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感染症発生動向調査に基づくインフルエンザの流行―1999年度の警報・注意報の発生状況―

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480 第48巻 日本公衛誌 第6号 平成13年6月15日

感染症発生動向調査に基づくインフルエンザの流行

―1999年度の警報・注意報の発生状況―

ハシモト シュウジ 橋本 修二 ムラカミ ヨシタカ 村上 義孝 タニグチ キヨス 谷口 清州 オサカ ケン 小坂 健 シンドウ ナホコ 進藤奈邦子 フチガミ ヒロシ 渕上 博司 ナガイ マサキ 永井 正規 目的 感染症発生動向調査に基づいて,1999年度のインフルエンザ流行について,警報・注意報 の保健所別発生状況を観察した。 方法 感染症発生動向調査における1999年度の保健所・週別の定点あたりインフルエンザ報告数 を基礎資料とした。保健所・週ごとに,定点あたり報告数が30以上(前週に警報ありの場合 は10以上)のときに警報を発生し,10以上のときに(警報のない場合)注意報を発生した。 成績 観察延べ保健所・週数約3万の中で,警報ありが5.8%,注意報ありが5.0%であった。警 報・注意報は1999年第13∼20週で若干の保健所で発生し,その後,第46週までほぼ発生がな かった。注意報は第47週から発生・急増し,2000年第3週をピークに急減,第13週に0とな った。警報は第49週から発生・急増し,2000年第5週と第6週をピークに急減,第12週にO となった。注意報の発生開始は,同一都道府県内でも保健所によって1,2週ずれており, 宮城県,大阪府と奈良県では多くの都道府県よりも4週程度早かった。 結論 インフルエンザの警報・注意報の保健所別発生状況を提示した。注意報が警報よりも2週 程度先行し,地域によってはより早期の発生が観察された。これは,流行の早期把握上,警 報・注意報の発生状況の推移を広域的に観察することの有用性を示唆するものと考えられた。 Key words : インフルエンザ,サーベイランス,流行,警報

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