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第一回全国学生大茶会参加報告

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Academic year: 2021

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第一回全国学生大茶会参加報告

大内 真理子・江頭 摩耶子 1.概要 令和元年 8 月 31(土)~9 月 1(金)、金沢市と金沢大学茶道部の主催のもと、全国学生大 茶会が行われました。平安女学院大学国際観光学部茶道部も参加しました。この大会用に 金沢市内 10 箇所ほどの茶室が貸し切られ、全国から27大学茶道部が集い、それぞれに 茶会を催しました。茶室と担当大学は次の通りです。 茶室 1 日目担当大学 2 日目担当大学 「松涛庵」 金沢大学 金沢美術工芸大学 「兼六園時雨亭」 慶應義塾大学 埼玉大学 「旧中村邸」 大正大学 大妻女子大学 「耕雲庵」 龍谷大学 福井大学 「閑清庵」 名古屋大学 北海道大学 「松声庵」 静岡大学 (協力 一橋大学) 帝塚山大学 (協力東海大学札幌校舎) 「松村旧園邸松向庵 京都工芸繊維大学 東海大学 (協力 産業能率大学) 「旧高峰家」 東北大学 横浜市立大学 「金沢城公園玉泉庵」 平安女学院大学 (協力 奈良教育大学) 信州大学 (協力 同志社女子大学) 「しいのきプラザ呈茶席」 金沢学院大学 (協力 山梨大学) 長崎大学 (協力 山形大学) 2.平安女学院大学国際観光学部茶道部参加者 小倉万理恵(4年生)、若野粋子(4年生)、上田 遥(3年生)、記田 鈴(3年生) 高見 智子(3年生)、揚張花純(1年生)、近藤光留(1年生)、松田優香(1年生) 3.活動報告 3.1 事前準備について 平安女学院大学国際観光学部は創部一年目で、その上初めての茶会担当のため、引率責 任者である私が、夏休みに二日間の特訓日を設けました。お点前の稽古は勿論ですが、多 くの他大学の学生を丁寧且つ手際よくおもてなしするために、何よりもお運びの所作を重 視しました。着物での立ち居振舞いの再確認、美しい基本の所作が自然体でできるように、

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何度も反復稽古を致しました。そして、ハプニングのシチュエーションも考慮しながら、 稽古をしたことでした。また、半東役には、道具の説明に終始しない和やかな雰囲気作り や、笑顔でしかも謙虚にお話ができるようにと、何度もシミュレーションを重ねました。 茶会経験のない学生にとっては今までにないことばかりで、充実した特訓日でありました。 3.2 担当の茶室について 当日は金沢城公園内の玉泉院丸庭園にある茶室「玉泉庵」を担当させて頂きました。 玉泉院丸庭園は、加賀藩三代藩主「前田利常」による寛永 11 年(1634)の作庭を始まりと し、その後五代「綱紀」や十三代「斉泰」などの歴代の藩主により手を加えられながら、 廃藩時まで金沢城内玉泉院丸に存在していた庭園だそうです。明治期に廃絶されその面影 は失われていたそうですが、平成 27 年 3 月、歴代藩主が愛でたであろう庭園の姿が再現 されたとのことです。その中にある「玉泉院」は 12 畳と 8 畳が続いた広々とした茶室で、 そこからは色紙短冊積石垣をはじめとした意匠性に富んだ石垣群を借景に庭園を一望する ことができるとても良いお茶室でした。それにもまして、裏千家四代仙叟宗室が、加賀前 田藩三代藩主利常公に御茶堂として出仕したご縁を感じながら茶会の亭主をつとめること ができたことは、裏千家茶道を学ぶ我々にとって何よりのことでした。 3.3 我々のおもてなしについて 今回の参加にあたり、関根教授のご協力を得て、英語で書かれたお軸や世界各国の茶碗 を使っての国際観光学部らしい道具組を致しました。 そのお軸は「today 一」。建仁寺のアメリカ人の雲水の筆。「一」をはじめと読み学生は それぞれ自分の理解に従って言葉にし、説明しました。本紙は画用紙、字も赤の絵具で 「一」、その下に墨で「TODAY」と書かれた珍しいお軸です。 薄茶器は地球儀の形で、世界に羽ばたきたいという学生の心意気を込めました。 茶杓は坐忘斎御家元作で銘は「天籟(てんらい)」。天籟とは自然と共鳴した美しい音の 意で、私達も心を一つに頑張ろうという気持ちで使わせて頂きました。 主茶碗は高麗の井戸茶碗・鵬雲斎大宗匠書付、次客茶碗は銘「虹の峰」鵬雲斎大宗匠箱 で、ハワイで造られた茶碗。その他、ニューヨーク、ベトナム、ローマ、ペルーなどで造 られたお茶碗を末客様まで楽しんでいただけるように世界中のお茶碗でよばれていただき ました。例えばイタリアからの観光客のお客様が入席された時には、ローマ製のお茶碗を お出しするなどし、会話が弾むよう工夫しました。 半東は事前に何を話すか考えていたようですが、お客様によって会話も雰囲気も毎席変 わります。臨機応変に内容を変え、対応していました。道具の説明や専門用語だけではな く、天気のことや京都のこと、学生ならではの視点と解釈のもと分かりやすい説明で、茶 道の経験がない方にも楽しんでいただけたと思います。

