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自分の天職をつかめ

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Academic year: 2021

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(1)

はじめに

 滋賀大学経済学部において、平成

13

4

月に全 国の国立大学でも珍しい就職専任教官が設置さ れて

10

年になる。初代能勢三興先生が五年間勤 務され、就職支援室の基礎を創り上げられた後、 私が平成

18

年春より就任し、二代目の特任准教授 (就職支援室長)として、今年の

3

月末に

5

年間の 勤務を全うした。  滋賀大学経済学部は前身が彦根高商で経済界 には諸先輩も多く、とりわけ就職に強い大学として 世間に知られているが、現在の滋賀大学経済学部 は私が学生であった

50

年前の状況とは大きく変 わっていて、経済学部は学生数も一学年約

600

名 で

4

倍に増加し、内女性が三分の一という国立大 学の経済学部としては最大の規模を誇るように なった。国立大学も法人化され、また少子化のす すむなか、滋賀大学経済学部も特徴ある校風を 創り出し、質、量共にバランスの取れた大学を目 指して努力している。  私の主な任務は学生の進路相談で、毎年

350

400

名の学生と就職相談に当ってきた。学生の進 路相談においては常に学生の夢や希望に添うよう に心がけ、手助けをしてきた。それぞれの学生と夢 を追いながら共に胸を躍らせて、学生が内定をも らって共に喜び、落とされて共に悲しむと同時にご 縁がなかったと諦め「きっと君にもっと適した天職 が待っているよ」と励まし勇気付け、就活の戦意を 喪失させないように努め、内定が取れるまで紹介 を続けてきた。  新調したスーツに大きな涙をぽろぽろと落とす 女子学生を何人も見て、就活の厳しさを感じなが ら励ましてきた。またなぜこの学生が採用してもら えないのかと企業の採用担当者に尋ねたり、常に 我が事のように学生と喜怒哀楽を共にしながらこ

自分

天職

をつかめ

五年間の就職支援を振り返って

川﨑昊 Hiroshi Kawasaki 滋賀大学経済学部陵水会 / 副理事長 元滋賀大学経済学部 / 特任准教授 特別寄稿

(2)

5

年間を過ごしてきた。  ここではそうした私の経験を踏まえて、私の

5

年 間の就職支援活動の中で、現在の就職状況がど のように変化したのかを解説し、そうしたなかで学 生たちが如何にしたら自分の求める天職をつかめ るかについて、

1

年次から

4

年次に至る過程で段階 的にどのように準備し、いかなる学生生活を送り、 そして本番の就職活動はどのようになすべきなの かを、具体的に述べてみたい。是非多くの学生諸 君のみならず教員の方にも読んでいただき、実の ある学生生活と就業力育成の糧にしていただけ れば幸いである。

I

就職先の現状分析

1:大手志向は強いが叶わず 中堅・中小企業への就職が増加  滋賀大学経済学部は前身が大正

11

年に設立さ れた彦根高等商業学校で今日まで

90

年近い歴史 を誇っている。平成になってからでも

20

年以上にな り、国立大学も法人化され、昨今の就職状況は大 きく変わってきた。  まず、平成元年より

22

年までの経済学部の卒業 生の企業規模別就職先シェアー一覧表を掲げて みよう。 学生数(人) 就職比率(%) 平成年度 卒業生 就職者 未就職 大企業 中堅企業 中企業 小企業 定員 元年度

352

325

27

81

9

3

7

370

2

年度

400

377

23

83

12

3

2

410

3

年度

415

391

24

82

9

3

6

470

4

年度

389

362

27

78

9

5

8

470

5

年度

397

342

55

72

10

8

10

470

6

年度

416

356

60

64

12

6

18

590

7

年度

447

365

82

63

13

8

16

590

8

年度

450

383

67

62

12

12

14

590

9

年度

588

491

97

57

16

12

15

590

10

年度

566

428

138

58

16

7

19

590

11

年度

558

377

181

62

16

11

11

590

12

年度

611

431

180

54

10

10

26

570

13

年度

587

438

149

57

15

11

17

570

14

年度

583

439

144

57

14

12

17

570

15

年度

570

414

156

51

16

14

19

570

16

年度

568

431

137

56

14

16

14

570

17

年度

547

444

103

66

12

14

8

570

18

年度

559

448

111

66

10

10

14

570

19

年度

528

446

82

73

8

7

12

570

20

年度

586

517

69

69

12

8

11

570

21

年度

547

455

92

56

13

17

14

570

22

年度

578

470

108

53

14

16

17

570

表 企業規模別シェアー一覧 (平成元年∼平成22年)

(3)

 上記表やグラフを見ると、平成に入った頃は、学 生数も

400

人程度で少なく、景気の方もバブル景 気の最終期で大企業へ

80%

以上が就職している。 その後バブルも崩壊して景気は下降 の一途を 辿った。  平成

9

年度より社会システム学科

70

名と夜間主 コース

50

名の卒業生が増加したこともあり、景気 も低迷して、未就職者(大学院、専門学校や資格 に挑戦などを含む)が急増し、また中小企業の仕 事に就いている者が多くなった。  土地や株式、ゴルフの会員権などが異常に高騰 したバブルも崩壊して、その後、長い景気低迷の 失われた

10

年といわれる時期が到来する。特に平 成

10

年∼

15

年は就職担当専任教官を設置して、 就職委員の先生方をはじめゼミナール担当の諸 先生が努力したにもかかわらず毎年

150

人以上の 未就職者が出たことはバブル崩壊後の不況の厳 しさを物語っている。  未就職とは、就職が決まらなかった者の他に、 大学院・専修学校への進学、各種資格に挑戦し た者、家事手伝い、結婚、連絡が取れない者が含 まれる。  平成

15

16

年を境に回復基調に入るが、平成

20

年の秋にはアメリカ発のリーマン・ショックによ り全世界の経済は奈落の底に落とされた。今年は それから

3

年目になるが、日本は

3

月に東日本大震 災で大津波や東電の原発事故に遭い、今日でもま だまだ大変な状況が続いており、厳しい就職状況 がここ

2

3

年は続くと思われる。 2:過去6年間の主要就職業種  次に、最近

5

6

年の主要就職業種をみてみよう。 以下は、シェアーベスト

3

の就職部門を表出したも のである。  滋賀大学経済学部は昔から金融に強いと言わ れてきた。

50

年前の我々の時代も三分の一は金 融であり、今もその流れは変わっていない。  また滋賀大学経済学部は前身の彦根高商時代 より商社マンを育てる大学とも言われ、司馬遼太

17

年度 ①金融

23.9

②製造

17.5

③情報通信

6.6

18

年度 ①金融

27.0

②製造

14.3

③情報通信

7.7

19

年度 ①金融

29.2

②製造

17.4

③情報通信

7.6

20

年度 ①金融

27.8

②製造

22.0

③情報通信

9.2

21

年度 ①金融

24.7

②製造 

13.3

③官公庁

8.2

22

年度 ①金融

21.5

②製造

15.6

③卸売業

7.1

業種別就職ベスト3(シェアー%) 企業規模別シェアー

(4)

