Volumio インストール設定方法
本書は、Volumio のインストールと設定を
お手伝いするための参考文書となりますので、
本書に関する質問にはお答えできません。
Volumio インストール設定方法
アムレック
.目次
Volumio インストール設定方法 ... 1 目次 ... 2 はじめに ... 3 注意事項 ... 3 1.準備編 ... 4 1-1. SD カードのフォーマットツール ... 4 1-1-1. SD メモリーカードフォーマッターのインストール ... 4 1-1-2. microSD カードのフォーマット ... 9 1-2. Volumio のダウンロード ... 11 1-3. OS書き込みツール ... 13 1-3-1. balenaEtcher のインストール ... 13 1-3-2. Volumio の書き込み ... 14 1-4. ネットワーク上の IP アドレスの確認ツール ... 18 2. Volumio の設定 ... 21 2-1. Volumio の起動 ... 21 2-2. オーディオの設定 ... 28 2-2-1. DoP の設定 ... 28 2-2-2. 音量オプションの設定 ... 30 2-2-3. 16bit PCM のノイズ対策 ... 32 2-2-4. 起動音を消すには ... 35 2-3. 無線 LAN への接続 ... 37 2-4. ネットワークファイルサーバーへの接続 ... 44 3. Volumio の使い方 ... 52 3-1. 音楽の登録 ... 52 3-1-1. ネットワークファイルサーバー上の音楽の登録 ... 52 3-1-2. USBメモリ上の音楽の登録 ... 56 3-2. 再生方法の変更 ... 61 3-2-1. 繰り返し再生 ... 61 3-2-2. ランダム再生 ... 63 3-3. キュー(再生リスト)の操作 ... 65 3-3-1. キューから不要な曲を削除するには ... 65 3-3-2. キュー(再生リスト)をすべて削除するには ... 66 3-3-3. 再生リストを別名で保存するには ... 67 3-3-4. 保存した再生リストを削除するには ... 69 3-4. Raspberry Pi の電源切断方法 ... 70 連絡先 ... 72はじめに
対象の Raspberry Pi は Raspberry Pi 3 model B+ 及び B です。 Windows10 のパソコンを使用した場合の事例で説明していきます。 ファイル名等で表記されるバージョン番号や日付は 2019 年 8 月 2 日時点のものです。 各サイトでの最新版へのアップデートに応じて適時読み換えてください。
注意事項
※Volumio でネイティブで再生可能なサンプリング周波数は PCM 192KHz、DSD 2.8MHz までです。 PCM 352.8/384KHz 及び DSD5.6MHz の楽曲は PCM 192KHz で再生されます。 ※Volumio で再生可能な DSD ファイル形式は DSF 形式です。DIFF 形式のファイルは無視されます。 ※DSD 再生時、停止、スキップ等でポップノイズが発生します。 ※2-2-2. 音量オプションの設定で『Software』にするとVolumio のブラウザ画面上で音量調整ができる ようになりますが、DSD や PCM352.8/384KHz の楽曲を再生しようとするとエラーになり再生 できません。 ※CD をリッピングした場合などの 16bit PCM の楽曲を再生するとノイズが発生します。この対策を 行うには 2-2-3. 16bit PCM のノイズ対策を行ってください。なおこの対策を行うとDSD の楽曲は すべて PCM 192KHz に変換されて再生されます。 ※Volumio の起動音再生時にはノイズが発生します。気になる場合は 2-2-4. 起動音を消すにはの手順で 起動音を消してください。 ※3-1-2. USBメモリ上の音楽の登録で USB メモリを認識しない場合は、USB メモリの抜き差しを 行ってみてください。※いきなり Raspberry Pi の電源を切断すると Volumio や USB メモリ上のファイルが破損する場合が ありますので3-4. Raspberry Pi の電源切断方法の手順で電源を切断します。
1.準備編
1-1. SD カードのフォーマットツール 1-1-1. SD メモリーカードフォーマッターのインストール microSD カードのフォーマットに使用します。 下記 URL から SD メモリカードフォーマッターをダウンロードしインストールします。 https://www.sdcard.org/jp/downloads/formatter/ 下にスクロールしていきます 使用 PC が Windows の場合、『Windows 用ダウンロード』をクリックします。下にスクロールしていきます
『同意します』をクリックするとダウンロードが始まります。
解凍したら 『SD Card Formatter 5.0.1 Setup JP』 を実行します。
『次へ(N)>』をクリックします。 …に同意します(A)をチェックします。
『インストール(I)』をクリックします。
1-1-2. microSD カードのフォーマット
microSD カードをパソコンに接続して、SD Card Formatter を起動します。