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下級生は水屋とお運びを担当してもらいました。点前、半東とは違い、お客様と対面す る機会の少ない役目ですが、お茶をお客様に渡す時には積極的に「お待たせいたしました」 「どうぞ、ごゆっくり」と笑顔で話しかけていました。その機転に富んだ姿には感心させ られました。たとえ水屋にいたとしても自分たちも茶席を作っている一人なのだ、という 自覚を持つことができていたと思います。 ほとんどの学生が着物で茶会に臨むのが初めてでしたので、いかに綺麗に立ち居振る舞 うかが一番の課題でした。袖が付いていることや裾が開けやすいことがどう影響するのか、 身をもって経験することができました。特に点前の学生は直前まで本番の道具で稽古をし、 立ち歩きやタイミングを入念に確かめていました。当日も直前まで稽古を行い、もしも失 敗したときの対処法をも伝授するなど指導する側もよい勉強の場でありました。その甲斐 があって大きな不都合もなく無事終わることができました。 また、奈良教育大学の学生さんと合同で席を持ったことで互いに良い刺激を受けたと思 います。奈良教育大学の学生はスーツでの参加でしたので、奈良教育大学の学生さんとし ては「受付だけさせていただきます」とのことでしたが、「是非一緒にお運びをしよう」 と、我が茶道部の学生からお誘いをいたしました。微笑ましい一幕でした。それは、スー ツの折のお運びを学べる良い機会にもなりました。着ている衣服も大学も違いますが一つ の茶席を作り上げよう、お客様に楽しんでもらいたい、という思いは一緒で、自然と二つ の大学生が一体となり、直ぐに和やかな雰囲気となり、茶道という同じ道を歩む者同士の 心の通じ合いにも感心させられました。昼休みには全員で一つの輪になって食事をとり、 談笑、良き交流の機会になりました。 4.参加学生の感想 <国際観光学部 国際観光学科 4年 小倉万理恵> 金沢での茶会は部として初めての校外での活動、また茶室での初めての茶会で、とても 有意義なものとなりました。茶会への参加が決まった時はまだ部員のほとんどが着物を着 たことがなく、大寄せ茶会の流れや茶碗の運び方も分からない、というところからのスタ ートで、きちんとした茶会として成立するのか、不安が大きかったのですが、当日はお客 さまからもお褒めいただき、無事成功に終えられました。 出発前、大内先生には稽古日を設けて頂き、普段、授業で習う点前手順以外の部分や 細かい所作について特訓を受けました。待合から本席へのご案内のしかたや、茶室の中で 臨機応変に動くためのポイント、着物での立ち座りを綺麗に見せるにはどんな留意点があ るかなど、茶会というリアルな目標を前にして、全員がいつも以上に真剣に取り組みまし た。 また、道具の説明をはじめとするお客さまとの会話をする半東いう役割は、大寄せ茶会 では一席の雰囲気を決めることとなる、とても重要なものです。これも部員にとっては初 めての貴重な経験となりました。当日は稽古の成果とその場での先生方のアドバイスを素

