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叶 俗 言

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Academic year: 2021

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(1)

  三 国 時 代 か ら隋 代 にお け る 変 遷  三国時代〜五胡十六国時代・東晋 a 供膳具・水器(付図4)

三 国 時 代 〜 束 晋

飲 器  高 足 杯 I 類 は 三 国 時 代 と す る 河 南 ・ 洛 陽 出 土 玉 器 ( 文 献 47) が あ る 。 北 燕 41 5年 の 遼 寧 ・ 馮 素 沸 墓 出 土 ガ ラ ス 製 品 ( 4 − X2) は 脚 部 の破 片 で 詳 細 不 明 。 馮 素 沸 墓 か ら は 角 杯 状 の

ガ ラ ス 製品 ( 4 −X9) も出 土 。 注 器 と す る が 角杯 の 一 種 であ ろ う。

 把 手付 杯 工類B は 、 西 音 の287年 の浙 江 ・常 山 出土 陶 器 ( 文 献 110) に 残 る が 、 稀 な例 。 以 後 は す た れる 。 把 手 付 杯 Ⅲ は、 前 涼 ( 301〜 376年 ) と み る新 彊 出 土 木 製 品 ( 4 − S c1)、 唇 音 27 3 年 の湖 北 ・老 河口 出 土 陶 器 (文 献 1 84 ) にあ る が、 類 例 は 乏し い 。

 新 器 形 は、 北 燕 415 年 の 馮 素 沸墓 出 土 ガ ラ ス 器 ( 4 −X1)。 丸 底 風 の 丈 か 高 い 杯 で 、 目 縁 が わ ず か に 反 る (以 下 、 筒 状 杯 U類 )。 類 例 は束 音 322 年 頃 の 南 京 ・ 象 山 M 7出 土 ガ ラ ス器 (文 献 314)。 こ れに 高足 をつ け た も の か、 北 魏 5世紀 後 半 に入 る と登 場 す る よう に なる 。

  耳 杯 は、 漢代 と 異 な っ て 、 目 縁 が 長 軸 方 向 で 反 る よ う に な る (以 下 、 Ⅲ 類 )。 三 国 時 代 晩期 の 江 蘇 ・南 京 出 土 銅 器 ( 4 − O b 1)、 唇 音 晩期 の 河 南 ・ 洛 陽 出 土 陶 器 ( 文 献 447 )、 東 音 早 期 の 南 京 出 土 銅 器 や 姿 器 ( 4 − U cl )、 東 音 367 年 の 南 京 ・ 象 山 M 8 出 土 姿 器 ( 4 − v d1)、 東 音 中 ・ 晩 期 の 江 蘇 ・ 江 寧 出 土 姿 器 ( 文献 189 ) な ど で あ る 。 三 国 時 代 末 の南 京 出 土 陶 耳 杯 は、 陶 盤 上 に 2 個置 か れ、 そ の 1 個 に 陶勺 ( 散 蓮 華 ) か 入 っ て い た ( 文 献 325 )。 だ が、 耳杯 が 舟 形 に 反 る こ と は 、 盤 兼 用 か ら、 飲 酒専 用 に なっ た こ と を示 そ う。

  曲 長 杯 は、 新 彊 の壁 画 ( 第 8 国 1 ) で み る と 、 五 胡 十 六 国 時 代 の 4世 紀 (前 秦 ・ 後 涼 ) に 出 現 し て い る が 、 出 土 品 は 知 ら れ てい な い よ う で あ る 。 壁 画 で は 両 手 で もっ て お り、 か な り大 き い こ と が わか る。

杯 ・ 碗 ・ 鉢 杯 は、 後 漢 に は 類 例 の 少 な か っ た 浅 目 の 平 底 杯 Ⅲ類 が 盛 行 す る。 ほ と ん ど が 姿 器 で 、 代 表 例 を あ げ る 。 三 国 時 代 24 9年 の安 徽 ・ 朱 然 墓 例 ( 4 ‑ N b 4)、 唇 音 2 88年 の 安 徽 ・和 県 例 ( 4 ‑ P bi)、 294年 の江 蘇 ・ 句 容 例 ( 4 − Q 2)、 299年 の浙 江 ・奉 化 例 (文 献.204 )、 東 音 322 年 頃 の南 京 ・ 象 山 M 7 墓 例 ( 文 献.314 )、 前 燕 4世 紀 前 半 頃 の 遼 寧 ・ 朝 陽軸 陶 例 ( 4 − T b2) な どで あ る 。 東音 335年 頃 の 湖 南 ・ 長 沙 例 (文 献.206) や 前 燕 4世 紀 前 半 頃 の 朝 陽 出 土 例 ( 4 − T b 3) は 、 体 部 が 直 立 気 味 と な り、 高 台 が つ く (以 下、 高 台 付 杯 Ⅲ 類 )。 東 音 早 期 の 南 京 ・ 富 貴 山 出 土 銀 器 ( 4 − U c3)、 357年 の南 京 ・ 呂 家 山 出 土 姿 器 ( 4 − v b 4)、 東 普 代 の 江 蘇 ・揚 州 出 土 銅 器 ( 4 − v f5)、 北 燕 41 5年 の遼 寧 ・ 馮 素 沸 墓 出 土 鍍 金 銅 器 ( 4 −X5) もほ ぼ 同 巧 。 馮 素 沸 例 は、 後述 す る よ う に 、 鍍 金 鋼 製 提 梁 壷 と 一 級 で 、 温め た 酒 を杯 で 飲 ん だ と 考 え て い る 。 平 底 杯 m類 から 高 台付 杯 m類 へ の変 化 は、 4世 紀 前 半 頃と い え よう 。

  東 音 357年 の 南 京 ・ 呂 家 山 出 土 姿 器 ( 4 − v b 3) は 、 体 部 が 丸 味 を もつ 高 め の 新 器 形 で あ る が、 高 さ が 口 径 の 半 分 に達 し ない ( 以 下 、 高 台 付 杯 IV 類 A )。 東 音 晩 期 の 江 蘇 ・浪 江 出 土 姿 器

( 4 −W a4) もほ ぼ 同 巧。 南 北 朝 に 盛 行 す る こ と に な る。

  碗 の う ち 、 高 台付 碗 は エ・ H 類 の系 統 が 存 続 す る 。 I 類 は 、 北 燕 4 15年 の 遼 寧 ・ 馮 素 沸 墓 出

4 7

(2)

三 国 時 代 か ら 隋 代 に お け る変 遷

土 ガ ラ ス 器 ( 4 −X7) な ど で 、 後 漢 晩期 のI 類 B に 比 し て 浅 目 と なる (以 下 、I 類 C )。 H類 は、 三国 時 代 末 頃 の 南 京 出 土 銅 器 ( 4 − O b 3) で 、 後 漢 後 期 の H 類D と ほ は 同 巧 。 三国 時 代 末 頃 の 他 の南 京 出 土 銅 器 ( 4 − O b 4) は目 縁 が 外 折 す る。 洗 と み て い る か 、 他 に 洗 と す べ き も の か 伴 出し てお り、 碗 Ⅱ 類 の変 種 と み る ( 以 下 、 H 類 E )。 軍 晋早 期 の 広 州 出 土 銅 器 ( 4 − U d 6)

も 同巧 。 た だ し 、 以 後 に はつ づ か ない 。 西 晋 29 4年 の江 蘇 ・ 句 容 出 土 盗 器 ( 4 ‑ Q s)、 軍 晋 初 の 江 西 ・ 南 昌 出 土 姿 器 ( 4 − S a5)、 33 5年 頃 の 湖 南 ・ 長 沙 出 土 姿 器 ( 4 − U a5)、 3 50年 の南 京 ・ 温 嬌 墓 出 土 姿 器 ( 文 献 46 3)、 357年 の 南 京 ・ 呂 家 山 出 土 姿 器 ( 4 − v b 6) は 、 高 台 付 杯 Ⅲ 類 大 きく し た も の ( 以 下 、 高 台付 碗 Ⅲ類 )。 一 方 、 軍 曹 晩 期 に は、 体 節 が 内 湾 気 味 で 、 課 目 の 高 台付 碗 が 出現 す る 。 既 述 し た杯 Ⅳ類 と 対 応 す る も の であ る (以 下 、 高 台 付 碗 Ⅳ類 A )。 軍 曹 晩 期 の 江 蘇 ・ 浪 江 出 土 姿 器 ( 4 −W a 8) で 、 南 北 朝 か ら 盛 行 す る 。 銅 器 は 軍 曹 34 0 年 代 の 南 京 ・興 之 夫 婦 墓 出 土 品 ( 4 − U b 4)。 こ れ に は外 被せ の蓋 が 伴う 。

  丸底 碗 は、 浅 目 の H 類 の系 統 が 軍 曹 晩 期 頃 の 南 京 ・ 富 貴 山 出 土 姿 器 ( 4 −W b6) に あ る 程 度。

平 底 碗 は、 杯 Ⅲ 類 と ほ ぽ 同 形 だ が 、 杯 Ⅲ 類 が 口 径 10cm 前 後 で 、 こ れ よ り大 き く口 径 1 5cm 前 後 の も の が 各 所 で 伴 出 し て い る こ と か ら 碗 と す る ( 以 下 、 Ⅲ 類 )。 い ず れ も姿 器 で 、 代 表 例 をあ げ る 。 三 国時 代 2 38年 頃 の江 西 ・ 南 昌 例 ( 4 − N a5)、 261年 の湖 北 ・ 顎 州 例 ( 文 献 180)、 29 7年 の 江 蘇 ・揚 州 例 ( 文 献2 30)、 298年 の江 蘇 ・ 衝県 例 ( 文 献 86)、 軍 曹 初 の江 西 ・南 昌 出 土 例 ( 4 − S a 4)、 軍 曹 早 期 の 南 京 ・ 富 貴 山 例 ( 文 献 188 )、 357年 の 南 京 例 ( 文 献 443 ) な ど 。 以 後 は 高 台 付 碗 Ⅲ 類 に 主流 が 移 る こ と に な る 。 三 国 時 代 初 の江 西 ・ 南 昌 出 土 銅 器 ( 文 献 1 08) や 西 曹 晩 期 と推 定 す る 南 京 出 土 銅 器 ( 文 献 282 ) は 、 平 底 碗 H 類 の よ う だ が 、 長 い 銅 勺 ( 散 蓮 華 ) が 入っ て お り、 論 あ る い は 五 穀 を 食 し た と 推 定 で きる 。 前 涼 ( 301 〜 376 年 ) と み る 新 彊 出 土 木 製 品

( 文献 44 1) は平 底 碗 Ⅲ類 で あ り、 こ れ に は 銭形 の木 製 器台 が 伴出 。

 鉢 の う ち 高 台 付 鉢 は 、 後 漢 晩 期 に 登 場 す る n 類 D の 系 統 が 、 三 国 時 代 末 の 南 京 出 土 銅 器

( 4 − O b 5)、 軍 曹 早 期 頃 の江 西 ・ 南 昌 出 土 銅 器 ( 4 − S a6) にあ り 、 □ 縁 で の外 反 が 強 め に な る ( 以 下 、 n 類 E )。 軍 晋 4世 紀 前 半 の 江 蘇 ・ 宜 興 出 土 銅 器 ( 4 − s b7) は □ 縁 が 外 祈 す る

(以 下、 Ⅱ 類F )。 蓋 を 伴 う。 銅 浪 な ど 入 れ て い た が 、 本 来 は鉢 で あ っ た と推 測 す る。 平 底 鉢 の 主流 に な る の は 、 碗 m類 を大 き くし た よ う な もの で 、 丸 味 を もっ た 体 節 が ほ ぼ 直 に 立 ち 上 が る の が 特 徴 で あ る ( 以 下 、 Ⅲ 類 )。 ほ と ん ど が 盗 器 で あ る 。 三 国 時 代 2 38 年 頃 の 江 西 ・ 南 昌 例

