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食品廃棄物の処理と利用の展望

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Academic year: 2021

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(1)食品廃棄物の処理 と利用の展望. 食品廃棄物の処理 と利用の展望 八丁. 信正. 近畿大学農学部国際資源管理学科. of Processing. Prospect. and. Recycling. Nobumasa. Department. Wastes. HATCHO. of International. Resources Management,. of Agriculture,. Faculty. Food. Kinki. University. Synopsis. Facing the end of the mass consumption the. establishment. management. of a recycling. and recycling. have. is about. 5% of the total waste. resource,. because nearly. constructed. society and various. oriented been. enacted. and about. operation.. rather. disposers. in the. last. several. 90% of it is incinerated.. waste. The analysis. than. (consumers). revealed. and the emphasis. the establishment. is analyzed. that. Laws years.. and product users through. oriented. a participatory. waste which. needs to be recycled. as a. for waste disposal. several processing. of product. was placed on just processing. of a recycle. regarding. success or have failed.. by examining. the participation. problems,. Food waste,. However, composting plants. in the 1970s and 1980s have not achieved substantial. were not fully realized, waste,. is now required.. 8% of the organic. In this study, the cause of these failures during. society. types of environmental. system. which. mechanism.. users. (farmers,. and disposing links. systems etc.) of the. and integrates.

(2) 八丁信正. 緒. 言. 海 洋 投 棄 も し尿 で 約5%、. 浄 化 槽 汚 泥 で10%あ. 海 洋 汚 染 の 原 因 とな っ て い る。 生 ごみ(食 循 環 型 社 会 の 形 成 が 叫 ば れ る 中 、 廃 棄 物 ・リサ. 廃 棄 物)は. 約2000万. り、. 品産業. トンの 排 出 で あ り、 量 的 に は. イ クル関係 の法律 も制定 され、食 品廃棄物 につい. 8%で. あ る が 、 そ の ほ とん ど(約90%)は. て も再 資 源 化 を行 っ て い くこ とが 求 め られ て い る 。. 埋 め 立 て 処 分 さ れ て い る。 表 一2に示 す よ う に食 品. し か し、 これ ま で 行 わ れ て 来 た 堆 肥 化 プ ロ ジ ェ ク. 産 業 廃 棄 物 は 、 発 生 量340万. トン の 内 、47万 トン. トは、 品 質 や 重 金 属 の 問 題 か ら必 ず し も十 分 な 成. (14%)が. トン(31%)が. 果 を 上 げ て来 な か っ た 。 近 年 、 自治 体 を 中心 と し. 化 さ れ る等48%が. て 、 循 環 を 念 頭 に お い た 堆 肥 化 、 飼 料 化 な どが 進. 庭 か ら排 出 さ れ る生 ゴ ミ(1000万. め ら れ て お り、 成 功 を 収 め て い る事 例 も見 受 け ら. 資 源 化 され て い る も の は0.3%に. 肥 料 化 さ れ 、104万. 焼却 ・. 飼料. 再 資 源 化 さ れ て い る もの の、 家 トン)の 内、 再 過 ぎな い 。. れ る。 本 検 討 で は、 有 機 性 廃 棄 物 、 特 に 食 品 廃 棄 物 の 排 出 ・処 理 状 況 に つ い て 示 す と と も に 、 自治 体 が行 っ て い る再 資 源 化 の 事 例 を 参 考 に、 今 後 の. 