- 53 - 第8.国民健康保険特別会計 1.収支の状況 本年度の歳入歳出予算現額 483 億 5,151 万 9 千円に対する決算額は、 歳 入 452 億 5,628 万 2 千円 歳 出 468 億 7,685 万 4 千円 で、歳入歳出差引き 16 億 2,057 万 2 千円の赤字である。この不足額については、翌年度歳入よ り繰上充用7措置がとられている。 前年度の実質収支が 16 億 6,979 万 6 千円の赤字であったので、単年度収支は 4,922 万 4 千円 の黒字となっている。 実質収支、単年度収支の 3 か年の推移は、次表のとおりである。 2.歳 入 ⑴ 歳入の概要 決算額は 452 億 5,628 万 2 千円で、予算現額に対して 30 億 9,523 万 7 千円の減で執行率は 93.6%である。また、調定額 489 億 6,379 万 6 千円に対する収入率は 92.4%である。決算額 を前年度と比較すると 15 億 273 万 4 千円(3.4%)増加している。 歳入の主なものは、前期高齢者交付金 131 億 9,247 万 3 千円(構成比 29.2%)、国庫支出 金 101 億 4,681 万円(構成比 22.4%)、国民健康保険料 84 億 2,640 万円(構成比 18.6%) である。 歳入の状況は、次表のとおりである。 7 繰上充用…地方自治法施行令第 166 条の 2 の規定により、歳入が歳出に不足するときは、翌年度の歳入を繰り上げてこれに充てるこ とができる。この場合においては、そのために必要な額を翌年度の歳入歳出予算に編入しなければならない。 (単位:千円) 区 分 24 年 度 25 年 度 26 年 度 予 算 現 額 45,997,071 47,249,515 48,351,519 歳 入 決 算 額 (a) 42,665,474 43,753,548 45,256,282 歳 出 決 算 額 (b) 44,008,494 45,423,344 46,876,854 形 式 収 支 (a) - (b) = (c) △ 1,343,020 △ 1,669,796 △ 1,620,572 翌 年 度 へ 繰 り 越 す べ き 財 源 (d) 26,890 0 0 実 質 収 支 (c) - (d) = (e) △ 1,369,910 △ 1,669,796 △ 1,620,572 前 年 度 実 質 収 支 (f) △ 1,148,544 △ 1,369,910 △ 1,669,796 単 年 度 収 支 (e) - (f) △ 221,366 △ 299,886 49,224
- 54 - ⑵ 歳入の収入状況 歳入の状況を款別にみると、次のとおりである。 第1款 国民健康保険料 決算額は 84 億 2,640 万円で、前年度に比べ 1 億 9,364 万円(△2.2%)減少している。 これは、年間平均被保険者数の減少及び保険料軽減制度を拡充したことなどによるもので ある。 年間平均加入世帯数は 61,608 世帯で、前年度に比べ 466 世帯(△0.8%)減少し、また、 年間平均被保険者数は 103,968 人で、前年度に比べ 2,108 人(△2.0%)減少している。 保険料の収納状況は、次表のとおりである。 (単位:千円、%) 予算現額 決算額 執行率 構成比 9,621,535 8,426,400 87.6 18.6 8,620,040 △ 193,640 △ 2.2 9,829,537 10,146,810 103.2 22.4 9,429,752 717,058 7.6 国 庫 負 担 金 7,608,563 7,812,718 102.7 17.3 7,299,565 513,153 7.0 国 庫 補 助 金 2,220,974 2,334,092 105.1 5.1 2,130,187 203,905 9.6 1,327,804 1,623,841 122.3 3.6 1,961,920 △ 338,079 △ 17.2 13,196,991 13,192,473 100.0 29.2 13,192,073 400 0.0 2,409,587 2,261,803 93.9 5.0 2,145,745 116,058 5.4 府 負 担 金 301,611 285,632 94.7 0.6 272,211 13,421 4.9 府 補 助 金 2,107,976 1,976,171 93.7 4.4 1,873,534 102,637 5.5 4,859,351 4,613,138 94.9 10.2 4,235,781 377,357 8.9 5,021,920 4,931,086 98.2 10.9 4,040,874 890,212 22.0 2,084,794 60,731 2.9 0.1 100,473 △ 39,742 △ 39.6 延 滞 金 510 2,901 568.8 0.0 4,166 △ 1,265 △ 30.4 雑 入 2,084,284 57,830 2.8 0.1 96,307 △ 38,477 △ 40.0 0 0 - - 26,890 △ 26,890 皆減 48,351,519 45,256,282 93.6 100.0 43,753,548 1,502,734 3.4 諸 収 入 療養給付費等交付金 前期高齢者交付金 府 支 出 金 共同事業交付金 繰 入 金 繰 越 金 歳 入 合 計 増減額 増減率 国 庫 支 出 金 25年度 決算額 26 年 度 科 目 国民健康保険料
- 55 - 保険料の内訳をみると、一般被保険者国民健康保険料が 79 億 3,823 万 5 千円(構成比 94.2%)で、昨年に比べ 5,665 万 6 千円(△0.7%)減少している。また、退職被保険者等国 民健康保険料は 4 億 8,816 万 5 千円(構成比 5.8%)で前年度に比べ 1 億 3,698 万 4 千円 (△21.9%)減少している。 一般被保険者国民健康保険料の収納率は 68.5%で前年度に比べ 0.7 ポイント上昇し、退職 (単位:千円、%) 調 定 額 収入済額 不納欠損額 収入未済額 収納率 構成比 ( 7,688) 11,569,601 7,938,235 668,897 2,970,157 68.5 94.2 医療給付費分 ( 7,688) 現年賦課分 5,600,614 4,970,326 0 637,976 88.6 59.0 後期高齢者支援金分 現年賦課分 2,211,305 1,956,101 0 255,204 88.5 23.2 介護納付金分 現年賦課分 672,473 549,993 0 122,480 81.8 6.5 医療給付費分 滞納繰越分 2,236,279 302,319 511,822 1,422,138 13.5 3.6 後期高齢者支援金分 滞納繰越分 582,603 112,625 106,335 363,643 19.3 1.3 介護納付金分 滞納繰越分 266,327 46,871 50,740 168,716 17.6 0.6 553,978 488,165 13,426 52,387 88.1 5.8 医療給付費分 現年賦課分 276,344 266,685 0 9,659 96.5 3.2 後期高齢者支援金分 現年賦課分 109,828 105,907 0 3,921 96.4 1.3 介護納付金分 現年賦課分 101,788 98,269 0 3,519 96.5 1.2 医療給付費分 滞納繰越分 40,068 10,325 8,270 21,473 25.8 0.1 後期高齢者支援金分 滞納繰越分 14,173 3,902 2,666 7,605 27.5 0.0 介護納付金分 滞納繰越分 11,777 3,077 2,490 6,210 26.1 0.0 ( 7,688) 12,123,579 8,426,400 682,323 3,022,544 69.4 100.0 区 分 (注) ( )は収入済額の内数で示す還付未済額で、収納率算出については控除した。構成比は、収入済額についてである。 一 般 被 保 険 者 国民健 康保 険料 退職被 保険 者等 国民健 康保 険料 計
