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航空機の運航は その安全が確保されることが絶対条件であることから 計画的に行うことを義務付けた このため 生活安全部長は 警察庁長官 ( 以下 長官 という ) から毎年示される指針に基づき 本県の治安情勢等に即して航空業務計画を策定し 航空業務を効率的に遂行することとした (4) 警ら用無線自動車

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富山県警察の警察用航空機の運用等に関する訓令の運用について(例規通達) この度、富山県警察の警察用航空機の運用等に関する訓令(平成5年富山県警察本部訓 令第24号。以下「訓令」という。)の一部改正に伴い、訓令の解釈及び運用上の留意事 項を次のとおり定め、平成14年2月1日から施行することとしたから、誤りのないように されたい。 なお、「富山県警察の警察用航空機の運用等に関する訓令の運用について」(平成5年 10月15日付け富地第800号)は、廃止する。 記 1 総則関係 (1) 目的(第1条関係) 富山県警察における警察航空隊(以下「航空隊」という。)の運営に関する根拠 を明らかにしたものである。航空隊及び警察用航空機(以下「航空機」という。) の運用、航空機の整備、航空隊員の勤務等は、関係法令及びこの訓令に定めるとこ ろによらなければならない。 なお、訓令でいう「航空機」とは、警察庁又は県で調達し、専ら警察活動の用に 供される本県警察が保有する航空機をいう。 (2) 定義(第2条関係) ア 「航空業務」とは、航空機の運用及び整備に関する業務をいい、航空法(昭和 27年法律第231号)に規定する航空業務とは概念が異なる。 イ 「航空機等」とは、航空機、航空用装備品、航空機に係る附属品及び部品並び に整備工具その他の航空機の整備に必要な物品をいう。ここでいう「航空用装備 品」とは航空機を飛行させる場合に任務に応じて機体に装備するヘリコプター・ テレビジョンシステム、スピーカー、ホイスト等を、「附属品」とはエンジン吸 排気口カバー、救難用信号弾等を、「部品」とはボルト、ナット、ベアリング等 を、「整備工具」とはスパナ、エンジンスタンド等を、「その他の航空機の整備 に必要な物品」とは航空機用電源車、整備用作業台等をいう。 ウ 「航空従事者」とは、航空法に規定する国土交通大臣の免許を受け、操縦士又 は整備士としての資格を有して航空隊に勤務する者をいう。 エ 「航空機事故」とは、地上を移動中又は飛行中の航空機が関係したすべての事 故をいう。 (3) 航空業務の基本及び航空業務計画の策定(第3条関係)

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航空機の運航は、その安全が確保されることが絶対条件であることから、計画的 に行うことを義務付けた。このため、生活安全部長は、警察庁長官(以下「長官」 という。)から毎年示される指針に基づき、本県の治安情勢等に即して航空業務計画 を策定し、航空業務を効率的に遂行することとした。 (4) 警ら用無線自動車等との連携等(第4条関係) 警察活動単位としての航空機は、警ら用無線自動車、警察用船舶、生活安全部通 信指令課(以下「通信指令課」という。)及び警察署通信室の各種警察活動単位と 連携し、統合的な運用を図ることにより、事件事故等に迅速に対応しなければなら ない。 (5) 運用責任者(第5条関係) 生活安全部地域室長(以下「地域室長」という。)を「運用責任者」とし、地域 室長に係る責務のうち、航空機の運用、整備等に関しては、運用責任者としてその 責めに任ずることとした。したがって、航空業務以外の航空隊に係る業務及び対外 的な業務(航空機の支援要請の受理、基地管理等をいう。)については、地域室長 としての責任を負う。 2 航空隊関係 (1) 設置等(第6条関係) ア 第1項は、航空隊の活動の本拠地である航空基地の場所について規定したもの である。 航空機は、地域警察の業務が中心となることから、航空隊を生活安全部地域室 に附置するとともに、航空基地は、航空機の運航に最適の場所である富山空港に 置いた。航空基地には、事務所、格納庫、航空機の整備に必要な施設、通信施設、 離着陸に必要な駐機場等の施設及び設備を置くものとする。 イ 航空隊には、その事務を統括し、航空隊員を指揮監督するために、隊長を置く こととした。 なお、航空機の保管及び航空基地の管理については、隊長がこれらの業務に関 して責任を負う。 ウ 第3項は、航空隊の適正な運営及び航空機の効率的な運用を図るための編成を 明示した。 (2) 任務(第7条関係) 航空隊は、警察目的を達成するため、自ら行う警ら及び山岳や海上等における遭

