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JAIST Repository: 知的財産の科学技術研究に与える影響 : 米国科学振興協会 (AAAS) のパイロット調査結果から(知的財産権 (1))

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Academic year: 2021

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Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/ Title 知的財産の科学技術研究に与える影響 : 米国科学振興 協会 (AAAS) のパイロット調査結果から(知的財産権 (1)) Author(s) 石塚, 哲也; 柴田, 友厚 Citation 年次学術大会講演要旨集, 21: 765-768 Issue Date 2006-10-21

Type Conference Paper Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/6518

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

(2)

財産の科学

もこ与える影響 一米国科学振興協会 仮 AA 目 の ,けロ、 ソ ト調査船架 力 、 ら一 0 石塚哲也

柴田文 厚 ( 香川大 / 笹川平和 財

ぁ 年度から米国科学振興協会 巨 S) に対する助成事業「知的財産権 のインパクト @ こ関す る評価と国際比較分析ゴを 支援している。 技術革新を促進し 公益の拡大に 寄与するという 理由で知的財産権 には 独 占 的所有権 の付与が正当化されるが、 知的財産の私有化が 進むことで公共の 利益を損なう 懸念も聞かれる。 他方、 知的財産権 を活用ずる際、 発生する課題や 影響に関して 客観データが 存在していない。 奉 事業は。 こうした知的射 産 権 利用の実態を 把握するため。 日本。 米国。 ドイツ。 英国でアンケート 調査を行い、 知的財産権 制度のあ り方を 探る材料として 分析結果の提供を 目的としている " 本報告では、 事業の一環として 実施したパイロット 調査報告書℡ AAS 科学コミュニティにおける 特許取得の影

調査概要を紹介する。 パイロット調査は 20 5 年 1 月 いこ、 AAA n7 名を調査対象者 と して無作為抽出し、 I,a ね名から回答を 得た ( 回答率 2

聡 ) から知的財産を 専門と その管理に従事しているとの 回答が得られた。 設問に対する 回答の対象期間 は ㏄ 鱗 年から 乃 ] 月 以降、 特許技術を取得したと 回答。 多くの研究分野で「産業ノビ

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も特許技術取得の

」 よ 割合が高い結果が 得られた。 最も特許取得 数 が多かった研究分野は「生物科学」で " 特 許 技術取得の割合は 回答者の約 34% (n= ユ

特許技術の取得方法は、 素材移転契約 (

多く 分野の回答者において 顕著で、

( 皿 =32) カミ と 回答。 「特許技術の 取得の難しさにより 研究が影響を 受けたか」との 質問に対して、 特許技術を取得した 珪 179 ( 類同 答は 除く ) i@ こ 対して、 40) 琳鰯二 72) が「困難さ有り」と 回答。 研究分野の中で 最も高い割合を 示したのほ「生物科 学」で、 特許技術を取得した 幻 % ㎏ニ %) が 「困難さ右目と 回答。 「生物科学」分野では「産業ノビジネス」の 方が「大学」よりも「困難さ 有り」の割合が 高い。 「工学」分野でも 同様の傾向が 窺われる。 「困難さ有り」の 回答者が受けた 特許技術取得の 障害が与える 影響としては。 「研究の遅れ」 け マの 変更」

られた。 特許技術取得において 最も多い障害の 理由は「ライセン ス 取得交渉の複雑さ」 鰯 次いで「ロイヤリティの 高額 さ 」 (49%) 、 「必要とされる 特許がライセンス 化さ

「研究テーマの 変更」、 「研究の中止」に 至る理由と してぼ、 「知的財産の 状態が決められないこと」、 「権 利侵害の通知」、 「複数の特許に 対してロイヤリティ 支払いが必 要であ ること」が挙げられた。 Co 押妨 'AAAS J e 2006. とれれ用 e 皿 Ge が尹勿 ofsci 8%",

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てい " 知的 財轍 保護。 伝 「技術開発。 発見等、 知的財産保護が 妥当と考えられる 創出をしたか」という 質問について、 邸払 ㎏ 二 37 勿が 「創出した」と 回答。 最も多かった 研究分野は「数学。 計算機科学」 (77% 。 、 旺 3 ㈹で。 「工学」 絡弗 。 、 n 二 7 続く。 「数学。 計算機科学」分野をセクタ 一別に見ると、 「産業ノビジネス」の 90% 、 「大学」の 67% が知的財産を 「創出した」と 回答。 全般的に「産業ノビジネス」セクタ 一の方が「大学」セクタ 一に比べて知的財産創出の 割合 が 高い傾向が窺われる。 知的財産保護の 方法としては。 全般的に「特許」が 最も頻繁に用いられる 方法であ ることが示されたは 5% 。 、 旺 2M) 。 「産業ノビジネス」において 特許化が多い 研究分野は、 「化学」 (94%) 、 「生物科学」⑱ 5%) で、 「大学」において 特許化が多い 研究分野は「工学」㏄ 「 4% 学 」は 9%) 、 「生物科学」 (56%L 。 特許取得の動機は、 セクター全体 では「模倣から 技術を守ること」が 最も多い理由であ った。 「産業ノビジネス」では「競合相手による 特許化の防止」 が 2 番目の理由であ るが、 「大学」では「民間 衰轟 D 資金の獲得」が 2 番目の理由として 挙げられた。 知的財産の伝達方法としては。 「出版による 公開」 (66% 。 、 肝 77) が最も多い方法で、 次いで「非公式な 情報共有」 (54% 。 、 n=63) が示された。 他方、 特許技術を伝達しなし 、 理由として、 「産業ノビジネス」では「自らがそれを 開 発、 あ るいは商業 ィ 比するため」㏄ 5%L 、 「大学」では「その 知的財産を用いてさらに 研究を行うため」 ( 回答が得られた " め 木パイロット 調査は。 限られたザンプルにもとづく 結果ではあ るが。 科学技術研究における 知的財産の管理。 保 について関心の 動向を窺 う ことが出来る " 全般的に「産業ノビジネス」セクタ 一の方が「大学」セクタ 一に比べ て 特許技術取得、 知的財産創出が 活発であ る傾向が見られ、 特許技術取得の 困難さについてば「生物科学」分野が 目立つ。 特許技術取得に 係る障害ではライセンス 交渉の複雑さなどが 指摘された。 他方、 模倣から技術を 守ること が 主要な特許取得の 動機として挙げられたが、 「大学」セクタ 一では民間 R&D 資金獲得も誘因のひとつであ る傾向が 窺われた。 今後、 国際比較調査結果の 取りまとめを 経て、 より詳細な ヂ 一夕分析を行 う とともに、 2006 年 12 月に 米国、 2 ㏄ 7 年正月に英国、 9.0 ㈱ 年 3i 月に日本で同調査結果の 報告が行われる 計画であ る " 一 768 一

参照

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