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新津丘陵の植物 新潟市秋葉区は新潟県のほぼ中央部に位置し 標高は 2 ~ 248 メートルあります この丘陵は秋葉山から金津白玉の滝まで標高 60 ~ 130 メートルあり 古くは日本で屈指の石油産出地でありました 里山として人との関わりが深い地域でした 植生は南方系の種や暖温帯林の構成種が多く分布

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(1)

植物野外観察研修会資料

2012.08.03

(金)

新 潟 市 金 津・八 幡 山

「 花 と 遺 跡 の ふ る さ と 公 園 」

(2)

新津丘陵の植物

新潟市秋葉区は新潟県のほぼ中央部に位置し、標高は 2 ~ 248 ㍍あります。 この丘陵は秋葉山から金津白玉の滝まで標高 60 ~ 130 ㍍あり、古くは日本で屈指の 石油産出地でありました。里山として人との関わりが深い地域でした。 植生は南方系の種や暖温帯林の構成種が多く分布しています。 コナラ、スギ、アカマツ、を主とする林に覆われて、一部は畑、果樹園、公園、ゴルフ 場、集落となっています。 「里山の植物」(石沢進・監修)によると、ここに生育する植物は種子植物が約 760 種 羊歯植物は84 種とされています。

特色ある主な植物

主な暖温帯の植物 ・常緑樹 ヒサカキ、ソヨゴ、シロダモ、ウラジロカシ、アカガシ ・落葉樹 ネムノキ、アカメガシワ、カラスザンショウ、アワブキ、アオハダ クサギ ・草 本 ジャノヒゲ 日本海要素の植物(日本海側に分布の偏るもの) ・常緑樹 ユキツバキ、チャボガヤ、エゾユズリハ、ハイイヌツゲ、ヒメモチ、 チマキザサ ・落葉樹 ヒメヤシャブシ、ナラガシワ、ケキブシ、マルバゴマギ、キタコブシ ・草 本 ケイタドリ、ミヤマイラクサ、オオイタドリ、コシノカンアオイ、 ミチノクヨロイグサ、オオウバユリ、タイリンヤマハッカ 分布上注目すべき植物 (八幡山で見られる・見られた植物) ・カラコギカエデ ;県内では佐渡の平野部と県内中央部に限られる稀産種であり 減少している。 ・キツネノマゴ ;野原や道端の一年草であるが、稀産種である。

(3)

花 の つ く り

(双子葉植物) * 普通は 1つの花を上から見ると 外側から がく片、花弁、雄しべ、雌しべ の順に並びます。 柱 頭 ちゅうとう 葯や く 雄しべ 花 糸 雌しべ 花柱 かちゅう 子房し ぼ う 花 弁 (中に胚珠) 花床(花托) かしょう がく片 花柄(花軸) か へ い ・花弁が4枚のものは、そのほとんどがあぶらな科に属し、桜に代表される5枚の花 弁の花を咲かせる植物はバラ科に属します。 きく科の植物は 舌状花の集まった花と管状花の集まった頭花から成るもの、両方 を一緒にした頭花のものなど多様な花を咲かせるものがあります。

(4)

あぶらな科

の植物 ● あぶらな科の花 ・花弁は4枚 ・めしべ 1 ・おしべ 6(4本は長い) が基本 ◆ アブラナ (あぶらな属) ・ナノハナ(菜の花)ナタネ(菜種は作物名) などと呼ばれ同属(あぶらな属)の花はどれも 黄色である。また古くから世界中で野菜として 栽培されたりしてきた。 ・あぶらな属の花はどれも黄色。 ・十字架状の花弁と細長い角果が特徴。 ◆ タネツケバナ (たねつけばな属) ・この花が咲く頃、イネの種を 水に浸けるのでタネツケバナ という。 ◆ ミチタネツケバナ (たねつけばな属) ・ タネツケバナより一足早く、ロゼット状 の根生葉から花茎を伸ばし、同じような花を 咲かせる。 ・ 帰化植物。茎にあまり葉がつかず、ロゼット 葉が残っているのが特徴。

(5)

◆ ナズナ (なずな属) ・春の七草。 ・ → 実の形が三味線のバチに似て、ぺンペングサ の別名がある ・ ・秋に芽を出しロゼット葉で冬を過ごす、 花 (色は白) ◆ マメグンバイナズナ (まめぐんばいなずな属) ・グンバイナズナより全体に小さいことからの和名。 ・お椀形のガク片4枚の間からしゃもじ状の花弁がの びる。 ・実は3㎜前後。 ◆ シロイヌナズナ (しろいぬなずな属) ・実験生物として研究に使われてきた。 ・2000 年に全ゲノム(遺伝情報)が明らかになった。 ・突然変異などの研究に活用。 ・実は長角果

