期 の. D. I.で 最 も 高 度 な の はNo.7例 術 後1日. 目 に65.0を. の はNo.. 3例 で 術 前0.5が. で 術 前18.0が. 示 す も の で,最. も軽 度 な. 術 後2日. 目 に5.0と. な つ た も の で あ る.. 後1日2例,術. 均 は 第8表. 創 周 辺対 称 部. 及 び 第16図. れ ら の平. の ご と く8.92で. 直 後 よ り増 加 を 始 め 術 後2日 示 す.こ. あ る.. 目 に は最 高 の. れ は 非 開 頭 側 で は 最 も低 い. 値 で あ る.以. 後他 部誘 導 と同様 の傾 向 を 以 て. 術 後9〜11日. 目 に は 術 前 に 還 る.. 各 例 に つ い て み る に,最 D. I.で 最 も 高 度 の 値 はNo. 目 に46.0を. No. 1例 で,術 の 及 びNo.. 必 ず し も脳 浮 腫 の た め とは い え な い と思 わ れ る. 各 例 に つ い て み る と,各 例 の 最 高 を 示 す 時. 前2.0が. 3例. 術 後1日. 目 に59.0を. No. 2例 で 術 前1.5の. 示 す.最. 前12.0が. も軽度 な の は. も の が,術. 後3日. 目に. 10.0と な つ て い る. これ ら の 最 高 を 示 す 時 期 は,術 後2日1例,術 で,平. 直 後1例, 後3日1例,. 均 は 術 後1.85日. で あ る.. 導 に お い て す べ て 術 後4日. 最 低 値 を 示 し て い る の は,前. 目に. 述 の ご と く,術. No. 7例 が 術 後4日. 目 に 意 識 が 明 瞭 とな り 今. まで の 徐 波 が 殆 ど 消 失 した た め と,術 前 か ら 常 に 高 いD. I.の 値 を 示 すNo.5例. が 術 後4日. 目 に 記 録 不 能 で あ つ た た め で あ る. 第4項. 臨 床 症 状. の 症 状 を 参 考 と した.出. 7例. 除 例 よ り も少 く,四 肢 の 一 過 性 麻 痺,言. 示 す.最. で,術. 前4.0. も軽 度 な の は. 術 直 後 に8.0と. の 術 前0.5が. 7例 で,術. 高 を 示 す 時 期 の. な るも. 術 後3日. 5例 は 術 前 値 が46.0で. 目 ま で 却 つ て 減 少 を つ ゞ け,術 38.0に. な い 不 安 定 の も の で あ る こ とを 示 し て お り,. 臨 床 症 状 に つ いるて は 皮 質 剔 除 例 とほ ゞ同 様. 目 に8.0. 碍,術. 現 す る症 状 は皮 質 剔 語障. 後 痙 攣 等 を 起 し た 例 は な く,第9表. の. ご と く一 見 脳 浮 腫 に よ る臨 床 症 状 は 軽 度 で あ るか の ご と くみ える.し か し意 識 障 碍,頭. 痛. 等 の 一 般 症 候 で は 皮 質 剔 除 例 よ り もか な り強. に 増 加 し た 例 で あ る. な お,No.. 開 頭 側 の いるず れ に 多 い と も い え. 直 後か ら意識 障 碍 のた め に 徐 波が 多 か つ た. I.は0.5〜46.0で,こ. が 術 後1日. は 開 頭 側,非. 以 上 の6誘. で あ る.. 頭 側 の遠 隔. 部 よ り も大 き い とい う こ と は,前 頭 部 誘 導 で. 術 後5日1例. 後3日1例,. で 平 均 は 術 後2.85日 E.. 21.50を. 直 後1例,術. 後2日2例,術. 術 前 のD.. あ る.こ れ は 前 に 述 べ た ご と く前 頭 部 誘 導 が. 術 後1日3例,術. 各 例 の 最 高 を 示 す 時 期 は,術. 術 後21日1例. れ は 各誘 導 の平 均 値 中最 大 の もので. 期 で 最 も高 度 な の はNo.. 高 い 値 で あ る.. あ る.. 目 に は30.33を. 5例 入 つ て いるる た め で あ るが,開. 後 他 部 誘 導 と同 様 の 傾 向 で. 均 の 最 高 値 は,非. れ らの平 均. の ご と く11.50で. 後3日1例,. I.は0.5〜26.0で. 後 よ り増 加 を 示 し 術 後2日. 及 び 第16図. 直 後 よ り増 加 を 示 し術 後1日. 開頭 創対 称 部. 及 び 第16図. 遠 隔対 称 部. 直 後1例,術. 均 は 術 後2.0日. 後3日2例. 均 は 術 後1.42日 で あ る. F.. 後2日1例,術 で,平. で,平. 直 後2例,. 後2日1例,術. 示. 各 例 の 最 高 を 示 す 時 期 は,術. 術 後6日1例. ぎ は. 示 す.. 後1日3例,術. これ ら の 最 高 を 示 す 時 期 は,術. 目 に58.0を. 術 後1日. す.最. I.を 凌 駕 す る こ と は な か つ た.. 術 後1日2例,術. 5例 で 術 前40.0が. な つ て お り,つ. 31. 術 後3日 後5日. 目 に. 増 加 し 以 後 また 減 少 し て い る が 当 誘 導. い 重 症 例 もあ つ た. 皮 質 剔 除 例 と同 様 に 頭 痛 を 訴 え た も の は 最 も 多 く6例 で あ る が,頭. 痛 の程 度 は 一般 に強.

