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ファジィ推論法においてmaxとminの使用は適当か?

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(1)

Biomedical Fuzzy Systems Association

NII-Electronic Library Service Biomedioal  Fuzzy  Systems  Assooiation

6

h

 

Annua1

 

Meeting

 of 

Biornedical

 

Fuzzy

 

Systems

 

Association

(Kitakyushu, 

December

 

21−22

1993

pp.

85・

94

     

フ ァ ジ ィ 推 論

に お い て

max と min の

使

か ?

Are 

max

 

and

 

min

 

suitable

 

operations

 

for 

fuzzy

 

reasoning

 

皿ethods ?

 

水 本 雅

Masah3ru

 

MIZUMOTO

       

大 阪電気 通 僑 大 学

Osaka

 

Electro

−・

Co

municatiOn

 

University

This

 

paper

 

discusses 

a

 

topic 

whether

 

ax

 

and

 

in

 

operations

 

used

 

in

fuzzy 

reason 五ng

 

瓢ethods

 

such

 

as

 

min

max

gravity 

method

 

are

 

suitable

operations

 

 

It

 

is

 

shown

 

through

 

severa 正

 

exa 皿

Ples

 

that

 

屋ax

 

operation

 

is

not

 

suitable

 

when

 

it

 

is

 

used

 

in

 

the

 

aggregation

 

of

 

fuzzy

 

reasoning

 

results

贓・re・ver

1ternative

pe

・ati。ns are  rec・幽 end ・

d

 

t

・ use 

in

 

fuzzy

,eas 。ning 皿ethods

1

 

 

 

 

 

マ ム

ニ の フ ァ ジ ィ 推 論 法 「皿

in

max

重 心

」はフ ァ ジ ィ 制 御 法と して最 も よ く使 用 さ れ て お り

くの フ ァ ジ ィ 制 御 用ソ フ トウエ

ル やハ

ド ウエ ア に この 手法 が搭 載 さ れて い る。 この マ ムダ ニ の フ ァ ジィ推 論 法が最も よ く用 ら れ 理 由

 

マ ム ダニ が 最 初に定 式 化し、 ス チ

ム エ ン ジ ン の制 御 に成 功し た 。 その後、

立て や セ

 

メ ン ト キル ン制 御 な ど先 駆 的な フ ァ ジ ィ制 御で もマ ム ダニ の方 法が使わ れ、 ま た

大半

 

の フ ァ ジィ 応 用 製 品で も使われて きた。   フ ァ ジ ィ推 論 チ ッ プや ワ ァ ジ イ ソ フ ト ウエ ア ッ

ル に 搭 載 さ れ、

社が販 売 してい る   何故 min や max を使 うの か とい o た 理論 的 根拠 は乏 しい が、 そ れ な りの成 果 を あげ て

 

お り

図 に よっ 簡 単説 明 き る 。 とい っ た もの で あろ う

 

し か しな が ら

何 故 min

 max の使 用が

v の か や、

1

当に よい の か とい っ た

討 も な く

た だ 単に、 有 名な 会 社の製 品だ か ら と か

有 名

使

方 法 である か ら とヤ、 っ た 理 由採 用 し てい る のが大 半であ る。

 

以下 の

で は、 max や 威n の長 所を認め なが ら も

ジ ィ推 論

使

用 し た場 合に は、 zaax や min は非 線 形 性の 強い 演 算で あ るた め 、 推 諭 過 程は直 感に合っ た もの で は な く、 した が っ て

必 ず し も理適 っ た フ ァ ジ ィ推 論 法で はない こ とを 指 摘す る。 特に

推論結 果の 「統 合」の の max 演 算 の 使用 は適 当で ない こ と をい くつ か の 例 を用い て 議 論 す る。

2

¢

 

min

max

重’心、

規 則

1

AIandB1

C1

規則 n:

An

 and  

Bn

=》

Cn

事 実訟

2

a

LL

_

1

) 結   論;

C

ISBN

 

4

938715

02

3

85

N工 工

Eleotronio  Library  

(2)

i

e

1

0

1

0

 

b

1

・  

y

  3  

B

Oy

 

B

a  

 

  }

 

2

 

B

   

   

Ox      

   

O

 

 

O      

X    

 

曽 .

