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発達障害者地域生活安心サポーター養成講座テキスト案

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Academic year: 2021

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平成 28 年度 厚生労働科学研究費補助金 障害者対策総合研究事業(身体・知的障害分野) 

「発達障害者への支援を緊急時(犯罪の被害や加害、災害など)に関係機関が連携して  適切な対応を行うためのモデル開発に関する研究」 

分担研究報告書  

発達障害者地域生活安心サポーター養成講座テキスト案

 

研究代表者    内山  登紀夫(大正大学心理社会学部臨床心理学科) 

研究分担者    近藤  直司  (大正大学心理社会学部臨床心理学科) 

研究分担者    堀江  まゆみ(白梅学園大学子ども学部) 

研究分担者    安藤  久美子(国立精神・神経医療研究センター) 

研究協力者    山田  恵太  (アリエ法律事務所) 

 

   

           

 

A. 研究目的 

発達障害者が被災したり犯罪の加害者・被害 者になった時などの緊急事態において、支援者 や警察、避難所責任者などが適切に対応できる ようにするための方法を検討し実践モデルの開 発と国の研修で活用するための研修方法と研修 テキストの開発を行う。とくに、緊急事態に発 達障害の特性や行動の背景を地域住民や警察、

避難所担当者、マスコミ等に説明し理解を促し 問題の解決に向けて助言する役割を担う者(仮 称:発達障害者地域生活安心サポーター)を養 成する。

B.研究方法 

  緊急事態にはどのような支援が必要かを知

るために発達障害の当事者と支援者に丁寧な インタビューを行った。 コミュニケーション 障害や不注意のある発達障害の人には、一般 的なアンケートや定型的な質問で十分な情報 を得るのは困難と判断し、十分な臨床経験の ある精神科医や臨床心理士など専門家による 相手の理解度に合わせて質問をする丁寧なイ ンタビューによる情報把握に努めた。インタ ビューを行ったのは日本人当時者 24 名、英国 人当事者5名,日本人専門家37名、英国人専門 家6名である。さらに文献的検討も加え緊急 時支援に必要な項目を精選し、テキストとし てパワーポイントスライド180枚と事例検討原 稿を作成した。

【研究要旨】

  発達障害者が被災したり犯罪の加害者・被害者になった時などの緊急事態において、支 援者や警察、避難所責任者などが適切に対応できるようにするための方法を検討し実践モ デルの開発と国の研修で活用するための研修方法と研修テキストの開発を行った。特に、

本研究班で得た知見を大幅に採用し、研修テキストの内容に反映させた。その結果、①概 論、②ひきこもり支援、③リスクアセスメントと性犯罪防止プログラム、④法的支援、⑤ 多職種連携による地域包括的支援をテーマにした研修プログラムを完成させた。テキスト はスライド180枚と事例検討資料にまとめて掲載した。

(2)

C.研究結果 

  前述のインタビュー調査、文献検討等により、

緊急事態にも対処しうる支援者に必要な項目を下 記のように整理した。①発達障害に関する基礎的 な知識、②本人と直接話をするに際しての基本的 な心得・技術、③利用可能な現行制度に関する基 礎知識、④必要な専門機関とすぐに繋がれる情 報・関係性。さらに支援者・当事者のニーズが高 い⑤ひきこもり支援、触法問題に関しては⑥触法 リスクのアセスメント、⑦性被害の問題への対処 として、我が国の実情に応じた性犯罪防止プログ ラムを研修内容に採用した。また当事者はもちろ ん、支援者も加害時の法的支援についての知識が 非常に少ないことがわかったため、刑事司法手続 きの基本や「当番弁護士制度」、発達障害者地域 生活安心サポーターのモデルとなった、トラブル シューター活動を紹介する講義を分担研究者の堀 江と、その協力者のトラブルシューター活動を長 年にわたって実践している弁護士とともに担当す ることにした。 

  

D&E.考察と結論 

  我々はこれまでも同様のセミナー(トラブルシ ューター養成研修、堀江報告参照)を日本各地で 行ってきた。その蓄積に加えて、内外の当事者・

専門家 70 余名へのインタビューにより研修内容の 大幅な見直しを行い、本研修案を作成した。本研 修セミナーの内容は当事者、支援者のニーズによ り沿った内容になったと考える。今後、研修を実 際に行いつつ、アンケート等でフィードバックを 得て、さらなる検討を加える予定である。 

 

F.健康危険情報    なし 

 

G.研究発表 

一括して巻末に記載。 

 

H.知的財産権の出願・登録状況    なし 

 

参照

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