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札 幌 市 動 物 愛 護 のあり 方 の 検 討 について 構 成 イメージ 資 料 2 目 標 : 人 と 動 物 が 共 生 する 社 会 の 実 現 1 動 物 愛 護 精 神 の 涵 養 2 動 物 の 管 理 体 制 の 整 備 3 動 物 の 福 祉 向 上 課 題 と 要 望 ( 背

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(1)

札幌市動物管理センターの名称とその体制

● 札幌市動物管理センターの名称とその体制について

(1) 体制について

[第 2 回会議の内容] ・現在の施設は研修室などの設備が不足している ・現在の 2 所体制を 1 所体制にしてほしい ・開かれたセンターがよい ・犬猫の命のバトンを受け継ぐような先進的な施設(老犬・老猫ホーム) ・ふれあいコーナー、運動場、トリミング、動物病院など、市民や関係団体が参 加できる参加型の施設 ・シェルターメディスンの考え方を取り入れた施設 ⇒ シェルター内で暮らす動物たちの健康を維持しながら群管理を行い、心身 ともに健康な動物を一頭でも多く譲渡すること 【委員会としての提言案】 ☆ 現在の 2 所体制より 1 所体制へ ☆ さまざまな設備の充実 ☆ 市民や関係団体が参加できる開けた施設を目指す ☆ 収容動物のことを考えた施設に

(2) 名称について

[第 2 回会議の内容] ・「愛護」「福祉」を入れた名称がよい ・親しみやすい、開けたようなイメージのある名前がよい ・名称だけが先走らないよう、施設の内容にあった名称が望ましい 【委員会としての提言案】 ☆ 「愛護」「福祉」などを取り入れた名称(掲げる目標に沿った内容) ☆「動物○○センタ-」、「家庭動物○○福祉センター」等 ☆ 親しみやすく開けたイメージを市民に持ってもらえるよう、旭川市の「あにま ある」のような愛称の検討も 資料 1 平成 26 年 6 月 30 日 動物管理センター

(2)

「札幌市動物愛護のあり方の検討について」構成イメージ

資料 2 平成 26 年 6 月 30 日 動物管理センター 課題と要望(背景) 条例の概要 ○飼い主・市民 ・近隣への迷惑問題 ・飼い主のマナーやモラルの低下による 不適正飼育 ・安易な理由による犬猫の放棄 ・飼い主のいない猫の問題 ○法律・条令等 ・動物愛護条例制定の要望 ・動物の愛護及び管理に関する法律の改正 (平成 25 年 9 月) ・札幌市畜犬取締り及び野犬掃とう条例の 見直し ○動物取扱業者 ・一部の業者による販売時の説明不足 ○施設等 ・動物管理センターの体制 ・名称の変更の検討 ○条例の制定(主な構成) ▶目的 ・条例制定の趣旨を明確にするためのもの ▶責務 ・市民、飼い主、行政、関係団体等の動物愛護管理に 関する役割と責務について規定するもの ▶動物の適正な取扱い ・動物、犬、猫の飼い主の遵守事項等について規定す るもの ▶動物取扱業 ・動物取扱業者の遵守事項等について規定するもの ▶特定動物 ・特定動物の飼育者の遵守事項、緊急時の措置届出等 について規定するもの ▶動物の保護収容 ・犬猫の引取り、保護収容、収容した動物の取扱い等 について規定するもの(引取り手数料、返還手数料、 戸口引取など) ▶動物愛護推進員 ・動物愛護推進員について規定するもの ▶動物愛護推進協議会(仮称)の設置 ・札幌市の動物愛護管理等の進捗管理・検証を行う 組織の設置について規定するもの ▶手数料の制定 ・犬猫の引取り手数料、返還手数料、申請手数料など ▶罰則金の検討(他都市との比較) ・放し飼い、ふんの不衛生など(畜犬条例) ○施設等の整備 ・名称の変更 ・体制の検討(拠点整備) ○札幌市動物愛護推進協議会(仮称) ・札幌市愛護推進計画(仮称)の制定 ・動物愛護推進に向けた数値目標の設定 ・「猫のガイドライン」の作成 目標:人と動物が共生する社会の実現 1 動物愛護精神の涵養 2 動物の管理体制の整備 3 動物の福祉向上

