令和4年2月22日
令和3年度北区立西浮間小学校 自己評価報告書
北区立西浮間小学校長 小島 みつる
学校教育目標 自ら育つ子
目指す学校像 子供も、教師も、保護者も、地域も、喜びを感じる楽しい学校・誇れる学校
具体的な育てる児童の姿
◎自分から考え、考えたことを生かし、行動できる子
◎自分のため、人のため、みんなのために頑張れる子
◎自己有用感をもち、互いの良さを認め合う子ども
○相手の立場に立って考え、人の思いを想像できる子
○見通しを持って物事に主体的・協働的に取り組む子
○どんなときにも命と身体を大切にし、自分をよりよく鍛えられる子
○気持ちよいあいさつと、適切な言葉遣いができる子
Ⅰ 自己評価の結果と分析
「当てはまる」=4ポイント 「だいたい当てはまる」=3ポイント 「あまり当てはまらない」=2ポイント
「当てはまらない」=1ポイント
数値は平均 3ポイント以上を肯定的評価、3.5ポイント以上を目標達成、3ポイント未満は課題有り と捉える。
回答者数 学校教職員・・・35人 保護者・・・560人(対象数の82%) 児童・・・438人(3~6年生)
評 価 項 目 教員 児童 保護者
1 児 童 の状 況
児童は、学校生活を楽しんでいる様子が実感できる。 3.3 3.5 3.5 2 児童は、学級や学校内でのよい人間関係がつくられている。 3.1 3.7 3.5 3 児童は、意欲的に学習に取り組んでいる様子が実感できる。 3.0 3.3 3.2 4 家庭での学習課題(宿題を含む)を提示することによって、家庭学習の習慣が定着してきている。 3.1 3.6 3.2 5 授業中の姿勢、態度、学習用具等の指導を徹底し、学習規律が確立できている。 2.9 3.3 3.0 6
確 かな 学力
授業改善プランを生かし、児童が楽しく分かりやすい授業を行っている。 3.1 3.6 3.4 7 学校教育目標「自ら育つ子」を目指した授業改善を行った。 3.1 3.3 8 児童個々に応じた学習指導(算数少人数指導を含む)を実施している。 3.1 3.3 3.3 9 児童の9割は、学年相応の基礎的・基本的な学習内容が身に付いてきている。 2.6 3.4 3.2 10 読書活動の指導を重視し、児童は読書習慣が身に付いてきている。 2.7 2.8 2.5 11 きたコンを活用した授業や家庭学習を積極的に実践した。 3.3 3.7 3.2 12
豊 かな 心 の育 成
時間を意識するよう指導を行い、児童は時間を守って学校生活を送っている。 2.9 3.3 3.1 13 生活指導を徹底し、児童は、「西浮っ子の一日」や学校のきまりを守った生活ができている。 3.1 3.5 3.3 14 児童は学校で整理整頓をする習慣が身に付いている。 2.5 3.2 2.4 15 挨拶や言葉遣いについての指導を行い、効果を上げている。 2.9 3.4 3.0 16 道徳の授業など、道徳教育は全教育活動で計画的に実施し充実している。 3.2 3.2 3.2 17 いじめを絶対に許さないという強い姿勢で指導の徹底を図っている。 3.6 3.7 3.3 18 特別活動の充実を図り児童の自主的・実践的な力、よりよい人間関係を形成する力を高めた。 3.2 3.5
19 「自ら育つ子」の育成を目指し、「想像力」「創造力」を高める指導の工夫を図っている。 3.0 3.5 3.2 20 健
康安 全
体育的な活動、保健や給食の指導等は、計画的に実施し健康づくりを進めている。 3.2 3.4 3.4 21 避難訓練では事前・事後指導を徹底し、計画的に安全指導を実施している。 3.3 3.7 3.4 22 常に学校施設や学習環境の安全を確認・確保し、整理整頓や美化に努めている。 3.2 3.4 23
特 色