表1有. 機性廃棄物 の発生 および成分含有量. 項目. (万t). 処 理 や 再 資 源 化 に 関 す る 問題 点 と展 望 につ い て 明 わら類 もみがら. らか にす る。. 鋭. 19兇 1998. 9,430. 1999. 畜産物残 さ. の 約6割. 万 トン と推 定 さ れ て お り、 全 体 の廃 棄 物 に相 当 す る。 これ を 肥 料 成 分 と して 評 価. し た場 合 、窒 素132万 リ85万. トン、 リ ン酸62万. ト ン に 相 当 し、1996年. トン、 カ. に使 用 さ れ た 化 学. 肥 料 ベ ー ス で、 そ れ ぞ れ260%、102%、193%と. 749. リン酸. カリ. 24 05. 11!7 12. 274. 5L9. 玉19. 62. 1998 1∼腿. 05 α1. α1 0ρ. 03 α1. 19%. α6. α1. 0石. 1504. 1995 1995. 10 53. α4 3ρ. α4 α6. 632. 19卯. LO. α2. α9. 卸. 1997 1∼96. &0 19. 30 05. 32 09. 8550. 1努〕8. 1,995. 1卿. 89 120. 92 20. α6 60. 1β59. 1卿. 32. 1998. L4 QO. 15 α0. α1 α0. 紐 撚. 2,028. 木竹類 下氷汚泥 し尿 浄化槽汚泥. 69 14 &4. 50. 生 ごみ*. 含有量 (万t). 1∼け7. 樹 皮(バーク). 我 が 国 の 有 機 性 廃 棄 物 の 発 生 量 は、 年 間 約 2億8千. 167 95. おが くず 木 くず 動植物残さ 食品産業汚泥 建設発生木材. 成分. 麟. 1,172. 繍. 1.有 機 性 廃 棄 物 の 排 出 と処 理. 推計年. 発 生量. 集落排水汚泥. 合計 28,143 *:家 庭系 ・事業系. 1321. 621. 84b. 出典:改 定六版農業土木ハン ドブック 伽00)p.翻. な っ て お り、 必 要 な肥 料 の 量 を 十 分 賄 え る 資 源 量 と な っ て い る。 有 機 性 廃 棄 物 の 発 生 量 お よ び 成 分 含 有 量 を 表1に 示 す 。. 表2食. 品 廃 棄 物 排 出の 現 状(単. 頒. 発生源 と処理. こ の 中 で、 畜 産 廃 棄 物 は、 有 機 性 廃 棄 物 全 体 の 113を 占 め 、 そ の 処 理 が 大 き な 問題 と な っ て い る 。. 食品産業. 騰. 基 本 的 に は、 堆 肥 化 あ る い は 乾 燥 後 農 地 に還 元 す. 食品 般. る とい う方 法 が 取 られ て い る も の の 、 一 部 で は 不. 勲. 適 切 な 処 理 に よ り環 境 問 題 を 引 き起 こ して い る場. 鰍. 合 も あ る 。 こ の た め 、2004年 か ら施 行 さ れ る 「家. 廃棄物. トンで. が 有 効 利 用 され て い る。 し尿 処. 理 施 設 か ら発 生 す る汚 泥(1,173施. 焼 即 ・. 醗. 量. 埋め立. 利用. 鋤. 一 レ事業系. 設 の 調 査)は. 、. 17ア. 動鞠 系残さ 食品流通段階 → 売れ残り. 灘. 52%. 1(B 48%. 甥 鍍796. 2 03%. 一. 卿. 1000. 1外食産業、家庭) 調理くず. ㎝. 事業系 ▲. 一1レ 家庭系. (1998年. る法 律 」 へ の 対 応 が 問 題 とな って い る。. あ り、 そ の 約3割. 難. 997%. 3 α3%. 禽磯 し. 畜排 泄物の管 理の適 正化お よび利用 の推進 に関す. 生 活 排 水 汚 泥 の 内、 下 水 汚 泥 は8,550万. 食品製趨魏. 位:万 ゼ年). 農 林水産省資料). 事 業 所 や 食 品 関 連 産 業 か ら排 出 さ れ る 食 品 廃 棄 物(生. ゴ ミ)に つ い て は 、 食 品 リサ イ クル 法 等. に よ って リサ イ ク ル が 義 務 づ け られ る こ と と な っ. 約 半 分 が 有 機 質 肥 料 と して 利 用 さ れ て お り、 埋 め. た が 、 そ の半 分 を 占 め る家 庭 か ら排 出 す る 生 ゴ ミ. 立 て ・焼 却 処 理 が40%程. に つ い て は 、 い ま の と こ ろ 可 燃 ゴ ミ と して 排 出 さ. 度 とな っ て い る 。 ま た 、. 一18一.

