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幼稚園教諭の子育て支援に関する専門性 : 未就園保育を中心に

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Academic year: 2021

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(1)幼稚園教諭の子育て支援に関する専門牲    一未就園児保育を中心に一 学校教育学専攻 幼年教育コース. M09021週 今岡 由季. 1.問題と日的. 2.論文構成.  幼稚園の子育て支援の役割は「子育ての楽し. 序章. さを伝える」「保護者の学びや自立を支える」「保.  第1節 子育て支援の概念の広がり. 育者と保護者が相互に作用する」「保護者同士や.  第2節間題と目的. 地域のネットワークを作る」「子どもの成長の保. 第1章 幼稚園における子育て支援. 障する」ことであり、各園で噸かり保育」丁未.  第1節 幼稚園の機能を生かした子育て支援. 就園児保育」「子育て相談」「園庭開放」を展開.  第2節 未就園児親子対象の子育て支援の分類. している。特に、未就園児保育は、家庭生活か.  第3節 保育者の専門性について. ら園生活へ移行をスムーズにするので、保護者. 第2章 教師から見た未就園児保育について. の二一ズが高い。幼稚園側も次年度の園児獲得.  第1翻 調査的面接法を用いた質的研究について. や入園前から親子の実態を把握しておけるメリ.  第2節教師のインタビューから見る未就園児保育. ットがある。.  第3節 結果と考察.  しかし、筆者をはじめ低年齢児の発達をよく.  第4節 教師から見た教師の専1門性について. 知らないという不安と・園児獲得の営業活動では. 第3章 保護者から見た未就園児保育について. ないかと疑問に感じながら保育をしている教師.  第1節 調査の問題と目的. もいる。家庭支援、保護者支援という概念は、.  第2節未就園児保護者から見た未就園児保育. 今までr教育」を行ってきた幼稚園教諭にとっ.  第3節 在園児保護者から見た未就園児保育. て、子どもの育ちの後からついてきた概念であ. 第4飾 保護者か・ら見た教師の専門性について. ると考えられる。新たに求められている専門性. 終章総合考察. については不明瞭であり、現場での迷いが見受 けられる。しかし、幼稚園における子育て支援.  3.研究方法. 研究では、その殆とが実施率、・内容、保護者の.  未就園児保育の担当経験のある教師15名に. 育ちを量的に研究したものであり、幼稚園教諭. 面接を行い、逐語録を作成する。教師の気付き. の専門性を質的に研究しているものは少ない。. や課題を抽出し、r基盤となる専門性」味就園. 本研究では、教師が子育て支援に求められてい. 児保育をして獲得し、育った専門性」としてグ. る専門性を未就園児保育に焦点化し考察し、そ. ループに分け考察する。次に、未就園児保護者. れを支えるものを明らかにすることを目的とす. とボランティア(保育参加する)在園児保護者. る。. に質問紙調査を行い、未就園児保育に対する考. 一36一.

(2) え方や教師に期待することを調べ、考察する。. なる効果があるとされているので、環境構成カ.  これらの調査を通し、未就園児保育を多面的. やゴーディネートカ、すなわちr遊び力」は、. に捉え、教師に求められる専門性とそれを支え. 大変重要であるといえる。遊びによって、親子. るものを考察する。. の何を支えるのか、何を伸ばすのかを教師自身 が明確に把握する必要があると考え・られる。. 4.結果と考察.  また、調査から子どもの育ちや保護者の考え.  未就園児保育に必要な専門性として大きく. 方に変化を感じ、当初自信を持てなかった教師 が保育に自信を持てるようになったり、教師間. r保護者理解」r未就園児理解」r遊び力」r内省. 力」の4点が挙げられた。. の関係性の変化が同僚の教師に対する理解を深.  教師の調査から、教師が親子の実態や課題を. めたりすることが分かった。つまり、教師を取. 把握し、保護者の思いに寄り添い、発達の見通. り囲む環境の変化と教師自身の気付きは、相互. しを持たせながら、園生活に移行できるよう支. に作用していると考えられる。変化に対する教. えていることが分かった。教師が保護者の立場. ・師の気付きが新たな課題や支援方法を見出だし、. で考えたり、気付いたりすることは、支援の方. 保護者理解や未就園児理解を深めたりする。そ. 針を考える上でも重要であると考えられる。未. して、それが教師としてのやりがいや保育に対. 就園児保護者の調査においても、園生活に対す. する面白さを生み出す要因になると考えられる。. る不安や期待を持っていることが分かり、r保護. 教師の「気付き」や「振り返り」、つまりr内省. 者理解」は、未就園児保育において基盤になる. 力」は、教師の専門性を伸ばし、保育の質を向. 教師の専門性であると考えられる。. 上させる重要な専門性であるξいえる。.  そして、低年齢児の発達や子どもの家庭生活.  しかし、今回の調査では、子育て支援事業や. から集団生活への移行過程を知ることで、教師. 未就園児保育に対して、担当教師が周囲からの. は発達を長期的に捉えられる視野を獲得し、自. 評価を受けにくかったり、幼稚園内の職員間で. 分の保育の幅を広げている。教師はr未就園児. 未就園児保育に対する考え方に温度差があった. 理解」を深めることにより、保護者に自身の経. りするという点が示唆された。お互いを認め合. 験を踏まえた子どもの発達や保育の意図を話せ. える職員組織を作り出していくこと、職員間に. るようになる。それが、未就園児保護者の信頼. r育ち合える関係」を機能させることが教師の. 感を得ることにつながっていくと考えられる。. 専門1性を支える最大の要因であると考えられる。. また、信頼感を得るために、コミュニケーショ.  今後、こども園など幼保一体化に向かい、子. ン能力も重要だと考えられる。未就園児保育児. 育て支援の必要性は益々高まってきているが、. 時に築かれた信頼関係は、入園後も持続される. 教師・保育者間の考え方の違いを認識し、今ま. ものであることが示唆された。. で培ってきた専門性を出しながら質の高い子育.  教師は、子どものみが楽しむ遊びではなく、. て支援を展開していくことが今後の課題である。. 保護者も楽しめる遊びや家庭と幼稚園がつなげ る遊びを計画、実行していた。遊びは、保護者. 主任指導教員 名須川 知子. の子ども理解を促し、子育てを楽しめるように. 指導教員   名須J11知子. 一37川.

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参照

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