( 4 − N a6)、 西 曹 297年 の 江 蘇 ・揚 州 例 ( 文 献 2 30)、 29 8年 の浙 江 ・ 衝 県 例 ( 文 献 86 )、 軍 曹 早 期 の 南 京 ・富 貴 山 例 ( 4 − U c7) な ど があ る。 西 曹 294 年 の 江 蘇 ・ 句 容 例 ( 4 −Q4) は 高 台 付

と な る (以 下、 高 台付 鉢 Ⅲ類 )。

 西 晋 晩 期 に は 、 平 底 で 、 体 部 が や や 内 湾 し た 小 型 品 が 出現 す る ( 以 下 、 IV 類 )。 い ず れ も姿 器 だ が 、 体 部 に 醤 斑 を 施 す もの が あ り 、 ガ ラ ス 器 の 模 倣 と推 測 す る 。 西 曹 316年 の広 州 出 土 例

( 文 献 62) が 初 現 で 、 軍 曹 初 頃 の江 西 ・ 南 昌 例 ( 4 − S a8)、 軍 曹 早 期 の南 京 ・ 富 貴 山 例 ( 4 − U cio)、 軍曹 晩 期 の江 蘇 ・揚 州 例 ( 4  ‑ W b u ) など が あ る 。

  丸底 鉢 の 好 例 は ない が 、 球胴 で 大 口 の ガ ラ ス器 か あ る 。 軍 晋 早期 の 南 京 ・ 富 貴 山 例 ( 4 − U c8) と 北 燕 415 年 の 遼 寧 ・ 馮 素 沸 墓 例 ( 4 − X lo)。 南 京 例 は □ 縁 か 外 反 す る も の。 繊 と 報 告 し て い る が 、 口 径 8.5 cm 、 高 さ 7.8 cm と 小 型 で あ り 、 特 殊 な 丸 底 鉢 (以 下 、 Ⅳ 類 A ) と し て 扱 う 。 同 巧 品 は 、 他 の南 京 の軍 晋 早 期 墓 ( 文 献 317・ 454 ) から も 出 土し てい る。 馮 素 沸 墓 例 は鉢 と報

(3)

3 江蘇・鯖江出土銅器    (東晋 文献482)

    4 江西・南昌出土銅器        (東晋 文献452)

第19 図 西 ・ 束 晋 の有 脚 盤  1 : 6

三国時 代 〜 束 晋

告 。 口 径 9.5cm 、 高 さ 8.7 cm。 口縁 が 肥厚 し 、 わ ず か に外 反す る (以 下 、 IV 類 B )。

鉄 鉢 形 ・ 孟 鉄 鉢 形 は 後 漢 中 期 に 登 場 し たI 類 が つ づ く 。 唇 音 2 88 年 の 安 徽 ・和 県 出 土 銅 器

( 4 − P b 5)、 2 9 4年 の 江 蘇 ・ 句 容 出 土 測 器 ( 文 献 9 0 )、 軍 音 3 3 5年 頃 の 湖 南 ・ 長 沙 出 土 姿 器

( 4 − U a9)、 後燕 39 5年 の 遼 寧 ・ 朝 陽出 土 陶 器 (文 献 52 3) な ど であ る。 い ず れ も蓋 は 伴 わ ない よう で あ る 。

 孟 は、 後 漢 早 期 に登 場 し た Ⅱ 類 か 存 続 す る 。 唇 音 299 年 の 江 蘇 ・ 揚 州 出 土 盗 器 ( 文 献 2 30 )、

軍 曹 353年 の浙 江 ・ 黄 岩 出 土 測 器 ( 文 献 213 ) な ど で あ る 。 26 5年 の 南 京 ・幕 府 山 出 土 陶 器 ( 文 献.479 ) や 唇 音 2 85年 の 南 京 出 土 測 器 (文 献 1 54) は 高 台 かつ く 。 前 者 は蓋 か 伴い 、 後 者 は ミ ニ チ ュ ア なが ら 、 なか には 測 勺 ( 散 蓮 華 ) が 入 っ て い た。

魁 三 国 時 代 の 例 は 知 ら ない 。 五明 十 六 国 時 代 や 軍 音 に は、 後 漢 晩期 に登 場 す る II 類 B が つ づ き、 Ⅱ類 A も登 場 す る。 銅 器 で み る と、 n 類 A は前 燕 4 世 紀 前 半 の 遼 寧 ・ 朝 陽 例 ( 4 − T b 9)、 後 燕 39 5年 の 遼 寧 ・ 朝 陽 例 ( 文 献.523)、 北 燕 415年 の遼 寧 ・ 馮素 沸墓 例 ( 文 献 31 6)、 Ⅱ 類 B は 前 燕 324年 の 遼 寧 ・ 錦 州 例 (文 献 414} で あ る 。 軍 音 3 50年 の 南 京 ・ 温 嘴 墓 出 土 盗 器 ( 4 − v a7)

や 軍 音 晩 期 の江 蘇 ・鎮 江 出 土 陶 器 ( 4 ‑ W ai2) は n 類 B で 、 後 者 に は 中 に 陶 勺 ( 散 蓮 華 ) が 入 っ て い た 。 奨 あ る い は粥 を 食 し た こ と を 推 測 さ せ る 。

盤 ・托 ・有 脚 盤 ( 硯 ) 漢 代 の よう な大 盤 は な く、 中盤 や 小 盤 が 主 と な る。 中 盤 の n 類 は 三 国 時 代 晩 期 の江 蘇 ・ 南 京 出 土 銅 器 ( 文 献 461 ) が 最 終 例。 V 類 A は 後 漢 か ら 盛 行 し 、 三 国 時 代 以 降 も主 流 を 占 め る 。 代 表 例 をあ げ る と、 三 国 時 代 晩 期 の 江 蘇 ・ 南 京 出 土 銅 器 ( 4 − O b 2)、 唇 晋 2 97 年 の江 蘇 ・ 揚 州 出 土 陶 器 ( 文 献 23 0)、 乗 合 35 0年 の 南 京 ・ 温 嘴 墓 出 土 姿 器 ( 文 献 46 3)、

軍 音 晩 期 頃 の 江 蘇 ・揚 州 出 土 姿 器 ( 4 −W c3) な ど があ る 。 三 国 時 代 晩期 の 南 京 出 土 中 盤 V 類 Aは、 銅 耳杯 2個 を 置い た承 盤 だ が、 盤 の内 底 に突 帯 は ない 。

 小 盤 の I 類 B 種 は 、 2 57 年 頃 の 甘 粛 ・ 嘉 谷 関 出 土 銅 器 ( 4 ‑ N ci) が 最 終 例 。 Ⅳ類 は 三 国 時 代 の 甘 粛 ・ 酒 泉 出 土 銅 器 ( 4 − N d2) が 最 終 例。 V 類 は 三 国 時 代 249 年 の 安 徽 ・ 未 然 墓 出 土 姿 器 ( 4 − N b 2)、 唇 音 3 05 年 の 江 蘇 ・ 南 京 出 土 測 器 ( 文 献 46 2 ) な ど 。 VI 類 A は 、 軍 晋 初 の 広 東 ・和 平 出 土 測 器 ( 文 献 19 5)、 3 50 年 の 南 京 ・ 温 瞬 墓 出 土 測 器 (文 献.46 3)。 V ・ VI 類 と も南 北 朝 につ づ く。

 托 と 判 明 す る の は、 北 燕 41 5年 の 遼 寧 ・馮 素 沸墓 出 土 鍍 金 銅 器 ( 4 −X5) で 、 鍍 金 銅 製 の 高 台付 杯 Ⅲ類 が 組 む。小 盤 V類 の内 底 に低 い 突 線 を め ぐら せ て 銅 杯 高 台 の 承 け と し てい る(以 下 、 托 I 類 )。 こ の 種 の托 は 、 軍 音 早 期 の 南 京 ・ 司 家 山 出 土 姿 小 盤 V類 ( 4 − U c2)、 軍 音 367年 の

叶 俗 言

江 蘇・ 錆江 出 土 陶 器   (西晋 文献114)

言 言 デ マ  2‰が偕ツ

鱈 白

5 江 蘇 ・ 匂 容 出 土 銅 器    く西晋294年 文献 90)

繁 ヲ 匠 痩

6 南京 ・ 千 鶴 観 出 土 銅 器    (東晋早 期頃 文 献454 )

F ミ ニ⊇

7 江 蘇 ・ 鯖 江 出 土 陶 器   (東 晋 3 5 7 年 文 献.4 8 2 )

(4)

三 国時 代 か ら 隋 代 に お け る 変 遷

南 京 ・呂 家 山出 土 陶 小 盤 V 類 ( 4 ‑  V b 2) にあ る 。

 前 者 で は 姿 耳 杯 1 個 ( 4 ‑ U ci) が 実 際 に のっ て お り 、 後 者 で は 伴 出し た 高 台 付 の 姿 杯 m類 か Ⅳ類 A を のせ た 可 能 性 か あ る 。 托 の 承 け が 高 く な る の は 、 南 北 朝 か ら であ る。

 有 脚 盤 は、 す で に 戦 国 期 にあ り、 漢 代 で は耀 や 温 酒樽 の 下 盤 と し て も用 い ら れた 。 東 音 の江 蘇 ・浪 江 出 土 銅 器 ( 第 19図 3) や江 西 ・南 昌 出 土銅 器 ( 第 19 図 4 ) は 、 蓋 を 伴 い 、 下 盤 で は な い 。 前 者 は 硯 、後 者 は 三足 器 とす る 。 同巧 品で 古 い の は298 年 の浙 江 ・衛 県 出 土 銅 器( 文献 86)。

陶 器 で は、 西音 例 ( 第 19図 1 ) や 束 音 357年 例 ( 第 19 図 2) か あ り 、 と も に 硯 と す る 。 底 が 平 坦 であ る の が 特 徴 (以 下 、 エ類 A )。 西 晋 29 4年 の 江 蘇 ・ 句 容 出 土 姿 器 ( 第 19図 5) は口 縁 に蓋 受 け の段 をつ け る ( 以 下 、 I 類 B )。 西 ・ 東 音 に は 例 か 多 く、 東 音 早 期 頃 の南 京 ・ 仙 鶴 観 出 土 銅 器 ( 第 19図 6) や 晩 期 頃 の江 蘇 ・ 江 寧 出 土 姿 器 ( 文 献 189 ) もほ ぼ 同 巧 。 一方 、 東 音 357 年 の 江 蘇 ・鎮 江 出 土 姿 器 ( 第1 9図 7) は 底 が 中 高 と な る ( 以 下 、 H 類 B )。 Ⅱ類 B は 大 方 が 認 め る よ う に 硯 で あ ろ う が 、 I 類 は、 硯 と 断 定 す る に 若 干 の 問 題 もあ る 。 と い う の は、 韓 国で I 類 B 系 統 を 食膳 具 と 考 え てい る か ら であ る。

銅 ・洗  鎖 は浅 鋼 と深 鎖 が 存 続 す る が、 環 耳 を もつ 例 は な く な る 。 浅 鋼 I 類 は三 国 時 代29 4 年 の安 徽 ・ 朱 然 墓 出 土 陶 器 ( 4 − N b 7)、 西 晋 305年 の南 京 出 土 陶 器 ( 4 − R b 6) な どで あ る 。 深 鋼 は 前 漢 と 大 差 な い エ類 が、 西 音 302年 頃 の 河 南 ・ 洛 陽 出 土 陶 器 ( 文 献 211 ) や北 燕 415年 の 遼 寧 ・ 馮 素 沸 墓 出 土 銅 器 ( 文 献 31 6) にあ る。 馮 素 沸 墓 例 は、 釜 ・甑 と ― 組 で 、 い ず れ も明 器 で あ る。 漢 代 で は 釜 ・ 甑 ・ 盆 が 組 で あっ た か 、 こ の 時 代 に は 盆 が 消 失し 、 鋼 か そ の 機能 も果 た し た こ と にな る。