(3) 食品廃棄物の処理 と利用の展望. れ 、 焼 却/埋. め立 て 処 理 さ れ る もの が 大 半 で あ る 。. 1996年 の 農 業 白 書 に よ る と、1日1人 カ ロ リー 供 給 量2630kca1に. 2.有 機 性 廃 棄 物 に 関す る法 律 体 系. あ た りの. 対 し、 摂 取 量 は2000. こ う した 状 況 の 中 で 地 球 環 境 問 題 に端 を 発 す る. kcalと な っ て お り 、この 差 、 つ ま り供 給 さ れ た カ. 環 境 意 識 の 高 ま りや 、 廃 棄 処 分 場 の 残 存 年 数 の不. ロ リー 量 の 約1/4に あ た る部 分 が、 食 べ 残 しや 生. 足 な どに よ り、2000年 に循 環 型 社 会 形 成 推 進 基 本. ゴ ミ と し て 捨 て ら れ て い た こ とに な る。 そ して 、. 法 が 制 定 さ れ た。 そ れ に伴 い 有 機 物 資 源 に 関 して. これ を 多 くの 経 費 と労 力 を か け て焼 却 処 分 して い. は、 廃 棄 物 処 理 法(2001年4月)、. る。1996年 に 東 京 だ け で 年 間 処 理 経 費 は930億. 進 法(2001年4月)、. 円. に も達 して い る。. 5月)が. 生 ごみ の焼 却 は、 ダ イ オ キ シ ン発 生 の 問題 が あ る こ とか ら、 地 方 自治 体 で は 家 庭 向 け の コ ンポ ス ト容 器(生. ゴ ミ堆 肥 化 容 器)の. 出 した り(約700の. 資 源 有 効 利 用促. 食 品 リサ イ ク ル 法(2001年. 制 定 さ れ 、 生 ゴ ミ処 理 の 義 務 化 や 、 リサ. イ クル 率 の 向 上 を 推 進 す る た め の 、 法 体 系 の 整 備 が行 われ た(図1参. 購入 への助 成金 を. 照)。. ㈱. 自治 体)、 コ ン ポ ス トセ ン ター. を 整 備 す る と こ ろ が 出 て き て い る 。 ま た、 都 市 部. 璽. 循環型社会形成推進基本法 (基本的枠艦み法). で は 団 地 な どの 集 合 住 宅 、 学 校 、 ホ テ ル な どの 施 設 単 位 で 生 ゴ ミの 堆 肥 化 を 含 め た再 資 源 化 を 行 う. [. グ リー ン購 入 法:国 等が 率先 して再生 品の購. 試 み が 増 大 して い る。 生 ゴ ミ の リサ イ ク ル 方 法 と し て は 、 昔 か ら堆 肥 化 す る 事 が 一 般 的 で あ り、 農 村 部 で は 、 豚 な ど家. 人 を推 進(新 蜆制定) 食 品 リサ イ ク ル法:食 品の製造 ・ 販売 事業者 、 レス トランな どに食 品残 さの発 生抑 制や リサ イ. 畜 の エ サ と して も 活 用 さ れ て い た 。 しか し、 高 度. クル等 を難. 経済 成長期以 降、都市 部で は生 ゴミを埋 める よ う. 建 設 リサ イ クル 法:建 設工事の受注者 な どに、. な 庭 を 持 て な くな り、 農 村 部 で は、 化 学 肥 料 の 普. 建 築物 な どの分別化遣 体や建 設廃 棄物 の リサ イ. 及 に よ り、 堆 肥 化 も 行 わ れ な くな っ た 。 さ ら に 、 ビニ ー ル や プ ラ ス チ ッ ク容 器 の 普 及 に よ って 、 生 ゴ ミの 中 に そ れ ら の 異 物 が 混 入 す る よ う に な り、. 付 け(新 規制定). クルを義 務付 け(新 規 制定) 家 電 リサ イ ク ル法:家 電製品の製造 ・ 販売 事 業 者 な どに、廃 家電製 品の回収 ・リサ イ クル を義 務 付け 噺 規制定). 堆 肥 化 に 際 して も 障 害 とな っ た 。こ う して 、 生 ゴ. 容 器 包 装 リサ イ ク ル法:容 器 包装の製造 ・利. ミ は 堆 肥 化 な ど に よ り、 リサ イ クル さ れ る こ と な. 用事業 者 な どに分別収集 され た容器 包装 の リサ. く、 廃 棄 物 と して 主 に 焼 却 処 分 さ れ る よ うに な っ. 資 源 有 効 利 用 促 進 法:ゴ ミの発生抑 制 、 リユ ース、リサ イクルを促進(整 備〉. た。 1970年 代 後 半 か ら1980年. イクルを義 務付け(既 制定). 代前 半 に かけ て、各. 地 の 自治 体 が 政 府 の 補 助 金 を 受 け て100以 上 の 堆 肥 化 施 設 を建 設 した 。 しか し1994年 時 点 で 稼 動 し て い る生 ゴ ミコ ン ポ ス ト施 設 は39施 設 とな っ て お. 廃 棄 物 処 理 法:ゴ ミの発生 抑制 と適 正 な リサ イクルや処 分を確保(改 正) 図1循. 環 型 社 会 形 成 に 関 わ る法 体 系. 資 料http:〃www.env.gojp!recycle!panf阻g!p6.gif. り、 い か に 生 ゴ ミ の再 資 源 化 が 困難 か を 物 語 っ て い る。 例 え ぼ、 横 浜 市 を モ デ ル に実 施 され た 国 の. こ の 中 で 、 特 に ス ー パ ー な ど事 業 所 か ら 出 る. プ ロ ジ ェ ク ト研 究 「ス タ ー ダ ス ト80」 で は、 分 別. 食 品 廃 棄 物 の リ サ イ クル を 義 務 づ け た 食 品 リサ イ. 収 集 を 行 わ ず 機 械 に よ る分 別 に依 存 し た た め 、 堆. ク ル 法(食. 肥 の 品 質 の悪 さや 重 金 属 の 検 出 に よ り、 普 及 が 進. くず や 食 べ 残 しを 肥 料 な どに 活 用 す る の が 狙 い で. まな か っ た。. あ り、2001年 度 の 施 行 か ら5年 を20%向. 一19一. 品 循 環 資 源 再 生 利 用 促 進 法)は. 、調理. 間 で再 資 源 化率. 上 さ せ る こ とを 目標 と して い る。 年 間排.