(3)

関係者の責務

● 関係者の責務

第 2 回会議の結果から、以下のとおり考えます。

(1) 札幌市の責務 [キーワード] ・普及啓発等、必要な施策の策定及び実施 ・市民、動物取扱業者、動物関係団体(獣医師会、教育機関、愛護団体等)との 協力 *他都市の例 ・普及啓発等、必要な施策の策定及び実施(11 指定都市+北海道) ・市民との協力(4 指定都市) ・関係団体との協力(新潟市) ・市民団体、事業者との協力(福岡市) (2) 市民の責務 [キーワード] ・市政への積極的な参加、協力 ・動物愛護管理に対する理解 *他都市の例 ・動物の愛護に努める(9 指定都市+北海道) ・市の施策への協力(10 指定都市+北海道) (3) 取扱業者の責務 [キーワード] ・動物愛護管理に関する普及啓発等の自主的取り組みの実施 ・取扱動物の福祉の向上(健康と安全の保持) *他都市の例 ・適正飼養の説明(5 指定都市) ・市の施策への協力(北九州市、熊本市) (4) 動物関係団体の責務(獣医師会、教育機関、愛護団体等) [キーワード] ・動物愛護管理に関する普及啓発等の自主的取り組みの実施 *他都市の例 ・既定のある指定都市はなし 資料 3 平成 26 年 6 月 30 日 動物管理センター

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飼い主の責務・遵守事項

● 飼い主の責務・遵守事項

1 飼い主の責務 [キーワード](法 2 条関係) 「命あるものであることの理解」「生態、習性等の理解」 「動物の健康及び安全の保持」「危害の防止」 動物の愛護及び管理に関する法律の第 2 条の基本原則に記載 されている内容を責務として明記する。 ただし道条例に基づき、「危害の防止」についてのみ、遵守 事項ではなく、責務に記載。 【動物の愛護及び管理に関する法律】 第2条 動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動 物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。 2 何人も、動物を取り扱う場合には、その飼養又は保管の目的の達成に支障を及ぼさない範囲で、適切な給餌及び給水、必要な健康の管理並びに その動物の種類、習性等を考慮した飼養又は保管を行うための環境の確保を行わなければならない。 【北海道動物の愛護及び管理に関する条例】 第5条 飼い主は、命あるものである動物の飼い主としての責任を十分に自覚し、その動物の本能、習性等を理解して適正に飼養(保管を含む。以 下同じ。)することにより、その健康及び安全を保持するとともに、動物が人の生命、身体若しくは財産を侵害し、又は人に迷惑を及ぼすことの ないように努めなければならない。 資料 4 平成 26 年 6 月 30 日 動物管理センター 【責務】:果たさなければならない務め。 法令的には、抽象的な表現となります。

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飼い主の責務・遵守事項 2 飼い主の遵守事項 その1(法第 7 条関係) ⇒法第 7 条は、飼い主の責務等が記載されている。 これらは条例では、遵守事項として取り扱うことがよいのではないか。 [項目] [内容] 「動物に起因する疾病の知識の習得」 ・動物由来感染症(ズーノーシス) 「逸走防止措置」 「終生飼育」 ・終生飼育及び継続して飼育することが困難になった場合の譲渡先の確保の義務 ・引取り手数料の設定(補足資料 3) 「繁殖制限措置」 「飼い主明示措置」 ・迷子札、マイクロチップなどの方法の記載 【動物の愛護及び管理に関する法律 第 7 条】 第七条 動物の所有者又は占有者は、命あるものである動物の所有者又は占有者として動物の愛護及び管理に関する責任を十分に自覚して、その動 物をその種類、習性等に応じて適正に飼養し、又は保管することにより、動物の健康及び安全を保持するように努めるとともに、動物が人の生命、 身体若しくは財産に害を加え、生活環境の保全上の支障を生じさせ、又は人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない。 2 動物の所有者又は占有者は、その所有し、又は占有する動物に起因する感染性の疾病について正しい知識を持ち、その予防のために必要な注意 を払うように努めなければならない。 3 動物の所有者又は占有者は、その所有し、又は占有する動物の逸走を防止するために必要な措置を講ずるよう努めなければならない。 4 動物の所有者は、その所有する動物の飼養又は保管の目的等を達する上で支障を及ぼさない範囲で、できる限り、当該動物がその命を終えるま で適切に飼養すること(以下「終生飼養」という。)に努めなければならない。 5 動物の所有者は、その所有する動物がみだりに繁殖して適正に飼養することが困難とならないよう、繁殖に関する適切な措置を講ずるよう努め なければならない。 6 動物の所有者は、その所有する動物が自己の所有に係るものであることを明らかにするための措置として環境大臣が定めるものを講ずるように 努めなければならない。 【遵守】:法律や道徳・習慣を守り、従うこと。 法令的には、具体的内容が記載されます。

