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書評会イントロダクション

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Academic year: 2021

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東京外国語大学海外事情研究所, Quadrante, No.22, (2020) Tokyo University of Foreign Studies, Institute for Global Area Studies, Quadrante, No.22, (2020)

書評会イントロダクション

IWASAKI M

岩崎 稔

IMORU

原稿受理日:2020.3.18.

Quadrante, No.22 (2020), p.69.

本稿の著作権は著者が保持し、 クリエイティブ ・ コモンズ表示 4.0 国際ライセンス下に提供します。

https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja

 科学研究費補助金基盤(A)「批判的地域

主義に向けた地域研究ダイアレクティック」に 基づく研究プロジェクトは、新進の研究者の新 刊を対象とする書評コロキアムを断続的に開催 してきている。そのひとつとして、2019年3 月17日には、逆井聡人氏の『〈焼跡〉の戦後 空間論』(青弓社、2018年)をとりあげ、『冷 戦期東アジアと〈廃墟学〉の射程』と題する 特別セッションを開催した。評者には、本学 名誉教授の歴史社会学者中野敏男氏、朝鮮 大学校教員で植民地文学論の専門家である李 英哲氏、五年前に『「在日朝鮮人文学史のた めに―声なき声のポリフォニー』(岩波書店、

2014 年)を発表し、在日文学研究に大きなイ ンパクトを与えてきた宋恵媛氏、それにこの会 の直後に金武湾闘争をテーマとする力作『共 同の力』(世織書房、2019年)を世に問うこ とになる新進の沖縄研究者で本学専任講師の 上原こずえ氏にご登壇いただいた。趣旨説明 は李孝徳教授、司会進行役は岩崎稔が務めた。

 30人を超える聴衆を集めた当日の議論はき わめて白熱したものとなり、海外事情研究所 が展開している数ある研究会のうちでも、際 立って大きな成果を上げた研究会のひとつと

なった。応答者となった著者逆井にとっても、

今後の研究の新しい萌芽を数多く獲得した機 会になったとのことである。そこで、この日の 報告記録のうち、上原氏と宋氏の書評報告、

およびそれに対する逆井氏の応答をここに掲 載し、一連の書評コロキウムの代表例として 紹介することにしたい。なお、当日の研究会 は本学を中心に定期的に開催されているWINC

(Workshop in Critical Theories)との共同開 催であった。

An Introduction to Book Review Colloquium

東京外国語大学大学院総合国際学研究院 Tokyo University of Foreign Studies, Graduate School of Global Studies

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