1A

2

《 3 《 Xo

C1

!丶

kC

・’

      Zo

 

 

 

 

 

c

y

1min

max

一 重 心 法

な る フ ァ ジ ィ推 論 形 式 に 対するマ ム ダニ

i

ax

心 法 」 議 論さ れ る

1

 

x

and 

y。

」 とフ ァ ジ ィ 規 則の 前 件 部 「

Ai

 and  

Bi

」 {

i

1

,…,

n) と 適 合 度

hi

、 min (臨 A }を

使用 す

に よ り

hi 

 

PAi (x

 

A

 

ABi

y 。

) {

2

) と与え ら れ る。 こ れ よ り

各 フ ァ ジ ィ 規 則 に よる推 論 結果

C

ゴ は次の よ うに求め られ る。

       

ACi ・

{z}

 

hi

 

A

 

μ

Ci

(z )

      

3

 

式(

1

)の最 終的 な結 論で ある

C

’ は、 tuax ← v} を用い るこ とに よ り、

C1

’ ,

…,

 

Cn

’ か ら 次の よ うに 「統 合 」さ れ る。

       

μ

C

ω = μ

Cl

’(z}v

・ μ

Cn

・(z)

     

4

 

この 最

的 な統 合 結 果

C

の代 表 値 z。 は

C

’ の 重 心

と して

え ら れ る。

 

この 睡n嚠 ax

重 心 法に よ るフ ァ ジ ィ

は min と max とい う非 線 形 性の強い 演 算 を 用 い てい る こ と か ら

その 推 論 過 程は必 ず し も直 感 に合っ た もの で は ない 。 こ の こ と を以下 で示そ う。

 

3

. max

に よ る

「統 合

」につ い て

 

まず

max を用い た 推 論 結 果「統 合 」 (式 (

4

)参

か ら め よ

 

た とえば、 図

1

の推 論 過 程に お い て

3

目の 規 則か ら得 られ る推 論

C3

’ は、 簸 終 的な統 合 結 果

C

’ に 埋 も れ る形と なっ て い る。 す な わ ち

統 合 結 果

C

Cl

C2

だ け で 決 定 さ れ て お り、

C3

° は無 視 さ れ た格 好に なっ て い る。 し たがっ て

重 心

出 には

C3

’ は 影

を与え な か っ た こ とに る。 し か し

実際 問題 とし て は、 

C3

’ の 影 響 を少な か らず 考 慮 に入 れ るべ

86

(3)

Biomedical Fuzzy Systems Association

NII-Electronic Library Service Biomedioal  Fuzzy  Systems  Assooiation

c

, N

−・

iL    

c

z

11

▲   △ z

a

論 結 果

右 側

  

沢 山

あ る 場

b

統 合

し た

場 合

2  

フ ァ

推 論 結

統 合

 

も う

1

つ の 例を与え て み よ う。 多 くの 推 論 結 果が図

2

(a}の よ うに右側 にか た まっ てい る と し よ う。 こ の よ うな

場 合、

右 側に沢 山の推 論 結 果が

在し てい る か ら、 代 表 点 z。 は中 央(▲ よ り少 し右 寄 りに あ る と考え る の は 自 然 であ ろ う。 し か し なが ら、 nax で統 合 す る と統 合 結 果は

番 外 側の 推 論 結 果

C

i

: 

表 点

重 心 値 ) z。 は中 央(▲ )に

て し まv丶 識 にあ わ ない こ とにな るD

 

こ の よ うに max で 統 合 する と

、 内

側 に ある

くの 推 諭 結 果の影 響が無 視さ れ て しま うこ とにな る。 この こ と か ら、 た と え ば 図

1

の 規 則

3

は重 心 値の 算出に貢 献 し てい ない の で 、 規 則

3

を少 しぐらい

して も 重心 値は

し ない こ とが わかる。 した が っ て、 Nax で

合 する と

フ ァ ジ ィ規 則の チ ュ r ニ ング が 困 難 に な る

t

とが わ か る で あろ う。

 