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飼い主の責務・遵守事項 3 飼い主の遵守事項 その2 [項目] [内容] 「動物の健康及び安全の保持 に係ること」 ( 動 物 福 祉 ) 5 つの自由 ①飢えと渇きからの自由 ・種類発育に応じた給餌給水 ②痛み・負傷・病気からの自由 ・健康管理、疾病等における治療等 ・施設の清潔維持(衛生管理) ③不快からの自由 ④恐怖や抑圧からの自由 ・ストレスの軽減、適正な取扱い ・社会性の構築(しつけを含む) ⑤自然な行動をとる自由 ・習性等に応じた飼育施設等の整備 ・飼育する動物種及び個体数 「周辺環境への配慮」 ・公共の場の汚染防止 ・異常な鳴き声、毛などでの危害防止 ・施設の清潔維持 ・死体の適正な処理 「逸走時の措置」 ・捜索及び関係機関への連絡 「災害発生時の措置」 ・避難に必要な準備、災害発生時の動物の保護及び事故の防止 ⇒ これら遵守事項に係る罰則(補足資料4) 遵守事項違反への直接的な罰則はなし。注意・指導 ⇒ 勧告・命令 ⇒ 告発 ⇒ 勧告命令に従わない事での罰則(*30 万以下) 「公共の場の汚染防止」に関しては、犬の糞について、ポイ捨て条例で規定されている場合が多く、愛護条例を制定している政 令指定都市で直接的な罰則がある自治体はない。(≒尿に関する罰則はない)*犬の飼い主の遵守事項でも話し合います。 「動物を捨てることの禁止」 動物の愛護及び管理に関する法律に項目があるが改めて条例で必要か否か 【現行法令】*札幌市畜犬取締り及び野犬掃とう条例 第5条 何人も、畜犬を捨ててはならない。 ⇒[罰則:有]5 万円以下の罰金又は科料

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愛護 管理 福祉 法令* 北海道さいたま 千葉 横浜 川崎 相模原 新潟 名古屋 大阪 堺 岡山 北九州 福岡 熊本 ○ ○ 法2,7 責務 責務 責務 責務 責務 責務 ○ ○ 法2,7 責務 責務 責務 遵守 責務 責務 責務 責務 責務 責務 ○ ○ 法2,7 責務 遵守 遵守 責務 責務 責務 責務 種類発育に応じた給餌給水 ○ ○ 基3-1 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 本能習性に応じた飼育施設 ○ ○ 基3-1 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 離乳前動物の譲渡の禁止 ○ ○ 遵守 健康管理・ワクチン接種 ○ ○ 基3-1 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 疾病等における治療等の措置 ○ ○ 基3-1 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 動物の適正な運動 ○ ○ 遵守 ○ ○ 基3-3 遵守 ○ ○ 法7 遵守 責務 責務 遵守 責務 遵守 遵守 責務 責務 責務 遵守 ○ ○ 法7 遵守 責務 責務 遵守 遵守 遵守 責務 遵守 責務 責務 責務 遵守 ○ 法7 遵守 遵守 責務 責務 遵守 遵守 ○ 法7 責務 責務 遵守 遵守 遵守 遵守 責務 遵守 遵守 責務 責務 責務 届出義務 遵守 ○ 責務 遵守 責務 責務 ○ 法7 責務 責務 公共の場の汚染防止 ○ 基3-2 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 施設の清潔維持 ○ ○ ○ 基3-2 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 鳴き声・体臭の防止 ○ ○ ○ 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 死体の適正な処理 ○ ○ ○ 基3-2 遵守 ○ 法7 遵守 ○ 基3-7 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 遵守 ○ 基7 責務 ○ 法7 遵守 遵守 責務 遵守 遵守 遵守 ○ 基3-9 遵守 責務 遵守 遵守 遵守 ○ ○ ★ 遵守 遵守 ○ ○ ○

