Japanese Society for the Science of Design
NII-Electronic Library Service
Japanese
Sooiety for the Soienoe of
Design
防 災 .空 間 等
多様 性
へ の
対応
が
求
め ら
れ
る
、
こ
れ か ら
の
安
全 対
策
横尾
良 笑 /
NPO
法
人 日本ユ ニ バ
ー
サルデザイン研
究機 構理
事長
キ
ー
ワ
ー
ド:「
日 常の安全」、
「
非 日常の安 全」、
ユニ バ
ー
サ ルデザ イン
昨 年
、
マ ン ショ ン で暮 ら して いた ○ ○ に 障 害 を 持っ た 方 が
、
火 災
時
に逃 げ遅 れ
、
亡く なっ て し まっ た と い う大
変痛
ま し い
事
故 が あ り ま した
。
こ の悲 しい事 故の陰 に は
、
「
防 災のユ ニ バー
サ ル デ ザ インの
欠 落
」 と い う
根 本的
な問 題が
隠
れ て い ま す。
実
は
、
様 々 な 人 が 利 用 する施 設であっ ても
、
パ リア フリ
ー
やユ ニ
バ
ー
サル デザ インを謳う施 設であっ ても
、
「普 通の状態で 快
適
に使え る」 ことで精
一
杯になって い る場 合 が 多 く
、
小 さ な 子 ど
も
、
妊 婦
、
障 害 者 や 高 齢 者の 「
防 災
」 対 策が
、
ほ と ん ど
「
安 全 ・
安 心
」 を デ ザ インして い くた め に は
、
ユニ パ
ー
サ ルデ
ザイ ンを
体
系 的に学 び
、
ペル ソ ナ手 法 やパ ラ レ ル デザイ ン によ
る
UD
ア プロ
ー
チ 技 法 を 使っ て
、
コ
ー
ディネ
ー
トでき る 能 力 を
身に
着
け て い く こ とが 欠か ぜ ま せ ん
。
安 心
・
安 全 という壮 大 なテ
ー
マに
、
デ ザ イ ナ
ー
自 身 が
、
どれ
だ け の知 識と ノ ウ ハ ウ を
養
い
、
対 峙
で き る か。 こ れ か ら が デザ
イ ナ
ー
の力の見 せ どこ ろ です
。
さ れて いない のが 現 状です
。
日 常 的 な 利 用 に お け る 使い勝 手 や 安 全 性 を 考 え るの
が
、
20
世 紀
か ら
21
世 紀 初
め に か け て の 「
UD
建築
」 の
あ り方で し た
。
これ か ら は
、
いざ とい う と き
、
た と え ば
災 害 時 や 事 故があっ た と き の対
応
まで
、
ト
ー
タル に作り
こ ま
れ
て い る デザ インが
、
今 以上
に
求
め られる で しょ
う
。
も ち ろ ん
、
建 築の世 界 だ けでは な く
、
製 品
、
サ
ー
ビ
スその
他
の
分
野にも 同 じこ とが 言え ま
す
。 しかし
、
実際
にこの視 点 を 活 か す 為 に は 何 が 必 要 か
、
こ こが
一
番 重 要
な
点
か も しれま せ ん。 これか ら は
心が け
る」 だけ で はな
く 「
技 術 を 身 につ け る
」 事がよ り必 要 に なっ てきます
。
こ のよ う な
、
人
の
多様 性
と
状 況
の
多 様 性
に
合
わせ た
こ れ か
らは
、
一
般
の
備
え
の ほ か
、
特
SCE
’
との
備
えを
どれ だ け
充
実で
ぎる
か が
、
安 全
の
カギ
ぬ
セ
ゆ
璽
新潟中越地震での死 因
1サンプル数51 人}
懃
集嚇
廱
杖 や盲 導 犬の補助 で 日 常 生 活 に
問 題がない人で あっても
、
災霽時の
混 乱 状態 や避 難所のよ うな 慣れ ない
環 境 で は
、
周 囲 状 況 を 把 握 しに くい
た め
、
単 独 で の 行 動 は 困 難 で あ る
。
近
所の 人
、
自治体から遮絡 をし
、
災害 麟
逃 げ遅 れ な い よ うに
、
声を か け る 仕
組 み づ くりが 火 切
.
