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女子短大生の食物摂取状況に影響を及ぼす要因

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Academic year: 2021

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(1)女子短大生 の食物摂取状況 に影響 を及ぼ す要因 戸 田 百 合 子,五 十 嵐 桂 葉* *江 南 女 子 短 期 大 学. (は じめ に) 現 在 の 食 環境 は複 雑 、多 様 化 し健 全 な 自己 管 理 の で き る食 生活 を維 持 す る こ とが 、 困 難 で は あ る が 、重 要 で あ る こ とは周 知 な事 実 で あ る。 た とえ ば ライ フス タイ ル の変 化 に よる食 の 家庭 外 依 存 傾 向 の増 大す な わ ち外 食 産 業 の発 達 、 イ ン ス タ ン ト食 品 、冷 凍 食 品 、既 製 食 品 等 の 普 及 が 栄 養 素 の偏 りや 食 品添 加 物 等 が健 康 に影 響 を 及 ぼ す こ とに よ る懸念 で あ る。 これ ら の中 で も若 い 世 代 の 食 生活 の 問題 と して 、 女性 に お い て はや せ 志 向へ の 願 望 に よ る食 品 の選 択 や 欠 食 お よび偏 食 お よび 美 味 探 求 に よる グ ル メ ブ ー ム 、 これ に加 えて 男 女 共 通 に 嗜好 本位 の フ ァー ス トフ ー ド摂 取 に 代 表 され る。 特 に学 生 の ア ル バ イ ト先 で の短 時 間 で 不 規 則 な性 急 で偏 った食 事 や 間 食 の多 量 摂 取 等 も健康 へ の影 響 が 危惧 され る。 食 生 活 は健 康 維 持 だ け で な く、 心理 的 、精 神 的 自覚 症 状 に 影 響 を 与 え1)、特 に青 年 期 の食 生 活 は 、 社 会 人 と して 自立 す る た め に も健 康 維 持 の ため に も重 要 で あ る とい わ れ て い る2)。 そ こで 、 今 回 女 子短 大 生 を対 象 に して 、 日常 の食 生 活 す な わ ち 食 品群 の摂 取 状 況 を 主 眼 と し、 そ れ に影 響 を 及 ぼ して い る要 因 を食 習慣 、生 活 状 況 お よび健 康 状 態 か ら さ ぐ り、今 後 の若 い 女 性 の 実 践 栄 養 の 一資 料 とす る た め調 査 を試 み た。 女 子 短 大 生 の 食物 摂 取 状況 が どの よ うな食 習 慣 や 生 活 状 況 と関 連 が み られ るか 、 また どの よ う な 健 康 状 態 に 置 か れ た 時 に食 物 摂 取 が 良 い のか 検 討 を した 。 そ の 結果 若 干 の知 見 を 得 た ので 報 告 す る。 (方 法) 1.調. 査 時 期 お よび 対 象者. 1995年5月. 2.ア. 名 古 屋市 立 女子 短 期 大学 生活 科1年 生85名 、2年 生42名 計127名 を 対 象 に した。. ンケ ー ト調 査. 食 物 摂 取 状 況 調 査 は 愛知 県 財 団法 人愛 知 県 健 康 づ く り振 興 事 業 団作 成 の 「 食 生 活 チ ェ ック表 」 を モ デ ル に して 五 十 嵐 が 手 直 し作 成 した 「 簡 易 な栄 養 診 断 法」 を 用 い た 。 加 え て食 習 慣 お よび 喫 煙 習 慣26項 目、 生 活 状 況10項 目、健 康 状 態 の 肉体 的 症 候34項 目、 精 神 的 症 候 お よ び リ ラ ク セ ー シ ョン32項 目に つ い て ア ンケ ー ト調 査 を行 い 、用 紙 は 生 活 状 況 を 除 い て そ の場 で 回収 した。 生 活 状 況 調 査 に つ い て は1週 間後 に 回 収 を し、不 明 な点 は家 族 の者 に 聞 い て 回答 す る よ う指 示 した。 但 し回 答 に 不 備 が み られ た 者 に つ い て は後 日聞 き取 り調 査 を お こな った。 食 習慣 と健 康 状 態 の ア ン ケ ー ト回 答 は 心 理 的 な 観 点 か ら5段 階 評価 で お こな った 。.

(2) 3.解. 析方法. 食物 摂 取 状 況 の 指標 は12食 品 群 摂 取 方 法 の バ ラ ン ス状 況 を加 味 して12食 品 群摂 取 得 点幾 何 平 均 値 を 用 い た 。 これ は12の 食 品 群 摂 取 得 点 の平 均 値 の 重 み づ け を し12の 食 品 群摂 取 の 偏 りを是 正 す るた め で あ る。 算 出 は1∼5ま. で の12の 食 品 群 摂 取 方 法 を そ の ま ま得 点 化 し、 各 食 品 群摂 取 得 点. の 個 々の 値 の対 数 を 求 め 、そ の算 術 平 均 を計 算 し、 真 数 を求 め た。 食 習 慣 、 健 康 状 況 等 に つ い て の 回 答 結 果 は1∼5に. し、そ れ らを 得 点 化 し て間 隔 尺 度 に近 い 順序 尺 度 と して 扱 った 。摂 取 得 点. 幾 何 平 均 値 に 影 響 を 与 え る食 習 慣 、 生 活 状 況 お よび健 康 状 態 等 との関 連 の解 析 は 多 変 量 解析 の 手 法 で あ る重 回 帰 分 析 お よび数 量 化1類 HALBAUを. の 方 法 で お こ な い 統 計 処 理3)は市 販 の 多 変 量 解 析 ソ フ ト. 用 い た。. (結果) 1.12食. 品群 の摂 取 頻 度 と摂 取 得 点 状 況. 食 品 群 摂 取 頻 度 の結 果 を表1に 示 した。 そ の結 果 、 良 くな い摂 取 方 法 の カ テ ゴ リー1に 多 く示 され た 食 品群 は砂 糖 ・菓 子類11.8%、. 果 物 類10.2%、. 順 で あ り、各 食 品 群 の 摂取 得 点 状況(表2)の. 大 豆 ・豆 製 品類8.7%お. よび海 藻 類5.5%の. 平 均 値 ±標 準偏 差 の結 果 で は 砂 糖 ・菓 子 類2.5±. 1.0お よび 大 豆 ・豆 製 品類2.7±1.1の 摂 取 に 良 くな い結 果 が 示 さ れ た 。 摂 取 得 点 は カ テ ゴ リ ー 1∼5を. 得 点化 した もの で あ る。 摂 取 得 点幾 何 平 均 値 の平 均 値 は3.3±0.5で あ り最 小 値 は1.9最. 大 値 は4.3で あ った 。. 表1. 12食 品 群 の 摂 取 方 法 に お け る カ テ ゴ リー 別 頻 度(%)n=127 カ. 食 品 群. 1毅. ・い も 類. ほ とん ど食 べな い. ほ とん ど食 べな い 1.6. 3大 豆 ・ 豆 製 品類. ほ とん ど食 べな い 8.7. 4魚. ・肉 ・ 卵 類. ほ とん ど食 べな い 3.1. 5牛. 乳・ 乳 製 品類. ほ とん ど食 べな い 2.4. 6果 物 類. ほ とん ど食 べな い 10.2. 7緑 黄色野菜類. ほ とん ど食 べな い 1.6. 8淡 色野菜類. ゴ. リ. ー. 12345. 0.8. 2油 脂 類. テ. ほ とん ど食 べな い 0.0. 毎食 た っぷ り 9.4. 毎 日1回 程 度. 週2∼3回. 18.9 程度. 8.7. 週4∼5回. 週2∼3回. 程度. 44.1. 週4∼5回. 程度. 0.0 週1回 程 度. 程度. 1日1∼2回. 29.9. 42.5. 油あげ等毎 日. 40.2 程度. 週4∼5回. 週2回 程 度. 週4∼5回. 程度. 程度. 毎 日2回 程度 4.7. 程度. 毎 日1回 程 度. 毎 日1回 程 度 57.5. 毎 日2回 程度 35.4. 毎食 32.3. 50.4. 15.7. 32.4. 週4∼5回. 毎 日1回 13.4. 毎 日2回 程 度. 25.3. 程度. 毎食. 24.4. 30.7. 11.0. 64.6. 4.7. 15.0. 週2∼3回. 毎食. 6.3. 毎 日1回 程 度. 週2∼3回. 9.4. 16.5. 程度. 29.1. 週2∼3回. 週4∼5回. 程度. 17.3. 毎2回. 毎 日1∼2回 22.8 毎 日1回 程度 29.1. 毎食 14.2. 毎食 15.7. 程度.