(4) 八丁信正. 出量 が100ト. ン を超 え る コ ン ビニ エ ン ス ス トアや. 現 在 、 自治 体 に よ る循 環 シ ス テ ム の 構 築 は、 北. 大 企 業 に 対 して は改 善 が 行 わ れ な い 場 合 、 企 業 名. 海 道札幌 市、山形 県長井 市、長野 県 臼田町、宮 崎. を 公 表 し た り業 務 改 善 命 令 の 発 動 を 行 う こ とが 可. 県 綾 町 、 国 富 町 、 あ る い は東 京 都 北 区 な どの 事 例. 能 とな っ た。 農 水 省 は 対 象 とな る大 企 業 を リス ト. が あ り、 徐 々 に拡 大 す る傾 向 に あ るが 、 全 国 的 に. ア ッ プ し、 現 在 の 再 資 源 化 率 な ど を 調 べ る作 業 を. 見 る と小 数 の 事 例 に 止 ま って い る 。 以 下 に タイ プ. 進 め て い る。. 別 の生 ゴ ミ処 理 の事 例 を示 す 。. 再 資 源 化 に 必 要 な 施 設 整 備 費 は1,000億. 円規模. と見 込 まれ 、 企 業 の コ ス ト増 は 必 至 で あ り、 政 府 は今 後 、 食 品廃 棄 物 を 高 品 質 の 飼 肥 料 に 転 用 す る. 3.1飼. 料 化(札. 幌 市). 札 幌 市 で は リサ イ クル 団 地 の建 設 を 含 む ごみ 減. 技術 開発や、処 理施設 の整備 で各種 支援策 を検討. 量 ・リサ イ クル 啓 発 運 動(さ. す る。 ま た 広 域 で 廃 棄 物 を 集 約 し効 率 的 に再 資 源. ラ ン)を1993年. 化 で き る よ う、 ごみ の 運 搬 な ど に 関 す る市 町 村 ご. 1998年 に は17%減. との 許 可 手 続 きの 簡 素 化 を 進 め る見 通 しで あ る。. た り排 出 量 も833gか 減 量(2000年. っ ぽ ろ ダイ エ ッ トプ. か ら展 開 し、1994年. と比 較 して 、. とな り、家 庭 ゴ ミの1日 一 人 当 ら、730gへ. で は714gと. と 約100gの. 一 層 減 少)を. 達 成 して. い る。. 3.食 品 系 廃 棄 物 処 理 の 状 況. こ う した 一 連 の 活 動 の 中 で 、 生 ゴ ミ の飼 料 化 の 日本 農 業 土 木 総 合 研 究 所 が2002年 ケ ー ト調 査(畜 市 町 村489市. 産 廃 棄 物357施. 町 村:全. に行 ったアン. 設:全 体 の15.3%、. 体 の15.3%か. れ 、1%が. 飼 料 化 、2%が. ラ ン、 学 校 な ど選 別 した187の れ る 年 間 約1万5000ト. ら の 回 答)に. よ る と、 再 資 源 化 施 設 全 体 で 、94%が. 取 り組 み が 開 始 さ れ た。 デ パ ー ト、 病 院 、 レ ス ト 事 業 所 か ら排 出 さ. ン の 生 ごみ を 集 め 、 飼 料. 堆肥化 さ. 化 す る シ ス テ ム を 構 築 して い る 。 加 工 は 、 天 ぷ ら. エ ネルギ ー化 されてい. の廃 油 を 利 用 し て 生 ゴ ミ を 天 ぷ ら状 にす る も の で. る。 特 に、 堆 肥 化 の 率 が 高 い の が 畜 産 廃 棄 物 で 、. 品 質 を 均 一 に す る 効 果 が あ る。 製 品 は 近 隣 の 飼 料. 全 体 の98%が. メー カ ー が 配 合 飼 料 の 原 料 と して 引 き取 って い る。. 堆 肥 化 さ れ て い る。 一 方 、 生 ゴ ミ. (家 庭 系 、 事 業 系)の. 堆 肥 化 率 は77%で. あ り、 エ. た だ 、 再 資 源 化 した 生 ご み飼 料 は 栄 養 価 が 高 す ぎ. ネ ル ギ ー 化(7%)、. 固形 燃 料 化(7%)、. 飼 料化. る た め 、 鶏 の え さ に す る場 合 、 トウ モ ロ コ シや 大. (3%)等. 、 多 様 な 処 理 が行 わ れ て い る。 堆 肥 化 以. 外 の 処 理 が 少 な い 理 由 と して 、 そ の 他 の 技 術 が 十 分 に確 立 さ れ て い な い こ とや コ ス トの 要 因 が 考 え られ る。. 内、 堆 肥 の 製 造 量 は 最 大3,500ト. あ り、 大 半(78%)は500ト. れ て お り、 袋 売 りで 平 均22円/kg、 し で 、7,781円/tと. ンで. ン以 下 の 小 規 模 な 施. 設 とな っ て い る。 販 売 は 全 体 の41%の. て い る。 この 飼 料 の 価 格 は トウ モ ロ コ シ よ りや や 安 い1. 施設 で行 わ トラ ッ ク渡. 比 較 して 高 価 に な っ. て い る の は、 施 設 規 模 が 、 家 庭 系 等 生 ゴ ミ が 平 均 で あ る の に 対 し、 畜 産 廃 棄 物 処 理 施. 設 の 規 模 が1,619ト. の配 合 飼 料 の 原 料 と し て販 路 の拡 大 が も とめ ら れ て い る。 しか し、 生 ゴ ミ の 処 理 量 は 、 札 幌 市 の事 業 系 生 ゴ ミの8%に. 止 ま って お り、 家 庭 ゴ ミ で は. 成 分 の ぼ らつ き が 多 い こ とか ら そ の 利 用 は 行 わ れ て い な い。. な っ て い る。 畜 産 廃 棄 物 等. の 堆 肥 販 売(全 体 の88%)と. 410ト ン/年. ぜ て利用 し. トン 当 た り1万 円程 度 とな っ て お り、 今 後 、 家 畜. 家 庭 事 業 所 系 の 生 ゴ ミ の堆 肥 化 を 行 っ て い る施 設(36)の. 豆 か す を 主 体 と した 配 合 飼 料 に5%混. ン/年. と大 き く違 う こ と も要. 因 で あ る と思 わ れ る。. 3.2堆 肥 化 3.2.1山. 形 県 長 井 市(人. 口3万3千. 人). 長 井 市 で は、 「台 所 と農 業 を つ な ぐ な が い 計 画 (レ イ ンボ ー プ ラ ン)」 とい う有 機 物 資 源 の 地 域 内 循 環 シ ス テ ム の構 築 が 進 ん で い る 。 これ は 市 民 の. 一20一.

