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跳び箱運動では, 練習の仕方を細かいステップで設定することで, だれもが で きるかもしれない という気持ちをもたせ, できた といった喜びを味わわせるよ うにしたい また, 一連の動きを局面に分け, 局面ごとに どうしたらできるのか を考え, 試しながら取り組むことで, 局面ごとに自分の動きを振り

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Academic year: 2021

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(1)

第5学年

体育科学習指導案

平成18年5月26日(金曜日)第5時限(体育館)指導者 武 藤 敦 1 単 元 跳び箱運動(器械運動) 2 単元について (1) 単元の意義 跳び箱運動は,今できる技(跳び越し方)をさらに上手にできるようにしたり, できそうな技に挑戦したりして楽しむ運動である。また,技の達成を目指すことに , 。 よって 体を巧みに操作して障害を跳び越す感覚を高めることができる運動である 今できる技(跳び越し方)をさらに上手にできるようにするときには,より高い 段の跳び箱で跳び越したり,踏み切りから着地までの長さをより長くしたりなど, さまざまな挑戦をすることができる。できそうな技に挑戦するときには,縦向きの 跳び箱に挑戦したり,新しい跳び越し方に挑戦したりすることができる。 そこで,跳び越すためには,踏み切りから着手,手の突き放し,そして着地と一 連の動きを正しくスムーズに行うことが大切であり,跳び越すことができるように するために必要な動きは何かを見付け,練習することで身に付けるようにする。こ こに本単元の意義がある。 (2) 系統的に見た位置 第1・2学年基本の運動の「器械・器具を使っての運動遊び」では,器械・器具 を活用した場で,いろいろな動きに挑戦する楽しさを味わったり,いろいろな姿勢 で自分の体を支え,きまりを守って仲間と競争する楽しさを味わう。 第3学年基本の運動の「とびばこ遊び」では,腕支持で跳び上がり,跳び下り, またぎ越し,前ころがり,跳び越しなどをし,自己の力や動きが高まる楽しさを味 わう。 第5・6学年の「跳び箱運動」では,台上前転,かかえ込み跳び,横跳びなどの 技の中から今できる技で支持跳び越しをしたり,できそうな技に挑戦したりする楽 しさを味わう。 (3) 単元と子どもの関係 本学級の子どもは,男女の仲が比較的よく,休み時間になると一緒に運動場に出 て,エネルギッシュに動き回ることの好きな子どもが多い。しかし,困難なことや 結果が予想されてしまうようなことに出会うと,取り組む前からあきらめたり,弱 音をはいたりして取り組もうとしないことがある。また,一つのことにねばり強く 取り組んだり,繰り返し取り組むことはあまりしない。 そこで,最後まであきらめずに運動に取り組み,体力を高めていくことができる ように単元を構成することが大切である。

(2)