(3) 9海. 藻類. ほ とん ど食 べな い. 週1回 程 度 27.6. 5.5. 10砂 糖 ・菓子 類. 毎 日2回 以 上. 11塩 ・ 調 味料 類. 51.2. 程度. 週4∼5回. 程度. 18.1. 1.6. 週2∼3回. 程度. ほ とん ど食 べ な い 2.4. 16.5. 1種 程 度. 15.0. 71.6. 毎 日酒又 は. ビール2本 以上. ビール2本 程度. 表212食. 群. ほ とん ど とらな い 2.4. 毎 日酒 又 は. 0.0. 塩分 を減 ら して い る 9.4. 時 々酒 又は. ビール1本 程 度. 1.6. 0.0. 品. 〃. 2種 程度. 毎 日酒3合 又は. ル コ ール. 飲 まない. ビール1本 程 度 27.6. 70.8. 品 群 に お け る摂 取 方 法 に よ る得 点 状 況 . n=127. 平均値 ±標 準偏差. 変動係数. 最小値. 最大値 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0. 穀 ・い も類. 4.2±1.1. 26.1. 1.0. 油. 4.0±1.0. 25.8. 1.0. 大 豆 ・豆 製 品 類. 2.7±1.1. 41.9. 1.0. 魚 ・肉 ・卵 類. 4.0±0.8. 2.0. 牛 乳 ・乳 製 品 類. 3.8±1.0. 果 物 類 緑黄色野菜類 淡色野菜類 海 藻 類. 3.1±1.4 3,7±0.9. 20.7 25.3 44.4 24.1. 3.5±0.9. 27.0. 2.0. 3.0±0.9. 31.5. 砂 糖 ・菓 子 類 塩 ・調 味 料 類. 2.5±1.0. 39.7 25.8. 1.0 1.0. アル コ ール. 4,7±0.5. 摂取得点幾何平均値. 3.3±0.5. 脂. 毎 日1∼2回 1.6. 30.7. 〃. う ど ん ・干 物. 食. 週4∼5回. 漬 け物 ・汁 ・煮物. 上記の物毎食3種 以上. 12ア. 程度. 34.6. 毎 日1回 程度. 11.8. 週2∼3回. 類. 3.0±0.8. 10.5 14.0. 1.0 1.0 1.0. 1.0 3.0. 1.9. 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 4.3. 変動係数=標 準偏差/平 均値×100. 2.12食. 品群 の 特 性. 12食 品 群 に どの よ うな特 性 が み られ るか 調 べ るた め主 成 分 分 析 を 行 った 。 そ の結 果 、砂 糖 ・菓 子 類 及 び塩 ・塩 を 含 ん だ 味 噌 ・調 味 料 類 の グル ープ と これ を除 いた10の 食 品 群類 の2つ の グ ル ー プ に分 け られ 、 砂 糖 ・菓 子 類 と塩 ・塩 を含 ん だ 味 噌 ・調 味料 類 は他 の食 品 群 類 と差 異 の あ る 食 品 群 類 で あ る こ とが 判 明 した 。. 3.食. 品 群 摂 取 得 点 幾 何 平 均 値 と食 習 慣 との 関連. 日常 の食 物 摂 取 状 況 に 影 響 を 及 ぼ す 食 習慣 お よび喫 煙 習慣 要 因 を 明 らか に す る た め12食 品 群 の 摂 取 得 点 幾 何 平 均 値 を 基 準 変 数 、 説 明変 数 を26項 目の食 習 慣 お よび 喫 煙 習 慣(表3)を てそ の関 連 を 重 回 帰 分 析 に よ りお こな った。 この 時点 で の変 数 選 択 条 件 はFin,Fout2.0変 法 を用 いた 。 そ の 結 果(表4)に 数0.633、F値9.844、. 示 され た よ うに 、8項. 自 由度8,118(p<0.001)で. 要因 とし 数増 減. 目に 有 意 の関 連 要 因 が み られ 、重 相 関 係. あ った 。.

(4) 表3食. 1) 2) 3) 4) 5) 6) 7) 8) 9) 10) 11) 12) 13) 14) 15) 16) 17) 18) 19) 20) 21) 22) 23) 24) 25) 26). 習 慣 お よ び 喫 煙 習 慣 ア ン ケ ー ト調 査 項 目. 朝 食 を 時 々抜 くこ とが あ ります か 夕 食 は 家 族 そ ろ って 食 べ ま す か い つ もテ レビを 見 な が ら食 事 を しま す か 朝 食 は ご く簡 単 に パ ン と コー ヒー で す ま す こ とが多 い で す か 昼 食 は め ん ど うな の で 店屋 物 等 が 多 い で す か 寝 る前 に よ くイ ンス タ ン トラー メ ンや お 茶 づ け を食 べ ま す か コ ー ラや 清 涼 飲 料 水 を 毎 日飲 み ま す か 袋 菓 子 や ケ ーキ を つ まみ す ぎ て 食 事 を食 べ た くな い とき が あ ります か コ ー ヒ ーは 砂 糖 を 入 れ て 日に3杯 以 上飲 み ま すか 食 後 の デ ザ ー ト以 外 に 間 食 は め った に しな い です か い つ も塩 辛 や つ くだ 煮 、 漬 け 物 が な い と物 足 りな い で す か. 生野菜や果物は苦手でめ ったに食 べないです か 豆 腐 が 好 きで 、 い ろ い ろ 工 夫 して 献 立 に 入れ て い ま す か 卵 や 牛 乳 を 毎 日つ とめ て 食 べ ま す か 野 菜 の 煮 物 は好 きで よ く作 ります か 野 菜 が 嫌 い で、 こ って りした 肉 料 理 が 好 きで す か 魚 は め ん ど うな の で あ ま り食 べ ま せ ん か アル バ イ トを持 って い て 加 工 食 品 に 頼 りが ち です か 漬 け 物 と塩 鮭 で ご飯 を3杯 以 上 食 べ る こ とが あ りま す か 食 べ た い時 に好 きな 物 を 食 べ れ ば 良 い と思 っ て い ま す か タバ コ は必 需 品 で 、 日に20本 以 上 す い ます か お酒 を 毎 日飲 み ます か 鉄 な べ を使 用 して い ます か ビ タ ミン剤 ・鉄 剤 を 常 用 して い ます か 減 食 を して い ます か 茶 ・コ ー ヒー ・紅 茶 等 の 嗜 好 品 を よ く飲 み ま すか. 表4食. 品群摂取得点幾 何平均値と食習慣 および 喫煙習慣 との関連 偏 相 関係数. 標 準 偏 回帰係数. F値. 14)卵 や 牛 乳 を 毎 日つ とめ て 食 べ ます か. 0.359. 0.309. 17.463***. 17)魚 は め ん ど うなの で あ ま り食 べ ま せ ん か. 0.308. 0.261. 12.417***. 22)お. 酒 を 毎 日飲 み ます か. 0.239. 0.205. 7.150**. 食 は ご く簡 単 に パンとコーヒーで す ま す こ とが 多 い です か. 0.197. 0.164. 4.792*. -0.194. -0.166. 4.643*. 12)生 野 菜 や 果 物 は苦 手 で め った に食 べ な い で すか. 0.194. 0.159. 4.653*. 26)茶. 0.179. 0.146. 3.907. 0.162. 0.132. 3.192. 食. 4)朝 24)ビ. 習. 慣. 項. 目. タ ミン剤 ・鉄 剤 を 常 用 して い ま す か. ・コ ー ヒ ー ・紅 茶 等 の 嗜 好 品 を よ く飲 み ます か. 5)昼 食はめ んど うなので店屋物等 が多いですか 重 相 関 係 数0.633自 *p<0.05 **p<0.01. 幾 何 平 均 値 に+に べ ます か(偏. 由度 調 整 済 重 相 関 係 数0.600 ***p<0.001. 9.844(8,118)***. 関 連 が み ら れ る 食 習 慣 項 目は 高 い 順 に 示 す と14)卵. 相 関 係 数0 .359、 標 準 偏 回 帰 係 数0.309、F値17.463以. の で あ ま り食 べ ま せ ん か(0.308、0.261、12.417)、22)お 7.150)、4)朝. F値. や牛 乳 を毎 日つ とめ て 食. 下 同 様)、17)魚. は め ん ど うな. 酒 を 毎 日飲 み ま す か(0.239、0.205、. 食 は ご く簡 単 に パ ン と コ ー ヒ ー で す ま す こ と が 多 い で す か(0.197、0.164、.

