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No.3-2 動検時報第 3 号目次 検疫部長就任の挨拶 3 企画連絡室長就任の挨拶 3 トピックス 家畜伝染病予防法の改正について( 企画連絡室企画調整課 ) 4 GW における広報キャンペーンについて ( 企画連絡室企画調整課 ) 4 東日本大震災について 4 仙台空港出張所仮事務所の開設につい

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○ Whats New !

® 仙台空港は東日本大震災による津波で大きな被害を受けました。 急ピッチで復旧作業が行われ、国内線が徐々に再開し、国際線再開に向けて準備が進めら れています。

動 検 時 報

Vol.44-3 2011.6

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◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 動検時報 第3号 目次 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

◎ 検疫部長就任の挨拶……… 3 ◎ 企画連絡室長就任の挨拶……… 3 ◎ トピックス ・家畜伝染病予防法の改正について(企画連絡室企画調整課)……… 4 ・GW における広報キャンペーンについて(企画連絡室企画調整課)……… 4 ・東日本大震災について……… 4  仙台空港出張所仮事務所の開設について(総務部)  仙台空港出張所の状況について(仙台空港出張所長)  花巻空港における震災に伴う外国政府からの緊急支援物資の検査対応について(羽田空港支所)  東日本大震災に対する災害救助犬の対応状況について(感染症対策専門官) ◎ 動物検疫関連情報 ・平成 22 年度動物検疫所業績発表会の概要(精密検査部…微生物検査課)… ……… 7 ・新潟港における不法上陸犬等キャンペーンについて(新潟空港出張所)……… 8 ・動物検疫所の組織構成(平成 23 年5月1日現在)(総務部…庶務課)……… 9 ◎ 所内情報 ・人事異動(平成 23 年4月2日~平成 23 年6月1日)(総務部…庶務課)… ……… 14 ・所内研修履歴(4~5月)……… 15 ◎ OIE 疾病発生状況(調査課)……… 16   韓国における口蹄疫発生状況……… 17 ◎ 畜産物・動物の輸出入検疫数量実績(平成 23 年3月、4月)(調査課)……… 18 ◎ 動検通信(企画連絡室…調査課長)……… 20

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◎検疫部長就任の挨拶

向井 清孝 4 月 1 日付けの人事異動により、検疫部長に就 任しました。本所勤務は、昭和 55 年の採用時か ら 1 年半勤務した動物検疫課、平成 15 年から3 年間勤務した企画連絡室に続いて3度目になり ます。 現在の検疫部は、動物検疫所の検査の信頼性確 保について管理指導する業務等を担当する管理 指導課、輸出入動物に対する検査等を担当する動 物検疫課、並びに輸出入畜産物に対する検査等を 担当する畜産物検疫課の3課からなり、多岐にわ たる守備範囲の広い業務を実施しておりますが、 私は、どんな業務であっても、真摯に取り組み、 着実に取り進めることが重要だと思っています。 平成 20 年に行政評価・監察結果が出され業務の 適正化に取り組んでいるところですが、特に検査 の現場では、愚直と言われても1件1件の検査を 決められた方法に従い、確実に実施し、それを積 み重ねていくことが唯一世の中から評価をいた だける方法と思っています。また、検査の信頼性 確保については、各所で標準作業書に基づく検 査の実施とその管理が定着してきたところです が、今年度は、難題ながら、さらに一歩進めて ISO17025 の取得を目指しております。これもい かに確実な検査を実施していくかということの 表れと考えていただければ幸いです。このほかに も検疫部として取り組むべき課題は山積してお り、また、検疫部長の特命事項の業務もあるよう です。私は、もとより微力ではありますが、職責 を全うするため全力を尽くす所存ですので、職員 をはじめ、関係各位のご指導とご協力をよろしく お願い申し上げます。 蛇足ながら、7年間の単身生活に付き合ってく れた愛馬も自宅近くの乗馬クラブに戻ることが できました。馬好きな方是非ご連絡ください。

◎企画連絡室長就任の挨拶

鎌川 浩之 この度、4月1日付けをもちまして企画連絡室 長を拝命いたしました。 私は昭和 63 年に動物検疫所で採用となり、動 物検疫課及び精密検査課を経験した後、当時の本 省畜産局衛生課へ異動となりました。その後、同 局他課、経済局(当時)、OIE 本部(パリ)勤務 等を経験し、平成 18 年に約 20 年ぶりに当所に戻 り、危険度分析課等を経て企画連絡室業務に初め て本格的に携わることとなりました。 入省した頃と比べ、国際化の進展による輸入 動・畜産物の多様化・大量化、海外渡航者の激 増、霊長類や水産動物といった検疫業務の守備範 囲の拡大、電子化の進展等により、業務量は質・ 量ともに劇的に増大し、加えて 2000 年以降は長 年発生のなかった口蹄疫や高病原性鳥インフル エンザの他、我が国初の BSE 発生等、重要疾病が 認められ、必然的に私達の業務に対する国民の関 心も高く、職責の重さを痛感している次第です。 動物検疫は、家畜の伝染性疾病の病原体の侵入 防止のための動物・畜産物を対象とする水際での 検査及び検査に基づく措置を通じた侵入リスク の効果的低減を使命としています。当該機能と国 内防疫措置との適切な連携により、疾病の発生リ スクは効果的に管理されることになります。動物 検疫と国内防疫の連携は、切り離すことのできな い重要なものとして、一層の強化が求められてい ます。 昨年の宮崎県における口蹄疫発生時の対応の 検証結果を反映し、「家畜伝染病予防法の一部を 改正する法律」が本年4月に公布され、水際防疫 では携帯品としての畜産物の持込みや農場立寄 り等について、旅客に対して質問票等により確認 が可能となり、検疫探知犬の活動強化と併せて携 帯品検査の強化が方向づけられました。 また、本年 10 月には当室に「危機管理課」が新 たに発足し、当室も「企画管理部」に名称変更す る予定となっており、リスク管理とともに危機管 理面の強化も図っていくこととされております。 このように当室における業務内容も、年々、多様 化が進み、より複雑化する傾向にある中、刻苦勉 励の精神をもって室員一丸となって努力する所 存ですので、関係各位の皆様の動物検疫に対する 御理解・御協力を賜りますよう、よろしくお願い 申し上げます。

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◎トピックス

・家畜伝染病予防法の改正について

(企画連絡室 企画調整課) 平成 22 年4月の宮崎県での口蹄疫、平成 22 年 11 月以降の高病原性鳥インフルエンザの発生を 踏まえて、家畜の伝染病を早期に発見するための 届出制度や発生農家等への支援の充実、海外から の病気の侵入を防ぐための水際検疫の強化など の措置を講じるために、家畜伝染病予防法が改正 され平成 23 年4月4日付けで公布されました。 改正のポイントは、以下のとおりです。 1)水際での検疫措置を強化。2)家畜の所有 者の責務(日頃から消毒等の衛生対策の適切な実 施、家畜の飼養・衛生管理の状況の都道府県への 報告等)。3)一定の症状を示す家畜を発見した場 合の獣医師・家畜の所有者の都道府県への届出。 4)口蹄疫等の患畜・疑似患畜の殺処分に際して の特別手当金(通常の手当金と合わせて全額を補 償。ただし、通報などの防止措置を怠った者に対 しては減額)。5)飼養衛生管理基準への埋却地 の確保等の規定。6)口蹄疫のまん延を防止する ための感染していない家畜の殺処分の実施(国が 全額補償)。7)都道府県の消毒設備の設置及び 通行車両の消毒。 この中の「水際での検疫措置の強化」の方法と して、①家畜防疫官が、法的強制力をもって入国 者に対して、質問および携帯品の検査を行うこと ができること、②①の検査の結果、要消毒物品を 発見した際は消毒ができること、③ 動物検疫所 長は航空会社・空港等に対して協力を求めること ができ、航空会社・空港等は要請に応じるよう努 めなければならないこと、が規定されました。 このため、動物検疫所では、今後、入国者に対 して、質問票を配布し、海外での畜産関連施設等 への立入りの有無及び土の付着した靴等の所持 について、記入していただき、該当者へは、要消 毒物品の消毒や帰宅後の洗濯等の指導を行うこ ととしています。