さくら草一人一鉢栽培の活動を通して、地域や自然への愛着が深まっている。 2.5 2.8 3.2 24 縦割り班活動は、計画的に実施し、思いやりの心やコミュニケーション力が育っている。 3.1 3.1 3.3 25 各行事では、事前・事後の指導を徹底し、自主的・実践的態度の育成に努めている。 3.4 3.7 3.6
1「児童の状況」について
▲設問1:児童の回答で、「C:あまりあてはまらない」が21人、「D:あてはまらない」が6人。主な理由は
「勉強が苦手・嫌い・面倒くさい等」が 7 割。「嫌なことが多い、いじめられている、仲間はずれが心配等」
が3割。
○設問4:「家庭学習」は教員の評価が昨年度に比べ上昇。三者とも概ね肯定的評価となり改善が見られる。
学力向上委員会の取組が成果になっていると考えられる。
2「確かな学力」について
▲設問6~11:本校では 10 数年ぶりに校内研究で教科を取り上げた。学校組織として教科研究のスタンダ ードや学力向上に向けたメソッドがなく、これまでずっと個々の教員の力量任せできてしまった現状がある。
「授業が楽しく分かりやすい」「学習内容が定着した」のアンケート回答では児童・保護者ともに 3.3 以上 であったが、校内研究で学びを深めたことにより教員は自己反省が強くなり、学習に関わる項目では 3.1 以 下という評価結果に表れたものと考える。
○設問6~11:児童・保護者は「読書」を除き全て肯定的評価となっている。新型コロナ関係での欠席児童 が多数いる中で、教員が日々の授業改善や丁寧なオンライン授業に取り組み、児童が楽しくわかりやすく学 べるよう努力してきた成果と考えられる。
▲設問 10:比較的教員の評価が低く児童の自己評価が高いのが本校の特徴であるが、読書活動に関わっては 3 者とも 2 点台の低評価となっており、数年それが続いている。アンケートに参加していない低学年は読 書好きで読書数もとても多い。高学年での読書離れが大きな課題である。PC の活用が高まると読書時間の 減少が確実となる。読書の大切さ、読書で付く力、読書をすすめるための語彙力の増強が重要である。
○設問 11:今年度より配布された「きたコン」の活用及び ICT 機器の授業活用は 3 者とも高評価である。児 童もきたコンを使った授業を楽しんでいる。だからこそ、「とにかく使ってみる」段階を卒業し、学力に生 きる効果的な使い方を推進していく必要がある。併せて、モラルの育成を含め児童の家庭での使い方を指導 していく必要がある。
3「豊かな心の育成」について
〇▲設問12~15:「時間やルールを守る、整理整頓、あいさつ」の項目で教職員・保護者の評価と児童の 自己評価の乖離が大きい。自己評価が高いことが良いわけではない。児童の実態としては自主性・主体性の 弱さ(自分から、自分で考えて、自分の責任で)に課題が大きい。
▲設問 15:挨拶の指導は重点的に行っているが、教員の評価が示すように例年同様成果がみられない。指導 方法の抜本的改善が必要。
○設問 17・18:両項目とも教員の評価が上昇しており、また、児童・保護者とも肯定的評価で日頃の指導の 成果が伺える。
4「健康安全」について
○設問 20~22:コロナ禍の中感染対策を講じた上でできるだけのことを実践し、児童・保護者からも肯定的 な評価が得られ成果があったと言える。
5「特色ある教育」について
▲設問 23:「さくら草一人一鉢栽培活動」について例年評価が低い。大きな改善・充実が必要 ○設問 24:「フレンド班活動」に関して教員の数値は上昇し、概ね肯定的評価となっている。
〇設問 25:「学校行事」については、昨年度同様に感染対策を講じながらもできる限り例年と同様の規模で行 えるよう内容や対策等の工夫を図った。この成果が三者の高評価に表れていると思われる。
6「家庭・地域との連携」について