(5) 4.792)、12)生. 野 菜 や 果 物 は 苦 手 で 、 め っ た に 食 べ ま せ ん か(0.194、0.159、4.653)、26)茶. コ ー ヒ ー ・紅 茶 等 の 嗜 好 品 を よ く飲 み ま す か(0.179、0.146、3.907)、5)昼 で 店 屋 物 な ど が 多 い で す か(0.162、0.132、3.192)の7項. ・. 食 は め ん ど うな の. 目 で あ り7項. 目の良 い食 習慣 は幾 何 平. 均 値 が高 か っ た。 一 方 一 の 方 向 の 関 連 項 目は1項 -0. .166、4.643)の. 目で あ り24)ビ. タ ミ ン剤 ・鉄 剤 を 常 用 し て い ま す か(-0. 常 用 して い る 習 慣 が 幾 何 平 均 値 が 高 く 、 幾 何 平 均 値 に 影 響 を 及 ぼ す 食 習 慣 お. よ び 喫 煙 習 慣 要 因 は ビ タ ミ ン 剤 ・鉄 剤 を 常 用 し て い る 良 く な い と考 え ら れ る1項 食 習 慣7項. 4.食. .194、. 目 と上 記 の 良 い. 目で あ った 。. 品群 摂 取 得 点幾 何 平 均 値 と生 活 状 況 との 関 連. 食 品群 摂 取 得 点 幾 何 平 均 値 は 学 生 の食 生 活 状 況 を含 ん だ 生活 状 況 の どの要 因 に 影 響 を 受 け て い る か10項. 目 よ り(表5)解. 学 年 の 差 異 の4項 り状 況 、7)夕 数 量 化1類. 析 し、2)通. 学 時 間 数 、3)ア. 目 は 重 回 帰 分 析 で 、1)住. ま い 状 況 、5)食. 食 つ く りの 時 間 状 況 、8)外. 食 状 況 、9)健. こか ら通 学 して い ます か. 2)通. 学時間は片道約. 3)ア. ル バ イ トを して い ます か. 〔 自宅. 〔. 族構成は. 〔 弟 〔 祖母 〔. 6)食. 下宿. 〔 して い る. 康 へ の 関 心 状 況 の6項. 事の手作. 目に つ い て は. 〕. ど ち ら と もい え な い. 〕人で父 〔 〕歳 〕歳. して い な い. 日/週 で 〕歳. 姉 〔. 〕歳. 母 〔 妹 〔. 〕. 時 間/日 〕 〕歳 〕歳. 兄 〔. 〕歳. 祖父 〔. 〕歳. その他 〔. 〕. 、 夕 の食 事 作 りは 主 に 誰 が 担 当 して い ま すか 〔 朝(父. 母. 本人. そ の 他 具 体 的 に)〕. 〔 夕(父. 母. 本人. その他具体的に)〕. 事 は材 料 か ら用 意 し手 作 りが 多 い で す か 〔 多 くは手 作 り. どち ら と もい え な い. 7)夕. 食 作 りに何 時 間 か け ます か 〔1.5時. 8)外. 食 は週 どの 位 して い ます か. 9)家. 族 の中 で健 康 に 関 心 の あ る人 は. ほ とん ど既 製 品(イ ンスタント お 総 菜. 間 以 上1時. 〔 ほ とん ど毎 日1回 は外 食2∼3回/週. 〔 父 10)〔. 母. 本人. 家族全体. 間 位30分 程度. ぐらい. レ}ル ト)〕. 〕. ほ とん ど しな い. な し その他具体的に. 〕. 〕. 〕学年. そ の 結 果 は 表6の 0.01)で10)学. 事 作 り の 担 当 者 、6)食. 〕時間. 〔して い る 人 は. 5)朝. 族 数 、10). で統 計 処 理 を行 った 。. 1)ど. 4)家. ル バ イ トの 時 間 数 、4)家. 年(偏. ご と く、 重 回 帰 分 析 で は 重 相 関 係 数0.305、F値5.475、 相 関 係 数0.241、. イ トの 時 間 数(-0.215、-0.211、F値5.234)に. 標 準 偏 回 帰 係 数0.237、F値6.598以 関 連 性 が み られ た。. 自 由 度2,107(p< 下 同 様)と3)ア. ルバ.

(6) 表6食 生活 状況項 目 9)学 3)ア. 偏相関係数. *p<0.05  . 由 度 調 整 済 重 相 関 係 数  0.275  . F値. 標準偏回帰係数. 0.241 -0.215. 年 ル バ イ ト時 間. 重 相 関 係 数  0.305自. 品群摂取得点幾何平均値 と生活状況 との関連. 0.237 -0.211 F値 . 6.598* 5.234*. 5.475(2,107)**. *p<0.01. す なわ ち食 品群 摂 取 得 点幾 何 平 均値 に 影響 を 与 え て い る生 活 状況 要 因 は 学 年 と アル バ イ ト時 間 数 で あ り2年 生 で アル バ イ ト時 間 の 短 い 場 合 に 幾 何平 均 値 が 高 くな る傾 向が み られ た 。 数 量 化1類. 5.食. で処 理 した 項 目に は す べ て 関 連性 は み とめ られ なか った 。. 品群 摂 取 得 点幾 何 平 均 値 と肉 体 的 自覚 症 候 との 関 連. 肉体 的 自覚 症 候 の要 因 が 食 品 群摂 取 得 点幾 何 平均 値 に影 響 を与 えて い るか に つ い て34項 目(表 7)の. 調 査 を し、重 回帰 分析 に よ り解 析 した。 そ の結 果(表8)、2項. れ 重 相 関 係数0.341、F値8.185、. 表7健 1) 2) 3) 4) 5) 6) 7) 8) 9). 10) 11) 12) 13) 14) 15) 16) 17) 18) 19) 20) 21) 22) 23) 24) 25) 26) 27) 28) 29) 30) 31) 32) 33) 34). 自由度2,124(p<0.001)を. 目に 有 意 の 関 連 要 因 が み ら. 示 した。. 康 状 態 ア ンケ ー ト調 査項 目(肉 体的 症 候). かぜをひ きやすいですか ぜ ん そ くが あ ります か ひ どい 寝 汗 を か く こ とが あ り ます か 医 者 か ら血 圧 が 高 す ぎ る とい わ れ た こ と が あ ります か よ くど う きが しま す か よ く息 苦 し くな って 困 る こ とが あ ります か 足 が む くむ こ とが あ ります か 心 臓 が 悪 い と医 者 に い わ れ た こと が あ ります か よ く手 足 が つ る こ とが あ りま す か よ く食 欲 の な い こ とが あ りま す か. 食後 胃がは りますか か が み こま な け れ ば な らな い ほ ど 胃が いた む こ とが あ ります か よ く下 痢 を しま す か. 便秘 しがちですか 痔があ りますか 黄 疸 に か か っ た こ と が あ ります か 関 節 が とき ど き は れ て いた み ます か 肩 や 背 筋 が は っ て仕 事 がつ づ け られ な い こ とが あ ります か ひ ど く頭 が重 か っ た り痛 んだ りして つ らい こ とが あ ります か か らだ が カッ と熱 くな った りゾ ク ゾ ク した りす る こ とが あ ります か と き どき 目ま い が します か 上 を む くと フ ラ フ ラす る こ とが あ ります か ど こか しびれ た り ヒ リ ヒ リ して い る と こ ろが あ ります か 少 し働 くと くた びれ て しまい ます か 耳 な りがす る よ うな こ とが あ ります か 目が疲 れ る よ うな こ と が あ ります か の どが はれ る こ と が よ くあ ります か 鼻 がつ ま る こ と が よ くあ ります か. 夜何 回も小用 に起 きますか 食事 が 胸 に つ か え る よ うな こ とが あ りま す か 腰 が痛 んで つ ら い よ うな こ とが あ りま す か 疲 れ を翌 日 まで 持 ち越 す こ とが よ くあ りま す か は きけ が して 苦 し い こ とが よ くあ りま す か 寝 つ きが 悪 い こ とが よ くあ ります か.