郎の本の中にもそう評されている。我々の時代か ら毎年大手商社に就職していたが、ここ

10

年近く 大手商社に就職していないのはグローバルスペ シャリストの育成を目指す滋賀大学としては誠に 残念である。  

3

4

年前、東京出張の際に大手商社の三菱商 事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅、住友商事、双日 の六社を訪問し、採用方針が変わったのか、最近 の滋賀大生はどうなのかを尋ねたところ、次のよう な返答が帰ってきた。 ①滋賀大経済学部は商社間に知名度は高い。 ②採用方針も変わらず滋賀大生を採用したいと 思っている。 ③大手商社を希望し受験する人が数名と少ない ので採用に至っていない。 ④最近の先輩がいないことなどが原因で大手商社 に就職していない場合がある。  このように、どの大手商社も滋賀大学経済学部 のことはよく知っており、過去には先輩も多く、滋 賀大生を採用したいと思っていることを改めて認 識した。元気のよい学生をもっと沢山送ってほしい と依頼されたほどである。  私は、大手商社に、毎年

2

月に実施する学内セミ ナーに是非参加して学生に

PR

してほしいと依頼し た。その結果、一昨年より学内セミナーに三井物 産、伊藤忠商事、丸紅、双日などが参加してくれる ようになり、ようやく今年は伊藤忠商事、双日、豊 田通商など大手商社への就職者が現れてきた。 大学にとっても大変嬉しく今後も大手商社に続い てくれることを期待している。  業種別就職シェアーベスト

3

を見ると、第一位の 金融と第二位の製造業は年によって多少のシェ アーの変化はあるものの、順位は変わらない。しか し第三位は変わりつつあり、経済学部の中に情報 管理学科があり情報通信業に就職するものが増 加して、ここ数年第三位のシェアーを情報通信業 が占めてきているのである。  しかし最近少し変化が現れてきている。それは 卸売業(商社関係)が

22

年度第三位に躍進したこ とである。卸売業のシェアーは平成

17

年度が第五 位、その後第六位、第七位、第五位、第四位、

22

年 度ははじめて第三位に入っており、着実に商社関 係への就職が増加してきているといえよう。私も就 職支援を担当してからは講義や就職相談の中は 勿論、陵水新聞や陵水年報のなかで機会あるごと にグローバルな仕事が出来て、文系の良さを生か せる商社への挑戦を訴えてきた。先述の通り今年 は久しぶりに大手商社に入社する者が現れ、今後 もこうした傾向が続いてくれることを願っている。  それともう一つ変化してきたことは、平成

20

年の 秋に起こったリーマン・ショックにより官公庁に就 職したものが急増したことである。  アメリカ発のリーマン・ショックは全世界の経 済を奈落の底に落とし、日本企業を代表するトヨ タやパナソニック、キヤノンでさえも巨大な赤字を 出し、派遣切りやリストラを断行せざるを得ない 状況に追い込まれた。当然新卒採用は厳しくなり 内定が取れず、学生の就職相談が増加した。  そこで私は、官公庁は採用が民間より遅いため、 内定の取れていない学生には地元の県関係や市 町村の採用に応募するように勧めた。

6

月∼

12

月に かけて地元に帰り受験した結果、地の利もあり地 元では優秀な滋賀大生は多くの者が簡単に内定 を取って秋以降大学に戻ってくるケースに遭遇した。  厳しい就職環境下で学生が安定志向を望み、 官公庁にスムーズに志望変更して臨んでくれた事 と派遣切りやリストラの救済策として特別追加募 集を年が明けてもしてくれる官公庁が沢山あり、こ うした状況がうまくマッチして功を奏したと考えら れよう。このような時代背景もあり、官公庁の就職

(5)

シェアーは平成

17

年度が第七位、その後第七位、 第八位、第四位、第三位、今年が第四位とリーマ ン・ショック後着実に上位に上昇しており、官公庁、 市町村への就職が大幅に増加したのである。 3:過去6年間の採用実績ベスト3 (直近5年間採用合計)  次に、過去

6

年間の採用実績ベストの調査結果 をみてみよう。  最近

6

年間の採用事績は上記の通りで、これを 見ると近隣の地方銀行、信用金庫の名前が圧倒 的に多い。そのなかでもこの

6

年間採用傾向は京 都中央信用金庫が後退し、滋賀銀行、十六銀行、 大垣共立銀行が積極的に滋賀大生の採用を増や しているのが特徴的である。  以上、平成に入ってから近年に至る本学部生の 就職状況の内容を概観してきた。平成

20

年のリー マン・ショック以来、就職状況は厳しい状況が続 いている。  だが、このような経済状況の中でも彦根高商時 代よりの諸先輩の活躍のお陰で就職率は

95%

前 後の高い率をキープし、就職先も上場企業が過 半数を占めていることは心強い。なおその詳細に ついては毎年

10

月に出される陵水会年報に掲載 されているのでご参照されたい。

II

就職活動への準備過程で

学ぶべきこと

 これまでみてきた本学部生の近年に至る就職 状況をふまえて、ここでは、本学部生が、

3

回生・

4

回生になって実際の就職活動に入る前に、

1

回生 から

2

回生の時期に、就職すること・働くことの意 味をしっかり捉え、大学のカリキュラムとも連動し つつ、如何に自分の天職をつかむための準備を段 階的に進めていったらよいのかについて、「滋賀大 学で学ぶ」や「就職ガイダンス」(

2

回生)などで「天 職をつかめ」と題して私が講義した内容を中心に 述べてみたい。 1:人生設計と就職  今日の日本経済は、リーマン・ショック以来、再 生に向かって必死に努力している。回復基調に あった景気も急激な円高の進行により後退を余 儀なくされつつある。そうした中で企業環境は変 化し、将来を支える若い人材の採用活動にも大き な変化をもたらしている。つまり、「採用の厳選化」 といわれるように、企業は自社が本当に必要とする 人材を採るために、以前より厳しい選考をしている。 その結果、優秀な人材には多くの企業が内定を出 し、そうでない人は何社応募しても内定が取れな

17

年度 ①京都中信 

40

②滋賀銀行 

39

③京都銀行 

36

18

年度 ①京都銀行 

44

②滋賀銀行 

42

③京都中信 

32

19

年度 ①京都銀行 

55

②滋賀銀行 

49

③十六銀行 

29

20

年度 ①滋賀銀行 

66

②京都銀行 

53

③十六銀行 

32

21

年度 ①滋賀銀行 

78

②京都銀行 

59

③十六銀行 

39

22

年度 ①滋賀銀行 

90

②京都銀行 

68

③大垣共立 

41

6年間採用実績ベスト3(直近5年間の採用合計人数)

(6)