ペットの飼い主の責務及び遵守事項

遵守:遵守事項 内 容 飼い主明示措置 繁殖制限措置 終生飼育 *法及び基準の両方に記載がある場合、基準は記載していません。法第2条「基本原則」、第7条「責務等」 動物の適正な飼育数 動物の健康及び安全の保持 生態、習性等の理解 命あるものであることの理解 飼い主の飼育遵守事項の理解 動物に起因する疾病の知識の習得 周辺環境への配慮 近隣の理解 危害防止 逸走時の措置 逸走・放飼いに伴う自然環境保全の配慮 災害発生時の措置 逸走防止措置 動物を捨てることの禁止 資料4(参考) 平成26年6月30日 動物管理センター

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犬の飼い主の遵守事項

● 犬の飼い主の遵守事項

現在は、「札幌市畜犬取締り及び野犬掃とう条例」にて定められています。 1 けい留 現行条例のポイント 他都市の例を踏まえたポイント けい留の方法 ①綱や鎖での固定・保持 ②檻 ③柵等の障壁 どこの自治体も同じ内容だが、綱や鎖については固定物につ なぐことのみを係留として、制御できる者が保持する場合をけ い留除外として規定している自治体も多い。 けい留除外規定 ①使役犬 ②訓練等 ③展覧会・競技会等 ④哺乳期の犬の飼育 ・訓練に関しては、記載内容が微妙に違う ⇒「犬を制御できる者が」と記載のある自治体と記載のない 自治体がある。 ⇒けい留除外で訓練の記載がないのは、川崎市のみ ・哺乳期の犬の飼育について記載があるのは1 都市だけ けい留時の危害防止措置に関する規定(*条例による規定ではないが、参考として記載) ①人が通行する道へのけい留禁止 ②綱、鎖等のみでけい留する場合の長さ規定 ③柵等でのけい留時の呼び鈴の設置義務 ④室内飼育における住居外への飛び出し注意義務 【現行法令】*札幌市畜犬取締り及び野犬掃とう条例、施行規則 第2条(定義) (4) けい留 人畜その他に害を与えないように、畜犬をじようぶな綱、鎖等で固定したものにつなぎ、若しくは保持し、又はおりに入れ、若しく はさくその他の障壁を設けて収容することをいう。 資料 5 平成 26 年 6 月 30 日 動物管理センター

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犬の飼い主の遵守事項 第3条 飼育者は、次の各号の一に該当する場合を除くほか、畜犬をけい留し、かつ十分な管理をしなければならない。 (1) 警察犬、狩りよう犬又は牧羊犬をその目的のために使用するとき。 (2) 人畜に危害を加えるおそれのない場所又は方法で畜犬を訓練し、若しくは移動し、又は運動させるとき。 (3) 前各号に掲げるもののほか、規則で定める場合に該当するとき。(施行規則第3条) (1) 曲芸、展覧会、競技会その他のこれらに類する催しを行なう目的のために畜犬を使用するとき。 (2) 盲導又は運搬の目的で畜犬を使用するとき。 (3) 前各号のほか畜犬のけい留除外について、市長の許可を得たとき。 2 前項第3号の規定による申請は、畜犬のけい留除外申請書(様式1)によるものとする。 2 市長は、畜犬のけい留方法等について危害防止のため必要な事項を規則で定めることができる。(施行規則第4条) (1) けい留は、畜犬が道(人が通常通行する道をいう。)を通行する人に接触しないように行なわなければならない。 (2) 綱、鎖等のみでけい留する場合は、その長さが2メートル以内でなければならない。 (3) さくその他の障壁内において畜犬をけい留する場合は、第1号に規定する方法によるほか、呼びりん等を設けて畜犬の飼育者に連絡 できる装置を設けなければならない。 (4) 住居内で畜犬を飼育する場合は、飼育者以外の者がその住居の出入口に入つても畜犬がその者に接触せず、かつ住居外に出ないよう にしなければならない。 ⇒[罰則:有]①条例第3 条違反:10 万円以下の罰金又は科料