- 56 - 被保険者等国民健康保険料の収納率は 88.1%で前年度に比べ 1.5 ポイント上昇している。 保険料全体の収納率は 69.4%で前年度に比べ 0.6 ポイント上昇している。これは、現年賦 課分が 88.5%で前年度(88.9%)に比べ 0.4 ポイント低下したものの、滞納繰越分が 15.2% で前年度(12.4%)に比べ 2.8 ポイント上昇したためである。 収入未済額は 30 億 2,254 万 4 千円で、前年度に比べ 1 億 7,732 万 7 千円(△5.5%)減少 し、調定額の 24.9%を占めている。 不納欠損額は 6 億 8,232 万 3 千円で、前年度に比べ 1,642 万 7 千円(△2.4%)減少してい る。 収入未済額の内訳は、次表のとおりである。 第2款 国 庫 支 出 金 決算額は 101 億 4,681 万円で、前年度に比べ 7 億 1,705 万 8 千円(7.6%)増加している。 これは主に、療養諸費費用額の増加等により療養給付費等負担金が前年度に比べ 4 億 9,973 万 1 千円増加したことで、国庫負担金が前年度に比べ 5 億 1,315 万 3 千円(7.0%)増加した ためである。 第3款 療養給付費等交付金 決算額は 16 億 2,384 万 1 千円で、前年度に比べ 3 億 3,807 万 9 千円(△17.2%)減少して いる。これは、社会保険診療報酬支払基金からの交付金であるが、対象となる退職被保険者 の年間平均被保険者数が減少したこと等によるものである。 第4款 前期高齢者交付金 決算額は 131 億 9,247 万 3 千円で、前年度に比べ 40 万円(0.0%)増加している。これは、 平成 20 年度に前期高齢者(65~74 歳)の医療費の財政調整制度として創設された項目であ り、全国平均の前期高齢者加入率と各保険者での加入率を調整するため交付される社会保険 診療報酬支払基金からの交付金である。 (単位:千円) 収入済額 調定減額 不納欠損額 22年度以前 954,055 53,272 0 275,377 625,406 23 年 度 435,164 67,305 0 205,413 162,446 24 年 度 789,691 143,015 12,089 201,533 433,054 25 年 度 1,020,961 215,527 36,555 0 768,879 26 年 度 - - - - 1,032,759 計 3,199,871 479,119 48,644 682,323 3,022,544 25年度末 収入未済額 年 度 26 年 度 中 の 異 動 26年度末 収入未済額
- 57 - 第5款 府 支 出 金 決算額は 22 億 6,180 万 3 千円で、前年度に比べ 1 億 1,605 万 8 千円(5.4%)増加してい る。主なものは財政調整交付金、高額医療費共同事業負担金及び特定健康診査等負担金であ る。 第6款 共同事業交付金 決算額は 46 億 1,313 万 8 千円で、前年度に比べ 3 億 7,735 万 7 千円(8.9%)増加してい る。これは、大阪府国民健康保険団体連合会からの交付金である。この内訳は、都道府県内 の市町村国保間の保険料平準化等を図る保険財政共同安定化事業交付金 36 億 2,392 万 4 千円、 高額な医療費の発生による国保財政への影響を緩和するため都道府県単位で市町村国保が負 担を共有する高額医療費共同事業交付金 9 億 8,921 万 4 千円である。 第7款 繰 入 金 決算額は 49 億 3,108 万 6 千円で、前年度に比べ 8 億 9,021 万 2 千円(22.0%)増加してい る。 繰入金は保険基盤安定、保険料軽減措置補塡、広域化準備財政安定等のための一般会計か らの繰入金である。 第8款 諸 収 入 決算額は 6,073 万 1 千円で、前年度に比べ 3,974 万 2 千円(△39.6%)減少している。 諸収入の主なものは、第三者行為損害賠償金納付金 4,132 万 4 千円と不当利得等による療 養給付費等返納金 1,098 万 7 千円である。 3.歳 出 ⑴ 歳出の概要 決算額は 468 億 7,685 万 4 千円で、予算現額に対して 14 億 7,466 万 5 千円の減で執行率は 97.0%である。決算額を前年度と比較すると 14 億 5,351 万円(3.2%)増加している。 歳出の主なものは、保険給付費 313 億 7,661 万 8 千円(構成比 67.0%)、後期高齢者支援 金等 56 億 2,532 万 6 千円(構成比 12.0%)及び共同事業拠出金 45 億 9,618 万 9 千円(構成 比 9.8%)である。 歳出の状況は、次表のとおりである。
- 58 - (単位:千円、%) 予算現額 決算額 執行率 構成比 694,802 655,877 94.4 1.4 620,848 35,029 5.6 総 務 管 理 費 644,692 615,673 95.5 1.3 574,065 41,608 7.2 徴 収 費 48,326 39,796 82.3 0.1 46,105 △ 6,309 △ 13.7 運営協議会費 1,062 325 30.6 0.0 341 △ 16 △ 4.7 趣 旨 普 及 費 722 83 11.5 0.0 337 △ 254 △ 75.4 31,533,170 31,376,618 99.5 67.0 30,396,052 980,566 3.2 療 養 諸 費 27,761,110 27,657,397 99.6 59.0 26,892,917 764,480 2.8 高額療養諸費 3,468,498 3,460,888 99.8 7.4 3,225,691 235,197 7.3 移 送 費 200 0 0.0 - 0 0 - 出産育児諸費 218,510 176,288 80.7 0.4 195,828 △ 19,540 △ 10.0 葬 祭 諸 費 30,500 29,000 95.1 0.1 28,800 200 0.7 精神・結核医療 給付費 54,352 53,045 97.6 0.1 52,816 229 0.4 5,625,634 5,625,326 100.0 12.0 5,617,079 8,247 0.1 4,649 4,441 95.5 0.0 5,849 △ 1,408 △ 24.1 300 184 61.3 0.0 197 △ 13 △ 6.6 2,222,920 2,220,595 99.9 4.7 2,217,187 3,408 0.2 4,919,763 4,596,189 93.4 9.8 4,392,198 203,991 4.6 416,470 295,262 70.9 0.6 294,138 1,124 0.4 特定健康診査等 事業費 369,911 259,496 70.2 0.5 260,293 △ 797 △ 0.3 保 健 事 業 費 46,559 35,766 76.8 0.1 33,845 1,921 5.7 5,216 768 14.7 0.0 1,245 △ 477 △ 38.3 431,928 431,798 100.0 0.9 508,641 △ 76,843 △ 15.1 826,870 0 0.0 - 0 0 - 1,669,797 1,669,796 100.0 3.6 1,369,910 299,886 21.9 48,351,519 46,876,854 97.0 100.0 45,423,344 1,453,510 3.2 25年度 決算額 増減額 増減率 保 健 事 業 費 公 債 費 諸 支 出 金 前年度繰上充用金 予 備 費 前期高齢者納付金等 総 務 費 保 険 給 付 費 老人保健拠出金 介 護 納 付 金 共同事業拠出金 26 年 度 科 目 後期高齢者支援金等 歳 出 合 計