(6)

◆ イヌガラシ (いぬなずな属) ・多年草 ・花は黄色 ・実は細長い長角果 ・ 田などのやや湿ったあぜみちや道端などにみられる。 ◆ スカシタゴボウ (いぬがらし属) ・一年草 花の色は黄色 実はずんぐりとして太く丸みがある。 ・イヌガラシより全体に小型。ロゼット葉の切れ込みも浅い。

(7)

きく科の植物

きく科の花

花は 花の集団 (舌状花や筒状花の集まりで頭花が出来ている。)

舌状花

筒状花

めしべ(柱ちゅうとう頭) ↓ めしべの先(柱ちゅうとう頭) →おしべ ↓ →花弁 かべん おしべ 花弁→かべん → 冠 毛かんもう 冠 毛(がく) かんもう ←子房しぼう 子房しぼう ・舌状花だけの花 ・外側に舌状花、なかに筒状花 ・筒状花だけの花 ・タンポポ ・アザミ ・ブタナ ・ヨモギ 等々 等々 ・ヒマワリ ・コスモス ・ヒメジョオン

(8)

ハルジオン

(むかしよもぎ属) ◆

ヒメジョオン

・4月終わり頃から ・普通、6月に 咲き始める。 入ってから咲く。 ・上の葉 が茎を 抱く. ・葉は 茎を抱かない。 ・管状花 ・舌状花 → ・舌状花と ・茎は 管状花 中空 ・茎にずいがある。 ◆

ノゲシ

(のげし属) ◆

オニノゲシ

(ハルノノゲシ) ・舌状花が集まった 頭花 ・舌状花の集まり。 ・羽状になった葉の ・葉の基部が 先が硬い刺状。 三角形に さわると痛い。 尖る。 ・葉の基部は円形。

(9)

(にがな属)

オオジシバリ

(別名ツルニガナ) ◆

ニガナ

ハナニガナ

ジシバリ

(別名イワニガナ) ・花は舌状花の 集まり。 ニガナ ・舌状花の数でわけられる。 ●花が5~6枚 ニガナ ●花が 7枚以上 ハナニガナ ・オオジシバリ ・ジシバリ の根生葉 の根生葉 ハナニガナ ◆

エゾタンポポ

( たんぽぽ属 ) ◆

セイヨウタンポポ

・在来種のタンポポ ・外来種のタンポポ (カントウタンポポや シロバナタンポポ) ・総包片の反り返り ・総包の萼片が が見られる。 反り返らない ・舌状花の数 150 ~ 200 ・舌状花の数 140 ~ 180 ・春に1回花を咲かせ後は眠る。 ・年に数回花をつける。 ◆ オニタビラコ (おにたびらこ属) ◆

ブタナ

(えぞこうぞりな属) ・花期 5月~10月 ・タンポポに似た舌状花 ・舌状花のみ。 のみの頭花をつける。 ・舌状花に冠毛 ・根生葉から数本の葉の がある。 ない花茎を伸ばし花を つける。 ・同属のタビラコ(春の七草 仏の座) より大型ということで ・荒れ地などを好み、一 和名がある。 面に咲く。

(10)

ノアザミ

(あざみ属) ・初夏に同属の中では1番最初に花が咲き始める。 ・花弁が5枚の筒状花だけの花。 集 花粉 粉 ・花弁5の長細い筒状花 毛 ・雄しべの葯は雄しべが合わさり 雌しべを包んで筒状に成る。 ・ ・ ・先に雄しべが成熟し、後から 雌しべが筒状の雄しべの中か 伸びてくる。 ・ ◆

セイヨウノコギリソウ

ノボロギク

(きおん属) (のこぎりそう属) ・一年中、花が見られる。 ・帰化植物。 ・黄色の頭状花だけの花 ・花期は夏から初秋まで ・冠毛を持ち、風にのって飛散し、 ・花弁は5枚の舌状花が多い。(白~赤) 繁殖する。 ・葉に毛があり、良い匂いがする。 ・茎は中空である。 ヨーロッパではハーブとして使われた。 ・ノコギリソウは漢方で風邪薬などに使われた。

(11)