こ れ に 対し て

nax で 続 合 する と、 重要で ない

とい うよ りは、 小さ な) 推 論 結 果を無 視 する こ とがで き、 冗 畏 性の ある

悪 くい えぱ

鈍 感な)フ ァ ジ ィ コ ン トロ

構 成 るこ と がで きるの で よい

法である との 意 見がある。 し か し な が ら、 どの ファ ジ ィ規 則か らの

推 論 績

果 が重 要で あ る か否か の 判 断はい つ どの よ うに する か定かで ない し

小さ な 推 論 結 果が 重 要な意

を 持つ 場 合 も ある。

 

max で統 合 し た

合の 重 心 値は、 統 合 結 果の形が

め て

雑に な る ため予 想が つ きに く く

い わ ば神 憑 り的な様 相 を呈 する。 ま た

重 心

を解 析 的に 求め る

合も

め て煩 雑 に な り [

1

】、 その 結果 も必 ずし も 理 に適っ た もの で は ない 。

 

た と えば

次の フ ァ ジ ィ推 論 形式 を 見 て み よう。 規 躍

1

Ll

規 則

2

k2

事 実: x (

5

} 結 論 :

y

こ こ で

前 件部 の フ ァ ジ ィ集 合

Ll

xl ぐ らい

L2

じ幅の 三角 型であ り、 図

3

の ように高さ

0.5

で交 わ る もの とする。

L

)い て も 同 様で ある。 する と、 x に対 す る 結 論 シは

1

0

x1 x2 Xt    x x2

1

yt

Y2

yty1Y2

3

5

)の

説 明 図

87

N工 工

Eleotronio  Library  

(4)

       

a (

3

a }

Yl

1−

a )(

24

a )

y2         

x2

x

         

y =

 

2

1

a

−・

a

 

a =

   

6

》 と与 えら れ るが [

1

]、 非常 に複 雑 な形 を してい る。 【参 考 】 驚 略 化 推 論 法や代 数

算一

重心 法 [

2,4

]で は

      y

ay1 +

1

a 》y2

       

7

とい っ た極 め て 簡 単な形表わ さ れ

 

式 (

5

》を組み 合わ せ た

       

規 則

1

       

去尾貝

1

2

  

9

糯>

  

9

      

8

       

規 則

3

kl

 u

 

な る フ ァ ジ ィ規 則 と その 推 論 結 果 を 求め る と 図

4

5

の よ うに な り

な曲 線が得 ら れ て い る。

       

Xt

   o  

xユ

    

yt   

O

   

yl

Xl

Yl

0

y

O

      Xt        

yt

   

o

   

yt

4

8

)の フ ァ ジ ィ 集 合

’Xt      

O

   

5

8

論 結 果

Xl

88

(5)

Biomedical Fuzzy Systems Association

NII-Electronic Library Service Biomedioal  Fuzzy  Systems  Assooiation

0

6

 

0

6   

0

6

y

25

3

 

7

520

3

・ ・

1

・        

y

 

(a ) 推

論 縮 果

一 ….

..

Q

一 一

…一

… ・

__一

        

i

     

      1      

      1      

      0      

                          1

y

5

     

10

b

重 心 値

6

式 (

9

)の

推 論 結

果 と

   

 ax で

統 合

し た

場 合

の 重

心 殖

次に

部が ファ ジ ィ集 合で な く実 数 値で あ る ような簡 略 化 し たフ ァ ジ ィ規 則        規 則

1

: 義

1

⇒   y

                     

規 則

2

A2

 

5

                

9

)       規 輿嚇

3

: 

A3

 

> 

10

に対して、 後 件 部

y

5 ,10

の 適 合 度が 図

6

(a}の ように す べ

0.