  洗 は 、深 洗 工類 A が 残 る と と もに 、深 洗 I 類 B や H類 と、浅 洗 Ⅱ類 とが ―組 とし て 存 続 す る 。 と も に 西 音 初 頃 まで は 環 耳 が 残 る が 、 以 後 は 消 失 す る 。 底 に 双 魚 文 や 吉 祥 句 を 飾 る 例 も 多 い 。 深 洗I 類 A は 三 国 時 代 29 4年 の安 徴 ・ 未 然 墓 出 土 姿 器 ( 4 − N b 8)、 深 洗 工類B は 三 国 時 代 晩 期 の湖 北 ・宜 昌 出 土 銅 器 ( 4 − O b7)、 II 類 は 三 国時 代 晩期 の湖 北 ・宜 昌 出 土 銅 器 ( 4 − O c9) な どで あ る。 東 晋 335 年 頃 の 湖 南 ・ 長 沙 出 土 盗 器 ( 4 ‑  U ai2) は 、 I 類 B に似 る が、 外 縁 の外 祈 か弱 い (以 下、 I 類 ○ 。 浅 洗 Ⅱ 類 は、 銅 器 の 例 が多 く 、 上 述 し た 三 国 時 代 245年 の浙 江 ・南 陵 例 ( 文 献 117)、 三 国 時 代 晩期 の 南 京 例 ( 4 − O b6) や湖 北 ・ 宜 昌 例 ( 4 − O c8)、 唇 音 273年 の 湖 北 ・ 老 河 口 例 ( 4 ‑  P  a?)、 29 8 年 の 浙 江 ・ 衝 県 例 ( 文 献 86 )、 東 音 早 期 頃 の江 西 ・ 南 昌 例 ( 4 ‑  S  aio) や 南 京 ・富 貴 山 例 ( 4  ‑ U cn )、 北 燕 415 年 の 遼 寧 ・ 馮素 沸 例 (文 献 316 ) な ど が あ る。

  他 に 三 国 時 代 に 入 る と 、 菓 子 な どを い れ た果 盆 と 呼 んで い る 方 形 や 円 形 の盤 状 の 器 が登 場 し て く る。 三 国 時 代 238年 頃 の江 唇 ・ 高 栄墓 出 土 方 形 漆 器 ( 文 献 100)、 249年 の安 徴 ・ 朱 然 墓 出 土 円 形漆 器 ( 文献 356 ) が 古 い 例で 、 以 後 、 次 第 に 陶 ・姿 器 の出 土 例 が 増 加 す る 。

    b  貯 蔵 具 ・ 注 器 (付 図 5)

扁 壷・瓶 扁壷は後漢の良好資料が ない が、 西晋295年の江蘇・呉県出土姿 器(文献 47 5) やこ れと同巧 の南 京出土 姿器 ( 5 − P cl )は、 肩か 張っ て 高い 高 台がつ く新 器形 (以下、IV 類 ) 。 29 7年 の江蘇・宜興 出土溢 器(文献. 212 ) や東晋3 35年 頃の湖南・長沙 出土盗器 ( 5 ‑ U aユ)や 350年の南京・温 嬌 墓出土姿器( 5 − v al) は方形 を呈する新器形(以 下、V類) 。V類は中国

(5)

三国 時 代 〜 束 晋

南 半 部 の地 域 色 か 。 以 後 には つ づ か な い 。

  瓶 は、 前 漢 晩 期 以 来 の長 目 瓶 I 類 が、 三 国 時 代 初 の 圧 西 ・ 南 昌 出 土 銅 器 ( 5 − O a1) や 西 合 晩 期 の河 南 ・ 洛 陽 出 土 陶 器 ( 5 − R c1) に残 る が 、 以 後 は す た れる。 南 北 朝 以 降 は 反目 瓶 が 主 流 に なる 。

壷 ・ 細 頚 壷 ・ 提 梁 壷  細 類 壷 は 、 盤 □ の Ⅲ 類 か 三 国 時 代 2 3 8 年 頃 の 圧 西 ・ 高 栄 墓 出 土 姿 器 ( 5 ‑ N ai ) に残 る。 や や 胴 長 で 肩 が 張 る ( 以 下 、 Ⅲ類 B ) 前 燕 4 世 紀 前 半 の遼 寧 ・ 朝 陽 出 土 陶 器 ( 5 − T cl) は、 口 縁 が 外 反 す る 細 顕 壷 I 類 だが 、 目 縁 か 肥 厚 し て 玉 縁 状 に な る の が 特 徴

(以 下 、 エ類 D )。 I 類 D は 北 魏 に 存 続 す る 。

  球 胴 壷 は 、 前 漢 の伝 統 を ひ く H 類 B か 、 百 合 代 と み る 甘 粛 ・敦 煌 出 土 銅 器 ( 5 − O f3) に あ る が 、 稀 な 例。 三 国時 代 か ら は 、 □ 縁 端 が 立 ち上 が っ た い わ ゆる 盤 口 の 球胴 壷 が 出 現 す る ( 以 下 、 Ⅲ類 )。い ず れ も姿 器で 、代 表 例 をあ げ る と、 三 国時 代 249年 の 安 徴 ・ 朱 然 墓 例 ( 5 − N b 2)、 三 国 時 代 晩期 の 南 京 ・ 長 南 例 ( 5 − O b 2)、 百 合 288年 の安 徴 ・和 県 例 ( 5 − P b2)、 29 4年 の 安 徴 ・ 句 容 例 ( 5 − Q2)、 乗 合 早 期 の 南 京 ・ 富 青 山 例 ( 5 − U c2)、 乗 合 晩 期 の 圧 蘇 ・ 鎮 圧 例

( 5 − W a2) な ど。 ま だ □縁 の 立 ち 上 か り は弱 い (以 下 、 Ⅲ類 A )。 南 北 朝 以 降 も残 る 。

  長 胴 壹 は 、 漢 代 の 伝 統 を ひ く Ⅱ 類 A が 、 前 燕 324 年 の 遼 寧 ・ 錦 州 出 土 陶 器 ( 5 − T a2) や 同 じ 頃 の遼 寧 ・ 朝 陽 出 土 陶 器 (文 献.4 31) に あ る 。 三 国 時 代 に 入 る と 、 盤 □ の もの か 登 場 し て く る 。 ほ と ん ど は姿 器で あ り、 代 表 例 をあ げ る。 西 合 298年 の 浙 圧 ・ 衝 県 例 (文 献 86 )、 乗 合 早 期 の 南 京 ・ 富 貸 出 例 ( 5 − U c3)、 372年 頃 の 南 京 ・ 栗 山 例 ( 5 ‑  V d2)。 い ず れ も や や 肩 が 張 る が 、 胴 部 の 丈 が そ れ 程 高 く ない の が 特 徴 ( 以 下 、 Ⅲ 類 A )。 南 北 朝 に もつ づ く。 一 方 、 乗 合 407 ・ 416 年 の 南 京 ・ 司 家 山 例 (文 献 44 4)、 乗 合 晩 期 の 圧 蘇 ・ 鎮 圧 例 ( 5 −W a 3) は、 胴 部 が 長 く な る (以 下 、 Ⅲ類 B )。 こ れ も南 北 朝 につ づ く。

  提 梁 壷 は、 例 が 極 め て 少 な く、 北 燕 41 5年 の 遼 寧 ・ 馮 素 沸 墓 出 土 鍍 金銅 器 ( 5 −X1) ぐ ら い で あ る 。 球 胴 の 丸底 で 、 目 縁 が 大 きく 開 く 新 器 形 で あ る 。 鍍 金銅 杯 ・托 と 一級 で 、 酒 を 温 め た と み て い る 。

唾 壷 後 漢 晩 期 に 出現 し た 定 型 的 な 唾壷 I 類 は、 三 国 時 代 2 38 年 頃 の 圧 西 ・ 南 昌 高 栄 墓 出 土 銀 器 ( 文 献 10 0)、 三 国 時 代 晩 期 の 南 京 出 土 姿 器 ( 5 − O b 4)、 百 合 28 8年 の 安 徴 ・ 和 県 出 土 姿 器

( 5 − P b 4) ま で 残 る 。 百 合 294 年 の 圧 蘇 ・ 句 容 出 土 姿 器 ( 5 − Q 4)、 2 99年 の浙 圧 ・ 奉 化 出 土 姿 器 (文 献2 04 ) は、 顕 が 長 め と な る が 、 ま だ □縁 端 の 立 ち 上 が り (盤 □) が そ れ 程 高 く な い

(以 下、 n 類 A )。 乗 合 323 年 の 圧 蘇 ・ 官 界 出 土 姿 器 ( 5 − S b 3) は 、 顕 が 長 目 で 、 し か も □ 縁 端 の 立 ち上 が り も 高 く な る (以 下 、 H 類 B )。 以 後 は 、 Ⅱ 類 B か 主 と な る 。 H類 B の銅 器 は 乗 晋 晩 期 頃 の圧 蘇 ・圧 家 例 ( 5 − v e4)。 姿 器 は多 く、 乗 合 366 年 の 浙 圧 ・ 奉 化 例 (文 献 20 4)、 乗 合 早 期 の南 京 ・ 富 青 山 例 ( 5 − U c4)、 350年 の南 京 ・ 温 嶋 例 ( 文 献 463 )、 36 7年 の南 京 ・ 象 出 例 (文 献 442 )、 や圧 蘇 ・ 南 京 例 ( 5 ‑  W b 4) な ど があ る。 南 京 ・ 富 貴 出 例 に は、 中 央 に 小 孔 を 穿 っ た 漏 斗 状 の 落 と し 蓋 が 伴 う。

繊 ・ 愛 嬢 は 短 胴 嬢 n ・ Ⅲ 類 、長 胴 嬢 H 類 な ど が存 続 す る。 す べ て 姿 器 か 陶 器。 短胴 鏝 の う ち、

肩 の 張 るI 類 は 三 国 時 代 晩 期 頃 の南 京 ・ 長 南 例 (文 献.461) や 西 合 288年 の安 徴 ・和 県 例 ( 文 献 115) で 、 以 後 も残 る 。 球胴 の H類 は 、 バ ラ エ テ ィ が あ る が 、 三 国 時 代 249年 の安 徴 ・ 朱 然 墓 例

( 5 − N b 5)、 三 国時 代 晩 期 頃 の 南 京 ・ 長 南 例 (文 献 46 1)、 西 合 29 3年 の 湖 北 ・ 老 河 口 例 ( 5 −

5 j

(6)

三 国 時代 か ら 隋代 にお け る 変 遷

P a5)、 前 燕 4世 紀 前 半 の遼 寧 ・ 朝 陽 例 (文 献.43 1) な ど だ が 、 南 北 朝 に はす た れ る。 下 肥 れ の

Ⅲ類 は 、 三 国 時 代 261 年 の 湖 北 ・ 那 州 例 ( 文 献 180 ) や五 胡 十 六 国時 代 末〜 北 魏 初 の 洛 陽 出 土 例

(文 献 179 ) だ が、 以 後 は 途 絶 え る。 他 に、 三 国 時 代 に は、 鉄鉢 形 工類 A に 似 て 、目 縁 が 強 く 内 膏 す る が 、 浅 目 で 短 顕 の も のが 出 現 す る。 三 国時 代 末 頃 の 南 京 出 土 例 ( 5 − O d3) で 、 極 め て 短 い 直 □ の □ 縁 がつ き 、 目 縁 近 く に 環 状 把 手 を つ け る の が特 徴 (以 下 、 Ⅳ 類 A )。 蓋 や 高 台 の つ く 例 か 三 国 時 代 末 に は あ る (文 献 108・ 32 5)。 西 晋 29 4年 の 江 蘇 ・句 容 例 ( 文 献 9 0)、 西 晋 の 4 世 紀 初 頃 と推 測 す る 江 蘇 ・宜 興 例 (文 献 21 2 ) は丈 が や や 高 く な る (以 下、 Ⅳ類 B )。 302年 の 安 徴 出 土 銅 器 ( 5 − R a 3) や 東 晋 350 年 の 南 京 ・ 温 嬌 出 土 盗 器 ( 5 − v a 3) は 短 顕 だ が 、 環 状 把 手 が ない (以 下 、 IV 類 ○ 。 Ⅳ類 も南 北 朝 に は ほぼ す た れて し まう。