い所謂、「内定の二極化」といわれる状況が現れ ている。  これは就職活動という観点から見れば、今まで のような「就職活動の進め方」「面接マナー」「筆記・ 適正」「作文」などの対策を受験直前に行うだけで はもう対応できないことを意味している。  今の時代は、基礎学力、専門知識を身につけて いるだけではなく、それを職場や社会で活かすこと のできる「前進する力」、「考えぬく力」、「チームワー ク力」等、社会人として持つべき基礎能力が要求 されている。これら社会人基礎能力は採用決定の 際に重要視される。では、自分の志望する企業の 採用を勝ち取るためには、どのようにしていけばよ いだろうか。  そのためには、「何としても自分が志望する仕事 に就くのだという目標に向け、はっきりとしたビジョ ンや考えを持ち、自分の能力・適正を見極め、ど んな会社でどのように仕事をしたいかを十分に研 究すること」が大切である。  決して就職活動のためにする対策ではないとい うことを肝に銘じつつ、「就職して社会に出た後、 自分はどのような生き方をするのか」「自分の能力 や経験を生かして、これからいかに生きていくの か」「自分はどういう人生設計を描いているのか」と いうことを、真剣に「自己分析」することが大切なの である。  つまり、これからの就職活動では、これまでのあ なた自身の人格や考え方に基づいて、学生生活や 社会生活においてどのようなことに興味を持ち、ど のような知識・技術・技能を得たのか、又それを 活かして「どのような貢献ができるのか」ということ を、志望する企業に証明できなければならないとい うことになる。そのためには、志望する会社の就職 試験に対して、十分な準備をすることが必要で ある。 2:働くことの意味を考える  まず、「働くこと」「就職とは何か」また「何のため に就職するのか」ということについて、就職活動を 始める前にきちんと考えておくことである。即ち ①自ら働いて生活の糧を得て、自立する。 ②企業への貢献がひいては社会への貢献に繋 がる。 ③人間として成長し、自己実現をする。 ④人には自分しか出来ないことが必ずあるはずで、 その仕事を自分の力で掴み、社会から必要とさ れる存在になる。  働くということは上記のことであることを十分理 解する。 3:インターンシップへの参加  次に、実際の社会での仕事の実態や企業の現 場を知るためにはインターンシップに参加すること が重要である。  インターンシップとは、学生が企業の中で研修 生として働き、仕事を体験できる制度で、申し込み 方法は企業によって違うが、書類選考、面接など の選考を通過しなければならない場合が多い。こ れは就職活動のよい練習になる。  以下インターンシップについての要点を書き出し ておこう。 ①インターシップ参加までの流れ

1 .

参加する目的や業界・企業を明確にする∼ 『自分は何を得るために参加するのか』をはっ きりさせる。

2 .

実施企業の情報収集をする∼企業のホー ムページや説明会に参加する。

3 .

応募する、選考を受ける∼事前に選考試験 を行う。

4 .

インターンシップに参加∼社会人としての自 覚を持って、マナーを守って参加しよう。

(7)

5 .

経験を振り返る∼就職活動に役立たせるよ うまとめておこう。 ②インターンシップは就職活動に有利か 『働く』ことを考える上で有効∼『働くってどうい うことなんだろう』 『働くこと』に対する自分なりの指針を見つける 機会になる ③インターンシップのメリット

1 .

『働く』を具体的にイメージ・体感できる

2 .

自分の強み・弱みを再認識することができる

3 .

人脈を広げ、新たな価値観が生まれる  いずれも就職活動の成功には大きな影響を与 えるもの。この

3

つのメリットをしっかり認識した上 で、インターンシップに臨もう。 ④インターンシップのプログラムのタイプ

1 .

講義・ワークショップタイプ ∼『働くこと がよく分からない人』

2 .

見学・体験タイプ ∼『自分のやりたいこと を探したい人』

3 .

プロジェクトタイプ ∼『志望業界について よく知りたい人』

4 .

実践タイプ ∼『自分の力をビジネスの現 場で試したい人』 4:仕事をする上で必要な能力(社会人基礎力) の育成  次に就職して、さらに自主的に自らの仕事と人生 を切り開いていくには、大学での勉強と並んでいわ ゆる社会人としての基礎力を養うことが肝要である。  それは、以下のような能力のことを言う。 ①『前に踏み出す力』(アクション)

1.

主体性∼自らやるべき事を見つけて、物事に 進んで取り組む力

2.

働きかける力∼『やろうじゃないか』と他人に 働きかけ巻き込む力

3.

実行力∼自ら目的を設定し、失敗を恐れず確 実に行動する力 ②『考え抜く力』(シンキング)

1.

課題発見力∼現状を分析し目的に向かって 課題を明らかにする力

2.

計画力∼課題解決に向けた複数のプロセス を明らかにし準備する力

3.

創造力∼既存の発想にとらわれず、新しい価 値を生み出す力 ③『チームで働く力』(チームワーク力)

1.

発信力∼自分の意見を整理し、相手に分かり やすく伝える力

2.

傾聴力∼相手の話しやすい環境を作り、意見 を引き出し丁寧に聴く力

3.

柔軟性∼自分のルールを固執せず、意見の違 いや立場の違いを理解する力

4.

状況把握力∼チーム内で自分と周囲の人々 や物事との関連性を理解する力

5.

規律性∼状況に応じて社会のルールや人と の約束を守る力

6.

ストレスコントロール力∼ストレスを感じても 発生源に積極対応する力  これらの「社会人基礎力」は大学での哲学・思 想や歴史などの一般教養科目やそのうえ専門科目 をしっかり学んで、ゼミナール、クラブ、サークル 活動やアルバイト、ボランティア活動、留学など学 内外の課外活動に積極的に取り組むことにより身 に付けることができる。  学生時代に学んだ基礎知識や理論を職場や社 会で活かし、現実に対処し得る人物をつくる修養 学は中国の古典の人間学に負うところが大きいと 言われている。  一例を挙げれば、中国の古典は、経世済民(政 治)、応対辞令(コミュニケーション)、指導者論 (リーダーシップ)といった三つテーマを重要な柱

(8)

としているので人間学の宝庫だと言われる。論語、 孟子等の四書から孫子、呉子等の兵法七書、史記 や十八史略などの歴史書に出てくる数多くの英雄・ 豪傑の生き様を学び実践に応用してほしい。中国 の古典を通じて人間を磨き、人のために尽力し、 信頼され得る感受性をそなえ、いかなる仕事で あっても円満に対応できる人物になり社会の一隅 を照らしてほしい。 5:キャリア時代とはどんな特色のある 時代なのか  現代の厳しい就職環境のなかでは、学歴だけで は不十分で、それプラスアルファを備えたキャリア をもっていることが求められる。学歴だけでは企業 が求める人材にはならないのである。そのために は、次のような、自分の市場価値を開発する様々 な技能の習得が必要とされている。 ①

TOEIC

等の実用語学力を身につける。  目標

600

点∼

700

点 ②日商簿記二級、中小企業診断士、フィナンシャ ルプランナー等の専門的資格や知識を身につ ける。 ③パソコンに熟達する。 ④厚生労働省が推薦するような講座に参加し資 格を習得する。  だが、大企業を中心としてマンパワーリストラが 急速に行われている昨今では、単にこれらのいわ ゆる技能の修得だけでは不十分で、自らの生きる 目的に向かって自己投資、自己啓発できる人材が 求められている。即ち、会社志向というよりは仕事 志向の人材が重要で、キャリア志向とはまさに職 種志向のことに他ならない。自分の得意とする部 門のスペシャリストに成ることである。したがって、 今まで大学時代に培ってきた能力を、どういった 職種に生かすのかがポイントとなってくる。現今の 企業は、従来のいわゆる年功序列的な「管理職」 制ではなく、急速に実力主義へ変わりつつあるか ら、学生時代から上記の意味でのキャリア形成を 目指す必要がある。学生時代から自己の市場価 値を決定付けるキャリア形成が必要とされ、その ためにもキャリア教育の実践の場としてインターン シップへの参加が重要視されている。 6:21世紀企業が求める人材像とは  ここでは、より広く