- 59 - ⑵ 歳出の執行状況 歳出の状況を款別にみると、次のとおりである。 第1款 総 務 費 決算額は 6 億 5,587 万 7 千円で、前年度に比べ 3,502 万 9 千円(5.6%)増加している。 第2款 保 険 給 付 費 決算額は 313 億 7,661 万 8 千円で、前年度に比べ 9 億 8,056 万 6 千円(3.2%)増加してい る。主なものは、療養諸費で前年度に比べ 7 億 6,448 万円(2.8%)増加している。 これは、高齢の加入者数の増加に伴い、医療給付費が増加したことが主な要因である。 第3款 後期高齢者支援金等 決算額は 56 億 2,532 万 6 千円で、平成 20 年度に後期高齢者(75 歳以上)の心身の特性や 生活実態を踏まえ、創設されたことにより発生した項目であり、各保険者の加入数に応じて 負担額が決まるものである。 第4款 前期高齢者納付金等 決算額は 444 万 1 千円で、平成 20 年度に前期高齢者(65~74 歳)の医療費の財政調整制 度が創設されたことにより発生した項目である。交付される交付金の財源とするための拠出 金(納付金)であり、前期高齢者加入率と各保険者での加入率により財源調整される。 第5款 老人保健拠出金 決算額は 18 万 4 千円で、平成 20 年度に廃止された老人保健制度に係る事務費拠出金であ る。 第6款 介 護 納 付 金 決算額は 22 億 2,059 万 5 千円で、前年度に比べ 340 万 8 千円(0.2%)増加している。こ れは、介護保険法の規定による社会保険診療報酬支払基金への納付金である。当納付金は、 介護保険制度に係る介護給付費総額から、第 2 号被保険者数及び負担割合に基づいて算出さ れるものである。 第7款 共同事業拠出金 決算額は 45 億 9,618 万 9 千円で、前年度に比べ 2 億 399 万 1 千円(4.6%)増加している。 これは、大阪府国民健康保険団体連合会への保険財政共同安定化事業及び高額医療費共同事 業等に係る拠出金である。
- 60 - 第8款 保 健 事 業 費 決算額は 2 億 9,526 万 2 千円で、前年度に比べ 112 万 4 千円(0.4%)増加している。 当事業の主なものは、特定健康診査等事業費 2 億 5,949 万 6 千円である。これは、平成 18 年 6 月の医療制度改革関連法案の成立により、生活習慣病対策として各医療保険者に義務化 された事業で、平成 20 年度からメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した特 定健康診査・特定保健指導が実施されている。 第9款 公 債 費 決算額は 76 万 8 千円で、前年度に比べ 47 万 7 千円(△38.3%)減少している。これは、 一時借入金に係る利子である。 第10款 諸 支 出 金 決算額は 4 億 3,179 万 8 千円で、前年度に比べ 7,684 万 3 千円(△15.1%)減少している。 主なものは、償還金 4 億 1,112 万 8 千円で、これは、前年度に交付を受けた国庫支出金、府 支出金等の精算による超過交付分の返還金である。 第 11 款 予備費、第 12 款 前年度繰上充用金 省 略
- 61 - 4.む す び 平成 26 年度の実質収支は 16 億 2,057 万 2 千円の赤字であり、単年度収支では 4,922 万 4 千 円の黒字となっている。 歳入では、保険料が、年間平均被保険者数の減少及び保険料軽減制度の拡充等により、前年 度に比べ 2.2%減収となった。 保険料の納付については、引き続きコンビニエンスストアでの納付、コールセンターである 「国保納付センター」による電話勧奨等の取組が行われている。収納率をみると、現年賦課分 の保険料収納率は前年度に比べ 0.4 ポイント低下し、88.5%となったものの、滞納繰越分の保 険料収納率は、滞納処分専門員等による差押えの強化等により、前年度に比べ 2.8 ポイント上 昇の 15.2%と向上したことにより、保険料全体の収納率も 69.4%となって前年度に比べ 0.6 ポ イント上昇した。 一方、歳出では、保険給付費は、高齢の加入者数の増加に伴い前年度に比べ 3.2%増加し、共 同事業拠出金は 4.6%増加した。 こうした状況の下、実質収支は依然として赤字であるが、医療保険制度改革により平成 30 年 度から財政運営の主体が都道府県になることを見据え、新たに広域化準備財政安定分として 5 億円の繰入れを行い、前年度に比べ繰入金が増加したこと等によって単年度収支としては黒字 となった。 今後も高齢化の進展に伴う保険給付費の増加が見込まれ、依然として厳しい収支の状態が続 くと予測されることから、本特別会計の健全な運営に向けて、次の諸点に留意して取り組むこ とを要望する。 ① 財政運営の主体が大阪府となる平成 30 年度までに、本市の累積赤字を解消することが求 められていることから、累積赤字の解消については、具体的な方策を検討し、計画的に進 めること。 ② 年間平均被保険者数の減少が続いており、被保険者数等の見込方法の精査など、適正賦 課に取り組むとともに、引き続き納期内納付に効果的な口座振替の勧奨等に努め、未収金 発生防止策の強化を図り、実質収支の改善に努めること。 ③ 未納者に対する保険料の徴収に当たっては、生活困窮世帯への対応に配慮しつつ、短期 被保険者証の発行などにより納付相談の機会を確保し、特別徴収月間の設定、訪問徴収や 電話催告等様々な手法により、引き続き早期収納に努め、併せて不納欠損処分額の減少を 図ること。 ④ 医療費の抑制につなげるため、引き続きジェネリック医薬品の推奨や特定健康診査・特 定保健指導事業の推進を図るとともに、医療機関からの診療報酬明細書(レセプト)点検 を強化するなど保険給付費の削減に努め、医療費の適正化を図ること。