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犬の飼い主の遵守事項 2 咬傷事故 現行条例のポイント 他都市の例を踏まえたポイント 犬の飼い主の事故の届出義務 ・届け出の義務(罰則有) ・犬を獣医師に検診させる義務 届出の根拠は狂犬病予防法第 8 条(昭和 27 年厚生省通知) であり、獣医師の検診を必要としているが、獣医師の検診を義 務付けていない自治体も多い。 危害にあった者の事故の届出義務 義務付けている自治体は少ない。 危害を与えた犬に対する措置(参考) ・危害防止のための措置命令 ・行政代執行 危害防止として、適切なしつけを規定している自治体も多い 【現行法令】*札幌市畜犬取締り及び野犬掃とう条例 (畜犬の加害の届出) 第6条 畜犬が人畜に、危害を加えたときは、その畜犬の飼育者は、直ちに適当な事故再発生防止の処置を講じ、その旨を市長に届け出るとともに、 その畜犬を獣医師に検診させなければならない。 (犬による被害の届出) 第7条 畜犬又は野犬に危害を加えられたときは、被害者又はその代理人は、すみやかに市長に届け出なければならない。 (加害畜犬に対する措置) 第8条 市長は、人畜に危害を加えた畜犬の飼育者に対し、当該畜犬の殺処分又は畜犬の性癖のきよう正及び危害防止のために必要な措置をとるこ とを命ずることができる。 2 畜犬の飼育者が前項の規定により命ぜられた行為を履行しないときは、市長は行政代執行法(昭和23年法律第43号)の定めるところに従い飼育者 に代わつてこれを行なうことができる。 ⇒[罰則:有]条例第6 条違反:5 万円以下の罰金又は科料

(11)

犬の飼い主の遵守事項 3 その他遵守事項①(汚物の処理等) 現行条例のポイント 他都市の例を踏まえたポイント 汚物の処理 ①場所:道路、公園等公の場所及び他人の所有地内等 ②行為:畜犬の汚物により汚染するような行為 荒らすような行為 ③除外:直ちに汚物を衛生的に処理する場合を除く ・ふんについての規定が多く、尿を含めた汚物と規定している ところは少ない(北九州のみ)。また、その処理ついては、適 正(適切)に処理することと記載している。 ・屋外に連れ出すときは、ふんを処理する道具を携帯すること を義務付けている自治体も多い。 飼育場所の衛生管理 ・ふんその他(以下「汚物」という。)と規定 飼い主の遵守事項として規定しているため必要ないと考え る。(ほとんどの自治体で記載なし) 標識の掲示 ・門標(犬シール)のこと 移動時(散歩時)の危害の防止 ・監視の義務 ・咬み癖のある犬の口輪の装着 【現行法令】*札幌市畜犬取締り及び野犬掃とう条例 第4条 飼育者は、次の各号に掲げる事項を守らなければならない。 (1) 畜犬を飼育している場所の内外を、常に清潔にし、ふんその他(以下「汚物」という。)を衛生的に処理し、こん虫等の発生を防止し、及び駆 除し、並びに悪臭の発生を防止すること。 (2) 畜犬を飼育している場所の周辺で、人が通常通行する場所の見やすい箇所に、規則で定めるところにより、畜犬を飼育している旨を表示する こと。 (3) 道路、公園等公の場所及び他人の所有地内等を、畜犬の汚物により汚染するような行為(行為後直ちに汚物を衛生的に処理する場合を除く。) 又は荒らすような行為をさせないこと。 (4) 畜犬を連行し、又は移動させるときは、前条の規定により畜犬をけい留することのほか、人畜その他に害を加えないよう常に監視に努め、さ らにかむ癖のある畜犬には口輪をかけること。 ⇒[罰則:有]①条例第4 条第 1 項第 2~4 号違反:5 万円以下の罰金又は科料