21

世紀に必要とされる人材と はいかなる像なのかを示してみたい。それは、一言 で言えば、自立、そして自律して生きる人であり、権 威や名声に「寄れば大樹の陰」の人はいらないの である。より具体的には、企業や社会が求める人 材とは以下のような資質を備えた人間像である。 ①国際的なビジネスマンになれる人∼海外経験が リーダーの必須条件  「語学力もあり国際的に通用すること」が一つ のものさしになっている。  語学力は勿論、広い視野、タフな精神力、深い 知識が必要である。 ②情熱と気概を持ち、中身がしっかりした人∼自 分の哲学を持っている人  企業は能力主義で社員の能力と実績に対して 賃金を払っていこうとする。 ③変革の意識を持って何事にもチャレンジできる 積極的でプラス思考の人  今、企業は好奇心旺盛で積極的なプラス思考 の人間を求めている。 ④打たれ強く(タフさ)バイタリティのある人  トラブルに遭ってもくじけず打たれ強い人間が 求められている。  ⑤クリエイティブな発想ができる人  新しい方法や手段を発見することができる「クリ エイティブ」な人間を求めている。物事を多方面

(9)

から考えられる柔軟な発想のできる人である。 ⑥自分の考えを論理的に自分の言葉で説明でき、 問題解決能力のある人  採用面接で「困難に遭遇した時、どのように問 題解決してきたか」とこれまで困難を克服した 体験について質問されるので具体例を準備して おくことが必要である。 ⑦特技、才能、特色、個性のある人  学生時代に資格や技術を身につけておくこと  

TOEIC

600

点∼

700

点、日商簿記二級、パソ コン二級程度 ⑧運のよい人(就職は実力

4

割、運

3

割、縁

3

割)「一 流大でも使えない人、三流大でも社会で優秀な 人もいる。どこを見るかはその人の運勢である」 ∼松下幸之助氏は言う、  「私は運がいいんですよ」といかにも運がよさそ うな顔をして就活に挑むことが大切。いつもニ コニコして明るく、元気で積極的なイメージの人 はいかにも運がよさそうに見える。∼イメージト レーニングすることが肝要である。 ⑨青春の夢に忠実にチャレンジできる人(自分の 方向性を思い描けること)  人生は一度、チャレンジした失敗はしなかった 後悔より得るものがある。「失敗は成功の元」 「急がば回れ」という言葉もあり、諦めることが取 り返しのつかない後悔に繋がることも多い。  学生諸君が、そうした人になる為には ①自分をよく見つめ(自己分析、自己理解) ②将来に夢と目標を持ち(将来ビジョン形成) ③仕事に必要な知識、技術、資格にチャレンジし (ビジネススキル修得) ④強い就業意識をもつ(業種、職種、会社研究)こ とが大切である。  上記の点を十分意識して学生生活を有意義に 送っていただきたい。

III

就職活動の進め方とポイント

 ここでは、

3

回生に進んだ学生が、秋以降いよい よ就職活動に直面するに当り、その進め方や就職 活動の際のポイント、さらに面接での要点となる 事柄について、私が就職基礎講座で講義した内 容をもとに具体的に指摘していきたい。 1:就職活動のスケジュールと要点 (1)就職活動の基本スケジュール  まず就職活動の全体を時系列的に把握するこ とが重要で、その後の自己の行動を計画的に律し てゆけることになる。

<5

月∼

7

>

 就活を意識し始め、先輩など周辺から情報収集

<6

月∼

10

>

 自己分析、業界・職種・企業研究

<7

月∼

9

>

 インターンシップに参加

<8

月∼

11

>

 就職ガイダンスに参加、大学就職支援室訪問

<10

月∼

11

>

 就職サイトに登録

<11

月∼

12

>

 志望業界・企業を絞り込み

<12

月∼

1

>

 合同企業セミナーや会社説明会に参加

<2

月∼

3

>

 エントリーシートの作成、入社試験、人事面接

<2

月∼

6

>

 内々定、決定したら大学へ報告  就職活動の基本的な流れは上記の通りだが、 業種や企業によって異なるので早めに希望企業に コンタクトを取ることが肝要である。企業側も採用 活動を早めにスタートさせるなど、多くの学生との

(10)

接触から良い人材を獲得したいといった傾向も見 えている。そのため学生も、的をはずさない就活ス ケジュールを立てることが大切である。 (2)就職活動はじめの一歩  いよいよ就職活動に入るに当り、次の手順をき ちんと踏んで行動することが後の成功を準備する ことになる。 ①参加・体験 就職ガイダンスに参加して、就職活動の進め方 など就職に関する情報を得る。 インターンシッ プに参加してみる。 ②情報収集 気になる業界・企業・仕事を書き出し情報収集 する。 新聞や雑誌、テレビなどで、産業・経済 のニュースをチエックする。 ③周囲の人と会話 『働くこと』について家族や友人、社会人などと 話してみる。 大学の就職支援室に行って、疑 問点を質問してみる。 ④自分の傾向を知る  職務適正診断などを受けてみる。 (3)自己分析をしっかりする  企業を訪問するに先立って、先ず自分にはどん な魅力があるのか

?

 得意なことは何か

?

 将来ど のようになりたいのか

?

 学生時代に経験したこと を振り返って、自分の長所、能力を把握し、それを 生かせる仕事、企業が見つかるまで自己分析を続 けることが必要である。以下はそのための要点を 記してみよう。

<

自己分析で自分を知ろう

>

①自己分析は何のためにするのか

?

それは自分に合った仕事・企業を見つけるため である。  自己分析の

3

つの効果としては次の通り

1 .

今までの自分を振り返り、自分の『態度』や 『行動』からどんな特性を持っているのかを 知る。

2 .

将来に向けての『目標』などを整理し、卒業 後のビジョンをはっきりさせる。

3 .

明確になった自分の強みと将来の目標を結 びつけて、自信を持って企業に自己アピール できるようにする。 ②自己分析の主な方法は

?

 自分で自分自身を振り返ることは必須である。  自己分析の

4

つの方法

1 .

自分自身を振り返ってみる(自己分析)  今までの行動を振り返り、行動の傾向や方向 性を決める際の基準などを洗い出す。

2 .

他人に相談してみる(他己分析)  友人や家族など、第三者にアドバイスしてもら う。他人が認識している長所・短所などを聞 くことで新たな発見がある。

3 .

大学主催のガイダンス・講座やグループワー クに参加する。  大学主催のガイダンス・講座などでは、自己 分析のポイントやコツを紹介してくれる。ま たグループワークなどに参加してみても良い。

4 .

各種自己分析ツールを利用する(客観分析)  大学の職務適正テストなど、客観的な視点か ら自分を診断することができる。 (4)業界・職種研究  次にスタート期は、大まかに業界や仕事につい て考える。自分が何をしたいのか

?