1へ
一
ス メ
…
カ
ー
の1
.
鰯
・
ペ
ー
ス メ
ー
カ
ー
の故 障 が起 き
た ときの対 処 法
留
ss
・
薬を飲ん で い る な ら そ
.
の 子備
とそ の 処
方 箋を
.
・
災害 時 用携帯
メモ〔便 用し
てい
る 装 異 の 商 品 名 や サ イズ
.
、
遡 院
して い る病院
、
装 具 の 購 入 先 な
どの翼急 連 絡先の番号を記戟 )
防 犯
物 的 財
産
ホ
ー
ム
セ
キ
ュ
リ テ
ィ
ー
シ ス テ
ム
「
BBee
(
ビ ビ
ィ
)
」
三
橋 幸 次 /東 北芸 術
工
科
大学
鳥 宮 尚道 /京
都
工芸繊 維大学
キ
ー
ワ
ー
ド;防 犯 機 器
、
イ ン テ リ ア性
、
安 心の シ ンボル
、
産 学 協同
、
スケ ル トン
窃 盗 やス ト
ー
カ
ー
の増 加と共 に 住 居 侵 入 が 急 増し家 庭 用 防 犯
機
器へ のニ
ー
ズ が
高
まる
中
で
、
遠 方微 小磁 気 検 出
セ ン サ
ー
の
応
用
開
発 を 目指 すベ ンチャ
ー
企 業と の産 学 共 同プロ ジェ ク トと し
て 本
製品 の デ
ザイ
ン開 発がス
タ
ー
トした。
首 都圏
の ワ ンル
ー
ムマ ン ショ ンやア パ
ー
ト に住 む 単 身 女 性 を
メ インタ
ー
ゲ
ット と し
、
インタ
ー
ネットでのアンケ
ー
ト調
査
で
得
たニ
ー
ズ
(
日
常
的 な 使いや す さ
、
インテ リア製 品と して
の ヂ ザ イン
性
、
確実
で
効
果
的な侵
入者の
撃
退
、
簡 単な 取 り
付け
、
リ
ー
ズ ナ ブ ル な 価 格 ) を満 た す 製 品 開 発 を行っ た
。
特
に 形 状 につい ては
、
デ
ザ
イン コ ン セプ ト
(
ハ イ テクノ ロジ
ー
を や さ し く包 む デ ザ イン
、
インテ リアやフ ァ ッ ショ ンの セン
スに訴える デザイン
、
信 頼 性
と
親
しみやす さ を兼ね
備え た
デ
ザ イン
)を設 定 し
、
基 板 開 発と同 時 進 行で 多 くの可 能 性を 立体
モデ ルで
検証
しな がら
決 定す
る こ とができ た。
具
体
的 に工夫 した 点 は
、
シンボ リスティ ックで場 所を取ら
ない形 状
、
かすか に
内部が 見
えるス ケ ル ト ン の ケ
ー
ス による
親 しみや す さと高 級 感の表 現
、
手 にフ ィ ッ トする リ モ コ ン形
状
、
オン
/オ
フ ス イ ッチ と
LED
を
一
体 化
したユ ニ
ー
ク なリ
モ コ ンボ タン
、
ス リムで防 滴 性を持た せ た センサ
ー
の
構 造
、
形 状な ど
である。
ま た
、
金型や素材の :コス ト
削減
の た め の 工夫や
、
製
造メ
ー
カ
ー
の
斡
旋
、
ネ
ー
ミング まで ト
ー
タ ル に 製
品
開 発 に 関 わ るこ と
がで き た
。
結 果と しては
、
他社の従
来 製品
が壁 面 取り
付
け の電
気設備
であっ た ものを 「
安心
の シ ンボ ル」 と して の デザ イン コ
ンシ ャス な 製 品とす るこ と ができ た
。
(
価 格も他 社 製 品の
3
分
の
2
〜
半 額
を
実 現
した。
)
罷
薦
、
广
『
、
广
録
テ
饗
轟
写真:リ モ コ ン 操作 時のLED (右 )
写真 ;
本 体とリ モ コ ン の立 体モ デ ル
譱
韈
二∵
1
∴
鳳