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動物福祉の定義とその具体的な取り組みについて 【動物福祉の定義とその具体的な取り組みについて】 ●動物福祉の定義: 動物福祉を「飼育環境、食餌、日常的なケア、病気の予防や治療、苦痛から解放 される保証、不必要な不快感や痛みから動物を保護し、人間による虐待や動物を利 己的に利用することの回避」と定義している。 ●5つの自由【5フリーダム】 動物福祉では、1922 年にイギリスの畜産動物ウェルフェア専門委員会が提案した 「5 つの自由」が国際的に認知されている。 1 飢えおよび渇きからの自由(給餌・給水) 2 不快からの自由(適切な飼育環境の供給) 3 痛み、負傷、病気からの自由(健康管理、疾病等における治療) 4 恐怖および抑圧からの自由(ストレスの軽減、適正な取扱い) 5 自然な行動をとる自由(適切な空間、刺激、仲間の存在) (本来の習性を発揮する) ●5つのニーズ 1 適切な環境 温湿度、設備、用具など 動物にとって快適な生活環境を作る。 2 適切な食餌 健康維持のために適切な食餌と水を 与える。 3 通常の行動パターンを 表現すること 各動物の本能・習性に合った 自然な行動が行えるようにする。 4 他の動物と一緒にもしくは 隔離して生活すること 習性に応じて、 群れあるいは単独で飼育する。 5 痛み、苦痛、外傷や疾病から 守られること ケガや病気から守り、病気の場合には 十分な獣医療を施す。また、恐怖や精 神的な苦痛(不安)を与えないように する。 ●5つの飼い主責任 1 きれいな水と適切な食餌を与えること。 2 個体に合った、快適な環境を与えること。 3 予防的獣医療と迅速な診断、治療を与えること。 4 同種その他の個体と適切な接触の機会を与えること。 5 避難スペースと人や動物との接触を避ける場所を与えること。 補足資料 1 平成 26 年 6 月 30 日 動物管理センター

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用語の定義

● 用語の定義

[用語] [定義]

動 物

動物の愛護及び管理に関する法律(昭和48 年法律第 105 号。以下「法」という。) 第44 条第4項各号に掲げる動物をいう。 第44 条第 4 項 前三項において「愛護動物」とは、次の各号に掲げる動物をいう。 一 牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる 二 前号に掲げるものを除くほか、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬(は)虫類に属するもの

特 定 動 物

法第26 条第1項に規定する特定動物をいう。 第 26 条第 1 項 人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれがある動物として政令で定める動物(以下「特定動物」という。)の飼養又は保管 を行おうとする者は、…(以下、省略)

飼 い 主

動物の所有者、管理者又は占有者をいう。

野 犬

飼い主のいる犬以外の犬をいう。

飼 育 施 設

動物を飼育又は保管するための施設をいう。 補足資料 2 平成 26 年 6 月 30 日 動物管理センター

(14)