  長 胴 綴 もす べ て 姿 器 か 陶 器。 最 大 径 が 胴 中 位 に あ る H 類 は 、 三 国時 代 249 年 の 安 徴 ・ 朱 然 墓 例 ( 文 献 356 )、 東 晋 3 35年 頃 の 湖 南 ・ 長 沙 例 ( 文 献2 06)、 前 燕 4 世 紀 前 半 の 遼 寧 ・ 朝 陽 例 ( 文 献 431 )、 東 晋 353 年 の 浙 江 ・ 黄 岩 例 ( 文 献 21 3}、 五 胡 十 六 国時 代 末 〜 北 魏 初 の 洛 陽 出 土 例 ( 文 献 179 ) な ど であ る。

  爰 もす べ て 姿 器 か 陶 器で 、 バ ラ エ テ ィ が あ る 。 代 表 例 は 、 西 晋 2 88年 の安 徽 ・ 和 県 例 ( 5 − P a6)、 29 4年 の 江 蘇 ・句 容 例 ( 5 −Q5)、 東 晋 335年 頃 の湖 南 ・ 長 沙 例 ( 5 − U a6)、 東 晋 晩 期 の 江 蘇 ・ 浪 江 例 ( 文 献.482 )、 五 胡 十 六 国時 代 末〜 北 魏初 の 洛 陽 例 (文 献 179 ) な ど。

  大 口 錨 も、 姿 器 か 陶 器 で、 三 国時 代 か ら 東 晋 まであ る。

姚 壷 ・ 水 注  錐 蓋 は 、 IV 類 が 三 国 時 代 249 年 の安 徴 ・ 朱 然 墓 出 土 銅 器 ( 5 − N b 3)、 東 晋 晩 期 と推 定 す る 湖 北 ・ 漢 陽 出 土 銅 器 ( 5 − v c5) があ る 程 度 で あ る 。 後 者 は西 晋 以 前 と す る が 、 有 柄注 壷 I 類 A を 伴 出 し 、 東 晋 晩 期 に 比 定 す る 。 水 注 の好 例 は ない 。 お そ ら く 注 蓋 に主 流 が 移っ た ので あ ろ う。

有 柄壷 ・ 有 柄 注 壷 ・ 注 壷 中 国 で は 、 一 般 に盤 □ 蓋 の 肩 に 鶏 形 の 注目 を つ け た も の を、 天 鶏蓋 あ るい は 鶏首 蓋 と 呼 んで い る が 、鶏 形 で な い もの を 含 む こ と か ら 注 蓋 と 呼 ぶ。 肩 と目 縁 を 結 ぶ、

大 き な 把 手 を もつ の が 通 例 ( 以 下 、 有 柄 )。 瓶 な ど に 注 □ や 把 手 を つ け た も の も一括 す る。 ほ と ん ど は 盗 器 で あ る 。 こ れら のう ちで 、 最 も古 い の は 、 把 手 の ない 注 蓋 。 三 国時 代 晩期 頃 の 南 京 例 で 、 直 口 の 短 顕 緩 に 短 い 注 目 を つ け る (以 下、 I 類 )。 江 口 は 、 う ち 1 例 が 鶏 形 ( 5 − O b 5) だ が 、 他 が 筒状 。 と も に 初 現 例 で あ る 。 東 晋 3 05年 の 南 京 例 ( 文 献.462 )、 3 35年 頃 の 湖 南 ・ 長 沙 例 ( 文 献 2 06 )、 東 晋 早 期 の南 京 ・ 富 貴 山 例 ( 5 − U c5) は 、 盤 □ の短 胴 蓋 Ⅲ類 に 短い 鶏 形 注目 を つ け た も の (以 下、 Ⅲ 類 )で 、 い わ ゆ る 鶏 首 壹系 注 蓋 の 最 終 例 と な る。 有 柄 注 壷 の う ち、

前 燕 4世 紀 前 半 の遼 寧 一朝 陽 出 土 陶 器 ( 5 − T c4) は、 長 胴 壷 H 類 A の口 縁 端 を 片 口 と し た も の ( 以 下 、 Ⅱ 類 ) の 初 現 例 だ か 、 類 例 は 少 な い。

  有 柄 注 壹 は ほ と ん ど が 盗 器 。 東 晋 367 年 の 南 京 ・ 象 山 例 ( 5 − v d6) が、 盤 口 の 短 胴 蓋 に や や 長 目 の鶏 形 江 口 と把 手 をつ け た も の (以 下 、 Ⅲ類 A ) の 初 現 例 に な る 。 類 例 は 、 5世 紀 初 の 南 京 ・ 司 家 山 例 ( 文 献 444)、 束 晋 晩 期 の 江 蘇 ・ 江 寧 例 ( 文 献 189 ) や 江 蘇 ・ 浪 江 例 ( 5 −W a6)。

東 晋 晩 期 の 他 の 江 蘇 ・ 浪 江 例 ( 5 − W a7) は 肩 の 張 る 初 出 例 (以 下 、 Ⅲ 類 B )。 前 涼 4 世 紀 前 半 頃 の新 彊 出 土 陶 器 ( 5 − S c5) は 、 短 胴 蓋 に片 口 と 把 手 をつ け た 、 有 柄 注 蓋 の 初 現 例 。 球胴 で 丈 が 低 い ( 以 下 、 Ⅳ類 A )。 こ の 手 の 有 柄 注 蓋 は 、 南 北 朝 か ら 中 国 本 土 に 及 ぶ こ と に な る 。

他 に、 東 晋 晩 期 の江 蘇 ・浪 江 出 土 盗 器 ( 5 − W a 5) の よ う に、 直 口 蓋 を 片 口 と し た 有 柄 注 壷 も

(7)

Φ

三 国 時代 〜東 晋

あ る (以 下 、IV 類 B )。

虎 子 虎 子 は 、 体 部 を虎 形 と し 、 上 に 大 きな 把 手 をつ け た 典 型 例 が 唇 音 275 年 の 南 京 出 土 姿 器

(文 献 479 } に あ る (以 下 、 H類 )。 東 音 初 の 広 束 ・ 和 平 出 土 姿 器 (文 献 195 )、 早 期 の 南 京 ・ 富 貴 山 出 土 姿 器 ( 第20図 5) も 同巧 。 南 京 ・ 富 貴 山 で は 虎 の 体 毛 を 表 現 す る 銅 器 (第 20図 4) も 出 土。 似 た 銅 器 は北 燕 415年 の遼 寧 ・ 馮 素 沸墓 ( 文献 316 ) で も 出 土。 後 漢 に 登 場 す る 半 球 状 の 虎 子 (第 20図 1 ) は、 三国 時 代 初 の江 唇 ・ 南 昌 出 土 姿 器 にあ る ( 文 献 100)。 上 に 把 手 が つ く の は 新 要 素 で あ る ( 以 下 、 I 類 B )。 唇 音 3 06 年 の 福 建 ・松 政 出 土 姿 器 ( 文 献 526 ) や 東 音 中 ・ 晩 期 の江 蘇 ・浪 江 出土 姿 器 ( 第20図 2 ・ 3) もほ ぼ 同 巧 。

  他 に 、 特 殊 な も の と し て 、 後 漢 に 登 場 し た 二 重 口 縁 緩 か 三 国 時 代 23 8年 頃 の江 唇 ・ 高 栄 墓 出 土 姿 器 ( 5 − N a4)、 前 漢 代 か ら 続 く 倉 は 三 国時 代 晩 期 の 南 京 出 土 姿 器 (文 献 461 )、 唇 音2 99年

の江 蘇 ・揚 州 出 土 姿 器 (文 献 230 ) に残 り、 以 後 も細 々と つづ く。

    c  煮 沸具 (付 図 6)

鍋・三脚 鍋・ 塾  鍋は浅い半球状 のI類D と、目 縁下で くびれる深目のⅡ類B・C がつづ く。

I類D は、西晋2 73年の湖北・老河口 出土銅 器( 6 −P al ) 。 以後は唐代 まで 出土例かない。 Ⅱ 類Bは三国時代2 49 年の安徽・朱然墓出土姿 器( 6 − N b 1) 、三国時代 晩期 の南京・長南出土陶 器 ( 6 − O b2)、東晋初 の広 東・和平 出土銅器(文献1 95)、 H 類 Cは三国時代 晩期 の湖北 ・宜 昌出土銅器( 6−Oc 4 ) 。 H類B・C は中国南半蔀の特色で、南北朝に もつづ く。

 三脚鍋は、後漠晩期 に登場し たⅡ類 が、三国時代 の甘粛・ 酒泉 出土銅 器( 6 −N d 3)に残 る。

三脚鍋の最終例。 他の類例があ るが、誼であ る可能性 か高い。

 警 は、 Ⅲ類のみが、三国時代晩期 の湖北・宜昌 出土銅 器( 6 −O c3) に残 るが、以 後は途絶 えてし まう。

釜・三脚釜・甑 釜・甑は、副葬品 が少 なく、し か も明器が主と なるため、実態 は明 瞭ではな い。 三国時代の甘粛・酒泉 出土銅 器( 6 −N d2)や西晋 晩期 頃の河南・洛陽出土銅 器( 6 − R c1)は、 球潮 釜n 類B。 と もに甑 はn 類c のようである。典型的 な長潮 釜n類B の例は知らな い が、南北朝 に も存続し てい る。無類 に近い Ⅲ類 は、 西晋288年 の安徽・和県 出土陶 器(文献

湖 南・資 興 出土 陶 器 (後漢 中期 文献227 )

4 南京・富 貴山出土銅器   (東晋早期 文献188)

2 江 蘇 ・鯖 江 出土 銅 器   (東晋早期 文献482 )

3 江 蘇・ 鯖 江 出土 銅 器   (東晋中 期 文献.482)

      5 南京・ 富貴山出土 愛器        (東晋早期 文献188) 第20 図 後 漢 〜 東 晋 の 虎 子  1 : 8

5 J

(8)

三 国 時 代 か ら 隋 代 に おけ る 変 遷

115)、 北 燕 41 5年 の遼 寧 ・ 馮 素 沸 墓 出 土 銅 器( 文 献 316 ) もほ ぽ 同 巧 で 、 こ れ に は目 縁 が外 折 し て の び る 銅 瓶 ( 以 下、 Ⅲ類 ) を 伴 う 。 馮 素 沸 墓 出 土 銅 器 ( 6 −X1) や 前 燕 初 3 世 紀 後 半 の遼 寧 ・ 北 票 出 土 銅 器 ( 6 ‑ T di ) は、 や や 浅 目 の 長 胴 釜 Ⅲ 類 に 提 梁 を 伴 う 。 中 国 北 辺 鄙 の 地 域 色 を 示 す。

  三 脚 釜 は 前 燕 324年 の 遼 寧 ・ 錦 州 出 土銅 器 ( 6 − T a3)。 最 終 例で 、 明 器 。 伴 出 し た 甑 は Ⅲ 類。

東 者 早 期 頃 の南 京 ・仙 鶴 観 出 土 銀 器 ( 文 献.454) は 、 有 蓋 鼎 H 類 の ミニ チ ュ ア。 復 古 品 と し て、

水 滴 な ど に 利 用 さ れた の か もし れ ない 。

麹  中国 北 辺 鄙 の 地 域色 を示 す も の。 前 燕 4 世紀 前 半 の遼 寧 出 土銅 器 ( 6 − T b 2) は、 前 漢 中 期 頃 の Ⅱ類 よ り 、 身 が 深 く なっ た も の ( 以 下 、 Ⅳ類 )。 底 に煤 が付 着 。 北 魏 早 期 の 内 蒙 古 出 土 銅 器 (文 献.49 0 ) も ほ ぽ 同 巧 。 北 燕 41 5年 の 遼 寧 ・ 馮 素 沸 墓 出 土銅 器 ( 6 − X2) も 同 巧 で 、 と もに 提 梁 があ る 。 馮 素 沸墓 出 土 銅 器で は 、 後 漢 晩 期 か ら のI 類 B も 出 土 し て い る ( 文 献 316 )。