6

で あっ た と き に、 後 件 部 y の

に よっ て推 論 結 果の重 心

が どの ように変 化 する か を

した の が図

6

b

}で あ る。

般 的に、 重 心 値

Y 。

は ・

ll6

+ . °

5

+ + 。

1

6x1

° ・ y

3

5

10

と与 えら れ る が

、後

件 部 が

致 して い る 場 合、 例 え ば

y

5

る場 合 、 nax 〔

v)で統 合 する と

その重 心 値は

   

Y

一 = (°

lill

 

il

lx1

°

・…

   

11

・ の ように 与 え られ る。 図

6

b

)か ら わ か る よ うに

y

5

と こ ろ で 不

続な重 心 値が得 ら れ る こ と に な る

同様な こ と が y

10

の とこ ろ で も見 受け ら れ る。

【参

lmax

で な く 加

(+}で統 合を行 うと

、連続

的な結 果 {式

UOD

が得 られる。

 

式 (

9

}の

後件

部 をフ ァ ジ ィ

集 合

£

(すべ て幅

2

}に

張 し、 max で統 合 し

7

(a )参 照

、 フ ァ ジ ィ集 合

を変 化させ た場 合、

統合 結

果 の 重 心 値 yr は図

7

b

)の よ う な 曲

として与 えら れ る。

件 部 が ファ ジ ィ

合で あ るの で図

6Cb

}の よ うな 不 連 続な結 果は 得ら れ て い ない が、 非 常に複 雑な

線が得 られ てい る こ と が わか る。 【

考 】nax でな く 加算 {+で 統 合を行 うと

簡 単に な り、 式

ae

}の 直 線 式

7

b

)の 点 線 部 を

む直 線

で表 さ れる。

 

上 の 例の よ う な 簡 単な 推論 形 式に対 して も、 nax で統

を行 うと不 連 続的で直 感に

わ な い 結 果や複 雑 な推

論結

果 が 得ら れ る こ と が わ か る。 こ の よ うに複 雑で 直

に合わ ない 推 論 結果 を 得 る こ と か ら こそ

滋n

巴a

重 心 法 は良い フ ァ ジ ィ推 論法で ある

と は 到底い な い で あ ろう。

89

N工 工

Eleotronio  Library  

(6)

5

y

昂 !L ! 丶

L

4

  

       

5

6

 

y

9

   

10

   

11

     

y

。 (a) max に よ る

統 合

と そ の

Y

10

9

7

5

6

5

 

1

3

5

7

   

8

10

12

b

) フ ァ ジィ 集 合

X

を 変 化 させ た場 合の 重 心 値

y。

7

 フ ァ ジ ィ集 合の 統 合と重 心 値

4

mi 紘 に ょ る

「適 合度

」 と

推 飴

結果」

算幽

次に

in

演算

に よ る適 合

hi

式 (

2

})と推 論

Ci

式 (

3

につ い て議 論 しよ。 まず、 適 合 度 の彜 出か ら 始 め よ う。

 

4 ・1

 

in

 

暑二よ

ng1U1Le

座墨

 

た と え ば、 臠

1

1 番

目の 規 則に おい て、 式(

2

)よ り、 高さ a と

b

の 前n を 取る こ と に よ り、 すな わち 小さい

の 値

b

で結 論

Cl

切 りを行っ て い る。 しか し な が ら、 こ の 場 合

a の

しぐ らい 変 化して 蛤

詳し くは

 

b

上の範 囲 を

い て も

、 常に

合 度

b

で頭 切 り を 行 うこと に な る。 つ まり、 nin を用い る と高 さ a の

化が無 視 さ れ る と に なっ て しま う。 【参 考 】 a の 変 化も考 慮 に 入 れ るに は式 (

2

)を代 数 積で置 き換 え れ ば よい こ と がわか る。

 

4 .

2

 

min に よ る推 論 結果

_

£ 麺

式 (

3

)に よる 推 論 結果

Ci ’

の 求め 方を考えて み よう。 た とえば

8

(a)で zl

 z2 で の

go

(7)

Biomedical Fuzzy Systems Association

NII-Electronic Library Service Blomedloal  Fuzzy  Systems  Assoolatlon

  

ρ

Ci

・・ ’

hi

              

z1

 

2

       

zl

 

z2

       

a

* = (而 の

   

h

 

(代 数 積

       

8

Ci

・(・) =

hi

* ・

Ci

(・) 高さ ( 墳 献 度

と考 え られ る)は

rk

力稿 い が

 

hi

との nin (^) を取る と 同 じ高 さに なっ て し ま う。 すな わち、 nin を用 い る と、 貢 献 度の強 さが継 承

れ ない とい うこ と に な る

【參 考 】鹹 n の わ りに 代 数 積 を 用い る と

貢 献 度の

さを継 承す る こ と がで きる (図

8

b

)参照

 