◆ ハハコグサ (ははこぐさ属) ◆ チチコグサ ・茎葉共に白い綿毛をかぶる。 ・頭花の中心部に ・茎の先に灰かっ 両性の筒状花、周 色の頭花が多数 りに雌性の筒状花 かたまって付く。 がつく。 ・春の七草の一つ (オギョウとかゴギョ ウと言う。) * きく科のほとんどは虫媒花である。ただヨモギ、ブタクサ、オナモミ などのなかまが風媒花であることが知られている。 ◆ オオアレチノギク (むかしよもぎ属) ・ 茎に、開出した軟毛が多い。 ・茎や葉の色が灰色がかった緑色に 見える。 ・舌状花の舌状部がほとんど目立たない。 ◆ ヒメムカシヨモギ (むかしよもぎ属) ・北アメリカ原産の2年草。 ・葉の下方のものには、まばらなきょ歯があり 上方のものほどまばらになる。 ・筒状花まわりに白い舌状花が多数並ぶ。 ・葉や茎の色は深い緑色に見える。

(12)

たで科の植物

(ぎしぎし属) ○ たで科のギシギシ3種について ◆ エゾノギシギシ ・どれも帰化植物である。 外花被 ・雌花の花被片のへりの形がそれぞれ違う。 内花被 葉の巾が広く 長い 両性花と雌花 ◆ ナガバギシギシ がある 中央脈が赤く なる事が多い ◆ アレチギシギシ 葉の巾が狭く ナガバギシギシ 細い感じが する ・全体がやせて 細い感じが する。 ・果実を包む 外花被 花被 内果皮 (すいば属) ◆

ヒメスイバ

◆ スイバ ・ 雌雄異株 ・ 雌雄異株 柱頭 雄花 雌花 雄株 雄花 雌株 ・シュウ酸を 含み「 酸い葉」 でスイバ。 ・葉の形がいろいろである。 外花被 ・長い根茎で、地下 でつながる。 矢じり状になり 内花被 ギシギシと区別つく 果実

(13)

(いぬたで属) ◆ イヌタデ ◆ オオイヌタデ ・別名 アカマンマ ・荒れ地や河川敷等に える1年草。 ・道ばた、畑、荒れ ・さや状托葉はふちに 地によく見られる 毛(緑毛)が無い。 ・高さ20 ~ 50 ㎝の ・イヌタデに似て、 1年草。 大型。 ◆ ミゾソバ ・葉の形からウシノヒタイとも呼ばれる。 ・高さ 0.3 ~1mになる水辺に生える1年草。 ・花は枝先に集まって咲き萼からなる花被裂片は 5裂する。上部は紅色、下部は白色。 ・茎に下向きのトゲがある。 ◆ ママコノシリヌグイ ・茎にびっしりと下向きのトゲを持つ 1年草。 ・花はソバの花と似て、綺麗。茎に トゲが多く、他のものに巻き付く。 ・葉は互生。葉柄の基部に葉状の小さな 鞘状托葉があり、茎を抱く。 ・花被片は5、雄しべ8,雌しべ1、 花期は7~8月 ◆ ヤナギタデ ・湿ったところに生える1年草。 ・葉の縁と中央脈上に毛がある。 葉面の上下とも無毛で、日に 透かすと半透明の腺点がある。 ・わずかに紅色を帯びた白から 淡緑色の花をまばらにつける。 ・葉鞘の縁に毛がある。

(14)

◆ イシミカワ ・川原、田の畦など水湿地などに 生えるとげを持つつる性の一年草。 ・葉鞘はごく短く、上の縁は円く 広がって茎をかこむ。 ・茎に下向きのトゲがある。 ・葉は三角形、無毛で白緑色。葉柄 は葉身の下に楯状(丁字形)につく。 ・花は枝先に10 ~ 20 個かたまってつく。 花皮は 5 枚で果期には白→紫→青と変化し実を 包む。 ◆ アキノウナギツカミ ・水湿地などに生える 1 年草。 ・茎に下向きの刺があり、 他に絡んで伸びる。 ・葉の下面脈上にも刺がある。 ・葉鞘は膜状で先が斜めに 切った形をする。 ・枝先に淡紅色の花がかたまってつく。 ◆ シロバナサクラタデ ・湿地などで生え、地中に伸ばす根茎を枝分かれ しながらふえる多年草。 ・茎の高さ50 ~ 100 ㎝で、紅色を帯びる節がある。 ・花被は長さ3 ~ 4 ㎜で、色は白、腺点がある。 ・花には長花柱花と短花柱花の2型がある。互いの花粉の 受粉で実がなる。 ・よく似たサクラタデは花被の長さ 5 ~ 6 ㎜で全体が大きめ。

(15)