・GWにおける広報キャンペーンについて

(企画連絡室 企画調整課) 動物検疫所では、平成 22 年 11 月の韓国での口 蹄疫の再発生を受け、年末年始、春節等海外から の人の出入国が多くなる時期に主要空港等にお いて、広報キャンペーンを行ってきました。 本年のゴールデンウィークには、新千歳空港、 成田空港、羽田空港、中部空港、関西空港及び福 岡空港で広報キャンペーンを実施しており、海外 へ出かける旅行者等に対して、海外からの肉持込 みの制限等についてのパンフレット等を配布し、 説明を行いました。 また、一部の空港では、検疫探知犬イメージ キャラクターのクンくんも一緒に PR 活動を行い ました。 クンくんは、子供や女性に人気があり、握手や 一緒に写真撮影を行う際、旅行者から職員に具体 的な品物についての日本への持ち込みが可能か どうか質問がありました。 今後も、機会をとらえて、旅行者や国民に向け た積極的な情報提供や効果的な広報の実施する ことで、海外からの海外悪性伝染病の侵入防止に 努めていきます。

・東日本大震災について

~仙台空港出張所仮事務所の開設について~ (総務部) 平成 23 年3月 11 日の東日本大震災により、仙 台空港出張所事務所は壊滅的な被害を受け業務 を行えない状況でしたが、4月 18 日に関係機関 の協力を得て、次のとおり仙台第3合同庁舎内に 仮事務所を開設いたしました。 〒 983-0842 宮城県仙台市宮城野区 五輪 1-3-15 仙台第3合同庁舎7階 電 話 022-742-0811 FAX 022-742-0812

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~仙台空港出張所の状況について~ (仙台空港出張所長) 平成 23 年3月 11 日(金)午後2時 46 分頃、緊 急地震速報と同時に激しい揺れを感じました。揺 れが収まった瞬間に安否報告をするための携帯 電話だけを持ち、建物外へ避難したところ、旅客 ターミナルビルから「津波が来るぞ!」という声 が聞こえました。その声に促され、旅客ターミナ ルビル最上階(3階)へ避難する間に週休者及び 出張者へ「皆無事か?事務所勤務者は全員無事。 本所へ連絡願う」と携帯電話からメール送信しま した。その後、携帯電話は安否確認サイトへもつ ながらなくなりました。 同日午後4時頃、仙台空港は津波に飲み込ま れ、館内は一時騒然となりました。日没前に開か れた関係者会議で通信を含めライフライン全て 不通、仙台空港は孤立状態にあり、本日の空港脱 出は不可能と知らされました。同日夕方、空港へ 避難された近隣住民を含めた約 1300 名へ販売品 である菓子等が食料として提供されました。一晩 中、石油施設が炎上し、季節外れの大雪が降る寒 い夜でした。夕方以降、空港内に設置された非常 用公衆電話から本所へ電話を掛け続けましたが、 つながりませんでした。 翌 12 日(土)、日が昇ってから1階部分へ降り ると、中2階まで津波による浸水を受けており、 大木や車が建物内へ流れ込んでいました。当所事 務所の壁はめくれ上がり、職員の着替えは元よ り、津波被害を避けるため天井近くに保管してい た災害用物資、書架や複合機までも全て流されて いました。他官庁職員と工夫し、携帯電話への充 電を試みましたが、外部への連絡は出来ませんで した。この日も津波により冠水した水が引くこと なく、通信を含めたライフラインが途絶えた仙台 空港で一日を過ごしました。震災発生から2日 経った 13 日(日)、滑走路一部から水が引いたこ とから、バスや徒歩により空港対岸の道路へ出る ことが出来ました。 自宅のライフライン完全復旧までには、一月近 くかかりました。給油は困難のため、自家用車を 利用する人は少なく、食料調達には徒歩や自転車 を利用しました。購入まで数時間待ちの行列に加 え、購入数や入店時間の制限が設けられました。 家族人数分の食料を調達するには、1日数回買い 出しする必要がありました。 震災直後も管内空港では通常通り定期便が運 航する他、災害救助犬や緊急支援物資の到着があ り、海港における検査等もありました。仙台空港 事務所での対応が不可能な中、当所業務の継続に あたり、各空海港関係者の皆様へは大変ご不便を お掛け致しました。また、交通網の遮断により、 当所からの対応が困難な空港へは各所から出張 応援をいただきました。更には本所各課のご尽力 をいただき、仮事務所を開設するに至りました。 これからは次のステップとして、仙台空港新事務 所立ち上げへ向け、所員一同取り組んで参りま す。今後とも宜しくお願い致します。 職員による復旧作業 ~花巻空港における震災に伴う外国政府からの 緊急支援物資の検査対応について~ (羽田空港支所 大川 裕人) この度の東日本大震災を受けて、3月 14 日よ り花巻空港(岩手県花巻市)は、食料品や衣料等 の緊急支援物資の輸送等に活用するため、運用 時間が 24 時間となりました。これに伴い、万が 一、緊急支援物資に動物検疫の検査対象物が含ま れていた場合に迅速な検査対応ができるよう、3 月 17 日から3月 24 日までの間、花巻空港への出 張を命じられました。 緊急支援物資は、被災地へ速やかに輸送される ことが最重要です。動物検疫所の対応もこのこと