- 62 - 第9.土地取得特別会計 1.収支の状況 本年度の歳入歳出予算現額 11 億 4,387 万 4 千円に対する決算額は、 歳 入 11 億 3,504 万 8 千円 歳 出 11 億 3,504 万 8 千円 で、歳入と歳出は同額となっている。 実質収支、単年度収支の 3 か年の推移は、次表のとおりである。 2.歳 入 決算額は 11 億 3,504 万 8 千円で、予算現額に対して 882 万 6 千円の減で執行率は 99.2%であ る。また、調定額に対する収入率は 100.0%である。決算額を前年度と比較すると 26 億 3,387 万 5 千円(△69.9%)減少している。 歳入の状況は、次表のとおりである。 (単位:千円) 区 分 24 年 度 25 年 度 26 年 度 予 算 現 額 1,595,265 3,781,887 1,143,874 歳 入 決 算 額 (a) 1,586,851 3,768,923 1,135,048 歳 出 決 算 額 (b) 1,586,851 3,768,923 1,135,048 形 式 収 支 (a) - (b) = (c) 0 0 0 翌 年 度 へ 繰 り 越 す べ き 財 源 (d) 0 0 0 実 質 収 支 (c) - (d) = (e) 0 0 0 前 年 度 実 質 収 支 (f) 0 0 0 単 年 度 収 支 (e) - (f) 0 0 0 (単位:千円、%) 予算現額 決算額 執行率 構成比 206,000 206,000 100.0 18.1 206,000 0 0.0 0 0 - - 0 0 - 819,500 819,500 100.0 72.2 1,025,500 △ 206,000 △ 20.1 118,374 109,548 92.5 9.7 2,537,423 △ 2,427,875 △ 95.7 1,143,874 1,135,048 99.2 100.0 3,768,923 △ 2,633,875 △ 69.9 繰 入 金 歳 入 合 計 諸 収 入 市 債 科 目 25年度 決算額 増減額 増減率 26 年 度 財 産 収 入
- 63 - 3.歳 出 決算額は 11 億 3,504 万 8 千円で、予算現額に対して 882 万 6 千円の減で執行率は 99.2%であ る。決算額を前年度と比較すると 26 億 3,387 万 5 千円(△69.9%)減少している。 歳出の状況は、次表のとおりである。 公債費 11 億 3,504 万 8 千円は、前年度に比べ 26 億 3,387 万 5 千円(△69.9%)減少してい る。これは前年度に、総合文化施設等事業整備用地に係る市債元金の一括償還(23 億 9,270 万 円)を行ったことによるものである。 4.む す び 本特別会計は、公共用地を先行取得するために設置された会計で、平成 26 年度は、前年度に 引き続き星ヶ丘公園整備事業用地の借換債による借入を行い、同用地の一部を一般会計に売払 い処分した。 これらの用地取得分の事業化には多額の経費を必要とすることから、その財源確保に向けて、 より計画的な財政運営に努めるよう要望する。 第10.自動車駐車場特別会計 1.収支の状況 本年度の歳入歳出予算現額 5 億 5,200 万円に対する決算額は、 歳 入 9,585 万 8 千円 歳 出 4 億 9,553 万 6 千円 で、歳入歳出差引き 3 億 9,967 万 8 千円の赤字である。 この不足額については、翌年度歳入よ り繰上充用措置がとられている。 前年度の実質収支が 4 億 6,290 万 7 千円の赤字であったので、単年度収支は 6,322 万 9 千円 (単位:千円、%) 予算現額 決算額 執行率 構成比 0 0 - - 0 0 - 1,143,317 1,135,048 99.3 100.0 3,768,923 △ 2,633,875 △ 69.9 557 0 0.0 - 0 0 - 1,143,874 1,135,048 99.2 100.0 3,768,923 △ 2,633,875 △ 69.9 土 地 取 得 費 公 債 費 科 目 26 年 度 増減額 増減率 予 備 費 歳 出 合 計 25年度 決算額
- 64 - の黒字となっている。 実質収支、単年度収支の 3 か年の推移は、次表のとおりである。 2.歳 入 決算額は 9,585 万 8 千円で、予算現額に対して 4 億 5,614 万 2 千円の減で執行率は 17.4%で ある。また、調定額に対する収入率は 100.0%である。決算額を前年度と比較すると 318 万 7 千 円(3.4%)増加している。 歳入の状況は、次表のとおりである。 使用料及び手数料は 9,585 万 8 千円で、前年度に比べ 585 万円(6.5%)増加している。これ は、自動車駐車場使用料が前年度に比べ 708 万 2 千円(8.0%)増加したことによるものである。 繰入金は、前年度に比べ皆減となっている。これは、利子償還額の 10 分の 8 に相当する額を 一般会計から繰り入れていたが、前年度で起債償還が完了したためである。 (単位:千円) 区 分 24 年 度 25 年 度 26 年 度 予 算 現 額 525,000 560,000 552,000 歳 入 決 算 額 (a) 96,786 92,671 95,858 歳 出 決 算 額 (b) 520,025 555,578 495,536 形 式 収 支 (a) - (b) = (c) △ 423,239 △ 462,907 △ 399,678 翌 年 度 へ 繰 り 越 す べ き 財 源 (d) 0 0 0 実 質 収 支 (c) - (d) = (e) △ 423,239 △ 462,907 △ 399,678 前 年 度 実 質 収 支 (f) △ 368,683 △ 423,239 △ 462,907 単 年 度 収 支 (e) - (f) △ 54,556 △ 39,668 63,229 (単位:千円、%) 予算現額 決算額 執行率 構成比 88,990 95,858 107.7 100.0 90,008 5,850 6.5 0 0 - - 2,663 △ 2,663 皆減 463,010 0 0.0 - 0 0 - 552,000 95,858 17.4 100.0 92,671 3,187 3.4 増減率 25年度 決算額 区 分 使用料及び手数料 諸 収 入 歳 入 合 計 増減額 26 年 度 繰 入 金
- 65 - 3.歳 出 決算額は 4 億 9,553 万 6 千円で、予算現額に対して 5,646 万 4 千円の減で執行率は 89.8%で ある。決算額を前年度と比較すると 6,004 万 2 千円(△10.8%)減少している。 歳出の状況は、次表のとおりである。 総務費 3,259 万 5 千円のうち、2,396 万 6 千円が指定管理者への指定管理料である。 公債費 3 万 4 千円の内訳は、一時借入金に係る利子である。 4.む す び 平成 26 年度の実質収支は 3 億 9,967 万 8 千円の赤字であるが、使用料収入を大きく上回って いた起債償還が前年度に完了したこと等により単年度収支としては黒字となった。 今後も、単年度収支は黒字となる見込みではあるが、駐車場開設後 20 年以上経過している施 設であるため、安全面及び利用者の確保の観点からも「枚方市市有建築物保全計画」に基づく 計画的な維持補修を行う必要があり、実質収支の改善に影響を及ぼすことが懸念される。 今後は、引き続き指定管理者に対するモニタリングの実施及び結果の検証を通じて、利用率 及び収益の向上の具体的な方策に取り組み、累積赤字の早期解消に向け一層の経営努力を行う よう要望する。 (単位:千円、%) 予算現額 決算額 執行率 構成比 36,716 32,595 88.8 6.6 28,753 3,842 13.4 100 34 34.0 0.0 103,586 △ 103,552 △ 100.0 52,184 0 0.0 - 0 0 - 463,000 462,907 100.0 93.4 423,239 39,668 9.4 552,000 495,536 89.8 100.0 555,578 △ 60,042 △ 10.8 公 債 費 予 備 費 前年度繰上充用金 総 務 費 歳 出 合 計 科 目 26 年 度 25年度 決算額 増減額 増減率