まめ科の植物

● マメ科 花の作り 旗弁 ・柱頭 ・やく 中に2枚くっついて いる ・中に子房 ↓ 翼弁(側弁) 豆のさやの形をしている 舟弁 ◆ カラスノエンドウ ◆

カスマグサ

(そらまめ属) (そらまめ属) ・小葉の先が ・カラスノエンドウとスズメノエン 矢筈状にへこむ。 ドウの中間と言う事で この名がある。 ・種が 5 ~ 10 粒 ・種は4粒 ・別名 ヤハズエンドウ ・花には柄ほとんど無い。 ・実の鞘が熟すと黒くなる。 ・人里の草地に普通に 見られる。 実の鞘が熟し黒い ◆ スズメノエンドウ ◆ ヒナカラスノエンドウ (そらまめ属) (そらまめ属) ・ 県内で帰化してい るのが見つかった。 ・種子は2粒 ・花に柄がなく萼に 毛が多い。 ・小葉が5枚前後 ・カラスノエンドウより全体に小型 なのでこの名がある。 ・カラスノエンドウをごく

(16)

シロツメクサ

コメツブツメクサ

(しゃじくそう属) (しゃじくそう属) ・マメ科の花の 集まり ・一年草、帰化植物。 ・オランダからの ・葉は3つの小葉か ガラス器具の間に らなる複葉。 詰めてあった、草 小葉の先がへこむ。 の種からの帰化。 ・花は葉の根もとから出る長い柄に、 ・稔るほどに花が下を 5 ~ 20 個の小さな蝶形花を下向き むく。 につける。 ◆ ナヨクサフジ ◆ ヤハズソウ (そらまめ属) (はぎ属) ・花と小葉 ・托葉 ・葉 ・花 ・実 ・クサフジの花と托葉 ・複葉。小葉に斜めに並ぶ側脈が目立つ。 クサフジの花 クサフジの托葉 ・淡紅色の花が葉えきに 1 ~ 2 個つく。 ・種子は1個で熟しても裂けない。 ◆

ネムノキ

(ねむのき属) ◆

クズ

(くず属) ・山野に生える大型 めしべ のつる性、多年草。 おしべ ・濃い紅紫色をした おしべ1 本 花冠 翼弁の花を総状に 付ける。 ・花冠(緑色)とがく ・がく は目だたない ・雄しべ 10 本が合体している。 ・実はマメの様だが花が異なるので、 ・太い根からデンプンがとれ、くず粉とし ネムノキ科とする分類もある。 て使われてきた。 ・枝先に 10 ~ 20 個の花が頭状に集まる。 ・秋の七草の一つ。 ・葉が出てから睡眠運動をする。

(17)

きんぽうげ科の植物 (きんぽうげ属) ◆ キツネノボタン ◆ ケキツネノボタン 萼が反りかえる 先端がくるりとまく 先端はまかない ・小葉やきょ歯の先が尖らない。 ・茎、葉に立った毛が多く生え、葉は やや幅が狭く先が尖り、きょ歯も ・葉の形がボタンに似る。 鋭い。 * この仲間の植物の若いものはよくセリと間違えられ、中毒事件を おこす。この属のものはみな有毒と考えられる。 (いちりんそう属) ◆ キクザキイチリンソウ ◆ アズマイチゲ ◆ ニリンソウ ひるがお科の植物 ◆ ヒルガオ (ひるがお属) ◆ コヒルガオ (ひるがお属) ・葉の基部は耳とな り、下方に張り出す。 ・ヒルガオより花や葉が 小さい。 ・萼片の外に2 枚の包 があり、包の先が尖ら ・葉の先は尖り耳の部分 ない。 は左右にほぼ直角には りだす。 ・おしべ5 。めしべ 1 の柱頭はふくらんで 2 ・包のさきが尖る。

(18)

◆ トキワハゼ (ごまのはぐさ科 さぎごけ属) ・畑・道端で見られる1 年草 トキワハゼの花 ・ムラサキサギゴケにそっくりだが下のような 違いがある。 トキワハゼ ムラサキサギゴケ ・ランナーを出さない。 ・ランナーをのばして広がる ・春から秋まではなをつけ ・花は春だけ。湿ったところ る。 を好む。 ・花の色は 上唇は紫。 ・花の色は淡紫~紅紫色で濃 下唇は少し紫 い。下唇に黄褐色の斑紋があ がかった白色 る。 セリ科の植物 (ちどめ属) チドメグサの花 子房 チドメグサ 花(実)が葉より上につきでる オオチドメ ・ 茎は糸のように ノチドメ 細い。葉につや 花(実)が葉柄より短い チドメグサの葉 ・葉の裏に長い毛 まばらにある。 ヒメチドメ ノチドメ ・葉面は無毛、花序は 葉より上に出る。 オオチドメ 葉の切れ込み浅い 葉の切れ込み深い ヒメチドメ

(19)

ブドウ科の植物 ◆

ノブドウ

(ぶどう属) ◆ ヤブガラシ (やぶがらし属) おしべが花弁と 対になる 花弁は緑色 花弁と 花弁 おしべが 午前中に 落ちる。 めしべ 花盤 花盤 ・青い実がなる。中には虫こぶになっているも ・花弁とおしべが落ちた後の花盤がオレンジ のもあり、タマバエの幼虫が入っている。 色になり美しい。 ◆