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を踏まえつつ、この有事に口蹄疫等の家畜の悪性 伝染病の侵入を許さぬよう、関係法規に基づく適 切な対応が求められました。 このことから、現地入り後、検査に万全を期す ため、共に現地入りしていた関係官署、空港関係 者等の各担当者と打ち合わせを行い、支援物資に 関する情報を確実に入手するための連絡網及び 関係者の対応について確認し、検査に備えまし た。 事前に支援物資の品目リスト等が入手できれ ば検査対象物の有無を確認し検査対応の要否を 関係者にお伝えすることができましたが、機密情 報扱いで事前に支援物資の情報を入手すること ができない場合が多く、輸送機到着後に支援物資 の品目を確認することになりました。 このような状況下でも、迅速な検査対応を要求 されましたが、関係官署、空港関係者等の各担当 者と綿密な協力体制を構築したこと、適宜企画連 絡室・職場から指示があり安心して対応できたこ とから、検査対象物の輸入はなかったものの物流 を止めることなく、無事に業務を終えられたもの と関係者の皆様には大変感謝しております。 花巻空港での検査風景 ~東日本大震災に対する災害救助犬の対応状況 について~ (感染症対策専門官) 平成 23 年3月 11 日に発生した東日本大震災に 際し、9カ国から 46 頭の災害救助犬が入国しま した(表)。 災害救助犬は3月 12 日から 17 日にかけて成田 国際空港、羽田空港、米軍横田基地及び三沢基地 に到着しました。米軍横田基地及び三沢基地に到 着した犬に対しては、出張対応により輸入検査を 行いました。 4カ国からの 16 頭については、書類及び措置 が完備であったため、証明書を発行して解放しま した。一方、書類又は措置が不備な犬について は、「犬等の輸出入検疫規則の一部改正に伴う犬 等の輸出入検疫要領の制定(追加・改訂)につい て」(平成 17 年4月 14 日付け 16 動検第 1338 号) の別添3の「係留中の災害救助犬の動物検疫所の 敷地外への持ち出し許可要領」(以下「持ち出し 要領」という。)に準じて持ち出しを許可しまし た。その中で、マイクロチップにより個体識別措 置がなされていない犬については、救助犬の特徴 を記録するとともに写真撮影を行い、指定地域以 外からの犬であって、輸出証明書に狂犬病の中和 抗体価の記載がなかった犬については中和抗体 価を確認するための採血を行った上で持ち出し を許可しました。 救助作業を実施している間、持ち出し要領の3 の(4)に基づく健康観察では、狂犬病及びレプ トスピラ病を疑う所見は認められませんでした。 その後、救助作業を終えた災害救助犬は3月 17 日から 27 日にかけて、成田国際空港、羽田空 港、新潟空港及び米軍三沢基地から帰国しまし た。米軍三沢基地から帰国した犬については、犬 の状況を聴取した上で輸出検疫証明書又は返送 証明書を発行しました。

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表.災害救助犬の受入れ状況 仕出国 頭数 到着日 帰国日 韓国 2 頭 3/12 3/23 シンガポール 5 頭 3/12 3/17 ドイツ 3 頭 3/13 3/19 オーストラリア 2 頭 3/14 3/21 メキシコ 6 頭 3/14 3/19 米国 12 頭 3/13 3/19 スイス 9 頭 3/13 3/19 英国 2 頭 3/13 3/19 メキシコ(NGO) 1 頭 3/16 3/17 オランダ(NGO) 4 頭 3/17 3/27 【お知らせ】 平成 23 年4月3日に予定しておりました掘割 川桜祭りは、東日本大震災を受け、中止いたしま した。

◎動物検疫関連情報

・平成22年度動物検疫所業績発表会の概要

(精密検査部 微生物検査課) 動物検疫所では、検疫業務に係る検査技術の向 上と円滑な業務の遂行に資するため、昭和 44 年 から「家畜防疫官会議」を開催しておりました が、平成 20 年度からは新たに「動物検疫所業績 発表会」と名称変更し、検疫業務に関する成果報 告と討議を行う場として位置付け、内容の一層の 充実強化を図っています。 本年度の発表会は、平成 23 年1月 27 日~ 28 日に開催しましたのでその概要を報告します。 国内における高病原性鳥インフルエンザの発 生に伴う緊急支援派遣を行っていたにも係わら ず、発表会には全国から多数の家畜防疫官が参加 しました。 第一部(1日目)は、各所の検査業務の現状及 び改善事例報告 18 題及び特別演題(海外技術協 力短期派遣報告)2題が、第二部(2日目)は、 検査診断事例及び技術改善のための調査研究報 告 23 題及び特別演題(平成 22 年度家畜衛生講習 会受講報告)3題発表されました。第二部では、 動物衛生研究所より、吉田国際重要伝染病研究 チーム長と佐藤動物疾病対策センター疫学情報 室長に出席をお願いし、御助言や御指導をいただ きました。 また、1日目には、特別講演として帝京科学大 学生命環境学部の村上洋介教授をお招きし、「口 蹄疫を巡る国際的家畜衛生情勢と防疫の現状」と の演題で講演をしていただき、検疫業務に大変参 考となる貴重な情報が得られました。 演題の審査については、平成 20 年度から内部 及び外部審査員グループを設置し、優秀演題の選 出及び関係学会や研究会への推薦を行っていま す。(表参照) 今回の業績発表会も昨年度同様、各所が種々の 課題に取り組み、多くの発表がありました。特に 羽田空港支所は、昨年 10 月に設置されてから間 もない中で優秀演題に選出されました。また、国 内防疫支援のため、演者が出席できず、代理発表 や紙上発表への変更等もあり、緊張感を持ちなが ら充実した内容で開催することができました。 今後とも各所で課題を見つけ、積極的かつ計画 的に課題に取り組むことで、検査技術の向上・改 善、円滑な業務遂行に資することを期待します。 表.優秀演題 第一部 関西国際空港における郵便物 検査について 関西空港支所 検疫第1課 効果的な靴底消毒について 羽田空港支所 検疫課 成田空港に輸入された犬・猫の 狂犬病抗体検査に関する調査 等について 成田支所 検疫第1課 第二部 輸入馬における馬インフルエ ンザ抗体保有状況調査及び摘 発馬群の抗体価の推移 精密検査部 微生物検査課 携帯品における指定検疫物の 持込み量の推定 精密検査部 危険度分析課

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表.外部発表等推薦演題 オーストラリア産肥育用素牛 の輸送熱事例 門司支所検疫課 輸入アルパカのヨーネ病の遺 伝子検査及び病理学的検査 ※ 精密検査部病理・ 理化学検査課 輸入馬における馬インフルエ ンザ抗体保有状況調査及び摘 発馬群の抗体価の推移 ※ 精密検査部 微生物検査課 輸入初生ひなで確認された封 入体肝炎の病理学的診断及び ウイルス学的検査 精密検査部病理・ 理化学検査課 ※ 2題は関連演題と合わせて、全国家畜保健衛生 業績発表会へ提出予定。 講演の様子

・ 新潟港における不法上陸犬等キャン

ペーンについて

(新潟空港出張所) 年明けから降り続けた雪も溶け始めた新潟空 港において、平成 23 年2月 15 日、新潟県、新潟 市、船舶代理店の関係者が集まり、不法上陸犬等 キャンペーン連絡会議が開催されました。 会議では動物検疫所感染症対策専門官により、 犬等の輸出入検疫及びコンテナ迷入猫の事例等 についての説明が行われ、関係者からはコンテナ への迷入猫の事例は過去に経験が無いことから、 捕獲の難しさ、咬傷の危険性、またコンテナ内で の猫の生存日数に関心が寄せられました。 不法上陸犬等キャンペーン連絡会議終了後、会 議の参加者の協力を得て、不法上陸犬等キャン ペーンを行いました。キャンペーンは新潟港に入 港しているロシア人の船員が乗船している貨物 船を対象とし、船員に対して啓発パンフレットの 配布を行いました。 新潟港においては、平成 19 年に本船から犬を 上陸させ、散歩させている事例が3例あり、直 ちに犬を本船に戻すよう県の職員と共に対応し、 新潟港の船舶代理店等の関係者に対して、啓発 パンフレットによる周知を行いました。その後、 同年 10 月に新潟県主催で外国犬不法上陸防止連 絡会議が新潟で初めて開催され、不法上陸犬等の 情報を共有し、連絡体制について確認しました。 また、この会議開催前に実施した船舶代理店への 調査では、以前は犬を搭載して入港する船舶は、 数隻あったが啓発パンフレットによる船舶代理 店等の関係者への周知後、犬の搭載は確認されて いない、との報告がありました。 なお、当出張所が行った平成 22 年度における 船舶代理店や関係者への調査でも不法上陸犬等 情報はありませんでした。 平成 19 年の事例以降、新潟では不法上陸犬等 の事例の報告は無く、このことは関係者の皆様の 努力によるものと思われます。今後も動物検疫所 における狂犬病の予防啓発として、今回のような キャンペーンを通じて関係機関の協力を得て検 疫制度の理解や協力を進めることが大切なこと であると感じました。 キャンペーンの様子