(5) 食品廃棄物の処理 と利用の展望. 台 所 や 事 業 所 か ら 出 る 生 ゴ ミを 分 別 収 集 し、 これ. ん は 、 受 け 入 れ が2.3ト. を 原 料 に 良 質 な 堆 肥 を つ く り、 こ の 堆 肥 を近 隣 の. 入 し 、 籾 殻 は 、農 家 か ら 堆 肥 セ ン タ ー の ト ラ ッ ク. 農 地 に 還 元 して 安 全 な 有 機 農 産 物 を 生 産 し、 これ. で収 集 して い る。. を地 元消費者 の食卓 に提供、 そ こで出た生 ゴ ミは 再 び 堆 肥 にす る とい う方 式 で あ る。. (2)処. 理:1997年. ン/日. か らな る 「ま ち づ く りデ. ザ イ ン会 議 」(1988年)の. 活 動 に 始 ま り、 「地 元 で. ドル 式 発 酵 槽)が. 程 度搬. 建 設 の コ ン ポ ス トセ ン タ ー で. 処 理 し て い る 。 日 量 約9ト. こ の計 画 は 、 市 民97人. で 、 週4回. ン の 処 理 能 力(横. 型 パ. あ り 、 プ ラ ン ト、 籾 殻 貯 蔵 棟 、. 土 壌 脱 臭 棟 か ら構 成 され て い る。 工 事 請 負 金 額 は. 安 全 な 食 べ 物 を 生 産 し、 地 元 の 消 費 者 に 食 べ させ. 3億8520万. た い 」 とい う農 業 生 産 者 の発 想 か ら生 ま れ た 。 こ. 堆 肥 セ ン タ ー で は 、シ ル バ ー 人 材 セ ン タ ー の6人. の 活 動 を推 進 して い く中 で 、 有 機 肥 料 の地 域 自給 、. が 嘱託 職 員 と して勤 務 して い る。. 生 ゴ ミの 堆 肥 化 に よ る 有 機 資 源 の地 域 循 環 シ ス テ ム が作 られ 、1997年2月. か ら本 格 的 に ス タ ー ト し. (3)利. 円 、(国 の 補 助112、. 用:堆. 県9%)で. 肥 の 価 格 は15kg320円. 170円 、 ば ら 売 り:4,000円1ト. あ る。. 、5kg. ン に設 定 して い る。. た 。 レイ ン ボ ー プ ラ ン の 推 進 体 制 お よ び 循 環 シ ス. 1999年. テ ム を 図2に 示 す 。. れ 、 こ の堆 肥 を 利 用 して 作 物 を市 内 に 出 す 農 家 は、 1999年. か ら、 レイ ンボ ー 農 産 物 認 証 制 度 が 設 け ら. で51戸. 、17haの. 大 豆 と そ ぼ3.5ha、. 纏. 収 集 ス テー シ ョン. 生 ゴミ:1500t 中心部5000世 帯. (220ヶ. 認罎. 所):コ. 2000年 ンテ. 矯諜 者収集 ≡ 週2回. 畜産 農家. 農 地 が 対 象(米8ha、 野 菜6ha)と. な っ て い る。. か ら は学 校 給 食 へ の 食 材 の 供 給 も開 始 さ れ. て い る。 さ ら に は、 レイ ン ボ ー 農 産 物 を 使 っ た加 工 品(ラ. ー メ ン 、 そ ば 、 洋 菓 子 な ど)も. 開発されて. い る。. コン ポ ス トセ ン ター. 畜ふ ん:500t 原 料:2500t. 稲 作農家. 堆 肥 生 産:500t. もみ殻:500t. 農協. 消費者. ;生 産物. 臓. 図2レ イ ンボ ー プ ラ ンの 推 進 体 制 お よび 流 れ. こ の シ ス テ ム に よ り、 従 来 焼 却 して い た生 ゴ ミ が 有 効 活 用 さ れ る こ と に な り、 長 井 市 の 生 活 系 可 燃 ゴ ミ の 処 理 量 は2,527ト 減 少 し た(1,264ト. 図3堆. 肥 生 産 フ ロー チ ャー ト(長 井 市). ン と前 年 度 の2/3に. ン 減 少)。 以 下 に、 循 環 シ ス テ. ムの概要を示す。. (4)収. 支:表3に1998年. の 処 理 実 績 を示 す。 畜. ふ ん の 処 理 収 入 と 堆 肥 の 販 売 で500万. 円の収入 が. あ る 。 一 方 、 生 ご み 焼 却 処 理 の 場 合 は16,000円/. (1)生. ゴ ミ の 回 収:一 般 家 庭 か ら 出 る生 ごみ は 、. バ ケ ツ に 入 れ て、 ごみ 収 集 所 の コ ン テ ナ(70リ トル)に 入 れ る 。 コ ンテ ナ に は約40キ. ッ. ロの 生 ごみ. が 入 り、1収 集 所 あ た り、 コ ンテ ナ を2-3個. 配. 置 す る(農 水 省 補 助 事 業 に よ り800個 購 入)。 畜 ふ. 一21一. トン 、 計2,200万. 円 必 要 で あ り、 合 計2,700万. 円の. 利 益 と な って い る 。 支 出 と し て、 施 設 の ラ ンニ ン グ コ ス ト に 年 間2,500万 万 円 を 合 わ せ て 、3,700万 1,000万. 円 、 生 ご み 収 集 経 費1,200 円 で あ り、 実 質 的 に は 、. 円 の 赤 字 で あ る 。 世 帯 あ た り約1,000円/.