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早く吸収して、初めてとは思えないほど上達しました。今回半東に挑戦した若野さんの担 当した茶席は話が弾み和やかな雰囲気のなか3服お茶をお出しするという大寄せ茶会では なかなかない事もできました。厳しい修練の面だけではない、お茶を飲みながら語らい合 うという茶道の楽しみも、皆で感じ取れたのではないかと思います。加えて、稽古道具で はないそれぞれにストーリーのあるお道具を使わせて頂いた事も、形だけではない茶道の 深みや楽しみ方に気づくきっかけになりました。 個人的には、茶道を楽しむ同年代の人たちとお話しできたことが良かったです。他の参 加校の普段の活動の様子を聞いたり、3 日目の席回りの日に茶会の様子を見たりして、他 大学との交流も徐々にしていけたらいいなとも感じました。今回はご引率の先生方にサポ ートして頂いた面が大きく、その分それを見て学んだ事が多く有難かったです。このよう な経験を積み上げて、少しずつ自分のものにしていける場に茶道部がなっていけばいいな と思います。 帰りの新幹線では、「あの時こうした方が良かった」「こんな事があった」というよう な議論が自然と起こりました。各部員にとって大幅なステップアップの機会、そして確実 にこれからの成長のきっかけになった事がとても嬉しいです。 <国際観光学部 国際観光学科 4年 若野粋子> 8 月 30 日から 9 月 1 日まで、茶道部の一員として、金沢にて行われた第一回全国学生 大茶会に参加した。初めてのことばかりで、不安もあったが、全員で力を合わせ、無事に 大成功を収めた。貴重な経験を積むことができたこの 3 日間、中でも印象深いのは半東 の役割を担ったことだ。今回は、茶室のムードメーカー・半東の立場からこの感想文を書 こうと思う。 平安女学院大学の茶道の授業では、正式な茶会に参加したこともないので、私はこの 半 東の役割についてあまり意味や作法を知らなかった。夏休みの特訓稽古で、道具に関する 説明の仕方や順番、その名前の意味、用いる全ての茶碗の種類の名前などを体でも覚え、 頭がパンクし、万が一の時のためにカンニングペーパーを準備するほどだったのも 、今で は良い思い出である。 さて、当日は 2 席半東を担当させていただいた。驚いたのは、その席によって全く雰 囲気が変わるということだ。茶道に詳しい方、お子様や外国の方などといった客層 にも影 響する。それに合わせて半東も話題を変える。まさに「一期一会」の趣深さを体感した。 他にも、私はお茶を点てる亭主も担った。これがとても緊張する。お客様は私の点 てるお 茶を目的にお越しになっている。お客様は授業でいつも周りにいる友人達ではない。手が 震え、茶杓が棗の上になかなか載らない。お客様の目線が私の手元に集中する。焦る。そ こで助けてくれたのが半東の存在だ。私がお茶を点てている間、半東さんが場を和ませて くれたおかげで、お点前に集中することができた。この経験から、私も半東として亭主の サポートに励んだ。しかし、思ったように会話が弾まない場面もあり、もっと柔軟に話を