跳び箱運動では,練習の仕方を細かいステップで設定することで,だれもが「で きるかもしれない」という気持ちをもたせ 「できた」といった喜びを味わわせるよ, 。 , , 「 」 うにしたい また 一連の動きを局面に分け 局面ごとに どうしたらできるのか を考え,試しながら取り組むことで,局面ごとに自分の動きを振り返り,常に考え ながら取り組み技能を高めていくことができるようにしたい。 3 目 標 できる技をさらに上手にできるようにしたり,できそうな技に挑戦したりして,体を 巧みに操作して障害を跳び越す感覚を味わうことができるようにする。 ○ いろいろな跳び越し方を向きや高さや長さを変えて楽しんだり,挑戦したりして進 んで運動することができる。 ○ 自分の目標とした跳び越し方ができるようにするために,技能ポイントに結び付く 動きを考え,試しながら練習に取り組むことができる。 ○ 自分の能力に適した跳び越し方ができる。 4 指導計画と評価計画(8時間完了,本時4/8) 指導計画 評 価 計 画 学習内容 時間 時数 関心・意欲・態度 思考・判断 技能 ○ 学習の進め 1 (1) ・ 12種類の体 ・ 学習の進め 方を知る。 つくり運動に 方や体つくり ○ 体つくり運 進んで取り組 運動の取り組 動の取り組み むことができ み方を理解す 方の確認 る。(行動観察) ることができ ( ) る。行動観察 ○ 既習の跳び 1 (2) ・ 既習の跳び ・ 練習の場と 方の確認 方を試し,自 練習の方法を ○ 練習の場と 分の力を把握 理解すること 練習の方法の することがで ができる。 提示 きる。 (行動観察) (行動観察) ○ 学習内容の 5 (3) ・ 自分で決め ・ 絵図や前時 ・ 自分で選ん 把握 (4) た目標に向か までの動きの だ跳び方が, ○ 跳び方の紹 本時 って,何度も 様子を見直し より大きなフ 介(開脚跳び かかえ込, (5) 繰り返し,練 たりして,技 ォームででき , ,ヘ (6) 習することが 能ポイントに るようにする み跳び 台上前転 ッドスプリング (7) できる。 結びつく動き ことができる ) 行動観察 を見付けるこ (行動観察) 前方倒立回転跳び ( ) ○ より大きな とができる。 フォームで跳 (学習カードの び越せるよう 記述内容)

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に挑戦 ・ 技能ポイン ○ 新しい跳び トに結びつく , 方に挑戦 動きを見付け ○ 成果と取り 発表すること 組み方のまと ができる (学。 め 習カードの記 ) 述内容・発言 ○ できるよう 1 (8) ・ 今までの学 ・ これまでに ・ いろいろな になった跳び 習を生かし力 気付いた技能 跳び方ができ ( ) 方の練習 一杯運動しよ ポイントに結 る。行動観察 ○ 得意な跳び うとすること び付く方法を 方の発表会 ができる。 確認しながら (行動観察) 取り組むこと ができる (学。 習カードの記 ) 述内容・発言 5 本時の指導 (1) 目 標 ○ 自分の目標とした跳び越し方ができるようにするために,身に付けなければな らない動きは何かを考え,試しながら技能ポイントに結び付く動きを見付けるこ とができる 【動きの観察・学習カードへの記述 (思考・判断)。 】 (2) 準 備 跳び箱8 踏み切り板8 多目的ボックス2 合唱台6 小マット4 ハーフマット8 ロングマット8 ウレタンマット2 学習カード33 指導用太鼓1 ゼッケン33 (3) 学習過程(8時間完了 本時4/8) 学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点 評価の観点と方法 時間配分 2分 1 集合・整列し,本 ○ 素早く集合・整列させる。 時の学習内容を知る。 ○ 本時のめあて「大きなフォー ○ 学習内容の把 ムで台上前転ができるようにし 握を挙手よりつ よう」を知らせる。 かむ。 8分 2 準備運動や体つく り運動をする。 (2 )分 (1) 準備運動をする。 ○ 首・手首・足首を回し,関節 ○ 十分に運動が の柔軟性を高めさせる。 できているか, 活動の様子や表

(4)

情からつかむ。 (6 )分 (2) 体つくり運動を ○ 音楽に合わせて,体つくり運 ○ それぞれの感 する。 動をさせる。 覚を十分に味わ ○ 下に示す,4つの感覚から一 って運動してい つずつ選択し,取り組ませる。 るか,活動の様 ○ 曲が変わったら次の感覚の運 子や表情からつ 動に取り組ませる。 かむ。 【手足で歩く感覚】①手足走り ②くも走り ③あざらし歩き 【跳ぶ感覚】④かえる跳び(足は手の外側へ) ⑤うさぎ跳び(足は手の内側へ) 【体をやわらかくする感覚】 ⑥ブリッジ ⑦笹舟 ⑧開脚前屈 【逆さ感覚】⑨かえるの足打ち ⑩ゆりかご ⑪かべ倒立 ⑫よじ登り倒立 31分 3 台上前転に取り組 む。 :跳び箱 練 習 の 場 :マット :積み重ねマット :踏み切り板 :シール置き場 (8 )分 (1) 積み重ねマット ○ おしりを上げて,腰の位置を で前転をする。 高くし,まっすぐに前転する動 きを身に付けさせる。 (3 )分 (2) 目標を決める。 ○ 積み重ねマットの上での前転 ○ 自分の力に合 のできばえから,振り返りカー った目標を決め ドを見て,できそうな目標を選 ることができた び,赤シールをはる。 かをシールをは ○ 目標を決めかねている子ども る様子からつか に対しては,積み重ねマットで む。 の前転のできばえを尋ねたり, もう一度取り組ませたりして,