IV 類 は以 後 もつ づ く。

温 酒樽 西 者 297年 の江 蘇 ・周 処 墓 出 土 陶 器 ( 文 献2 12) が 唯 一 例で あ る 。 陶勺 (散 蓮 華 ) を 伴 う。 以 後 は 途絶 する 。

姚 斗 後 漢 に 出 現 す る エ類 A は 、 三 国 時 代 2 49年 の安 徴 ・ 未 然 墓 出 土 陶 器 ( 6 − N b 4) が 最 終 例。 三 国 時 代 晩 期 頃 の南 京 ・ 長 尚 出 土 銅 器 ( 6 − Ob5)、 3世 紀 末 頃 と 考 え る 浙 江 ・ 安 吉 出 土 銅 器 (文 献.413 ) や 南 京 出 土 銅 器 ( 6 − P c2) は 、 体 節 かI 類 A だ が 、 把 手 は 曲 折 す る 龍 頭 と な る ( 以 下 、 エ類 B )。 若 者29 5年 の 江 蘇 ・ 呉 県 出 土銅 器 (文 献 47 5) は 、 把 手 が 曲 折 す る 龍 頭 だ が、 体 鄙 は目 縁 か 外 折 す る 鍋I 類 で あ る の が 特 徴 ( 以 下 、 Ⅱ 類 ) で 、 以 後 の主 流 と なる 。 H 類 の類 例 は 、 い ず れ も銅 器で 、 西 者 30 8年 の南 京 例 ( 文 献 72)、 前 燕 4世 紀 前 半 の遼 寧 ・朝 陽 例

( 6 − T b4)、 東 晋 早 期 の 南 京 ・ 富 貴 山 例 ( 6 − U a3) な ど で あ る。 北 燕 415年 の 遼 寧 ・ 馮 素 沸墓 例 ( 文 献 316 ) や 北 魏初 の 山 西 ・ 大 同 出 土 例 (文 献 32 9) は、 目 縁 が 二 段 に なる 新 器 形 (以 下、

Ⅲ類 )。 と も に目 縁 と把 手 の 間 に 補 強 材 を 加 え た も の で 、 中 国 北 辺 鄙 の 地 域 色 か ( 以 下 、 Ⅲ類 A )。 前 燕 初 と す る 遼 寧 ・ 北 票 出 土 例 ( 6 − T d 5) も 同巧 で、 4 世 紀 後 半 〜 五 世 紀 初 に なろ う。

遼 寧 ・朝 陽 例 は 底 に 煤 が 付 着 す る 。 大 同 例 は 銅勺 を 伴 い 、 三 国 時 代 末 頃 の 南 京 出 土 姿 器 (文 献 325 ) は 中 に 姿勺 が入 っ て い たこ と から 、 莫 な どを 煮 た り 温め た りし た こ と か 知 れる。

    d  雑 器 ( 付 図 6 )

價 斗 い ず れ も 銅 器 。 前 漢 晩期 か ら つ づ く U 類 A は 、 三 国 時 代 249 年 の 安 徽 ・ 朱 然 墓 例 ( 6 − Nb心、 三 国 時 代 早 期 の安 徴 ・ 南 陵 例 ( 文 献 117 )。 西 晋 293 年 の 湖 北 ・ 老 河 口 例 ( 文 献 184 )、 東 晋 早 期 の 江 西 ・ 南 昌 例 ( 6 − S a7) や 南 京 ・富 貴 山 例 ( 6 − U c6)、 北 燕 41 5年 の 遼 寧 ・ 馮 素 沸 墓 例 ( 文 献 316 ) は H 類 B 。 後 漠 中 期 に登 場 す るI 類 は 、 三 国 時 代 晩 期 の 南 京 ・ 長 南 例 ( 6 −

O b 7)、 西 晋 2 88 年 の安 徹 ・和 県 例 ( 6 − P b 4)。

謐  こ の時 期 の 円 喧 は、 後 漢 晩 期 に登 場 し た H類 A が 盛 行 す る 。 鍋 H 類 と は 、 浅 い こ と か ら 区 別 で きる 。 環 耳 のあ る もの と な い も の と があ る 。 銅 器 が 多 く 、 体 部 に 多 数 の 細 突 線 を め ぐら す のが 特 徴 。 三国 時 代 2 38年 頃 の 広 西 ・ 高 栄 墓 例 (文 献 1 00)、 西 晋2 49 年 の 安 徴 ・ 朱 然 墓 例 ( 6 − N b 5)、 2 88年 の 安 徽 ・和 県 例 ( 6 − P b 3)、 東 晋 初 頃 の 江 西 ・ 南 昌 例 ( 6 − S a6) につ づ く。 鉄 器 は 3 世 紀 末 頃 と 推 測 す る 南 京 例 ( 文 献 63) や 東 晋 33 5年 頃 の 湖 南 ・ 長 沙 例 ( 6 − U a5) の よ

5 4

(9)

1! 南 北 朝 〜 隋

うに、体部 は素 面であ る(以下、n類B) 。 前者にはなか に炭が残っ てい た。 ほ とんどが 錐 斗 を伴出してい る。 実際 に、 三国時代末 頃の江西・南昌出土 盗器(文献10 8)や 4世紀 初頃の江 蘇・ 宜興出土姿 器(文献2 12 ) で は、壇 Ⅱ類のなかに、勺入り の 鏡斗 を入 れてお り、 これらが

―組で用いら れたこ とを示している。

燈 豆 燈は、I 類Bが西晋早期 の北京 出土陶器(文献,52 7) や晩期の洛 陽出土 陶器( 6 − P d7)

に残り、 Ⅲ類Aが東晋350年 の南京・温 嘴 墓出土姿 器(文献.463) に残る。

 遠 燈は、 エ類の系 譜を ひく銅 器( 6 − O e8)か西晋早期 末頃の敦煌から出土。環状把 手は1 個であ る (以下、I 類B) 。 同巧 の銅器 ( 6 − U b7) は、 東晋341・ 348年 の南 京・興之夫婦 墓 から出土。把手 は祈 りたためるように なっている。 ともに燈遠 とす る。I類 は以 後の例を知ら ないが、 連枝燈 は北 魏524年 (文献76) にも存 続する。 II 類 は西晋晩期 の洛陽・谷水出 土陶器

( 6 − P d 5・ P d 6) まで残る。こ こで は燈遠 6個に対し て、 中空柱 の燈台は 2個。 他 に台座に 穴をあけた ものが一 個出土。 中空柱 を もつ ものを、空心盤 と呼 んでいる が、 中空桂に遠 の突起 が入ること、両者が近接して出土していることから ―組とみた。

 なお、蝋燭 用の針を もつI 類の確実 な例は、西晋代 の江蘇・徐州 出土鉄 器(文献5 28 ) や五 胡十六国時代 末〜北 魏初の洛陽出土 鉄器(文献179 ) であり、 遅くと も晴代 には蝋燭を 燈台の 中空柱に差し込むH類 に主流が 移っ たと推 定さ れる。 ただし、蝋燭用 工類 は、北末代以 降に新 たな展開をみせる。

   ii . 南 北 朝 時 代 ・ 隋

    a  供 膳 具 ・ 水 器 (付 図 7 )

飲 器 高 足杯 は 新 し い 器 形 が 各 種 登 場 す る 。 H 〜 V類 に 分類 す る。 H ・ Ⅲ 類 は 北 魏 5世 紀 後 半 頃 の 山 西 ・ 大 同 出 土 鍍 金銅 器 ( 7  ‑ C bi ・ C b2・ C b 3)。 前 一 者 ( 7 − C bl) は杯 身 か 細 目 で 、 体 部 か 大 き く 反 る の が 特 徴 ( 以 下 、 II 類 )。 脚 は ま だ低 い か、 底 部 と の 境 に 股 が あ る の も特 徴 。 後 者 二 者 ( 7 − C b 1・ C b3) は 、 杯 身 が や や 浅 目 で 、 丸 昧 を もっ た 体 部 が□ 縁 下で く び れた の ち外 反 す る の が 特 徴 ( 以 下 、 Ⅲ 類 )。 う ち 1点 ( 7 ‑  C  b2) は蝋 付 け し た 脚 か 脱 落 し て い る が 、 他 の 1点 の 脚 は 高 目 で 中 程 に 太 目 の 突 帯 を もつ のか 特 徴 。 器面 を 飾 る 人物 像 や 文 様 か ら 、 東 口

− マ 帝 国あ た り で 製 作 さ れ た と 推 測 で きる 。 類 例 は少 ない 。 IV 類 は杯 身 か や や 深 目 な 半 球 状 の も の。 南 斉 5世 紀 末 頃 と 推 測 す る 福建 ・ 福 州 出 土 姿 器 (文 献27 9 ) は、 体 節 か ほ ぼ 直 、 脚 は や や 低 目 で 、 中 程 に突 帯 もな い (以 下、 IV 類 A )。 北 魏 504年 の 大 同 出 土 銀 器 ( 文 献 346 ) は、 破 砕 し てい る が 、 IV 類 A の 可 能 性 か 高い 。 隋 代 の河 南 ・ 安 陽 出 土 姿 器 ( 文 献 22 4) は 、 杯 身 が 内 考 し 、 脚 は 高 目 で 中 程 に 太 目 の 突 帯 を もつ (以 下、 Ⅳ類 B )。 杯 身 の ほ ぼ 全 体 に 多 数 の小 乳 を 貼 り付 け て い る の は、 ガ ラ ス 器 の 模 倣 と 推 測 す る 。 V 類 は 杯 身 が や や 浅 目で 、 丸 味 を もっ た 体 部 が 口 縁 端 で わず か に外 反 す る も の。 初 現 は 、 5世 紀 後 半 頃 の 大 同 出 土 鍍 金 銅 器 (文 献 42 ) に あ る。 そ の系 譜 を ひ く の は、 隋 592 年 の 院 西 ・ 西 安 出 土 ガ ラ ス 器 (文 献 2) や 597年 の 山 西 ・ 太 原 出 土 姿 器 ( 7 − S al)、 隋 代 の湖 南 ・ 長 沙 出 土 銅 器 ( 文 献

.

2 15 )。 い ず れ も脚 は 高 目 だ が 、 中 程 に 突 帯 は ない (以 下、 V 類 A )。 隋 頃 の江 西 ・壮 族 自 治 区 出 土 銅 器 ( 7 −vl) は 杯 の底 か 平 ら で、 地 域 色 を示 す (以 下 、 V 類D )。 隋 60 8年 の 西 安 ・ 李 静 訓 墓 出土 金 器 ( 7 − S c1) は、 脚

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三国 時 代 か ら 晴 代 に おけ る 変 遷

は 高 く、 脚 の 中 程 と 杯 身 の 口 縁 寄 り に 各 1本 の絹 い 突線 をめ ぐ ら す の が特 徴 (以 下 、 V 類 B )。

李 静 訓 墓 出 土 銀 器 は 、 脚 の 中 程 と 、 脚 と 杯 身 の境 に 太 目 の 突帯 を め ぐ ら す の が 特 徴 (以 下 、 V 類 C )。 V 類 C か Ⅲ 類 が 唐 代 に盛 行 す る 高足 杯 Ⅶ類 の 祖 型 と 推 測 す る 。 な お 、 晴 584年 の 山東 ・ 徐 敏 行 基壁 画 ( 第 10 図 1 )で は、 主 人 が 高足 杯 らし き も の を片 手 に もつ 。

  高 足 杯 に は、 皿 状 の杯 身 に 低 目 の 高足 が つ い た も の も登 場 す る (以 下 、 盤 状 高 足 杯 )。 高 台 は 小 さ く、 盤 と す る に は 不 安 定 で あ り 、 杯 と み る 見 解 に 従 う。北 数 529年 の 甘 粛 ・ 長 家 川 出 土 銀 器 (文 献 322 ) は 、杯 身 が 浅 い 半 球 状 で あ る の が 特 徴 。 脚 は 八字 状 で 脚端 が折 れる。 乗 数 544 年 の河 北 ・ 李 希 宗 出 土 銀 器 ( 7 − K d6) は 、 杯 身 の 体 部 に流 水 文 、 底 に 蓮 華 文 を 打 ち 出 し て い る のが 特 徴 。