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難者の捜索救助に当たるほか、本来の任務に支障がない場合には、他の警察部門、 他県警察等の支援要請に応じて航空機を運用することを任務とした。ここでいう 「運用」とは、他部門からの需要を調整し、航空機を効率的に用いることをいう。 したがって、警察業務の支援活動等においては、他の警察部門等の指示を受け従属 的に業務を行うのではなく、あくまで主体的に航空機を運航することとなる。 (3) 隊長の職務(第8条関係) 隊長は、航空業務の基本である航空業務計画に従って航空隊を運営しなければな らない。また、航空隊の長として航空隊員を運用し、指揮監督するとともに、必要 な指導教養を適切に行わなければならない。 (4) 運航責任者(第9条関係) ア 航空機の運航に関する業務を統括するため、航空隊に運航責任者を置き、航空 従事者たる警察官をもって充てることとした。 イ 第2項は、運航責任者が統括すべき業務を明示した。「航空機の運航及びその 安全に関すること」としては、航空機の機長(飛行中に機長が何らかの事故のた め機長としての業務ができなくなった場合におけるその職務代行者(以下「副操 縦士」という。)を含む。)の指定(第17条、第20条)、機長が作成した飛行計 画の承認(第19条第2項)、機長が航空機を出発させようとする場合の承認(第 19条第3項)等がある。「航空機等の整備に関すること」としては、第30条に規 定する業務が該当する。「航空業務に関する教育訓練に関すること」としては、 航空業務計画に定められた教育訓練に関する業務が該当する。 ウ 航空機を安全に運航するため、運航責任者の業務が中断されることがあっては ならないことから、運用責任者は、運航責任者に何らかの事故等があった場合は、 速やかに代行者を指定しなければならない。 (5) 安全担当者(第10条関係) ア 航空機の運航に当たっては、安全の確保が不可欠であることにかんがみ、運用 責任者が安全担当者を指定するものとした。 イ 安全担当者が行う業務のうち、「航空機を安全に運航するために必要な情報の 収集」とは、出発地、目的地及び飛行経路における気象状況に関する情報、航空 法に規定する国土交通大臣が提供する航空情報及び航空隊に配備されている航空 機と同型機の事故又は故障等に関する情報の収集を含むものとする。 (6) 整備長(第11条関係)

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ア 航空機の運航に当たっては、安全の確保が不可欠であることにかんがみ、航空 整備士の中から運用責任者が整備長を指定するものとした。整備長は、運航責任 者を補佐し、他の整備士を指揮して第2項に規定する業務を実施しなければなら ない。 イ 整備長が行う業務のうち、「航空機を安全に運航するために必要な整備に関す る情報の収集」には、航空隊に配備されている航空機と同型機の事故又は故障等 に関する情報の収集を含むものとする。 (7) 勤務制(第12条関係) 航空隊員の勤務制は、通常勤務とするが、業務処理上臨時の必要がある場合は、 富山県警察職員の勤務時間等及び勤務管理に関する訓令(昭和63年富山県警察本部 訓令第6号)の規定による勤務時間等の割振り変更を適切に行うものとする。 (8) 活動の種別(第13条関係) ア 航空隊の活動の種別を規定した。航空隊は、通常は警ら活動を実施するが、必 要に応じて特別活動を実施し、また、業務に支障がない場合には、要請に応じて 警察業務の支援活動等を実施することとなる。 イ 警らは、航空隊が自ら行う一般警らと他の部門からの要請に応じて行う特定警 らに区分し、次のとおりとする。 (ア) 一般警ら 一般警らは、航空隊が自ら計画して行う警らであり、隊長は、警ら重点、警 ら区域及び路線の設定に当たっては、警察本部各部門及び警察署の意見、要望 等を把握するものとする。また、所属長は、一般警らに所属職員の搭乗を必要 とする場合は、事前に隊長に対し、警ら重点、搭乗者の氏名その他一般警らの 計画に必要な事項について、電話等で通報するものとする。 (イ) 特定警ら 特定警らは、警察本部各部門の必要に応じ、山岳警ら、防犯広報、交通広報、 各種調査飛行、警衛事前調査等の特定の目的のために、日程を限定せず航空隊 の計画により行う警らをいう。 なお、警衛実施、日程が限定されているイベント等における航空機の飛行要 請については、第26条の規定により行うものとする。 3 運用関係 (1) 運航安全基準(第15条関係)