(7) 表8食. 品群摂取得点幾何平均値 と肉体的症候 との関連. 肉体 的症 候 項 目 10)よ 14)便. 偏相関係数. 標準偏回帰係数. く食 欲 の な い こ と が あ り ま す か0.2610.255. 9.102**. 秘 し が ち で す か0.2320.225. 重 相 関 係 数  0.341  **p<0。01*‡*p<0。001. 0.255、F値9.102以. 7.097**. 自 由 度 調 整 済 重 相 関 係 数  0.320 . 関 連 性 の 高 い 順 に10)よ. F値. F値 . 8.185(2,124)*料. く食 欲 の な い こ とが あ ります か(偏 相 関 係数0.261、 標 準 偏 回 帰 係 数. 下 同様)と14)便. 秘 しが ち です か(0.232、0.225、7.097)の2項. 目の 良 好 な. 症 候 が 幾 何 平 均 値 の 高 さに影 響 を 及 ぼ して いた 。 こ こで は よ く食欲 が あ り便 秘 を しな い 肉体 的 症 候 に 食 物 摂 取 状 況 が 良 好 で あ る こ とが示 され た 。. 6.食. 品 群 摂 取 得 点幾 何 平均 値 と精 神 的 自覚 的 症 候 お よび リラ ク セ ー シ ョン との 関連. 食 物 摂 取 状 況 に影 響 を 及 ぼ す要 因 を抽 出す るた め 食 品 群摂 取 得 点 幾 何 平 均 値 を 基 準変 数 と し精 神 的 自覚 的 症候 お よび リラ クセ ー シ ョン との 関 連 を32項 目(表9)説 処 理 を した 。 そ の結 果(表10)6項 自 由度6,119(p<0.001)を. 表9. 明変 数 で 重 回 帰 分析 に よ り. 目に 有 意 の関 連 要 因 が み られ 、重 相 関係 数0.442、F値4.861、. 示 した 。. 健 康 状 態 ア ンケ ー ト調 査項 目(精 神 的 症 候 お よ び リ ラク セ ー シ ョン) 1) 2) 3) 4) 5) 6) 7) 8) 9) 10) 11) 12) 13) 14) 15) 16) 17) 18) 19) 20) 21) 22) 23) 24) 25) 26) 27) 28) 29) 30) 31) 32). ひ どい 寝 汗 を か く こと が あ ります か よ く ど う きが しま すか よ く息 苦 し くな っ て 困 る こ と が あ ります か よ く食 欲 の な い こ とが あ ります か. 食後 胃がは ります か よ く下 痢 を します か. 便秘 しがちですか 肩 や 背 す じが は っ て仕 事 が つ づ け られ な い こ とが あ ります か ひ ど く頭 が 重 か っ た り痛 ん だ りして つ らい こ とが あ ります か と き どき 目ま い が します か ど こか しび れ た り ヒ リ ヒ リして い る と ころ が あ ります か 少 し働 く と くた びれ て しまい ます か 目が 疲 れ る よ うな こ とが あ ります か 食 事 が 胸 に つ か え る よ うな こ とが あ り ます か は きけ が して苦 し い こ とが よ くあ りま す か 寝 つ き が 悪 い こ とが よ くあ ります か 何 に 対 して も興 味 がな くな って き ま した か. 学業以外に楽 しみや趣味を持 っていますか い つ も失敗 しや しない か と心 配 で す か い つ も劣等 感 に悩 ま され て い ます か ひ どい は に かみ 、 あ るい は 神 経 過 敏 に な って き ま した か 自分 の 思 うよ うに な らな い とす ぐ カッ とき ます か い つ も緊 張 して イ ライ ラ して い ま す か ま わ りに気 が散 って 、 気 分 が 落 ち つ か な い です か 細 か い こ と を い ろい ろ と心 配 す る よ うに な りま した か す べ て が 、不 平 不 満 の 種 に な りま す か. ゆ ううつで気分が沈みがちですか 入 前 で顔 が赤 くな った り、 こわ ば った り します か 何 か 、恐 ろ しい 考 えが い つ も頭 に浮 か ん で き ます か 人 か ら見 られ て い る よ うで 不 安 で す か と き どき 、 ポ カ ン と して 考 え が ま とま らな い です か く よ くよ考 え こむ よ うに な りま した か.

(8) 表10食. 品群 摂 取 得 点 幾 何 平 均 値 と精 神 的 症候 お よ び リラ ク セ ー シ ョン との 関 連. 精. 的 症. 神. 候. 項. 目. 7)便. 秘 しが ち です か. 4)よ. く食 欲 の な い こ とが あ ります か. 偏相 関係数. 23)い つ も緊 張 して イ ラ イ ラ して い ます か 2)よ. 18)学 業 以 外 に 楽 しみや 趣 味 を 持 って い ま す か 17)何 に対 して も興 味 がな くな って きま した か 重 相 関 係 数. 0.442. 自由 度調 整 済 重 相 関 係 数. *p<0.05 **p<0.01. 0.256. 9.205**. 0.265. 0.260. 9.070**. 0.212. 0.210. 5.656*. 0.394. 一0. 一0. .188. 4.409*. .196. 4.029*. 0.153. 2.609. 一0. .180. 0.145 F値. .189. 4.861(6,119)***. ***p<0.001. 食 品 群摂 取得 点幾 何 平 均値 は 、7)便 0.256、F値9.205以. 0.266. 一0. くど うき が します か. 下 同 様)、4)よ. 秘 しが ち で す か(偏. 相 関 係 数0.266、 標 準 偏 回 帰 係 数. く食 欲 の な い こ とが あ ります か(0.265、0.260、9.070)、. 23)い つ も緊張 して い らい ら して い ます か(0.212、0.210、5.656)、17)何 くな って き ま した か(0.145、0.153、2.609)の4項 2)よ. F値. 標準偏 回帰係数. 目につ い て は良 好 な 症 候要 因 が得 られ た が 、. くど うき が し ます か(-0.188、-0.189、4.409)、18)学. い ます か(-0.180、-0.196、4.029)の2項. に 対 して も興 味 が な. 業 以外 に楽 しみ や趣 味 を も って. 目につ いて は良 くな い 症 候 要 因 に 関連 が み られ た 。. す な わ ち 便秘 しが ち で は な く、 よ く食 欲 が あ り、 い つ も緊 張 せ ず い らい らせ ず 、 何 に 対 して も 興 味 が な くな って きた とい う こ とは な い の4項. 目の 良 い精 神 的症 候 要 因に 摂取 得 点幾 何 平均 値 の. 高 い 状 態 が 示 さ れ た が 、 よ く ど うきが した り、 楽 しみや 趣 味 を もっ て いな い こ と も幾 何 平均 値 が 高 くな る傾 向 が み とめ られ た。 (考 察) 1.12の. 食 品群 摂 取 頻 度. 食 品群 摂 取 頻 度 の悪 い状 態 を 国 民 栄 養調 査 成 績4)の15∼19歳 の年 齢 階級 ・男 女 含 め て の 結 果 と 比較 す る と今 回 の短 大 生 の調 査 で は 砂 糖 ・菓 子類 が毎 日2回 以上 の者 が11.8%が 栄養 調 査 成 績4)では 間 食 と して 毎 日2回 以上 の者 が12.5%に. 示 され たが 国民. な って い た。 間 食 の 中 身 が 示 され て. い な い の で厳 密 に は比 較 で きな い が 、傾 向 と して は 同 じ様 な 結 果 が 示 され て い る と考 え られ る。 下川 ら5)は菓 子 類 が 間 食 に 多 く摂取 され 、3回 食 の食 事 形 態 に も影 響 を与 え 、 食 品 選 択 の 多 様 化 の現 れ と報 告 して い る。 筆 者 ら も間食 が食 事 形 態 に 影 響 を 与 えそ の代 用 と して摂 取 され て い るの で は な いか と危 惧 す る もので あ る。 果 物 類 で は こ の 調 査 で は ほ とん ど食 べ な い 者 が10.2%で 13.5%と. あ っ た が 国 民 栄 養 調 査 成 績4)では. 調 査 の 方 が 低 い 値 に な って い た 。 下 川 ら5)の報 告 で は果 実 類 は 食 品 群 別 摂 取 目標 の. 49.3%と1/2に. 満 た な い摂 取 量 の結 果 が み ら れ、 果 物 類 の 摂 取 量 の低 さが 示 され て い る。 果 物. 類 を摂 取 しな い原 因 は価 格 が 高 い 、手 間 が か か る、 お よび 嗜 好 な どが考 え られ る。 大 豆 ・豆 製 品 類 は今 回 の調 査 で は ほ とん ど食 べ な い 者 が8.7%、 と こ こで の調 査 はそ れ の約1/3の. 低 い値 を示 して い た 。. 国 民 栄 養 調査 成 績4)では21。5%.