- 66 - 第11.財産区特別会計 1.収支の状況 本年度の歳入歳出予算現額 1 億 205 万 7 千円に対する決算額は、 歳 入 6,677 万 8 千円 歳 出 6,677 万 8 千円 で、歳入と歳出は同額となっている。 実質収支、単年度収支の 3 か年の推移は、次表のとおりである。 2.歳 入 決算額は 6,677 万 8 千円で、予算現額に対して 3,527 万 9 千円の減で執行率は 65.4%である。 また、調定額に対する収入率は 100.0%である。 歳入の状況は、次表のとおりである。 (単位:千円) 区 分 24 年 度 25 年 度 26 年 度 予 算 現 額 289,000 83,500 102,057 歳 入 決 算 額 (a) 221,068 75,121 66,778 歳 出 決 算 額 (b) 221,068 75,121 66,778 形 式 収 支 (a) - (b) = (c) 0 0 0 翌 年 度 へ 繰 り 越 す べ き 財 源 (d) 0 0 0 実 質 収 支 (c) - (d) = (e) 0 0 0 前 年 度 実 質 収 支 (f) 0 0 0 単 年 度 収 支 (e) - (f) 0 0 0 (単位:千円、%) 予算現額 決算額 執行率 構成比 43,890 36,262 82.6 54.3 24,864 11,398 45.8 財産運用収入 20,980 18,762 89.4 28.1 21,364 △ 2,602 △ 12.2 財産売払収入 22,910 17,500 76.4 26.2 3,500 14,000 400.0 58,000 30,359 52.3 45.5 50,257 △ 19,898 △ 39.6 10 0 0.0 - 0 0 - 157 157 100.0 0.2 0 157 皆増 102,057 66,778 65.4 100.0 75,121 △ 8,343 △ 11.1 増減率 科 目 財 産 収 入 繰 入 金 増減額 25年度 決算額 26 年 度 歳 入 合 計 諸 収 入 寄 附 金
- 67 - 財産収入の財産運用収入 1,876 万 2 千円の内訳は、土地貸付収入 1,637 万 8 千円、基金積立 金利子収入 238 万 4 千円である。財産売払収入 1,750 万円は、全額が土地売払収入であり、売 払件数の増加により、前年度に比べ 1,400 万円(400.0%)増加している 繰入金 3,035 万 9 千円は、全額が財産区基金からの繰入金である。 寄附金 15 万 7 千円は、上島財産区に対する指定寄附を収受したものである。 3.歳 出 決算額は 6,677 万 8 千円で、予算現額に対して 3,527 万 9 千円の減で執行率は 65.4%である。 歳出の状況は、次表のとおりである。 総務費 6,327 万 8 千円の内訳は、財産区基金積立金等の財産区管理費 3,360 万 7 千円、地区 公共事業費に係る交付金 2,967 万 1 千円である。繰出金は、財産の処分に伴う一般会計への繰 出金である。 4.む す び 財産区財産の処分、貸付等に当たっては、引き続き地方自治法第 296 条の 5 に規定する財産 区運営の基本原則、すなわち「その住民の福祉を増進するとともに、財産区のある市町村の一 体性をそこなわないように努めなければならない」ことに十分配慮するよう要望する。 (単位:千円、%) 予算現額 決算額 執行率 構成比 97,475 63,278 64.9 94.8 74,421 △ 11,143 △ 15.0 4,582 3,500 76.4 5.2 700 2,800 400.0 102,057 66,778 65.4 100.0 75,121 △ 8,343 △ 11.1 歳 出 合 計 科 目 総 務 費 25年度 決算額 増減額 増減率 26 年 度 繰 出 金
- 68 - 第12.介護保険特別会計 1.収支の状況 本年度の歳入歳出予算現額 287 億 9,970 万 5 千円に対する決算額は、 歳 入 273 億 1,116 万 5 千円 歳 出 264 億 5,075 万 5 千円 で、歳入歳出差引き 8 億 6,041 万円の黒字である。また、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、 実質収支は 8 億 6,041 万円の黒字となっている。 前年度の実質収支が 4 億 9,071 万 6 千円の黒字であったので、単年度収支は 3 億 6,969 万 4 千円の黒字となっている。 実質収支、単年度収支の 3 か年の推移は、次表のとおりである。 2.歳 入 ⑴ 歳入の概要 決算額は 273 億 1,116 万 5 千円で、予算現額に対して 14 億 8,854 万円の減で執行率は 94.8%である。また、調定額 275 億 5,567 万円に対する収入率は 99.1%である。決算額を前 年度と比較すると 17 億 4,727 万 8 千円(6.8%)増加している。 歳入の主なものは、支払基金交付金 72 億 605 万 3 千円(構成比 26.4%)、保険料 61 億 645 万 2 千円(構成比 22.4%)、国庫支出金 52 億 4,492 万 3 千円(構成比 19.2%)である。 歳入の状況は、次表のとおりである。 (単位:千円) 区 分 24 年 度 25 年 度 26 年 度 予 算 現 額 24,522,644 26,063,267 28,799,705 歳 入 決 算 額 (a) 24,067,023 25,563,887 27,311,165 歳 出 決 算 額 (b) 23,585,918 25,073,171 26,450,755 形 式 収 支 (a) - (b) = (c) 481,105 490,716 860,410 翌 年 度 へ 繰 り 越 す べ き 財 源 (d) 0 0 0 実 質 収 支 (c) - (d) = (e) 481,105 490,716 860,410 前 年 度 実 質 収 支 (f) 176,624 481,105 490,716 単 年 度 収 支 (e) - (f) 304,481 9,611 369,694
- 69 - ⑵ 歳入の収入状況 歳入の状況を款別にみると、次のとおりである。 第1款 保 険 料 決算額は 61 億 645 万 2 千円で、全額が介護保険料(第 1 号被保険者保険料)であり、前年 度に比べ 2 億 8,132 万 1 千円(4.8%)増加している。 これは、第 1 号被保険者数の増加によるものであり、平成 26 年度末における第 1 号被保険 者数は 102,376 人、前年度末に比べ 4,148 人(4.2%)増加している。 介護保険料の内、特別徴収保険料が 54 億 5,736 万 1 千円(構成比 89.4%)、普通徴収保 険料が 6 億 4,909 万 1 千円(構成比 10.6%)である。 調定額は 63 億 5,065 万 5 千円で、還付未済額は 488 万 6 千円である。決算額から還付未済 額を控除して算出した保険料の収納率は、96.1%である。 収入未済額は 1 億 8,632 万 3 千円で、前年度に比べ 89 万 6 千円(0.5%)増加し、調定額 の 2.9%を占めている。 不納欠損額は 6,276 万 6 千円で、前年度に比べ 544 万 5 千円(9.5%)増加している。 (単位:千円、%) 予算現額 決算額 執行率 構成比 6,066,351 6,106,452 100.7 22.4 5,825,131 281,321 4.8 7,859,955 7,206,053 91.7 26.4 6,836,483 369,570 5.4 5,496,005 5,244,923 95.4 19.2 4,896,649 348,274 7.1 国 庫 負 担 金 4,938,931 4,591,880 93.0 16.8 4,326,169 265,711 6.1 国 庫 補 助 金 557,074 653,043 117.2 2.4 570,480 82,563 14.5 3,927,174 3,655,896 93.1 13.4 3,468,936 186,960 5.4 府 負 担 金 3,846,603 3,572,039 92.9 13.1 3,373,817 198,222 5.9 府 補 助 金 80,571 83,857 104.1 0.3 95,119 △ 11,262 △ 11.8 3,800 2,380 62.6 0.0 3,186 △ 806 △ 25.3 4,947,856 4,600,212 93.0 16.8 4,043,763 556,449 13.8 一 般会 計繰 入金 4,106,751 3,759,107 91.5 13.7 3,534,195 224,912 6.4 基 金 繰 入 金 841,105 841,105 100.0 3.1 509,568 331,537 65.1 7,848 4,533 57.8 0.0 8,634 △ 4,101 △ 47.5 延 滞 金 10 82 820.0 0.0 118 △ 36 △ 30.5 雑 入 7,838 4,451 56.8 0.0 8,516 △ 4,065 △ 47.7 490,716 490,716 100.0 1.8 481,105 9,611 2.0 28,799,705 27,311,165 94.8 100.0 25,563,887 1,747,278 6.8 財 産 収 入 繰 入 金 諸 収 入 繰 越 金 25年度 決算額 増減額 増減率 科 目 支払基金交付金 保 険 料 府 支 出 金 26 年 度 歳 入 合 計 国 庫 支 出 金
- 70 - 第2款 支払基金交付金 決算額は 72 億 605 万 3 千円で、前年度に比べ 3 億 6,957 万円(5.4%)増加している。 この内訳は、介護給付費の財源として一定の割合で交付される介護給付費交付金 71 億 7,898 万 3 千円と、地域支援事業支援交付金 2,707 万円である。なお、これらの交付金は、 一旦概算交付の後、精算することとなっており、平成 27 年度に介護給付費交付金 827 万 9 千 円の追加交付と、地域支援事業支援交付金 1,417 万 1 千円の償還を予定している。 第3款 国 庫 支 出 金 決算額は 52 億 4,492 万 3 千円で、前年度に比べ 3 億 4,827 万 4 千円(7.1%)増加してい る。 この内訳は、介護給付費の財源として一定の割合で交付される国庫負担金 45 億 9,188 万円 と調整交付金及び地域支援事業交付金などの国庫補助金 6 億 5,304 万 3 千円である。なお、 これらの負担金等は、一旦概算交付の後、精算することとなっており、平成 27 年度に 8,211 万 5 千円の償還を予定している。 第4款 府 支 出 金 決算額は 36 億 5,589 万 6 千円で、前年度に比べ 1 億 8,696 万円(5.4%)増加している。 この内訳は、介護給付費の財源として一定の割合で交付される府負担金 35 億 7,203 万 9 千円 と地域支援事業交付金の府補助金 8,385 万 7 千円である。なお、これらの負担金等は、一旦 概算交付の後、精算することとなっており、平成 27 年度に 5,881 万 2 千円の償還を予定して いる。 第5款 財 産 収 入 決算額は 238 万円で、前年度に比べ 80 万 6 千円(△25.3%)減少している。これは、全額 が介護給付費準備基金の基金積立金利子収入である。 第6款 繰 入 金 決算額は 46 億 21 万 2 千円で、前年度に比べ 5 億 5,644 万 9 千円(13.8%)増加している。 この内訳は、一般会計繰入金 37 億 5,910 万 7 千円と介護給付費準備基金からの基金繰入金 8 億 4,110 万 5 千円である。 第7款 諸 収 入 決算額は 453 万 3 千円で、前年度に比べ 410 万 1 千円(△47.5%)減少している。 主なものは、第三者行為損害賠償金納付金などの雑入 445 万 1 千円である。
- 71 - 第8款 繰 越 金 決算額は 4 億 9,071 万 6 千円で、これは前年度からの繰越金である。 3.歳 出 ⑴ 歳出の概要 決算額は 264 億 5,075 万 5 千円で、予算現額に対して 23 億 4,895 万円の減で執行率は 91.8%である。決算額を前年度と比べると 13 億 7,758 万 4 千円(5.5%)増加している。 歳出の主なものは、保険給付費 247 億 6,629 万 9 千円(構成比 93.6%)、総務費 6 億 300 万 8 千円(構成比 2.3%)、地域支援事業費 4 億 463 万 8 千円(構成比 1.6%)である。 歳出の状況は、次表のとおりである。 (単位:千円、%) 予算現額 決算額 執行率 構成比 649,313 603,008 92.9 2.3 527,291 75,717 14.4 総 務 管 理 費 409,168 390,528 95.4 1.5 335,061 55,467 16.6 徴 収 費 21,035 18,655 88.7 0.1 18,073 582 3.2 介 護 認 定 費 219,110 193,825 88.5 0.7 174,157 19,668 11.3 27,032,415 24,766,299 91.6 93.6 23,470,726 1,295,573 5.5 介 護 サ ー ビ ス 等 諸 費 23,636,066 21,614,882 91.4 81.7 20,651,577 963,305 4.7 介 護 予 防 サービス等諸費 1,916,054 1,818,577 94.9 6.9 1,541,949 276,628 17.9 高 額 介 護 サ ー ビ ス 等 費 636,786 540,820 84.9 2.0 518,032 22,788 4.4 特定入所者介護 サ ー ビ ス 等 費 830,486 782,157 94.2 3.0 737,627 44,530 6.0 そ の 他 諸 費 13,023 9,863 75.7 0.0 21,541 △ 11,678 △ 54.2 0 0 - - 0 0 - 428,867 404,638 94.4 1.6 394,614 10,024 2.5 介護予防事業費 52,715 44,698 84.8 0.2 39,054 5,644 14.5 包 括 支 援 事 業 ・ 任 意 事 業 費 376,152 359,940 95.7 1.4 355,560 4,380 1.2 3,000 150 5.0 0.0 422 △ 272 △ 64.5 公 債 費 3,000 150 5.0 0.0 422 △ 272 △ 64.5 財 政 安 定 化 基 金 償 還 金 0 0 - - 0 0 - 166,999 162,082 97.1 0.6 223,375 △ 61,293 △ 27.4 514,578 514,578 100.0 1.9 456,743 57,835 12.7 4,533 0 0.0 - 0 0 - 28,799,705 26,450,755 91.8 100.0 25,073,171 1,377,584 5.5 予 備 費 公 債 費 総 務 費 諸 支 出 金 基 金 積 立 金 増減額 26 年 度 25年度 決算額 財 政 安 定 化 基 金 拠 出 金 地域支援事 業費 区 分 保 険 給 付 費 歳 出 合 計 増減率