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航空従事者は、運用責任者が別に定める運航安全基準を遵守しなければならない。 (2) 機長の心得(第18条関係) 機長は、安全に飛行し、任務を達成するために、運航安全基準を遵守しなければ ならない。また、飛行環境の変化等で安全性の確保が困難と考えられる場合には、 任務を中断し、航空基地に帰投し、又は安全な臨時発着場等に着陸することをため らってはならない。 (3) 飛行計画の作成、承認等(第19条関係) ア 機長の航空機運航上の安全に対する責任は、運航目的で航空機を格納庫から搬 出する段階から始まる。このため、機長は、それ以前に飛行計画を作成し、運航 責任者の承認を受けなければならない。また、運航責任者は、飛行計画の承認に 当たっては、当該飛行計画が安全に実施できる内容であることを確認しなければ ならない。飛行中の計画変更についても同様である。 イ 機長は、離陸前の安全に関する確認事項を点検し、異常がなければ運航責任者 の承認を受けて離陸するものとする。 (4) 機長の責任及び権限(第20条関係) ア 機長は、航空機の飛行について、すべての責めに任ずることとした。また、機 長に事故があって操縦等の業務ができなくなった場合には、副操縦士がその責め を負うこととした。 イ 機長は、飛行の安全を確保するため、搭乗者に対して必要な指示を行うことが できる。また、飛行の安全に疑問がある場合には、適切な処置を採ることをため らってはならない。 ウ 飛行中の航空機についての全責任は機長にある。したがって、階級の如何を問 わず、搭乗者は、機長に対し打合せの範囲を超える指揮をしてはならない。ただ し、これは周辺状況の変化等のため搭乗者が飛行内容の変更等について、機長に 要請することを妨げるものではない。 (5) 飛行の承認等(第21条関係) 運航責任者は、夜間飛行、洋上飛行、山岳飛行その他の特殊な飛行を必要とする ときは、その都度、運用責任者に電話等により報告し、また、緊急を要し事前に報 告できないときは、事後速やかに報告し、運用責任者の承認を受けなければならな い。また、当該飛行が終了したときは、その状況、異状の有無等について、運用責任 者に報告するものとする。

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(6) 航空機事故の報告(第22条関係) ア 航空機事故が発生した場合には、機長は運用責任者に、運用責任者は警察本部 長(以下「本部長」という。)にそれぞれ報告しなければならない。 報告の手段は、警察無線、警察用航空無線又は有線電話を使用するなど、最も 速やかに報告できる手段で行うものとする。この報告は、機長ができないときは 副操縦士が、機長及び副操縦士の双方ができないときは、搭乗しているその他の 警察職員がこれを行うものとする。また、航空機事故は、一刻を争う重要な事案 であるので、この通報事項を受信した航空隊員、通信指令官その他の警察職員は、 直ちに受信内容を運用責任者に報告しなければならない。 イ 第1項に規定する報告は、次の事項について行うものとする。 (ア) 航空機の登録記号及び型式 (イ) 機長の氏名 (ウ) 事故の発生の日時及び場所並びに当該場所における当時の気象状態 (エ) 事故の発生の前後の状況 (オ) 死傷者(行方不明者を含む。)の氏名及び負傷の程度その他死傷者の捜索及 び救護に関し参考となる事項 (カ) 物件の損壊の程度 (キ) 事故の原因と推定される事項 (ク) 事故に対する措置の概要 (7) 航空機事故の調査(第23条関係) 航空機事故の調査は、その事故原因を明らかにすることによって、同種事故の再 発を防止するためのものである。このため、航空機事故が発生した場合には、必要 に応じ、航空機事故調査委員会を設置するものとする。 航空機事故調査委員会の構成は、事故の状況により、その都度、本部長が定める。 (8) 臨時発着場(第24条関係) ア 臨時発着場は、航空機の運航状況を考慮し、各警察署管内に1箇所以上設置す るものとする。また、臨時発着場は、災害の発生等に対応できるよう適当な場所 に設置することとし、航空法関係の手続を経て本部長が指定するものとする。 イ 警察署長は、管轄区域内に臨時発着場の設置を求めるときは、次のウの条件に 該当することを確認し、運用責任者に申請するものとする。 なお、運用責任者は、警察署長から申請があった場合には、運航責任者に現場