(9) 次 に 海 藻 類 で あ るが 今 回 の 調 査 で は5.5%、. 国 民 栄 養 調 査 成 績4)では19.1%の. 者 が ほ とん ど食 べ. な い 状 態 で あ り国 民 栄 養 調 査 成 績)よ りや は り低 い結 果 で あ った 。 1988∼1992年 まで の5年 間 の女 子 短 大 生 の 平 均 比率 で は朝 ・昼 ・夕 の3食 共 に 摂 取 して い な い 食 品 群 は1位 海 藻 類 、2位 い も類 、3位 果 物 類 、4位 豆 ・豆 製 品 類 で あ った と朝尾6)の報 告 に み ら れ る。平 井 ら2)の女 子学 生 の摂 取 量 の意 識 調 査 で は少 量 摂 取 が 、豆 類54.9%、 海 藻 類 は51.5%と 報 告 が あ り、 今 回 の結 果 を大 豆 ・豆 製 品 類 で は ほ とん ど食 べ な い お よび週2∼3回 摂 取 とす る と、52.8%で. あ り、海 藻 類 で はほ とん ど食 べ な い お よび週1∼2回. の. 食 べ るを 少 量. の区 分 を 少量 摂 取. とす る と33.1%を 示 し、豆 類 の摂 取 量 は おお む ね 一致 した。 女 子短 大 生 の方 が 国 民 栄 養 調査 成 績 4)の結 果 と比 較 す る と良 好 な 状 態 と見 受 け られ る が ほ とん ど食 べ な い頻 度 と 男 女 含 め て 比 較 し て い る た め決 して この調 査 の結 果 が 良 い状 態 と は い えな い 。 大 豆 ・豆 製 品類 、 海 藻 類 が 摂 取 され て い な い結 果 は 女 子学 生 の 共通 傾 向 で あ る点 か ら食 事 に 日本型 食 事 形 態 が少 な い のか 、 嗜 好 の 問 題 な の か 、調 理 の簡 便 指 向 に よる もの な の か、 今 後 、 よ り詳細 な 調査 を し、具 体 的 な摂 取 方 法 を 提 起 す る必要 性 が考 え られ る。. 2。 食 品 群 摂 取 得 点 幾 何 平 均 値 と食 習 慣 お よび 喫 煙 習 慣 との 関 連 12の 食 品 群 の 摂 取 状 況 す な わ ち 幾 何 平 均値 は どの よ うな食 習 慣 お よび 喫 煙 習慣 要 因 が 関与 して い るの か 分 析 して み た 結 果 、8項 毎 日つ とめ て た べ る"、"魚 日の まず"、"朝. 目に 関 連性 が み とめ られ 、 関 連 性 が 高 い項 目順 に"卵 や 牛 乳 を. は め ん ど うな の で あ ま り食 べ な い と い うこ とは な く"、"お. 食 は ご く簡 単 に パ ン と コー ヒー です ます こ とは な く"、"ビ. 常 用 して い て"、"生. 酒 は毎. タ ミン剤 ・鉄 剤 を. 野 菜 や くだ もの は 苦 手 で め った に食 べ な い こ と は な く"、 次 い で"茶. コー ヒー ・紅 茶 等 の嗜 好 品 を よ く飲 む こ とは な く"、"昼. ・. 食 は め ん ど うな の で店 屋物 が 多 い とい. う こ とは な い"の 食 習 慣 要 因 に摂 取 状 況 が 良 好 な こ とが 判 明 した。 この よ うに具 体 的 な食 物 の食 べ 方 に 関 連 性 が み とめ られ た の は 当然 で は あ るが ア ン ケ ー トに ほ ぼ虚 偽 な く回答 して い る と考 え られ る。 卵 、 魚 な どの動 物 性 の蛋 白質 の摂 取 の必 要 性 や 牛 乳 の 摂 取 の 必 要 性 は 一 般 に 認 識 され 常 識 と な って い る こ とが推 察 され た 。 しか し、 生野 菜 に つ い て は 量 の認 識 が煮 物 と違 って い るの で 一 概 に は 良好 な状 態 と は いい が た い。 酒 に つ い て は 飲 まな い 者 が90名(70.8%)、 日酒 又 は ビ ール2本 飲 む もの が2名(1.6%)で. 時 々酒 又 は ビー ル1本 飲 む 者 が35名(27.6%)、 あ り食 習慣 要 因 の"お 酒 は毎 日飲 ま な い"と. 毎 一. 致 して お り食 物摂 取 得 点 幾 何 平 均 値 を 上 げ る の に 関与 してい た 。 医 学 的 に み て もア ル コール の効 用 は 広 く認 め られ て い る7)。今 回 の調 査 で は多 量 の飲 酒 は み られ な か った が 、 健 康 に 与 え る影 響 は アル コ ール の 飲 み 方 と飲 む 量 に よ って 異 な るη。 岡崎 ら8)の調 査 に よれ ば女 子 大 生 の 入 学 後 の ア ル コール 摂 取 量 は 著 明 に 増 加 し、 今 後 特 に若 い 女性 の飲 酒 習 慣 が よ り問 題 に な り広 義 の胎 児 ア ル コール 症 候 群 の 増 加 が 懸 念 され る と警 告 して い る 。.

(10) 朝食 にパ ン と コー ヒーだ け で な く他 の食 品 も摂 取 す る よ う気 をつ け て い る習 慣 に 食 物 摂 取 状 況 が 良好 で あ る こ とは、 朝 食 が1日 の活 動 に与 え る影 響 が 大 で あ る こ とが見 直 され て い る こ とに よ る と も考 え られ る。 朝 食 の条 件 は 第一 に睡 眠 中 に低 下 し て い る体 温 を上 昇 す る必 要 性 、 第 二 に 血 糖 値 を 引 き上 げ る こ とお よび 胃の 酸度 を上 昇 させ る こ とで あ る。伝 統 的 な 日本 の 朝 食 と して 、 ご 飯 、 味噌 汁 、 さ らに卵 、 納 豆 、 の り、焼 魚 な どのパ タ ー ンが 朝 食 の条 件 を 充 分 に 備 えて い る こ と が 理解 で きる6)。朝 食 の準 備 に 充 分時 間 が とれ な い現 代 社 会 で は簡 便 性 が 必 須 で あ りパ ン に 牛 乳 ・卵 ・チ ー ズ 、野 菜 ・果 物 の サ ラ ダな どの組 み合 わ せ で 考 え る の も一 つ の方 法 で あ る。 "ビ タ ミン剤 ・鉄 剤 を常 用 して い る"習 慣 に食 物 摂 取 が 良 い 結果 が み られ た が 、一つには食事 に気 を つ け て い る 者 は栄 養 素 の 欠 乏 を認 識 して い る こ とが 考 え られ る。 国 民 栄 養 調 査 成 績4〕 では 健 康 の た め こ ころ が け て い る こ と と して ビタ ミン剤 ・栄 養 ドリン クを飲 む と した 者 は15∼19歳 で 7.6%を 示 し、20歳 以上 で は一 段 と増 加 が み られ た。 この結 果 は今 回 の調査 と傾 向 を 現 して い る か 判 明 しな い が 、 ビタ ミン剤 ・鉄 剤 お よび栄 養 ドリン クに 依 存 しな い食 生 活 が 望 まれ る。 "昼 食 は め ん ど うな の で店 屋 物 が 多 い"の 項 目と関 連 して 外 食 に つ い て質 問 した 結 果 ど毎 日1回 は外 食 して い る者 は124名 中45名(36.3%)、 どな しが33名(26.6%)で 生 の調査 で は週5回. あ り約1/3以. 週2∼3回. の者 が46名(37.1%)、. 、 ほ とん ほ とん. 上 の者 が 毎 日1回 は 外食 を して お り、松 田 ら9)の女 子 学. く らい と毎 回 外 食す る を合 わ せ て 外 食 の頻 度 の比 較 的 高 い 者15%と. 比較す る. と今 回 の 調査 は倍 以 上 の 高い 値 が み られ た。 国民 栄 養 調 査 成 績4)の結 果 は15∼19歳 の 外 食 頻 度 は ほ とん ど毎 日1回 は外 食 す る者 が12.3%、2回. 以上 は1.3%で. ほ とん ど外 食 しな い 者 が64.0%で. あ り今 回 の 調査 の方 が や は り高 い 値 を示 して い た。 今 回 は 外 食 の内容 を調 査 して い な い の で 国 民 栄 養 調 査 成 績4)から昼 食 の 内容 を み て み る とパ ン類 とそ ば ・うどん類 、 す し、 お よび どん ぶ り も の を除 い た和 食 が 主 に摂 取 され て い る。 外食 は 、好 み 、 み た 感 じを優 先 して 選 択 して い る とい う 報 告10)や栄養 学 的 に偏 りが ち な料 理 を摂 取 す る傾 向が 強 い た め4)今回 の調 査 で は"し. な い"に. 良. 好 な摂取 が み られ た と考 え られ る。 今後 は外 食 の朝 ・昼 ・夕 別 の 区 分、 中 身 の 内 容 を 調 査 し改 善 の方 向に も って い く必要 が あ ろ う。 つ づ い て"茶. ・コ ー ヒー ・紅 茶 等 の嗜 好 品 を よ く飲 まな い"こ. とを こ こで は 良好 とみ な した が 、. 近 年 緑 茶 の 胃ガ ン低下 可能 性11)や 腫 瘍抑 制 効 果12)が報 告 され 、特 に緑 茶 に 含 ま れ る カ テ キ ンの 生 体 調 節機 能 が い わ れ て い る1鋤。 加 え て茶 ・コ ー ヒ ー ・紅 茶 に含 まれ る カ フ ェイ ン の 作 用 は 中 枢 神 経 系 、 循環 器 系 、平 滑 筋 系 、 消 化器 系 、代 謝 系 、 腎 な ど多 岐 に わた る。 薬理 作 用 の 代表 的 な作 用 は中 枢 神経 に対 して刺 激 作 用 が 強 く、 思考 過 程 の 完 全 化 を促 し、眠 気 を 払 い 、疲 労 を 和 らげ る 15)等 があ る. 。 しか し多量 に摂 取 され る と胃酸 の分 泌 が過 剰 に な り胃を 悪 くす る恐 れ や 眠 れ な か っ. た り、い らい ら しい た りす る急 性 の作 用6)もみ られ る。 コ ー ヒー の多 飲 は飲 め な い時 、頭 痛 、イ ラ イ ラ、 冷 汗 な どの 禁 断症 状 を 呈 示 し、精 神 依 存 を きた す 場 合 が あ る15)と いわれている。緑 茶 の多 飲 には 多 種 の 効用 が み られ るが 、 学 生 が好 ん で よ く飲 む 嗜 好 品 が主 に緑 茶 が 習慣 とは考 え に くい の で嗜 好 品 を 主 に コ ー ヒー と推 測 して 今 回 は よ く飲 まな い こ とを 良 と した 。 今 回 の調査 で"嗜 好 品 を よ く飲 まな い"習 慣 は食 物 摂 取 状 況 が よい結 果 で あ った が 、 そ の原 因.