〇どの設問も概ね、満足できる評価となった。
○設問 28:感染対策を講じながら学校公開週間を 2 回実施できたこと、行事の充実と公開できたことが保護 26
連 携
児童理解に努め、個に応じた指導をしている。 3.3 3.3 3.2 27 児童相互のトラブルや悩み等には迅速・適切な指導・対応(報・連・相)している。 3.4 3.5 3.2 28 学校公開や授業参観、各行事を通して、開かれた学校づくりを進めている。 3.3 3.5 29 各種お便りを通じて保護者や地域に児童の様子や学校の取り組みを伝えている。 3.3 3.4
者の高評価につながったと考える。
Ⅱ 改善の方策
1 児童の状況について
・昨年に比べ設問1では児童の否定的解答人数が減少した。コロナ禍の中での教育活動が続いているが、その 中でもできることをできるだけ実施してきた成果とも言える。今後も、年 2 回のQU調査「楽しい学校生活 を送るためのアンケート」の結果もさらに活用し改善を図る。
・児童がこれからも高い自己肯定感を持ち、仲間と仲良く楽しく学校生活が送れるよう、全教職員が全児童の 担任という意識をもって教育活動を進めていく。
2 確かな学力の定着に向けて
◎校内研究を核として、
① 基礎基本の定着に向けた取り組みの更なる充実を図る。
・今年度設定したベーシックドリルタイムを継続して取り組む。さらに個別の補習指導やフォローアップ 教室での補習や家庭学習を活用して基礎基本の学習内容を徹底していく。
・Cレベル児童の学習意欲と学力向上を図るためフォローアップ教室の指導との連携強化をはかる。
・家庭学習については、児童の主体的な取組、保護者の協力、教員の働きかけ及び丁寧な指導を引き続き 継続していく。
・個別指導の改善・充実に向け、算数科における学力 PU 講師の指導補助の在り方を見直す。
② 児童がわかる!楽しい!と思える授業改善を目指す。
・授業づくりの西浮スタンダードを明確にする。
・校内 OJT をさらに充実させ、互いの授業を見合う機会を確実に設定する。(指導略案作成年間5回以上 設定)
・学力向上委員会、の推進力を向上させ、提案性を高める。
・年間数回教科部会を計画する。
◎学力向上に生きる「きたコン」の効果的活用を目指す
・学力向上委員会と GIGA 推進委員会の役割の明確化と連携強化を図る。
・「使ってみる」➡「効果的に使う」を今後も組織的に進める。<研修の実施・指導内容や教材の共有化>
・情報モラル指導全体計画を見直し、児童・家庭のモラルを高める指導を進める。
・ハード担当教員への負担軽減策を講じる。
◎自ら学ぶ力を付ける基礎となる語彙力を高めるために
・全ての教育活動を通じて語彙を増やすことを全教員に自覚させ、意図的・組織的な指導を行う。
・言語能力向上の取組について国語部を中心に計画・実践する。
・読書量増大を目指す全校統一の取組の実施(読書時間確保・読書週間・読み聞かせ・児童委員会活動の創 意工夫等)
・家庭を巻き込む読書活動を計画・実施していく。
3 豊かな心の育成に向けて
◎今年度も短期間に解決できないいじめは0であったが、これからもいじめ0を目指し、児童が安心して楽し く生活できる学校づくりを維持・推進する。
・児童(保護者)の問題行動を担任任せにしない組織的対応力の強化
・「全教員が全児童の担任」という意識の醸成
・いじめの芽も含め根絶できるように組織的な取組を充実させていくことはもちろんだが、児童が楽しく学 校生活を送るためには「わかる!楽しい!」と思える授業への改革・改善と、「学級のみんなで協力し主体 的に学校生活を改善していく意識」の醸成と実際の行動変容を図るよう特別活動をさらに改善・充実して いく。
◎あいさつ指導と整理整頓指導の工夫と徹底