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調査を行わせるものとする。 ウ 臨時発着場を設置するための条件は、次のとおりとする。 (ア) 20メートル×20メートル以上の着陸場所及びその周囲10メートルの範囲内に 着陸場所よりも高い障害物がない平坦な場所を確保できること。 (イ) 風に向って離着陸するための進入離脱経路がとれること。 (ウ) 進入離脱経路にあっては、進入方向が勾配4分の1、離脱方向が勾配8分の 1であって中心線から左右それぞれ12度の扇型の範囲、進入離脱経路の左右に あっては、勾配2分の1の、それぞれの上に出る障害物がないこと。 (エ) 土地の使用者又は管理者の使用の承諾が得られる場所であること。 (9) 臨時発着場の安全措置(第25条関係) ア 臨時発着場は、警察業務の必要性から本部長の指定を受けて設置するものであ ることから、警察署長は、事件事故が発生した場合に効果的に使用できるよう、 その周辺の状況も含めて常にその実態を把握しておかなければならない。 イ 第2項に規定する「必要な措置」とは、次の各号に掲げるとおりとする。 (ア) 臨時発着場に関係者以外の者を立ち入らせないこと。 (イ) 風向、風速等を上空から確認できるように、臨時発着場の風上側に吹流し等 を立てること。 (ウ) 着陸地点を明らかにするため、誘導員を配置すること。 (エ) 着陸地点付近の地面が乾燥しているときは、砂塵の飛散を防止するための散 水を行うこと。 (オ) 不時の出火に備えて消火器を準備しておくこと。 (10) 航空機の支援要請(第26条関係) 航空機の支援要請手続等は、次によるものとする。 ア 所属長は、航空機の支援を要請するときは、支援を要する日の1週間前までに、 航空機支援要請(承認)書(別記様式第1号)正副2通により、地域室長を経由 して本部長に申請しなければならない。ただし、緊急を要するときは、電話その 他の適宜の方法により申請することができ、この場合においては、申請後速やか に地域室長を経由して本部長に航空機支援要請(承認)書を提出しなければなら ない。 イ 前記アの規定にかかわらず、所属長は、航空機の支援を要請する場合で、航空 基地又は臨時発着場以外の場所を使用して航空機を離着陸させる必要があるとき

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は、支援を要する日の30日前までに航空機支援要請(承認)書正副2通により、 地域室長を経由して本部長に申請しなければならない。この場合において、運用 責任者は、運航責任者に対し、当該場所の臨時発着場としての適否を調査させる とともに、所要の手続を経て臨時発着場としての本部長の指定を受けなければな らない。 (11) 部外者からの支援要請(第27条関係) 部外者からの航空機の行政支援の要請は、支援を要する日の1週間前までに、部 外者用の航空機支援要請(承認)書(別記様式第2号)正副2通を地域室長を経由 して本部長に提出して行わせるものとする。 (12) 支援の承認(第26条・第27条関係) 本部長は、第26条又は第27条に規定する航空機の支援要請があった場合において、 その支援目的、飛行内容等が警察目的に合致すると認めるときは、航空機支援要請 (承認)書の正本を交付して承認するものとする。 (13) 搭乗者の遵守事項(第28条関係) ア 航空機に搭乗する者(以下「搭乗者」という。)は、航空機支援要請(承認) 書正本を機長に提示しなければならない。ただし、前記(10)アただし書の規定に 係る搭乗に当たっては、その旨及び身分を明らかにしなければならない。 イ 搭乗者は、機長の指示に従うほか、別表第1の航空機搭乗者心得を遵守しなけ ればならない。 ウ 搭乗者は、運航の安全と効率的な実施を図るため、必要な細部事項について、 運航前に機長と打合せを行わなければならない。 (14) 大規模災害等の発生に伴う広域緊急派遣(第29条関係) ア 広域緊急派遣の申合せ 各都道府県警察相互間における「大規模災害等発生時における警察用航空機等 の緊急対応に関する申合せ」(平成7年11月9日本県警察同意)により、大規模 災害等発生時の警察用航空機等の広域緊急派遣が定められたものである。 第1項の派遣は、中部管区警察局管内の県(本県を除く。)又は関東管区警察 局管内のうち本県と隣接する新潟県若しくは長野県のいずれかにおいて、震度5 強以上の地震又は緊急に航空機の派遣が必要と認められる災害等が発生した場合 に行うこととされた。ここでいう「緊急に航空機の派遣が必要と認められる災 害」とは、大規模な被害の発生が予想される噴火、津波等の自然災害、旅客機の