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・動物検疫所の組織構成 平成 23 年5月1日現在 所長 企画連絡室長 企画調整課長 (技)串田 彩 (技)吉田 稔 (技)鎌川 浩之 (技)町田 香 (技)杉浦 千尋 主任検疫官 (技)青野 幹広(兼) 主任検疫官 (技)谷 義人 調査課長 (技)土屋 直樹 (技)酒井 一彰 (技)吉村 明子 (技)笹井 陽子 主任検疫官 (技)和田 さち子 総務部長 庶務課長 庶務係長 (事)岡田 和久 (事)堂籠 秀志 (事)石井 正洋 人事第1係長 課長補佐 (事)玉置 敦 人事第2係長 (事)大竹 華夏 会計課長 経理第1係長 (事)鈴木 昇 (事)福澤 正俊 経理第2係長 課長補佐 (事)原田 双葉 (事)松本 奨 用度係長 (事)横田 光浩 調達係長 (事)河野 浩三 国有財産係長 (事)吉戸 健 管理官 (事)柴田 裕之 調整指導官 (技)吉田 和弘 統括検疫管理官 感染症対策専門官 (技)増田 真人 検疫部長 管理指導課長 (技)西本 愛 (技)向井 清孝 (技)渕上 佐知子 (技)林 史明 動物検疫課長 (技)片岡那津見 (技)山口 賢郎 (技)河本 亮一 (技)松本 英子 主任検疫官 (技)豊嶋 理沙 (技)土方 礼子 (技)村藤 義訓 (技)日比 浩之 主任検疫官 (技)小室美南子 (技)戸谷 理詩 (技)大熊 綾美(動物衛生課併任) (技)稲垣麻由子(動物衛生課併任) (技)佐藤 浩平(動物衛生課併任) (技)高橋 延之(動物衛生課併任) (技)鴨川 まり(動物衛生課併任) (技)帖佐 圭介 畜産物検疫課長 (技)福田 雅義(川崎) (技)藤澤 眞一 (技)原田喜和子 (技)吉田 啓記 主任検疫官 (技)橋本真梨子(川崎) (技)成ヶ澤 敬 (技)狩野 早耶(川崎) (川崎) (技)岡田 佳代(川崎) 主任検疫官 (技)藤澤 希(川崎) (技)珠玖 典子 主任検疫官 (技)松尾真理子 精密検査部長 微生物検査課長 (技)草刈 恵 (技)衛藤真理子 (技)大友 浩幸 (技)野口 敬紀 (技)木原 博文 主任検疫官 (技)藤田 圭佑 (技)岩中 麻里 主任検疫官 (技)青野 幹広(企画調整課併任)

・動物検疫所の組織構成

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海外病検査課長 (技)小松もと美 (技)柳澤 成江 主任検疫官 (技)福原 久江 病理・理化学検査課長 (技)水城 恵美 (技)尾坂 優之 (技)岡村 直美 (技)長谷川未央 主任検疫官 (技)原田理恵子 (技)相川 雅彦 危険度分析課長 (技)山下麻依子 (技)西口 明子 (技)青島 圭介 (技)石渡 祥子(臨任) 主任検疫官 (技)上地 幸子 北海道出張所長 (技)立野 三穂(小樽) (技)中尾 哲也 (技)金子 詠美 (技)真子 丈資(胆振) 主任検疫官 (技)栗栖 亜紀 (技)佐藤 一之 (技)鵜飼 沙織 (技)大池 徹(小樽) 主任検疫官 (技)岩田 啓(胆振) (技)鵜飼 寿 (技)竹浪亜沙子 (胆振) (技)東 俊英(胆振) (技)柴田 和男(胆振) 仙台空港出張所長 (技)榊原 路子 (技)瀬戸 秀佳 (技)古川 雅之 (技)近藤 勝 主任検疫官 (技)前田 絵美 (技)森岡 洋子 (技)中田 好郁 (技)小倉 紀子 新潟空港出張所長 (技)丸川 義文 (技)古田 敦久 清水出張所長 (技)眞下 富子 (技)平賀 英子 成田支所長 庶務課長 庶務係長 (技)靏我 英敏 (事)山崎 廣一 (事)渡辺 誠 会計係長 次長 課長補佐 (事)間瀨 英人 (技)森脇 俊英 (事)田川 英樹 調整指導官 (技)矢野 隆司 統括検疫管理官 (技)小野寺 聖 検疫第1課長 (技)小林 里美 (技)米川 和宏 (技)本田 恵美 (技)岩松 泰司 主任検疫官 (技)椛本 綾子 (技)河田 誠 (技)鈴木 章 (技)古庄 宏忠 主任検疫官 (技)竹川 正興 (技)黒木 昭二 (技)大泉 弘 (技)田中 咲子 主任検疫官 (技)渡邉 正人 (技)相田 美穂 (技)森 まどか (技)尾形 欣典 主任検疫官 (技)山本 和弘 (技)白石 美穂 (技)村瀬 弥生 (技)富山 千恵 主任検疫官 (技)小薬 優子 (技)福田 麻衣 (技)川田明日香 主任検疫官 (技)車塚 梨沙 (技)佐藤菜々美 (技)一山 昌子 (技)大桃 舞子 (技)高橋 伶奈 (技)眞鍋 大実 (技)桑原 麻衣 (技)和田佐弥香(臨任) 検疫第2課長 (技)木下 貴司 (技)林 政益 (技)國分 英行