(11) の 一 つ は"嗜 好 品 を よ く飲 ま な い"習 慣 は"間 食 を 多 量 に 摂取 して 食 事 を 食 べ た くな い時 が あ る こ とが な い"と 単相 関 が あ り(p<0.05)、. 学 生 の 嗜好 品 の量 は 間食 の量 と繋 が りが み られ る こ. とか ら この結 果 の原 因 は 間食 に よ り食 欲 が減 少 せ ず 食 物 摂 取 状 況 が 良 くな った と も考 え られ る 。 加 えて 、"コ 0.05)こ. ー ヒ ーに砂 糖 を 入 れ て 日に3杯 以 上 飲 む こ とは な い"と. とか ら も"嗜 好 品 を よ く飲 ま な い"者 は"コ. も単相 関 が み られ た(p<. ー ヒ ー も3杯 以 上 は飲 ま な い"傾 向 が あ る。. 次 い で"朝 食 は ご く簡 単 に パ ン と コー ヒーで す ます こ とは な い"傾 向 もみ られ た(p<0.05)こ とか ら"嗜 好 品 を よ く飲 まな い"習 慣 の者 は 朝 食 も簡 便 で す ます こ とは な い と推 測 され る。 学 生 の 疲 れ の 訴 え 率 と コー ヒ ーの量 とは関 連 性 が あ った との 報 告1η か ら も疲 れ が食 欲 を減 少 さ せ 食 物 摂 取 状 況 を 悪 く させ て い る と も考 え られ る。 コー ヒー多 飲 者 は ス ト レス を抑 え るた め に コ ー ヒー を 飲 む 傾 向に あ るの か も しれ な い15)。 以 上 の こ とか ら今後 は個 人 差 の大 き さ に焦 点 を 合 わ せ 、 ライ フス タ イ ル に そ った 背 景 も考 慮 し、 特 に お 茶 を代 表 に して嗜 好 品 を 区 分 し飲 む 量 や 飲 む 動 機 、 加 え て 間 食 の摂 取 、砂 糖 の量 や ミル ク の摂 取 も加 味 し、食 物 摂 取 状 況 との関 連 を 明 らか に す る調 査 が 必 要 と考 え られ る。 お 茶 ・コ ー ヒ ー ・紅 茶 な どは長 期 間 にわ た って飲 まれ て い る習 慣 で あ り保 健 に寄 与 して い る可 能 性 が 充 分 考 え られ る の で今 後 の研 究 成 果18)が期 待 され る分 野 の 嗜 好 品 に な る と思 われ る。. 3.食. 品群 摂 取 得 点 幾 何 平 均 値 と生 活 状 況 との 関 連. 食 物 摂 取 状 況 に影 響 を及 ぼ して い る要 因 を 明 らか に す るた め 上記 の食 習慣 を 除 く食 生 活状 況 を 含 め た生 活 状 況 につ い て どの要 因 項 目と関 連 性 が あ るか 分析 した結 果 、"学 年 の差 異"と"ア. ル. バ イ トの就 労 時 間 数"に 有 意 の 差 が み られ た 。 す なわ ち1年 生 よ り2年 生 の 方 に 食 物摂 取 状 況 の 良好 な状 態 が み られ た 。 この結 果 か ら今 回 の 調 査 は5月 に 実 施 して い るの で1年 生 よ り2年 生 の方 に教 育 に よる栄 養 や 食 品 の学 習 の効 果 が み られ た こ とも一 つ の 理 由 と考 え られ る。 国 民栄 養調 査 成 績4)では15∼19歳 の 男 女 含 め て 役 に た っ て い る栄 養 や 食 事 に 関 す る知 識 ・情 報 源 は家 族 か ら29.8%、 つ いで 学 校 か らが28.1%の. 結 果 を示. してお りそ の一 端 が うか が え る。 "ア ル バ イ トの 時 間 数"と 食 品 群摂 取 得 点 幾 何 平 均 値 が 逆 関 連 に あ. った こ とは 、学 生 の食 生 活. に アル バ イ トが 影 響 を お よぼ して い る こ とが判 明 した。 アル バ イ トの 実 態 状況 の結 果 をみ る とア ル バ イ トを して い る者 は97名(77.0%)、 28名(22.2%)で. どち ら と もい え な い者 は1名(0.8%)、. 木 村 ら19)の 報 告 の して い る者68%と. 比 較 す る と高 い値 を 示 した。 ア ル バ イ トを. して い る者 の1週 間 中 の 割 合 は4日 以上 が42名(43.3%)、3日 が9名(9.3%)も. 以 下 が55名(56.7%)で6日. の者. み られ た。 一 週 間 の アル バ イ ト時 間数 は10時 間 未 満 の 者 が18名(19.6%)、. 10∼20時 間 未 満 の 者44名(47.8%)、20∼30時 名(4.3%)の. して い ない 者 は. 間 未 満 の者26名(28.3%)、. 割 合 とな って お り10∼20時 間 未 満 の 者 が約1/2弱. で30時 間 以上 の者 が4. を 占め てい た 。 回 答 した者120. 名 の 学 生 一 人 当 た りの平 均 ア ル バ イ ト時 間 数 は1週 間12.2±8.8時 間 で下 川5)らの結 果 の1日 当 た り27分 と比較 す る と1時 間45分 に な り約4倍 に も な って い た 。 アル バ イ トの時 間 の長 さが 食 物 摂.