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墜落、旅客船の転覆等の突発重大事故災害をいうものとされている。 イ 派遣の通報 派遣に際し通信指令課は、航空機の名称、機種、搭乗人員、出発予定時刻、到 着予定時刻その他の必要事項を派遣先県警察の通信指令室若しくは通信指令課又 は中部管区警察局に通報するとともに、受援を必要としている業務内容、着陸す べき活動基地、初期連絡に使用する無線周波数等を確認し、航空隊に連絡するも のとする。航空機の出発後においては、搭載装備、目的地、飛行可能時間及び到 着予定時刻を第2報として派遣先県警察の通信指令室若しくは通信指令課又は中 部管区警察局に通報しなければならない。 ウ 航空隊の対応 (ア) 出動 本県内に航空機を緊急に必要とする事案の発生がない場合は、通信指令課に 派遣に必要な事項を連絡し、前記イの確認事項の調整及び速やかな派遣準備を 行うとともに、準備完了後直ちに、当該県に向け飛行するものとする。 (イ) 任務 派遣先県においては、当該県警察の指揮を受け、被害情報の収集、救助活動、 部隊輸送等の任務に当たる。 (ウ) 派遣期間 派遣期間は、前記の申合せ上、派遣先県警察との協議により決めるものとする。 エ 派遣に備えた平素の準備 (ア) 運用責任者 運用責任者は、航空機の派遣に備え、航空機及び航空機に係る警察職員を警 察庁、中部管区警察局等が企画する広域運用訓練等に参加させるものとする。 (イ) 運航責任者 運航責任者は、航空機の派遣に備え、平素から次について準備するものとす る。 a 出動の対象となる県の地図(縮尺5万分の1の地勢図、警察庁が指定する 市街地図) b 出動の対象となる県の飛行場の飛行慣熟、飛行場外離着陸場及び地形の慣 熟 c 出動の対象となる県へ飛行する場合の経路上の気象情報入手手段の把握

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d 衛星航法装置等を使用した飛行の慣熟 e その他広域緊急派遣に必要な資料及び資器材の整備 (15) その他の派遣(第29条の2関係) ア 地域室長は、第29条の2の規定により航空機又は航空機に係る警察職員の派遣 を行うときは、当該派遣要請をした都道府県警察と必要な連絡調整を行わなけれ ばならない。 イ 航空機の派遣に伴う指揮権は、当該派遣要請をした都道府県警察の指定した活 動基地又は着陸場所に着陸したときから派遣に係る活動を終えて当該活動基地を 離陸するまでの間、当該派遣を要請した都道府県警察に移転する。ただし、着陸 することなく活動する場合等これにより難い場合には、要請の都度、協議するも のとする。 4 整備関係 (1) 航空機等の整備(第30条関係) ア 航空機等の整備の種別は、普通整備、定期整備及び特別整備とし、それぞれ別 表第2、別表第3及び別表第4の要領により、航空業務計画に基づき、計画的に 実施しなければならない。 イ 運航責任者は、故障や点検整備のため航空機が飛行不能状態となった場合には、 その状況について、速やかに運用責任者に報告しなければならない。 (2) 定期検査(第31条関係) 定期検査は、航空機の運航の安全を図るため、航空機等の整備等が適切に行われ ているか否かを検査するものである。

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別表第1(3の(13)関係) 航 空 機 搭 乗 者 心 得 搭 乗 前 1 機長と飛行に関する打合せを十分に行うこと。 2 搭乗前準備は、離陸予定時刻の20分前までに完了すること。 3 みだりに機体に触れないこと。 4 定められた場所以外で喫煙しないこと。 (格納庫内、燃料給排油中の航空機から30メートル以内及び格納庫から15メー トル以内は、火気厳禁となっている。) 5 携行品のある場合は、あらかじめ機長に申し出ること。 6 可燃性物質その他の危険物を機内に持ち込まないこと。 7 高血圧、風邪等で身体に異常のある場合は、あらかじめ機長に申し出ること。 (与圧機構がないため、簡単に航空中耳炎や脳内出血が発病し、また、空間識 失調に陥りやすい)。 8 用便は、必ず済ませておくこと。 9 不用意に機体に近づかないこと。 (空港では、エプロンの前が飛行経路となっており、危険である。また機体後 方には、テールローターがあり、回転中は、極めて危険である。) 10 係員の指示に従って行動すること。 搭 乗 中 1 搭乗したら速やかにヘッドセットを装着すること。 2 体に合わせてシートベルトを調整すること。 3 承認された以外の飛行方式を機長に要求しないこと。 4 喫煙しないこと。 5 機長の許可なく座席から動かないこと。 6 無線通話は、機長の許可を得て行うこと。 7 機内交話中、航空交通に関する無線交信を受信した場合は、機内交話を中断す ること。 8 機長の許可なくドアを開閉しないこと。 9 機外に物を捨てないこと。また、落下させないこと。 10 機体の姿勢に逆らわないこと。 11 飛行中、体に異常が生じたときは、速やかに機長に申し出ること。 12 みだりに機内のスイッチ、ハンドルその他装備品に手を触れないこと。 降 機 等 1 機長の許可なくドアを開いたり、機外に降りたりしないこと。 2 降りるときは、係員の指示に従って、ドアロックを確認し、機体の斜め前方に 向かって機体から離れること。