自治体名 北海道 さいたま 千葉 横浜 川崎 相模原 新潟 名古屋 大阪 堺 岡山 北九州 福岡 熊本 返還手数料 850 3,500 3,720 4,000 5,270 3,000 3,900 3,000 3,000/5,000 4,000 飼養管理費 1,250 500 580 1,000 400 250 300 200 300 1種取扱業新規登録 16,000 15,000 15,000 手数料条例 15,000 15,000 15,000 15,000 1種取扱業更新登録 10,000 10,000 7,500 で規定 15,000 13,000 13,000 15,000 取扱責任者研修会 3,000 1,000 1,000 2,500 特定動物新規許可 16,000 16,000 33,320 25,000 20,000 20,000 15,000 特定動物継続許可 10,000 16,600 特定動物変更許可 10,000 16,600 16,000 16,000 16,000 0 犬猫引取り(91日以上) 2,100 2,000 3,000 4,000 4,000 2,000 1,630 2,500 2,800 1,400 2,000 2,000 2,000 2,000 犬猫引取り(91日未満) 2,100 2000/10頭 600/1頭 1,000 400 400 1,630/3,260 500 2,800/10頭 1,400/10頭 1,000/5頭 400 400 400 狂犬病予防注射(接種技術料) 2,750 2,950 マイクロチップ装着 5,000 1,500 3,000 去勢不妊手術:オス犬 20,000 3,000 8,000 去勢不妊手術:メス犬 30,000 3,000 15,000 去勢不妊手術:オス猫 15,000 3,000 8,000 去勢不妊手術:メス猫 25,000 3,000 15,000 去勢不妊手術:その他オス 15,000 去勢不妊手術:その他メス 25,000

手数料関係

平成26年6月30日 動物管理センター 補足資料3

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数字は条文、-数字は項、-(数字)は号 自治体名 北海道 さいたま 千葉 横浜 川崎 相模原 新潟 名古屋 大阪 堺 岡山 北九州 福岡 熊本 罰則  特定動物措置命令違反 24 26 30 26 30万円 20万円 10万円 10万円  特定動物事故発生時の措置違反 25-(1) 28-(1) 18-2-(1) 29-(1) 23-(1) 19 15 27-(3) 26-(2) 20万円 3万円 20万円 5万円 20万円 10万円 10万円 5万円 3万円  特定動物以外の動物の措置命令違反 25-(2) 27 18 23,25 22,24 23,25 28 22 38,41 30 26 24,25,26 20万円 5万円 30万円 30,10万円 30,10万円 30,10万円 10万円 30万円 20,5万円 10万円 10万円 10,5,3万円  報告・立入検査拒否 25-(3) 28-(3) 18-2-(2) 24 23 24 29-(2) 23-(4) 18 14 39-(2),(3) 32-(2) 27-(6) 26-(4) 20万円 3万円 20万円 20万円 20万円 20万円 5万円 20万円 20万円 20万円 10万円 3万円 5万円 3万円  特定動物緊急時の措置違反 26-(1) 28-(2) 19 31-(3) 27-(3) 25-(1) 5万円 3万円 10万円 5万円 5万円 5万円  犬の咬傷事故届出違反 28-(1) 18-2-(1) 26 25 26-(2) 29-(1) 23-(1) 39-(2) 31-(2) 27-(2) 3万円 20万円 5万円 5万円 5万円 5万円 20万円 10万円 5万円 5万円  (咬傷)事故措置違反 23-(3) 15 31-(2) 27-(1) 20万円 10万円 5万円 5万円  捕獲器具の損壊等 26-(3) 25-(2) 26-(1) 32-(1) 27-(5) 5万円 5万円 5万円 3万円 5万円  特定移入動物飼養開始未届 27 拘留・科料  犬の係留違反 18-3 23 22 29-(1) 23-(2) 39-(1) 31-(1) 26-(1) 20万円 30万円 30万円 5万円 20万円 10万円 5万円 3万円  法人両罰規定 28 29 19 27 26 27 30 24 20 16 40 33 28 28 罰金刑 罰金刑 罰金刑 罰金刑 罰金刑 罰金刑 罰金刑 罰金刑 罰金刑 罰金刑 罰金刑 罰金刑 罰金刑 罰金刑  多頭飼育届出違反 31 5万円  手数料納入違反 42 5万円  ポイ捨て条例違反に係る過料 34 1万円   過料処分の手続き 規則19 規則:条例施行規則、細則:法施行細則

動物愛護管理条例(罰則規定の内容)

補足資料4 平成26年6月30日 動物管理センター

参照

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