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降雨量と地下水圧上昇との関連性について : 大崩 海岸道路を例として

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降雨量と地下水圧上昇との関連性について : 大崩 海岸道路を例として

著者 鄭 明子

雑誌名 静岡地学

37

ページ 19‑22

発行年 1978‑06‑25

出版者 静岡県地学会

URL http://doi.org/10.14945/00025627

(2)

37

(1978 )19  2 2  

j

とし

UUF  Rn

1 . は じ め に

台 風 に よ る な ど が あ る と 各 地 に 山 崩 れ が 起 き 、 多 く の がもたらされる。 は 卒 業研究として、

測し、さらに雨水のトレース

の 変 化 を

1976

1 2

月 か ら

1978

l

月まで、 地 で そ の 結 果

に 感 謝 の

O こ の 研 究 を 行 な う に あ た っ て ご

を い た だ い た O

2 .

降 雨 量 と 潜 水 量 と の 関 保 に つ い て

は 、 大 崩 梅 岸 路 道 のj関 門 が な く な っ た 部 分 に 市 販 の 転 倒 ま す 型 雨 量 計 を お き 、 逓 巻 き の 自 に 搭 続 し て 測 定 し たO 湧 水 量 は 静 岡 県 が 掘 削 し た 長 さ

20

m の水平ボーリング坑(必;.2./'拓~4 の

2

本 ) か ら

そ の 結 果 必

2 .

ボ ー リ ン

を用い、 きの自 し て 測 定 し たO

か ら は

1 4

J f o . 4

ボ ー ザ ン グ 坑 か ら は

1 6

例 、 計

3 0

例 の た。

こ れ ら の う ち の 一 部 を 国 1 .  これらの例のうち、必(

2ボ ー リ ン グ 坑 か ら の

9  ( l   /h) JpP 吋

540  0 . 0 2  

 

9/7  8 

¥ ¥  

¥ ¥  

¥¥

、 、

‑、、¥、

¥ ¥  

¥¥、¥、

¥ ¥ 大

¥ ¥ ¥  

¥、¥

ト レ ー サ ー し み 出 し

¥  ¥』 一‑一一九幅 ・

¥、タンクモデルによる

¥  計 算 湧 出

10  11  12  13 

図1. ‑トレーサーしみ出 ‑タンクモデルによる の 関 係

( 9

7

'""'

1 3

誌の例)

*静岡大学教青学部昭和

5 2

年度卒(卒業論文要旨)

19‑

(3)

(mm) 

156mm 

( 1 /  h )   . ( p p m )  

2 7 0  

0.

0 2   2 0  

i

/ 一 一 一 一

‑ i j

。~01

1 8 0  

90 

2 1  

関 係

20 

19 

・タンクモデルによる

16  17  18 

と湧水量・トレーサーしみ出し ( 1115B‑‑‑21 Bの 例 )

11/ 市 2 .  

す な わ ち 、 地 山 の 乾 湿 状 態 に よ り そ の 変 の 変化に は 次のよ う な規 則 性 が みら れ たO 降 雨 後

(約

40 L/h)

を加えた

60

腕 以 下

なり、

化の

100

腕 以 上 の 場 合 (

5

例 ) の約3

f

音に、

している

80

.......

100

問 の 場 合 (

3

例)は、

のような規則性 には、

しかし、地山が非常に になるO

の約

1 0

その理出を明ら 向はみられなかったO

水量ではこのような リング坑から

はみられなし¥0またも

J Y O . 4

J Y O . 4

示、ー の関係をみた結果、

にとれている

18

例からその 必~2 と必;.4 の記録が間

かにするため、

が 長 時 間 続 く た め そ の 時 の 降 雨 の だけ

A J . 2

ボ ー リ ン グ 坑 よ れ 降 雨

リング坑から

そ の た め 湧 水 量 の 変 化 と そ の 時 の 降 雨 と の 関 連 がまだ残っている場合が多くも

で な く 前 回 の 降 雨

の 有 効 雨 量 が 見 い だ さ れ に入れた

前田の降雨をも 性 が 見 ら れ な か っ た こ と が わ か っ たO 従って=

必.

; . 2

必~4 ボーリング坑からの湧水量の変イヒにも、規則性が見いだされると思われる O また、

ればも

J拓;.4ボ ー リ ン グ 坑

必 2

ボーリング坑は大きな割れ目、

1から、

4

ボ ー リ ン グ 坑 の そ れ ぞ れ の 湧 水 量

は 小 さ な 割 れ 自 に そ れ ぞ れ 通 じ て い る も の と 推 定 さ れ るO

トレース実験

3 .  