・毎月始めの挨拶目標の徹底、児童会を中心とした児童の発意を生かしたあいさつ運動の実施、教員の挨拶
改善に加え、家庭を巻き込んだ挨拶指導を工夫・実践していく。
・児童会を中心とした児童の発意を生かした挨拶運動、西浮っこの約束遵守運動等を実施
・整理整頓については、日常的な学級指導・清掃指導等で指導を継続していくとともに、保護者との連携を 図って指導を行っていく。
・教職員も常に教室環境を整え、整理整頓と教室美化を実践していく。
◎「自ら育つ子」自主的・実践的に取り組む力の育成
・学校経営方針の重点である「想像力」「創造力」の育成について、全教育活動を通して意図的・計画的に指 導できるよう今年度の取り組みを振り返り、成果と課題を明らかにして、全教員が肯定評価できるように する。
・チャイム回数の見直し
・特別活動を重視し、児童会活動、学校行事に関して、これまで以上に児童が考え、行動する機会を意図的 に設定する。
4 健康で安全な学校を目指して
・避難訓練では、学級での事前・事後の指導を徹底し、児童一人一人が主体的に考え行動できる力を育てる。
・校内美化等については。長期休業日中に校内整備・校内美化の時間を設定し、全教職員で改善に当たる。日 常的にも気付いたものが声を上げて、互いに注意し合える教職員集団を目指す。
5 さらに「特色ある」教育活動の推進を目指して
・さくら草のいのちをつなぐ会では昨年に引き続き3年生が土づくりを行い、少しでも児童の主体的な活動に なるようにしている。雑草抜きや肥料やりなど日常的な活動ができていなかった部分もあり、児童が主体的 に活動できるように指導する必要がある。その他、さくら草まつり、いのちをつなぐ会を児童のやらされ感 を払拭する取組にできるように改善していくこと、次年度以降も「栽培」という点で児童の主体的な活動に なっていくことを考えていく。
・縦割り班(フレンド班)活動は、今年度はコロナの影響もあり、充分な活動とはならなかったが、フレンド班 活動の進め方・取り組み方については児童からも意見を吸い上げ、実施方法等を再確認してより充実した有 意義な活動となるように検討を続ける。
・学校行事については、次年度も最大限の工夫を行い、児童にとって学びの大きい充実した内容にしていく。
また、児童の参画意識を高める工夫をし、進んで活動に取り組む姿勢を今後も大切に育てていく。そのため に、これまでの実践成果を生かし、「事前のめあて設定⇒当日⇒事後の振返り」を全校で統一して学級活動(3) での指導を行う。
6 家庭・地域との連携をさらに進め、開かれた学校づくりを目指す(保護者自由記述内容回答も含む)
○児童同士のトラブルについて
・学校で起きた子供同士のトラブルは基本的に教員の指導のもと保護者と連携を取り解決をはかっていくが、
教員一人で抱え込まず、いつも冷静に学年として、学校として組織として解決を図るよう努める。
○きたコンの活用と持ち帰りについて
・学校での活用と家庭での活用の実際を保護者に理解してもらえるよう、学習内容を周知していく。その上 で、持ち帰りが必要なことや家庭でのルール等についてもわかりやすく説明し、理解と協力をも求めてい く。また、学力向上につながる効果的な活用については、今後も全教員で研究をすすめ、全教員で活用し ていく。
○学校からのお便りについて
・回数、内容等は常に吟味し、よりよい「便り」になるよう改善に努めていく。
・データ配信については、まだ100パーセントの家庭でデータを受け取れるようにはなっていないため、
現時では紙ベースでの確実性を考慮し、HP への掲載と紙ベースでの配布と両方で行っていく。
・各種アンケートについては、保護者は第三者ではなく学校教育に参画していく仲間として捉えており、個 別に対応する必要のある場合を想定、また責任ある回答を求めている上からも記名としている。今後も同 様。