  曲 長杯 は 、 確 実 な 例が ない が、 北 数 5 世 紀 後 半 頃 の 大 同 出 土 鍍金 銅 器 ( 7 − C b 5) が 小 さ く て低 目 の 高 台 がつ く もの 。 高 さ は 4.5cm 、 長 径2 3.8cm 、 短 径 14.5cm と大 きい 。 盤 ( 花 形 長 盤 ) の 可 能 性 もあ る が 、 晴代 の壁 画 ( 第 10図 2・ 3) や 既 述 し た 4世 紀 の壁 画 ( 第 8 図 1 ) で み る と か な り大 きく 、 一 応杯 と み て お く。

  把 手 付 杯 は 良 好 な 出 土 例 が な い が 、 劉 宋 536 年 の 南 京 ・ 蕭 象 墓 出 土 陶 器 ( 7 − J c1) は H 類 C 。 片 □ が つ く よ う で 、 小 形 の 注 器 に なる が、 こ の 器 形 が 中 国 南 半 で は 残っ た と推 測 さ れる 。 特 異 な の は壹 型 の 器 に 1 個 の把 手を つ け た 青 海 ・上 孫 家 泰 出 土 鍍 金 銀 器 ( 7 − H d 4)。 口 径7 cm、

高 さ 15.8cm 。 西 域 の ク ル ド 人 の絵 画 資 料 ( 文 献 42 1) を み る と 、 飲 器 とし て い た こ と が わ か る。

直 □ で 平 底 な の が 特 徴 (以 下 、 把 手 付 壷 形 杯I 類 )。 時 代 は、 青 海 省 例 の後 漠 晩 期 〜 曹 代 と し て い る が 、 伴 出 し た 唾 壷 か ら 6世 紀 中 頃 に 比 定 す べ きと 考 え る 。 北 周 566年 ・ 584年 の 河 北 ・ 崔 昂 出 土 銅 器 ( 文 献 32 0 ) は、 □ 縁 が 外 反 す る 平 底 小 形 品 ( 以 下、 把 手 付 壹 形 杯 n 類 ) で あ る 。 類 例 は 少 な い 。

  角 杯 の 出 土 例 は 知 ら な い が 、 北 斉 の ン グ ド 入 幕 壁 画 ( 文 献 390 ) を み る と、 角杯 は 少 な く と も一 部で は存 続し て い た こ と が 知 れる 。

  耳杯 は 三 国 時 代 晩 期 に 登 場 し た m類 が存 続 す る 。 北 魏 48 5年 頃 の 寧 夏 ・ 固 原 出 土 銀 器 ( 7 − C GI) や 50 4年 の 山 西 ・大 同 出 土 銀 器 ( 文 献 346 )。 南 朝 後 期 の 南 京 ・ 呑 善 橋幕 壁 画 ( 第 9 図 5)

で は 、 竹 林 の七 賢 が 耳杯 m類 で 酒 を 飲 ん で い る 。 類 例 は 極め て 少 な く、 限 ら れた 場 で の 使 用 に なっ た と 推 測 で きる。

杯 ・ 碗 ・ 鉢 杯 は、 平 底 の Ⅲ 類 か 劉 宋 42 6年 の福 建 ・ 政 和 出 土 姿 器 ( 7 −Bc山 北 数 52 8年 の 洛 陽 元 部 墓 出 土 陶 器 ( 文 献 78 ) や 梁 527 年 頃 の 湖 南 ・鄙 陽 出 土 姿 器 ( 文 献 453 ) な ど に あ る が 、 例 は 極 め て 少 ない 。 燈蓋 か も し れ ない 。 北 数 481年 の 河 北 ・ 定 県 石 函 出 土 銅 器 ( 7 − C a6) や 甫 斉 496 年 の 江 呑 ・ 青 江 山 出 土 銅 器 ( 7 − D b 3) は、 Ⅲ 類 に似 る が 、 体 部 が 直 立 気 味 。 口 径 10 cm ほ ど で 、 前 者 は 器 表 に 唐 草 文 を 飾 る 丸 底 (以 下 、 丸 底 杯 Ⅳ類 )、 後 者 は 器 表 に多 数 の 流 線 を め ぐ ら す 平 底 ( 以 下 、 平 底 杯 IV 類 )。 低 い 高 台 の付 く Ⅲ 類 は、 南 斉 496 ・ 49 7年 の江 西 出 土 姿 器

( 7 − D b 1 ・ E ai)、 南 斉 〜 梁 と み る 四 川 出 土 盗 器 ( 7 − G b 1)、 北 数 508年 の 河 南 ・ 饉 師 出 土 陶 器 ( 7 − H c1)、 北 数 516年 の 河 南 ・ 僣 師 出 土 陶 器 ( 文 献 147 )、 521年 の 河 北 ・封 氏 墓 出 土 ガ ラ ス 器 ( 文 献 51 )、 北 周 の 険 呑 ・ 咸 陽 出 土 ガ ラ ス 器 ( 文 献 31 ) や 晴 代 の 湖 北 ・ 武 漢 出 土 姿 器 ( 7 ‑ U ai) に あ る。 咸 陽 例 は 器 表 に 切 子 を 飾 る。

  主 流 と な る の は 、 軍 曹 に登 場 し た 丈 の 高い 高 台 付 杯 IV 類 A と 、 高さ か 口 径 の半 分 か そ れを や

(11)

1 1 南 北 朝 〜 隋

や 超 え る 高 台 付 杯 IV 類 B で 、 共 伴 す る 場 合 も多 い 。 と も に 例 が多 く代 表 的 な も のを あ げ る 。 Ⅳ 類 A は銅 器 が 、 南 斉 の 福 建 ・ 閑 侯 例 ( 文 献 6 8) な ど にあ る 。 陶 ・ 座 器 だ と、 劉 宋 4 3 5年 の 広 東 ・ 新 興 出 土 姿 器 ( 7 ‑ A bi ・ A bi2)、 462年 の 福 建 ・ 政 和 出 土 姿 器 ( 7 − B b 2)、 南 斉 496 年 の 江 西 ・ 青 江 山出 土 座 器 ( 7 − E c3)、 北 鶏 508年 の大 同 ・元 淑 墓 出 土 滑 石 製 品 ( 7 − H b2)、 524 年 の 洛 陽 出 土 座 器 ( 文献 39 1 ) な ど。 金 属 器 で は 、 梁 548年 の 江 蘇 ・鎮 江 出 土 銅 器 ( 文 献 127 )、

隋 608 年 の 西 安 ・季 静 訓 墓 出 土 銀 器 ( 文 献 5) がIV 類 B 。 河 南 ・ 洛 陽 の 白 馬 寺 近 くで 出 土し た 北 鶏 の 黒 粕 陶 は、 杯 Ⅳ類 B で 、 大 小 の 黄 粕 斑 文 を 各 2列 め ぐら す こ と か ら、 ガ ラ ス 器 の 倣 製 と み て い る (文 献2 5)。 他 に Ⅳ類 B は、 南 斉 49 3年 の 山 東 ・ 臨 涌 姿 器 ( 文 献 121 )、 南 斉 の 広 西 ・ 恭 城 出 土 座 器 ( 7 − G a2)、 北 魏 516年 の官 武 帝 景 陵 出 土軸 陶 ( 文 献 1 66 )、 52 4年 の洛 陽 出 土 陶 器 ( 7 − l c1)、 梁 532年 頃 の南 京 出 土 陶 器 ( 文 献 346 )、 5 36 年 の 南 京 ・ 蕭 象 墓 出 土 陶 器 ( 7 − J C3)、 553年 の河 北 一元 良 墓 出 土 売 器 ( 文 献 182 )、 隋 597 年 の 太 原 ・ 斟 律 徴 墓 出 土 座 器 ( 文 献 399 ) な ど が あ る。 劉 宋 430 年 の 江 西 ・ 翰 県 出 土 銅 器 ( 7 − A c4) は 鉢 と す る か 、 口 径 約 8cm の 小 型 品 。 目 縁 に段 が つ く の は 中 国 で は 例 が な い 。 日本 や 韓 国 の 例 か ら す る と 、 蓋 杯 の 身 か 蓋 、 撮 み を 欠い た とす れ ば 高 台付 杯 IV 類 A かB の蓋 。 後 考 を まつ 。

  一 方 、 6 世 紀 中 頃 に な る と 、 高 さ が 口 径 に 近 い 例 も 出 現 す る ( 以 下 、 Ⅳ類 ○ 。 古 い の は 、 553年 の 河 北 ・ 元 良 墓 出 土 座 器 ( 文 献 182) で 、 北 斉 567年 の 太 原 ・ 庫 秋業 墓 出 土 陶 器 ( 7 −M c山 北 周 569 年 の 寧 夏 ・ 季 賢 墓 出 土 ガ ラ ス 器 ( 7 − N a2)、 57 6 年 の 咸 陽 ・ 王 徳 衡 出 土 座 器

( 7 − O a1)、 隋 59 0年 の河 南 ・安 陽 出 土 売 器 ( 文 献 224 )、 59 5年 の 山 西 ・梅 渕 夫 婦 墓 出 土 姿 器

( 7 − R b 1)、 6 07年 の安 徴 ・ 毫 県 出 土 売 器 ( 文 献 91 )、 60 8年 の 西 安 一季 静 訓 出 土 玉 器 や ガ ラ ス 器 ( 文 献 5) な ど。 李 賢 墓 例 は 器 表 に 小 円 板 を 飾 る。 劉 宋 46 2年 の福 建 ・ 政 和 出 土 銅 器 ( 7 − B b 3) は、高 さ が 口 径 の 半 分 程 だ か、体 節 が や や 内 育 気 味 で 直 に 開 く の が 特 色(以 下、 V類 A )。

初 出 例で あ る。 類 例 は、 南 斉 49 3年 の 山 東 ・ 臨 淵 出 土姿 器 ( 7 − D a2) な ど 。 北 鶏 516年 の宣 武 帝 景 陵 出 土 座 器 ( 7 − l a2)、 東 鶏 544 年 の 山 東 ・買 思 伯 墓 出 土 売 器 (文 献 514)、 北 斉 後 期 の 山 西 ・ 大 原 出 土 陶 器 ( 7 − M b2) は目 縁 で 外 反 す る ( 以 下 、 VI 類 A )。 南 朝 晩 期 頃 と推 定 す る 貴 州 ・ 平 坦 出 土 銅 器 ( 7 − P a2) は 、 体 節 下 半 に 稜 が あ る よう で あ る (以 下 、 稜杯 I 類 )。 稜 が 下 腰 にあ り 、 高 台 も小 さ く 高 目 な の が 特 徴 。 こ れ に は宝 珠 形 撮 み の 笠 形 蓋 と 托 Ⅲ 類 が 伴 う 。

V ・ VI 類 と も に 類 例 は そ れ 程多 く な く、 稜杯 は 貴 州 例以 外 知 ら ない 。

  碗 の う ち 高 台 付 碗 は 、 軍 曹 に登 場 し た 浅 目 のI 類 C と や や 深 目 のIV 類 A が存 続 す る。 I 類 C は 劉 宋 〜 南 斉 の 福建 ・ 政 和 出 土 売 器 ( 7 − B c7) で 、 以 後 は す た れる 。 IV 類 A は 盛 行。 座 器 や 陶 器 で 、 金 属 器 の 例 は 知 ら な い 。 代 表 例 を あ げ る と 、 劉 末 4 35年 の 広 東 ・新 興 出 土 売 春 ( 7 − A a5)、 462 年 の 福 建 ・政 和 例 (文 献 358)、 南 斉 49 3年 の 山 東 ・ 臨 屈 出 土 座 器 ( 7 − D a 4)、 497 年 の江 西 例 ( 7 − E a7)、 南 斉 と み る 福 建 出 土 座 器 ( 7 − E c6) や 江 西 ・ 恭 城 例 ( 7 − G a6)、