 どんな仕事が 好きなのか

?

 何が出来そうか

?

 自己分析と並行 して、仕事・業界の情報を集め、掘り下げていく必 要がある。 (5)資料請求・エントリー・企業研究  リクナビ、マイナビ、日経就職ナビなどを通じて、 情報収集や資料請求を積極的に行うこと。大事な

(11)

質問を良く聞き意図を理解して、簡潔に答えること が大切である。集団面接、個人面接、グループディ スカッションなどの種類がある。本番を前に模擬 面接を体験しておこう。 (11)内々定  実質的に内定とされている。

10

1

日から内定と 倫理憲章で定められている。  内定先を決定したら大学に速やかに報告する こと。 (12)秋採用・通年採用  内定のピークは

4

月だが、

5

月以降も採用活動を している企業は多い。  二次募集や夏・秋採用を実施する企業、通年採 用をしている企業など、採用人数、方法、スケジュー ルなどは企業により異なるので要注意。ただ、一般 的に夏・秋採用のハードルは高いといわれている。  以上、就職活動のスケジュールにそって、重要と 思われる点を指摘してきた。ちなみに、プレエント リーする企業は十分検討して選ぶことが必要で、プ レエントリーするときでも、自己

PR

と志望動機くら いは書けるようにしておきたいものである。企業に よってはエントリーの時に記入させるところもある。  また最初からあまり業種を絞り過ぎないように した方が良い。色々な業種を研究して、幅広く選ぶ こと(金融、商社、メーカーなど)。超一流、一流、 二流、三流企業より、最低

10

社∼

20

社をバランス よく

100

社程度選ぶことが目安で、本命の企業群 には第一次募集に応募することが肝要である。 2:就職活動のポイント  次に、これまでスケジュールの時系列に沿って述 べてきた就職活動のポイントを内容別に整理して 示しておこう。 のは集めた情報を自分の目的に応じて整理するこ とである。 (6)OBOG訪問  社会人の先輩を通じ、志望する会社の生の情報 を入手することも大切な手段である。母校の先輩 を訪れることが多く、大学の就職支援室で先輩を 紹介してくれる。 (7)会社説明会・セミナー  会社の説明会やセミナーに出席すれば、仕事内 容や企業の雰囲気などを理解できる。会社説明会 には、合同で行うもの、学内でおこなうもの、企業 単独で行うものなどがある。企業によっては、説明 会参加が選考の必須項目になっている場合もある ので、注意すること。 (8)エントリーシート  エントリーシートとは企業独自の履歴書で、最 初の書類選考として、使用されることが多い。『自 己

PR

』『志望動機』『学生時代に頑張ったこと』な ど、自己分析で明確になったことを記入する。的確 に自分の魅力を伝えるための文章力も必要である。 学業、アルバイト、部活・サークル活動より自分が 身に付けた強み(社会人基礎力)をアピールする。

<

仕事をする上で必要な能力(社会人基礎力)

>

①前に踏み出す力∼主体性、働きかける力、実 行力 ②考え抜く力∼課題発見力、計画力、創造力 ③チームで働く力∼発信力、傾聴力、柔軟性、状 況把握力、規律性、ストレスコントロール力 (9)筆記試験  一般常識、時事問題、語学などの学力・知識を 問うもの、

SPI2

CAB

GAB

といった適性検査な ど、ほとんどの企業が筆記試験を実施している。 対策と傾向を問題集などで必ず勉強しておこう。 (10)面接 

(12)

的に書く』『自分らしさが伝わるテーマを選ぶ』こと である。 (4)準備は最小限でOK、会社説明会に積極参加  会社との直接コンタクトがはじまる、この時期か ら就活も第

2

期に入る。会社説明会は、『準備が大 変だ』と勝手に敷居を高く考えていえる人もいるが、 ここでは最低限、自己

PR

が言えれば

OK

なので、 積極的に参加したい。  説明会で注意することは、常に見られていること を意識して行動することで、開催場所の駅に着い たときから、勝負は始まっている。  話を聞くときも、目を見る、うなずく、相槌を打つ など、態度に示すことが相手に自分を印象付ける ことになる。 (5)面接では〝仕事上で必要な能力・人柄〟を意識  面接は、お見合いとは違い、あくまでも会社に入 る新人を見極める試験だと考えるべきである。会 社は、すべてを知りたいわけではなく、『仕事をす る』上で必要な能力と人柄を見ている。学生時代 の色々な話を聞くのは、その人の会社員としての行 動をシミュレーションするための材料として聞いて いるわけである。その点をしっかりイメージしてお くことが重要である。  また、初期段階ではグループ面接が行われるこ とも多くなっているが、ここでは第一印象が重要に なる。話をする場面だけでなく、聞く態度まで含め て、どう見られているかを意識して行動することが 肝要である。 (6)増加するグループディスカッションを攻略  最近は、面接でグループディスカッションを行う 企業が増えている。面接よりも、コミュニケーション 能力、説得力、協調性、知識量などをチエックできる ことから広く実施されている(

80%

の企業が実施)。  ここでの攻略法は、先ず全員が受かろうという 心構えで入ること、発言したい時は今発言している (1)就活はマラソンのようなもの。 早めにしっかり準備すること  就活はマラソンのような長丁場のもので、いきな り走りだすのは危険である。事前の準備が大切で、 出来れば、

3

回生になったら準備を始めるくらいの 「早めの意識」を持ちたい。  自己分析では、自分探しにばかり時間を割いて も意味がない。  目的は『志望業界や職種を考える』『自己

PR

の ベースづくり』だから、シンプルに効果的に行いた い。コツは時間軸をベースに、自分の過去・現在・ 未来から『これから何をやりたいのか』『自分の長 所は何か』『どんな人生を送りたいか』を考えること である。あまり小さなことまで思い出す必要はない だろう。早い段階では、やりたいことにこだわり過 ぎない。志望業界を絞り過ぎないように注意が必 要である。 (2)インターンシップなどで〝有効情報〟を 足で稼ぐ  自分の就活に生かせるような、有効な情報を得 るためには、足で稼ぐことが大事になる。先輩に話 を聞く、

OB

訪問をする、インターンシップに参加 する、会社や工場・店舗を見学するなど、人から話 を聞くことで新たな発見が出来ることも多い。 (3)プレエントリーは100社を目指す

10

月になると就活サイトがスタートするが、各社 のホームページに登録するプレエントリーでは、一 人

100

社を目指したいところだ。中には『志望動機 が書けないから』と登録を見合わせる人もいるが、 もったいない話である。先ずはエントリーしないと 何も始まらない。  そして、

1

月ごろからエントリーシートの提出とな るが、ここで大切なポイントは『書き出しは結論か ら入る』『自己紹介のパンフレットと考える』『作文 ではダメ、ビジネス文書を意識』『出来る限り具体

(13)

人に態度でサインを送るつもりで積極的に聴く、そ して話すときは見せ方・話し方を十分意識する。こ のような場が苦手と感ずる人は先ず理由を含めた 賛成意見を述べて、その場の輪の中に入っていく とよいであろう。 3:面接への対応策  就職活動で勝ち残る大きな鍵は、面接で如何に 対処するかにあるといっても過言ではない。そこで 以下、「確実に内定を獲得する面接術」について具 体的に指摘しよう。 (1)面接まで勝てるエントリーシートの書き方  エントリーシート作成の時から面接が始まって いると考えるべきである。その書き方のポイントは 以下のとおり。 ①『エントリーシートは最初の