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(技)住川 栄太 主任検疫官 (技)福士 智子 (技)佐藤 光晴 (技)野﨑 陽介 (技)松井 裕佑 主任検疫官 (技)太田 晶子 (技)岩崎 邦洋 (技)峯山 正子 (技)國分啓士郎 主任検疫官 (技)安藤 雄介 (技)澤田奈津子 (技)松田 莉朋 (技)高柳 亮 主任検疫官 (技)龍 可奈子 (技)荒井 陽子 主任検疫官 (技)長江 和紀 (技)野本 英絵(任任) (技)菅井 優香(任任) (技)長倉 基裕(臨任) (技)千葉真那美(臨任) (技)遠藤可奈子(臨任) 検疫第3課長 (技)長田 幸恵 (技)山田 淳志 (技)下平 浩己 (技)山口 菜美 主任検疫官 (技)浅倉 将人 (技)勝俣 亙 主任検疫官 検疫第4課長 (技)粕谷 和史 (技)阿久澤義徳 (技)下久保奈都美 主任検疫官 (技)夏目 和良 羽田空港支所長 庶務課長 庶務係長 (技)桶谷 良至 (事)井川 幸造 (事)中村 知香 会計係長 次長 (事)岩田 浩幸 (技)渕上 誠 調整指導官 (技)渡邊 富義 統括検疫管理官 (技)田澤 瑞帆 検疫課長 (技)米内 浩晶 (技)小岩井正博 (技)百瀬 智子 (技)牧田 昇 主任検疫官 (技)富田 桂 (技)小川 富生 (技)大川 裕人 主任検疫官 (技)高安 珠路 (技)吉峯 達夫 (技)間 夏彦 主任検疫官 (技)岡 恵美奈 (技)藤澤 景子 (技)渡辺 有美 主任検疫官 (技)木村奈津子 (技)小林理絵子 (技)南 久美子 (技)村田 健 主任検疫官 (技)本田 省吾 (技)東 樹理 (技)佐々木 愛 主任検疫官 (技)福地 祐太 (技)川西 伸一 (技)上原 知江(臨任) 主任検疫官 東京出張所長 (技)永友 孝昌(千葉) (技)小林 朋存 (技)新川麻理子 (技)鈴木 剛史 主任検疫官 (技)山本 朋子 (技)小平 明宏 (技)梶原 篤 (技)牧之瀬 史 主任検疫官 (技)荻原 絵美 (技)中島 一雄 (技)舘 衣稚子 (技)岩城小百合 (技)中村 恵一 (技)上岡 大祐 (技)田村 圭絵 (技)岡崎まどか (技)中村 彬 中部空港支所長 庶務課長 庶務係長 (技)田村 孝 (事)山本 弘美 (事)宇佐美 忠 会計係長 次長 (事)今安 豊 (技)大塚 誠也 調整指導官

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統括検疫管理官 (技)岡田 正人 検疫課長 (技)福冨 武 (技)小林 恵子 (技)橋本 行彦 (技)屋仲 正則 主任検疫官 (技)原田 善夫 (技)佐藤 隆一 (技)宮地祐香子 主任検疫官 (技)矢野 貴則 (技)横山理恵子 (技)平井明希子 主任検疫官 (技)中嶋 直綱 (技)貞末 竜伺 (技)山崎 裕子 主任検疫官 (技)有馬 恵美 (技)江崎由妃子 (技)今野 峻之 (技)井上明日香 名古屋出張所長 (技)北野 喬大 (技)立崎 昌子 (技)渡辺 沙紀 (技)山口 香子 主任検疫官 (技)加藤あかね (技)大野 はるみ (技)佐藤 貴之 主任検疫官 (技)福冨 麗子 小松出張所長 (技)森 一郎 (技)高橋 雅志 (技)野中 潤 (技)兒嶋 瑠美 関西空港支所長 庶務課長 庶務係長 (技)森本 博夫 (事)和田 節男 (事)西宇 賢次 会計係長 次長 (事)池上 智美 (技)杉崎 知己 調整指導官 (技)小野田 裕 統括検疫管理官 検疫第1課長 (技)中原 一馬 (技)大石 紀夫 (技)石塚 敏子 (技)前田 雅史 主任検疫官 (技)濱名 仁 (技)福田 一幸 (技)藤岡 友人 (技)相場 俊樹 主任検疫官 (技)三宅 雅子 (技)小川 成美 (技)田中 正和 (技)齊藤美恵子 主任検疫官 (技)佐々木 文 (技)百井 秀樹 (技)佐瀨智香子 (技)吉田きり佳 主任検疫官 (技)中村 一紀 (技)横尾 昭恵 (技)山本 智士 (技)宮田 鮎美 (技)小宮山園実 (技)阿南 拓 (技)松村 朋恵 検疫第2課長 (技)黒田 正爾 (技)浅岡 正弘 (技)小財 恵 主任検疫官 (技)森田 悦至 小松島出張所長 (技)川邉 俊生(高松) (技)坂井 理一 主任検疫官 (技)水出 元(高松) 神戸支所長 庶務課長 庶務係長 (技)永長 浩樹 (事)志田 康 (事)野間 久栄 会計係長 次長 調整指導官 (事)十市 達也 (技)浅井 雅俊 統括検疫管理官 (技)人見 十郎 検疫課長 (技)内波 健二 (技)根城 博一 (技)横山 一星 (技)松村 友美 主任検疫官 (技)唯野 剛史 (技)勢古貴九秀 (技)渡邊 美和

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(技)佐野 光 主任検疫官 (技)金子 拓也 (技)中西 久美 (技)高村 麻子 (技)瀬口 渥子 (技)上野 春夫 (技)斉藤 一美 大阪出張所長 (技)高橋多喜子 (技)笹田 陽子 (技)廣澤 千恵 (技)大月 寿栄 主任検査官 (技)住吉 理穂 (技)若菜 俊敦 (技)玉野麻紀子 (技)坂本 有希 主任検査官 (技)岡本 悠介 (技)大野 貴文 (技)藤原 茉依 (技)柴田 明弘 (技)葛井 陽介 (技)副島 光高(臨任) (技)八王子元美(任任) (技)有川 玄樹(任任) (技)山本 賢二 岡山空港出張所長 (技)名藤 正人 (技)中野 英治 (技)永野敬太郎 主任検査官 広島空港出張所長 (技)畑野 成幸 (技)河本 俊博 (技)日比 徳子 (技)大浜 友子(臨任) 門司支所長 庶務課長 庶務係長 (技)小田 茂 (事)永田 文明 次長 庶務係主任 (技)入来 理 調整指導官 (事)宮崎 理香 (技)鈴木 章則 会計係長 統括検疫管理官 (事)大野 貴宏 (技)千葉 昌彦 検疫課長 (技)新居 朋昭 (技)鈴木 一弘 (技)久保 顕志 (技)齋藤 恵 主任検疫官 (技)鈴木麻希子 (技)福田 史乃 (技)福田 雅史 (技)岩崎 俊輔 主任検疫官 (技)秋田 紗希 (技)加藤 政治 (技)工藤 美雪 (技)遠藤まり絵 主任検疫官 (技)小谷 啓 (技)吉岡 成美 (技)若宮 香理 (技)行田 彩生 (技)前原 靖浩 (技)鮫島 毅行 博多出張所長 (技)野地沙也加 (技)鳥山眞由美 (技)梅村 諭志 (技)久保 祐理 主任検疫官 (技)平野 友香 (技)金田 直子 (技)西岡 崇政 (技)森田 真未 福岡空港出張所長 (技)堀江 文乃 (技)遠藤 明仁 (技)桐原 志保 (技)梅村 幸子 主任検疫官 (技)辛嶋 純 (技)谷津 昌彦 (技)田嶋 慈恵 主任検疫官 (技)岡崎 崇 (技)金田 幸樹 長崎空港出張所長 (技)堤 啓介 鹿児島空港出張所 (技)大木 伸也 (技)田中 耕司 (技)茂木 渉 (技)立原 聡子 主任検疫官 (技)田村 愛子 (技)鈴木 秀人 (技)正木 温子 (技)加藤 友啓 (技)泥谷 義和