以 上の こ と か ら、 臓ax と 羅

in

をフ ァ ジ ィ推 論 法使用 し た場 合 、 必 ず し も

感に合 う も の で な い こ と が示さ れ た。 特 に

圏ax に よ る統

切で ない こ とが

なずける で あろ う。

 

次 に、 い くつ かの可 能 性 も 含め て

max と ein 以

演 算に よ統 合 、 適 合

度、

推 論 結 果の 出 につ い て

して み よ う。

 

5

そ の

の フ γ ジィ 演 算 に よ る統

a

適合

度お よび 推 論

果の

 

ま ず、 代表 的 な積 演 算 (

t

罰or盈)

和 演 算 (

t−

conon )、 お よ び平 均 演 算 をま と めてお く と

1

2

の よ

に な る 【

3

]。

各演 算

しては図

9

の ような順 序関係が

ら れ る 。

 5 ・

1

 

推論 結 果の 統 合に関 し て は

式 (

4

)を

般 化して

      

μ

C

軍 (z )

 

 

μ

C1

(z)

 

[+

 

e・

 

 

μ

Cn

(z)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12

} の よ うに与え る こと が で きる。

 

統 合 演 算子 [+]と し 、 た とえば足

{+)を使 用す る こ と が で きる この 場合

2

b

) の よ う に

推 論 結 果を 上に足 し上げて い くこ と に な り

右側 にある

くの 推 論 結 果の 影響 を考 慮に 入れ る こと が で き る。 結 局、 重 心 値 も右

りの

(△ 〕に なる こ と が うか が え 、 直

に あっ い る とい

足 算 {+}を

い て

統 合

す る と

2

b

)の ように

C

’ の さ が

1

を 越え る こと がある。 そ の 場 合

、算

術 平 均や 正 規 化 す る こ と に より

C

の 高さ を

1

以 下 に押さ えるこ と がで きる が

重心 値を得 る点か らい え ば

足算の ま まで あろ うと算 術 平 均や正 規化を行お うと同 じ 重心 値が 得ら れ るの で

の ま ま で 十 分で ある とい え る。

 

こ の よ うに足 算以

術 平 均 も統 合

演算

として

使

ur能

であるこ と が わ か っ た が 、

に も 表

1

の和 演 算や表

2

の 算 術

平 均、

双 対 な 鯛 勲 平

均、 双

対 な幾

何平均

とい っ た平 均

演 鋒

が使

可 能で あ る。 すなわ ち、 図

9

で 『算 術 平 均以 上 の

  

は統 合 演 算 と し

 

用 可 陰

亅 こ と が い え。 し か し な が ら

積 演 算 も

め て幾 何 平 均や 調 和平 均が統 合 演 算と し

適 当な 理 由は、

表 1

2

に おい て a と

b

の どれ か が

O

で あれ ば演 算 結果 が

O

に な り、 これ よ り

互 い に素 な推 論 結果 を 統 合す る と空

合 に な し ま う か ら

 

般 的 に、 推 論 結果 の統 合 に は、

各推

論 結 果の影 響 を

考慮

に入れる とい っ た 意味で 足 算 とい っ た加 法 性 を 宥 す る

演 鐔

の使 用が 望 まれ る。

91

’ N工 工

Eleotronlo  Llbrary  

(8)

激 烈 和 限 界 和 ア イ ン シ ユ タ イ ン 和 代 数 報 ハ マ ハ ー 和 maX 双 対 な 調 和 平 均

対 な 幾 侮 平 均

術 平 均 幾 何 平 均 調 和 平 均 職

i

且 ハ マ ハ ー 積

数 積 ア イ ン シ ユ タ イ ン

限 界 積 激 烈 積 図

9

 

種 演 算 の 順

関 係

5

2

適 A

 

算 出

につ い て

2

}の

般 化 として、

hi 

 

μ

Ai

(x

 

*1

 

Pt

 