3

秒、初めの

1

行で決 まる』  書類選考の段階では応募者が大勢いるから、 一人ひとりの審査に時間をかけてもらえない。一 枚あたり、

3

秒程度の斜め読みでパスかボツか が判断される。だから、初めの

1

行目が重要で ある。 ②エントリーシートとは『自分広告』  エントリーシートは企業独自の提出書類で人数 の絞り込みや面接の資料に使うものである。エ ントリーシートは、自分を売り込むための広告で ある。『自分の熱い想いを訴えかけるエントリー シート』を作り、『こんな人に会ってみたい』と思 わせるエントリーシートを書くことである。 ③書き方の秘訣  『見出し』『キーワード』『キャッチフレーズ』を活 用しよう。エントリーシートを書く際は自分の採 用メリット(具体的なセールスポイント)を各欄 の見出しに配置すること(

1

行目に配置すること) である。 ④面接を有利にするための書き方と工夫  エントリーシートは面接の資料として使われる。 面接官は各受験者のエントリーシートに目を通 しながら質問する。したがって、自分が質問して 欲しいことを各欄に配置しておくとよい。

<

ポイント

>

1.

質問してほしい言葉を見出しに盛り込む

2.

質問してほしい言葉が本文中にある場合はア ンダーラインを引く

3.

カッコでくくる

4.

太字にする、大きめの文字にする

5.

書体を変える、記号で示す

<

注意点

>

1.

自己

PR

、志望動機、将来展望の

3

つはあらか じめ作っておくこと

2.

エントリーシートの返送は

1

週間以内、控えを 取って保管しておくこと

3.

「内容」と「形式」は車の両輪、指定された「形 式」は守る

4.

業界の質問は「知識の量」よりも「学生として の発想や視点」で答える

5.

「資格なし」の緊急対策として、

TOEIC

につい て「これから受験予定」「海外旅行で困らない 程度」、簿記検定について「日商簿記

2

級を目 指して勉強中です」などと答える。 ⑤こんなエントリーシートは

NG

1.

内容を理解するのに時間がかかる  結論が文末に書かれていたり、文章構造が 複雑だったりすると、内容を理解するのに時間 と労力がかかる。読み手に負担をかけるような 書き方では落とされる。結論がすぐわかる書き 方をすることが大切である。  

2.

抽象的表現ばかりで具体例なし  抽象的表現ばかりで具体例がないと、文章が

(14)

きちんとまとめられていても説得力は無い。数値 や実例等でのわかりやすい具体例を盛り込むこ とが必要不可欠で、具体例を見出しや

1

行目等 に目立つ位置に盛り込むとよい。  

3.

文字が乱雑で、統一感のないレイアウト  文字が乱雑だったり、レイアウトがゴチャゴ チャだと、それだけで落とされることも多い。自 分では気付きにくい点なので、書き上げたエント リーシートは友人や先生等複数の人にチエック してもらう方がよい。  

4.

空白が多い   空白が半分以上あると、熱意がないとみなさ れて落とされることが多い。ただし、全く隙間な くギチギチにつめて記入する必要はない。適度 に改行したり、箇条書きにしたりして読みやすく 工夫をすることが大切である。  

5.

強調箇所が多すぎる   強調箇所が多すぎると、強調した部分が逆に 目立たなくなるだけでなく、面接官に不快感も与 えてしまう。太字だらけ、アンダーラインだらけ、 括弧だらけ、色の使いすぎ等は厳禁で強調箇所 は絞り込むことが重要である。  

6.

仕事意欲が感じられない写真   大半の面接官は、エントリーシートをチエッ クする際、先ず写真を見て、性格・気質を推測 する。よって、写真は非常に大切で、手を抜いて はいけない。写真をとる際には、写真スタジオの カメラマンに協力してもらい、仕事意欲が感じら れるように撮ることも必要である。 ⑥こんなエントリーシートが良い  

1.

先ず見出し(

1

行目)で引き付ける   人数が極めて多い段階では、面接官が受験 者一人ひとりの書類審査に費やす時間は非常 に短い(面接官が時間をかけて中身をじっくり見 るのは一般的に二次面接あたりから)。この段 階では通常、

3

秒程度の斜め読みで通過させる かボツにするか判断している。面接官は、各欄 の見出し、あるいは

1

行目だけの飛ばし読みで興 味を引くことが何もなかったら、即、ボツの箱に 入れていく。したがって、斜め読みでも選んでも らえるように工夫する必要がある。それには、各 欄の見出しや

1

行目に、一番言いたいことや自分 の売りになることを書くことが大事である。  

2.

具体例で納得させる   人には物事を判断するのに、具体例(成果、 達成度、結果、事実)を基にする性質がある。面 接官もエントリーシートで重視するのは具体例 で、単なる美辞麗句は、全く評価の対象にはし ない。よって、自分のアピールポイントを面接官 に納得させるためには、その具体例を明示する ことが肝要である。数値や具体例を挙げれば、 押し付けがましい感じを与えることなく、スマー トに納得してもらえる。  

3.

丁寧な文字、見やすいレイアウト   初歩的なことだが、文字の丁寧さやレイアウト の見やすさも非常に大切な要素である。達筆で なくても良いので、一つひとつの文字を丁寧に書 くこと、また、各欄の見出しや本文の書き出し位 置や文字の大きさをそろえ、カッコや矢印等の 記号の使い方を統一する。   面接官は、エントリーシートが乱雑な文字や ゴチャゴチャのレイアウトで書かれてあると、仕 事も雑な人ではないかとの疑念がわき、採用す る気が失せてくる。それに、何十枚、何百枚とチ エックしていると目も疲れてくるので、見にくいエ ントリーシートは生理的にも受け付けなくなって くる。エントリーシートは、丁寧に心を込めて、見 やすいレイアウトで書くこと、すると、面接官も 頑張って読んでくれる。

(15)

(2)グループディスカッションの対処法  最近の面接スタイルは、大きく分けて集団面接・ グループディスカッション(グループワーク)・個人 面接(

1

1

)・個人面接(

1

対複数)の

4

つである。  ここでは、近年グループディスカッションを取り 入れる企業が増加しているので、少し詳しく述べ たい。 ①グループディスカッションを面接の早い段階で 行う企業が増えている。  グループディスカッションの典型的な形式は、 受験者を

5

10

人程度のグループに分け、テー マを与えて、

30

60

分間程度話し合わせるとい うものである。一つのグループでの合格者は

1

3

人程度である。  メンバー全員が参加意識を高く持つことと司会 役がディスカッションを適切にコントロールする ことが大変重要である。 ②グループディスカッションの

4

タイプ

1.

話し合い型∼最も多い形式で、テーマを与え られ話し合いをする

2.

意見発表型∼話し合い後に、各自が

2

3

分 程度で意見を発表する

3.

ディベート型∼あるテーマに関して、あらかじ め肯定派、否定派など役割を与えられ、討論 する。

4.