(32) 32. 永. 井. い.. 宏. 一. 発 熱39℃. 意 識 障 碍 の あ つ た の は2例. で 表 の ご と く,. 意 識 朦 朧 状 態 か ら嗜眠 に 至 る も ので昏 睡 に お ち 入 つ た も の は な か つ た.こ. の期 間 の脳 波 は. 以 上 は2例. 以 上 の 症 状 を 参 考 と し て 第9表. 3例,術. 後2日3例,術. は 術 後1.71日. か め て 後 記 録 した.. 時 期 は,術 9日1例. で あ る.臨 後6日3例,術. で,平. 脳 腫 瘍 そ の 他 例,臨. 床 症 状(死. 後3日1例. 亡 例 を 含 む). 後2日 で,平. 均. 床 上 の脳 浮 腫 の消退 後7日3例,術. 均は 術 後6.85日. る. 第9表. の ご と く臨. 床 上 の 脳 浮 腫 の 最 高 期 を 決 め る と,術. 割 に 意 識 の 明 瞭 な 時 間 に 覚 醒 さ せ て応 答 を 確. 創 部 浮 腫 は 一 般 に 皮 質 剔 除 例 よ り顕 著 で あ. に 認 め た.. で あ る.. 後.

(33) 脳腫脹(脳 浮腫)脳 波 の臨床的研究. 33. 両 者 と もに 術 前 の α波 毎 秒 平 均 出 現 数 及 び D. I.は 他 の 例 とほ ゞ同 様 で あ る. No. 1例 で は 術 後 高 度 の 変 化 が 持 続 し 術 後 4〜6日. 目の 間 に僅 か に恢 復 の徴 をみ せ ては. い るが 術 後8日. 目 に 死 亡 し て い る.す な わ ち,. α 波 毎 秒 平 均 出 現 数 は 直 後 よ り減 少 を 始 め 術 後2日. 目 に は 各 部 誘 導 と も 最 高 の 減 少 を 示 し,. 術 後3〜4日. 目には 僅 か に恢 復 を 示 すが 術 後. 5日 目 に は ま た 強 い 減 少 を み て い る.術 後6 〜7日. 目 に は 僅 か に 恢 復 の 徴 候 を み せ て いる .. 他 の 例 と同 様 に 開 頭 側 が 強 い 減 少 を 示 し,な か ん ず く開 頭 創 部 が 高 度 で あ る. D. I.は これ と 趣 を 異 に し て い る.す ち.直. 後 よ り変 化 を 示 し術 後2日. 増 加 を 示 す こ とは 同 様 で あ るが,以 中 開 頭 側 と非 開 頭 側 で は,開 く非 開 頭 側 のD. 第5項 死 亡 例 のNo.. 死 亡例 に つ い て 1例 は,左. 目に最 高 の 後 の経過. 頭 側 の 変 化 が.弱. I.の 増 加 が 著 明 で,な. かん. ず く開 頭 創 部 と そ の対 称 部 に お い て は この 傾. 側 前頭 部 開頭 に よ. つ て 脳 下 垂 体 腺 腫 の 摘 出 を 行 い 術 後8日. 向 が よ くみ ら れ る.こ れ は 開 頭 側,な. 目に. か んず. く創 部 におい て は 皮 質 の 浮 腫 が 非 常 に 高 度 に. 死 亡 した も の で 脳 波 は 死 亡 前 日迄 記 録 した. No. 2例 は,右. なわ. な つ た た め に 却 つ て電 圧 の 低 下 を 来 し脳 波 が. 側前頭 部 開頭 に よ り脳 底 腫. 平 坦 に な つ た も の と 考 え ら れ る. D. I.は 恢. 瘍 の 部 分 切 除 を 行 つ た も の で 術 後23日 目 に死. 復 の 傾 向 が 殆 どみ られ ず 術 後7日. 目に 多少恢. 亡 し脳 波 は 術 後29日 迄 記 録 し た.. 復 の 傾 向 が 現 わ れ て い る.表第17図. はNo. 1例. 第17図. 術. 前(死. 亡No.. 1例).

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