Bi

y。

} (

13

} の ように演 算 *1 を使 用 する こ とに よ り

め るこ とが で きる。 こ の ような

算 *1 と し 、 図

9

「幾

均以 下 の

算 は適 合 度 演 算 として 使 用 可 能で ある」こ とが い え るが 、 限 界 積や激烈積で は演 算 結 畢が す ぐに

0

にな り適 当 と はい え ない 。 し たがっ て 『

 

均 以 下で代 数

 

以上 の

演算

適合  演

算と し て使

 

可 能で ある亅と改め る こ とが で き る。 代 数 積 も

o

に近い 結 果 になっ て し ま う欠 点が あ るので、 代 数 積 と min の中 問にあるハ マ ハ

(表

1

や幾

平 均 などの 使 用が考 えられる。

92

(9)

Biomedical Fuzzy Systems Association

NII-Electronic Library Service Biomedioal  Fuzzy  Systems  Assooiation

 

特に、

件 部の個 数が 異な るフ ァ ジ ィ 規 則が混 在 した 場 合に は 、 代数 積に よる 適 合 度の 算 出に は 注意 を要 する。 た とえば

、前件

5

個の 場

合、

0

5

の グ レ

ド に

0

55

犀 0.03125

と か な り小さ な適 合 度が得ら れ、 前 件 部が

2

の場 合に は、

0.

52

0

25

の適 合 度が 得 ら れ る。 こ の よ うに前件 部の個 数が 適 合 度の 算 出に大き な影 響 を与 る こ と が わ か る。 こ れ を回 避 する方 法 と して 前 件 部の個 数が 大 きい もの (■ 個 とす る

を、 個 数の

1 番

小さ い もの

n 個 とする

の レベ ル に合わせ る とい

意 味で、 大 きい 個

の 場 合の適 合 度 を n/n 乗 す る こ とが

え ら れ る。 た とえば

上 の例で、 前 件 部が

5

個の 場 合の 適 合 度 (

O.

 

p3125

)を

2

5

乗 し、

2

個の 場 合の レベ ル に合わ せ ようとい うもの で あ る 。 惨

件 部の 個数が 大 きい もの }・合 わ せ る

1

・は、 個 数が 小 さい 場 合の 適合 度 を 。/。 乗 すれ ば よい 。

 

こ れ は 幾 何 平 均を使用 する ことに相 当して い る。 例 えば

前 件 部が

5

個の 場 合

グ レ

0.

5

に対 する幾 何 平 均は (

0

5xO

5xO

5xO

5xO .

5

)レ 5

=O.

5

と な り

前 件 部

2

個 の 場合 と

致 する。 ま た、 幾

何 平均

は ein の場 合 と

っ て、 お互い の

影響

を考

にい れ る こと が で き、 前 件部 の個 数の影 響 を 余 り

け ない の で

 

hi

平 均

使

用 は 面 白い 亅

 

とい え よう。

 

min に よ る適 合 度の 算 出

4

1

節 で述べ た よ う な欠 点

演 算 結 果 す ぐに

0

に 近 い に は な ら な く

前 件 部 の個 数の 影 響 を余 り受け ない した が っ て

前 件 部 異 なる フ ァ ジ ィ 規 則が 混 在す る場合 に は

唾n に よる適 合 度の 出 は有 効

を発揮 す る。 よっ て 、

般 的に

適 合 度 演 算 として は uin 演 算は 悪 く は な い とい え る

 

5

3

論 結 果

Ci

’ の

につ い て   式   の

般 形 として

       

μ 

Ci

 (z}

hi

*2 μ

Ci

(z )

         

14

) な る

演 算

*2 の使 用が考え ら れるが、 こ の 演

*2 と し て は

9

f

幾 n 平 均 以

 

は推 論 結果 を求め る演 算と し て

使

 

可 能で ある」 とい え る。

 

積 演

に よる推 論

果 を示 す

ζ

10

の よ

に な る。 min を使 用し た場 合、 

Ci

の低い 部分 は そ の ま ま残 るが 、

い 部 分はカ ッ ト さ れて い る。 代 数 積で は

低 くな る が

Ci

の 形 状 を 残 して い る 限 界 積激 烈 積 、 低い 部 分が削 除さ れ、

い 部 分の 形 状 を保

して い る 。 こ の こ と か ら、 小さ な演 算 ほ ど

Ci

の 高い 部 分を生 か しい るの で、 掌2 と して は小 さ な演 算ほ ど よい もの とい よ う

考 】 激

1

は、 後 件 部が

で ある ファ ジ ィ規 則

すな わ ち 、

略 化 推 論 法

に還元 さ れ る。

  

