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特集「システムLSI設計とその技術」の編集にあたって

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Academic year: 2021

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(1)Vol. 48. No. 5. 情報処理学会論文誌. May 2007. 特集「システム LSI 設計とその技術」の編集にあたって 秀 俊†. 小 野 寺 システム LSI に代表される集積回路は,電子システムの. 1 回編集委員会を 2006 年 11 月 17 日に開催し,採否と照会. 高機能化,高性能化,低価格化を担うキーデバイスである.. 事項を審議し,合議によって判定を行った.ここで条件付き. 1959 年に数個の素子の集合として誕生した集積回路は,今. 採録と判定された論文に対しては,査読者およびメタレビュ. や情報処理システム全体を集積化したシステム LSI へと発. アから提示された採録条件,コメントを付して筆者への照会. 展を遂げた.システム LSI は,あらゆる民生機器や産業機. を行い,修正された原稿と筆者からの回答を査読者に送付し,. 器に埋め込まれ,社会の多様化,分散化,ネットワーク化を. 再度査読を依頼した.際査読結果に基づき,第 2 回編集委. 促進している.産業競争力の源泉として,また,未来社会を. 員会を 1 月下旬に電子メールベースで開催し,合議により. 支える基盤デバイスとして,システム LSI が果たす役割は. 2007 年 2 月 1 日に採否を決定した.これらの結果,3 件が. ますます重要になる.デバイスの寸法がナノスケールに向か. 採録となり,1 件が 2 回目の照会を行うこととなった.2 回. う現在,システム LSI の設計においては,設計複雑度や消. 目照会の結果は採録と判断し,採録論文は合計で 4 件となっ. 費電力の爆発的増加や,微細化による製造性の劣化やばらつ. た.採択率は 29%である.各論文の査読に,通常の論文と. きの増大など,解決すべき数多くの課題が待ち構えている.. 比べて,より専門の方々があたっており,評価が若干厳しく. 半導体技術の持続的な発展を可能にするために,多くの領域. なっているきらいがあるが,その分,採録された論文は質の. で設計技術の革新が必要とされている.. 高いものとなっているといえる.分野としては,システム/. 本特集は,このシステム LSI 設計とその設計技術を主な. アーキテクチャ設計支援が 1 件,テスト設計自動化が 2 件,. 対象とするものであり,情報処理学会システム LSI 設計技. レイアウト設計/検証が 1 件採録された.本特集がシステム. 術(略称 SLDM)研究会が企画し,論文誌編集委員会の承. LSI の設計技術,設計自動化技術の進歩,発展に貢献し,ま. 認を得て SLDM 運営委員を中心に特集編集委員会を組織し. た,周辺分野の方々にこの分野に関心を持っていただく一助. て,論文の公募,査読,編集を行い,編集結果に対する論文. となれば幸である. 最後に,本特集にご投稿いただいた筆者の方々,特集編集. 誌編集委員会の承認を得て,ここに発行に至ったものである.. SLDM 研究会は,わが国における電子システムの設計. 委員の方々,特に幹事を務めていただいた熊本大学の飯田全. 自動化技術の進展を目的として 1971 年に発足した計算. 広氏,査読者の方々,そして学会事務局の皆様に感謝いたし. 機設計自動化研究委員会を源とし,その後,時代の要請. ます.. に合わせてスコープと名称を変更し,1999 年にシステ 「システム LSI 設計とその技術」特集編集委員会. ム LSI の設計技術全般を含む研究分野にスコープを拡 大して現在の名称となった.SLDM 研究会については,. http://www.ipsj.or.jp/sig./sldm/をご覧いただきたい.. • 編集長(ゲストエディタ) 小野寺秀俊(京都大学). SLDM 研究会の企画による特集は,1999 年 4 月を最初 • 編集幹事. として毎年連続して発行され,今回で 9 回目となる.本特. 飯田全広(熊本大学). 集の編集にあたっては,学会のゲストエディタ制度を利用し て 16 名からなる特集編集委員会を組織した.編集委員には,. • 編集委員(五十音順). SLDM 運営委員を中心に,特集の対象となる分野のすべて. 青木 孝(NTT マイクロシステムインテグレーション. をカバーできるように,運営委員以外からも人材を加えた.. 研究所),伊藤和人(埼玉大),梶原誠司(九州工業大. 2006 年 6 月に論文募集の公告を行い,9 月 15 日の締切り. 学) ,木村晋二(早稲田大) ,久我守弘(熊本大学) ,高橋. 時に 14 件の投稿を得た.対象分野の全般から投稿があった.. 篤司(東工大),武内良典(大阪大学),冨山宏之(名. それぞれの論文に対して,その内容に相応しい編集委員 1 名. 古屋大学),沼 昌宏(神戸大),橋本昌宜(大阪大学),. をメタレビュアとし,メタレビュアは各論文に適切な査読者. 浜口清治(大阪大学),福井正博(立命館大),湊 真一. を 2 名割り当て,査読者とともに論文を査読し評価した.第. (北海道大学),山下 茂(奈良先端大). † 京都大学. 1887.

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