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広げたかった、話の材料を多く持つべきだったと少々反省すべき点もある。そして、水屋 も非常に重要な仕事だ。心地よく飲んでいただくために、お茶を出すタイミングを見計ら い、また所作も気をつけねばならない。スムーズな連携なくして、それぞれの役割は成り 立たない。稽古の成果もあり、創部されてあまり年数もない茶道部であるが、今回参加し た 8 人のチームワークは最高に良かったと自負している。 次の日は、お席周りであった。あるお席で、私は正客を任された。前日とはまた違う緊 張感が私の中で漂う。先生に教えを請いつつ、授業で学んだ事を最大限活かした。自分も 席持ちをして同じ役割を担った分、もてなす側の気持ちがとても分かる。雰囲気を和らげ ようと思い、積極的に席主校の半東さんと会話をした。やはり天気や地理的なトークは皆 が輪に入れて、話が続くありがたい話題である。その席が終わってから、お客様の一人の 方に「正客お疲れ様でした。場が和んで楽しくお茶を頂くことができました」というお言 葉を頂いた。私の心配りが他の人にも届いているのかと思い、とても嬉しかった。また別 の席では、スイスから来た観光客の方々が隣に座った。私は少しだけ茶道用語の英語を勉 強していたのだが、いざ実践するとなると言葉がすらすら出てこない。英語力向上の課題 も見えた。 この大茶会で得たことが 2 つある。1 つ目は「思いやりの心」だ。今回様々な役割を 担ったことで、多様な角度から茶道を見つめることができた。どの立場においても、相手 方を尊敬し、皆が快適に過ごせるよう心がける。茶室に入ると自然にこの想いが生まれて きて、この場だけでなく、ぜひ日常生活にも活用していきたいと思った。日本独特のおも てなしの心得を学んだ。2 つ目に、「茶道を心の底から楽しむ」ことができた。私たち平 安女学院大学の茶席のテーマが「世界」ということで、国際観光学部らしいワールドワイ ドな道具が集まった。非常に価値の高い道具ばかりで、いつも以上に責任も重く感じた。 そして、他大学の茶席を経験し、それぞれのテーマに合わせられた素晴らしいお道具や、 流派の異なる点前を拝見することができた。私たちとの相違点を見出し、大変勉強になっ た。非日常の空間の中で、授業だけでは感じられない、実践しなければ分からない空気を 肌で感じられたので、茶道を好きだという気持ちがさらに増した。今までは茶道をただ学 ぶだけで、あまり深く考えていない部分もあった。だからこそ今回の参加で茶道は「楽し い」ということを改めて学んだ。 最後に、裏千家 15 世御家元・鵬雲斎大宗匠のお言葉に、「 一盌からピースフルネスを」 がある。その茶室にいる全員がお互いを敬い合うことで、笑顔あふれる、楽しい場となる。 やがて国境を越え、この「思いやりの精神」が広がっていき、世界中が平和になればいい と思う。今年が 4 年なのが惜しい。先生方に頼りすぎた時が多々あったので、これから はもっと自主的に動いていかねばならない。反省点を活かしながら、後輩には茶道部をよ りよいものにしてもらいたい。日本の伝統文化にどっぷり触れることができた私の学生生 活最後の夏休みは、4 年間を語る上で欠かせない、有意義な時間となったのだった。

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<国際観光学部 国際観光学科 3 年 上田遥> 第一回全国学生大茶会に参加させていただき、貴重な体験をすることができました。 茶道部としての初めてお茶会でしたが、夏休み中の特訓や先生方からのご指導もあって、 素敵なお茶会を部員全員で作り上げられたのではないかと思っています。 関根先生から 貸していただいた素敵なお茶碗でお抹茶を点て、部員全員が着物を着て、お客様にお茶 を お出しし、会話に花を咲かせて、もてなすことができました。 私はお点前を担当させていただきました。最初にお客様の前に出る時に、とても緊張し ましたが、お客様のお話や笑い声もあり、終始和やかな雰囲気でもてなすことができたと 思います。それには、部員全員の団結力とお客様に接する時の笑顔があったからこそお茶 会を素敵なものにすることができたのではないかと思いました。そして部員の絆がより深 まったような気がします。茶道を通して、お客様をもてなすことができた経験や、金沢で の他大学の学生さんとの交流は、意義のある時間となりました。これからも日本のおもて なしの素晴らしさを表現できる茶道をより深く学んで いきたいです。 そして、このお茶会のために熱心にご指導いただきました大内先生、江頭先生や小倉部 長、それと、関根先生よりこのような機会をいただけたことを深く感謝し、今後も益々茶 道に励みたいと思います。 <国際観光学部 国際観光学科 1 年 松田優香> 今年、初めての試みとして石川県金沢市で行われる全国学生大茶会に、私も茶道部 員と して、参加させていただくことができました。 茶会に向けての準備の 1 つとして、特訓は勿論ですが、お道具や着物などの準備もあ りました。第 1 回ということや、1 回生ということもあり、茶会についてあまり分からな い不安を抱えながらも、茶道を更に実践的に学ぶことができる、という嬉しさと期待でい っぱいでした。金沢に到着した日は、私たち全員で金沢の名産を味わい、仲を深め、お昼 から夕方までは茶室の準備に取り掛かりました。 私たち平安女学院大学は金沢城公園にある、玉泉庵という素敵なお茶室でお点前をさせ て頂くことになりました。待合いは 8 畳、茶席は 12 畳あり、室内からは広大な庭園を拝 見することができました。明日の本番に向け、初めての場所で緊張しながら荷ほどきをし、 お客様に楽しんでいただけるように、滞りなく茶会を行えるようにと意識しながら準備を 進めていきました。私達は、世界に関連するものをテーマとし、今回のお茶会に参加して いました。お軸は縦書きではなく、横書きで「today」、そして漢字の一と書かれており、 薄茶器は地球儀に模したものを使用しました。お茶碗もテーマに沿ったものとなっており、 ハワイ、ペルー、ニューヨーク、アルゼンチン、オーストラリアなど、世界各国のお茶碗 を使用させていただきました。このように、来ていただくお客様達に「私たちらしいおも てなし」を楽しんでいただこうという心が、まさに国際観光学部らしい特別なお茶席に繋 がったのではないかと思います。