北 鶏 516 年 の 官 武 帝 景 陵 例 (文 献 166 )、 524年 の 洛 陽 ・孟 津 例 ( 7 − l c6)、 軍 鶏 537 年 の 河 北 ・ 高 雅 夫 婦 墓 例 ( 7 − K a8)、 北 斉 547年 の河 北 ・ 磁県 例 ( 文 献 94)、 56 5年 の 河 北 ・ 呉 橋 例 (文 献 3 51 )、 562 年 の 山 西 ・ 庫 秋 思 洛 墓 例 ( 7 ‑  M b 4>、 北 斉 後 期 の 山 西 ・ 太 原 例 ( 文 献 384 )、 隋 582 年 映 西 ・ 季 和 墓 出 土 陶 器 (文 献 306 ) な ど。 南 斉 の 福 建 例 は 托 U類 上 に のっ てい た 。 6世 紀 の 河 北 ・ 封 氏 一 族 墓 出 土 売 器 ( 文 献 51) は 托 か 下 盤 を 伴 う 。 北 斉 5 62 年 の 山 西 ・ 庫 秋男 洛 墓 例

( 7 − M b 5)、 隋 59 5年 山 西 ・ 扮 陽 例 ( 7 − R b 4) は 体 部 が 立 っ て 深 目 と な る ( 以 下 、 Ⅳ類 B )。

5 7

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3  三国 時代 か ら 隋代 にお け る 変 遷

  高 台付 碗 の 新 器 形 は 、体 部 が 外 傾 し 、目 縁 で わず か に外 反す る 深 目 の もの ( 以 下 、 Ⅵ類 ) と、

輪 花 形 の も の (以 下 、 花 碗 ) と が あ る 。 Ⅵ類 の初 出 は 劉 宋 441 年 の 福 建 ・ 福 州 出 土 姿 器 で 、宝 珠 形 撮 を もつ 笠 形 の 蓋 が 伴 う ( 文 献.481 )。 劉 宋 〜 南 斉 の 福 建 ・ 政 和 出 土 姿 器 ( 7 − B c8)、 南 斉 49 3年 の 山 東 ・ 臨 詣 出 土 姿 器 ( 7 − D a5)、 南 斉 の 湖 南 ・ 長 沙 出 土 陶 器 ( 7 − E b 8)、 晴 586 年 の 安 徽 ・ 合 肥 出 土 姿 器 ( 7 − Q b5) もほ ぼ 同巧 。 概し て 浅 目 であ る のが 特 徴 (以 下、 VI 類 A )。 政 和 例 は こ の 時 期 と し て は珍 し く擬 高 台 で な い。 花 碗 は、 南 朝 晩期 〜 晴 と み る 広 東 ・ 遂 渓 出 土 銀 器 ( 7 − P b 3)。 高 台 の 小 さ い の が特 徴 ( 以 下 、 花 碗I 類 )。 そ れぞ れ、 唐 代 に 盛 行 す る 稜 碗 や 花 碗 の 先 行 例 であ る。 遂 渓 例 は 、目 縁 内 面 に 刻 んだ 文 字 か ら 、サ サ ン朝 ペ ル シ ャ 産と 知 れる 。   丸 底 碗 は、 深 目 の エ類 が 北 魏 524 年 の 洛 陽 出 土 陶 器 ( 文 献 39 1)、 北 周 566 ・ 588 年 の 河 北 ・ 崔 昂 夫 婦 墓 出 土 銅 器 ( 文 献 320} にあ る 。 目 縁 で わ ず か に 反 る 深 目 の も の (以 下 、 Ⅲ類 ) が 北 魏 前 半 期 の 山 西 ・ 大 同 出 土 銀 器 ( 文 献 398 ) にあ る 。 高足 杯 Ⅲ 類 の 杯 部 と類 似 し 、 人 物 文 様 も共 通 す る 点 があ る 。 東ロ ー マ 帝 国 あ た り の 産 で あ ろ う 。 初 出 例。 浅 目 の H 類 は 晴 610 年 の 広 東 ・ 詔 関 出 土 陶 器 ( 7 − T a4) だ が、 稀 な 例 。 南 北 朝 か ら は n 類 よ り 浅 い も の ( 以 下 、 Ⅳ類 ) や 、 体 部 が 外 傾 し て 盤 に 近 く な っ た も の ( 以 下 、 V 類 ) が 登 場 す る 。 IV 類 の 初 現 は 晴 5 82 年 の 河 北 ・ 景 県 出 土 銅 器 ( 7 − Qa2)。 V 類 は 北 周 の 金 属 器 で 、 明 器 の た め 小 さい 。 小 盤 Ⅵ 類 A に 似 る が 、こ れよ り 深い の で 碗 とし た(以 下 、V類 A )。 569年 の寧 夏 ・李 賢 墓 出 土 銀 器( 7 − O a3)、

576 年 の 或 陽 ・ 王 徳 新 墓 出 土 銅 器 ( 文 献 2 3)、 578年 の 或 陽 ・ 若 干 害 墓 出 土 銀 器 ( 文 献 23) な ど で 、 北 斉 一北 周 に 限 ら れ る 。 晴 6 08年 の 西 安 ・ 李 静 訓 出 土 銀 器 ( 文 献 5 )、 610 年 の 広 東 ・ 詔 関 出 土 陶 器 ( 文 献67 )、 晴 代 の 広 東 ・ 封 開 出 土 銅 器 ( 7 − T c5) は 、 体 部 が や や 立 ち 気 味 と な る

(以 下 、 V 類 B )。 晴 代 の 広 西 ・壮 族 自 治 区 出 土 銅 器 ( 7 − V5) も同 巧 。 封 開 例 は な か に 銅 七

(匙 ) か 入 っ て い た。 晴 代 の 湘 南 ・ 長 沙 出 土 銅 器 ( 文 献2 15) も同 巧 。

  平 底 碗 は 、 三 国 時 代 か ら の Ⅲ 類 が 北 斉 55 0年 の 河 北 ・ 茄 茄 公 主 墓 出 土 陶 器 (文 献 348)、 南 斉 末 〜 梁 初 の 四 川 ・ 綿 陽 出 土 陶 器 ( 7 − G a5) や北 魏 516 年 の 官 武 帝 景 陵 出 土 陶 器 ( 7 − l b 5) に 残 る 。 隋 代 の江 西 ・ 壮 族 自 治 区 出 土 姿 器 ( 7 ‑ V 4) は 体 部 が 内 可 気 味 に 立 ち上 がっ た 小 さ な 平 底 ( 以 下 、 V 類 )。

  鉢 は 、 西 晋 代 か ら の 平 底 鉢 Ⅲ類 の系 統 が 、 南 斉 末 〜 梁 初 の 四 川 ・ 綿 陽 出 土 陶 器 ( 7 − G b 7)、

北 魏 516年 の 官 武 帝 景 陵 出 土 陶 器 ( 7 − l a7)、 北 周 576 年 の 咸 陽 ・ 王 徳 新 出 土 銅 製 明 器 ( 7 − O a4)、 丸 底 鉢 I 類 が 晴6 08年 の西 安 ・李 静 訓 出 土 銀 器 ( 文 献 5 ) に 残 る 。 高 台 付 鉢 は、 H類 D の 系 譜 を ひ く劉 宋 435年 の広 東 ・新 興 出 土 姿 器 ( 7 − A a6) や北 魏 508年 の 大 同 ・元 淑 出 土 陶 器

( 7 − H b 5) か あ る 。 後 に はつ づ か な い 。 劉 宋 462 年 の 福建 ・ 政 和 出 土 姿 器 ( 7 − B b9)、 南 斉 末 〜 梁 初 の 四 川 ・ 綿 陽 出 土 陶 器 ( 文 献 176 )、 晴 の浙 江 ・ 衝 県 出 土 姿 器 ( 7 − U e3) は、 高 台 付 碗 Ⅳ類 A を 大 きくし た もの (以 下 、 IV 類 )。 高 台付 鉢 の 新 器 形 は、 610年 の寧 夏 ・ 史射 勿 墓 出 土 姿 器 ( 7 − T a6)。 体 部 が 丸 味 を もっ て 立 ち 上 か っ た の ち 外 反 す る 深 目 の も の (以 下 、 V類 )。   鉢 で も特 殊 な 丸 底 鉢 IV 類 A は 、 北 魏 前 半 期 の 山 西 ・ 大 同 出 土 ガ ラ ス 器 ( 文 献 398 ) に 残 る 。 こ の 器 表 に は切 り子 を 飾る 。 同じ くIV 類B は 南 朝 晩 期 〜 晴 代 の広 東 ・遂 渓 出 土 鍍 金 器 ( 7 − P bl) につ づ く。 口 径 ・ 高 さ と も 8 cm で 、 器表 に唐 草 文 な ど を 飾る 。 伴 出 し た 花 碗I 類 か ら み て 、 こ れ もサ サ ン朝 ペ ル シ ャ や西 域 の も の と推 測 さ れる 。

鉄鉢 形 ・ 孟 鉄 鉢 形 は 、 後 漢 中 期 に 出 現 し た I 類 が 存 続 す る。 北 魏 481 年 の 河 北 ・ 定 県 石 函 出

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L1 南北 朝〜 隋

土 ガ ラ ス 器 ( 7 − C a7)。 南 斉 の江 呑 ・恭 城 出土 姿 器 ( 7 − G a8)、 晴 59 5年 の 安 陽 ・ 張 君 墓 出 土 姿 器 (文 献 57 ) は 深 目 と な る ( 以 下 、 Ⅱ 類 )。 晴 代 の甘 粛 ・莫 高 窟 第276窟 の 憎 が 手 の 上 に の せ る の は、 鉄鉢 形 も H類 の小 型 品 か あ る い は丸 底 碗 か ( 第 10図 7)。

 孟 は、 南北 朝 に な る と 深 目 と な る ( 以 下 、 Ⅲ 類 )。 南 斉 497年 の江 西 出土 姿 器 ( 文 献 112)、 同 じ 頃 の 福建 ・ 閲 侯 出 土 姿 器( 7 − E c9)。 北 魏 52 1年 の 河 北 ・封 氏 墓 出 土 黒 姿 器 (文 献 51) は丈 が 高い だ け で な く目 縁 の 内 命 が 強 く な る (以 下 、 Ⅳ類 A )。 類 例 は、 晴 586年 の 険 呑 ・ 呑 安 出 土 姿 器 ( 7 − Q c6)、 608年 の呑 安 ・李 静 訓 出 土 姿 器 ( 文 献 5) な ど 。 蓋 を 伴 う こ と が多 い 。 北 周 57 0年 の 大 原 ・ 婁 叡 墓 出 土 座 器 ( 7 − M b 5)、 隋 代 の湖 北 ・ 武 漢 出 土 姿 器 ( 文 献 107 ) や 湖 南 ・ 長 沙 出 土 陶 器 ( 7 − U b 5) は 丈 が よ り高 く なっ た もの (以 下、 V類 A )。

舟 楕 円 形 の 器 で 、 環 状 把 手 を もつ I 類 の ミニ チ ュ ア 銀 器 が 晴 6 08年 の 呑 安 ・ 李 静 訓 墓 か ら 出 土 ( 文 献 5)。 他 の 例 は 知 ら ない 。

魁 魁 は 、 後 漢 晩期 から つ づ く H 類 A ・ B の 銅 器か 北 魏で も 5世 紀 前 半 と 推 定 す る 遼 寧 ・ 錦 州

( 7 − C d8・ C d9) か ら 出土 。 梁 536 年 の 南 京 ・ 葉 象墓 出 土 陶 器 ( 7 − J c9) は Ⅱ 類 A 。 以 後 は 一 時 、 魁 はす た れた よう で あ る 。

盤 ・ 有 脚 盤 ( 硯 ) ・ 巷 ・ 托 大 盤 は多 く ない が、 平 板 な V類 A か 主 で あ り 、 円 案 の 可 能 性 が 高 い 。 大 部 分 が 姿 器 か 陶 器 だ が 、 東 魏 544 年 の 河 北 ・ 李 希 宗 例 (文 献 93) は 口 径 48cm の銅 器 で 、