ヘクソカズラ

◆ ヤエムグラ (あかね科へくそかずら属) (あかね科やえむぐら属) ・茎は左巻きにからむ。 子房 ・全体に悪臭がある。 花 ・花の作りが面白い。 ・おしべのつきかた。 ・茎や葉・花・果実 ・ めしべの形 にとげがあり他の植 ・ 花冠の中の密生する毛 物に引っかかって伸びる。 ・花は 白 、 中 が 暗 い 赤色 に染まっている。 ・本来の葉は2枚で他の4~6枚は葉と同じにな ・ 対生についている葉間に托葉がある。 った托葉(葉状托葉)である。

ウマノスズクサ

◆ アオツヅラフジ (うまのすずくさ科うまのすずくさ属) (つづらふじ科あおつづらふじ属) ・サキソホン形の花。 ・雌雄異株。雌株に実 が付く ・花筒の中に逆 毛があり、入っ ・花弁は萼片より短い。 た虫は出られな 先が 2 つに裂ける。 くなる。 ・衣服を入れるかご「つ ・花粉が出来花がしおれた頃、花粉を付け づら」をこのつるで作 た虫が出られる。 った。

(20)

イネ科の植物 ◆ ススキ (すすき属) ◆ オ ギ ・小穂に「ノギ」がある。 ・小穂に「ノギ」がない。 ・小穂の基部についている白い毛は ・小穂の基部の銀白色の毛は小穂のながさ 小穂と同じくらいの長さである。 の3~4倍ある。 ・葉舌に毛がある。 ・葉舌に毛がない。 ・茎は根もとに多数集まって大きな ・地下茎が横に伸び、節や先の方から 株になる。 茎が1本づつ直立して生える。 ・花の頃には茎の下の方の葉が枯れて 落ちる。

(21)

◆ エノコログサ (えのころぐさ属) ◆ アキノエノコログサ ・花穂が犬の尾に似ていることから名が付いた。 別名、ネコジャラシ。 ・エノコログサの穂はまっすぐ立ち、 ・アキノエノコログサの穂は垂れる。 ・穂から出る毛は芒でなく、小穂の柄から 生じる長い突起である。 ・エノコログサの穂の中の種子が2枚の小さな鱗状の包頴に完全に包まれ 見えないが、 アキノエノコログサは中の種子が見える。 ◆ キンエノコロ (えのころぐさ属) ・高さ 50 ~ 90 で花期が 8 ~ 10 月の 1年生草本。 ・花穂はエノコログサより小さめの 円柱状でまっすぐに立つ。 ・小穂は 2.8 ~ 3 ㎜で付け根に多数の 黄金色の芒がある。 ◆ メヒシバ (めひしば属) ◆ オヒシバ (おひしば属) ・地表を這う 茎から立ち上 ・茎の先に花 がった茎の先 序の枝を出し に細い穂を数 枝の片側に緑 本放射状に広 色の扁平な小 げる。 穂が2列に並 ぶ。 ぶ ・花序の枝の片側に小穂が びっしり2列に並んでつく。 ・小穂は先のとがった被針形で緑色。 ・葉は線形で縁に白い長い軟毛が散生する。 ・小穂は果実が熟すと基部で折れ、 脱落する。

(22)

ばら科の さくら属 ◆ ソメイヨシノ ・江戸時代の末頃、江戸の染井村の植木職人が育てていた エドヒガンとオオシマザクラの雑種が広まったもの。 ・蜜腺(葉柄に) ・つぼ形、萼片の下部はふくらむがエドヒガンほど くびれない。 ・花序に柄がない。 ◆ オオシマザクラ ・伊豆諸島などに分布していた桜がオオシマザクラとして 広まり、葉は香り(クマリン)が良いので塩づけにして サクラ餅に用いられる。 ・葉柄の上部に蜜腺 ← ←・ 鋸歯の先が長い。 ← ・葉の展開とほぼ同時に花が咲く。普通、花色は白っぽい。 ・花糸、花柱、子房、萼は無毛。 ◆ カスミザクラ ・県内では角田・弥彦など海岸腺にそって良く見られる。 ・蜜腺は葉柄上部にある。 ・花柄や葉柄に毛のある ← ← ものが多い。 ← ・鋸歯は重又は単鋸歯で、 ← 鋭くとがる。 ・花、花糸、花柱、子房は無毛。萼のふちは全縁。 ・苞の縁には鋸歯がある。

(23)