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沖縄支所長 庶務課長 庶務係長 (技)守野 繁 (事)櫻田 眞一 (事)野地 宏昌 会計係長 調整指導官 (事)内田 康基 (技)籠島 恵介 統括検疫管理官 検疫課長 (技)友利あずさ (技)新堀 均 (技)吉田 英二 那覇空港出張所長 (技)太郎良陽子 (技)林 仁子 (技)村山 孝治 主任検疫官 (技)酒井 輝明

・人事異動

(平成 23 年4月2日~6月1日まで) (平成 23 年4月8日付け) 梅村 幸子 職務復帰(門司支所福岡空港出張所) (平成 23 年4月 15 日付け) 田上 勝則 退職(独立行政法人家畜改良セン ター改良部生産衛生課長)(本所検 疫部付) 帖佐 圭介 育児休業(本所検疫部動物検疫課兼 本所総務部庶務課) (平成 23 年4月 16 日付け) 浅井 雅俊 神戸支所調整指導官(羽田空港支所 検疫課長) 藤澤 眞一 本所検疫部畜産物検疫課長(北海道農 政事務所消費・安全部安全管理課長) 小岩井正博 羽田空港支所検疫課長(本所検疫部 畜産物検疫課長) (平成 23 年4月 18 日付け) 山下麻依子 職務復帰(本所精密検査部危険度分 析課) 八王子元美 神戸支所大阪出張所(任期付任用) 大浜 友子 神戸支所広島空港出張所(臨時的任用) (平成 23 年4月 21 日付け) 藤岡 友人 職務復帰(関西空港支所検疫第1課) (平成 23 年4月 25 日付け) 藤田 圭佑 退職(本所精密検査部微生物検査課 (臨時的任用)) (平成 23 年4月 26 日付け) 大坪 千尋 育児休業(本所精密検査部微生物検 査課) 藤田 圭佑 本所精密検査部微生物検査課(臨時 的任用) (平成 23 年4月 29 日付け) 帖佐 圭介 職務復帰(本所検疫部動物検疫課兼 総務部庶務課) (平成 23 年4月 30 日付け) 浅羽 清一 退職(独立行政法人家畜改良センター 改良技術専門役(個体識別部担当)) (成田支所検疫第1課主任検疫官) 堀口 英司 退職(独立行政法人家畜改良セン ター技術部技術第一課改良技術第 2係長)(羽田空港支所東京出張所) 石渡 祥子 退職(本所精密検査部危険度分析課 (任期付任用)) (平成 23 年5月1日付け) 吉田 和弘 免 消費・安全局畜水産安全管理課 併任(本所調整指導官兼消費・安全 局畜水産安全管理課)

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石渡 祥子 本所精密検査部危険度分析課(臨時 的任用) 加藤あかね 中部空港支所名古屋出張所(臨時的 任用) 有川 玄樹 神戸支所大阪出張所(任期付任用) (平成 23 年5月5日付け) 副島 光高 退職(神戸支所大阪出張所(臨時的 任用)) (平成 23 年5月6日付け) 住吉 理穂 育児休業(神戸支所大阪出張所) 副島 光高 神戸支所大阪出張所(臨時的任用) (平成 23 年5月 16 日付け) 瀬戸 秀佳 本所統括検疫管理官(本所仙台空港 出張所長) 成ヶ澤 敬 沖縄支所検疫課長(本所検疫部畜産 物検疫課主任検疫官川崎分室駐在) 免:川崎分室駐在 新堀  均 本所仙台空港出張所長(沖縄支所検 疫課長) 佐藤 一之 本所検疫部畜産物検疫課主任検疫 官川崎分室駐在(本所北海道出張所 主任検疫官) 澤田奈津子 本所北海道出張所主任検疫官(成田 支所検疫第2課主任検疫官) 榊原 路子 成田支所検疫第2課主任検疫官(本 所仙台空港出張所) 作間  明 羽田空港支所東京出張所(臨時的任用) 近藤  勝 独立行政法人消費安全技術センター 肥飼料安全検査部飼料鑑定第二課専 門調査官(本所仙台空港出張所) -以上-

・所内研修履歴(4~5月)

【平成 23 年度初任者研修】 期間: 平成 23 年 4 月 25 ~ 27 日 場所: 横浜本所 人数: 22 名 内容: 動物検疫の役割、総務事務に関する知識の 付与、CIQ 他官署の業務に関する知識の付 与など

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◎OIE疾病発生状況

OIE 疾病発生状況 2011 年 3 月~ 2011 年 4 月分 Vol.24-10 ~ 18) 最終届出日 最終発生報告日 国名 地域 疾病 対象動物 同居数 発生数 死亡数 処分数 と殺数 2011.4.29 2011.4.29 韓国  GYEONGSANGBUK-DO HWANGHAE-BUKTO KANGWON-DO ULSAN METROPOLITAN CITY

CHUNGCHEONGNAM-DO 口蹄疫 牛 0 22 1 0 0 豚 4,745 304 140 1,884 0 種不明 0 6 0 0 0 2011.4.29 2011.4.18 韓国  JEOLLANAM-DO GYEONGSANGNAM-DO GYEONGSANGBUK-DO CHUNGCHEONGNAM-DO GYEONGGI-DO 高病原性鳥インフルエンザ 鳥 338850 3072 3002 335848 0 2011.4.29 2011.4.7 中国 GUIZHOU T'AI-NAN XINJIANG P'ENG-HU 口蹄疫 牛 252 87 12 240 0 羊 / 山羊 7 0 0 7 0 豚 1744 315 37 1449 0 2011.4.28 2011.4.28 イスラエル HAZAFON 口蹄疫 牛 1570 83 0 0 0 2011.4.28 2011.4.28 イスラエル JEHUDA & SAMARIAHAMERKAZ 羊痘 羊 129 14 3 0 0 2011.4.27 2011.4.27 ギリシャ VOREIO AIGAIONOTIO AIGAIO ブルータング病 牛 101 7 0

山羊 103 27 0 2011.4.26 2011.4.26 ベトナム VINH LONG QUANG TRI QUANG NGAI QUANG NINH TIEN GIANG Bac Kan DAK LAK HA NAM NGHE AN NAM DINH BINH DINH Hai Phong 高病原性鳥インフルエンザ 鳥 23294 16555 7776 12844 0 2011.4.26 2011.4.26 イスラエル HADAROM HAZAFON HAIFA HAMERKAZ TEL AVIV JEHUDA & SAMARIA