ワーク型∼グループ全体に何かの指示が与え られ、それを達成するために作業する。 ③実務的能力のチエックが目的  企業がグループディスカッションを行うのは、実 務的能力をチエックする理由からである。受験 者各自がグループディスカッションの中でどのよ うな役割をどのように担うかが観察される。

<

チエックポイント

>

 *組織の中での貢献性、積極性  *コミュニケーション能力  *チームワーク能力、協調性  *リーダーシップ力 (3)面接で心得たいポイント ①討論の勝者が合格者ではない  他者の意見を無視して、自分の意見を無理やり 主張したり、攻撃的な態度で他者の意見を批判 したりする人は、高評価は得られない。 ②受かる

3

つの役割は

1.

トップバッター発言者(要所要所で真っ先に 手を上げ発言する)

2.

ユニーク意見発言者(印象に残るキャッチフ レーズやデータを次々発言)

3.

まとめ上手司会者(全員を操り、意見を引き出 して戦わせて結論を出す)  ③特色ある貢献をすると評価が高くなる  上記

3

つの役割が困難な場合、何か役割を担え ないか

?

1.

時計係に立候補(時間管理∼論点ごとに時間 の経過を告げ、まとめ発表をする)

2.

書記に立候補(話の要点をメモ∼ただし、要 所でまとめ発表が必須)

3.

流れを戻す役(話の流れが大きくそれたら、戻 すことを提案する) ④存在感を増すコツ  外見も非常に大切で、自分の表情や態度で好 印象を得ること

1.

常に笑顔

2.

常に姿勢良く

3.

他者の発言をしっかり聞く(相手の目を見て、 うなずきも入れる) ⑤テーマの傾向

1.

志望企業・業界の仕事に関するテーマ

2.

就職に関するテーマ

3.

時事・社会問題に関するテーマ

4.

フリーテーマ(この場合は、グループごとに異

(16)

なるテーマを与える)  与えられたテーマに関する知識が乏しい場合は どうすればよいか

?

 テーマに関する知識がなくても大丈夫、下記の 方法で対処できる。

1.

司会になる

2.

最初に詳しい人に説明してもらう

3.

書記になる

4.

時間管理役になる  発言を尻込みしていると、テーマに詳しいメン バーだけで盛り上がり、議論の輪に入りにくくなる。 自分なりの意見を考えているうちに次の論点に 移っていることもある。その場合、下記の発言をし て議論に加わろう。

1.

賛成意見発言(誰かの意見に賛同する)

2.

まとめ意見発言(論点を要約し、確認する)

3.

時間経過発表発言(時間の経過を告げ、話し 合い時間とまとめ時間の配分を提案する) (4)面接で一番大切なこと  採用試験で面接が重視されるのは、筆記試験 やエントリーシートだけではわからない要素を知 るためで、次の点を見るのである。 ①話し方、表情、しぐさ、服装など、受験者のかも し出す雰囲気と自社のカラーが合うかどうかを 見る。 ②仕事への興味や意欲がどのくらいあるのかを聞 いて、採用後どのような活躍をしてくれそうかを 見る。 ③面接官はズバリ『わかりやすい人』を採用したい と思っている。つまり、理解するのに時間のかか る人ほど落とされる可能性は高い。だから『わか りやすいキャラ』つくりが必要である。自分に『見 出し』や『キャッチフレーズ』をつけることが重 要である。 ④表情・態度面に気持ちが込められると、それは ㋑さわやかな笑顔、㋺キラキラとした目での熱 意あふれるアイコンタクト、㋩生き生きとしたボ ディランゲージに、また言語面に気持ちが込め られると、それは㋑ハキハキした声、㋺重要な キーワードが力強く発声されるなどに現れる。 (5『一分間自己) PR』について  面接で求められることが多い一分間自己

PR

は、 一分間に次の事項を入れて話すことが肝要で ある。 ①やりたい仕事(貢献事項)∼どんな貢献ができ るか ②仕事能力自己

PR

∼仕事で役立つ自分のセール スポイント ③達成経験∼セールスポイントが発揮された例 ④決意表明∼決意の程をアピールする。  これらの事項を入れて、相手を笑わせたり、楽し ませたり、感動させたりするくらいのレベルでない と高い評価は得られない。 (6)面接の心構え6原則 ①超強気(受かっているつもりで、堂々と受ける。 気後れは

NG

) ②自然体(無理に飾らず、素直に自分を出す。気負 いは

NG

) ③会話調(面接官を楽しませ、自分も楽しむ。棒読 み調は

NG

) ④和ませ役(たとい無愛想な面接官でも、笑顔攻 撃で和ませる) ⑤自分を思い切り出す(プレゼンにルールなし) ⑥常にプラス思考、プラスの態度(何でもプラスに 捉える)  以上の諸点は、面接という就職活動での最大の ポイントとなる場面での対処法を述べたものであ る。各自がよく参考にしてそれぞれ実行していただ きたい。

(17)

IV

学生に望むこと大学に望むこと

 ここでは、私が就職支援活動を行ってきたなか で、学生諸君や教官諸氏に是非望みたいことを指 摘しておきたい。 1:知識を学ぶ  学生諸君は優秀な教授陣の授業を通じて学ぶ ことはとても重要であり、哲学・思想や歴史などの 教養科目をしっかり身に付け、そのうえ専門科目 を究めることでその学問なりの論理的な思考方法 やものの見方・考え方などを身につけることができ る。それは社会人として仕事をするときの自分の ベース即ち、バックボーンとなり、大変重要な要素 で長い年月を経て初めて、その真価を実感するこ とができる。 2:計画的に単位取得  就職先が決まっても、本学部の卒業要件を満た さなければ卒業できないことは言うまでもない。学 生がやっとの思いで内定を取ったのに僅かな単位 不足のため留年になり、涙する学生が毎年

30

人以 上あり残念でならない。また留年学生が大変多い ので、卒業要件を確認した上で計画的に早めに単 位取得を進められるよう強く望みたい。今年より

5

年間、就業支援事業がスタートし、先生も設備も 充実するのでキャリア形成支援によりサポートさ れ改善されると思う。 3:インターンシップに積極的に参加を!  本学部ではインターンシップを正規の授業科目 と位置づけ、夏休みに経済学部インターンシップ と公募型のインターンシップでも単位取得が可能 な制度を設けている。この他に本学

OB

の税理士・ 公認会計士による陵水会計インターンシップもあ る。今後はインターンシップを

2

単位必須で

1

3

回生の間に取得する方向で大学もご検討願い たい。 4:海外留学の推進と 国際ボランティアで貢献を!  国内企業のグローバル化が進む中、語学力は 益々必要で滋賀大生のような将来管理職になるも のは海外経験が必須条件になっている。語学力の アップは海外留学が効率的であるので、過半数の 学生が留学し国際ボランティア活動に貢献してほ しい。近い将来大学も海外留学のできる提携大学 をもっと増やし、海外から交換留学生を受け入れ て英語で授業をすることになるであろう。  最近企業のグローバル化が進み、採用は“質