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(3) 局面ごとに技能 ○ 踏み切り足,着手,手の突き (10分) ポイントに結び付 放し,着地の局面ごとに考えさ く動きを考える。 せる。 ○ 考え,選択し ① 着手 ○ 局面ごとの動きのヒントとな た動きを基に練 ② 前転動作 ア( ) る【考えるための視点】に基づ 習に取り組んで ③ 前転動作 イ( ) いて考え,選択し,選択した動 いるか,活動の ④ 着地 きを試しながら練習に取り組ま 様子やカードへ について考える。 せる。 の記述内容から ☆ 【考えるための視点】に基づ つかむ。 いて考え,選択し,選択した動 きを試した結果,子どもから出 た感覚についてはカードに記入 させる。 ○ 局面ごとに【考えるための視 点】に基づいて考え,動きを試 した結果を発表し,学級全員で 共有させる。 ○ 子どもたちの選択した動きが 異なる場合には,再度 【考え, るための視点】を見直し,動き を試し,確認させる。 (4) 目標に向けて取 ○ 取り組むたびごとに動きので ○ 繰り返し練習 (10分) り組む。 きばえを自己評価し,即座にシ に取り組んでい 評価の仕方 ールをはるとともに,練習の段 るか,活動の様 黄…跳び越すことができな 階が上に進んだら帽子を赤から 子やカードには かったとき 白に変えさせる。 るシールの数か 青…着地がふらついて自信 ○ 評価の仕方を確認させる。 らつかむ。 ○ 【考えるため がないとき ★ 帽子の色がなかなか変わらな の視点】に基づ 金…両足そろえてやわらか い子どもには 【考えるための, いて,局面ごと く着地ができて,自信が 視点】を再度確認し,どの局面 に自分の動きを あるとき を意識したらよいのか子どもの 振り返り,常に 考えを引き出し,気持ちが持続 考えながら取り できるように励ます。 組んでいるかを 活動の様子や発

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3分 5 本時のまとめをす ○ 技能ポイントに結び付く動き ○ 本時の活動で る。 を見付け,身に付いたかどうか 技能の高まりを を子どもに発表させ 確認する, 。 感じることがで きたか,発言や 1分 6 整理運動をする。 ○ 痛めたところがないかを確か 挙手の様子から めさせる。 つかむ。 反 省 ○ 練習方法をスモールステップで提示し,取り組むたびごとに動きのできばえを自己 評価して,即座にシールをはることで子どもたちは次に取り組むべき練習が明確にな り,意欲をもって取り組むことができた。 ○ 考えるための視点を与え,よいと思う動きを選択し,試したことで,子どもたちは 自分の体の動きを意識しながら取り組み,技能ポイントに結び付く動きを身に付けや すくすることができた。 ● 今回は,考えるための視点を選択させることにしたが,子どもの実態に即しておら ず,子どもの考えを揺さぶるまでは至らなかった。そのため 「自分で考えたことで, できた 「自分で技能ポイントに結び付く動きを見付けた」という意識を強くもつこ」 とができなかったと考える。 ● 子どもたちが自分の動きを自己評価のみで判断したため,自分では「できた」と思 っていても実際にはできていないという子どもの動きも見られた。自分の動きを自分 で確認するということで必ずしも的確な評価ができたとはいえなかったと考える。

参照

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