なお他に SD カードや USB メモリ等がある場合には間違ってフォーマットしないように他の SD カードや USB メモリを外しておくことをお勧めします。 クイックフォーマットにします。 デスクトップ上のこのアイコンをダブルクリックします。 他にも SD カードや USB メモリ等が接続され ている場合は、間違いないかよく確認してく ださい。 『フォーマット』をクリックします。 『はい(Y)』をクリックします。
以下の表示(ドライブ名はお使いの環境によって異なる場合があります)がされたら さらに以下の表示がされたら X をクリックして終了します。 『OK』をクリックします。 『キャンセル』をクリックして無視します。 『OK』をクリックします。
1-2. Volumio のダウンロード
下記の URL から Volumio をダウンロードします。
https://volumio.org/get-started/
ダウンロードが完了したら volumio-2.598-2019-07-26-pi.img を解凍(展開)します。 クリックするとダウンロードが始まります。
1-3. OS書き込みツール 1-3-1. balenaEtcher のインストール ダウンロードした Volumio を microSD カードに書き込むのに使用します。 下記 URL からOS書き込みツールをダウンロードしインストールします。 https://www.balena.io/etcher/ ダウンロードしたら 『balenaEtcher-Setup-1.5.52』 を実行します。 クリックするとダウンロードが始まります。
1-3-2. Volumio の書き込み インストールが完了すると自動でプログラムが起動します。 自動で起動しない場合はデスクトップ上のアイコンをクリックします。 デスクトップ上のこのアイコンをダブルクリックします。 『Select image』をクリックします。 『同意する(A)』をクリックするとインストールが始まります。
volumio のディスクイメージファイルを選択します。
選択したら『開く(O)』をクリックします。
書き込みが始まります。
以下の表示(ドライブ名はお使いの環境によって異なる場合があります)がされたら
さらに以下の表示がされたら
『キャンセル』をクリックして無視します。
以下の表示がされたら書き込み完了です。
1-4. ネットワーク上の IP アドレスの確認ツール Raspberry Pi やファイルサーバーのアドレスを知るために使用します。 下記 URL から Advanced_IP_Scanner をダウンロードしてインストールします。 http://www.advanced-ip-scanner.com/jp/ クリックするとダウンロードが始まります。 ダウンロードしたら 『Advanced_IP_Scanner_2.5.3850』 を実行します。
『OK』をクリックします。
『インストール(I)』にします。
『次へ(N)>』をクリックします。
『同意する(A)』にします。
インストールが完了すると自動でプログラムが起動します。
自動で起動しない場合はデスクトップ上のアイコンをクリックします。 『完了(F)』をクリックします。
デスクトップ上のこのアイコンをダブルクリックします。
2. Volumio の設定
2-1. Volumio の起動AL-38PD と Raspberry Pi を接続し、ネットワークにつながっている LAN ケーブルを Raspberry Pi に接続し、 Volumio を書き込んだ microSD カードを Raspberry Pi に挿入して Raspberry Pi の電源を入れます。
電源を入れてからしばらくしたら
Volumio の初期設定画面が表示されます。
『日本語』を選んで、
『Next』をクリックします。
I have an I2S DAC のボックスをクリックして NO から YES に変えます。
『Next』をクリックします。
『Next』をクリックします。
『Done』をクリックします。
2-2. オーディオの設定
2-2-1. DoP の設定
歯車アイコンをクリックします。
もしプレイヤー画面に戻った場合は、再度歯車アイコンからプレイバックオプションを選択します。 下に スクロール していきま す。 DSD Playback Mode 欄の『▼』をクリックしてリストを出します。 『DSD over PCM(DoP)』をクリックします。 『保存』をクリックします。
2-2-2. 音量オプションの設定 下に スクロール していきま す。 Mixer Type 欄の『▼』をクリックしてリストを出します。 Volumio の画面上で音量調整する場合は、 『Software』をクリックします。 ※注意:『Software』にすると DSD や PCM352.8KHz 及び 384KHz は再生できずエラーになります。 AL-38PD のボリュームや外付けのアンプの ボリュームで音量調整する場合は、 『None』をクリックします。 『保存』をクリックします。この時一瞬ノイズが発生します。
音量調整幅を設定するには、ワンクリック音量ステップ 欄の『▼』をクリックして リストを出します。 設定したい値をクリックします。 『1』 だと 0~100 まで 1 づつ調整できます。 『20』だと 0~100 まで 20 づつの調整です。 『保存』をクリックします。
2-2-3. 16bit PCM のノイズ対策
CD をリッピングした場合などの 44.1KHz/16bit の音楽ファイルでのノイズ対策は以下のように行います。
なお、この設定を行うと DSD はすべて PCM に変換されて再生されます。
24bit 以上の PCM や DSD ファイルの再生が主体で 16bit の音楽が無い場合は Audio Resampling 欄は 『Off』のままにします。Off の場合は DoP により DSD2.8MHz はそのまま再生されます。