◆ オクチョウジザクラ ・ 角田、弥彦、新津丘陵では3月初めから花を咲かせる。低木。 ・ 葉の形が特徴的で見分けやすい。 ← ・鋸歯がとがらない重鋸歯。 ← ・花を横から見ると、丁の字の形にみえる。 ◆ ウワミズザクラ ・新潟では、花の蕾を塩漬けにして食べ、香りがアンズの種の 仁に似た香りがあることから「杏仁子」アンニンゴと呼ぶ。 ・材は硬く金剛桜と呼ぶ地方も。 ・花期は6月上・中旬。 新枝の先から伸びた総状花序 に、径 6 ㎜ほどの花をつける。 ・花の付く枝に葉がある。 ← ・葉の先は尾状にとがり、縁に鋭い鋸歯がある。 ← ・樹皮や枝は紫褐色で、樺細工等に使われる。 ◆ イヌザクラ ・樹皮や新枝は灰白色である。 ・花期は 6 月上、中旬。 ・花はまばらに付いているように見える。 ・枝の節から出た 5 ~ 10 ㎝の花序に沢山の小さい 花を咲かせる。 花序の根もとに葉はつかない。

(24)

ドングリなどの実のなる木

ぶな科の植物に、日本の森林を構成する重要な樹木が多い。

家具材や食用としてクリをはじめ、ブナやシイ類はおなじみである。

渋抜きの必要ないナラ類のドングリは、古代の人々の主要なたべものであった と言われている。

果実はクリのいがやドングリのお椀など、殻斗といわれる総包に包まれてか く と いるのがぶな科の大きな特徴である。 ぶな科の植物 ◆

ブナ

(ぶな属) ・よく似たイヌブナ(県内ではあまり見られない)がある。 葉脈の数がイヌブナの方が多い。(イヌブナは 10 ~ 14 対) ・種のよく なる 年が数年間隔 であり、翌年種から芽を出す 幼生が見られる年とまったく見られない年とがある。 ・幹を伝わる雨水を見ることができる。(樹幹流) ◆ クヌギ (こなら属) ・クヌギの実の幼生 ・葉の側脈が16 対~ 20 対で、平行してへ りに達する。下面は淡 黄緑色で、脈のうえを 除いて無毛。 ・きょ歯の先端はのぎ クヌギの葉の鋸歯 状に長くつきでる。 ・暖帯・温帯の山地に生える高木で、薪炭やシイタケの原木などに植林された。 ◆ クリ (こなら属) ・葉ののぎ状の突起はクヌ ギにくらべて短く、先端附 近まで葉脈組織がついて いる。 ・葉の下面には微毛のほか、 小さい腺点が散らばってい る。 クリの葉の鋸歯 ・暖帯・温帯の高木で日本 には広く分布する。

(25)

◆ コナラ (こなら属) ◆ ミズナラ (こなら属) ・葉柄が長い ・葉柄が ごく短い ・葉は上半分が幅が広く基部は丸い。 ・葉のきょ歯は大ぶりでとがり、やや浅裂状 ・葉の下面は長い軟毛が多く灰白色、 ・葉の基部は細くなり、ごく短い葉柄の左右 を帯びる。 に耳たぶ状につきだす。 ・枯れ葉が長く残り、ついている。 ・雑木林に生える。 ・山麓などの雑木林に生える。 ◆

ナラガシワ

(こなら属) ◆ カシワ (こなら属) ・コナラを大きくした形で、葉柄が長い。 ・葉のきょ歯は大きく、丸く、浅裂状。 ・葉の下面は星状毛を密生して灰白色。 ・葉の下面は星状毛や短毛が密生して, ・雑木林に生える高木。 灰白色 ◆ シラカシ (こなら属) ◆ アカガシ (こなら属) ・宮城・新潟 ・葉は厚くつ 以西。 やがある。 ・扁平で厚みの ・春、雄花は下 のある葉。 垂し、上に雌 花を数個付け ・4月下旬頃、雄 る。 花序を下垂し、上部 ・果実は堅果で、10 月頃結実する。 に雌花が付く。

(26)