重視の厳選採用に徹しており、就職に強い大学に するためには、学生の質のレベルアップ以外には 対処法はないと考える。学生の就職状況が厳しい 今こそ、学生のキャリアアップのために海外留学を 勧めるべきだと考えるものである。  海外留学を体験した学生は異文化交流によっ て、優れた資質を身に付け大きく成長するものであ る。私も

30

歳ごろ、アメリカに

3

ヶ月研修に行かせ てもらい視野が広くなったことは確かである。

30

年 以上も前のことであるが、アメリカでの感動は未だ に鮮明に思い出す。海外留学は学生を大きく育て る一つのきっかけになることは間違いないであろう。 海外を知って世界で活躍できる人材を世に送り出 すのが彦根高商時代からの滋賀大の使命である と考える。 5:就職支援室の上手な利用を!  学生諸君は、現在の厳しい就職環境の時こそ 就職支援室を上手に利用して自分の天職をつか んでほしいと思う。

(18)

①就職活動する人は就活を支援する就職基礎講 座や各種ガイダンスを実施しているので、全員 受講していただきたい。  

6

月就職説明会(キックオフ宣言)の後「就職活 動の進め方」の就職基礎講座を行い

7

月∼

10

月 にかけて就職ガイダンスを行う。そして

11

月に 「面接・採用選考準備」の就職基礎講座を行う。 そして明けて

2

月に学内就職セミナー(

OB

によ る企業説明会)を行う。 ②就職支援室には企業の求人票や企業案内は勿 論、先輩の受験報告書が業種別に編冊されて いるので、自分の受験する企業のものは必ず見 ておいていただきたい。その他各種就職媒体関 係資料を完備している。 ③就職相談は本学

OB

の先生が担当されている。 毎週

4

日勤務されている。就職に関するどんな 相談でもかまわないので積極的に利用していた だきたい。 ④就職支援室には情報会社のデータに掲載され ていない求人情報を沢山持っているので、未内 定の方は是非相談に訪れていただきたい。 ⑤大学を卒業した既卒者や転職希望者にも求人 情報を提供している。  学生は氾濫するマス情報に振り回されて、一人 で悩まず、大学が実施する就職基礎講座・ガイダ ンスや学内セミナーにきっちりと出席して就職活 動を進めることが自分の天職を見つける近道にな ることを肝に銘じてほしい。

V

結 言

 最後に、滋賀大学の学生はどのような学生生活 を送れば自分の天職をつかむことが出来るのか、 「

4

年間の学生生活を如何に送るのか

?

」について 述べてみたい。 ①

4

年間の目標設定  

4

年間の大学生活を漫然と過ごさないために、 何をいつ、どうやるか、目標を明確に設定すること が大切である。長期目標と短期目標を立て、短期 目標の積み重ねで長期目標に近づいていくように する。 ②知識を学ぶ、資格試験にも挑戦を

!

 立派な教授陣の授業を通じて学ぶことは重要 であり、教養科目は勿論、専門科目を究めることで、 その学問なりの論理的な思考方法やものの見方・ 考え方などを身につけることができる。それは社会 人として仕事をするうえで自分のベース即ち、バッ クボーンとなり、長い年月を経てはじめて、その真 価を実感することができる。だから学生は正課学 習(必要科目)を計画的にきっちり履修することが 大切である。     自分が勉学し履修した成果を確認するために 資格試験に挑戦する。例えば営業希望なら実用 語学力の成果として、

TOEIC

に挑戦し

600

点∼

700

点を目標にする。また企業の経理・財務や金 融・証券などを希望なら日商簿記二級を目標にす る。もっと専門的に学んだ人は、難関試験・資格 試験に挑戦して専門職(サムライ業)を目指すこと も大いに勧めたい。

1.

金融・会計系専門職∼公認会計士、税理士、 中小企業診断士、社労士など

2.

法科大学院、法曹・法律専門職∼弁護士、検 事、裁判官など

3.

公務員∼国Ⅰ、国Ⅱ、地方上級などに積極的 に挑戦してもらいたい。  滋賀大経済学部は公認会計士や税理士の諸 先輩も多く、目指す学生も多いので大学院に

20

名 程度会計人コースの設置をご検討願いたい。 ③出会いを求め行動を起こす  滋賀大学経済学部という学び舎で、立派な諸

(19)

先生や先輩等との素晴らしい出会いを大切にし、 積極的に行動を起こしてみると多くの貴重な体験 が得られる。  ゼミナールやインターンシップだけでなく、クラ ブ・サークル活動、外部の人たちとのボランティア 活動、事業の立ち上げ、アルバイト、短期留学など の課外プログラムを十分活用して、色々な活動を することによって社会人基礎力を身につけることが できる。学生諸君は勉学やスポーツは勿論、色々 の諸活動に積極的に参加し、彦根の地で好奇心 旺盛な青春時代のよき思い出つくりに頑張っても らいたい。  週刊ダイヤモンド(

2006.9.23

号)の表紙に「出 世のできる大学」としてトップ出世ランキングの第

9

位に本学が掲載された。このランキングは日本 の全上場企業

3800

余社の代表取締役の出身大 学別に集計した結果をそのときの学生数を考慮し たもので客観性がある。因みにベスト

10

1

位東 大、

2

位一橋、

3

位慶応、以下京大、小樽商大、阪大、 東京工大、九大で

9

位滋賀大、

10

位早大である。 本学にとって光栄なことで誇れることである。最近 企業は特定の都会の大学だけでなく、特に地方の 歴史ある国立大学から採用したいというのが本音 のようだ。滋賀大の学生はどんな場面でも萎縮す ることなく、また油断することなく自分に自信を 持って堂々と臨み、青春の夢にチャレンジしてほ しい。そうすれば必ず自分にとって最適の天職を つかむことができると確信する。  学生諸君のご健闘を祈る。

(20)

Discover your vocation:

A reflection on five years of employment support activities

Hiroshi Kawasaki

After working for 32 years at Shiga Bank and

eight years at a local medium-size company, in

spring 2006, I returned to the Faculty of

Eco-nomics at Shiga University, from which I

graduated 40 years earlier, as a full-time

em-ployment support instructor.

Shiga University established the position of

full-time employment support instructor—a

position not offered by many Japanese national

universities—at the Faculty of Economics in

April 2001. As the second associate professor to

take on this role, I performed my duties for five

years, until the end of March 2011.

The university had changed quite a bit. Apart

from new buildings, the number of students

increased fourfold, of which a third were

fe-male (there was not a single woman in my

time), and the Faculty of Economics had

be-come one of the largest of any national

university. The campus had acquired a sparkle

that students 50 years ago would envy.

My duties consisted mainly of career

counsel-ing. I gave advice to between 350 and 400

students and received visits from 250

compa-nies each year. This paper is based on my

five-year experience in employment support

activities. I describe how finding work has

changed during this time and explain in detail

how you, as students, can discover your

voca-tion—what preparations you should make at

each stage between your first and fourth years,

what kind of campus life you should lead, and

how to go about actual job-hunting activities. I

took up my pen not only for future graduates

but also for teachers, whom I hope will lend a

hand in guiding students to employment. I

would be happy if you turned to this paper for

reference on leading fulfilling campus lives and

conducting a thorough job search so that you

will not regret it later.

参照

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