(12) 取 状 況 に 良 くな い影 響 を与 え る原 因 は アル バ イ トの時 間 に さか れ 短 時 間 に簡 単 な食 事 を摂 取 す る こ とや ア ルバ イ トの疲 労 か ら食 欲 が 低 下 す る こ とが推 察 され る。 学 生 の アル バ イ トの疲 労 に つ い て 原 田1)によれ ば アル バ イ トを して い る者 は 肩 が こ る等 の 神 経 感 覚 的 自覚 症 状 の疲 労 を 訴 え る者 が 多 い と して い る。 一 方 、 木 村 ら19)の 調査ではわず か に アルバ イ トを して い る者 の方 が 疲 労 の 訴 え率 が 高 い と報告 して い る。 又 重 田20)は 学生は生涯 にお い て体 力 的 に は最 も充 実 した 時 期 に あ る こ とか ら アル バ イ トの疲 労 自覚愁 訴 は未 熟 な 精 神 面 の疲 れ を 強 く感 じて い る と推 察 す る こ とが で き る と述 べ て い る。 今 回 の調 査 で もアル バ イ トの 職 種 は ウエ イ トレス 、販 売 が多 く接 客 に よ る精 神 面 の 疲 れ に よる こ と もお お い に 関連 して い る と考 え られ る。 加 えて重 田20)はアル バ イ トが 食 生 活 に 及 ぼ す影 響 は アル バ イ トを して いな い 者 の ほ うが 、 よ り良 好 な 栄 養摂 取 状 況 に あ る こ とか ら青 年 後 期 の 女性 の生 活 時 間 、食 生 活 な ど生 活 全 般 に 大 き く影 響 を 及 ぼ す 要 因 のひ とつ は アル バ イ トで あ る と報 告 して い る。 以 上 の こ とか ら今 後 学 生 の 生 活 全 般 お よび アルバ イ トの必 要 性 を見 直 し自主 的 コ ン トロール に よ りア ル バ イ ト時 間を 短 縮 し、 そ の 時 間 を趣 味 や運 動 に あ て る よ うに した り、 加 え て 食 生 活 の 改 善 を うな がす 提 案 が必 要 と考 え られ る。. 4.食. 品群 摂 取 得 点 幾 何 平 均 値 と肉 体 的 自覚症 候 との 関 連. どの よ うな 肉体 的 自覚 症候 時 に 食 物摂 取 状 況 が良 好 な のか 分 析 した 結 果 、"食 欲 が よ くあ り"、 "便 秘 傾 向 で は な い"場 合 に 良 い結 果 が み られ た. 。. 食 欲 つ ま り摂 食 中枢 は空 腹 感 を 発 生 し、摂 食 行 動 を 引 き起 こ し、 満 腹 中 枢 は満 腹 感 を 発 生 し、 摂 食 行 動 を停 止 す る と い うメ カ ニズ ムが 摂 食 を調 節 して い る。 摂 食 行 動 に は心 理 的 、社 会 的 、文 化 的 因 子 が大 き く影 響 し21)そ れ ぞ れ 特 有 な 内容 を も って くる。 形 成 され た 食欲 の質 は 、 逆 に 食 習 慣 を 規 定 し、食 欲 対 象 す なわ ち 食 物 に 対 す る嗜 好 性 を 形 成 す る22)。 そ こで 今 回 の調 査 で は 少 な く とも食欲 の あ る こ とは、 良 い 食 習慣 が 規 定 され て い るの で は な いか と推 定 され る。 食 欲 は健 康 の シ ンボ ル で も あ り健 康 な食 生活 に は 欠 くこ との で きな い こ こ ろ の動 き と して尊 重 さ れ て い る22}と いわ れ る。 また 女 子学 生 の食 欲 の ない 理 由 と して 、疲 れ 過 ぎ、 食 事 が 不 規 則 、 間食 の と り過 ぎ 、睡 眠不 足 が 報 告23)さ れ て い る。 食 欲 が よ くあ る よ うにす るに は 睡 眠 を 適 正 に と り、精 神 的 ・肉 体 的 疲 労 を 貯 め込 まず 、適 度 の運 動 を し、 日 々の 生活 に充 実 感 が もて る よ う教 育 示 唆 お よび実 践 が必 要 で あ ろ う。 便秘 の原 因 は大 別 して(1)神経 性 、(2)筋肉性 、 また は(3)機械 的 と3つ に 分 けて 考 え る こ とが で き る。 しか し、 実 際 には 原 因 が重 複 した り、 ま た、 な ん らか の 機 能 性 異 常 因子 で さ え、 い くつ も重 な って み られ る こ とも あ る。 多 くは神 経 性 原 因 に よる 便 意 抑 制 に よる排 便 習慣 の あや ま りが 最 も、 日常 よ くみ られ る便 秘 で あ る24)。 習慣 性 便 秘 は、 生 活 習慣 、 特 に 食 事摂 取 と排 便 の リズ ム が 乱 れ た 場 合 、便 意 を意 識 的 に 抑制 す る こ とに よる便 意 の 低下 喪 失 、 下 剤 や浣腸 の誤 用 、 乱 用 な どが 原 因 で あ る こ とが 多 い25)。.

(13) 次 に 、 筋 緊 張亢 進 に よる便 秘 つ ま り自律 神経 の 異 常 の た め下 部 結 腸 が過 度 に 緊 張 して 収縮 す る た め に よ る もの で あ る。 精 神 、 心 因 性 の 便 秘 は 主 と して 副 腎随 質 か ら エ ピネ フ リンの 分 泌 が 増 加 し、 腸 の 運 動 の 抑 制 が 起 こ り便 秘 が ち に な る 。便 秘 に 伴 う症 状 と して腹 痛 、 頭 痛 ・疲 労 感 、 食 欲 不 振 、 下 痢 、 イ ライ ラ、 肩 こ り、 悪 心 等 が 訴 え られ る こ とが多 いが 、 必 ず しも伴 うもの で もな い 24) 。 武 副26)らの 調 査 で は便 秘 が下 腹 部痛 や 膨 満 感 の 胃腸 の具 合 を 訴 え る者 が 多 か っ た と報 告 して い る。 同 様 な 結 果 は 鎌 田 ら27)の 報 告 に もみ られ る。 以 上 の 点 か ら便 秘傾 向 で な い こ とが 食物 摂 取 状 況 が 良好 で あ った 原 因 は 便秘 に伴 う不 快 な 症 状 が 伴 わ な い こ とに よ る特 に 胃腸 具 合 の 良 さ に よる快 食 に加 えて 経 験 的 に み られ る便 秘 時 に偏 食 や 間 食 の 過 剰 摂 取 、 食欲 不振 の傾 向 が な い こ と も理 由 で は ない か と考 え られ る。 便 秘 で よ くみ られ る不 定 愁 訴 は 多 分 に 心 因 的 な もの で あ る が、 そ れ ら の症 状 の た め 食 事 量 の 不足 を き たせ ばい っそ う便 秘 を 助 長 し悪 循環 に お ち い る こ とが あ る28)と 警 告 され て い る。便 秘 の有 無 は 肉体 的 に も精 神 的 に も健康 の 指標 で あ る こ とか ら今後 特 に若 い女 性 に 多 い とい わ れ る 便 秘26)27)29)30)31)に つ いて調 査 し、 生 活 状 況 に 伴 う食 生活 に焦 点 を あわ せ て検 討 した い 。. 5.食. 品 群 摂 取 得 点幾 何 平均 値 と精 神 的 自覚 症 候 お よび リラク セ ー シ ョン と の関 連. どの よ うな精 神 的 自覚症 候 時 に食 物 摂 取 状 況 が 良好 な の か 解 析 した 結 果 、"便 秘 し が ち で な く"、"よ. く食欲 の な い こ とは な く"、"い. "何 に た い して も興味 が な くな. つ も緊 張 して イ ライ ラ して い る とい うこ とは な く"、. って き た と い うこ とは な く"、"よ. く ど うき が し"、"学. 業 以外. に 楽 しみ や趣 味 を もっ て い な い"症 候 時 に 食 物 摂 取 状 況 が 良 好 で あ った。 これ らの こ とか ら精 神 状 態 も食物 の摂 取 状況 に影 響 を お よぼす こ とが 判 明 した 。 便秘 傾 向 や 食欲 につ い て は 肉体 的 自覚 症 候 の と こ ろで 述 べ た 。 "緊 張 して イ ライ ラ して い る"と 偏 食 や 間 食 の過 剰 摂 取 に 陥 る こ とは よ く経 験 す る と ころ で あ る。精 神 状 態 が安 定 して い る と冷 静 に な り頭 で 考 えた 食 物摂 取 や食 物 摂 取 コ ン トロ ール が で き る の で は な い か と考 え られ る。 "何 に対 して も興 味 が な い とい うこ とは な い"は 食 に 対 して も積 極 性 が保 たれ て い るのか も し れ な い 。伊 藤 ら32)は 精 神 的 健 康 度 が 良 い群 に 米 を 中 心 に した 副食 多 食 型 が み られ た と報 告 して い る。 今後 、精 神 的健 康 が どの よ うな食 生 活 とか か わ って い る の か詳 細 な食 物 摂 取 調 査並 び に栄 養 調査 が 必要 で あ る と考 え られ る。 "よ くど うき が し" 、"学 業 以外 に 楽 しみ や 趣 味 を も って い な い"こ. とに食 物摂 取 状 況 が 良 好. だ った こ とは原 因 が判 明 しな い。 今 後 の調 査 に ゆ だ ね る こ と と した い。 (要約) 若 い 女性 の食 物 摂 取 状 況 とそれ に影 響 を 及 ぼ す 要 因 を 明 らか に す る た め女 子 短 大 生127名 を 対 象 に して ア ンケ ー ト調 査 を実 施 し検 討 した 。 そ の 結 果 は 次 の よ うで あ った。 1.12食. 品群 摂 取 状 況 の最 も悪 い摂 取 方 法 を して い る カテ ゴ リー の頻 度 は高 い順 に 毎 日2回 以.