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別表第2(4の(1)関係) 普 通 整 備 の 要 領 実施時期 実 施 要 領 飛 行 前 (1) 航空法施行規則(以下「施行規則」という。)に規定する整備 手順書に記載された事項(以下「整備手順」という。)により、 機長及び整備士が行う。 (2) 連続して飛行するときは、省略することができる。 (3) 必要により、整備手順の点検項目以外の項目について行う。 飛 行 後 (1) 整備手順により、整備士が行う。 (2) 夜間飛行、整備士の事故、悪天候等のため行うことができない ときは、翌日、速やかに行う。 (3) 連続して飛行し、又は飛行後直ちに定期整備を行うときは、省 略することができる。 (4) 必要により、整備手順の点検項目以外の項目について行う。 必要が生 じたとき (1) 飛行しない日が続いた場合は、7日に1回以上行う。 (2) 整備手順により、整備士が行う。 (3) 国土交通省航空局が発行する耐空性改善通報又は航空機若しく は航空用装備品製造業者が発行する技術通報(以下「通報」とい う。)に示された要領により整備士が行う。

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別表第3(4(1)関係) 定 期 整 備 の 要 領 実 施 時 期 実 施 要 領 整備手順に定められた時間(長官が当該 時間を短縮したときは、その時間)に達し たとき。 整備手順により、整備を委託し、 又は整備士が行う。 別表第4(4(1)関係) 特 別 整 備 の 要 領 実 施 時 期 実 施 要 領 施行規則に定める大修理及び改造の必要 が生じたとき。 通報に示された要領により整備を 委託し、又は整備士が行う。 長官が特に指示したとき。 長官が指示する要領により、整備 を委託し、又は整備士が行う。

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別記様式第1号 (3(10)・3(12)関係) 第 号 年 月 日 警察本部長 殿 所属長 航 空 機 支 援 要 請 書 次のとおり、航空機の支援を要請する。 官職 氏名 性別年齢 男 女 歳 所属 配置 電 話 官職 氏名 性別年齢 男 女 歳 所属 配置 電 話 官職 氏名 性別年齢 男 女 歳 所属 配置 電 話 搭 乗 者 緊急連絡先 電話 官職 氏名 目 的 日 時 予 備 日 搭 乗 地 着陸場所 飛行区域又 は飛行経路 携 行 品 第 号 航 空 機 支 援 承 認 書 上記について、要請のとおり承認する。 年 月 日 警 察 本 部 長

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別記様式第2号 (3(11)・3(12)関係) 年 月 日 富山県警察本部長 殿 住所 要請代表者 氏名 印 航 空 機 支 援 要 請 書(部外者用) 航空機の支援について、次のとおり誓約しますので、承認くださるよう要請しま す。 誓 約 書 航空機の受援に当たっては、機長及び関係担当官の指示に従って行動し、 飛 行目的以外の要求をせず、事故等による損害は、当方において処理し、富山 県 警察には迷惑をかけないことを誓約します。 氏 名 印 年 齢 歳 住 所 勤務先 氏 名 印 年 齢 歳 搭乗者 住 所 勤務先 目 的 日 時 予 備 日 搭 乗 地 着陸場所 飛行区域又 は飛行経路 携 行 品 緊急連絡先 所属名 電話番号 第 号 航 空 機 支 援 承 認 書 上記について、要請のとおり承認します。 年 月 日 富 山 県 警 察 本 部 長

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