(6) 八丁信正. 年 の 負 担 とな るが 、 ごみ 減 量 に よ る 利 益 や 焼 却 の. ス を 見 な が ら 自動 的 に撹 拝 が 繰 り返 さ れ 、 発 酵 が. 削 減 に よ る 環 境 改 善 利 益 、 住 民 意 識 の 向 上 な ど、. 促 進 さ れ る。 水 分 は 尿 溜 槽 か ら ポ ン プ で運 ぼ れ た. 副 次 的 な 利 益 が 大 きい 。. 豚 尿 が 、撹 搾 機 を 通 して 散 布 さ れ る。 一 次 発 酵 後 、 異 物 除 去 装 置 で残 渣 が 除 去 さ れ 、 養 生 槽 と呼 ぼ れ. 表31998年. 原料. る 二 次 発 酵 棟 に 移 送 さ れ る。3日. 度 の 処 理 実 績(長 井 市). 備考. 搬 入量(t>. 生ごみ. 1β51. 畜ふん. 姻. 籾殻 計. 450. 2235. 処理 手数料 系:7)円10kg 5円/10kg. しを 行 い 、 下 か ら も 曝 気 プ ロ ワ で 空 気 を送 り込 み 事業. な が ら20日 間 処 理 さ れ る。 そ の 後 、 磁 選 機(く ぎ や ク リ ップ 等 金 属 を 選 り分 け る 装 置)や. 鰯. ふ るい. 機 に か け 、 再 度 念 入 りに異 物 の 除去 が行 わ れ た 後 、. ㎝. 袋 詰 め され る。 (3)利 用:ク. 3.2.2宮 崎 県 国 富 町(人. に1度 の 切 り返. 口約22,000人). リー ン セ ン タ ー の堆 肥 は 町 民 だ け. に 販 売 して お り、15kgの. 国富 町 で は全 国 に 先 駆 け て 、1984年 に生 ゴ ミ と. 売 りは1ト. 袋 詰 め は260円. 、ぼら. ン当 た り8400円 で 販 売 す る。 実 質 的 に. 家 畜 の 糞 尿 を 堆 肥 化 す る ク リー ン セ ン ター を 建 設. は、 堆 肥 の 売 り上 げ を 入 れ て も、 年 間2500万. し、 そ の 堆 肥 を 農 地 に 還 元 し、 土 作 りや 農 業 の 振. どの 赤 字 で あ る が 、 そ の赤 字 分 は 、 農 業 政 策 の土. 興 を 行 って い る。. づ く り施 作 補 助 金 と して 、 町 の 年 間 予 算 に 計 上 さ. (1)回. 収:家. 庭の生 ゴミの回収 は、指定 の紙袋. を 使 用 し て行 わ れ る。 残 飯 や 野 菜 くず な どの 堆 肥. 円ほ. れ 、 堆 肥 の販 売 価 格 は で き る だ け 低 め に抑 え ら れ て い る。. 化 でき るものだ けを入れ、水 分調 節の ため、 よ く 水 き り し た も の を 新 聞 紙 に包 ん で袋 に 詰 め る よ う 指 導 が 行 わ れ て い る。 回収 日 は 火 曜 と金 曜 の 週2. 3.3バ. イ オ ガ ス ・発 電(奈. 良 県 生 駒 市). 奈 良 県 生 駒 市 で は 、 し尿 等 の 汚 泥 に 生 ゴ ミ を加. 回 で あ る。 紙 袋 、 新 聞 紙 、 麻 の と じ ヒモ は堆 肥 化. え た メ タ ン ガ ス 回 収 、 消 化 汚 泥 の 堆 肥 化 を 行 う再. で き る た め、 セ ン タ ー に 運 ぼ れ た後 、 袋 詰 め の ま. 資 源 化 施 設 「生 駒 エ コパ ー ク21」. ま原 料 貯 留 槽 へ 入 れ られ る。 家 畜 の糞 尿 は 畜 産 農. 建 設 した 。 施 設 の 建 設 費 と して、3.6億 円、 人 件 費. 家 に あ る堆 積 所 が い っぱ い に な っ た 時 点 で 、 農 家. を 除 い た 維 持 管 理 費 に 約1.3億 円 必 要 とな っ て い. が セ ン ター に 連 絡 を 入 れ る と、 回収 業 者 が 回 収 す. る。. る。 ま た 、 養 鶏 農 家 に つ い て は 、 出荷 日時 を 連 絡. (1)回 収:市. す る と、 出 荷 後 に タ ワ ー シ ョベ ル カ ー や 清 掃 用 具. 中 心 に年 間200日. を 携 え た 回収 業 者 が 、 鶏 舎 内 の 集 糞 か ら清 掃 ま で. を行 っ て い る。. を 行 う。 豚 尿 だ け は、 養 豚 農 家 が バ キ ュー ム カ ー. (2)処 理:発. あ ま り回 収 。 し尿 は 、 毎 日 回収. 酵 方 式 は 高 温 高 速 メ タ ン発 酵 方 式. を 用 い て お り、 年 間 で 約2.7万klの. 処 理 料 は す べ て 無 料 で あ り、 牛 糞 と豚 糞 に は 原 料. 尿 お よ び204ト. 代 と して、1ト ン 当 た り200-800円 の 支 給 が 行 わ れ. 業 系 一 般 廃 棄 物)を. て い る(価 格 は水 分 調 整 の 状 態 に よ り決 定)。. 発 電 して い る。. 理:1985年4月. 開 始 し た 。 当 時 の1日. に 堆 肥 セ ン ター が稼 働 を の 処 理 能 力 は24.6ト. ンで. あ っ た が 、1996年 に は 、 ウル グ ア イ ・ラ ウ ン ド農 業 合 意 関 連 事 業 対 策 の 一 環 で 、 処 理 能 力 は53.9ト ン に 拡 充 さ れ た 。 一 次 発 酵 棟 は ス ク ー プ式 発 酵 法 で 、15日 間 に 渡 っ て 空 気 量 や 水 分 、 温 度 の バ ラ ン. 一22一. (3)利. 汲み取 りし. ン の生 ゴ ミ(野 菜 を 中 心 と し た事. 用:1日. して 登 録 済 み)を い る。. 度に. 内 の ス ー パ ー な どか ら野 菜 くず を. で くみ 取 り、 セ ン タ ー へ 運 ぶ 。 これ らの 回収 料 や. (2)処. を2000年. 用 い 、1日 平 均165kwhを. 約700kgの. コ ン ポ ス ト(肥 料 と. 生 産 し、 市 民 に 無 料 で提 供 して.