限 界

hi

   0         

2

3

    

1

10

積 演 算

に よ る

論 結 果

Ci

93

N工 工

Eleotronio  Library  

(10)

化 させ た場 合 の 重 心値 Z

を算 出す る と以下 の よ うに なる。 z。 ・

幾 何 平 均 場 合

in

場 合

数積

場 合

限 界 積場 合

u 激 烈 積場 合

15

} 厳n の場 合、 他の 演

の 場 合とは 反対に

hi

を 小 さ く 重 心 値

2

3

点か ら

1

2

移 動 す 。  

6

むすび フ ァ ジ ィ推 論 法に min と max を使 用 し た場 合、 「

度 」や 雛 論 結剰 の算 出に は 躪

は悪 く ない とい え る・

ree

、前

件 都の 個

が 異 なる フ 規 則

t

・混

し た場 合

適 合

の計 禦 こは ・

i

噸 剿 ま悪 く

tz

い . し か しなが ら

、推

論 結 果の 隴 合

j

使

用 し た

合、 直 観 に合わ ない 場 合が

max

演 算

の 使 用は適

。 統 合の に は

加 箕 とい っ た加 法 性 を 有 す演 算

使

用 した 方が よい ように 思 わ れる。

 

以 上 の こ とか ら

、葡

件 部の 個 数が 同じ フ ァ ジ ィ規 則対 す 推 論 法と して は 、 「代 数

hll

#一

重 心

が推 奨 され・ 前 件 部の個 数が異な 碍 創 二は

、 「

(mi

玳 鰍

重 心 法 」や 「{幾 何 平 均/代数 積 }

加 算

重 心 法 」 な ど が興 味 深い [

4

8

】。

参 考

1.

水本

フ ァ ジ ィ推論 法に よる 補 閥、

軆 5

ァ ジ ィ シ ス テ ム シ ン ポ ジ ウム 講 演 論 文 集 、

pp .

461

−466

、 

1989

2

水 本

フ ・ ジ ィ

 

の改

法 側

重 心 法に よ る場 合

  シ ス テ ム シ ンポ ジウ ム

      

pp .

9

13

1990 .

3・

 

Mizum

t

M

Pi

t

。rial represent ・

ti

・ns 。

f

 

fuzzy

・・nnectives  

Part

 

1

、 

Cases

f

t

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t

c

。 ・・r・s ・・

d

 ave ・agi ・

9

perat

・rs ,

・zz 

Sets

 and  

S

 ste屋s、

3

2

 

Pb .

 

217

−242 ,

 

1989

4・

水 本・ 種 々 の ・ ・ ジ 碓 論 法・ バ 材 メ デ イ カ ル ワ ・ ジイ

シ ス テ 岬 究 会 主

催 ・麺

 一

 

pp.

33

46

 

1993 ,

5

水 本、 フ ァ ジ ィ 推 論 とフ ァ ジ ィ 剃 御

コ ン ビza

 

i

、 

No

28

32

45

1989

6

水 本、 最 近の フ ァ ジ ィ制御 法、

No .

333

20

−26

3

月号

1991

7

水 本

フ ァ ジ ィ 工学 入 門 講 座 (

連載

18

回 ) 、 メ イ ン テ ナ ン ス

No

 

120・

138

1990

5

 

1991 .

11

8 .

水 本

フ ァ ジ ィ 工学 入門 (連 載

35

圏 }

OFFTIME

2

1

4

10

1990

10 −

 

1992 .

11

わ せ先 :〒

572

寝屋 丿

ll

市 初 町

18

−・

8

 

大 阪 電 気 通 信 大 学 経 営学 科

            

水 本 雅 晴

       Tel

 0720

24

−1131

 p

 

2361

  Fax

 

0

720

24

OO

 

14

       E

ロail ;

 

mizu 皿oto @mzlab

Osakac .

ac

 

jp

参照

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