13.バックグラウンドでのジョブの実行

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17 13.バックグラウンドでのジョブの実行

UNIXはマルチタスクOSである.

複数のプロセスを同時に実行できる.

その方法

①複数のターミナルを立ち上げ,その中で実行する.

複数のウィンドウを開くので,メモリを消費する.

ログアウトすると,プロセスの実行が停止される.

②バックグラウンドでのプロセスの実行 コマンド &

または

コマンドを入力した後 CTRL+z bg と入力する.

どのようなプロセスが実行されているかは,ps コマンドで調べられる.また,バックグ ラウンドで実行しているプロセスを中止するには kill コマンドを用いる.

14.計算機内部での数の表現 a) 整数および自然数

① 符号+絶対値表現

左端の1ビットを符号,残りを2進数で表された絶対値とする方法.例えば1バ イトで13と−13を表すと,以下のようになる.

[10進数] [2進数]

13 00001101 −13 10001101

② 1の補数表現

絶対値を2進数で表現する.ただし,その数が負の場合は,ビットの01を反 転したものが表現となる.

[10進数] [2進数]

13 00001101 −13 11110010

③ 2の補数表現

絶対値を2進数で表現する.ただし,その数が負の場合は,ビットの01を反 転し,1を加えたものが,表現となる.

[10進数] [2進数]

13 00001101 −13 11110011

④ n増し表現

これについては各自調べよ.例えば,127増し表現では以下のようになる.

[10進数] [2進数]

13 10001100 −13 01110010

ほとんどの計算機では,2の補数表現が用いられている.

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18

( )1s×0

( )1s×0

b) 実数

浮動小数点表現

で表される.Mを仮数,bを基数,Eを指数という.同じ数を表す浮動小数点表現は たくさんある.そこで,仮数の最上位が0でないものを用い,その左隣に小数点を置 いた表現を,正規化された浮動小数点表現と呼ぶ.正規化された浮動小数点表現では,

仮数の最上位ビットは必ず1であるため,この1は省略される.また,指数の部分は 127増し(64ビットの場合1023増し)表現の整数が用いられる(標準規格19-G IEEE による).

なお,指数部,仮数部のすべてのビットが0のとき,

指数部のビットがすべて1,仮数部のビットがすべて0のとき,

指数部のビットがすべて1,仮数部が0でないときは数値でない,と決められている.

c) 桁あふれ

整数,実数ともに,決められたビット数で表現できる値には範囲がある.したがって,

演算を行うことにより結果がその範囲に収まらないことがおきる.これを,桁あふれ

overflowという.逆に,浮動小数点の場合,値の絶対値が小さすぎて表現できない場

合がある.これをとくにunderflowと呼ぶ.

レポート課題

11.a)適当なプログラムを作成し,バックグラウンドジョブとして実行せよ.また,同 じプログラムを,複数同時に実行したり,実行中のジョブの実行を停止したりし てみよ.また,logoutしたとき,バックグラウンドジョブはどうなるか.これら のことが確認できる証拠を,レポートとして提出すること.

b)単精度の浮動小数点表現で表現できる範囲,および倍精度の浮動小数点表現で表 現できる範囲を示せ(絶対値の大きい範囲だけでなく,絶対値の小さい範囲の限 界も示すこと.)

12.5ビットで表現できる整数のすべてを,符号+絶対値表現,1の補数表現,2の補数 表現,15増し表現の四つの方法で表現した一覧表を作成せよ.また,この結果から,

多くの計算機で2の補数表現が用いられている理由を考察せよ.

締 切

   :1月18日(火)午後4時(期限厳守)

提出先:システム事務室

32ビット表現 符号 指数 仮数

1bit 8bit 23bit

64ビット表現 符号 指数 仮数

1bit 11bit 52bit

( )

−1 s ×M ×bE

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参照

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