マテバシイ

(まてばしい属) ◆

スダジイ

(しい属) ・九州南部などの ・タブと共に、暖地性照葉樹林を代表する樹 暖かい所に自生 種の一つ。 する常緑の高木。 ・花が咲いた翌年の秋 ・実は花が咲いた にドングリの実が成 翌年に熟し2 ~ る。 3㎝の大きなド ングリになる。 ・佐渡御島石部神社の ・縄文の頃の主食と言われ、各地に植えら シイ樹叢は本種北限 れ救荒植物とされてきた。 にあたり、県の天延記念物である。 くるみ科 ◆ オニグルミ (くるみ属) ◆ サワグルミ (くるみ属) ・葉は互生、奇数羽 ・雌雄同株。雌雄異花 状複葉。小葉は対 生。星状毛が多数。 ・新枝の先に雌花序、 枝の基部には雄花序 ・雌雄同株、雌雄異 が垂れ下がる。 花。 ・葉は奇数羽状複葉で ・枝先に雌花がつき、包のなかから赤い花柱が 互生する。 でる。雄花序は前年の葉えきからたれさがる。 ・主に谷筋にのみ ・種子は子房に富みいろいろな食用に使われて 分布する。 いる。 ゆずりは科 ◆ ユズリハ (ゆずりは属) ◆ エゾユズリハ (ゆずりは属) ・どちらも雌雄が異株である。 ・花にはがく・花弁がない。 退化した雄ずい 雄花 雌花 ユズリハ エゾユズリハ 樹高 高さ 10m・直径 30 ㎝ 高さ 3m 直径 10 ㎝位 公園で咲くユズリハ花 葉 長さ 20 ㎝・巾 6 ㎝ 長さ 15 ㎝・巾 4 ㎝位 側脈 10 ~ 19 本 8 ~ 10 本 分布 北海道・東北北部を 北海道・中部以北の 除いて分布 日本海側

(27)

すぎ科 ◆ メタセコイア ◆ ラクウショウ (めたせこいあ属) (ぬますぎ属) ・枝につく葉は2列 ・枝には長短2種類有 対生する。 り、長枝の葉は鱗片 状でらせん状につく。 ・枝の先端に冬芽が 短枝の葉は線形で基 出 来 る と そ の 枝 は 部がくびれる。 落ちないが、冬芽 の出来ない枝は落 ・秋に葉は黄変し、小 ちる。 葉・葉柄・小枝まで 落ちる。枝のうち先 端に冬芽の出来た物 ・この 属は 、三 木茂により 化 石で発見 さ は越冬し、出来ない れ発表された。5年後に中国で生きたも 物は落ちる。 のも見 つかった。、化石の方が先見 つか り、命名されたのは非常に珍しい。 ◆

アオキ

(みずき科あおき属) ◆

ヒメアオキ

(みずき科あおき属) ・どちらも雌雄別株 花弁4(雄花に葯が 4 こ 雌花は 1 こ) ・花粉化石の研究から「アオキはヒメアオキが進化した」との可能性が高まった。 アオキ ヒメアオキ ・長さ8 ~ 25 ㎝ 巾2 ~ 12 ㎝ ・長さ7 ~ 16 ㎝ 巾2 ~ 4.5㎝ 葉 ・葉上部に荒い鋸歯、葉は無毛 ・鋸歯は荒くて目立たない 公園で咲く雄花(右)と雌花(左) ・葉柄上側に浅い溝 ・葉柄上側にV 字状の溝あり。 樹高 ・2 ~3 m 太さ 6 ㎝ ・1 m 太さ1.5 ㎝ 果実 ・1.5 ~ 2 ㎝ ・1.2 ~ 2 ㎝ 分布 北海道・本州日本海側 その他 新潟にアオキとヒメアオキの中間種が発見されている。

かばのき科の植物

◆ イヌシデ (くましで属) ◆ アカシデ (くましで属) ・果包鋸 歯の切れ 込みが深 い ・果包鋸歯の切 れ込みが浅い。 ・新緑と同時に花 も咲く。 ・ 新 緑 の 展 ・雌雄同株。 ・雌雄異花 開と同時に花が開く。 ・葉の側脈は 10 ~ 15 対 ・雌雄同株。・雌雄異花 ・花穂の長さ 4 ~ 10 ㎝。 ・葉の側脈は12 ~ 15 対 ・若い枝や葉柄が赤い。

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◆ サワシデ (くましで属) ◆ ハンノキ (はんのき属) ・雌雄同株。 ・雌雄異花 ・春早く枝先端 ・果包の鋸歯は に尾状の雄花序 細かく浅い切れ と、近くの葉え 込み。 きに雌花序が付 く 。 ( ヤシャブシは 雄花序に柄が無く枝から直接斜上する。) ・花期は5月 ・雌雄同株。 ・水辺や水湿のある低地にはえる。 ・果包が蜜に付き、長さ 4 ~ 15 ㎝の 果穂が下垂する。 ・古くから稲木とされてきた。

すいかずら科の植物

◆ ムシカリ (がまずみ属) ◆ ガマズミ (がまずみ属) ・花期は初夏。 ・縮緬状の ・葉の形は、ほ 葉の形か ぼ円形に近い物 らオオカメノキ から菱形に近い の名もある。 物までいろいろ ある。 ・花期 春。 ・白い大きな花は、装飾花で無性花。 ・葉柄に開出毛が多い。葉は表面に点在す る程度、裏面の脈状にやや長い毛がめだつ。 ・実は渡り鳥などに食べられ、種子が 南に運ばれる。 ・花は香りが良く、よい蜜源になる。 ◆ ヤブデマリ (がまずみ属) ◆