(14) 上 食 べ る砂 糖 ・菓 子 類11.8%、1週 海 藻類5.5%で 2.食. 間 ほ とん ど食 べ な い 果 物 類10.2%、. 大 豆 ・豆 製 品8.7%、. あ った。. 物 摂 取 状 況 つ ま り12食 品 群摂 取 得 点幾 何平 均 値 に影 響 を 及 ぼす 要 因 は食 習 慣 お よび喫 煙. 習慣 で は8項. 目で あ り"卵 や 牛 乳 を 毎 日つ とめ て食 べ る""魚. な い とい うこ とは な い""お す こ とが 多 くな い""ビ. 酒 は 毎 日飲 まな い""朝. は め ん ど うな の で あ ま り食 べ. 食 は ご く簡 単 にパ ン と コー ヒーで す ま. タ ミン剤 ・鉄 剤 を 常用 して い る""生. た に 食 べ な い こ とは な い""茶. 野 菜 や くだ もの は苦 手 でめ っ. ・コ ー ヒ ー ・紅 茶 な どの 嗜好 品 を よ く飲 まな い"お. よび"昼. 食 は め ん ど うな ので 店屋 物 な どが 多 い とい うこ とは な い"に 良好 な摂 取 状 況 が み られ た 。 3.食. 物摂 取 状 況 に 影 響 を 及 ぼ す 要 因 は 生活 状況 で は2項. 目の"学 年 の差 異 の2年 生"と"ア. ル バ イ ト就 労 時 間 の 短 い"に 良好 な 食物 摂 取 状 況 の結 果 が み られ た 。 4.食. 物摂 取 状 況 に 影 響 を 及 ぼ す要 因 は 肉 体 的 自覚 症 候 で は2項. こ とは な い""便 5.食. 目の"よ. く食 欲 の な い とい う. 秘 しが ち で は な い"に 良好 な結 果 が み られ た。. 物 摂 取 状 況 に 影 響 を 及 ぼ す要 因 は精 神 的 自覚 症 候 お よび リ ラク セ ー シ ョン と して6項. の"便 秘 しが ち で は な い""よ して い な い""よ. く食 欲 の な い とい う こ とは な い""い. くど う きが す る""学. 目. つ も緊 張 して イ ライ ラ. 業 以外 に 楽 しみ や趣 味 を も って い な い""何. に対 し. て も興味 が な くな って きた とい う こ とは な い"に 良 好 な 結 果 が み られ た。 *. 終 わ りに 、本 調 査 に 多 大 な ご協 力 を賜 りま した非 常 勤 講 師 の 松 井 澄 子 先 生 、 名 古屋 市 立 女 子 短 期 大 学 生 活 科 の 学 生 の皆 さ ん に 深 謝 い た します 。. 文 1)原. 献. 田 まつ 子:栄 養 士 課 程 の女 子 学 生 に お け る食 生 活 要 因 と 自覚 症 状 の 関連 につ い て,栄 養 学 雑 誌,46, 175∼184(1988). 2)平. 井 和 子,武 副 礼 子,尾 関 百 合 子,宮 川 久邇 子:男 子 大 学 生 の 食 生 活 と健康 に 関す る意 識,栄 養 学雑 誌,. 51,81∼89(1993) 3)柳. 井 晴 夫,高 木 廣 文 編 著:多 変 量 解 析 ハ ン ドブッ ク,pp.18∼69(1993)現. 4)厚. 生 省 保 健 医 療 局 健 康 増 進 栄 養 課 監 修:国 民 栄 養 の 現 状 (1996)第. 5)下. 平 成6年. 代 数 学社,京. 都. 国 民 栄 養 調 査 成 績,pp.118∼157. 一出版、東京. 川 千 代 子,安 東 美 喜 子:女 子 学 生 の 生 活 行動 と栄 養 素 摂 取 状 況,相 模 女 子 大 学紀 要,58B,111∼118 (1995). 6)浅. 尾 昌 子:若 い 女 性 に 対 す る食 事診 断調 査,湊 川 女 子 短 期 大 学 紀 要,26,107∼117(1993). 7)埋. 忠 洋 一:ア ル コ ール,か ら だ の科 学,133,81∼84(1987). 8)岡. 崎  勲,袁 萍,渡. 9)松. 田 江理 香,日. 辺  哲,丸. 山勝 也:ア ル コ ール の 疫 学,か. らだ の 科学 、192,25∼31(1997). 下 部 恵 子:女 子 学 生 の栄 養 ・健 康 に 関 す る 意 識 と行 動,湊. 川 女 子 短 期 大 学 紀 要,26,. 125∼132(1993) 10)木 村 友 子,加 賀 谷 み え 子,福 谷 洋 子,小 杉 信 之:女 子 大 学 生 の昼 食 行 動 と食 生 活 の 関 連性,日 本 家 政 学 会 誌,41,887∼895(1990).

(15) 11)那. 須 恵 子,小. 國 伊 太 郎,金. 谷 節 子,太. 田 裕 一,菅.   民 郎:静.     品 ・栄 養 摂 取 状 況 と の 関 連,栄. 養 学 雑 誌,50,133∼144(1992). 12)Oguni,1., . S., Ota,  Y., Yamamto, . Nasu,  K., Kanya, .     Experimental . Studies  on the Antitumor . 岡 県 に お け る 胃 癌 標 準 化 死 亡 比 の 地 域 差 と食. S.  and  Nomura, . T.. :Epidemiological . and. Activity  by Green  Tea  Extracts,  Jpn. J. Nutr.,47,93∼102.     (1989) 13)小. 國 伊 太 郎:緑. 茶 お よ び そ の 成 分 に よ る 発 が ん 予 防,栄. 養 と健康 の ライ フ サ イエ ン ス∼ 特 集   食 品 とが.     ん 予 防 ∼1,26∼31(1996) 14)小. 國 伊 太 郎,原. 田   昇,山. 田 正 美,室. 久 敏 三 郎:緑. 茶 に よ る が ん 予 防,NEWS . LETTER,日. 本がん予防.     研 究 会No.9,(1996) 15)黒. 川 義 澄,福. 田 市 蔵:カ. フ ェ イ ン 摂 取 に よ る 症 状 発 現 と 疲 労 回 復,か. 16)石. 川 俊 次:コ. ー ヒ ー ・紅 茶,か. 17)高. 木 恵 子,小. 松 原 禮 子:学. ら だ の 科 学,151,76∼79(1990). ら だ の 科 学,133,77∼80(1987). 生 に お け る 食 生 活 と疲 労 状 態 と の 関 連 性,名. 古 屋 市 立 女 子 短 期 大 学 研 究 紀 要,.     48,  87∼94(1992) 18)柳. 生 聖 子,佐. 々 木 隆 一 郎,伊. 藤 宜 規,鈴. 木 貞 夫,遠.     が ん 死 亡,日. 本 公 衆 衛 生 雑 誌,42,799(1995). 19)木. 賀 谷 み え 子,福. 村 友 子,加. 谷 洋 子,小. 杉 信 之:女. 藤 奈 美 子,斉. 藤 征 夫:緑. 茶,紅. 茶,コ. ー ヒー の飲 用 と. 子 大 学 生 の ア ル バ イ ト と 生 活 状 況 の 関 連 性,日. 本 家政.     学 会 誌,39,357∼366(1988) 20)重. 田 公 子:青. 年 後 期 女 性 の 疲 労 の 徴 候 と 食 行 動,東. 21)小. 野 武 年:食. 欲,か. 22)河. 村 洋 二 郎:食. 23)木. 村 友 子,加. 横 学 園 女 子 短 期 大 学 紀 要,30,81∼90(1995). ら だ の 科 学   増 刊2,139∼146(1984). 欲,か. ら だ の 科 学   増 刊1,110∼114(1983). 賀 谷 み え 子,福. 谷 洋 子:女. 子 大 学 生 と そ の 母 親 の 生 活 行 動 並 び に 食 生 活 状 況 の 実 態 調 査,.     栄 養 学 雑 誌,50,325∼336(1992) 24)石. 川   誠:便. 25)細. 田 四 郎:腸,か. 26)武. 副 禮 子,平.     つ い て,栄 27)鎌. 田 信 子,宮. 秘,か. ら だ の 科 学   増 刊5,112∼116(1974) ら だ の 科 学   臨 時 増 刊,89∼96(1982). 井 和 子,岡. 本 佳 子,川. 上瑩 子,宮. 川 久邇 子:女. 子 学 生 の 排 便 傾 向 と食 物 摂 取 状 況 と の 関 連 に. 養 学 雑 誌,43,93∼98(1985) 川 久邇 子,岡. 田 祥 子:排. 便 回 数 と摂 取 食 品 の 種 類 と の 関 連 性 に つ い て,梅. 花短 期大 学研 究.     紀 要,33,69∼76(1984) 28)池. 田 昌 弘,丹. 羽 寛 文:便. 秘. 29)山. 本 真 美,前. 田 知 子,松. 井  夫:女. ・下 痢,か. ら だ の 科 学   増 刊11,46∼51(1980) 性 の 便 秘 傾 向 と 食 事 状 況 に つ い て 、 実 践 女 子 大 学 家 政 学 部 紀 要 、24,.     23∼28(1987) 30)岡. 本 佳 子,藤. 本 重 子:下. 宿 大 学 生 の 食 生 活 と健 康 に 関 す る 意 識 調 査,栄. 養 学 雑 誌,48,63∼71(1990). 31)大. 矢 靖 子,米. 田 泰 子:便. 秘 と 食 物 摂 取 状 況 及 び 食 生 活 に 対 す る 意 識 と の 関 連 性,栄. 養 学 雑 誌,53,385∼.     394(1995) 32)伊. 藤 和 枝,今. 井 克 巳,林. 辰 美,山. 内 須 美 子,緒. 方 尚 子,吉. 住 笑 美 子,城.     健 康 生 活 習 慣 に 関 す る 研 究   健 康 度 と 栄 養 摂 取 な ら び に 食 物 消 費 構 造,中     181(1991). 田 知 子,松. 本 壽 吉:女. 子大 生の. 村 学 園 研 究 紀 要,23,173∼.

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参照

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