上 に 銀 製 盤 状 高 足 杯 、 金 錐 斗 IV 類 A 各 1点 と 高 台 付 の 姿 杯 Ⅳ類 B 5点 を の せ て い た。 陶 ・ 姿 器 の 大 盤 V類 A は、 北 斉 の 567 年 の 山 西 ・ 庫 秋 業 墓 ( 7 −M clo) や 同 年 の 山 西 ・ 韓 裔 墓 (文 献 321 )、 晴 61 5年 の 呑 安 ・ 劉 世 恭 墓 ( 文 献 2 10 ) か ら 出 土 。 北 斉 553 年 の 河 北 ・ 元 良 墓 出 土 姿 器

( 7 − M a11) や 晴 603年 の 河南 ・ 安 陽 出 土 姿 器 ( 文 献 224 ) は 高 台 を 伴 う 初 出 例 (以 下 、 大 盤 V 類 B )。 5世 紀 前 半 頃と み る 甘 粛 ・ 靖 遠 出 土 銀 器 ( 7 − A dlo) は 、 Ⅵ 類 A に高 台 をつ け た VI 類 B の大 盤 。 新 種 の大 盤 だ が 、 中 華 に まで は 及 んで い ない よ う であ る。

  中 盤 は V 類 A と VI 類 A が 存 続 す る 。 い ず れ も姿 器 か 陶 器。 代 表 例 を み る と 、 V 類 A は 南 斉 493年 の 山東 ・ 臨 錬 出 土 姿 器 ( 7 − D a7)。 杯 や 碗 が 出 土 し て お り、 そ の下 盤 で あ っ た可 能性 が あ る。 Ⅳ 類 A は 劉 宋 か 南 斉 と み る 福 建 ・ 政 和 出土 姿 器 ( 7 − B c6) や南 斉 代 と み る 江 呑 ・恭 城 出 土 姿 器 ( 7 ‑ G a4・ G a9)。 内面 に蓮 華 文 を 飾っ て お り、 食 器で あ ろ う。

  小 盤 も V 類 A と VI 類 A が 存 続 す る 。 い ず れ も 姿 器 か 陶 器 。 代 表 例 を み る と 、 V 類 A は劉 宋 455年 の湖 北 ・ 武 漢 出 土 姿 器 ( 7 − B a4) や 462年 の 福 建 ・ 政 和 出 土 姿 器 ( 7 − B b 5)、 梁 532 年 頃 の 南 京 出 土 陶 器 ( 7 − J a7) な ど。 政 和 例 は 中 央 部 が 窪 み、 托 と し て 用 い ら れ た と 推 定 で き る。 VI類 A は南 斉497 年 の 江 呑 出 土 例( 7 − E a5)、梁 5 36年 の南 京 ・ 蕭良 墓 出 土 姿 器(文 献 382)、

北 斉 567年 の太 原 ・ 庫 秋業 墓 出 土 座 器( 7 − M c3)、晴 代 の広 呑 ・壮 族 自 治 区 出 土 姿 器( 7 − V3)

な ど 。 南 北 朝 に登 場 す る 新 器 形 は、 VI 類 A に 高 台 が つ く Ⅵ類 B 。 北 魏 50 4年 頃 山西 ・ 大 同 出 土 鍍 金 銀 器 ( 7 − H a3) が 標 式 。 内 面 の 人物 像 か ら サ サ ン 朝 ペ ル シ ャ壷 と推 測 し て い る 。 VI類 B は 姿 器 が多 い が、 そ れら は 金 属 器 の影 響 を受 け て 出 現し た 可 能 性 が 高 い 。 代 表 例 を あ げ る 。 初 現 は劉 宋 4 41 年 頃 の広 東 ・ 曲江 出 土姿 器( 7 − A b 3)、梁 502年 の浙 江 ・瑞 安 出土 姿 器( 文献 6 1)、 北 魏 516 年 の 官 武 帝 景 陵 出 土 姿 器 ( 7 − l a4) な ど 。

  有 脚 盤 で 底 か 中 高 の H 類 B は 、 南 北 朝 に 入 る と 陶 器 や 姿 器 の 例 が 多 く 、 硯 と み る の が 通 例 。 三 脚 の ほ か 五 脚 もあ る 。 北 周 566・ 5 88年 の 河 北 ・崔 昂 夫 婦 墓 出 土 銅 器 ( 文 献 320) は、 目 縁 が

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3  三 国 時 代 か ら 晴 代 に お け る 変 遷

直 立 す る も の (以 下 、 n 類 A )。 い ず れ も 明 器 。 硯 か は 疑 問 。 北 周 57 8 年 の 映 西 ・ 独 弧 蔵 墓 及 び 若 于 雲 墓 出 土 陶 器 ( 文 献 2 3 ) は 陸 ・ 海 部 を 区 別 し 、 墨 壷 も つ く る ( 以 下 、 Ⅲ 類 )。 明 ら か に 硯 で あ る 。 隋 代 に は 流 渦 状 の 脚 を 多 数 つ け た 硯 や 圏 台 に 透 か し を 施 し た 硯 ( 文 献 2 1 5 ) が 登 場 す る こ と に な る 。

  参 は 、 大 盤 と 混 同 し て い る が 、 口 縁 端 を 切 り 欠 い て 蓋 の か か り と し た も の 。 古 い 例 は 、 劉 来 4 4 1 年 の 福 建 ・ 福 州 出 土 姿 器 ( 文 献 4 8 1 )。 蓋 の 有 無 は 不 明 だ が 、 な か に 5 個 の 杯 を 入 れ て お り 、 五 沓 盆 と 呼 ん で い る 。 類 例 は 、 北 魏 51 6 年 頃 の 宣 武 帝 景 陵 出 土 陶 器 ( 7 ‑ 1 a iz)、 北 斉 5 5 0 年 の 河 北 ・ 茲 茲 公 主 墓 出 土 陶 器 ( 7  − N b 7) な ど 。

  托 は 、 南 北 朝 か ら は 承 け の 高 く な っ た も の が 主 流 を 占 め る 。 小 盤 VI 類 B の 内 面 に 比 較 的 低 い 承 け を つ け た も の ( 以 下 、 H 類 A ) が 多 い 。 n 類 A の 古 い 例 は 、 南 斉 4 9 7 年 の 江 河 出 土 姿 器 ( 7  ‑ E a 2・ E a 4) や 南 斉 と み る 福 建 ・ 閑 侯 出 土 姿 器 ( 7  − E c6 )。 同 巧 品 は 、 北 魏 5 0 8 年 の 大 同 ・ 元 淑 墓 出 土 王 器 ( 7  − H b 2)。 北 魏 5 1 6 年 の 官 武 帝 景 陵 出 土 姿 器 ( 7 − l a 3) や 梁 53 2 年 頃 の 南 京 出 土 陶 器 {  7   ‑  J  a 4 ) は 承 け が 托 目 縁 よ り や や 高 く な る 初 出 例 ( 以 下 、 Ⅱ 類 B )。 以 上 の い く つ か に は 高 台 付 杯 IV 類 A な ど が の っ て い た 。 南 朝 晩 期 と 推 定 す る 貴 州 ・ 平 坦 出 土 銅 器

( 7 − p a 2) は 、 口 縁 が 水 平 に 外 接 す る 托 で 、 高 台 も や や 高 目 と な る (以 下 、 Ⅲ 類 )。 こ れ に は 稜 杯 が の っ て い た 。

  な お 、 盤 と 杯 と を ― 体 に つ く っ た も の を 托 と 報 告 し て い る 場 合 が あ る が 、 燈 の 可 能 性 か 高 い こ と か ら 除 外 し た 。

鋼 一洗  罰 は 前 漠 以 来 そ れ 程 変 化 し な い 深 銅 I 類 が 隋 6 0 8年 の 河 安 ・ 李 静 訓 出 土 銅 器( 文 献 5 ) に あ る 。 陶 器 に は 深 銅 I 類 ( 7 ‑ 1 ai o) と 浅 銅 I 類 が 若 干 あ る 。

  洗 は 、 6 世 紀 に な る と 、 浅 洗 n 類 の 系 譜 を ひ く が 、 体 部 外 傾 気 味 の も の か 登 場 し て く る 。 北 魏 5 2 2 ・ 52 4 ・ 5 3 2 年 の 洛 陽 出 土 陶 器 ( 7 − l b 11、 文 献 7 8 ・ 3 2 2 ・ 3 9 1 ・ 41 5 )。 同 巧 の 銅 器 は 、 日 本 の 奈 良 国 立 博 物 館 品 ( 文 献 5 0 ) に あ り 、 い ず れ も 高 台 は ま だ 低 目 で あ る (以 下 、 Ⅲ 類 A )。

奈 良 国 立 博 物 館 品 に は 銅 水 瓶 を 伴 っ た ら し い 。洛 陽 諸 例 も 陶 製 の 反 目 瓶 V 類 ( 8 − l b 1・ l c 3)、

日 本 で い う 王 子 形 水 瓶 が 出 土 し て お り 、 一 組 で あ っ た 可 能 性 が あ る 。 北 斉 5 6 2 年 や 北 周 57 6 年 の 銅 器 ( 7 − M b 9 ・ O a 6)、 北 周 5 66 ・ 5 8 8 年 の 河 北 ・ 崔 昂 夫 婦 墓 出 土 銅 器 ( 文 献 3 2 0 )、 5 2 1 〜 58 9 年 の 河 北 一封 氏 一 族 墓 出 土 銅 器 ( 文 献 5 1 )、 隋 5 9 5 年 の 安 陽 ・ 張 君 墓 出 土 姿 器 ( 文 献 5 7 ) は Ⅲ 類 A の 系 譜 を ひ く が 、 や や 深 目 で 高 い 高 台 が つ く ( 以 下 、 Ⅲ 類 B )。 こ れ ら の 諸 例 も 伴 出 し た 銅 製 の 反 日 瓶 V 類 { 8  ‑  M b i ・ O ai ) と 一 組 に な ろ う 。 明 器 も あ る 。

  深 洗 は 、 I 類 C が 劉 宋 4 3 5 年 頃 の 広 東 ・ 新 興 出 土 銅 器 ( 7  − A a 7) に 残 る 。 他 に 北 周 5 6 6 ・ 5 8 8 年 の 河 北 ・ 崔 昂 夫 婦 墓 出 土 銅 器 ( 文 献 3 2 0 ) や 南 朝 の 貴 州 ・ 平 唄 出 土 銅 器 ( 7 − P a5) が あ る 。 後 者 も 6 世 紀 後 半 頃 に な ろ う 。 三 脚 が つ く の が 特 色 ( 以 下 、 Ⅲ 類 )。 壇 と 似 る か 、 底 が 平 ら で 、 後 者 に は 双 魚 文 を 飾 る こ と か ら 洗 と み る 。 深 洗 は 南 北 朝 か ら は す た れ 、 隋 ・ 唐 代 に は 途 絶 す る 。 深 洗 Ⅲ 類 は 浅 洗 Ⅲ 類 と 伴 出 し た 例 は な く 、 そ れ ぞ れ か 単 独 に 用 い ら れ た と 推 測 す る 。 童 ・ 高 足 香 童 ・ 豆 盆 は 円 筒 形 の も の ( 以 下 、 Ⅲ 類 A ) が 北 斉 56 2 年 の 山 西 ・ 庫 秋 廻 洛 墓 出 土 銅 器 ( 7 − M b 7) に あ る 。 陶 器 や 姿 器 か 6 世 紀 初 〜 隋 代 ま で 存 続 す る 。 扁 平 な の が 主 で 、 化 粧 用 白 粉 な ど を い れ た 粉 盆 と み る 人 が 多 い 。 丈 の 高 い 例 ( M − l c 9) も あ る 。 他 に 鼓 形 を し た 盆

( 以 下 、 Ⅳ 類 ) か 隋 6 1 0 年 の 西 安 ・ 姫 威 墓 出 土 姿 器 ( 文 献 2 9 3 } に あ る 。 同 類 は 59 5年 の 河 南 ・ 張

6 θ

参照

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