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夕方からは、他大学の学生さんとの交流会が行われ、日本各地の学生さんとお話しさせ ていただきました。地域は違うけれど、同じ志を持つ学生さん達と様々な意見交換をする 事ができ、とても新鮮で貴重な機会となりました。 次の日の 8 月 31 日は、私たちがお茶席を担当する日でした。1 席目が 10 時からで、 13 時 30 分からの 4 席目が一般向けの最後のお茶席となりました。14 時 30 分からのお 茶席は参加学生向けに行われたもので、私たちは同じ玉泉庵でお点前をする信州大学さん と同志社女子大学さんの学生さん達に、お点前をさせていただくことになっていました。 私は水屋で、お点前のサポート的な役割をしていましたが、動線を確保したり、スムーズ にお茶やお茶碗をお運びしたり、と気遣う点がとても多かったです。また、本番の時に直 接きちんと見ることは出来ませんでしたが、先輩方のお点前や半東さんを、しっかりと感 じながら動くことができたのではないかと思います。 私自身、お茶席でお点前や半東さんをしたことはありますが、着物を着てしたことがな かったので、座り方などの立ち居振る舞いが普段とは異なり、とても実践的に学ぶことが できました。 古帛紗の使い方や、お茶の出し方も先生にきちんとご指導いただいたため、 本番では間違えたり滞ったりすることなく、無事に稽古の成果を存分に発揮することがで きたのではないかと思います。 最終日はお茶席巡りを行いました。私達は 3 班に分かれ、それぞれに気になるお茶室へ 向かわせていただきました。私の班は、兼六園にある時雨亭へ赴きました。時雨亭は私た ちの玉泉庵とは異なり、静かで暗く、控えめな美しさをもっているという印象を私は受け ました。また、学生さんの中には男性もいらっしゃり、袴姿でのお点前を拝見させて いた だくことができ、とても新鮮でした。私たち平安女学院大学のお茶席やお茶室、そしてメ ンバーと、この日に時雨亭でのお茶席をしていらした埼玉大学さんのお茶席などは 、どれ を取っても、良い意味でとても対照的であったのではないかと感じました。また、着物姿 で街を歩く機会も珍しく、貴重な経験となりました。 京都へと帰る新幹線の中で、私達はお互いの訪れたお茶席について、感想や意見を沢山 語り合いました。班に分かれて行動をしたことで沢山のお茶室へ赴くことができ、様々な 見解を聞きあうことができました。それぞれのお茶室独自の特徴や配慮、また改善点など も含め、感じたことを話し、考察できたことは新たな学びの 1 つになったのではないかと 思います。 最後に、1 回生でまだまだ未熟な私ですが、このような貴重な機会にお声掛けさせてい ただき、実際に参加させていただけたことは本当にとても幸せで学ぶことの多い、有意義 な時間となりました。私にとって、茶道に対する思いがより一層強くなり、勇気付けられ た、とても光栄な時間でした。このような体験をする事が出来たのも同じ学年の仲間や先 輩、他大学の学生さん、金沢の方々、そして付き添ってくださり、ご指導してくださいま した大内先生、江頭先生のおかげです。本当に良い経験となりました、ありがとうござい

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ます。今回の経験を生かし、茶道に対する姿勢や学び得たことを、今後の糧としていきた いと思います。 ( 平安女学院大学伝統文化研究センター 客員准教授 茶名:宗理/助手 茶名:宗耶) <直前特訓> <受付の様子> <茶席の様子①> <茶席の様子②> <二日目茶席巡り> <集合写真>

参照

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