- 72 - ⑵ 歳出の執行状況 歳出の状況を款別にみると、次のとおりである。 第1款 総 務 費 決算額は 6 億 300 万 8 千円で、前年度に比べ 7,571 万 7 千円(14.4%)増加している。こ れは、総務管理費が前年度に比べ 5,546 万 7 千円(16.6%)増加したことによるものである。 第2款 保 険 給 付 費 保険給付費は 247 億 6,629 万 9 千円で、前年度に比べ 12 億 9,557 万 3 千円(5.5%)増加 している。主なものは、介護サービス等諸費であり、前年度に比べ 9 億 6,330 万 5 千円 (4.7%)増加している。これは、居宅介護サービスの平成 26 年度延べ利用件数(351,046 件)が、前年度に比べ 16,924 件(5.1%)増加したためなどである。 介護予防サービス等諸費は、前年度に比べ 2 億 7,662 万 8 千円(17.9%)増加している。 第3款 地域支援事業費 決算額は 4 億 463 万 8 千円で、前年度に比べ 1,002 万 4 千円(2.5%)増加している。この 内訳は、介護予防事業費 4,469 万 8 千円と包括支援事業・任意事業費 3 億 5,994 万円である。 第4款 公 債 費 決算額は 15 万円で、これは一時借入金に係る利子である。 第5款 諸 支 出 金 決算額は 1 億 6,208 万 2 千円で、前年度に比べ 6,129 万 3 千円(△27.4%)減少している。 諸支出金のうち、償還金 1 億 5,612 万 1 千円は、前年度保険給付費及び地域支援事業費に 対する負担金などの精算による償還金である。 第6款 基 金 積 立 金 決算額は 5 億 1,457 万 8 千円で、全額が介護給付費準備基金8への積立金であるが、前年度 に比べ 5,783 万 5 千円(12.7%)増加している。 8 介護給付費準備基金…介護保険は、3 年間の計画期間ごとにその期間を通じて同一の保険料を、介護サービスの見込量に見合って設 定するという中期財政運営方式を採用しており、介護給付費が総じて増加傾向にあることから、計画期間の初年度は一定程度の剰余 金が生ずることが想定されていて、この剰余金を管理するために市町村は介護給付費準備基金を設けることができるとされている。 介護給付費が見込みを下回るなどの場合は剰余金を準備基金に積み立て、介護給付費が見込みを上回るなどの場合は、前年度以前に 積み立てられた準備基金から必要額を取り崩し、計画期間の最終年度において残高がある場合には、次期保険料を見込むに当たり準 備基金を取り崩すことが基本的な考え方となっている。
- 73 - 第7款 予 備 費 省 略 4.む す び 平成 26 年度の実質収支は 8 億 6,041 万円の黒字であり、単年度収支では 3 億 6,969 万 4 千円 の黒字となっている。 市内人口の微減傾向が続く中にあっても、高齢化の進展に伴う被保険者数や要介護認定者数 及び介護保険制度の周知によるサービス利用者数の増加により、歳入・歳出ともに増加してお り、この傾向は今後も続くと見込まれる。 「ひらかた高齢者保健福祉計画 21」の第 6 期計画(平成 27 年度~平成 29 年度)は、利用者 本位の適切かつ効果的な介護サービスの提供、地域包括ケアシステムの構築、地域包括ケアの 核となる高齢者サポートセンターの機能強化、健康づくりと生きがいづくりの推進の 4 つの基 本的な考え方に沿ってスタートしている。引き続き適切に本計画の進捗管理を行い、今後も本 特別会計の健全な運営に向け、次の諸点に留意して取り組むことを要望する。 ① 要支援・要介護認定率、サービス利用者数などの動向を的確に捉えるとともに、引き続 き保険料収納率の維持向上に努めること。 ② 保険料未納者に対しては、その滞納期間により給付制限等の措置が講じられることとな るため、引き続き納付相談、訪問徴収などの取組をきめ細かく行い、未収金の早期回収に 努めること。 ③ 高齢者の健康維持・増進に向けて、引き続き地域と密着した効果的な介護予防事業の実 施に努めること。
- 74 - 第13.後期高齢者医療特別会計 本特別会計は、高齢者の医療の確保に関する法律(昭和 57 年法律第 80 号)第 49 条の規定に より、市民の高齢期における適切な医療の確保を図るため平成 20 年 3 月に設置されたものであ る。 対象者は 75 歳以上の人及び 65 歳から 74 歳で一定の障害があると認定された人で、都道府県 ごとに全ての市町村が加入して設置する「後期高齢者医療広域連合」(大阪府では「大阪府後 期高齢者医療広域連合」)が被保険者の資格認定・管理、保険料の決定・賦課、各種医療給付、 保健事業などを行い、市町村が保険料の徴収と各種届出、申請受付や被保険者証の引き渡しな どを行う。 1.収支の状況 本年度の歳入歳出予算現額 49 億 2,833 万 5 千円に対する決算額は、 歳 入 48 億 8,423 万 5 千円 歳 出 48 億 4,105 万 8 千円 で、歳入歳出差引き 4,317 万 7 千円の黒字である。また、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、 実質収支は 4,317 万 7 千円の黒字となっている。 実質収支、単年度収支の 3 か年の推移は、次表のとおりである。 2.歳 入 決算額は 48 億 8,423 万 5 千円で、予算現額に対して 4,410 万円の減で執行率は 99.1%である。 また、調定額 49 億 6,276 万 3 千円に対する収入率は 98.4%である。 歳入の状況は、次表のとおりである。 (単位:千円) 区 分 24 年 度 25 年 度 26 年 度 予 算 現 額 4,508,673 4,762,226 4,928,335 歳 入 決 算 額 (a) 4,538,040 4,784,934 4,884,235 歳 出 決 算 額 (b) 4,329,801 4,743,150 4,841,058 形 式 収 支 (a) - (b) = (c) 208,239 41,784 43,177 翌 年 度 へ 繰 り 越 す べ き 財 源 (d) 0 0 0 実 質 収 支 (c) - (d) = (e) 208,239 41,784 43,177 前 年 度 実 質 収 支 (f) 155,592 208,239 41,784 単 年 度 収 支 (e) - (f) 52,647 △ 166,455 1,393