トレーサーを崖上の尾根上から水に溶か

J Y O .2

お よ び

J Y O .4

ボ ー ザ ン グ 坑 よ り 採 水 し たO 採 水 し た 水 は 蛍 光 光 度 計 を 用 い て 分 析 し

υ

' '

ω

ウラニン A を ト レ ー サ ー に 用 い て 、 地 下 水 の 追 跡 を 行 っ たO

してまき、

(4)

の 通 り 道 は い ろ い ろ あ り 、 浸 透 の 速 い 所 と 、 非 常 に ゆ っ く り の 所 が あ れ トレーサーは浸透の早い所を っ て し み 出 て き た も の が 感 知 さ れ 、 ゆ っ く り 浸 透 し た も の は 持 間 的 に も 空 間 的 に も 拡 散 し た た め 感 知 で き な か っ た と い え るO

・木宮

( 1 )

は、安験:地の

1971

年 の O そ の 結 果 を 留 し 国

2

りもB 湧水量の多少と深く

しているO すなわち、

さ な 割 れ 白 や 、 ま た

4 .  

タ ン ク モ デ ル 化

以 上 の 結 果 か ら 、 こ

したO これによると、 トレーサーのしみ出し量は、投入後の し て い る こ と が わ か る 。 つ ま れ 地 山 の 割 れ 自 の 状 態 は

でなく、水

の際、 にもそのような を行える地

w

の状態を観察 には、

8

方向に

となり得る

す る 大 き な 割 れ 目 や 、 そ れ に 平 行 し て な ど を 明 ら か に し て い るO

している小

の士官山の割れ自の がある 明 ら か に な っ た の で 、 こ れ ら の に 基 づ い て も 地 山 を モ デ ル 化 し 、 そ の そ ず ん か ら 湧 水 量 を

出解析に用いるタングモヂノレを応用したもので¥図3に地 111 したO このそデノレから計算され

比 較 で き る 接 も 図 し 国

2に

線 で 示 し た 。 こ の モ デ ル は す べ て の 雨 は ま ず l段 目 に 貯 ま り 水 {

0.02 f 音が 2

15

仰 の 高 さ に あ る

自に浸透し、

出 口 を える水位の

0.05

倍が湧水すると いうものであるの 1段 目 か 水 す る 水 は 大 き な 割 れ 目 を 掛 っ て 流 れ 出 る 湧 水 量 と 考 え ら れ る0

2

g

1

段 目 よ り も お そ し 小 さ な 割 れ 目 を 通 っ て 流 れ 出 る

自はさらに遅くも さ ら に 小 さ い 割 れ 目 を 通 っ て 流 れ 出 る 湧 水 量 と 考 え ら れ るO

¥図

2

によると』モデノレより

は あ る が 曲 線 の

しているO

との間には

みた円モデルは、管原¥L}の流 と対応させて 3段のそデ、ノレを

gi z

iiV

E t ‑

v  

3段 タγタ モ デJ 水量量計

土色山の劉れ8状態緩まえ図

3 .  

4 1U 

3

!=~タンクモデノレ

h

ピ ー ク の

によく似ておりもこのそデノレが地 山 の 状 態 を か な り よ く 表 わ し て い る も の で あ る こ と

5 .  

回 行 っ た タ ン グ モ デ ル 出 口 ま で さ等の を か え る こ と に よ り 、 今 後

2 1  

(5)

の寝室会地によち適したそデノレを毘つけることが可能であると に 測 定 せ ず に も 雨 量 だ け か ら 湧 出 量 、 す な わ ち 地 下 水 庄 量 の 変 化 険 時 を 推 定 で き る よ う に な るO これは大崩だけに限らずも地形・

究 を 行 な い も そ の 地 区 そ の 地 区 に 適 し た モ デ ル が で き れ ば ¥ こ れ ら の 結 果 は 世 路 防 止 の た め の

り得ると思われるO

を 行 い も ま た そ れ を 解 除 す る

6 .

引 用 文

( 1 )  

徹・

(  1972 

)

ついて、静大地学研報も

3

巻、

1

13  29  ( 2 )  

管 原 正 己 (1975 ) 、 流 出 解 析 法 、 水 文 学 講 控 ム

η︐''U  

わ れ る 。 そ う な

で き る こ と に な り ー 山 崩 れ の 危 の 異 な る 他 地 区 で も 同 じ よ う な 研 みから山崩れの予知が可能になりも

のための とな

お よ び 防 災 対 策 に

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