ノリウツギ

(ゆきのした科 あじさい属) ・花期5 ~ 6 月 ・花期 7 ~ 8 月。 ・花序の周辺に ・装飾花は萼片が は花冠が5 つ 花弁状に変化した に分かれた装 もの。 飾花があり、 その1 つは不 ・なかの両生花の 稔である。 萼片と花弁共に5 枚。 ・東北から北陸に毛のないものが多く、 ケナシヤブデマリとよばれている。 ・樹皮から和紙をすくのに、のりをとる。

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◆ アズキナシ ◆ シナノキ (ばら科 ななかまど属) (しなのき科 しなのき属) ・葉は互生し側 ・ 葉 は 互 生 、 先 脈は8 ~ 10 対 は 尖 る 。 基 部 (まれに13 対) は通常、心形。 ・葉に明瞭な側 ・花は両生花、 脈があり、側 淡 黄 色 の 花 を 脈が葉の裏に さかせる。 突出している。 ・5 ~ 6 月に白色の 5 弁花を開く。 ・花序の柄に包が1つつく。 ・秋に小豆大の赤い実をつける。 ・樹皮の内皮は、靭皮繊維が強く、シナ布を作る。 ◆ カラスザンショウ ( みかん科さんしょう属)◆ イヌザンショウ ・3㍍くらいの大 ・サンショウ に似ているが異なるの 木になりサンシ でイヌ(否)の言葉が付いた。 ョウと異なると 名が付いた。 ・サンショウとの違いは、芳香が 無く、刺が互生(サンショウは対 ・複葉の葉の中軸 生)で見分けられる。 に刺があり、茎 にも大きな刺が ・果実は煎じて、咳止めなどの薬用 ある。 に使われてきた。 ・7 ~ 8 月に枝先に花序を出し、多くの花を 密生させる。 ・秋に枝ごと種子を落とし、中の黒い種子は 独特の香りがする。 ◆ テイカカズラ (きょうちくとう科 ていかかづら属) ・茎から気根を出し、他のものに固着する。 ・成木になると樹皮から離れ、枝を空中に伸ばす。 ・花期 6 月~ 実がなると又咲かせる。 ・花は5裂した筒状花をつけ、白から淡黄色に なりジャスミンに似た芳香がする。 ・細長い袋果が縦に裂け、中から冠毛の付いた種子を風にのせて飛ばす。 ・和名は謡曲の「定家蔓」による。

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シ ダ の 仲 間 ● シダの用語 裂片 小羽片 葉 ソーラス・胞子嚢群 身 包膜 胞子嚢 中軸(葉軸) 羽片 小羽片 根茎 最下羽片 鱗片 葉柄 鱗片 ◆ ヒカゲノカズラ (ひかげのかずら科) ・小さな葉は放射状に開く。 ・胞子嚢穂は直立し、長い柄を持つ。 ・アマノウズメノ尊が天の岩戸の前で、このカズラ を素肌に巻いて舞ったと言われている。

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◆ ベニシダ (おしだ科) ◆ リョウメンシダ (おしだ科) 小羽片 小羽片 ・包膜が赤い ・葉の色や光沢が表も裏も同じ。 ◆ ナライシダ (おしだ科) ◆ イヌワラビ (おしだ科) 小羽片 ・ソーラスは最小 羽片に1 ~ 4 コ ・中央から下の 羽片には柄がある。 ◆ ゼンマイ (ぜんまい科) ◆ ワラビ (こばのいしかぐま科) ・根茎は地中を長く 胞子葉(実葉) 這い、群落を作る。 葉の裏面は多毛。 ←

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◆ クジャクシダ (わらび科) ◆ ヤブソテツ (おしだ科) ・葉、光沢は少ない ・葉は鮮緑色。 紙状草質。 淡い暗緑色。 羽片は 15 ~ 25 対 ・胞膜は灰白色。 ・ヤブソテツの羽片 ・クジャクシダの小羽片 耳状突起 丸み 先の方に鋸歯あり 不規則な波状縁 ◆ シシガシラ (ししがしら科) ・胞子葉 ・栄養葉 ・よく似た仲間にオサシダがある。 ・シシガシラ ・オサシダ (ししがしら科) ←胞子葉 中肋が良く ←中肋がはっきり見えない。 栄養葉→ 見える。 胞子葉→ ←栄養葉 鱗片は線形→ ←鱗片は狭卵形

参照

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