下に スクロール していきま す。
下に スクロール していきま す。
Target Bit Depth 欄の『▼』をクリックしてリストを出します。
『保存』をクリックします。
Target Bit Depth 欄の『▼』をクリックしてリストを出します。
『Low』をクリックします。
2-2-4. 起動音を消すには
歯車アイコンをクリックします。
起動時のサウンド のボックスをクリックして On から Off に変えます。
『保存』をクリックします。
2-3. 無線 LAN への接続
無線 LAN に接続するには
歯車アイコンをクリックします。
下に スクロール していきま す。
パスワードを入力して、
『接続』をクリックします。
『保存』をクリックして、
歯車アイコンをクリックします。
『再起動』をクリックします。
再生画面が表示されたら、
歯車アイコンをクリックします。
アクセスポイント、IP アドレス、速度、 オンラインかどうかが表示されます。
2-4. ネットワークファイルサーバーへの接続 ネットワークファイルサーバーに接続するのにサーバーの IP アドレスが必要なので、サーバー名はわかるが IP アドレスがわからない場合、Advanced IP Scanner で調べます。 デスクトップ上のこのアイコンをダブルクリックします。 スキャンをクリックします。 例としてサーバー名が LS21………… のアドレスが 192.168.1.…
ネットワークファイルサーバーに接続するには
歯車アイコンをクリックします。
『+新規のドライブを追加』をクリックします。
下に スクロール していきま す。
フォルダ名を簡単に入力するには、 Windows 上のエクスプローラーでサーバーのフォルダを開きます。 サーバーの IP アドレスを入力します。 (例:192.168.1.…) フォルダ名を入力します。 フォルダ間の区切り文字は / です。 (例:share/Net_Music) Volumio 上の識別名を入力します。 (例:NetMusic) アドレスバー上フォルダ名の右側の空白部分にマウスカーソルをあててクリックします。
青地になったら [Ctrl]キーを押しながら[C]キーを押してコピーします。 パス 欄にマウスカーソルを置いてクリックし、[Ctrl]キーを押しながら[V]キーを押して貼り付け ます サーバー名(例では\\LS21……\)を 削除します。 区切り文字 \ を / に置き換えます。
エイリアス、NAS IP アドレス、パスを 入力したら、『拡張オプションの表示』を クリックします。 下に スクロール していきま す。 オプション欄に vers=1.0 と入力します。 入力したら、『保存』をクリックします。
上に スクロール していきま す。 接続に成功すると マウント済み になります。 接続に成功していたら、『再スキャン』をクリックします。 再スキャン中はアイコンが回転します。
①
②
3. Volumio の使い方
3-1. 音楽の登録3-1-1. ネットワークファイルサーバー上の音楽の登録 音楽を登録するには
『音楽ライブラリ』をクリックします。
メニューアイコンをクリックします。
『キューに追加』をクリックするとフォルダの中身が一括で 登録されます。
クリックすると音楽再生が始まります。
3-1-2. USBメモリ上の音楽の登録 USB メモリ上の音楽を登録するには
『音楽ライブラリ』をクリックします。
『USB』をクリックします。もし USB が表示されない場合は USB メモリを抜き差ししてみて下さい。 もしこの画面ではなかったらホームアイコンをクリックします。
ラベル名をクリックします。
『キューに追加』をクリックするとフォルダの中身が一括で 登録されます。 『キュー』をクリックするとキュー(再生リスト)が表示されます。 キューは 末尾に追加 されるので 表示される まで、 下に スクロール していきま す。 クリックすると音楽再生が始まります。
3-2. 再生方法の変更
3-2-1. 繰り返し再生 繰り返し再生にするには
繰り返しアイコンをクリックします。
アイコンが緑色になると繰り返し再生です。
再度アイコンをクリックすると一曲のみ繰り返し再生になります。
もう一度アイコンをクリックすると繰り返し再生が解除されます。
3-2-2. ランダム再生 ランダム再生設定するには
ランダムアイコンをクリックします。
アイコンが緑色になるとランダム再生です。
もう一度アイコンをクリックするとランダム再生が解除されます。
3-3. キュー(再生リスト)の操作
3-3-1. キューから不要な曲を削除するには
『キュー』をクリックします。
3-3-2. キュー(再生リスト)をすべて削除するには
3-3-3. 再生リストを別名で保存するには
『キュー』をクリックします。
保存先を確認するには 任意の名前(例:MyPlayList)を入力して、 『新規』をクリックします。 『一覧表示』をクリックします。 『プレイリスト』をクリックします。 もしこの画面ではなかったらホームアイコンをクリックします。
3-3-4. 保存した再生リストを削除するには
保存した再生リスト(例では MyPlayList)が表示されます。
3-4. Raspberry Pi の電源切断方法
いきなり Raspberry Pi の電源を切断すると Volumio や USB メモリ上のファイルが破損する場合があります ので以下の手順で電源を切断します。
『プレイリストの削除』をクリックします。
『シャットダウン』をクリックします。
『電源オフ』をクリックします。