(7) 食品廃棄物の処理 と利用の展望. は な く、 市 民 の 参 加 を 得 な が ら、2つ. 4.食 品 廃 棄 物 処 理 の 問 題 点. 応 す る必 要 が あ る 。 第1段. の 段 階 で対. 階 は 、 個 々 の 家 庭 ・事. 前 述 の 日本 農 業 土 木 総 合 研 究 所 の ア ン ケ ー ト調. 業 所 レベ ル で の処 理 や リサ イ ク ル で あ り、 二 つ め. 査 に よ る と、 施 設 に お け る 処 理 の 問 題 点 と して 、. の段 階 は、 家 庭 ・事 業 所 レベ ル で対 応 で き な い 部. 堆 肥 化 技 術 に 関 す る 公 的 基 準 や マ ニ ュ アル の 整 備. 分 に つ い て 自治 体 が 行 う生 ゴ ミ の 処 理 ・リサ イ ク. の 遅 れ 、 初 期 投 資 ・維 持 管 理 費 を 含 め た 製 造 コ ス. ル で あ る。 生 産 一消 費 一廃 棄 一再 資 源 化 とい う一. トの 問 題 、 処 理 効 率 の 低 さ、 水 分 調 整 の た め の 副. 連 の 流 れ の 中 で、 そ れ ぞ れ の 段 階 の 連 携 を 保 っ た. 資 材 の 確 保 、 あ るい は 悪 臭 の発 生 な どが 上 げ られ. シ ス テ ム を 構 築 す る こ とが 、 有 効 な 生 ゴ ミ処 理 シ. て い る。. ス テ ム の確 立 につ な が る と考 え る。. 堆 肥 の 原 料 は 食 品 系 生 ゴ ミ、 畜 産 廃 棄 物 お よ び. 第1段 階 に お い て排 出 者 の 削 減 努 力 を 強 化 す る. 汚 泥 な どであ るが、水分 状 況、気 候、 製造 方 法、. た め に は、 関 係 者 の 意 識 の 向 上 、 イ ンセ ンテ ィ ブ. 副 資 材 の 材 質 な ど に よ り、 製 造 し た 堆 肥 の 品 質 は. (コ ンポ ス ター に対 す る補 助 金)あ. 大 き く異 な る 。 こ の た め 、 一 定 品 質 の 堆 肥 を 安 定. 収(有. 料 化)等. の ソ フ ト面 で の 対 応 も重 要 と な っ. 的 に供 給 で き る技 術 や 体 制 を 確 立 す る こ とが 処 理. て く る。 第2段. 階 と し て、 処 理 で き な い 部 分 を再. に お け る大 き な 課 題 で あ る 。 特 に、 生 ゴ ミ の 中 身. 資 源化施設 で処理 す る こととなるが、 その場合 で. は変 動 が 大 き い 。 調 理 の 際 に 油 分 や 塩 分 な どが 多. も 生 ゴ ミ排 出 時 の 処 理 や 生 産 物(堆. く使 わ れ て い る と、 畑 で 使 わ れ た 際 に 障 害 を 起 こ. 対 す る 関 係 者 の 参 画 と協 力 が 必 要 不 可 欠 と な る。. し、 土 壌 が 劣 化 ・作 物 の 成 育 障 害 の原 因 とな る こ. 再 資 源 化 の 取 り組 み に 成 功 し た事 例 の 多 くが 中小. と も指 摘 され て い る。. 規 模 の 市 町 村 で あ る 状 況 を 考 え る と、 関係 者 の参. 加 え て 、 生 ごみ は 毎 日 出 る が 、 堆 肥 の 需 要 は 春 と秋 の 年2回. るい は費 用 の徴. 肥)の. 利用 に. 画 の重 要 性 が理 解 で き る。. とい う需 給 の 調 整 も 難 し くな る。 同. ま た 、 自治 体 に よ る 生 ゴ ミ 処 理 シ ス テ ム を 考. 時 に、 生 ゴ ミ が 大 量 に 発 生 す る都 市 部 と、 処 理 が. え る 場 合 、 生 ゴ ミ ぼ か りで な く、 畜 産 施 設 、 下 水. 行 わ れ た 堆 肥 が 主 に 利 用 さ れ る農 村 部 で 地 域 間 の. 処 理 施 設 、 食 品 関連 産 業 施 設 か ら発 生 す る 有 機 資. 需 給 ア ンバ ラ ン ス が あ る。 この た め 、 安 定 した 供. 源 を 統 合 的 的 に 処 理 、 再 資 源 化 す る形 に し、 大 き. 給 を行 う た め に は、 製 品 の 保 管 場 所 の 確 保 や 流 通. な循 環 を 念 頭 に お い た施 設 と した ほ うが 、 そ れ ぞ. シ ス テ ム の整 備 が 大 き な 課 題 と な る が 、 こ う し た. れ の 生 産 ・処 理 過 程 で 発 生 す る 資 材 や 熱 、 エ ネ ル. 