ニューカッスル病 鳥 1,724,336 186,044 50,768 1,610,563 0 野生種 1 1 2011.4.26 2011.4.26 ジンバブエ MATABELELAND SOUTH 口蹄疫 牛 60878 15 0 0 0 2011.4.26 2011.4.26 バーレーン NORTH 鼻疽 馬科 96 4 2 2 0 2011.4.26 2011.4.26 インドネシア GORONTALO 高病原性鳥インフルエンザ 鳥 4709 710 817 4119 0 2011.4.22 2011.4.15 日本 FUKUOKAMIYAZAKI 馬伝染性貧 馬 156 7 0 2 0 2011.4.22 2011.4.11 中国 CHIA-I 低病原性鳥インフルエンザ 鳥 5,900 41 0 0 0 2011.4.22 2011.4.22 コンゴ ITURI 炭疽 牛 247 17 7 7 10 2011.4.21 2011.4.21 バングラデッシュ DHAKA BARISAL CHITTAGONG RAJSHAHI KHULNA RANPUR 高病原性鳥インフルエンザ 鳥 507,052 74,518 74,518 432,534 0 2011.4.19 2011.4.19 ロシア ARKHANGEL'SKAYA OBLAST NIZHEGORODSKAYA OBLAST MURMANSKAYA OBLAST ARKHANGEL'SKAYA OBLAST LENINGRADSKAYA OBLAST KRASNODARSKIY KRAY アフリカ豚コレラ 豚 561 207 140 170 0 2011.4.19 2011.4.19 モンゴル SUKHBAATAR 高病原性鳥インフルエンザ 野生種 3 3 0 0 2011.4.18 2011.3.8 ボツワナ MAUN 口蹄疫 牛 250 14 0 0 0 2011.4.15 2011.4.15 フィンランド ITÄ-SUOMI 鶏伝染性気管支炎 鳥 11700 11700 0 0 0 2011.4.15 2011.4.15 日本 FUKUOKA スクレイピー 山羊 4314 01 01 00 00 2011.4.14 2011.3.29 アメリカ合衆国 MISSOURI 低病原性鳥インフルエンザ 鳥 29,000 15,000 14,000 2011.4.11 2011.4.4 ブルガリア BURGAS 口蹄疫 牛 681 46 0 504 0 豚 29 12 0 29 0 羊 / 山羊 598 247 0 598 0 水牛 72 72 0 72 0 2011.4.11 2011.4.11 南アフリカ WESTERN CAPE PROVINCE アフリカ馬疫 馬科 54 34 28 0 0 2011.4.11 2011.4.11 南アフリカ WESTERN CAPE PROVINCE 高病原性鳥インフルエンザ 鳥 14913 100 100 0 0 2011.4.11 2011.4.11 イスラエル JEHUDA & SAMARIA 高病原性鳥インフルエンザ 野生種 1 1 0 0 鳥 13,000 1,000 200 12,800 0 2011.4.15 2011.4.8 日本 HOKKAIDO AOMORI CHIBA AICHI NARA MIE HYOGO TOTTORI SHIMA NE NAGASAKI MIYAZAKI 高病原性鳥インフルエンザ 鳥 470,000 203 203 469,797 0 野生種 11 11 0 0 2011.4.7 2011.4.7 ドイツ MECKLENBURG-VORPOMMERNBADEN-WURTTEMBERG 牛白血病 牛 24 2 0 0 1 2011.4.5 2011.4.5 南アフリカ WESTERN CAPE PROVINCEEASTERN CAPE PROVINCE

NORTHERN CAPR PROVINCE リフトバレー熱

牛 4974 14 11 0 0 羊 28551 450 440 0 0 山羊 3377 25 11 0 0

2011.3.30 2011.3.30 チャド

MAYO KEBI EST N'JAMENA MAYO KEBI OUEST

CHARI-BAGUIRMI MAYO KEBI OUEST

TANDJILE LOGONE OCCIDENTAL

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OIE 疾病発生状況 2011 年 3 月~ 2011 年 4 月分 Vol.24-10 ~ 18) 最終届出日 最終発生報告日 国名 地域 疾病 対象動物 同居数 発生数 死亡数 処分数 と殺数 2011.3.25 2011.3.25 オランダ ZEELAND 低病原性鳥インフルエンザ 鳥 127,500 10 0 127,490 0 2011.3.24 2011.3.24 オーストリア OBEROSTERREICH ブルータング病 牛 30 1 0 0 0 2011.3.24 2011.3.24 ベリーズ CAYO ベネズエラ馬脳炎 馬科 3 1 0 0 0 2011.3.23 2011.3.23 ミャンマー SAGAING 高病原性鳥インフルエンザ 鳥 7,480 2,150 976 6,504 0 2011.3.23 2011.3.23 南アフリカ KWAZULU-NATALGAUTENG 口蹄疫 牛 116,112 60 0 0 0 2011.3.21 2011.3.21 ロシア ZABAJKAL`SKIJ KRAY 口蹄疫 牛 1,518 117 0 0 0 豚 73 1 0 0 0 羊 2,865 0 0 0 0 2011.3.20 2011.3.20 アルジェリア BECHAR NAAMA ADRAR TINDOUF TAMANRASSET 小反芻獣疫 山羊 734 61 0 0 0 羊 579 88 0 0 0 2011.3.18 2011.3.18 南アフリカ WESTERN CAPE PROVINCE アフリカ馬疫 馬科 597 6 5 0 0 2011.3.17 2011.3.4 韓国 JEOLLABUK-DO 低病原性鳥インフルエンザ 鳥 50,000 6 0 50,000 0 2011.3.16 2011.3.3 パレスチナ WEST BANK 高病原性鳥インフルエンザ 鳥 2,000 2、 000 2,000 0 0 2011.3.16 2011.3.16 ホンジュラス LEMPIRACOPAN ベネズエラ馬脳炎 馬科 323 7 7 0 0 2011.3.16 2011.3.16 ニューカレドニア DUMBEA リーシュマニア 犬 3 1 0 0 1 2011.3.14 2011.3.14 スロヴァキア PRESOV 炭疽 牛 134 1 1 1 0 2011.3.10 2011.3.10 南アフリカ KAWAZULU-NATUL 口蹄疫 牛 1,183 854 0 0 0 山羊 18 9 0 0 0 羊 10 3 0 0 0 2011.3.9 2011.3.9 ルーマニア TULCEA 低病原性鳥インフルエンザ 鳥 20 20 2011.3.7 2011.3.7 タンザニア MBEYA アフリカ豚コレラ 豚 78 10 3 0 0 2011.3.7 2011.3.7 インド TRIPURA 高病原性鳥インフルエンザ 鳥 14,316 380 380 13,936 0 2011.3.4 2011.3.4 香港 HONG KONG 高病原性鳥インフルエンザ 鳥 1 1 0 0 2011.3.4 2011.3.4 ベリーズ STANN CREEKCAYO 水胞性口炎 豚 17 7 0 0 0

馬科 3 1 0 0 2011.3.4 2011.3.4 ミャンマー MANDALAY 豚繁殖・呼吸障害症候群 豚 559 559 210 0 0 2011.3.4 2011.3.4 ケニア WESTERNNYANZA アフリカ豚コレラ 豚 356 200 165 0 60 2011.3.3 2011.3.3 パレスチナ WEST BANK 高病原性鳥インフルエンザ 鳥 2,000 2、 000 2,000 0 0 情報元ホームページアドレス http://web.oie.int/wahis/public.php?page=weekly_report_index&admin=0 2011 年 3 月~ 2011 年 4 月までに OIE へ報告された頭数の集計値 韓国における口蹄疫発生状況  韓国では、平成 22(2010)年 1 月に口蹄疫が発生し、6 月には一端終息したものの、11 月の再発が確認されました。

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◎畜産物・動物の輸出入検疫数量実績(平成23年3月、4月)