- 75 - 後期高齢者医療保険料 40 億 5,501 万 6 千円の内訳は、特別徴収保険料が 18 億 7,070 万 1 千 円(構成比 46.1%)、普通徴収保険料が 21 億 8,431 万 5 千円(構成比 53.9%)である。 平成 26 年度末日現在における被保険者数は 41,890 人(75 歳以上が 41,180 人、65 歳~74 歳 が 710 人)で、前年度末に比べ 2,064 人(5.2%)増加している。 収入未済額は 7,756 万 7 千円で、調定額の 1.9%を占めている。 不納欠損額は 955 万 4 千円で、前年度に比べ 260 万 3 千円(37.4%)増加している。 3.歳 出 決算額は 48 億 4,105 万 8 千円で予算現額に対して 8,727 万 7 千円の減で、執行率は 98.2%で ある。 歳出の状況は、次表のとおりである。 (単位:千円、%) 予算現額 決算額 執行率 構成比 4,077,170 4,055,016 99.5 83.0 3,864,253 190,763 4.9 807,598 786,784 97.4 16.1 712,092 74,692 10.5 1,783 651 36.5 0.0 350 301 86.0 延 滞 金 300 328 109.3 0.0 259 69 26.6 預 金 利 子 1 0 0.0 - 0 0 - 雑 入 1,482 323 21.8 0.0 91 232 254.9 41,784 41,784 100.0 0.9 208,239 △ 166,455 △ 79.9 0 0 - - 0 0 - 4,928,335 4,884,235 99.1 100.0 4,784,934 99,301 2.1 歳 入 合 計 増減率 繰 入 金 国 庫 支 出 金 25年度 決算額 増減額 繰 越 金 後期高齢者医療保険料 諸 収 入 科 目 26 年 度
- 76 - 後期高齢者医療広域連合納付金 47 億 2,031 万 1 千円は、全額が大阪府後期高齢者医療広域連 合負担金である。負担金の主な内訳は、被保険者から徴収した保険料分である。 4.む す び 平成 26 年度の実質収支は 4,317 万 7 千円の黒字となっている。また、平成 26 年度末保険料 の収入未済額は、7,756 万 7 千円で前年度に比べ 280 万円増加している。 被保険者数の増加に伴い保険料の収入未済額が増加傾向にあるため、引き続き、きめ細かい 納付相談や個別訪問等により納付の促進を図るとともに、口座振替の勧奨等に努めることを要 望する。 第14.母子寡婦福祉資金貸付金特別会計 本特別会計は、平成 26 年 4 月 1 日からの中核市移行に伴い、母子及び寡婦福祉法(昭和 39 年 7 月 1 日法律第 129 号、平成 26 年 10 月 1 日に法律名を「母子及び父子並びに寡婦福祉法」 に改称)に基づく母子寡婦福祉資金貸付事業を大阪府から引き継いで実施するために平成 26 年 4 月 1 日に設置されたものである。 母子寡婦福祉資金貸付制度は、母子家庭等に対して母子寡婦福祉資金を貸付けする制度であ る。なお、法律の改正により平成 26 年 10 月からは名称が母子父子寡婦福祉資金貸付金となっ ている。 (単位:千円、%) 予算現額 決算額 執行率 構成比 133,476 113,831 85.3 2.4 119,260 △ 5,429 △ 4.6 総 務 管 理 費 129,932 111,376 85.7 2.3 118,234 △ 6,858 △ 5.8 徴 収 費 3,544 2,455 69.3 0.1 1,026 1,429 139.3 4,779,276 4,720,311 98.8 97.5 4,619,162 101,149 2.2 1,000 0 0.0 - 0 0 - 13,100 6,916 52.8 0.1 4,728 2,188 46.3 1,483 0 0.0 - 0 0 - 4,928,335 4,841,058 98.2 100.0 4,743,150 97,908 2.1 26 年 度 増減額 増減率 公 債 費 予 備 費 歳 出 合 計 後期高齢者医療 広域連合納付金 科 目 25年度 決算額 総 務 費 諸 支 出 金
- 77 - 1.収支の状況 本年度の歳入歳出予算現額 4,450 万円に対する決算額は、 歳 入 4,311 万 5 千円 歳 出 842 万 7 千円 で、歳入歳出差引き 3,468 万 8 千円の黒字である。また、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、 実質収支は 3,468 万 8 千円の黒字となっている。 実質収支、単年度収支は、次表のとおりである。 2.歳 入 決算額は 4,311 万 5 千円で、予算現額に対して 138 万 5 千円の減で執行率は 96.9%である。 また、調定額 8,959 万 4 千円に対する収入率は 48.1%である。 歳入の状況は、次表のとおりである。 (単位:千円) 区 分 26 年 度 予 算 現 額 44,500 歳 入 決 算 額 (a) 43,115 歳 出 決 算 額 (b) 8,427 形 式 収 支 (a) - (b) = (c) 34,688 翌 年 度 へ 繰 り 越 す べ き 財 源 (d) 0 実 質 収 支 (c) - (d) = (e) 34,688 前 年 度 実 質 収 支 (f) -単 年 度 収 支 (e) - (f) 34,688 (単位:千円、%) 予算現額 決算額 執行率 構成比 7,623 6,175 81.0 14.3 29,043 29,106 100.2 67.5 貸付金元利収入 29,041 29,046 100.0 67.4 雑 入 2 60 3,000.0 0.1 7,834 7,834 100.0 18.2 44,500 43,115 96.9 100.0 歳 入 合 計 市 債 繰 入 金 諸 収 入 科 目 26 年 度
- 78 - 貸付金元利収入の調定額は 7,552 万 5 千円である。貸付金元利収入のうち現年分収入済額は 2,609 万 9 千円で償還率は 88.5%、滞納繰越分収入済額は 294 万 7 千円で償還率は 6.4%となっ ている。 収入未済額は 4,560 万 6 千円で、調定額の 60.4%を占めている。 また、不納欠損額は 87 万 3 千円となっている。 市債 783 万 4 千円は母子寡婦福祉資金貸付事業債で、貸付金の財源として一般会計から繰り 入れた額の 2 倍に相当する額を国から借り入れたものである。 3.歳 出 決算額は 842 万 7 千円で、予算現額に対して 3,607 万 3 千円の減で執行率は 18.9%である。 歳出の状況は、次表のとおりである。 当年度の貸付状況は、母子福祉資金貸付 10 件(修学資金 9 件、就学支度資金 1 件)、609 万 7 千円で、父子福祉資金貸付、寡婦福祉資金貸付は無く、母子父子寡婦福祉資金の年度末貸付金 残高は 2 億 6,007 万 6 千円である。 また、貸付事務費は 233 万円である。 4.む す び 平成 26 年度の実質収支は 3,468 万 8 千円の黒字となっている。本特別会計は、平成 26 年 4 月 1 日からの中核市移行に伴い設置されたものであるが、平成 26 年度末貸付金の収入未済額は 4,560 万 6 千円で、大阪府から移譲された当初からは 42 万 6 千円減少している。 償還金は貸付金の原資となることから、口座振替の勧奨や滞納発生時における速やかな督促 等により、滞納を長期化させないよう早期回収に努め、貸付金の償還率の向上を図るよう要望 する。 (単位:千円、%) 予算現額 決算額 執行率 構成比 44,490 8,427 18.9 100.0 10 0 0.0 - 44,500 8,427 18.9 100.0 科 目 26 年 度 歳 出 合 計 母子寡婦福祉資金 貸 付 事 業 費 公 債 費