整 備 に と もな い 処 理 に必 要 な コス トも増 大 す る。. ギ ー 等 の有 効 利 用 が期 待 き る。. 堆 肥 化 プ ラ ン トが う ま く機 能 して い る 地 域 は 、. ま た 、 再 資 源 化 した 生 産 物 ・生 成 物 は大 量 に な. 近郊 に農村 を抱 える中小 の市町村 が多い。大 都市. る た め 、 そ の 活 用 に 関 連 し て利 用 者(農. 業者、市. で は う ま く機 能 しな い 理 由 は 、 需 要 と供 給 の ア ン. 民)の. バ ラ ン ス も大 き な要 因 で あ る と考 え る。 生 ゴ ミや. 全 体 の リサ イ クル シ ス テ ム の 構 築 段 階 か ら関 係 者. 堆 肥 を 長 距 離 、 大 量 に トラ ッ クで 移 動 し な け れ ぼ. の 参 画 を 仰 ぎ、 関 係 者 の 理 解 と協 力 を 得 な が ら、. な ら な い とす る と、 焼 却 と比 較 し て 環 境 的 に ど ち. 計 画 を進 め る こ とが重 要 とな る。. 参 画 が 不 可 欠 で あ る。 こ の た め に は 、 地 域. ら が 好 ま しい の か とい う こ と も検 討 して お く必 要 が あ る。. おわ りに 5.考. 察. 食 品 系 廃 棄 物(生 家 庭 ・事 業 所 か ら排 出 さ れ る 生 ゴ ミを 減 ら し、 処 理 ・再 資 源 化 す る に は 、 全 て 自治 体 が 行 うの で. 一23一. ゴ ミ)の 処 理 の 問 題 点 と展 望. に つ い て検 討 を 行 っ た。 これ ま で 、 多 くの 取 り組 み が な さ れ て き た に も か か わ らす 、 再 資 源 化 の取.

(8) 八丁信正. り組 み が 一 部 の 地 域 で しか 成 功 して い な い 理 由 と して 、 廃 棄 物 を排 出 す る 消 費 者 ・ 事 業 者 と利 用 す る 農 業 者 等 の十 分 な参 画 を 求 め ず に 、 プ ロ ジ ェ ク ト を 推 進 し て き た こ とが 上 げ られ る。 現 在 堆 肥 化 や そ の 利 用 に成 功 し て い る長 井 市 や 宮 崎 県 綾 町 な ど は、 事 業 に 対 す る地 域 住 民 の参 画 を 得 て 地 域 資 源 の 循 環 シ ス テ ム を設 立 し、 そ の 結 果 う ま く機 能 し て い る よ うに 思 わ れ る 。 地 域 住 民 の 広 範 な参 画 に も とづ き、 排 出 サ イ ドの 意 識 を 向 上 さ せ 、 ゴ ミ の 分 別 や 水 切 り とい っ た 家 庭 レベ ル で の 対 応 を 行 う と と もに 、 生 成 物 を受 け 入 れ る 側 の 事 情 を十 分 考 慮 し た取 り組 み を 行 う こ とが 重 要 で あ る と考 え る。. 参 考 ・引用文献. 藤 原 俊 六 郎:生 ご み の 堆 肥 化 法 と家 畜 ふ ん 混 合 堆 肥 等 そ の 実 用 例,畜 産 環 境 情 報,No.10(2000) 岩 田 信 午 ・松 崎 敏 英:生. ごみ. 堆肥. リサ イ ク. ル,家 の光 協 会(2001) 農 政 ジ ャー ナ リ ス トの 会. 循 環 型 社 会 と農 業. 農. 林 統 計 協 会(2001) ジ ェ トロ:21世. 紀 世 界 の リサ イ クル,ジ ェ トロ. (1999) 田 中 勝:リ サ イ クル:世 界 の 先 進 都 市 か ら,星 雲 ネ 土(1998) 薄 上 秀 男:発 酵 肥 料 の つ く り方 ・使 い 方,農 文 協 (1995) 日本 農 業 土 木 総 合 研 究 所:農 村 地 域 に お け る 物 質 循 環 ア ンケ ー ト調 査,報 告 書(2002) 日本 農 業 土 木 総 合 研 究 所:有 機 性 廃 棄 物 の 農 地 還 元,(2002) 長 井 市 レイ ン ボ ー プ ラ ン の取 り組 み と今 後 の 方 向 推 進 室(1998). 一24一.

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参照

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