(単位: KG) 品目名 輸入 輸出 3 月 4 月 3 月 4 月 骨類 骨 2,424,238 2,570,003 - - 砕骨 916,421 880,509 - - 蹄角 3,750 25,882 - - 骨腱 67,835 107,241 - - 蹄角粉 67,345 140,322 - - その他の骨 - - - - 計 3,479,589 3,723,957 0 0 肉類 牛肉 冷蔵 23,535,747 19,034,886 20,799 14,326 冷凍 29,392,350 25,728,939 26,832 43,042 その他 33,621 27,994 - - 加熱処理 362,622 363,438 - - 豚肉 冷蔵 23,589,206 22,376,174 2,031 1,186 冷凍 55,477,449 61,095,563 96,795 28,193 その他 - 6,353 63 21 加熱処理 1,000,406 1,192,503 - - めん羊肉 2,242,936 2,531,899 - - 山羊肉 22,495 39,781 - - シカ肉 102 - - - その他の偶蹄類肉 129 - - - 加熱処理その他の偶蹄類肉 - - - - ハム 229,365 152,422 546 404 加熱処理ハム 227 34,120 - - ソーセージ 862,818 907,473 1,998 1,588 加熱処理ソーセージ 2,297,634 2,423,977 - - ベーコン 145,246 232,830 375 143 加熱処理ベーコン 543 513 - - 馬肉 352,324 431,063 6 - 兎肉 3,212 3,763 - - 犬肉 - - - - 家禽肉 35,244,151 41,331,056 99,959 24,307 家禽加熱処理肉 29,706,714 31,939,963 75,988 - 非 加 熱 その他の肉 牛 696,799 661,976 - 495 豚 168,143 194,740 11,314 303 家禽 15,222 34,626 11,854 13,935 その他 70,433 114,039 2,014 3,502 加 熱 処 理 その他の肉 牛 140,862 135,410 - - 豚 4,065,759 4,298,183 7 - 家禽 2,639,788 2,633,447 - - その他 533,506 557,695 - - 計 212,829,807 218,484,828 350,581 131,445 臓器類 牛臓器 256,739 210,519 - - 豚臓器 14,486 61,694 101 200 その他の偶蹄類臓器 2,498 1,110 - - 加熱処理牛の臓器 - - - - 加熱処理豚の臓器 - - - - 加熱処理その他の偶蹄類臓器 - - - - 偶蹄類以外の臓器 55,925 69,425 36 - 消化管等 2,136,355 2,316,690 22,346 43,230 加熱処理消化管等 296,268 172,615 - - ケーシング 362,178 178,041 - 14,740 脂肪 1,819,007 2,056,707 - - 非加熱その他の臓器 4,464 5,053 - - 加熱処理その他の臓器 - - - - 加熱処理家禽臓器 341,807 330,659 - - 加熱処理その他の家禽臓器 7 943 - - 計 5,289,732 5,403,455 22,483 58,170

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(単位: KG) 品目名 輸入 輸出 3 月 4 月 3 月 4 月 卵類 殻付卵 7 31,077 8,566 - 液卵 686,689 928,561 - 500 その他の卵 0 - - - 計 686,697 959,639 8,566 500 皮類 牛皮 1,948,371 1,933,937 1,324,651 1,170,251 豚皮 160,296 176,542 6,263,974 6,503,332 めん羊皮 - 25,920 - - 山羊皮 46 41 - - シカ皮 46,911 45,629 - - その他の偶蹄類の皮 - - - - 馬皮 172,624 200,094 - - 兎皮 51,950 22,050 - - 犬皮 - - - - その他の皮 - - - - 計 2,380,198 2,404,212 7,588,625 7,673,583 毛類 牛毛 - - - - 豚毛 625 1,374 - - 羊毛 - 1,681 - - 山羊毛 38,732 17,093 95 358 シカ毛 - - - - その他の偶蹄類の毛 3,935 11,285 - - 馬毛 1,832 12,663 26 - 兎毛 22,120 9,120 - 1,040 羽毛 259,221 282,545 30,916 16,287 犬毛 - - - - その他の毛 4,643 - - - 計 331,107 335,760 31,037 17,685 ミール類 血粉 157,029 254,032 200 - 肉粉 50 51 - - 肉骨粉 - - - - 羽毛粉 - - - - 計 157,079 254,083 200 0 その他 精液(アンプル) 45,203 105,227 - 5 受精卵(個) 166 145 - - ふん・尿 - - 108,000 1,744,168 わら類 穀物のわら 18,267,470 15,867,150 - - 飼料用の乾草 62,655 - - - その他 45,452 93,570 - - 計 18,375,577 15,960,720 108,000 1,744,168 総計 243,529,786 247,526,654 8,109,492 9,625,551 (単位:頭、羽、群) 動物名 3 月 輸入 4 月 3 月 輸出 4 月  牛 - 1,928 - -  豚 180 280 - -  その他の偶蹄類 15 15 - -  馬 33 247 41 -  兎 969 616 14 14  初生ひな(鶏) 84,971 17,469 - -  みつばち(群) 946 299 - -  指定検疫物以外の動物 - - 18,961 13,743  犬 712 547 1,114 745  猫 182 152 405 205  サル 437 396 ※解放重量ベースの速報値

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◎動検通信(企画連絡室調査課長)

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OIE のホームページ

http://www.oie.int/eng/en_index.htm

編集・発行 農林水産省 動物検疫所企画連絡室 横浜市磯子区原町 11 - 1 (045)- 751 - 5921 仙台空港出張所の仮事務所が開設されました。仮 事務所開設には、本所総務部長をはじめ、6名の職 員が応援に行きました。 仙台空港復旧に伴い、新事務所の開設に向けて準 備を進めています。 ここ数年、時報6月号の短信では、一昨年は新型インフルエンザ、昨年は口蹄疫というように、動物 検疫所が関わった社会的影響の大きい事項が起き、それを話題として取り上げています。残念ながら、 本年も平成 23 年3月 11 日、東日本大震災が発生し、テレビニュースをはじめあらゆるメディアで東北 地方の状況に関する情報が数多く流されました。 動物検疫所では、震災当日、仙台空港が津波に覆われてゆく姿が突然テレビに映り、仲間が間違いな く居る場所が一瞬にして波に洗われる映像を目の当たりにし、不安と焦燥が一段と大きくなったことは 記憶に新しいところです。 こうした震災関係の報道では、当然被災地の情報が多くを締めていましたが、その中に、過去の津波 の経験を生かして巨大な堤防を作ったり、石碑に警告を刻んで被害を最小限にとどめていたという話が 取り上げられていました。自らの被災体験に基づく知恵を後生に残し、再発を未然に防ぐという防災の 基本を改めて認識させられる出来事だと感じました。 かくいう、我々、動物検疫所の家畜防疫官は、はじめにも書いておりますように、昨年、宮崎県で発 生した口蹄疫という未曾有の災害とも言うべき体験をしており、水際検査を行っている立場として、こ の体験を生かした体制作りを農林水産省本省とも連携し取り組んでいるところです。 その一環として、去る4月4日に家畜伝染病予防法が改正され、携帯品での要消毒物品の持ち込みに 関しての質問と消毒を行えることとなりました。そのほかにも、検疫探知犬の一層の活用や検査精度の 向上、適切な検査実施の確認等様々な対策を進めることを検討しています。 震災復興が進められるなか、一気に全てを取り入ることは困難ですが、一つずつ検討し、積み重ねて ゆくことで、10 年後、20 年後、100 年後の後生に家畜防疫の大きな防波堤を残してゆけるのであろうと 考えております。

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